説明

基板処理装置

【課題】純度の高い水蒸気を大流量をもって供給する。
【解決手段】ウエハ1を処理する処理炉10に水蒸気を供給する水蒸気発生装置49は、酸素と水素とを燃焼させて水蒸気を生成する燃焼装置50と、燃焼装置50により生成した水蒸気を液化させる液化部70と、液化部70にて液化した超純水76を貯留する貯留部71と、貯留部71にて貯留した超純水76を気化して高純度の水蒸気77を大流量をもって発生させる気化部としてのヒータ74とを備えており、大流量かつ高純度の水蒸気77を水蒸気供給管75によって処理炉10内に供給する。大流量かつ高純度の水蒸気を供給することにより、ウエハ1に所望のアニールを施すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板処理装置に関し、例えば、半導体集積回路装置(以下、ICという。)の製造方法において、半導体素子を含む半導体集積回路が作り込まれる半導体ウエハ(以下、ウエハという。)にアニールを施すアニール装置に利用して有効なものに関する。
【背景技術】
【0002】
ICの製造方法において、層間絶縁膜の段差の緩和や配線間の溝埋め込み(gap fill)等に、0.1〜1.0μm程度のガラス膜をスピンコートで形成するスピン・オン・ガラス法が使用されることがある。
このスピン・オン・ガラス法においては、ガラス膜を形成した後に、アニールが施される。この際に、材料によっては、高水分(70%以上)でアニールする必要がある場合がある。
【0003】
このアニールを実施するアニール処理装置として、バッチ式縦型アニール(熱処理)装置がある。バッチ式縦型アニール装置は一度に多数枚のウエハを処理することができるので、生産性がきわめて高い。
そして、このスピン・オン・ガラス法におけるアニールにおいては、20リットル毎分程度までの大流量の水分(水蒸気)が必要となる場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のバッチ式縦型アニール装置に使用される抵抗加熱式外部燃焼装置(水蒸気発生装置)では、10リットル毎分までの流量の水蒸気の供給が限界である。
そのため、従来の抵抗加熱式外部燃焼装置に代わり、大流量の水蒸気を供給することができる水蒸気発生装置が必要となる。
その一例として、純水を気化させる水蒸気発生装置が考えられる。
しかしながら、純水を気化させる水蒸気発生装置においては、水蒸気の純度が低下するために、汚染を嫌うICの製造方法に使用するのは好ましくはない。
【0005】
本発明の目的は、純度の高い水蒸気を大流量をもって供給して所望の処理を実施することができる基板処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記した課題を解決するための手段のうち代表的なものは、次の通りである。
(1)基板を処理する処理炉と、
酸素と水素とを燃焼させて水蒸気を生成する燃焼装置と、
前記燃焼装置により生成した水蒸気を液化させる液化部と、
前記液化部にて液化した水分を貯留する貯留部と、
前記貯留部にて貯留した水分を気化して水蒸気を発生させる気化部と、
前記気化部にて発生させた水蒸気を前記処理炉内に供給する供給部と、
を有することを特徴とする基板処理装置。
(2)酸素と水素とを燃焼させて水蒸気を生成する燃焼装置と、
前記燃焼装置により生成した水蒸気を液化させる液化部と、
前記液化部にて液化した水分を貯留する貯留部と、
前記貯留部にて貯留した水分を気化して水蒸気を発生させる気化部と、
を有することを特徴とする水蒸気発生装置。
【発明の効果】
【0007】
前記(1)によれば、純度の高い水蒸気を大流量をもって供給することができるので、所望の処理を実施することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施の形態を図面に即して説明する。
【0009】
本実施の形態において、本発明に係る基板処理装置は、機能的にはウエハにアニールを施すためのアニール装置として構成されており、構造的にはバッチ式縦型ホットウオール型熱処理装置として構成されている。
【0010】
図1に示されているように、本実施の形態に係るバッチ式縦型ホットウオール型熱処理装置は処理炉10を備えている。
処理炉10は加熱機構としてのヒータ12を有する。ヒータ12は円筒形状であり、保持板としてのヒータベース11に支持されることにより垂直に据え付けられている。
【0011】
ヒータ12の内側には、例えば、炭化珪素(SiC)等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状である均熱管(外管)13が、ヒータ12と同心円状に配設されている。
また、均熱管13の内側には、例えば石英(SiO2 )等の耐熱性材料からなり、上端が閉塞し下端が開口した円筒形状である反応管(内管)14が、均熱管13と同心円状に配設されている。
反応管14の筒中空部には処理室15が形成されており、基板としてのウエハ1を後述するボートによって水平姿勢で垂直方向に多段に整列した状態で収容することができるように構成されている。
【0012】
反応管14の天井壁には複数個のガス導入口16が開設されており、反応管14の天井壁の上にはガス溜め17がガス導入口16を被覆するように設けられている。
反応管14の下端部にはガス導入部19が設けられており、ガス導入部19から反応管14のガス溜め17に至るまで反応管14の外壁に添ってガス導入管としての細管18が配設されている。
ガス導入部19から導入されたガスは細管18内を流通してガス溜め17に至り、ガス溜め17に設けられた複数のガス導入口16から処理室15内に導入される。
【0013】
反応管14の下端部のガス導入部19と異なる位置には、反応管14内の雰囲気を排気口20から排気するガス排気部21が設けられている。
ガス排気部21にはガス排気管22が接続されている。
ガス排気管22のガス排気部21との接続側とは反対側である下流側には、圧力検出器としての圧力センサ23および圧力調整装置24を介して排気装置25が接続されており、処理室15内の圧力が所定の圧力となるよう排気し得るように構成されている。
圧力センサ23および圧力調整装置24には圧力制御部33が電気配線Cによって電気的に接続されており、圧力制御部33は圧力センサ23により検出された圧力に基づいて圧力調整装置24により処理室15内の圧力が所望の圧力とさせるべく所望のタイミングにて制御するように構成されている。
【0014】
均熱管13と反応管14との間には、温度検出器としての温度センサ26が設置されている。ヒータ12と温度センサ26には、温度制御部34が電気配線Dによって電気的に接続されており、温度センサ26によって検出された温度情報に基づきヒータ12への通電具合を調整することにより、処理室15内の温度が所望の温度分布となるよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
【0015】
反応管14の下端部には、反応管14の下端開口を気密に閉塞可能な保持体としてのベース41と、炉口蓋体としてのシールキャップ42とが設けられている。
ベース41は例えば石英からなり、円盤状に形成され、シールキャップ42の上に取付けられている。シールキャップ42は例えばステンレス等の金属からなり、円盤状に形成されている。
ベース41の上面には反応管14の下端と当接するシール部材としてのOリング43が設けられる。
シールキャップ42の処理室15と反対側には、ボートを回転させる回転機構44が設置されている。回転機構44の回転軸45はシールキャップ42とベース41を貫通して、後述する断熱筒およびボートに接続されており、断熱筒およびボートを回転させることでウエハ1を回転させるように構成されている。
シールキャップ42は反応管14の外部に垂直に設備された昇降機構としてのボートエレベータ46によって垂直方向に昇降されるように構成されており、これによりボートを処理室15に対し搬入搬出することが可能となっている。
回転機構44およびボートエレベータ46には、駆動制御部31が電気配線Aを介して電気的に接続されており、所望の動作をするよう所望のタイミングにて制御するように構成されている。
【0016】
基板保持具としてのボート47は、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなり、複数枚のウエハ1を水平姿勢でかつ互いに中心を揃えた状態で整列させて保持するように構成されている。
ボート47の下方には、例えば石英や炭化珪素等の耐熱性材料からなる円筒形状をした断熱部材としての断熱筒48がボート47を支持するように設けられており、ヒータ12からの熱が反応管14の下端側に伝わりにくくなるように構成されている。
【0017】
図1に示されているように、ガス導入部19には高純度の水蒸気を大流量をもって供給することができる水蒸気発生装置49が接続されている。
図2に示されているように、水蒸気発生装置49は酸素と水素とを燃焼させて水蒸気を生成する燃焼装置50と、燃焼装置50により生成した水蒸気を液化させる液化部70と、液化部70にて液化した水分を貯留する貯留部71と、貯留部71にて貯留した水分を気化して水蒸気を発生させる気化部と、を有する。
【0018】
燃焼装置50は水素と酸素とが燃焼反応される燃焼管51を備えている。燃焼管51は石英によって両端面が閉塞された円筒形状に形成されており、水素と酸素とが燃焼反応される燃焼室52が燃焼管51の円筒中空部によって形成されている。
燃焼管51の反応管14側の端面には、送出管53の一端が燃焼室52に連通するように突設されており、送出管53の他端は貯留部71に接続されている。
送出管53の中間部は燃焼装置50が生成した水蒸気を液化させる液化部70を形成している。
【0019】
燃焼管51の外側には容器54によって被覆されたヒータ55が設置されており、ヒータ55は燃焼室52の内部を加熱するようになっている。
ヒータ55の中間部位には燃焼炎の有無を検出する紫外線センサ56の先端部が挿入されている。
図1に示されているように、紫外線センサ56はガス流量制御部32に電気配線Bによって電気的に接続されており、検出結果をガス流量制御部32に送信するようになっている。
【0020】
燃焼管51の送出管53と反対側の端面壁の中央にはノズル57が設けられている。
ノズル57は両端開口の円筒形状に形成された外管58と、一端が閉塞で他端が開口の小径の円筒形状に形成された内管59と、水素ガスと酸素ガスとを別々に噴出させるガス噴出部60とを備えており、内管59は外管58内に同心円に収容されている。ガス噴出部60は外管58の内径と等しい外径の円板形状に形成されており、内管59の閉塞側先端に同心円に配されている。
【0021】
ガス噴出部60の中心線上には、内管59の内部と連通するガス噴出口(以下、内側ガス噴出口という。)61が開設されている。
ガス噴出部60の中間部にはガス噴出口(以下、外側ガス噴出口という)62が複数個、同心円に配置されて開設されている。各外側ガス噴出口62は外管58と内管59との間の空間63に連通している。
外管58の燃焼管51と反対側開口端と内管59のガス噴出部60と反対側端部外周との間には、外管58と内管59との間の空間63を気密封止するシール部材64が嵌着されている。
外管58の中間部にはカップリング管65が突設されており、カップリング管65は外管58と内管59との間の空間63に連通している。
【0022】
図1および図2に示されているように、燃焼装置50は水素ガス供給装置66および酸素ガス供給装置67を備えている。
水素ガス供給装置66には水素ライン66aが接続されており、水素ライン66aはノズル57の内管59にMFC(マスフローコントローラ)66bを介して接続されている。酸素ガス供給装置67には酸素ライン67aが接続されており、酸素ライン67aはノズル57のカップリング管65にMFC67bを介して接続されている。
両MFC66b、67bはガス流量制御部32に電気配線Bによって電気的に接続されており、ガス流量制御部32は供給するガスの流量が所望の値となるように両MFC66b、67bを所望のタイミングにて制御するようになっている。
【0023】
貯留部71は気密室かつ液密室を形成する容器72を備えており、容器72の天井壁には液化部70を形成した送出管53の下流側端が挿入されている。
容器72の外周にはカバー73によって被覆されたヒータ74が設置されている。
ヒータ74は容器72にて貯留した水分を気化して水蒸気を発生させる気化部を構成している。
容器72の天井壁には気化部が発生させた水蒸気を処理炉に供給する水蒸気供給管75の上流側端が接続されており、水蒸気供給管75の下流側端はガス導入部19に接続されている。水蒸気供給管75には気化部が発生させた水蒸気の流量を制御するMFC(マスフローコントローラ)75bが設けられており、MFC75bはガス流量制御部32に電気配線Bによって電気的に接続されている。
【0024】
駆動制御部31、ガス流量制御部32、圧力制御部33および温度制御部34は、操作部および入出力部をも構成しており、バッチ式縦型ホットウオール型熱処理装置全体を制御する主制御部35に電気的に接続されている。
これら、駆動制御部31、ガス流量制御部32、圧力制御部33、温度制御部34、主制御部35はコントローラ36として構成されている。
【0025】
次に、前記構成に係るバッチ式縦型ホットウオール型熱処理装置によるICの製造方法におけるアニール工程を説明する。
なお、以下の説明において、バッチ式縦型ホットウオール型熱処理装置を構成する各部の作動は、コントローラ36によって制御される。
【0026】
複数枚のウエハ1がボート47に装填(ウエハチャージ)されると、図1に示されているように、複数枚のウエハ1を保持したボート47はボートエレベータ46によって持ち上げられて処理室15に搬入(ボートローディング)される。
この状態で、シールキャップ42はベース41およびOリング43を介して反応管14をシールした状態になる。
【0027】
処理室15内が所望の圧力となるように排気装置25によって排気される。
この際、処理室15内の圧力は圧力センサ23によって測定され、測定された圧力に基づき圧力調整装置24がフィードバック制御される。
また、処理室15内が所望の温度となるようにヒータ12によって加熱される。
この際、処理室15内が所望の温度分布となるように温度センサ26が検出した温度情報に基づきヒータ12への通電具合がフィードバック制御される。
続いて、回転機構44によって断熱筒48およびボート47が回転されることにより、ウエハ1が回転される。
【0028】
例えば、スピン・オン・ガラス法のアニール工程において、20リットル毎分程度の大流量の水蒸気が必要となる場合には、まず、酸素ライン67aのMFC67bが全開されることにより、MFC67bによって大流量に調整された酸素ガスが酸素ガス供給装置67からノズル57の外管58と内管59との間の空間63に供給される。空間63に供給された酸素ガスは、ガス噴出部60の複数個の外側ガス噴出口62から燃焼室52にそれぞれ噴出する。
その後、水素ライン66aのMFC66bが全開されることにより、MFC66bによって大流量に調整された水素ガスが、水素ガス供給装置66からノズル57の内管59に供給される。内管59に供給された水素ガスはガス噴出部60の内側ガス噴出口61から燃焼室52に噴出する。
なお、安全上、酸素ガスを先行して流す必要がある。
【0029】
燃焼装置50の燃焼室52の温度は、水素ガスの燃焼温度以上の温度にヒータ55によって予め上昇されているので、内側ガス噴出口61から噴出する水素ガスと複数個の外側ガス噴出口62から噴出する酸素ガスとが燃焼反応することで、水蒸気が燃焼室52において生成される。
【0030】
燃焼装置50で生成された水蒸気は燃焼管51の送出管53から貯留部71の容器72に送り出される。
この送出管53から送出される水蒸気は大流量であることにより、送出管53の途中の液化部70において容易に液化されるために、高純度の水(以下、超純水という。)76となって容器72内に滴下し貯留する。
貯留した超純水76はヒータ74によって加熱されることにより、高純度の水蒸気77となり、水蒸気供給管75から送出されてガス導入部19に供給される。
このとき、水蒸気供給管75から送出される高純度水蒸気77は、MFC75bにより流量制御されつつガス導入部19に供給される。
この高純度の水蒸気77は超純水76が気化されて生成されるものであるために、20リットル毎分程度の大流量であっても発生されることになる。
【0031】
以上のようにして、水蒸気発生装置49で発生された大流量かつ高純度の水蒸気77は、水蒸気供給管75から送出されてガス導入部19に供給され、ガス導入部19および細管18を流れてガス溜め17に至り、複数のガス導入口16から処理室15内にシャワー状に導入される。
導入された高純度の水蒸気は処理室15内を流下し、排気口20を流通してガス排気部21から排気される。
高純度の水蒸気は処理室15を通過する際に、ウエハ1と接触し、スピン・オン・ガラス法によって形成されたガラス膜に対して所望のアニールを施す。
【0032】
予め設定された処理時間が経過すると、ノズル57への水素ガスおよび酸素ガスの供給が停止される。
次いで、図示しない不活性ガス供給装置から不活性ガスが供給され、処理室15内が不活性ガスに置換されるとともに、処理室15内が常圧に復帰される。
【0033】
その後、ボートエレベータ46により、シールキャップ42が下降されて、反応管14の下端が開口されるとともに、処理済みウエハ1がボート47によって保持された状態で、反応管14の下端から外部に搬出(ボートアンローディング)される。
この後、処理済みウエハ1はボート47から取出される(ウエハディスチャージ)。
【0034】
以降、前述した作用が繰り返されることにより、バッチ式縦型ホットウオール型熱処理装置によってウエハがバッチ処理されて行く。
【0035】
前記実施の形態によれば、次の効果が得られる。
【0036】
1) 燃焼装置において水素ガスと酸素ガスとを燃焼反応させることによって水蒸気を生成し、この水蒸気を液化させた後に気化させて再び水蒸気を生成することにより、高純度の水蒸気を20リットル毎分程度の大流量をもって供給することができる。
【0037】
2) 大流量かつ高純度の水蒸気によってアニールすることにより、スピン・オン・ガラス法によって形成されたガラス膜に対して所望のアニールを施すことができる。
【0038】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々に変更が可能であることはいうまでもない。
【0039】
例えば、図3に示されているように、液化部は送出管53の途中に設置した強制冷却装置70Aによって構成してもよい。
本実施の形態によれば、大流量の水蒸気を確実に液化することができる。
【0040】
燃焼装置は前記実施の形態のように構成するに限らない。
【0041】
前記実施の形態ではアニールに使用する場合について説明したが、本発明はこれに限らず、大流量かつ高純度の水蒸気(水分)を使用する酸化や拡散等を実施する基板処理装置全般に適用することができる。
【0042】
前記実施の形態ではウエハに処理が施される場合について説明したが、被処理基板はホトマスクやプリント配線基板、液晶パネル、コンパクトディスクおよび磁気ディスク等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施の形態であるバッチ式縦型ホットウオール型熱処理装置を示す正面断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る水蒸気発生装置を示す正面断面図である。
【図3】本発明の他の実施の形態に係る水蒸気発生装置を示す正面断面図である。
【符号の説明】
【0044】
1…ウエハ(基板)、10…処理炉、11…ヒータベース、12…ヒータ、13…均熱管(外管)、14…反応管、15…処理室、16…ガス導入口、17…ガス溜め、18…細管、19…ガス導入部、20…排気口、21…ガス排気部、22…ガス排気管、23…圧力センサ、24…圧力調整装置、25…排気装置、26…温度センサ、
31…駆動制御部、32…ガス流量制御部、33…圧力制御部、34…温度制御部、35…主制御部、36…コントローラ、
41…ベース、42…シールキャップ、43…Oリング、44…回転機構、45…回転軸、46…ボートエレベータ、47…ボート、48…断熱筒、
49…水蒸気発生装置、50…燃焼装置、51…燃焼管、52…燃焼室、53…送出管、54…容器、55…ヒータ、56…紫外線センサ、57…ノズル、58…外管、59…内管、60…ガス噴出部、61…内側ガス噴出口、62…外側ガス噴出口、63…空間、64…シール部材、65…カップリング管、66…水素ガス供給装置、66a…水素ライン、66b…MFC、67…酸素ガス供給装置、67a…酸素ライン、67b…MFC、 70…液化部、70A…強制冷却装置、
71…貯留部、72…容器、73…カバー、74…ヒータ、75…水蒸気供給管、75b…MFC、76…超純水、77…高純度水蒸気。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を処理する処理炉と、
酸素と水素とを燃焼させて水蒸気を生成する燃焼装置と、
前記燃焼装置により生成した水蒸気を液化させる液化部と、
前記液化部にて液化した水分を貯留する貯留部と、
前記貯留部にて貯留した水分を気化して水蒸気を発生させる気化部と、
前記気化部にて発生させた水蒸気を前記処理炉内に供給する供給部と、
を有することを特徴とする基板処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−205246(P2008−205246A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−40401(P2007−40401)
【出願日】平成19年2月21日(2007.2.21)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】