説明

情報提供サーバ

【課題】 監視システムによって管理している施設の管理状況が、より詳細にかつ迅速に、関係者に対して伝達できるようにする。
【解決手段】 警報検出手段132aが異常を検出すると、まず、警報検出手段132aが検出した異常情報をもとに、メール制御部132aが、異常が発生した箇所の情報とともに異常発生を告知する電子メールを作成する。メール制御部132aは、所定の電子メールを作成すると、予め設定されている電話番号の携帯電話107に対して作成した電子メールを送出する

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管理システムにより管理されているビルディングなどの施設を、遠隔で監視する遠隔監視システムなどで利用される情報提供サーバに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模建設物などの施設においては、空調設備,照明設備,防災防犯設備などを、集中して管理する集中管理システムが用いられている。このような集中管理システムにおいては、各機器および自動制御の調整作業や、設備の維持保存のための保守作業、また、警報への対応などが、常時最適な状態で行われていることを管理者が把握しておくことが要求される。上記作業には、多くの人手や専門知識が必要となる。
【0003】このような集中管理システムが導入されている施設が複数存在する場合、各々の施設に各々管理者や作業者を配置することになり、多くの人手が必要となり、管理のためのコストが大きくなる。これに対し、複数の施設に対して、1つの遠隔監視センターをもうけ、各々の施設の集中管理装置を遠隔監視センターの遠隔監視装置で一元管理するシステムがある。この遠隔監視システムによれば、各々の施設に各々人員を配置する必要がないため、人員の削減が図れ、管理コストの低減が図れる。
【0004】また、上記遠隔監視システムでは、管理上問題が発生した場合、遠隔監視センターより携帯電話などにより作業担当者に連絡をするようにしているため、より柔軟な人員の配置を可能としていた。この場合、作業担当者は、遠隔監視センターのオペレータより携帯電話で異常発生の連絡を受け、また、簡単な異常内容を知らされ、必要な道具・機材を用意して問題の発生した施設に移動し、発生した問題に対処するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の遠隔監視システムでは、施設に発生した以上の内容が、口頭により作業担当者に通達されていたため、発生している問題の詳細な状態が、作業担当者には把握できなかった。このため、作業担当者は、発生した問題に対処するための道具・機材を、必要以上に用意して現場に出向くことになる。また、問題が発生している現場に到達し、発生している問題を確認した時点で、持参した機材ではこの問題に対処できず、新たに必要な機材を調達する場合もある。このような状況では、迅速な問題解決が行えない。
【0006】また、管理者が、施設の管理状態の現状を把握しようとした場合、遠隔監視システムのある遠隔監視センターに出向く必要があるため、迅速な現状把握が行えない。本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、監視システムによって管理している施設の管理状況が、より詳細にかつ迅速に、関係者に対して伝達できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態における情報提供サーバは、管理対象の施設に配設された設備を制御するコントローラを監視する監視装置より送出された設備の異常を示す警報をネットワークを介して検出する警報検出手段と、この警報検出手段が検出した警報を通知する電子メールを作成し、この作成した電子メールを予め用意されているアドレスの携帯電話宛に送出する電子メール制御手段と、無線端末より送られてきた情報の送出要求を受け付ける要求受付手段と、この要求受付手段が受け付けた情報の送出要求に対応する特定情報を収集して生成する情報生成手段と、この情報生成手段が生成した特定情報を無線端末に送出する情報送出手段とを備えたものである。この情報提供サーバによれば、施設の設備に発生した異常は、異常を告知する電子メールとして携帯電話に送出され、また、要求に応じた情報が、無線端末に送出される。
【0008】上記情報提供サーバにおいて、施設見取り図,設備の運用・点検の予定情報,設備における過去の異常発生事例や異常対処情報,および設備の説明情報を備えた情報格納部を有し、情報生成手段は、情報格納部に格納された情報を収集して特定情報を生成する。また、上記情報提供サーバは、無線端末より送られてきたコントローラの設定内容を変更する指示を受け付ける指示受付手段と、この指示受付手段が受け付けた設定内容を反映した設定変更指示情報を生成し、この生成した設定変更指示情報をネットワークを介してコントローラに送出する設定送出手段とを備える。また、上述した情報提供サーバにおいて、携帯電話は、音声通話機能に加えデータ通信機能を備えたものであり、無線端末は、携帯電話であってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における情報提供サーバを用いた遠隔監視システムの構成例を示す構成図である。本システムは、まず、複数の施設101が、イントラネットなどの専用広域ネットワーク102を介して遠隔監視センター103に接続している。また、また、遠隔監視センター103が、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)104により、携帯電話ゲートウエイ105,無線基地局106に接続し、また、VPNアクセスポイント108に接続している。
【0010】各施設101には、中央監視装置111が備えられ、中央監視装置111は、施設101の各設備を集中して管理している。施設101には、例えば、エアハンドリングユニットや室温センサなどを備えた空調設備115,冷温水発生器やボイラなどの熱源設備116,照明設備117,防犯設備118を備えている。これらの設備は、コントローラ114に接続され、コントローラ114の制御状態や各設備の状態値などが、ローカルエリアネットワーク(LAN)112を介して中央監視装置111により監視されている。
【0011】中央監視装置111は、各設備の状態を常時監視し、設備に異常が発生するとこれを検出し、異常が発生した情報を、送受信部119を介して専用広域ネットワーク102へブロードキャストに送出する。コントローラ114は、送受信部119を介して受信した情報送出指示を受け付けて、指示された内容の情報を送出する。また、コントローラ114は、送受信部119を介して受信した設定変更指示を受け付けて、各設備の設定を変更する。
【0012】遠隔監視センター103は、情報格納部131,情報提供サーバ132を備え、各々がLAN135により接続され、送受信部133を介して専用広域ネットワーク102に接続している。また、情報提供サーバ132は、LAN136,送受信部134を介してVPN104に接続している。なお、無線基地局106,VPNアクセスポイント108は、複数配置され、無線により携帯電話107や無線端末109に接続する。従って、情報提供サーバ132は、携帯電話107,無線端末109との間で、情報の授受を行うことが可能となっている。
【0013】ここで、携帯電話107は、例えば株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのiモード携帯電話であり、音声通話機能とデータ通信機能,ブラウザ機能などを備えた携帯端末である。また、携帯電話ゲートウエイ105は、例えば、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモのiモードゲートウエイであり、無線基地局106は、例えば、日本電信電話株式会社(NTT)の無線基地局である。なお、遠隔監視センター103は、VPN104により携帯電話ゲートウエイ105に接続する必要はなく、他の専用ネットワークで接続するようにしても良い。
【0014】情報格納部131は、各施設101の見取り図や設備の運用・点検などの予定情報、また、過去の異常発生事例や異常対処情報、および各設備機器の説明情報などを備えている。情報提供サーバ132は、警報検出手段132a,メール制御手段132b,要求受付手段132c,情報生成手段132d,情報送出手段132e,指示受付手段132f,設定送出手段132gを備えている。
【0015】前述したように、中央監視装置111がブロードキャストに送出した異常発生情報は、専用広域ネットワーク102から送受信部133を介し、遠隔監視センター103内のLAN135に流れる。警報検出手段132aは、このLAN135に流れてきた異常発生情報を検出する。このようにして施設101で発生した異常を検出した情報提供サーバ132は、つぎに示すようにして携帯電話107や無線端末109に情報を送出する。
【0016】以下、施設101で発生した異常を検出した情報提供サーバ132の動作例について、図2のフローチャートを用いて説明する。警報検出手段132aが異常を検出すると、まず、警報検出手段132aが検出した異常情報をもとに、メール制御部132aが、異常が発生した箇所の情報とともに異常発生を告知する電子メールを作成する(ステップS201)。メール制御部132aは、所定の電子メールを作成すると、予め設定されている電話番号の携帯電話107に対して作成した電子メールを送出する(ステップS202)。
【0017】この結果、送出された電子メールは、携帯電話107に受信され、携帯電話107の表示画面に、例えば、図3(a)に示すように表示される。送出された電子メールの中には、例えば、詳細画面へのリンクが埋め込まれており、作業者が詳細を知りたい場合は、携帯電話107を操作し、表示画面に表示されているリンクを選択することで、自動的に情報提供サーバ132にログインすることができる。
【0018】電子メールを送出すると、情報提供サーバ132では、要求受付手段132cが、送受信部134を介して情報送出の要求が送られてくるのを、予め設定された所定時間待機する(ステップS203)。ここで、要求受付手段132cは、要求送出元の携帯電話107や無線端末109の認証を行うようにしても良い。例えば、要求の送出を受けるとき、利用者名とこれに対応するパスワードの送出を受け、これらが予め用意されている認証データベースにより認証された場合、以降に示す情報の送出や指示の受け付けを行うようにしても良い。
【0019】例えば、送出された電子メールが、図3(a)に示したように、携帯電話107の表示画面に表示された後、作業者が表示画面に表示されているリンクを選択すると、情報の要求が携帯電話107より情報提供サーバ132に対して送出される。この要求を受けた情報提供サーバ132は、図3(b)に示すような、利用者名(ログイン名)とパスワードの送出を要求する画面情報を生成し、これを携帯電話107に対して送出する。この後、ログイン名と利用者名とが、携帯電話107より送出されれば、情報提供サーバ132は、これを受信して認証を行う。
【0020】以上のことにより、要求受付手段132cが、情報送出の要求を受け付けると(ステップS203)、情報生成手段132dが、要求された内容の情報を生成する(ステップS204)。情報生成手段132dは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)や、XML(Extensible Markup Language)などのマークアップ言語およびJava(R)言語などを用いて、送出する画面情報などを生成する。
【0021】このようにして、情報生成手段132dが送出情報を生成すると、情報送出手段132eが、要求元の携帯電話107や無線端末109に、生成した情報を送出する(ステップS205)。送出された情報は、例えば、送受信部134−VPN104−携帯電話ゲートウエイ105−無線基地局106を介して携帯電話107に到達する。携帯電話107に送られた上記情報は、携帯電話107のブラウザにより閲覧可能な状態となる。送られた情報が携帯電話107で受け取られると、携帯電話107では、例えば、図3(c)に示すように、画面が表示される。図3(d)では、グループリストが送られてきた結果を示している。
【0022】以上のようにして、初期の情報を送出した情報提供サーバ132は、要求受付手段132cが、つぎの情報送出要求の有無を確認し(ステップS206)、また、指示受付手段132fが、設定変更などの指示の有無を確認する(ステップS207)。例えば、携帯電話107が電子メールを受けた後、リンクを利用せず他の方法で携帯電話107を情報提供サーバ132にアクセスさせた場合、情報提供サーバ132は、前述したように、ログイン名とパスワードの送出を要求する画面情報を生成し、これを携帯電話107に対して送出する(図3(d))。
【0023】この後、携帯電話107より、ログイン名と利用者名とが送出され、情報提供サーバ132がこれを認証すれば、情報提供サーバ132は、図3(e)に示すようなメインメニューを示す画面情報を生成し、携帯電話107に対して送出する。このことにより、情報送出要求元の携帯電話107には、図3(e)に示すメインメニューの画面が表示されている。この後、携帯電話107を所持している作業者が、表示されているメニューの中で、所望の項目を選択することで、携帯電話107からは新たな情報送出要求が情報提供サーバ132に対して送出される。例えば、作業者は、グループリストを表示させる項目を選択すると、携帯電話電話107より、グループリストの画面に関する要求が、情報提供サーバ132に対して送出される。
【0024】要求受付手段132cが、以上のような項目が選択されたことによる新たな情報送出要求を受け付けると(ステップS206)、情報生成手段132dは、選択された項目に対応する内容の情報を、コントローラ114や情報格納部131より収集して生成する(ステップS204)。情報が生成されると、情報送出手段132eが、先述したように、要求元の携帯電話107や無線端末109に、生成した情報を送出する(ステップS205)。
【0025】情報生成手段132dは、前述と同様に、例えばマークアップ言語やJava(R)言語で、収集した情報が携帯電話107や無線端末109のブラウザで閲覧できる状態に送出情報を構成する。例えば、図3(f)に示すように携帯電話107で表示される画面情報を構成して送出する。この結果、携帯電話107では、図3(g)に示すようなグループリストの画面が表示される。
【0026】この後、情報提供サーバ132では、再び、要求受付手段132cが、つぎの情報送出要求の有無を確認し(ステップS206)、また、指示受付手段132fが、設定変更などの指示の有無を確認する(ステップS207)。前述したように、例えば情報送出要求元の携帯電話107には、先に送出したグループリストより選択された項目に関する情報などが表示されている。ここで、携帯電話107を所持している作業者が、グループリスト中より所定の対象を選択した後、再度送出され発停停操作画面(図3(h))において、設定変更指示の指示送出部を選択することなどにより、携帯電話107から設定変更の指示が情報提供サーバ132に対して送出される。
【0027】この場合、指示受付手段132fが、設定変更の指示を受け付ける(ステップS207)。次いで、設定送出手段132gが、設定変更を行う対象の施設101のコントローラ114に対応したプロトコルで設定変更指示情報を生成し、これを対象の施設101のコントローラ114に送出する(ステップS208)。このことにより、施設101におけるコントローラ114の、所定の設備に対する制御内容が変更される。
【0028】この後、例えば、上記作業者が変更した設定の内容を確認したい場合、携帯電話107を用いて情報送出の要求を出せば、ステップS206,ステップS204,ステップS205により、変更された情報が携帯電話107に送出され、これにより変更内容を確認することが可能となる。以上のことにより、作業者が必要とする情報を入手すると、要求受付手段132c,指示受付手段132fによる受け付けが無くなるので(ステップS206,ステップS207)、情報提供サーバ132は一連の動作を終了する。
【0029】ここで、情報提供サーバ132からは、要求受付手段132cが受け付けた要求情報に対応し、以下に示す情報の送出や、指示の受け付けが可能である。まず、情報生成手段132dは、各施設101毎,コントローラ114毎に、管理状態を示す情報を送出できる。この情報は、情報生成手段132dが、各コントローラ114より情報を収集し、例えばリスト形式に生成する。また、情報生成手段132dは、示された情報各々に関連する詳細な情報の送出指示を要求受付手段132cに対して発信する機能や、所望のコントローラ114の設定内容を変更する指示を指示受付手段132fに対して発信する機能などを、上記各管理情報を示す情報に付加することもできる。
【0030】また、情報生成手段132dは、警報の確認/未確認に関する情報や、警報に対する処置状況に関する情報や、各施設101における管理・点検計画などの情報など、情報格納部131に格納されている情報を生成できる。また、情報生成手段132dは、例えばコントローラ114より、現時点における施設101の温度や照明の状態など最新の管理情報を収集し、これらをトレンドグラフなどにして表示できる情報を生成できる。また、情報格納部131に格納されている施設101の平面図などを取り出し、これと上記最新の管理情報とを組み合わせたサマリグラフを生成できる。当然ながら、情報送出手段132aは、携帯電話107や無線端末109より要求されれば、情報生成手段132dが生成した上述の情報を送出する。
【0031】また、情報生成手段132dは、情報格納部131に格納されている、過去の異常発生事例や異常対処情報、および各設備機器の説明情報なども、送出する情報として生成できる。情報生成手段132dは、情報提供サーバ132が認証したログイン名,パスワードにより、携帯電話107を操作する作業者に応じて送出する情報を編集し生成できる。従って、情報提供サーバ132によれば、携帯電話107や無線端末109を用いることで、遠隔地で上述した情報の収集や、コントローラ114における設定内容の変更などを行うことが可能となる。
【0032】なお、情報提供サーバ132は、例えば、CPU,主メモリ,外部記憶装置などをバス接続したサーバコンピュータであり、管理対象の施設に配設された設備を制御するコントローラを監視する監視装置より送出された設備の異常を示す警報をネットワークを介して検出する処理と、検出した警報を通知する電子メールを作成して作成した電子メールを予め用意されているアドレスの携帯電話宛に送出する処理と、無線端末より送られてきた情報の送出要求を受け付ける処理と、受け付けた情報の送出要求に対応する特定情報を収集して生成する処理と、この生成した特定情報を無線端末に送出する機能と、無線端末より送られてきたコントローラの設定内容を変更する指示を受け付ける機能と、この受け付けた設定内容を反映した設定変更指示情報を生成して生成した設定変更指示情報をネットワークを介してコントローラに送出する機能とを、上記CPUに実行させるためのプログラムを外部記憶装置に備えたものとし、このプログラムを実行することで、前述した動作を行わせるようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、施設の設備に発生した異常は、異常を告知する電子メールとして携帯電話に送出され、また、要求に応じた情報が、無線端末に送出されるようにしたので、監視システムによって管理している施設の管理状況が、より詳細にかつ迅速に、関係者に対して伝達できるようになるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態における遠隔監視システムの構成例を示す構成図である。
【図2】 図1の情報提供サーバ132の動作例を説明するためのフローチャートである。
【図3】 情報提供サーバ132より送出される画面情報の例を示す説明図である。
【符号の説明】
101…施設、102…専用広域ネットワーク、103…遠隔監視センター、104…バーチャルプライベートネットワーク(VPN)、105…携帯電話ゲートウエイ、106…無線基地局、107…携帯電話、108…VPNアクセスポイント、109…無線端末、111…中央監視装置、112…ローカルエリアネットワーク(LAN)、114…コントローラ、115…空調設備、116…熱源設備、117…照明設備、118…照明設備、119…送受信部、131…情報格納部、132…情報提供サーバ、132a…警報検出手段、132b…メール制御手段、132c…要求受付手段、132d…情報生成手段、132e…情報送出手段、132f…指示受付手段、132g…設定送出手段、133,134…送受信部、135,136…LAN。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 管理対象の施設に配設された設備を制御するコントローラを監視する監視装置より送出された前記設備の異常を示す警報をネットワークを介して検出する警報検出手段と、この警報検出手段が検出した警報を通知する電子メールを作成し、この作成した電子メールを予め用意されているアドレスの携帯電話宛に送出する電子メール制御手段と、無線端末より送られてきた情報の送出要求を受け付ける要求受付手段と、この要求受付手段が受け付けた情報の送出要求に対応する特定情報を収集して生成する情報生成手段と、この情報生成手段が生成した前記特定情報を前記無線端末に送出する情報送出手段とを備えたことを特徴とする情報提供サーバ。
【請求項2】 請求項1記載の情報提供サーバにおいて、前記施設見取り図,前記設備の運用・点検の予定情報,前記設備における過去の異常発生事例や異常対処情報,および前記設備の説明情報を備えた情報格納部を有し、前記情報生成手段は、前記情報格納部に格納された情報を収集して前記特定情報を生成することを特徴とする情報提供サーバ。
【請求項3】 請求項1または2記載の情報提供サーバにおいて、前記情報提供サーバは、前記無線端末より送られてきた前記コントローラの設定内容を変更する指示を受け付ける指示受付手段と、この指示受付手段が受け付けた前記設定内容を反映した設定変更指示情報を生成し、この生成した設定変更指示情報を前記ネットワークを介して前記コントローラに送出する設定送出手段とを備えることを特徴とする情報提供サーバ。
【請求項4】 請求項1〜3いずれか1項に記載の情報提供サーバにおいて、前記携帯電話は、音声通話機能に加えデータ通信機能を備えたものであり、前記無線端末は、前記携帯電話であることを特徴とする情報提供サーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2003−44968(P2003−44968A)
【公開日】平成15年2月14日(2003.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−231646(P2001−231646)
【出願日】平成13年7月31日(2001.7.31)
【出願人】(595125535)山武ビルシステム株式会社 (2)
【Fターム(参考)】