説明

半導体装置の製造方法

【課題】シリンダ状下部電極の型材となる犠牲層間絶縁膜を除去する際に、倒壊を防止する梁が形成されることで、梁と下部電極の接続部でキャパシタのリーク電流が増加する。
【解決手段】梁となる層、例えばカーボン膜86を介装した犠牲層間絶縁膜24にシリンダホールを形成し、シリンダ孔内にキャパシタの下部電極51を形成し、続いて、犠牲層間絶縁膜24をウェットエッチングにて選択的に除去した後、カーボン膜86をドライ条件で選択的に除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は半導体装置の製造方法に関し、詳しくはキャパシタの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
DRAM(Dynamic Random Access Memory)等のメモリセルは、選択用トランジスタとキャパシタとから成るが、微細加工技術の進展によるメモリセルの微細化に伴いキャパシタの電荷蓄積量の減少が問題となってきた。
【0003】
この問題を解決するため、3次元構造のキャパシタ、特にクラウン型キャパシタを採用するに到っている。すなわち、キャパシタの下部電極の外壁及び内壁の双方を電極として機能させることで、キャパシタ電極の面積を増加させている(特許文献1、2)。
【0004】
これらの特許文献では、犠牲層間絶縁膜にシリンダ孔を開孔し、該シリンダ孔の内面に沿って下部電極を形成し、下部電極を保持する梁(サポート膜)を下部電極に接着させて形成した後に、ウェットエッチングにより犠牲層間絶縁膜を除去し、染を有する下部電極上に容量絶縁膜と上部電極を順次形成するキャパシタ、及び半導体装置の形成方法が示されている。
【0005】
ウェットエッチングの工程、特にウェットエッチング液やその後の洗浄に用いる水分を蒸発する際には、表面張力によって隣接する下部電極同士が倒れて接触する問題(倒壊現象)を回避する必要がある。特許文献1、2に示されるように、下部電極を保持する構造を設けることで、この問題は解決できる。
【0006】
特許文献1の内容に基づいた、従来の半導体装置のメモリセルの縦断面図、及び平面図を、図10に示す。図10(b)は、図10(a)のA−B平面における平面図。図10(a)は、図10(b)のA−B平面における断面図。
【0007】
図10において、半導体基板1の主面上に分離絶縁膜2、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、拡散層領域5、6、ビット線8、ポリシリコンプラグ11と11a、金属プラグ12、ランディングパッド81、下部電極51と容量絶縁膜52と上部電極53よりなるキャパシタが構成されている。
【0008】
隣接する下部電極51同士は、窒化シリコン(SiN)膜より成る梁36で支えられている。
【0009】
この染36は、ウェットエッチングの工程、特にウェットエッチング液やその後の洗浄に用いる水分を乾燥させる際に下部電極51同士が接触することを防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2003−142605号公報
【特許文献2】特開2005−064504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明者がこのような梁構造について検討を行ったところ、梁と下部電極の接続部でキャパシタのリーク電流が増加する問題があることを見出した。
【0012】
これは、下部電極と梁の接着部分に応力が集中し、下部電極に断裂や亀裂が入り易く、そのために容量絶縁膜へのダメージが与えられ易いためである。このため従来のDRAMに係る半導体装置では、データの保持特性に優れた高集積度の素子を形成することが困難であった。
【0013】
すなわち、ウェットエッチングにより犠牲層間絶縁膜を除去する際に、隣接する下部電極同士が倒壊して短絡する問題を抑制した上で、キャパシタのリーク電流の増大の問題がない半導体装置の製造方法が必要であった。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明では、カーボン(C)膜等のドライ条件で選択的に除去可能な梁を下部電極に接着させて形成し、ウェットエッチングにより犠牲層間絶縁膜を除去する。その後に、この梁をアッシング法等のドライ条件により選択的に除去する。これによって、下部電極同士が倒壊して短絡することなく、かつキャパシタのリーク電流の増加を抑制できる。
【0015】
すなわち、本発明の一実施形態によれば、
犠牲層間絶縁膜にシリンダホールを形成する工程、
該シリンダホール内にキャパシタの下部電極を形成する工程、
前記犠牲層間絶縁膜をウェットエッチングにより選択的に除去して前記下部電極外壁を露出する工程、
とを備え、前記犠牲層間絶縁膜をウェットエッチングする際に、前記下部電極の倒壊を抑制する梁となる層が前記下部電極の側壁に接して形成されている半導体装置の製造方法であって、
前記梁となる層は、前記ウェットエッチングに対して耐性を有すると共に、前記ウェットエッチング後にドライ条件により選択的に除去可能な材料で構成され、
前記ウェットエッチング後にドライ条件にて前記梁となる層を除去した後、キャパシタの容量絶縁膜及び上部電極の形成工程を有する前記製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0016】
犠牲層間絶縁膜をウェットエッチングで除去する際に、カーボン膜等のドライ条件で選択的に除去可能な材料から成る梁によって、隣接する下部電極同士の接触が防止される。このため微細化を進めることが容易になる。また、梁がウェットエッチング後に除去されることで、下部電極と梁の接続部におけるリーク電流の増大のないキャパシタを形成することができる。したがって、本発明に係る製造方法により製造されたキャパシタを備えた半導体装置では、電荷の保持特性、いわゆるリフレッシュ特性が向上し、高性能の半導体装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図2】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図3】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図4】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図5】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図6】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図7】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図8】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図9】本発明の一実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの製造方法を工程順に示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【図10】従来例にかかる半導体装置のメモリセルを示す縦断面図(a)及び平面図(b)である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明による、DRAMに係る半導体装置の一実施形態例について、図1を参照して詳細に説明する。
【0019】
図1は本発明の一実施形態例により形成された半導体装置のメモリセルの縦断面図(a)、及び平面図(b)である。図1(b)は、図1(a)のA−B平面における平面図、図1(a)は、図1(b)のA−B平面における断面図である。
【0020】
図1において、シリコンからなる半導体基板1の主面を分離絶縁膜2によって区画した活性領域に、選択用トランジスタが形成されている。
【0021】
各々の選択用トランジスタは半導体基板1の主面上にゲート絶縁膜3を介して形成されたゲート電極4、及びソース領域、ドレイン領域となる一対の拡散層領域5、6から成り、隣接する2つの選択用トランジスタの拡散層領域6は一体として共有化されている。
【0022】
層間絶縁膜21上に形成されたビット線8(タングステン(W)膜)と前記一方の拡散層領域6とが、層間絶縁膜21を貫通するポリシリコンプラグ11aによって接続されている。ビット線8は層間絶縁膜22に覆われている。
【0023】
第1の窒化チタン膜より成る下部電極51と、高誘電体を用いた容量絶縁膜52と、第2の窒化チタン膜とポリシリコン膜の積層膜より成る上部電極53とが積層されてキャパシタが構成されている。
【0024】
キャパシタの下部電極51はシリンダ形状(コップ形状)をしていて、下部電極51はその底面でタングステン膜と窒化タングステン膜の積層膜より成るランディングパッド81を介して金属プラグ12と接続されている。金属プラグ12はその下方のポリシリコンプラグ11を介してトランジスタの拡散層領域5に電気的に接続されている。
【0025】
上部電極53上には、第2層配線(図示せず)が形成され両者は層間絶縁膜25を貫通する接続プラグ(図示せず)などによって電気的に接続されている。
【0026】
なお、下部電極51と接続プラグ12とをランディングパッド81を介して接続することにより、下部電極を配置する位置を調整して、最適化することができる。
【0027】
本実施形態例に係る半導体装置のキャパシタには、最終的に梁が存在しないため、リーク電流が増大する問題を回避できる。
【0028】
次に、本実施形態例による半導体装置の製造方法について図を参照して詳細に説明する。
【0029】
図2乃至図9は、それぞれ、本実施形態例に係る半導体装置のメモリセルの形成方法を工程順に示す縦断面図(a)、及び平面図(b)である。
【0030】
(図2)
半導体基板1の主面をSTI法によって形成した分離絶縁膜2によって区画する。続いて、ゲート絶縁膜3、ゲート電極4、拡散層領域5,6、ポリシリコンプラグ11,11a、層間絶縁膜21(酸化シリコン膜)、層間絶縁膜31(窒化シリコン膜)、ビット線8、ビット線8の上に層間絶縁膜22(酸化シリコン膜)を形成する。
【0031】
この後、層間絶縁膜22にコンタクト孔を開孔して、該コンタクト孔の底面部分にポリシリコンプラグ11の表面を露出させ、該コンタクト孔にチタン膜、窒化チタン膜とタングステン膜を埋め込んだ後に、コンタクト孔外のチタン膜、窒化チタン膜とタングステン膜をCMP法により除去して、金属プラグ12を形成する。
【0032】
その後、窒化タングステン膜とタングステン膜とをスパッタ法により形成し、ホトリソグラフィー技術とドライエッチング技術によりパターニングすることで、ランディングパッド81を形成する。
【0033】
(図3)
次に、層間絶縁膜32として窒化シリコン膜と、犠牲層間絶縁膜24aとして厚さ1μmの酸化シリコン膜を形成する。犠牲層間絶縁膜24a上に、厚さ100nmのカーボン膜86と、該カーボン膜86加工時のハードマスクとして酸窒化シリコン膜(SiON)29を順次形成する。カーボン膜86は、キャパシタの下部電極(後述)を保持する梁として機能する。なお、梁として機能する材料はカーボン膜86に限定されず、犠牲層間絶縁膜のウエットエッチングに対して耐性を有すると共に、ウェットエッチング後にドライ条件により選択的に除去可能な材料であればよい。
【0034】
カーボン膜86は、メタン(CH)、エタン(C)、プロパン(C)、ブタン(C10)、アセチレン(C)、プロピレン(C)、プロピン(CHC≡CH)などの炭化水素化合物ガス及び、これらの混合ガスを原料として、CVD法により形成することができる。
【0035】
(図4)
次に、ホトリソグラフィー技術と異方性ドライエッチング技術によりカーボン膜86を帯状にパターニングすることで、カーボン膜86に開口部87を形成する。
【0036】
ここでは、まずホトリソグラフィー技術によりパターン化したホトレジスト膜(不図示)をマスクとして酸窒化シリコン膜29をパターニングして、ホトレジスト膜を除去した後、酸窒化シリコン膜29をマスクとしてカーボン膜86のパターニングを行う。カーボン膜86のパターニングには酸素ガスを用いたドライエッチングを使用できる。
【0037】
酸窒化シリコン膜29は、ホトレジスト膜を露光する際の反射防止膜としての機能も兼ねている。
【0038】
開口部87の形成後に、残留している酸窒化シリコン膜29は、ドライエッチングによって除去する。カーボン膜86のパターニングは容易であるため、あらかじめ酸窒化シリコン膜29をハードマスクとして使用できる最小限の膜厚としておくことにより、除去が容易となる。また、酸窒化シリコン膜29の除去に際して、開口部87の部分で露出している犠牲層間絶縁膜24aが多少エッチングされても問題はない。
【0039】
なお、図示する開口部87の形状は一例であり、帯状とする代わりに、離間した島状の開口部を複数設けるようにパターニングしてもよい。
【0040】
(図5)
次に、カーボン膜86上に開口部87を埋込むように犠牲層間絶縁膜(酸化シリコン膜)24bを形成し、CMP法により平坦化する。
【0041】
(図6)
次に、犠牲層間絶縁膜24b、カーボン膜86、犠牲層間絶縁膜24a及び層間絶縁膜32を貫くシリンダ孔91をホトリソグラフィー技術とドライエッチング技術とにより形成し、該シリンダ孔91の底面部分にランディングパッド81の表面を露出させる。カーボン膜86には先の工程で開口部87が形成されているため、シリンダ孔91の一部のみが残存しているカーボン膜86のパターンを貫通する。
【0042】
(図7)
次に、下部電極として第1の窒化チタン膜51をCVD法によりシリンダ孔91を充填しない膜厚で成長する。
続いて、第1の窒化チタン膜51の内壁にあたる孔内にホトレジスト膜(図示せず)を充填して、シリンダ孔91底部分の窒化チタン膜51がエッチングされるのを保護しつつ、シリンダ孔91の底部及び側面部以外、すなわち、犠牲層間絶縁膜24b上の窒化チタン膜をエッチバック除去する。
さらに、有機剥離液を用いて充填していたホトレジスト膜を除去して、シリンダ型(コップ型)の下部電極51をシリンダ孔91内に残存させる。
【0043】
(図8)
次に、希釈フッ化水素酸(HF)溶液を薬液として用いたウェットエッチング法により、犠牲層間絶縁膜(酸化シリコン膜)24aと24bを共に除去して、下部電極51の外壁を露出させる。先にカーボン膜86に設けた開口部87から薬液が浸透することで、犠牲層間絶縁膜24aも除去される。この時、層間絶縁膜32(窒化シリコン膜)がエッチングストッパとして機能するため、層間絶縁膜32よりも下層部分には薬液は浸透しない。また、犠牲層間絶縁膜(酸化シリコン膜)24aと24bが除去される際に、下部電極51はカーボン膜86によって保持されているため、倒壊の発生が防止される。また、下部電極51は、層間絶縁膜32によって底部でも保持されている。ウェットエッチングは等方的に進むので、カーボン膜86の直下の層間絶縁膜24aもすべて除去される。この後、洗浄及び乾燥を行う。
【0044】
(図9)
次に、酸素ガスを用いたプラズマ・アッシング法によりカーボン膜86より成る梁を除去する。本発明では梁をカーボン膜で形成したことにより、アッシング法によって容易に梁を除去することができる。この工程では、ウェットエッチングの工程、特にウェットエッチング液やその後の洗浄に用いる水分を乾燥する工程を伴わないので、表面張力の影響を考慮する必要が無い。また底部では層間絶縁膜32によって保持されているため、梁として機能するカーボン膜86を除去しても隣接する下部電極51同士が倒壊して短絡する問題は生じない。
【0045】
(図1)
最後に、容量絶縁膜52として高誘電体膜をALD(Atomic Layer Deposition;原子層堆積)法により形成する。高誘電体膜としては、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)や、それらの積層体を例示できる。
続いて、上部電極53として第2の窒化チタン膜とポリシリコン膜の積層膜をそれぞれCVD法により形成する。上部電極53のパターニングを行い、層間絶縁膜(酸化シリコン膜)25を形成して、さらに必要な層間絶縁膜、接続プラグ、配線など(いずれも図示せず)を形成して図1に示す半導体装置を得る。
【0046】
本実施形態例では、半導体装置が完成した段階(図1)では、キャパシタの下部電極を保持する梁が存在しない。このため、従来は梁によって下部電極に印加されていた応力の影響をなくし、下部電極及び容量絶縁膜にダメージが生じるのを防止できる。このためリーク電流の増加を抑制できる。
【0047】
なお本実施形態例において、本発明の特徴とする部分以外の製造方法などは変更を加えることが可能である。
【0048】
また本実施形態例において、梁(カーボン膜86)は犠牲層間絶縁膜24aと24bの間に設けたが、犠牲層間膜を1層とし、犠牲層間膜の最上部に梁を設ける構造としてもよい。
【0049】
また、キャパシタの下部電極は外壁と内壁の双方を電極として用いるクラウン型としたが、下部電極の外壁のみを電極として使用するペデスタル型(ピラー型)としてもよい。
【0050】
本発明の適用例として、DRAMや、DRAMと論理回路素子を同一チップ上に含む混載LSI等が挙げられる。
【符号の説明】
【0051】
1…半導体基板
2…分離絶縁膜
3…ゲート絶縁膜
4…ゲート電極
5,6…拡散層領域
8…ビット線
11,11a…ポリシリコンプラグ
12…金属プラグ
21,22,25…層間絶縁膜
24a,24b…犠牲層間絶縁膜
29…酸窒化シリコン膜
31,32…層間絶縁膜
36…梁(窒化シリコン膜)
51…下部電極
52…容量絶縁膜
53…上部電極
81…ランディングパッド
86…梁(カーボン膜)
87‥梁の開口部
91…シリンダ孔

【特許請求の範囲】
【請求項1】
犠牲層間絶縁膜にシリンダ孔を形成する工程、
該シリンダ孔内にキャパシタの下部電極を形成する工程、
前記犠牲層間絶縁膜をウェットエッチングにより選択的に除去して前記下部電極外壁を露出する工程、
とを備え、前記犠牲層間絶縁膜をウェットエッチングする際に、前記下部電極の倒壊を抑制する梁となる層が前記下部電極の側壁に接して形成されている半導体装置の製造方法であって、
前記梁となる層は、前記ウェットエッチングに対して耐性を有すると共に、前記ウェットエッチング後にドライ条件により選択的に除去可能な材料で構成され、
前記ウェットエッチング後にドライ条件にて前記梁となる層を除去した後、キャパシタの容量絶縁膜及び上部電極の形成工程を有する前記製造方法。
【請求項2】
前記犠牲層間絶縁膜の下に、下層の構造物をウェットエッチングの薬液から保護するエッチングストッパ膜を形成する工程を有する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記エッチングストッパ膜は、前記下部電極を底部で保持することを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記梁となる層の上下に前記犠牲層間膜が形成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記梁となる層に、下層の前記犠牲層間膜をウェットエッチングする薬液を浸透させる開口部を形成する工程を有する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記梁となる層は、カーボン膜である請求項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記カーボン膜は、酸素を用いたプラズマアッシング法により除去される請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記キャパシタの下部電極は、前記シリンダ孔を充填しない膜厚に形成され、前記露出される外壁と共に内壁にも容量絶縁膜及び上部電極が形成される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
【請求項9】
半導体基板上に、前記キャパシタの下部電極に電気的に接続される選択用トランジスタの形成工程を有する請求項1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−233838(P2011−233838A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105532(P2010−105532)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【出願人】(500174247)エルピーダメモリ株式会社 (2,599)
【Fターム(参考)】