説明

実装構造体、電気光学装置、及び電子機器

【課題】絶縁膜の開口内への部品の落ち込みを防止でき、部品電極に対して常に正常にハンダ付けを行うことができ、しかも部品電極に対するハンダ付けの状態を容易に確認できる実装構造体を提供する。
【解決手段】基板2上に配線3が形成されている。配線3を覆って基板2上に絶縁膜4が設けられている。絶縁膜4内に開口8が形成されている。その開口8において配線3にランド9が接続されている。絶縁膜4上に部品6が配置されている。部品6は電極6a,6bを備えている。ランド9と電極6a,6bとがハンダ11によって導電接続されている。部品6の一部は平面視でランド9の外側へ延在し、ランド9の一部は平面視で部品6の外側へ出ている。部品6の一部がランド9の外側へ出ているので、部品6は開口8の中へ落ち込むことが無く、常に、ハンダ11によってランド9と電極6a,6bが正常に導電接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック等から成る基材上に銅等といった金属材料によって配線パターンを形成してなる実装構造体に関する。また、本発明は、その実装構造体を用いて形成される液晶表示装置等といった電気光学装置に関する。また、本発明は、その電気光学装置を用いて構成される携帯電話機等といった電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、携帯電話機、携帯情報端末等といった電子機器に、液晶表示装置、有機EL装置等といった電気光学装置が広く用いられている。また、電気光学装置には、ACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電膜)等といった導電接続要素によって配線基板、すなわち実装構造体が接続されることが多い。実装構造体は、例えば特許文献1に開示されているように、ベース上に配線パターンを形成し、その上に絶縁膜を形成し、その上にコンデンサ等といった部品を実装することによって形成されている。
【0003】
特許文献1には、本願図面の図7(a)及び(b)に示すような配線構造が開示されている。これらの図において、配線パターン101の端子部分102に対応する位置の絶縁膜103には開口104が設けられている。そして、その開口104内の配線端子102上には金等によってランド106が形成されている。そして、絶縁膜103上に部品107が配置され、その部品107の電極107a,107bが絶縁膜103の開口104上に配置されている。そして、ランド106と部品電極107a,107bとがハンダ等といった導電接続材108によって導電接続されている。
【0004】
また、特許文献1には、その図1に示されたように、ランド部(すなわち絶縁膜内の開口)の大きさを部品電極よりも小さくする、という技術が開示されている。この技術は、ランドの近傍に形成される配線パターンの配線密度を高くするために採用されたものである。
【0005】
【特許文献1】特開2000−091726号公報(第2頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図7(a)及び(b)に示した従来技術において、図7(a)に示す平面視で、開口104は部品電極107a,107bよりも大きく形成されており、面積的に見て部品電極107a,107bは開口104の内部に含まれる状態となっている。このため、部品107は図7(b)に示すように、絶縁膜103の開口104の縁を支点として傾斜移動して、その端部が開口104の内部へ落ち込むおそれがあった。この落ち込みが生じると、反対側の電極107bが宙に浮き、ランド106との電気的な接続に不良が発生するおそれがある。
【0007】
また、従来文献1の図1に示された従来技術のように、絶縁膜の開口が平面視で部品電極よりも小さく形成されていれば、上記のような部品の開口への落ち込みは防止される。しかしながら、この従来技術の場合には、部品電極及びランドに対するハンダの溶着面積が狭いので、導電接続不良が発生するおそれがあった。そしてさらに、ハンダが部品電極に隠れてしまうので、部品電極及びランドに対してハンダが正常に溶着しているかどうかを視認によって確認することが不可能であった。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、絶縁膜の開口内への部品の落ち込みを防止でき、部品電極に対して常に正常にハンダ付け等の導電接続処理を行うことができ、しかも部品電極に対する導電接続処理状態を容易に確認できる実装構造体、電気光学装置、及び電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る第1の実装構造体は、基板上に形成された配線と、該配線を覆って前記基板上に設けられており、前記配線の一部に対応して開口が形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の開口において前記配線に接続されたランドと、前記絶縁膜上に配置され電極を備えた部品と、前記ランドと前記電極とを導電接続する導電材とを有し、前記部品の一部は平面視で前記ランドの外側へ延在し、前記ランドの一部は平面視で部品の外側へ出ていることを特徴とする。
【0010】
本明細書において、実装構造体は、(1)プラスチック等から成る可撓性基板上に配線パターンを形成して、その上に絶縁膜を設けた配線基板や、(2)エポキシ系樹脂等から成る非可撓性基板上に配線パターンを形成して、その上に絶縁膜を設けた配線基板や、(3)非可撓性で硬質の基板であるガラス基板上に配線パターンを形成して、その上に絶縁膜を設けた配線基板等である。配線とランドとの接続形態としては、配線の上にランドが積層状態に配置される場合や、配線とランドとが同一平面上で互いに接続される場合等が考えられる。
【0011】
前記部品は、例えばコンデンサ、抵抗、コイル、バリスタ等である。該部品の形状は、例えば直方体形状、立方体形状、円柱形状、楕円体形状、球形状、平面視で円形且つ側面視で長方形状、その他必要に応じた種々の立体形状である。前記導電材としては、例えばハンダが用いられる。部品に設けられた前記電極は、1つの部品に対して1つ又は2つ以上設けられることがある。また、電極は、部品の両端に設けられて部品の両端そのものを構成することもあるし、部品の先端から中央部方向へ少し離れた所に設けられることもある。
【0012】
本発明に係る実装構造体によれば、部品の一部が平面視でランドの外側、すなわち絶縁膜の開口の外側へ延在している。例えば、部品は、平面視で、絶縁膜の開口の一方の縁部上から当該開口を越えて対向する他方の縁部上まで存在している。このため、部品が絶縁膜の開口の中に落ち込むことが防止され、部品が傾くことが無くなり、それ故、ハンダ等の導電材によって部品とランドとを常に安定して導電接続させることができる。こうして、部品の導電不良の発生を防止できる。
【0013】
また、ランドの一部が平面視で部品の外側、例えば部品の電極の外側へ出ているので、ランドと部品の電極との間にハンダ等の導電材のフィレット(肉付部、肉盛部、裾肉部又は隅肉部)を形成させることができ、部品の導通不良を防止できる。また、フィレットを視覚によって確認することにより、部品が正常に導電接続されていることを確認できる。
【0014】
本発明に係る第2の実装構造体は、基板上に形成された配線と、該配線を覆って前記基板上に設けられており、前記配線の一部に対応して開口が形成された絶縁膜と、前記絶縁膜の開口において前記配線に接続されたランドと、前記絶縁膜上に配置され電極が導電材を介して前記ランドに導電接続された部品とを有し、前記部品は角部を有し、その角部は前記絶縁膜上に乗っており、前記ランドの一部は平面視で部品の外側へ出ていることを特徴とする。
【0015】
この実装構造体によれば、部品の角部が絶縁膜の上に乗っているので、部品が開口の中に落ち込むことが防止され、部品が傾くことが無くなり、それ故、ハンダ等の導電材によって部品とランドとを常に安定して導電接続させることができる。こうして、部品の導電不良の発生を防止できる。角部の角度は、略90°のこともあるし、より鈍角、あるいは、より鋭角のこともある。また、角部の先端形状は、円弧状、楕円弧状、長円弧状、その他の丸みを帯びた形状とすることができる。
【0016】
また、本実装構造体によれば、ランドの一部が平面視で部品の外側、例えば部品の電極の外側へ出ているので、ランドと部品の電極との間にハンダ等の導電材のフィレット(肉付部、肉盛部、裾肉部又は隅肉部)を形成させることができ、部品の導通不良を防止できる。また、フィレットを視覚によって確認することにより、部品が正常に導電接続されていることを確認できる。
【0017】
本発明に係る実装構造体において、前記部品は直方体形状又は立方体形状であり、前記部品の中央部の両側に電極が設けられており、それらの電極は前記絶縁膜の開口の上に配置されており、それらの電極の近傍に在る前記部品の角部は前記絶縁膜上に乗っていることが望ましい。電極の近傍に在る角部とは、電極そのものの角部であることもあるし、電極の外側に樹脂部分があってその樹脂部分の角部であることもある。本発明態様によれば、直方体形状又は立方体形状の角部が絶縁膜上に乗っているので、部品を絶縁膜上で安定状態に設置できる。
【0018】
本発明に係る実装構造体において、前記部品は少なくとも1つの電極を有し、前記ランドは、前記部品の角部であって前記電極の近傍で互いに隣接した2つの角部を結ぶ辺から平面視で前記部品の外側へ出るように構成できる。この構成は、例えば、図1に示すようにランド9が直方体形状の部品6の短辺から張出すような構成である。
【0019】
また、本発明に係る実装構造体において、前記部品は少なくとも1つの電極を有し、前記ランドは、前記部品の角部であって前記電極の近傍で互いに隣接した2つの角部を結ぶ辺に隣接した辺から平面視で前記部品の外側へ出るように構成できる。この構成は、例えば、図2に示すようにランド9が直方体形状の部品6の長辺の一部から張出すような構成である。
【0020】
次に、本発明に係る電気光学装置は、以上に記載した構成の実装構造体を有することを特徴とする。このような電気光学装置としては、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ等がある。既述の通り、以上に記載した構成の実装構造体によれば、コンデンサ等といった部品が絶縁膜の開口の中に落ち込むことが防止され、部品が傾くことが無くなり、それ故、ハンダ等の導電材によって部品とランドとを常に安定して導電接続させることができ、部品の導電不良の発生を防止できる。また、以上に記載した構成の実装構造体によれば、ランドの一部が平面視で部品の外側へ出ているので、ランドと部品電極との間にハンダ等の導電材のフィレットを形成させることができ、部品の導通不良を防止できる。
本発明に係る電気光学装置は、実装構造体が有する上記の効果、すなわち、内蔵する部品の導電不良の発生を防止できるという効果を奏することができる。
【0021】
次に、本発明に係る電子機器は上記の電気光学装置を有することを特徴とする。このような電子機器としては、携帯電話機、携帯情報端末、カーナビゲーション等がある。本発明に係る電子機器も、本発明に係る電気光学装置及び実装構造体と同じ効果、すなわち、内蔵する部品の導電不良の発生を防止できるという効果を奏することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
(実装構造体の第1実施形態)
以下、本発明に係る実装構造体を実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、これからの説明では必要に応じて図面を参照するが、この図面では、複数の構成要素から成る構造のうち重要な構成要素を分かり易く示すため、各要素を実際とは異なった相対的な寸法で示す場合がある。
【0023】
図1は、本発明に係る実装構造体の主要部分を示しており、(a)は平面図、(b)はZa−Za線に従った断面図である。本実施形態の実装構造体1Aは、基板としてのベースフィルム2と、配線としての配線パターン3と、絶縁膜としてのレジスト4と、部品6とを有する。ベースフィルム2は、ポリイミド、ポリエステル等といった可撓性を有する合成樹脂によって形成されている。ベースフィルム2は、実装構造体1Aが用いられる電気光学装置(携帯電話機、携帯情報端末等)の構成に応じて種々の平面形状及び大きさに設定される。
【0024】
ベースフィルム2上には必要に応じて種々の電子回路が形成される。配線パターン3はこの電子回路を構成する1つの回路要素であり、通常は多数の線状のパターンとして形成される。図1ではその配線パターンの一部分だけが示されている。配線パターン3は、例えば、フォトエッチング処理に従ってCu(銅)により18〜25μm程度の厚さに形成されている。レジスト4は、例えば、フォトリソグラフィ処理に従って感光性樹脂又は感光性フィルムにより25〜35μm程度の厚さに形成されている。レジスト4は、複数の配線パターン3を覆うようにしてベースフィルム2の略全面に設けられている。レジスト4の働きにより、ベースフィルム2が撓んだり、曲げられたりしたときでも、配線パターン3の絶縁が確保される。
【0025】
複数の配線パターン3のそれぞれの端部は、面積の大きな部分である端子3aを構成している。そして、端子3aが設けられた部分のレジスト4に開口8が形成されている。開口8はレジスト4の上端から端子3aの上面に達する高さ領域に設けられている。開口8の平面形状は矩形状、実施形態では長方形状であり、その面積は端子3aの面積よりも小さく設定されている。レジスト4が形成された後、その開口8の中に金メッキが施され、開口8の内部であって配線端子3aの上に金によってランド9が0.6μm程度の厚さで形成されている。ランド9と配線端子3aは電気的に導通している。なお、ランド9は配線端子3aと同じ平面上に形成されて該端子3aに電気的に接続されることもある。
【0026】
部品6は、開口8が設けられた部分のレジスト4の上に実装されている。部品6は、例えば、コンデンサ、抵抗、コイル、バリスタ等である。部品6は直方体形状に形成されており、その部品の図1(a)における平面的な寸法は0.5mm×1mm(図の縦方向×横方向)程度である。最近では、0.2mm×0.4mm程度の非常に小型のものも提供されている。
【0027】
部品6は両端に電極6a及び6bを有している。つまり、部品6の中央部分は樹脂であり、その両側に電極6a,6bが設けられている。この場合、部品6の4つの角部は電極6a,6bの角部ということになる。本実施形態では電極6a,6bが部品6の両端を形成しているが、これに代えて、部品6の両端から中央部寄りに少し離れて電極6a,6bを設けても良い。この場合には、部品6の4つの角部は電極の角部ではなく樹脂部分の角部ということになる。なお、電極6a,6bもその外形形状は直方体形状である。また、部品6は立方体形状に形成されることもある。
【0028】
部品6は、ハンダリフロー処理によってレジスト4上に実装されている。具体的には、レジスト4上の所定位置にハンダペーストを印刷し、その印刷部分に部品6を乗せ、高温によりハンダを溶融することにより、部品6の電極6a,6bとランド9とを導電材としてのハンダ11によって導電接続する。こうして、部品6と配線3とが導電接続される。
【0029】
本実施形態において、部品6の電極6a,6bの短手方向(図1(a)における部品6の長手方向と直角の方向)の幅は、レジスト4に設けた開口8の幅よりも広くなっている。そして、部品6の長手側の両側面を構成している電極6a,6bの両側面の近傍部分は、開口8を形成しているレジスト4の縁部分の上に乗っている。つまり、部品6と開口8とが平面視で重なる部分において、部品6は開口8の一方の縁部上から開口8を越えて対向する他方の縁部上まで延在している。そしてさらに、電極6a,6bの4つの角部、すなわち部品6の4つの角部は全て、レジスト4の上に乗っている。
【0030】
さらに、開口8の底部に設けられたランド9の一部分は平面視で部品6の下に隠れており、ランド9の残りの一部分は平面視で部品6の外側に張り出している。より具体的には、ランド9は、部品6の両端面のそれぞれの中心を結んだ線X0が延びる方向に沿って電極6a,6bの外側へ張り出している。換言すれば、ランド9は、部品6の角部であって電極6a,6bの近傍で互いに隣接している2つの角部を結ぶ辺(図の上下方向に延びる部品6の短手側の辺)から平面視で部品6の外側へ張出している。
【0031】
以上の記載から分かるように、本実施形態では、部品6の一部は平面視でランド9すなわち開口8の外側へ延在し、且つランド9の一部は平面視で部品6、特に電極6a,6bの外側へ出ている。レジスト4の開口8の中に設けられていてランド9と電極6a,6bとに接触しているハンダ11は、ランド9が部品6の外側へ張出している部分において、電極6a,6bの側端面に乗り上がるように付着してフィレット(すなわち肉付部、肉盛部、裾肉部又は隅肉部)を構成している。
【0032】
本実施形態においては、部品6の一部である4つの角部が開口8の近傍のレジスト4の上に乗っているので、部品6は、図7(a),(b)に示した従来の部品107のように、端部がレジスト4の開口8の中に落ち込むことが無い。そのため、部品6に接触不良が発生することを防止できる。また、ランド9の一部分が平面視で部品6の外側へ張り出しているので、部品電極6a,6bの端面にハンダ11のフィレットが形成され、そのため、電極6a,6bに対する溶着不良が発生することを防止できる。しかも、ハンダ11が電極6a,6bへ正常に溶着していることをそのフィレットを視認することにより、容易に確認できる。
【0033】
(実装構造体の第2実施形態)
図2は、本発明に係る実装構造体の第2の実施形態を示している。この図において、図1と同じ符号は同じ部材要素を示している。図1に示した第1の実施形態においては、開口8及びランド9は、部品6の長手方向に沿って電極6a,6bの外側へ張出している。そして、電極6a,6bの端側面とその張出したランド9との間でハンダ11がフィレットを形成した。
【0034】
これに対し、図2に示す実装構造体1Bでは、開口8及びランド9は、部品6の短手方向(長手方向に対して直角の方向:図2(a)の上下方向)に沿って電極6a,6bの外側へ張出している。つまり、開口8及びランド9は、部品6の両端面のそれぞれの中心を結んだ線X0が延びる方向に対して直角の方向に沿って電極6a,6bの外側へ張り出している。換言すれば、開口8及びランド9は、部品6の角部であって電極6a,6bの近傍で互いに隣接している2つの角部を結ぶ辺(図の上下方向に延びる部品6の短手側の辺)に隣接した辺(図の左右方向に延びている辺)から平面視で部品6の外側へ張出している。そして、電極6a,6bの端側面とその張出したランド9との間でハンダ11がフィレットを形成している。
【0035】
本実施形態において、部品6の長手方向(中心線X0に沿った方向、左右方向)に沿った電極6a,6bの幅は、レジスト4に設けた開口8の幅、すなわちランド9の幅よりも広くなっている。つまり、電極6a,6bの角部(すなわち部品6の角部)はレジスト4の開口8の周縁部に乗っている。つまり、部品の一部は平面視でランド9の外側へ延在している。また、部品6と開口8とが平面視で重なる部分において、部品6は開口8の一方の縁部上から開口8を越えて対向する他方の縁部上まで延在している。また、電極6a,6bの4つの角部、すなわち部品6の4つの角部は全て、レジスト4の上に乗っている。
【0036】
さらに、開口8の底部に設けられたランド9の一部分は平面視で部品6の下に隠れており、ランド9の両方の先端部分は平面視で部品6の長手側端側面の外側、すなわち角部の外側に張出している。つまり、ランドの一部は平面視で部品6の外側へ張り出している。レジスト4の開口8の中に設けられていてランド9と電極6a,6bとに接触しているハンダ11は、ランド9が部品6の外側へ張出している部分において、電極6a,6bの側端面に乗り上がるように付着してフィレットを構成している。
【0037】
以上のように、本実施形態の部品6の平面視における4つの角部はレジスト4の上に乗っているので、部品6は、図7(a),(b)に示した従来の部品107のように、端部がレジスト4の開口8の中に落ち込むことが無い。そのため、部品6に接触不良が発生することを防止できる。また、ランド9の一部分が部品6の外側へ張り出しているので、部品電極6a,6bの端面にハンダ11のフィレットが形成され、そのため、電極6a,6bに対する溶着不良が発生することを防止できる。しかも、ハンダ11が電極6a,6bへ正常に溶着していることをそのフィレットを視認することにより、容易に確認できる。
【0038】
(実装構造体の第3実施形態)
図3は、本発明に係る実装構造体の第3の実施形態を示している。この図において、図1及び図2と同じ符号は同じ部材要素を示している。図1に示した第1の実施形態においては、開口8及びランド9は、部品6の長手方向に沿って電極6a,6bの外側へ張出している。そして、電極6a,6bの端側面とその張出したランド9との間でハンダ11がフィレットを形成した。
【0039】
また、図2に示した第2の実施形態においては、開口8及びランド9は、部品6の短手方向(長手方向に対して直角の方向:図2(a)の上下方向)に沿って電極6a,6bの外側へ張出している。そして、電極6a,6bの端側面とその張出したランド9との間でハンダ11がフィレットを形成している。
【0040】
以上の各実施形態に対し、図3(a)に示す実装構造体1Cでは、部品6の長手方向(図の左右方向)及び短手方向(図の上下方向)の両方向に沿って、開口8及びランド9が電極6a,6bの端側面の外側へ出ている。つまり、部品6の両端面のそれぞれの中心を結んだ線X0が延びる方向及びそれに直角の方向の両方向に沿って、開口8及びランド9が電極6a,6bの外側へ張り出している。換言すれば、開口8及びランド9は、部品6の角部であって電極6a,6bの近傍で互いに隣接している2つの角部を結ぶ辺(図の上下方向に延びる部品6の短手側の辺)及びそれに隣接する辺(部品6の長手側の辺)の両辺から平面視で部品6の外側へ張出している。そして、電極6a,6bの端側面とその張出したランド9との間でハンダ11がフィレットを形成している。つまり、本実施形態では、ランド9は電極6a,6bに対して互いに直角の3方向に張出している。
【0041】
本実施形態において、部品6の短手方向(中心線X0に対して直角の方向)に沿った電極6a,6bの幅、及び部品6の長手方向(中心線X0に沿った方向)に沿った電極6a,6bの幅の両方とも、レジスト4に設けた開口8の幅、すなわちランド9の幅よりも広くなっている。また、部品6と開口8とが平面視で重なる部分において、部品6は開口8の一方の縁部上から開口8を越えて対向する他方の縁部上まで延在している。そして、本実施形態においても、電極6a,6bの4つの角部、すなわち部品6の4つの角部は全て、レジスト4の上に乗っている。
【0042】
さらに、開口8の底部に設けられたランド9の一部分は平面視で部品6の下に隠れており、ランド9の3方それぞれの先端部分は平面視で部品6の対応した端側面の外側、すなわち角部の外側に張出している。より具体的には、ランド9は中心線X0が延びる方向及びそれと直角の方向の3方向に沿って電極6a,6bの端側面の外側へ張り出している。
レジスト4の開口8の中に設けられていてランド9と電極6a,6bとに接触しているハンダ11は、ランド9が部品6の外側へ張り出している部分において、電極6a,6bの側端面に乗り上がるように付着してフィレットを構成している。
【0043】
本実施形態においても、部品6の平面視における4つの角部はレジスト4の上に乗っているので、部品6は、図7(a),(b)に示した従来の部品107のように、端部がレジスト4の開口8の中に落ち込むことが無い。そのため、部品6に接触不良が発生することを防止できる。また、ランド9の直角3方へ延びる部分が部品6の外側へ張り出しているので、部品電極6a,6bの3つの端面にハンダ11のフィレットが形成され、そのため、電極6a,6bに対する溶着不良が発生することを防止できる。しかも、ハンダ11が電極6a,6bへ正常に溶着していることをそのフィレットを視認することにより、容易に確認できる。
【0044】
(実装構造体の第4実施形態)
図4は、本発明に係る実装構造体の第4の実施形態を示している。この図において、図1〜図3と同じ符号は同じ部材要素を示している。本実施形態の実装構造体1Dにおいては、開口8及びランド9は、部品6の中心線X0が延びる方向の一方及びそれと直角の方向の一方の両方向に沿って電極6a,6bの両端側面の外側へ出ている。つまり、ランド9は電極6a,6bに対して互いに直角の2方向に張り出している。
【0045】
本実施形態において、部品6の短手方向(中心線X0に対して直角の方向)に沿った電極6a,6bの幅、及び部品6の長手方向(中心線X0に沿った方向)に沿った電極6a,6bの幅の両方とも、レジスト4に設けた開口8の幅、すなわちランド9の幅よりも広くなっている。また、部品6と開口8とが平面視で重なる部分において部品6は開口8の一方の縁部上から開口8を越えて対向する他方の縁部上まで延在している。そして、本実施形態においても、電極6a,6bの4つの角部、すなわち部品6の4つの角部は全て、レジスト4の上に乗っている。
【0046】
さらに、開口8の底部に設けられたランド9の一部分は平面視で部品6の下に隠れており、ランド9の2方それぞれの先端部分は平面視で部品6の対応した端側面の外側、すなわち角部の外側に張出している。より具体的には、ランド9は中心線X0が延びる方向の一方向及びそれと直角の方向の一方向に沿って電極6a,6bの端側面の外側へ張り出している。
レジスト4の開口8の中に設けられていてランド9と電極6a,6bとに接触しているハンダ11は、ランド9が部品6の外側へ張出している部分において、電極6a,6bの側端面に乗り上がるように付着してフィレットを構成している。
【0047】
本実施形態においても、部品6の平面視における4つの角部はレジスト4の上に乗っているので、部品6は、図7(a),(b)に示した従来の部品107のように、端部がレジスト4の開口8の中に落ち込むことが無い。そのため、部品6に接触不良が発生することを防止できる。また、ランド9の平面視で直角2方向へ延びる部分が部品6の外側へ張り出しているので、部品電極6a,6bの2つの端面にハンダ11のフィレットが形成され、そのため、電極6a,6bに対する溶着不良が発生することを防止できる。しかも、ハンダ11が電極6a,6bへ正常に溶着していることをそのフィレットを視認することにより、容易に確認できる。
【0048】
(電気光学装置の実施形態)
以下、本発明に係る電気光学装置を実施形態に基づいて説明する。図5は電気光学装置の一例である液晶表示装置の一実施形態の平面構成を示している。この液晶表示装置16は、例えば、透過型でカラー表示可能なアクティブマトリクス方式の液晶表示装置として構成されている。アクティブマトリクス方式を実現するためのスイッチング素子としては、例えばアモルファスシリコンTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)が用いられる。
【0049】
本実施形態の液晶表示装置16は、電気光学パネルとしての液晶パネル17と、液晶パネル17に接続された実装構造体18と、液晶パネル17の奥側に設けられた照明装置(図示せず)を有している。液晶パネル17は、紙面奥側に設けられた素子基板19と、その素子基板19に対向して紙面手前側に設けられたカラーフィルタ基板21とを、それらの周囲で枠状のシール材22によって貼り合わせて形成されている。素子基板19とカラーフィルタ基板21との間であってシール材22で囲まれた領域内には、例えばTN(Twisted Nematic)モードの液晶が封入されて液晶層が形成されている。本実施形態では、観察側(紙面手前側)にカラーフィルタ基板21が配置され、観察側から見て背面側(紙面奥側)に素子基板19が配置されている。
【0050】
素子基板19は、例えばガラス、プラスチック等から成り、観察側から平面的に見て矩形状(長方形又は正方形)である素材としての基板(以下素材基板という)を有する。この素材基板が素子基板19の全体的な形状を規定している。この素材基板の外側(紙面奥側)の表面には偏光膜が設けられ、さらに必要に応じて他の光学要素が設けられている。また、この素材基板の内側(液晶層側)面には、ソース線23、ゲート線24、TFT素子26、画素電極27等がそれぞれ複数、形成されている。
【0051】
各ソース線23は列方向Yに延びている。各ゲート線24は行方向Xに延びている。スイッチング素子として機能するアクティブ素子であるTFT素子26がソース線23とゲート線24に接続して形成されている。ソース線23、ゲート線24及び画素電極27は、それぞれ、TFT素子26のソース、ゲート、及びドレインに接続されている。ソース線23はTFT素子26にデータ信号を伝送するデータ線として機能する。ゲート線24はTFT素子に走査信号を伝送する走査線として機能する。
【0052】
次に、素子基板19に対向するカラーフィルタ基板21は、例えばガラス、プラスチック等から成り、観察側から平面的に見て矩形状(長方形又は正方形)の素材基板を有する。この素材基板がカラーフィルタ基板21の全体的な形状を規定している。この素材基板の外側(紙面手前側)の表面には、偏光膜28が設けられ、さらに必要に応じて他の光学要素が設けられている。この素材基板の内側(液晶層側)面には、例えば、平面視で格子状の遮光膜(図示せず)、画素電極27に対向する着色膜(図示せず)、及び共通電極29が設けられている。共通電極29は、行方向X及び列方向Yに並べられた複数の画素電極27に対向する面状電極である。
【0053】
着色膜の個々は、R(赤)、G(緑)、B(青)の1つを透過させる光学要素であり、それらR,G,Bの着色膜が平面的に見て所定の配列、例えばストライプ配列で並べられている。遮光膜は、異なる色の着色膜を重ねたり、あるいは、Cr(クロム)等といった所定の材料によって形成されている。
【0054】
素子基板19上の複数の画素電極と、カラーフィルタ基板21上の共通電極とは平面的に見て複数のドット状(すなわち島状)の領域で重なっている。このように重なり合った領域が表示のための単位領域であるサブ画素を形成し、R,G,Bに対応する3つのサブ画素によって画素が形成され、そして複数の画素が行方向X及び列方向Yにマトリクス状に並ぶことにより矩形状の有効表示領域Vが形成される。この有効表示領域V内に文字、数字、図形等といった画像が表示される。
【0055】
素子基板19はカラーフィルタ基板21の外側へ張り出す張出し部31を有している。この張出し部31の表面に駆動用IC32が導電接着要素、例えばACFによって実装されている。また、張出し部31の辺端部分に複数の配線端子33が形成されている。駆動用IC32の実装面に設けられている複数の入力バンプは配線端子33に導通し、駆動用IC32の実装面に設けられている複数の出力バンプはソース線23、ゲート線24、共通電極29等に導通している。
【0056】
実装構造体18は素子基板19の張出し部31の辺端部に導電接着要素、例えばACFによって接着されている。実装構造体18は、素子基板19に接着される側の辺端部に複数の出力端子34を有し、複数の部品6によって形成された回路を有し、さらに素子基板19に接着される側でない辺端部に複数の入力端子36を有している。入力端子36、部品6、及び出力端子34の間は図示しない配線パターンによって電気的に接続されている。この実装構造体18は、例えば図1から図4に示す実装構造体1A〜1Dのいずれかによって構成されている。図5に符号6で示す部品6は図1から図4の各図に示す部品6と同じものであり、コンデンサ、抵抗、コイル、バリスタ等である。
【0057】
以上の構成により、実装構造体18の入力端子36から所定の駆動信号を入力すれば、駆動用IC32によって液晶駆動用の走査信号及びデータ信号が生成され、それらが各画素を構成するサブ画素へ伝送され、必要なTFT素子がON/OFF動作する。そして、このTFT素子のスイッチング動作に従って、有効表示領域V内に所望の画像が表示される。
【0058】
ところで、本実施形態の実装構造体18においては、例えば図1(a)を用いて説明したように、部品6の電極6a,6bの幅がレジスト4に設けた開口8の幅よりも広くなっていて、部品6と開口8とが平面視で重なる部分において部品6は開口8の一方の縁部上から開口8を越えて対向する他方の縁部上まで延在し、さらに部品6の4つの角部の全てがレジスト4の上に乗っている。つまり、部品6の一部は平面視でランド9の外側へ延在している。従って、部品6は図7(b)に示した従来技術の場合のようにレジスト4(図7(b)の符号103)の開口8(図7(b)の符号104)の中に落ち込むことが無くなり、そのため、部品6に導通不良が発生することが無い。さらに、図1(a)におい、ランド9の一部は平面視で部品6の外側へ張出している。このため、部品電極6a,6bの端面にハンダ11のフィレットが形成され、そのため、電極6a,6bに対する溶着不良が発生することを防止できる。しかも、ハンダ11が電極6a,6bへ正常に溶着していることをそのフィレットを視認することにより、容易に確認できる。
【0059】
こうして、図5に示す液晶表示装置16によれば、実装構造体18において部品6から成る回路を常に安定して動作させることができ、それ故、液晶パネル17において安定した画像表示を行うことができる。
【0060】
(電子機器の実施形態)
次に、本発明に係る電子機器を実施形態に基づいて説明する。図6は電子機器の一例でる携帯電話機であって本発明の実施形態に係る携帯電話機を示している。ここに示す携帯電話機41は、本体部42と、本体部42に対して開閉可能に設けられた表示体部43とを有する。表示体部43には表示装置44及び受話部46が設けられている。電話通信に関する各種表示は、表示装置44の表示画面47に表示される。表示装置44の動作を制御するための制御部は、携帯電話機の全体の制御を司る制御部の一部として、又はその制御部とは別に、本体部42又は表示体部43の内部に格納されている。本体部42には操作ボタン48及び送話部49が設けられている。
【0061】
表示装置44は、例えば図5に示した液晶表示装置16を用いて構成されている。この液晶表示装置16の実装構造体18においては、例えば図1(a)を用いて説明したように、部品6の電極6a,6bの幅がレジスト4に設けた開口8の幅よりも広くなっていて、部品6と開口8とが平面視で重なる部分において部品6は開口8の一方の縁部上から開口8を越えて対向する他方の縁部上まで延在し、しかも部品6の4つの角部の全てがレジスト4の上に乗っている。従って、部品6は図7(b)に示した従来技術の場合のようにレジスト4(図7(b)の符号103)の開口8(図7(b)の符号104)の中に落ち込むことが無くなり、そのため、部品6に導通不良が発生することが無い。従って、図5に示す液晶表示装置16によれば、実装構造体18において部品6から成る回路を常に安定して動作させることができ、それ故、液晶パネル17において安定した画像表示を行うことができる。この結果、図6の携帯電話機41においては、表示装置44において常に安定した表示を提供できる。
【0062】
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。例えば、図1〜図4に示した各実装構造体では部品6の2つの電極6a,6bに対応させて、開口8の平面形状を同じ形状に形成したが、これに代えて、2つの電極6a,6bに対応する開口8の形状を互いに異ならせても良い。また、本発明に係る電気光学装置は図5に示した液晶表示装置に限られず、有機EL装置、プラズマディスプレイ、その他任意の装置とすることができる。また、本発明に係る電子機器は図6に示した携帯電話機に限られず、携帯情報端末、カーナビゲーション、その他任意の機器とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明に係る実装構造体の一実施形態の主要部分を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】本発明に係る実装構造体の他の実施形態の主要部分を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図3】本発明に係る実装構造体のさらに他の実施形態の主要部分を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図4】本発明に係る実装構造体のさらに他の実施形態の主要部分を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図5】本発明に係る電気光学装置の一実施形態を示す平面図である。
【図6】本発明に係る電子機器の一実施形態を示す斜視図である。
【図7】従来の実装構造体の一例の主要部分を示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
【0064】
1A,1B,1C,1D.実装構造体、 2.ベースフィルム(基板)、 3.配線パターン(配線)、 3a.端子、 4.レジスト(絶縁膜)、 6.部品、
6a,6b.電極、 8.開口、 9.ランド、 11.ハンダ(導電材)、
16.液晶表示装置(電気光学装置)、 17.液晶パネル(電気光学パネル)、
18.実装構造体、 19.素子基板、 21.カラーフィルタ基板、
22.シール材、 23.ソース線、 24.ゲート線、 26.TFT素子、
27.画素電極、 28.偏光膜、 29.共通電極、 31.張出し部、
32.駆動用IC、 33.配線端子、 34.出力端子、 36.入力端子、
41.携帯電話機(電子機器)、 42.本体部、 43.表示体部、
44.表示装置、 46.受話部、 47.表示画面、 48.操作ボタン、
49.送話部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板上に形成された配線と、
該配線を覆って前記基板上に設けられており、前記配線の一部に対応して開口が形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜の開口において前記配線に接続されたランドと、
前記絶縁膜上に配置され電極を備えた部品と、
前記ランドと前記電極とを導電接続する導電材と、を有し、
前記部品の一部は平面視で前記ランドの外側へ延在し、
前記ランドの一部は平面視で部品の外側へ出ている
ことを特徴とする実装構造体。
【請求項2】
基板上に形成された配線と、
該配線を覆って前記基板上に設けられており、前記配線の一部に対応して開口が形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜の開口において前記配線に接続されたランドと、
前記絶縁膜上に配置され電極が導電材を介して前記ランドに導電接続された部品と、を有し、
前記部品は角部を有し、その角部は前記絶縁膜上に乗っており、
前記ランドの一部は平面視で部品の外側へ出ている
ことを特徴とする実装構造体。
【請求項3】
請求項1記載の実装構造体において、
前記部品は直方体形状又は立方体形状であり、前記部品の中央部の両側に電極が設けられており、それらの電極は前記絶縁膜の開口の上に配置されており、それらの電極の近傍に在る前記部品の角部は前記絶縁膜上に乗っている
ことを特徴とする実装構造体。
【請求項4】
請求項2記載の実装構造体において、
前記部品は少なくとも1つの電極を有し、
前記ランドは、前記部品の角部であって前記電極の近傍で互いに隣接した2つの角部を結ぶ辺から平面視で前記部品の外側へ出ている
ことを特徴とする実装構造体。
【請求項5】
請求項2記載の実装構造体において、
前記部品は少なくとも1つの電極を有し、
前記ランドは、前記部品の角部であって前記電極の近傍で互いに隣接した2つの角部を結ぶ辺に隣接した辺から平面視で前記部品の外側へ出ている
ことを特徴とする実装構造体。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の実装構造体を有することを特徴とする電気光学装置。
【請求項7】
請求項6記載の電気光学装置を有することを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−187999(P2009−187999A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−23553(P2008−23553)
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(304053854)エプソンイメージングデバイス株式会社 (2,386)
【Fターム(参考)】