説明

情報システム、制御方法、およびそのプログラム

【課題】情報処理サーバ装置に正確な画像を送信できないことがある。
【解決手段】画像取得機器として画像情報から人体を判定することができるネットワークカメラを窓外に設置し情報端末装置に登録する。登録後、ネットワークカメラを起動させて画像を取得できる状態にする(S11)。起動した後、カメラが取得した画像をもとにその移動物体が人体であるかどうか判定する(S12)。この画像情報をもとに人体判定した結果人体であることを検知すると(S13)、その時カメラが取得した画像情報を情報端末装置に有線または無線で送信する (S14)。次に、この情報端末装置が取得した画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置に送信する(S15)。そして、この画像情報を取得した情報処理サーバ装置では画像情報を保存・更新し、外部の携帯電話等から見ることができるようにする(S16)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機器からの画像情報を、情報端末装置を経由して通信回線を介して情報処理サーバ装置に送信し保存することに関する情報システム、制御方法およびそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、外部からインターネットなどの通信回線を介して情報処理サーバ装置に画像情報を送信する機器は、携帯電話等の外部通信装置からサーバを経由して画像呼出表示指令を受け付けた時に、その画像呼出表示指令によって指定された表示モードに従って、監視区域の現場画像を送信し、携帯電話の表示画面に表示するものである(例えば、特許文献1参照)。この外部からの画像呼出表示指令によって、機器からの画像をサーバに送信することができるものである。すなわち、携帯電話等の外部通信装置からサーバに接続し、画像情報を取得するものである。
【0003】
また、画像情報を送信する機器とは別に人体感知センサが人体を感知した時、撮像装置による撮影を行い、撮影データを制御ユニットに記録するものもある(例えば、特許文献2参照)。人体感知センサで人体を検知することによって、機器からの画像を制御ユニットに記録することができるものである。すなわち、機器の近傍に人体感知センサを設置することによって、人体の検知画像を保存することができるものである。
【特許文献1】特開2002−165211号公報
【特許文献2】特開2002−344953号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の前者の構成では、携帯電話等の外部通信装置からサーバを経由して画像呼出表示指令を受け付けた時に、その画像呼出表示指令によって指定された表示モードに従って、監視区域の現場画像を送信するだけで、その時に異常状態になっているかどうかわからないという欠点がある。従って、異常状態時に画像を取得しようとすると、携帯電話等の外部通信装置を常にサーバにアクセスして画像呼出表示指令を何度も送信する必要があるという課題がある。
【0005】
また、前記従来の後者の構成では、画像情報を送信する機器とは別に人体感知センサが人体を感知した時、撮像装置による撮影を行い、撮影データを制御ユニットに記録するものもあるが、画像情報を送信する機器とは別に人体感知センサを設置する必要があるという欠点がある。また、人体感知センサと画像情報を送信する機器との検知エリアとが同一であることが少ないため、人体検知センサが人体を検知した時に画像情報を送信しても、異常状態とはすこしずれた状態の画像を送信することもあるという課題がある。
【0006】
さらに、画像情報を送信する機器と制御ユニットとの間の接続が切断されると、異常時に機器から画像を送信することができず、異常状態を認識することができないという欠点がある。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するために、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、前記機器からの前記画像情報を定期的に前記情報端末装置に送信・保存し、前記機器が人体を検知した時に前記画像情報を通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信し保存することによって、画像情報を送信する機器から異常状態時に正確な画像を取得することができ、緊急時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めるようにしたものである。
【0008】
このようにすることによって、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができる。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、設置も容易であり、異常時の正確な画像を送信することができる。さらに、画像情報を送信する機器から定期的に情報端末装置に画像を送信・保存することによって、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができ、緊急時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
【0009】
このようにして、本発明は、センサを用いず画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、人体を判定した異常状態時に画像情報を情報処理サーバ装置に送信することによって、異常時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにした情報システム、制御方法およびそのプログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記従来の課題を解決するために、本発明の情報システムは、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、機器からの画像情報を定期的に情報端末装置に送信・保存し、機器が人体を検知した時に画像情報を通信回線を介して情報処理サーバ装置に送信し保存することを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0011】
また、本発明の制御方法は、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置と情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなる情報システムの制御方法において、機器が時間を計測するステップと、ある時間経過した後、機器からの画像情報を情報端末装置に送信するステップと、情報端末装置で画像情報を保存するステップと、機器が人体を検知するステップと、機器が人体を検知した後、機器からの画像情報を情報端末装置を経由して、通信回線を介して情報処理サーバ装置に送信するステップと、情報処理サーバ装置で画像情報を保存するステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0012】
すなわち、本発明は、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができる。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、画像情報から人体を判定するので人体を正確に検知することができ、検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、人体を検知した異常時の正確な画像を見ることができる。
【0013】
さらに、画像情報を送信する機器から定期的に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めるようにしたものである。
【発明の効果】
【0014】
以上のように、本発明の情報システム、制御方法およびそのプログラムによれば、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができる。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、画像情報から人体を判定するので人体を正確に検知することができ、検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、人体を検知した異常時の正確な画像を確認することができる。
【0015】
さらに、画像情報を送信する機器から定期的に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めるようにしたものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
第1の発明は、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、前記機器からの前記画像情報を定期的に前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信し保存することを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0017】
これによって、本発明は、画像情報を送信する機器から定期的に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0018】
第2の発明は、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、前記機器が人体を検知した時に前記画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信し保存することを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0019】
これによって、本発明は、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができる。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、画像情報から人体を判定するので人体を正確に検知することができ、検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、人体を検知した異常時の正確な画像を確認することができ、異常状態時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0020】
第3の発明は、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、前記機器からの前記画像情報を定期的に前記情報端末装置に送信・保存し、前記機器が人体を検知した時に前記画像情報を通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信し保存することを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0021】
これによって、本発明は、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができる。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、画像情報から人体を判定するので人体を正確に検知することができ、検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、人体を検知した異常時の正確な画像を確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0022】
第4の発明は、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置と情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなる情報システムの制御方法において、前記機器が時間を計測するステップと、ある時間経過した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信するステップと、前記情報処理サーバ装置で前記画像情報を保存するステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0023】
これによって、本発明は、画像情報を送信する機器から定期的に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0024】
第5の発明は、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置と情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなる情報システムの制御方法において、前記機器が人体を検知するステップと、前記機器が人体を検知した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信するステップと、前記前情報処理サーバ装置で前記画像情報を保存するステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0025】
これによって、本発明は、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができる。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、画像情報から人体を判定するので人体を正確に検知することができ、検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、人体を検知した異常時の正確な画像を確認することができ、異常状態時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0026】
第6の発明は、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置と情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなる情報システムの制御方法において、前記機器が時間を計測するステップと、ある時間経過した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記情報端末装置で前記画像情報を保存するステップと、前記機器が人体を検知するステップと、前記機器が人体を検知した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信するステップと、前記前情報処理サーバ装置で前記画像情報を保存するステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0027】
これによって、本発明は、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができる。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、画像情報から人体を判定するので人体を正確に検知することができ、検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、人体を検知した異常時の正確な画像を確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0028】
第7の発明は、コンピュータに、前記機器からの画像情報を、情報端末装置を経由して通信回線を介して情報処理サーバ装置に送信し保存するものとして機能させるためのプログラムを提供するものである。
【0029】
そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させて本発明の情報システム、情報端末装置の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
【0030】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、センサを用いず画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、人体を判定した異常状態時に画像情報を情報処理サーバ装置に送信することによって、異常時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにしたものである。従って、異常状態時の画像取得の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0031】
すなわち、本発明は、人体を検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に見ることができるようにしたものである。また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、画像情報から人体を判定するので人体を正確に検知することができ、検知した時の画像情報を正確にサーバに送信することができるので、人体を検知した異常時の正確な画像を確認することができるようにしたものである。従って、異常状態時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0032】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0033】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報システムのシステム全体を概略的に示す構成説明図を示すものである。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0034】
図1に示す本実施の形態の情報システムは、各家庭100に設置された洗濯機15、エアコン16等の家電機器とカメラ17等の画像取得機器を無線通信によって接続した情報端末装置1と、情報端末装置1を外部と接続するための回線接続手段4と、外部のネットワークである宅外回線網としてのインターネット回線網12と、情報処理サーバ装置10とから成る。この時の情報端末装置1の通信回線網はデータ通信回線網13から成っている。
【0035】
本情報システムは、各家電機器等と無線通信によって接続されており、各機器からの情報収集を行い、各機器へのデータ送信を行う。これらの収集された情報や入力部によって入力されたデータ等を処理し、データ通信回線網13、回線接続手段4および宅外回線網12を経由して外部にある情報処理サーバ装置10および携帯電話等の外部の通信装置(図示せず)と送受信することができるものである。また、情報端末装置1とカメラと17はLANケーブル等による有線接続であってもいい。
【0036】
具体的には、通信機器の送受信は、アナログ電話回線網を用いて回線接続手段であるモデム、スプリッター等を介してISP(インターネットサービスプロバイダ)にダイヤルアップ接続(PPP接続)し、そこから宅外回線網(WEB)を通じてセンターサーバ装置にTCP/IP接続することができるものである。また、別のブロードバンドであるADSL回線網を用いてデータ通信回線網、回線接続手段を介して直接に情報処理サーバ装置にADSL接続することもできるものである。さらに、通信機器の送受信の接続回線網はFTTHのような光ファイバー網でもよい。
【0037】
また、端末である機器は給湯器、温水利用システム、ガスメータ、電力メータ、水道メータ等でもよい。
【0038】
このような情報システムにおいて、機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて機器情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置1と、情報端末装置1との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置10とからなり、CCDカメラ等の画像取得機器17から情報端末装置1へ画像を送信し、情報端末装置1でその画像情報を保存しておき、異常時に情報端末装置1から情報処理サーバ装置10にインターネットを介して画像情報を送信し保存することができる情報システムである。
たとえば、裏口の玄関先にカメラ17を設置しておき、カメラ17からの画像を定期的に情報端末装置1に送信し、情報端末装置1でその画像情報を一定期間保存しておき、ある一定期間が過ぎると情報処理サーバ装置10にインターネットを介して画像情報を送信し保存する。このように定期的にカメラ17からの画像情報を情報端末装置1を経由して、インターネット回線網を介して情報処理サーバ装置10に送信し保存することによって、異常時の画像情報を容易に確認することができる。
【0039】
すなわち、本発明は、センサを用いず画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、ある一定期間が過ぎると画像情報を情報処理サーバ装置に送信・保存することによって、異常があった時間帯の画像を容易に確認することができ、画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにしたものである。従って、異常状態時の画像取得の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0040】
このようにすることによって、その家で何らかの異常が発生した場合、その異常発生時間帯の画像を容易に確認することができ、何があったかを早急に把握することができ、本当に異常であったかどうかすぐに次の行動・判断を起こすことができるものである。
【0041】
次に本実施の形態の情報端末装置について図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第1の実施の形態で用いる情報端末装置1の機能ブロック図を示すものである。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0042】
図2に示す本実施の形態の情報端末装置1は、データ通信処理部23、情報処理部25、情報収集部26、情報送信部27、情報送受信部28とから構成されている。本情報端末装置1は、各家電機器等と無線通信29によって接続されており、各機器からの情報収集を情報収集部26によって行い、各機器へのデータ送信を情報送信部27によって行う。
【0043】
これらの収集された情報等は情報処理部25によって処理し、データ通信処理部23を用いて、ルーター2、回線接続手段4を経由して外部に送受信することができる。この時の通信回線網はADSL等のデータ通信回線網20である。
【0044】
このような情報端末装置1において、CCDカメラ等のネットワークカメラの画像取得機器からの画像情報を20秒や30秒に1回等定期的に取得・保存し、1分や2分等ある一定期間が過ぎるとこれら画像情報を情報処理サーバ装置10に送信し、情報処理サーバ装置10に保存することによって、その家庭で何らかの異常が発生した場合、その異常発生時間帯の画像を容易に確認することができ、何があったかを早急に把握することができるものである。さらに、本当に異常であったかどうかをすぐに判断することができ、次の行動、例えば警察に連絡するか、家人や隣人に連絡するか等判断することができるものである。
【0045】
例えば、リビングの窓外にネットワークカメラ17を設置しておき、カメラからの画像を30秒おきに定期的に情報端末装置1に送信し、情報端末装置1でその画像情報を一定期間保存しておき、3分経過すると情報処理サーバ装置10にインターネットを介して画像情報を送信し保存する。このように定期的にカメラからの画像情報を情報端末装置1を経由して、インターネット回線網を介して情報処理サーバ装置10に送信し保存することによって、異常時の画像情報を容易に確認することができる。
【0046】
すなわち、本発明は、センサを用いず画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、ある一定期間が過ぎると画像情報を情報処理サーバ装置に送信・保存することによって、異常があった時間帯の画像を容易に確認することができ、画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにしたものである。従って、異常状態時の画像取得の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0047】
また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、コストも低く抑えることができ、正確に異常時の画像を確認することができるものである。
【0048】
さらに、画像情報を送信するカメラ機器から定期的に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、カメラ機器と情報端末装置の間の通信が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めるようにしたものである。
【0049】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、センサを用いず画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、ある一定期間が過ぎた後画像情報を情報処理サーバ装置に送信することによって、異常時の時間帯の画像をすぐに確認することができ、異常時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにしたものである。従って、異常状態時の画像取得の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0050】
次に、本実施の形態1の制御方法について図面を参照しながら説明する。図3は同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
【0051】
まず、家電機器としてエアコン16や洗濯機15を情報端末装置1に登録し、画像取得機器としてネットワークカメラ17を窓外に設置し情報端末装置1に登録する。登録した後、ネットワークカメラを起動させて画像を取得できる状態にする(ステップS1)。起動した後、カメラ内部の時計が動作しタイマー計測を始める(ステップS2)。このタイマーをもとにある時間経過したかどうかの判定をカメラ内部で行う(ステップS3)。
【0052】
ある一定時間、例えば30秒経過すると、カメラ17が取得した画像情報を情報端末装置1に有線または無線で送信する (ステップS4)。次に、情報端末装置1内で、ある一定期間例えば3分経過したり、取得した画像枚数が6枚に達すると、情報端末装置が取得した画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信する(ステップS5)。そして、画像情報を取得した情報処理サーバ装置10では画像情報を保存・更新し、外部の携帯電話等から見ることができるようにする(ステップS6)。
【0053】
こうすることによって、その家で何らかの異常が発生した場合、その異常発生時間帯の画像を容易に確認することができ、何があったかを早急に把握することができるものである。さらに、本当に異常であったかどうかをすぐに判断することができ、次の行動、例えば警察に連絡するか、家人や隣人に連絡するか等判断することができるものである。
【0054】
このように定期的にカメラからの画像情報を情報端末装置を経由して、インターネット回線網を介して情報処理サーバ装置に送信し保存することによって、異常時の画像情報を容易に確認することができる。
【0055】
すなわち、センサを用いず画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、ある一定期間が過ぎると画像情報を情報処理サーバ装置に送信・保存することによって、異常があった時間帯の画像を容易に確認することができ、画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができる。
【0056】
また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、コストも低く抑えることができ、正確に異常時の画像を確認することができる。
【0057】
以上のような構成・手順とすることにより、本実施の形態によれば、画像情報を送信する機器から定期的に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0058】
(実施の形態2)
実施の形態2の情報システムについて説明する。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0059】
本実施の形態の情報システムは、図1と同様に各家庭100に設置された洗濯機15、エアコン16等の家電機器とCCDカメラ17等の画像取得機器を無線通信によって接続した情報端末装置1と、情報端末装置1を外部と接続するための回線接続手段4、外部のネットワークである宅外回線網としてのインターネット回線網12、情報処理サーバ装置10とから成る。この時の情報端末装置1の通信回線網は情報通信回線網であるデータ通信回線網13から成っている。このCCDカメラは画像情報をもとに人体を判定することができ、その人体判定結果にもとづいて画像情報を情報端末装置に送信することができるものである。
【0060】
本情報システムは、各家電機器15〜17等と無線通信によって接続されており、各機器からの情報収集を行い、各機器へのデータ送信を行う。これらの収集された情報や入力部によって入力されたデータ等を処理し、データ通信回線網13、回線接続手段4および宅外回線網を経由して外部にある情報処理サーバ装置1および携帯電話等の外部の通信装置と送受信することができるものである。また、情報端末装置1とカメラ17とはLANケーブル等による有線接続であってもいい。
【0061】
このような情報システムにおいて、機器に関する機器情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて機器情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置1と、情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置11とからなり、人体判定が可能なCCDカメラ等の画像取得機器17が人体を検知した時に画像取得機器17から情報端末装置1へ画像情報を送信し、情報端末装置1でその画像情報を保存し、さらに情報端末装置1から情報処理サーバ装置11にインターネットを介して画像情報を送信し保存することができる情報システムである。
【0062】
例えば、玄関先の横にカメラ17を設置しておき、カメラ17が人体を判定した時にその時の画像情報を情報端末装置1に送信し、情報端末装置1でその画像情報を保存しておき、その画像情報を情報処理サーバ装置11にインターネットを介して送信し保存する。このように人体を検知した時にカメラ17からの画像情報を情報端末装置1を経由して、インターネット回線網を介して情報処理サーバ装置11に送信し保存することによって、異常時の画像情報を容易に確認することができる。
【0063】
すなわち、本発明は、センサを用いず画像情報から人体を判定しその画像情報を送信する画像取得機器のみを用いて、人体と判定した時にその時の画像情報を情報端末装置に送信・保存し、その画像情報を情報処理サーバ装置に送信・保存することによって、人体が検知された時の時間帯の画像を容易に確認することができ、画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにしたものである。従って、異常状態時の画像取得の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0064】
このようにすることによって、その家の外で人体が検知された場合、その異常発生時間帯の画像を容易に確認することができ、何があったかを早急に把握することができ、本当に異常であったかどうかすぐに次の行動・判断を起こすことができるものである。
【0065】
次に、本実施の形態の制御方法について図面を参照しながら説明する。図4は同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
【0066】
まず、家電機器としてエアコン16や洗濯機15を情報端末装置1に登録し、画像取得機器として画像情報から人体を判定することができるネットワークカメラ17を窓外に設置し情報端末装置1に登録する。登録した後、ネットワークカメラ17を起動させて画像を取得・判定できる状態にする(ステップS11)。起動した後、カメラが取得した画像をもとにその移動物体が人体であるかどうか判定する(ステップS12)。この画像情報をもとに人体判定した結果人体であることを検知すると(ステップS13)、その時カメラが取得した画像情報を情報端末装置1に有線または無線で送信する (ステップS14)。
【0067】
次に、この情報端末装置1が取得した画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置11に送信する(ステップS15)。そして、この画像情報を取得した情報処理サーバ装置11では画像情報を保存・更新し、外部の携帯電話等から見ることができるようにする(ステップS16)。
【0068】
こうすることによって、その家の外で人体が検知された場合、その人体検知した異常発生時間帯の画像を容易に確認することができ、何があったかを早急に把握することができるものである。さらに、本当に異常であったかどうかをすぐに判断することができ、次の行動例えば警察に連絡するか、家人や隣人に連絡するか等判断することができるものである。
【0069】
このように人体と判断した時にカメラからの画像情報を情報端末装置を経由して、インターネット回線網を介して情報処理サーバ装置に送信し保存することによって、異常時の画像情報を容易に確認することができる。
【0070】
すなわち、センサを用いず画像情報をもとに人体を判定しその画像情報を送信する機器のみを用いて、人体検知時に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、その画像情報を情報処理サーバ装置に送信・保存することによって、人体を検知して異常があった時間帯の画像を容易に確認することができ、画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができる。
【0071】
また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、コストも低く抑えることができ、正確に異常時の画像を確認することができる。
【0072】
さらに、画像情報を送信するカメラ機器から人体を検知した時に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、カメラ機器と情報端末装置の間の通信が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めるようにすることができる。
【0073】
以上のような構成・手順とすることにより、本実施の形態によれば、画像情報を送信する機器から人体を検知した時に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0074】
(実施の形態3)
実施の形態3の情報システムについて説明する。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0075】
本実施の形態の情報システムは、図1と同様に各家庭100に設置された洗濯機15、エアコン16等の家電機器とCCDカメラ17等の画像取得機器を無線通信によって接続した情報端末装置1と、情報端末装置1を外部と接続するための回線接続手段4、外部のネットワークである宅外回線網としてのインターネット回線網12、情報処理サーバ装置10とから成る。この時の情報端末装置1の通信回線網は情報通信回線網であるデータ通信回線網13から成っている。このCCDカメラは画像情報をもとに人体を判定することができ、その人体判定結果にもとづいて画像情報を情報端末装置に送信することができるものである。
【0076】
このような情報システムにおいて、機器に関する機器情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて機器情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置1と、情報端末装置1との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置11とからなり、人体判定が可能なCCDカメラ等の画像取得機器が定期的に画像取得機器から情報端末装置1へ画像情報を送信し、情報端末装置1でその画像情報を保存し、さらに画像取得機器が人体を検知した時に画像取得機器から情報端末装置1を経由して情報処理サーバ装置11にインターネットを介して画像情報を送信し保存することができる情報システムである。
【0077】
例えば、リビングの窓外の横にカメラ17を設置しておき、定期的に画像情報を情報端末装置1に送信し、情報端末装置1でその画像情報を保存しておき、カメラ17が人体を判定した時にその画像情報を情報端末装置1を経由して情報処理サーバ装置11にインターネットを介して送信し保存する。このように定期的におよび人体を検知した時にカメラからの画像情報を情報端末装置1を経由して、インターネット回線網を介して情報処理サーバ装置11に送信し保存することによって、異常時の画像情報を容易に確認することができる。
【0078】
すなわち、本実施の形態は、センサを用いず画像情報から人体を判定しその画像情報を送信する画像取得機器のみを用いて、定期的におよび人体と判定した時にその時の画像情報を情報端末装置に送信・保存し、その画像情報を情報処理サーバ装置に送信・保存することによって、人体が検知された時の時間帯の画像を容易に確認することができ、画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにしたものである。従って、異常状態時の画像取得の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0079】
このようにすることによって、その家の外で人体が検知された場合、その異常発生時間帯の画像を容易に確認することができ、何があったかを早急に把握することができ、本当に異常であったかどうかすぐに次の行動・判断を起こすことができるものである。
【0080】
本実施の形態の制御方法について図面を参照しながら説明する。図5は同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
【0081】
まず、家電機器としてエアコン16や洗濯機15を情報端末装置に登録し、画像取得機器として画像情報から人体を判定することができるネットワークカメラ17を窓外に設置し情報端末装置1に登録する。登録した後、ネットワークカメラ17を起動させて画像を取得・判定できる状態にする(ステップS21)。起動した後、カメラ内部の時計が動作しタイマー計測を始める。このタイマーをもとにある時間経過したかどうかの判定をカメラ内部で行う(ステップS22)。また、カメラ17が取得した画像をもとにその移動物体が人体であるかどうか判定する(ステップS23)。ある一定時間、例えば30秒経過すると(ステップS24)、カメラ17が取得した画像情報を情報端末装置1に有線または無線で送信する (ステップS25)。
【0082】
次に、この画像情報をもとに人体判定した結果人体であることを検知すると(ステップS26)、その時カメラ17が取得した画像情報を情報端末装置1に有線または無線で送信する (ステップS27)。次に、この情報端末装置1が取得した画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置11に送信する(ステップS28)。そして、この画像情報を取得した情報処理サーバ装置では画像情報を保存・更新し、外部の携帯電話等から見ることができるようにする。
【0083】
こうすることによって、その家の外で人体が検知された場合、その人体検知した異常発生時間帯の画像を容易に確認することができ、何があったかを早急に把握することができるものである。さらに、本当に異常であったかどうかをすぐに判断することができ、次の行動例えば警察に連絡するか、家人や隣人に連絡するか等判断することができるものである。
【0084】
このように定期的および人体と判断した時にカメラからの画像情報を情報端末装置を経由して、インターネット回線網を介して情報処理サーバ装置に送信し保存することによって、異常時の画像情報を容易に確認することができる。
【0085】
すなわち、センサを用いず画像情報をもとに人体を判定しその画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的および人体検知時に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、その画像情報を情報処理サーバ装置に送信・保存することによって、人体を検知して異常があった時間帯の画像を容易に確認することができ、画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができる。
【0086】
また、画像情報を送信する機器とは別にセンサを用いることなく、機器単独であるので、設置も容易であり、コストも低く抑えることができ、正確に異常時の画像を確認することができる。
【0087】
さらに、画像情報を送信するカメラ機器から定期的および人体を検知した時に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、カメラ機器と情報端末装置の間の通信が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めるようにすることができる。
【0088】
以上のような構成・手順とすることにより、本実施の形態によれば、画像情報を送信する機器から定期的および人体を検知した時に情報端末装置に画像を送信・保存することができるので、機器と情報端末装置の間の配線が切断されても異常状態時の画像は保存され、サーバに送信されるので、緊急時の画像を携帯電話等の外部通信装置を用いて正確に確認することができ、異常状態直前・直後の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0089】
なお、今までの実施の形態ではブロードバンドのインターネット回線としてADSLで説明したが、これに限らずあらゆる通信方式であってもよい。
【0090】
また、これらの情報端末装置、情報システム、制御方法を情報端末装置の情報処理部で行うためには、情報端末装置内のCPUコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な独自のプログラムが必要である。本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
【産業上の利用可能性】
【0091】
以上のように、本発明にかかる情報システム、制御方法、およびそのプログラムは、センサを用いず画像情報を送信する機器のみを用いて、定期的に画像情報を情報端末装置に送信・保存し、人体を判定した異常状態時に画像情報を情報処理サーバ装置に送信することができるようにしたものであり、異常時の画像取得の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができ、家庭内全てのネットワークシステムに対しても有用である。
【図面の簡単な説明】
【0092】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る情報システム全体を概略的に示す構成説明図
【図2】同実施の形態で用いる情報端末装置の機能ブロック図
【図3】同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャート
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャート
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るシステムの処理手順を示す図
【符号の説明】
【0093】
1 情報端末装置
10 情報処理サーバ装置
12 宅外回線網(インターネット回線網)
13 データ通信回線網(インターネット回線網)
15 洗濯機
16 エアコン
17 カメラ(機器)
23 データ通信処理部
25 情報処理部
28 情報送受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、前記機器からの前記画像情報を定期的に前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信し保存することを特徴とする情報システム。
【請求項2】
機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、前記機器が人体を検知した時に前記画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信し保存することを特徴とする情報システム。
【請求項3】
機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で通信回線を介して画像情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなり、前記機器からの前記画像情報を定期的に前記情報端末装置に送信・保存し、前記機器が人体を検知した時に前記画像情報を通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信し保存することを特徴とする情報システム。
【請求項4】
機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置と情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなる情報システムの制御方法において、前記機器が時間を計測するステップと、ある時間経過した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信するステップと、前記情報処理サーバ装置で前記画像情報を保存するステップとを備えてなる制御方法。
【請求項5】
機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置と情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなる情報システムの制御方法において、前記機器が人体を検知するステップと、前記機器が人体を検知した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信するステップと、前記前情報処理サーバ装置で前記画像情報を保存するステップとを備えてなる制御方法。
【請求項6】
機器に関する画像情報を収集する情報送受信部と、機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、情報端末装置と情報を送受信する情報処理サーバ装置とからなる情報システムの制御方法において、前記機器が時間を計測するステップと、ある時間経過した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記情報端末装置で前記画像情報を保存するステップと、前記機器が人体を検知するステップと、前記機器が人体を検知した後、前記機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、通信回線を介して前記情報処理サーバ装置に送信するステップと、前記前情報処理サーバ装置で前記画像情報を保存するステップとを備えてなる制御方法。
【請求項7】
コンピュータに、前記機器からの画像情報を、情報端末装置を経由して通信回線を介して情報処理サーバ装置に送信し保存するものとして機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−139656(P2006−139656A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−330225(P2004−330225)
【出願日】平成16年11月15日(2004.11.15)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】