説明

後処理装置および画像形成装置

【課題】 安価な部品と単純な回路構成で、安全確保のために配設されたスイッチの開閉時やアクチュエータ動作開始時の突入電流の低減や、アクチュエータ等の負荷への電流制限を行うこと。
【解決手段】 電源から負荷への電力供給を遮断もしくは接続するスイッチ手段と、電力を供給する際に電流を制限する第1の電力供給手段と、第1の電力供給手段をバイパスする第2の電力供給手段と、スイッチ開閉状態検知手段と、負荷へ電力を供給する電力供給手段とを有し、スイッチが開状態において第1の電力供給手段のみを選択し、スイッチが閉状態に変化した後から所定時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、スイッチ開閉時の突入電流を制限し、スイッチの閉状態で負荷に電力を供給する前に第1の電力供給手段のみを選択し、負荷への電力供給開始後から所定時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、負荷への突入電流を制限する構成。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、後処理装置および画像形成装置において、ユーザが装置を操作する時の安全性を確保するために、モータ等のアクチュエータへの電力を遮断するスイッチを有する装置に関するものであり、ユーザの操作により、スイッチが開状態から閉状態に変化した際や、スイッチの機構上発生するチャタリング現象が発生した際、もしくは、アクチュエータ等の負荷への電力供給時に突入電流を低減し、また電流制限を行う手段もしくはその方法を有する装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の画像形成装置および後処理装置であるプリンタやフィニッシャ装置においては、ユーザが装置内部の消耗品を交換する際や、シートの異常搬送状態を解除するために操作する際に、安全性のために装置内に設置されたアクチュエータ等への電力供給を遮断するスイッチを設置する場合がある。このスイッチは、操作部の開閉操作に連動して開閉するように設置されており、また前述のアクチュエータの動作時には、このスイッチを経由して数アンペアから数十アンペアの大電流が流れる場合がある。さらにスイッチ開状態から閉状態への変化時には、スイッチから下流の回路において、コンデンサのような電気部品が接続されていた場合、数十アンペアの電流である突入電流がこのスイッチを経由することもある。大電流の通電ではスイッチ接点間で火花が発生し、接点の劣化による不具合の原因にもなることがある。また、スイッチ接点の機構もしくは構成によっては、大電流に対応するために高価な材料の使用や、スイッチの電流許容値アップのために、スイッチのサイズアップが必要になる場合がある。スイッチのコストアップやサイズアップ回避するため、例えば、特許文献1にある画像形成装置の例においては、スイッチが開状態から閉状態に変化した際の突入電流低減のために、電子スイッチ回路を構成している例を挙げることができる。
【特許文献1】特許第3599389号公報(第10頁、図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の例では、電子スイッチ回路を構成することで、大電流の通電を抑制しており、効果的な方法を提案しているが、本発明では別の構成による電子スイッチと方法を提案することで、同様に安価で単純な回路構成で、スイッチの開閉時や、アクチュエータ動作開始時の突入電流の低減と、電流制限機能を有する後処理装置および画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するための本発明に係る後処理装置および画像形成装置は、電源から負荷への電力供給を遮断もしくは接続するスイッチ手段と、電力を供給する際に電流を制限する第1の電力供給手段と、第1の電力供給手段をバイパスする第2の電力供給手段と、前記スイッチの開閉状態を検知するスイッチ状態検知手段と、前記負荷に電力を供給する電力供給手段とを有し、前記スイッチが開状態において第1の電力供給手段のみを選択し、前記スイッチが閉状態に変化した後から所定時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、スイッチ開閉時の突入電流を制限し、前記スイッチの閉状態で負荷に電力を供給する前に第1の電力供給手段のみを選択し、負荷への電力供給開始後から所定時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、負荷への突入電流を制限することを特徴とする。
【0005】
また、負荷への電力供給時の電流値を検知する電流検知手段と、検知した電流値を所定値と比較して、所定値以上となった場合に負荷への電力を制限し、電流制限を行う電流制限手段を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、スイッチの開閉状態を検知し、電源から負荷への電力供給のためにスイッチが閉状態になる前に電流を制限する電力供給手段を選択することで、スイッチ閉直後の突入電流を低減することが可能となり、また、スイッチの接点が安定して接触するまで、接点の接触が不安定な状態であるチャタリングの発生時間より長い時間、電流を制限する電力供給手段のみを選択し、その後バイパスして電力を供給することで、負荷への電力供給を単純な構成と方法によって、スイッチの操作時の突入電流を低減して実現することが可能となる。
【0007】
また、スイッチの閉状態で負荷に電力を供給する場合も同様に、所定期間電流を制限する電力供給手段のみを選択し、その後バイパスして電力を供給することで、前述の同一回路を有効に利用して、負荷への突入電流を容易に低減することが可能となる。
【0008】
さらに、負荷への電力供給時に電流値を検知して所定値を超過しないように制御することで、突入電流および負荷動作時の電流を制御することが可能となり、安価な部品と単純な回路構成にて実現することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下に本発明における実施例を説明する。
【0010】
図1は、画像形成装置1および後処理装置2の外形図および断面図を示したものである。
【0011】
画像形成装置1内部の3は電源ユニットと画像形成装置1での処理および画像形成時の制御を行うための制御ユニットを一まとめにして図示したものである。電源ユニット3は、モータ4および5、画像形成を行うための光学ユニットでありレーザや反射ミラーやモータを内蔵したスキャナユニット6と、後処理装置内2で針にてステープル後処理を行うステープラ7および画像形成装置1内のソレノイド8に電源を供給し、また後処理装置2内の制御を行うコントローラユニット9へ電源供給を行う。
【0012】
シート10は、画像形成装置1内に複数枚積載され、画像形成時にシート10を蹴り出すピックアップローラ11とシートを1枚分離するためのフィードリタードローラ12と搬送ローラ対13を経由して、シート10の姿勢を調整するレジスト部14に達する。シート10のピックアップタイミングは、ソレノイド8の吸引タイミングであり、モータ4および5やスキャナモータ6はそれ以前に起動される。また、モータ4および5やスキャナユニット6およびソレノイド8は、シート10を搬送し、画像形成を行う際に駆動するものであり、本実施例での個数に限定するものではない。また、画像形成装置1内の複数ローラの駆動やシートへの画像形成のために必要な部材を駆動する。
【0013】
レジスト部14に達したシート10は、姿勢を調整されて転写部15に達し、画像形成用トナーを収容したトナー収容部16から供給されるトナーを転写され、定着部17に搬送される。
【0014】
転写部17では、シート10に画像を加圧定着し、シート10は排紙ローラ対18を経由する。シートを画像形成装置1内に画像形成面を下にして排出積載する場合は、シート排出トレイ20に排出して積載する。また、後処理装置2に搬送する場合は、後処理装置2内のコントローラユニット9がソレノイド21を駆動して経路切り換えのフラッパ部材19を動作させてシートを引き込み、ローラ対22、ローラ23、ローラ対24を経由して整合部材25内にシートを搬送する。
【0015】
整合部材25内に搬送されたシートは整合モータ26にてシートの姿勢と位置を調整される。所定枚数のシートが整合部材25内に積載された後、ステープラ7にて針打ちであるステープルを行う。
【0016】
ステープルされたシート束は、排出積載された複数枚のシート27のように積載トレイ28上に積載される。
【0017】
29は後処理装置2内にユーザがアクセスするために開閉可能なドアであり、シート10が正常に搬送されずに後処理装置2内に残留した場合、そのシートを取り除くために開くことができるように配置されている。残留シートを取り除いた後にそのドアを閉めることで、排紙処理が継続可能なようになる。
【0018】
30は後処理装置2内に配置されたスイッチ部材であり、ドア29の開閉に連動して後処理装置2内のステープラ7への電力供給を切断する、もしくは動作可能なように接続するものである。ドア29が閉(CLOSE)状態であれば、ユーザがステープラ7を触ることができないためスイッチ30を経由して電力を供給できるようになり、ドア29が開(OPEN)状態であればステープラ7にユーザが触ることが可能であり、ステープラ7の誤動作によるケガ防止のため、スイッチ30が電力供給を切断するように作用するものである。
【0019】
図1では、画像形成装置1と後処理装置2のみの構成で画像形成システムを構成していることと動作を説明したが、特にこのシステム形態に限定するものではなく、複数のオプション装置からなる画像形成システムであってもよい。
【0020】
また、シート10への画像形成データおよびシート枚数および後処理装置2へのステープル指示の有無等は、不図示の情報機器であるコンピュータ等から送信され、画像形成装置1にて画像形成データやその他データを受信して後処理装置2とともに処理を行うものであり、特に構成を限定するものではない。
【0021】
図2は、後処理装置2のコントロールユニット9に実装された電気回路の一部と、コントロールユニット9に接続したその他の電気部品を示したものであり、図1でのステープラ7を負荷105として、図1でのスイッチ30をスイッチ101として表している。
【0022】
100はコントロールユニット9上に実装されたワンチップマイコンであり、後処理装置2を制御し、CPUとして表している。
【0023】
図2では、スイッチ101の開閉状態に対応して、CPU100の入力ポートにてドアの状態を検知するようになっている。
【0024】
スイッチ101は、パワー系電源電圧(Vpwr)をスイッチ下流の回路へ印加するかどうか選択可能であり、遮断もしくは接続を行うものである。
【0025】
102は、スイッチ101が開状態であるか、閉状態であるかを検知するスイッチ検知部であり、本実施例では複数の抵抗とトランジスタとの組み合わせで構成している。スイッチ101が開状態(ドアOPEN)では、スイッチ検知部102のトランジスタはOFF状態となり、CPU100にはHighレベルの信号が入力され、スイッチ101が閉状態(ドアCLOSE)では、トランジスタがON状態となり、Lowレベルの信号がCPU100に入力され、CPUにてドアの状態を検知することができる。
【0026】
103は、画像形成装置1の電源ユニット3から供給されるパワー系電源からの電力供給において電流を制限するための抵抗であり、スイッチ101が開状態から閉状態に変化した際の突入電流を低減するために設定されている。
【0027】
104は、103を経由した電力供給のほかに供給経路をバイパスするように作用し、CPU100の出力ポートBPによって、バイパスするかどうかを設定するように構成されている。BPがHigh出力であればバイパス部のFETがONするように動作し、電力供給をバイパスするように作用する。Low出力であればFETはOFF状態となり、パワー系の電力供給は103制限抵抗のみを経由することになる。
【0028】
106は負荷105の駆動を制御する負荷駆動部であり、FET、トランジスタおよび複数の抵抗の組み合わせで構成されている。CPU100の出力ポートがHigh出力であれば、負荷駆動部106のトランジスタとFETがON状態となり、スイッチ101を経由して供給されるスイッチ後のパワー系電力の電圧(Vsw)が負荷105に印加されるように動作する。また、スイッチ101がOFF状態であれば、負荷駆動部106を経由して負荷105に電力を供給することができないように構成されている。
【0029】
次に図3にて、スイッチ101もしくはドア29の開閉状態に応じてバイパス回路のON/OFFの切り換え処理を説明する。
【0030】
図3は、CPU100内にて常時実行されている処理のフローチャートを示したものであり、S100でスイッチ状態を検知してドアの状態を判断し、OPEN状態であればS101に進み、バイパス回路をOFFする設定として、104バイパス部のFETをOFF状態とする。
【0031】
S102にてドアCLOSE状態で所定時間経過したかどうかを判断するためのタイマーのカウント値をクリアする処理を行う。その後処理を終了する。処理の終了後はCPU内にて再び図3の処置が繰り返される。
【0032】
S100でドアがCLOSE状態であると判断した場合、S103にてタイマー値のカウントを行い、S104にて所定時間経過したかどうかタイマー値から判断し、所定時間経過していれば、S105にてバイパス回路をONする。バイパス回路をON状態にした後は、ドアOPEN状態でスイッチがOFFの状態となるまで継続する。S104にて所定時間経過していないと判断された場合、バイパス回路をONせずに処理を終了し、再度繰り返し処理を行う。
【0033】
このように、ドア29がOPEN状態であるときにバイパス回路104をOFFし、ドア29がOPN状態からCLOSE状態に変化してから所定時間経過後にバイパス回路104をONすることで、ドア29のCLOSE直後にはパワー系電源からの電流は制限抵抗103によって制限され、スイッチ101のON直後の突入電流や、スイッチ101のチャタリングによる電流の変動を低減することができ、所定時間経過後は電流制限を行わない状態でステープラ等の負荷に電力を供給することが可能となる。
【0034】
さらに、スイッチ101がON状態で負荷105を駆動する直前に、バイパス回路104をOFF状態とし、電流制限状態を選択して負荷105を駆動し、所定時間後にバイパス部104をON状態とすることで、同様に、負荷105の起動直後の突入電流を低減することも可能となる。
【0035】
突入電流の低減によって、電流許容値が低いスイッチの選択も可能となる。また、パワー系電力の供給源である電源装置(画像形成装置1内の電源ユニット3)の電源供給能力の低減も同時に図ることが可能となる。
【0036】
次に、図4は、電流検知による負荷への電流制限を行う構成を表した図である。
【0037】
スイッチ101と電流制限抵抗103との間に電流検知部107に電流検知抵抗を設置し、スイッチON状態で負荷105を駆動する際に107電流検知抵抗で検知した電流値に対応した電圧と、基準電流値に対応した基準電圧Vrefを比較器にて比較し、基準電流値以上の電流がスイッチ101を経由して負荷105に供給され続けないように電流の制限を行うため、負荷駆動部106のトランジスタをOFFするように動作し、さらに負荷駆動部106のFETも同様にOFFする。負荷105への電力供給が短時間停止することで、電流検知部107の抵抗で検知した電流値に対応する電圧値が低下し、電流制限部108での基準電圧Vrefとの比較によって電流制限が解除され、ふたたび負荷駆動部106のトランジスタとFETがON状態となる。この負荷105への電圧印加のOFF/ONが繰り返されることで、基準電圧に対応した制限電流値でステープラ等の負荷駆動と制御を行うことが可能となる。
【0038】
このように、スイッチ101および負荷105への電流制限によって、電流容量の低い安価なスイッチを選択することも可能となり、また負荷への過大な電流の通電も安価な部品と単純な回路構成で回避することが可能となる。
【0039】
以上、本実施例で述べてきたように、本発明によれば、スイッチの開閉状態を検知し、電源から負荷への電力供給のためにスイッチが閉状態になる前に電流を制限する電力供給手段を選択することで、スイッチ閉直後の突入電流を低減することが可能となり、また、スイッチの接点が安定して接触するまで、接点の接触が不安定な状態であるチャタリングの発生時間より長い時間、電流を制限する電力供給手段のみを選択し、その後バイパスして電力を供給することで、負荷への電力供給を単純な構成と方法によって、スイッチの操作時の突入電流を低減して実現することが可能となる。また、スイッチの閉状態で負荷に電力を供給する場合も同様に、所定期間電流を制限する電力供給手段のみを選択し、その後バイパスして電力を供給することで、前述の同一回路を有効に利用して、負荷への突入電流を容易に低減することが可能となる。
【0040】
さらに、負荷への電力供給時に電流値を検知して所定値を超過しないように制御することで、突入電流および負荷動作時の電流を制御することが可能となり、安価な部品と単純な回路構成にて実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施例に係る画像形成装置と後処理装置を説明するブロック図である。
【図2】本発明の実施例における電力供給回路の動作を説明する回路構成図である。
【図3】本発明の実施例に係る処理を説明するフローチャートである。
【図4】本発明の実施例における電力供給回路と電流制限動作を説明する回路構成図である。
【符号の説明】
【0042】
1 画像形成装置
2 後処理装置
3 電源ユニット
7 ステープラ
9 コントローラユニット
29 ドア
30(101) スイッチ
100 CPU
104 電力供給バイパス部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電源から負荷への電力供給を遮断もしくは接続するスイッチ手段と、
電力を供給する際に電流を制限する第1の電力供給手段と、
第1の電力供給手段をバイパスする第2の電力供給手段と、
前記スイッチの開閉状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
前記負荷に電力を供給する電力供給手段とを有し、
前記スイッチが開状態において第1の電力供給手段のみを選択し、
前記スイッチが閉状態に変化した後から予め定められた時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、スイッチ開閉時の突入電流を制限し、
前記スイッチの閉状態で負荷に電力を供給する前に第1の電力供給手段のみを選択し、
負荷への電力供給開始後から予め定められた時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、負荷への突入電流を制限することを特徴とする後処理装置。
【請求項2】
請求項1記載の内容において、負荷への電力供給時の電流値を検知する電流検知手段と、
検知した電流値を予め定められた値と比較して、予め定められた値以上となった場合に負荷への電力を制限し、電流制限を行う電流制限手段を有することを特徴とする後処理装置。
【請求項3】
請求項1および2記載の内容において、電力を供給される負荷は、モータであることを特徴とする後処理装置。
【請求項4】
請求項1および2記載の内容において、電力を供給される負荷は、画像形成装置からのシートにステープル後処理を行うステープラであることを特徴とする後処理装置。
【請求項5】
請求項1および2記載の内容において、電力を供給される負荷は、画像形成装置からのシートにパンチ後処理を行うパンチャーであることを特徴とする後処理装置。
【請求項6】
請求項1および2記載の内容において、電力を供給される負荷は、画像形成装置からのシートを製本処理する製本手段であることを特徴とする後処理装置。
【請求項7】
電源から負荷への電力供給を遮断もしくは接続するスイッチ手段と、
電力を供給する際に電流を制限する第1の電力供給手段と、
第1の電力供給手段をバイパスする第2の電力供給手段と、
前記スイッチの開閉状態を検知するスイッチ状態検知手段と、
前記負荷に電力を供給する電力供給手段とを有し、
前記スイッチが開状態において第1の電力供給手段のみを選択し、
前記スイッチが閉状態に変化した後から予め定められた時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、スイッチ開閉時の突入電流を制限し、
前記スイッチの閉状態で負荷に電力を供給する前に第1の電力供給手段のみを選択し、
負荷への電力供給開始後から予め定められた時間後に第1および第2の電力供給手段を選択することで、負荷への突入電流を制限することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項7記載の内容において、負荷への電力供給時の電流値を検知する電流検知手段と、
検知した電流値を予め定められた値と比較して、予め定められた値以上となった場合に負荷への電力を制限し、電流制限を行う電流制限手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項7および8記載の内容において、電力を供給される負荷は、モータであることを特徴とする画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2007−210769(P2007−210769A)
【公開日】平成19年8月23日(2007.8.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−34054(P2006−34054)
【出願日】平成18年2月10日(2006.2.10)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】