説明

後輪操舵装置

【課題】四輪操舵自動車で低速走行時にハンドル取られが生じた場合でも、車体の進行方向がハンドルが取られた方向へ助長されるのを抑制する。
【解決手段】操舵角速度算出部22aと、操舵角と操舵角速度とから操舵状態を判定する操舵状態判定部22bと、操舵角と車速とから後輪転舵の制御を決定する後輪転舵制御部22cと、操舵状態判定信号と後輪転舵信号とにより後輪の逆相制御のゲインを調整する逆相ゲイン調整部22dとを設け、操舵状態がハンドル取られ状態になったら逆相ゲインを小さくする。ハンドル取られによる車両の挙動が後輪の操舵増大により増大されてしまうことを抑制し得るため、低速走行時の前輪操舵走行状態でハンドル取られが生じても何等違和感が生じること無く運転し続けることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、前輪操舵に応じて後輪を操舵可能にした後輪操舵装置に関する。
【背景技術】
【0002】
四輪自動車において、車両の旋回性能および走行安定性の向上などを図る目的で、左右の後輪の舵角を変化させる後輪操舵制御装置を備えたものがある。この種の後輪操舵制御装置では、低速走行時には前輪操舵方向とは逆方向に後輪を操舵し、高車速時には前輪操舵方向にと同方向に後輪を操舵させ、低速走行時における旋回性能を向上させる一方で、高車速時における走行安定性を向上させたものがある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭62−113649号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方、自動車の走行状態では、例えば道幅方向に段差がある道路や轍のある道路での走行中に、前輪が段差を斜めに横切ったり轍に入ったりした時に前輪を転舵させる外力が作用するというハンドル取られが生じる場合がある。上記したような四輪操舵車両では、低速走行時には前輪操舵方向と後輪操舵方向とが逆方向になるため、上記したようなハンドル取られが生じた場合には、ハンドル(ステアリングホイール)が取られた方向に車体がより一層回頭してしまうという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
このような課題を解決して、四輪操舵自動車で低速走行時にハンドル取られが生じた場合でも、車体の進行方向がハンドルが取られた方向へ助長されるのを抑制するために、本発明に於いては、前輪(4L,4R)の操舵角を検出する前輪操舵角検出手段(26)と、車速を検出する車速検出手段(24)と、後輪(6L,6R)を転舵するアクチュエータ(21L,21R)と、少なくとも前記後輪(6L,6R)を前記アクチュエータ(21L,21R)により前記前輪(4L,4R)の操舵方向とは逆方向に操舵する制御を行う後輪操舵制御手段(22)とを有する後輪操舵装置であって、前記前輪(4L,4R)からステアリングシャフト(12)に入力される外力を検出する外力検出手段(27)が設けられ、前記外力検出手段(27)により前記外力が検出されかつ前記操舵角の変化が所定の閾値以上になった場合には、前記後輪(6L,6R)の前記逆方向への操舵を抑制するものとした。
【0006】
これによれば、低速走行時に前輪操舵方向に対して後輪を逆方向に操舵制御して走行している場合に、前輪が段差や轍を通ることによるハンドル取られが生じて、前輪の転舵角が操舵方向に増大しても、後輪の逆方向への操舵が抑制されるため、ハンドル取られによる車両の挙動が後輪の操舵増大により増大されてしまうことを抑制し得る。
【0007】
特に、前記後輪(6L,6R)の前記逆方向への操舵の抑制が、前記後輪(6L,6R)の逆方向操舵制御におけるゲインを低いものに切り換えることであると良い。
【発明の効果】
【0008】
このように本発明によれば、ハンドル取られによる車両の挙動が後輪の操舵増大により増大されてしまうことを抑制し得るため、低速走行時の前輪操舵走行状態でハンドル取られが生じても何等違和感が生じること無く運転し続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明が適用された後輪操舵装置を適用した自動車の概略構成図である。
【図2】本発明に基づく要部制御ブロック図である。
【図3】制御要領を示すフロー図である。
【図4】後輪転舵制御を説明する模式的波形図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は本発明が適用された後輪操舵装置20を適用した自動車1の概略構成図である。説明にあたり、車輪やそれらに対して配置された部材、すなわち、タイヤや電動アクチュエータ等については、それぞれ数字の符号に左右を示す添字LまたはRを付して、例えば、後輪6L(左)、後輪6R(右)と記すとともに、総称する場合には、例えば、後輪6と記す。また、前後,左右,上下については車体1を基準とする。
【0011】
自動車1は、タイヤ3L,3Rが装着され、左右のフロントサスペンション7L,7Rによって車体2に懸架された前輪4L・4Rと、タイヤ5L,5Rが装着され、左右のリヤサスペンション8L,8Rによってそれぞれ車体2に懸架された後輪6L,6Rとを備えている。前輪4L,4Rが、それぞれナックル7aL,7aRによって回転自在に支持されているとに、後輪6L,6Rも、それぞれナックル8aL,8aRによって回転自在に支持されている。
【0012】
自動車1は、ステアリングホイール11の操舵によって左右の前輪4L,4Rを直接転舵する前輪操舵装置10を備えている。この前輪操舵装置10は、ステアリングホイール11にステアリングシャフト12を介して一体的に回転可能に連結されたピニオン13と、ピニオン13に噛合して車幅方向に往復動可能に設けられたラック軸14とを有するラック・アンド・ピニオン機構を備え、ラック軸14の両端が左右の各タイロッド15を介して各ナックル7aに連結されており、ステアリングホイール11の回転操作によって左右の前輪4が左右に転舵されるようになっている。
【0013】
前輪操舵装置10には、手動操舵力を軽減するためのアシスト力を与える電動パワーステアリング(EPS)装置16が装備されている。電動パワーステアリング装置16は、ステアリング操作に対するアシスト力を発生する電動機17と、電動機17が発生したアシスト力をステアリングシャフト12に伝達する動力伝達機構18と、電動機17の駆動制御を行うEPS制御ユニット19とを主要構成要素として備えている。
【0014】
ステアリングシャフト12には、前輪5の操舵角(操舵方向を含む)を算出すべく、ステアリングホイール11の操舵角を検出する前輪操舵角検出手段としての操舵角センサ26が設けられ、ピニオン13の近傍には、ピニオン13(ステアリングシャフト12)に作用する操舵トルクを検出する外力検出手段としての操舵トルクセンサ27が設けられている。また、車速を検出する車速検出手段としての車速センサ24が適所に設けられている。
【0015】
これらからの検出信号はEPS制御ユニット19に入力してステアリングアシスト制御に供される。具体的には、操舵トルクセンサ27による操舵トルク、及び車速センサ24による車速に基づいて電動機17のベース電流が算出される。EPS制御ユニット19は、マイクロコンピュータやROM、RAM、周辺回路、入出力インタフェース、各種ドライバ等から構成されており、算出した電流値に基づき、電動機17を駆動制御する。
【0016】
また、自動車1は後輪操舵装置20を備えている。後輪操舵装置20は、基端が車体2に連結され、先端がナックル8aの後部に連結された左右の後輪転舵アクチュエータ21L,21Rと、左右の後輪転舵アクチュエータ21L,21Rを駆動制御する後輪操舵制御手段としての後輪操舵制御ユニット22と、各後輪転舵アクチュエータ21L,21Rにそれぞれ設置されて各後輪転舵アクチュエータ21L,21Rのストローク量を検出する左右のストロークセンサ23L,23Rとを備えている。各ストロークセンサ23L,23Rの検出信号に基づいて左右後輪5L,5Rの各転舵角を求めるすることができる。
【0017】
このようにして構成された後輪操舵装置20では、左右の後輪転舵アクチュエータ21L,21Rを伸縮駆動することにより、左右後輪6L,6Rの各転舵角を個別に変化させることができる。なお、後輪操舵制御では、ストロークセンサ23L,23Rの検出信号が後輪転舵制御ユニット22に入力することで、後輪転舵制御ユニット22による後輪転舵アクチュエータ21L,21Rのフィードバック制御が行われる。
【0018】
自動車1には更に、各種システムを統括制御するECU(Electronic Control Unit)28と、車両のヨーレイト(車両挙動)を検出するヨーレイトセンサ25と、その他図示しない各種センサが設けられている。ECU28は、通信回線(CAN)を介して各センサ23〜27や、EPS制御ユニット19、後輪操舵制御ユニット22等と接続されており、各センサ23〜27の検出信号はECU28に入力して車両の各種制御に供される。
【0019】
ECU28は、これら入力した各種信号に基づいて後輪操舵角を算出し、各後輪転舵アクチュエータ21L,21Rのストローク量を決定した上で後輪操舵制御ユニット22に対して駆動制御信号を出力して後輪6の操舵制御を行う。
【0020】
後輪操舵制御ユニット22は、マイクロコンピュータや周辺回路、各種ドライバ等から構成されており、ECU28から出力された駆動制御信号に基づいて後輪転舵アクチュエータ21を駆動制御する。これにより、各後輪転舵アクチュエータ21L,21Rが、ECU28によって決定されたストローク量へと伸縮動し、左右の後輪6L,6Rを所望の転舵角に変化させる。
【0021】
このように構成された自動車1によれば、左右の後輪転舵アクチュエータ21L,21Rの一方を伸ばして他方を縮めれば、両後輪6L,6Rを左右に転舵することができる他、左右の後輪転舵アクチュエータ21L,21Rを同時に対称的に変位させることにより、両後輪6L,6Rのトーイン/トーアウトを適宜な条件の下に自由に制御することも可能である。例えば、自動車1は、各種センサによって把握される車両の運動状態に基づき、高速旋回走行時に後輪6を前輪転舵方向と同方向(同相)に、低速旋回走行時に後輪6を前輪操舵方向と逆方向(逆相)に操舵することにより操縦性を高めることができる。また、加速時に後輪6をトーアウトに、制動時に後輪6をトーインに変化させるようにトー角制御することにより加減速時の安定性を向上することができる。
【0022】
次に、後輪操舵制御ユニット22の要部回路ブロックを示す図2と、制御フローを示す図3とを参照して、本発明に基づく制御要領について以下に説明する。
【0023】
図2に示されるように、後輪操舵制御ユニット22には、操舵角センサ26からの操舵角検出信号が入力する操舵角速度算出部22aと、操舵トルクセンサ27からの操舵角検出信号が入力すると共に操舵角速度算出部22aからの操舵角速度信号が入力する操舵状態判定部22bと、上記操舵角検出信号と車速センサ24からの車速信号とが入力する後輪転舵制御部22cと、操舵状態判定部22bからの判定信号が入力すると共に後輪転舵制御部22cからの後輪転舵信号が入力する逆相ゲイン調整部22dとが設けられている。
【0024】
操舵角速度算出部22aでは、操舵角検出信号の時間変化から前輪操舵角速度を算出する。なお、例えば右操舵方向を+とし、左操舵方向を−とすることにより、前輪操舵角の左右方向を区別した信号として処理することができる。
【0025】
操舵状態判定部22bでは、操舵トルクと前輪操舵角速度とから操舵状態の判定を行う。通常操舵の場合には操舵方向と操舵トルク(アシストトルク)の付加方向とは同じである。それに対して、ハンドル取られが生じた場合には、通常の電動操舵装置におけるダンピング制御により、操舵方向に対して逆方向にダンピング量を増大させるようになる。その場合の操舵トルクの付加方向は逆相となる。したがって、操舵方向と操舵トルクとの発生方向である符号(+−)の積算結果が−となることにより、ステアリングシャフト12への外力の入力(ハンドル取られ)状態であると判定することができる。
【0026】
後輪転舵制御部22cでは、前輪操舵角と車速とに応じて、前輪操舵角に対する後輪5の操舵方向及び後輪操舵角を求める。この場合も例えば右操舵方向を+とし、左操舵方向を−とすることにより、後輪操舵角の左右方向を区別した信号として処理することができる。
【0027】
逆相ゲイン調整部22dでは、操舵状態判定部22bからの操舵状態判定信号と後輪転舵角とに応じて、前輪4の操舵方向に対して後輪6を逆方向に操舵させる制御におけるゲインとして用いる逆相ゲインを調整する。逆相ゲインは、通常走行状態における前輪操舵方向に対して後輪操舵方向を逆方向(逆相)に操舵制御する場合に用いるゲインであり、例えば1とする。そして、操舵状態判定により上記した外部入力によるハンドル取られ判定信号が入力された場合には逆相ゲイン調整部22dで逆相ゲインを1より小さくする(例えば0.5)。なお、ハンドル取られ判定信号に操舵角速度の大きさも含めて、その操舵角速度が大きい程、逆相ゲインが小さくなるように可変に設定することもできる。
【0028】
後輪操舵制御部22cで決定された後輪操舵角信号は逆相ゲイン調整部22dでゲインを設定されて後輪転舵アクチュエータ21に出力され、後輪転舵アクチュエータ21はその後輪操舵角信号に応じて動作して、後輪5L,5Rは制御に応じた操舵角まで転舵される。なお、ストロークセンサ23による各転舵角検出値を用いて公知のフィードバック制御による制御が行われるようになっている。
【0029】
このようにして構成された後輪操舵装置における本発明に基づく制御要領について図3のフロー図を併せて参照して説明する。なお、プログラムは後輪操舵制御ユニット22内で行われるものであって良い。
【0030】
図3のステップST1では前輪操舵角の検出を行い、次のステップST2では操舵トルクを求める。操舵トルクは、上記操舵トルクセンサ27による検出値によるものであって良い。操舵トルクセンサ27を用いない場合には、例えば電動機17の電流を検出し、その電流値から操舵トルクを推定しても良い。この場合には、電動パワーステアリング装置16の操舵制御として、主として操舵アシスト力を決定すると共にダンピング効果を付加する場合に、そのダンピング制御により外力入力時に操舵トルクが発生した際の電流を用いることができる。
【0031】
次のステップST3では、前輪操舵角θfの操舵方向と前輪操舵トルクTfの発生方向との関係を判別する。それぞれ上記したように右操舵方向を+、左操舵方向を−とすることにより、正負符号の積算結果で判別できる。すなわち、同符号となる(積算結果が+)場合には操舵方向に操舵トルク(アシストトルク)が発生している場合であり、その場合とは通常操舵状態である。それに対して、異符号となる(積算結果が−)場合には操舵方向とは逆の操舵トルクが発生した場合であり、外力の入力により逆方向の操舵トルクが発生したことになる。これは、上記したようにダンピング制御により、ステアリングホイール11(ステアリングシャフト12)のハンドル取られ方向に対して逆向きのダンピング効果を発生させるためである。したがって、このような状態を上記したように符号の積算結果で判別することができる。
【0032】
ステップST3で積算結果が同符号であると判定された場合にはステップST7でゲインをリセット(例えば1であった場合には1に戻す)して本制御を終了し(通常の操舵制御を行う)、異符号であると判定された場合にはステップST4に進む。
【0033】
ステップST4では、後輪操舵制御が逆相制御中であるか否かを判別する。逆相制御中とは、本発明の制御対象である低速走行時の小回り性向上のために前輪操舵方向に対して後輪操舵方向を逆方向にして後輪5を転舵する制御を行っていることである。逆相制御中では無い(同相制御中)と判定された場合には本制御の対象外であるため、ステップST7でゲインをリセットして本制御を終了する。ステップST4で逆相制御中であると判定された場合にはステップST5に進む。
【0034】
ステップST5では、逆相ゲイン調整部22dでのゲインの補正量を決定する。この補正量は上記したように一律に0.5とする場合にはゲインの係数に0.5を代入し、前輪操舵速度の大きさに反比例するような値とする場合には係数を例えば前輪操舵速度と係数との関係を設定したマップから求めた係数とする。なお、このステップST5でのゲイン補正量の決定では、ステップST1で検出された操舵角θfが所定の閾値θd以上である場合(θf≧θd)に補正量を決定するものとする。この閾値θdとしては、例えばハンドルの遊び程度の変化では本制御を行わないようにする値であって良い。
【0035】
そして、ステップST6では、ステップST5で決定した係数を用いたゲインを設定する調整を行い、本ルーチンを終了する。別ルーチンにおいて、変更された逆相制御用ゲインを用いてダンピング制御を行う。
【0036】
これにより、低速走行時に前輪操舵方向に対して逆方向に後輪を操舵する制御を行っている時にハンドル取られが生じた場合、そのハンドル取られによる前輪操舵角の変化に応じた通常の後輪操舵制御を行おうとすると、後輪5の操舵角は図4の二点鎖線で示されるように逆相側に大きく変化するようになってしまう。それに対して、本発明の上記した制御によれば、後輪逆相ゲインを小さくする調整を行うことから、図4の実線で示されるように逆相側への変化量が抑制される。その結果、ハンドル取られが増長されてしまうことが無いため、違和感の無い操舵走行を続行することができる。
【0037】
なお、上記後輪操舵の抑制制御では逆相ゲイン小さくすることにより行うとしたが、例えば後輪転舵角を保持するようにしても良い。
【符号の説明】
【0038】
4L,4R 前輪
6L,6R 後輪
12 ステアリングシャフト
21L,21R 後輪転舵アクチュエータ(アクチュエータ)
24 車速センサ(車速検出手段)
22 後輪転舵制御ユニット(後輪操舵制御手段)
26 操舵角センサ(前輪操舵角検出手段)
27 操舵トルクセンサ(外力検出手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前輪の操舵角を検出する前輪操舵角検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、後輪を転舵するアクチュエータと、少なくとも前記後輪を前記アクチュエータにより前記前輪の操舵方向とは逆方向に操舵する制御を行う後輪操舵制御手段とを有する後輪操舵装置であって、
前記前輪からステアリングシャフトに入力される外力を検出する外力検出手段が設けられ、
前記後輪操舵制御手段は、前記外力検出手段により前記外力が検出されかつ前記操舵角の変化が所定の閾値以上になった場合には、前記後輪の前記逆方向への操舵を抑制することを特徴とする後輪操舵装置。
【請求項2】
前記後輪の前記逆方向への操舵の抑制が、前記後輪の逆方向操舵制御におけるゲインを低いものに切り換えることであることを特徴とする請求項1に記載の後輪操舵装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−63114(P2011−63114A)
【公開日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−215291(P2009−215291)
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】