説明

情報検索装置及びその制御方法

【課題】 季節等の環境に適合する詳細情報を抽出して報知可能な情報検索装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 複数の検索対象の中から検索条件に適合する検索対象を検索し、この検索対象の詳細情報を提供可能な情報検索装置において、GPSユニットにより取得した日時情報から季節を判定すると共に(ステップS1、S2)、無線通信を介して、検索対象のエリアの天候情報を取得し(ステップS3、S4)、複数の検索対象のいずれかに対応し、異なる環境のいずれかに対応づけられた詳細情報を含む複数の詳細情報の中から、検索された検索対象の詳細情報であって、かつ、季節及び天候情報に適合する詳細情報を表示するようにした(ステップS5、S6)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の検索対象の中から検索条件に適合する検索対象を検索し、この検索対象の詳細情報を提供可能な情報検索装置及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両に配置されるナビゲーション装置には、目的地までの経路案内機能に加えて、自車両近傍や任意の地域の施設(検索対象)を検索し、ユーザの指示に応じて検索された施設(検索対象)の詳細情報を表示する機能を備えたものがある(例えば、特許文献1)。ユーザは、この検索機能により検索された施設名称と詳細情報とを参考にして目的地の選択に役立てることができる。
【特許文献1】特開2003−202228号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、従来の構成は、施設等の検索対象に対応づけられた詳細情報を固定的に表示する構成であるため、詳細情報に、季節に依存する情報(例えば夏季のイベント情報)が含まれている場合でも、その詳細情報は季節に関係なく表示され、実際の季節に適合しない詳細情報が表示されてしまう。また、仮に、詳細情報に、季節毎の情報を含めたとすると、限られた表示領域に表示する情報が多くなってしまい、ユーザが読みづらくなってしまうだけでなく、ユーザが実際の季節に適合する情報にたどり着くまでに時間がかかってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、季節等の環境に合った詳細情報を提供可能な情報検索装置及びその制御方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述課題を解決するため、本発明は、複数の検索対象の中から検索条件に適合する検索対象を検索し、この検索対象の詳細情報を提供可能な情報検索装置において、環境情報を取得する環境情報取得手段と、前記複数の検索対象のいずれかに対応し、異なる環境のいずれかに対応づけられた詳細情報を含む複数の詳細情報の中から、検索された検索対象の詳細情報であって、かつ、取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出する詳細情報抽出手段とを備えることを特徴とする。この構成によれば、環境情報を取得し、複数の詳細情報の中から取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出するので、環境に合った詳細情報を提供することができる。
【0005】
上記構成において、前記詳細情報抽出手段は、詳細情報の要求を入力した場合に、前記環境情報取得手段により環境情報を取得させ、この取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出することが好ましい。また、前記環境情報取得手段は、検索された検索対象の環境情報を取得することが好ましい。
また、前記複数の詳細情報は、環境に対応づけられていない共通詳細情報を含み、前記詳細情報抽出手段は、取得した環境情報に適合する詳細情報が存在しない場合、検索された検索対象の共通詳細情報を抽出することが好ましい。この構成によれば、環境情報に適合する詳細情報が存在しない場合でも、環境と異なる内容の詳細情報が提供されてしまう場合を回避しつつ、詳細情報を提供することができる。
また、前記環境情報取得手段は、季節を判別可能な情報、又は、天候を判別可能な情報の少なくともいずれかを取得することが好ましい。また、前記情報検索装置を、目的地までの経路案内を行う経路案内手段を備えるナビゲーション装置として構成してもよい。
【0006】
また、本発明は、複数の検索対象の中から検索条件に適合する検索対象を検索し、この検索対象の詳細情報を提供可能な情報検索装置の制御方法において、環境情報を取得する環境情報取得ステップと、前記複数の検索対象のいずれかに対応し、異なる環境のいずれかに対応づけられた詳細情報を含む複数の詳細情報の中から、検索された検索対象の詳細情報であって、かつ、取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出する詳細情報抽出ステップとを実行することを特徴とする。この構成によれば、環境情報を取得し、複数の詳細情報の中から取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出するので、環境に合った詳細情報を提供することができる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、環境情報を取得し、複数の検索対象のいずれかに対応し、異なる環境のいずれかに対応づけられた詳細情報を含む複数の詳細情報の中から、検索された検索対象の詳細情報であって、かつ、取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出するので、環境に合った詳細情報を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るナビゲーション装置10の構成を示すブロック図である。このナビゲーション装置10は、車両に搭載され、車両の経路案内を行うナビゲーション機能や施設検索機能を有する装置である。
ナビゲーション装置10は、GPS(Global Positioning System)ユニット11と、ジャイロユニット12と、車速検出部13と、FM受信部14と、ビーコン受信部15と、表示部16と、指示入力部17と、ユーザインターフェース部18と、音声認識部19と、制御部20と、情報記憶部21と、外部記録装置制御部22と、通信制御部23とから概略構成されている。
【0009】
GPSユニット11は、GPSアンテナ(レシーバでも良い)11Aを介してGPS衛星からのGPS電波を受信し、GPS電波に重畳されたGPS信号から、車両の現在地を示す位置座標と進行方向とを演算により取得すると共に、GPS信号に含まれる日時情報と車両の現在地の時差とから車両の現在地における日時情報(年、月、日、時、分等)を演算により取得し、これら情報を制御部20に出力する。
ジャイロユニット12は、ジャイロセンサにより車両の相対的な方位を検出して制御部20に出力し、車速検出部13は、車両の車速パルスPSに基づいて車両の速度を演算により求め、制御部20に出力する。
FM受信部14は、FMアンテナ14Aを介してFM多重放送波を受信し、FM多重放送波に重畳された交通情報(VICS(Vehicle Information and Communication System)情報)を取得し、所定の処理を施して制御部20に出力する。また、ビーコン受信部15は、ビーコン用アンテナ15Aを介してビーコン情報を受信し、所定の処理を施して制御部20に出力する。
【0010】
表示部16は、例えば、タッチパネル付きの液晶表示装置が適用され、制御部20の制御の下、各種情報を表示する。指示入力部17は、ナビゲーション装置10が備える各種操作子やタッチパネルの操作を検出する操作検出部と、リモートコントローラ(図示せず)からの送信信号を受信する受信部等から構成され、ユーザからの各種指示を制御部20に出力する。ユーザインターフェース部18は、I/O制御回路やドライバ等であり、表示部16及び指示入力部17と、制御部20とを接続するインターフェースである。
音声認識部19は、マイク(図示せず)を介して入力した音声を音声認識し、その認識結果を制御部20に出力する。すなわち、このナビゲーション装置10は、指示入力部17及び音声認識部19を介してユーザ指示を入力可能に構成されている。
【0011】
制御部20は、このナビゲーション装置10全体を制御するものであり、CPU及びその周辺回路から構成され、CPUは、ROM30に記憶された制御プログラム等の各種データを読み出し、指示入力部17及び音声認識部19を介して入力されたユーザ指示に応じて、ナビゲーション装置10の各部の制御処理を行う。また、DRAM31は、CPUのワークエリアに使用されるメモリであり、SRAM32は、不揮発性メモリであり、車両のアクセサリ電源等の本装置のメイン電源がオフの間も、電池等でバックアップされてメモリ内容を保持する。また、VRAM33は、表示部16の表示用データが格納されるメモリである。
【0012】
情報記憶部21は、地図データ、検索データベースDB1及び詳細情報データベースDB2等を記憶する記憶手段であり、具体的には、ハードディスク装置、CD−ROMやDVD−ROM等のディスク状記録媒体に記憶された上記各データを読み出し可能な読取装置等が適用される。
外部記録装置制御部22は、制御部20の制御の下、このナビゲーション装置10に接続された外部記録媒体に対してデータの記録・読み出しを行うものであり、外部記録媒体は、例えば、メモリースティック(登録商標)、メモリカード、CFカード(登録商標)が適用される。
通信制御部23は、制御部20の制御の下、このナビゲーション装置10に接続された無線通信機器(例えば、携帯電話機)40を介して情報センターやインターネットにアクセスし、無線通信ネットワークを介して各種情報を受信する。
【0013】
上記制御部20は、ユーザにより動作モードとしてナビゲーションモードへの移行が指示されると、CPUによりナビゲーションプログラムを実行し、表示部16に地図等を表示する。より具体的には、制御部20は、GPSユニット11とジャイロユニット12との検出結果に基づき車両の現在地及び進行方向を特定し、現在地周辺の地図を表示させる。また、制御部20は、目的地が設定された場合、目的地までの最適経路を計算し、表示地図中に表示して目的地まで経路案内処理を実行する経路案内手段として機能する。
このナビゲーションモード中、制御部20は、FM受信部14やビーコン受信部15から各種交通情報を入力すると、その情報を表示する処理(例えば、渋滞情報等を文字表示、簡易図形表示或いは地図表示する処理)を行う。
また、制御部20は、ユーザにより動作モードとして検索モードへの移行が指示されると、検索用の制御プログラムを実行し、ユーザの希望する条件に適合する施設(観光名所、観光地、温泉、コンビニエンスストア、駐車場等)を検索する検索処理を実行する。
【0014】
次に、この検索処理に使用する検索データベースDB1及び詳細情報データベースDB2について説明する。
検索データべースDB1は、図2に示すように、検索対象となる複数の施設情報(施設情報1、施設情報2、・・・)を蓄積するデータベースであり、詳細情報データベースDB1は、検索データベースDB1内の各施設情報に対応する詳細情報を蓄積するデータベースである。
詳細情報とは、対応する施設の案内文等の文字データ、施設の写真や絵等の画像データ等の情報であり、本構成では、詳細情報として、季節や天候といった環境に依存しない共通詳細情報と、環境に依存する環境依存詳細情報(例えば、夏季の晴天時に行われるイベントの紹介文)とが格納されている。
【0015】
図3(A)は、施設情報のレコード例を示す図である。
施設情報には、施設の名称、ふりがな、電話番号、位置(緯度、経度)の情報と、この施設情報に対応する詳細情報の数と、各詳細情報の属性と、各詳細情報にアクセスするためのオフセットとを示すデータとが格納されている。
ここで、詳細情報の属性とは、詳細情報が、いずれの環境(季節、天候)に対応するかを示す情報であり、図3(B)に一例を示すように、32個のビット列のデータが適用され、各4ビットのデータが、季節及び天候に影響を受けない「共通」の詳細情報か否か、「春季」の詳細情報か否か、「夏季」の詳細情報か否か、「秋季」の詳細情報か否か、「冬季」の詳細情報か否か、「晴れ」時の詳細情報か否か、「雨」時の詳細情報か否か、「くもり」時の詳細情報か、「雪」時の詳細情報か否かを示し、これにより、8種類の環境(共通も含む)のいずれに適合するが示されている。
但し、この属性情報は、上記8種類の環境のいずれか1つを設定するものとは限らず、複数の環境が詳細情報の内容に応じて適宜設定される。具体的には、詳細情報が、複数の環境に対応する内容の場合、例えば、「夏季」の「晴れ」時に対応する内容の場合には2つの環境が設定され、また、「春季」と「夏季」の両方の「雨」時に対応する内容の場合には、その詳細情報に3つの環境が設定されるようになっている。
【0016】
次に検索処理時の動作について説明する。
制御部20は、検索モードに移行すると、表示部16に、検索エリア等の検索条件を入力するための検索条件入力画面(図示せず)を表示させ、検索条件が入力されると、検索データベースDB1に蓄積された施設情報の中から、検索条件に適合する施設情報を検索し、検索結果を表示部16に表示させる。
この場合の表示例を図4(A)に示すように、制御部20は、検索された施設情報を参照し、各施設名を表示させると共に、詳細情報の数が「0」でなければ、施設毎に、その詳細情報の表示を指示するための操作ボタン(アイコンでもよい)X1を表示させる。この操作ボタンX1の操作は、ユーザが、表示部16のタッチパネルの操作ボタンX1に対応する領域をタッチ操作することで行われる。
また、図4(A)に示す例では、一度に表示可能な施設が4つの場合を示しており、4つ以上の施設情報が検索された場合は、送り操作用アイコンY1、Y2が表示され、ユーザによりタッチパネルのアイコンY1、Y2に対応する領域がタッチ操作されると、表示する施設を所定順で変更する。また、図4(A)中「戻る」を示す操作ボタンZ1は、この検索結果表示画面の直前に表示していた画面の表示を指示する操作ボタンである。
【0017】
また、表示画面中のいずれかの施設(以下、施設1と表記する)に対応する操作ボタンX1が操作された場合、制御部20は、詳細情報を表示する詳細情報表示処理を実行する。図5はこの場合の動作を示すフローチャートである。
制御部20は、まず、GPSユニット11により日時情報を取得し(ステップS1)、この日時情報の月情報から季節を判定する(ステップS2)。例えば、4月〜6月は春季、7月〜9月は夏季、10月〜11月は秋季、12月〜3月は冬季と判定する。
続いて、制御部20は、通信制御部23により無線通信機器40を介して、予め指定した情報センター又はインターネット上の天候情報提供サービスを行うサーバにアクセスし、検索データベースDB1内の施設1に対応する施設情報内の位置情報を含むエリアの天候情報を取得する処理を行う(ステップS3)。
【0018】
天候情報を取得できた場合(ステップS4:YES)、制御部20は、ステップS5の処理に移行する一方、天候情報が取得できない場合(ステップS4:NO)、例えば、無線通信機器40が未接続の場合や車両近傍に基地局が存在せず、通信不能であった場合、制御部20は、天候情報を見なし設定値(例えば「晴れ」)に設定し(ステップS6)、ステップS5の処理に移行する。
このステップS5の処理において、制御部20は、検索データベースDB1内の施設1に対応する施設情報内の「詳細情報の属性」を参照し、取得した天候情報とステップS2で判定した季節とに一致する属性を持つ詳細情報があるか否かを判定する。
【0019】
ステップS5の判定結果が肯定の場合(ステップS5:YES)、制御部20は、検索データベースDB1内の施設1に対応する施設情報内の、天候と季節とが一致する属性を持つ「詳細情報へのオフセット」に基づいて、詳細情報データベースDB2から、その詳細情報を取得し、図4(B)に示すように、その詳細情報を表示部16に表示させる(ステップS7)。これによって、制御部20は、検索された施設の詳細情報の中から、環境に適合する詳細情報を抽出する詳細情報抽出手段として機能する。
なお、この場合も図4(A)の場合と同様に、一度に全てを表示できない場合は送り操作用アイコンY1、Y2が表示され、また、直前の画面等に戻るための操作ボタンZ1が表示される。
一方、ステップS5の判定結果が否定の場合(ステップS5:NO)、制御部20は、検索データベースDB1内の施設1に対応する施設情報内の「詳細情報の属性」が天候や季節に依存しない「共通」に設定された「詳細情報へのオフセット」に基づいて、詳細情報データベースDB2から、共通詳細情報を取得し、その詳細情報を表示部16に表示させる。以上が詳細情報表示処理の動作である。
【0020】
以上説明したように、本構成では、季節及び天候に対応付けられた詳細情報を蓄積する詳細情報データベースDB2を備え、検索された施設に対応する詳細情報を表示する場合に、その表示時点の天候と季節とに適合する詳細情報を抽出して表示するので、環境に合った詳細情報を提供することができる。
これにより、例えば、夏季のイベント情報が冬季に表示されてしまう場合や晴れ時のイベント情報が雨時に表示されてしまう場合が回避される。また、現在の環境に適合する詳細情報だけを表示するので、環境毎の情報を一度に表示する場合に比して文字数が少なくてすみ、限られた表示領域であっても見易い表示が可能となる。
しかも、本構成では、詳細情報データベースDB2に、季節及び天候に影響されない共通詳細情報を格納し、天候と季節とが適合する詳細情報が存在しない場合に、その共通詳細情報を抽出して表示するので、環境と異なる詳細情報が提供されてしまう場合を回避しつつ、詳細情報を提供することができる。
【0021】
以上、本発明による車載装置の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上述の実施形態では、詳細情報表示時の季節及び対象施設の天候に応じて詳細情報を自動的に切り替える場合を例示したが、季節や天候等の条件を手動入力して詳細情報を切り替え可能に構成してもよい。
また、上述の実施形態では、季節と天候とが適合する詳細情報を抽出する場合について例示したが、いずれか一方のみの環境に適合する詳細情報を抽出するように構成してもよく、また、日付等の他の環境条件を更に含めてもよい。環境条件が多くなるほど、ユーザが希望する状況に合致する詳細情報を抽出することができ、例えば、日付に応じて詳細情報を切り替えることにより、施設が休館日或いは休止期間の場合は、その旨を報知する詳細情報を表示させることが可能となる。
【0022】
また、上述の実施形態では、GPSユニット11により季節を判別可能な情報(日時情報)を取得する場合について述べたが、通信制御部23により季節を判別可能な情報を取得してもよい。
また、上述の実施形態では、ナビゲーション装置10に本発明を適用する場合について述べたが、上記GPSユニット11や通信制御部23等の環境情報を取得可能な構成を具備する範囲で、ナビゲーション装置以外の車載装置、携帯型情報処理装置、パーソナルコンピュータ等の情報検索機能を具備する電子機器(情報検索装置)に本発明を広く適用することができる。また、上記検索データベースDB1及び詳細情報データベースDB2が内部の記憶装置に記憶される場合を述べたが、これに限らず、これらデータベースDB1、DB2が記憶された外部の記憶装置にアクセスして、上記各処理を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本実施の形態に係るナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】検索データベースと詳細情報データベースの説明に供する図である。
【図3】Aは施設情報のレコード例を示す図であり、Bは詳細情報の属性を示すデータの説明に供する図である。
【図4】Aは検索結果の表示例を示す図であり、Bは詳細情報の表示例を示す図である。
【図5】詳細情報表示処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0024】
1 ナビゲーション装置
11 GPSユニット
12 ジャイロユニット
16 表示部
20 制御部
21 情報記憶部
23 通信制御部
40 無線通信機器
DB1 検索データベース
DB2 詳細情報データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の検索対象の中から検索条件に適合する検索対象を検索し、この検索対象の詳細情報を提供可能な情報検索装置において、
環境情報を取得する環境情報取得手段と、
前記複数の検索対象のいずれかに対応し、異なる環境のいずれかに対応づけられた詳細情報を含む複数の詳細情報の中から、検索された検索対象の詳細情報であって、かつ、取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出する詳細情報抽出手段と
を備えることを特徴とする情報検索装置。
【請求項2】
前記詳細情報抽出手段は、詳細情報の要求を入力した場合に、前記環境情報取得手段により環境情報を取得させ、この取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報検索装置。
【請求項3】
前記環境情報取得手段は、検索された検索対象の環境情報を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報検索装置。
【請求項4】
前記複数の詳細情報は、環境に対応づけられていない共通詳細情報を含み、
前記詳細情報抽出手段は、取得した環境情報に適合する詳細情報が存在しない場合、検索された検索対象の共通詳細情報を抽出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報検索装置。
【請求項5】
前記環境情報取得手段は、季節を判別可能な情報、又は、天候を判別可能な情報の少なくともいずれかを取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報検索装置。
【請求項6】
前記情報検索装置は、目的地までの経路案内を行う経路案内手段を備えるナビゲーション装置として構成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の情報検索装置。
【請求項7】
複数の検索対象の中から検索条件に適合する検索対象を検索し、この検索対象の詳細情報を提供可能な情報検索装置の制御方法において、
環境情報を取得する環境情報取得ステップと、
前記複数の検索対象のいずれかに対応し、異なる環境のいずれかに対応づけられた詳細情報を含む複数の詳細情報の中から、検索された検索対象の詳細情報であって、かつ、取得した環境情報に適合する詳細情報を抽出する詳細情報抽出ステップと
を実行することを特徴とする情報検索装置の制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−252399(P2006−252399A)
【公開日】平成18年9月21日(2006.9.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−70740(P2005−70740)
【出願日】平成17年3月14日(2005.3.14)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】