説明

情報配信装置

【課題】本発明は、記憶された走行ルートの信頼性を損なうことなく、情報供給装置に記憶されるデータ量を削減し得る情報配信装置を実現することを目的としている。
【解決手段】このため、情報表示装置と情報提供装置と通信手段と制御手段とを備えた情報配信装置において、制御手段は、設定された大きさの升目を用いて対象となる地図をカバーできるように升目状に区切り、区切られた個々の升目がどこのエリアを示しているか特定する升目特定手段を備え、車両走行時には、検出した升目を走行した順に記憶して走行ルートを作成する走行ルート作成手段を備え、走行ルート作成手段により作成された走行ルートを、目的地を確定するための走行履歴として情報提供装置に記憶するとともに作成された走行ルートの内、直線的なルートが連続する場合には、検出した升目の一部を走行ルートとして記憶しない記憶量低減手段を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は情報配信装置に係り、特に情報供給装置に記憶されるデータ量を削減する情報配信装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車載用の情報配信装置においては、情報を表示する情報表示装置と、情報を蓄積する情報提供装置と、この情報提供装置と通信する通信手段と、この通信手段を介して情報提供装置からデータを受信しこの受信したデータを情報表示装置に表示させる制御手段とを備えているものがある。
【0003】
【特許文献1】特開平11−287666号公報
【特許文献2】特開2005−249606号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来、上記の特許文献2に係る情報配信装置においては、ユーザの走行ルート履歴から目的地を推定している。
このとき、この方策では、何秒かおきに現在地点を升目に置き換えて走行ルートを記憶している。
しかし、このような方策では、走行ルートのデータ量が多くなり、この走行ルートを記憶する情報提供装置の負荷が多くなるという不都合がある。
ここで、記憶される走行ルートの作成について説明すると、図8に示す如く、第1升目121から第2升目122を経て第3升目123まで3つの升目が並んだ際に、第1升目121から第3升目123までの3つの升目の全てを走行した順に直線モードとして記憶する。
また、この第3升目123から左折し、第4升目124を経て第5升目125まで直進した際には、同様に、第3升目123〜第5升目125までの3つの升目の全てを走行した順に直線モードとして記憶する。
更に、第5升目125から右折し、第6升目126まで直進した際には、第5升目125と第6升目126との全てを直線モードとして記憶する。
更にまた、第6升目126から左折し、第7升目127を経て第8升目128まで直進した際には、第6升目126〜第8升目までの3つの升目の全てを走行した順に直線モードとして記憶する。
【0005】
この発明の目的は、記憶された走行ルートの信頼性を損なうことなく、情報供給装置に記憶されるデータ量を削減し得る情報配信装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、情報を表示する情報表示装置と、情報を蓄積する情報提供装置と、この情報提供装置と通信する通信手段と、この通信手段を介して前記情報提供装置からデータを受信し、この受信したデータを前記情報表示装置に表示する制御手段とを備えた情報配信装置において、前記制御手段は、設定された大きさの升目を用いて、対象となる地図をカバーできるように升目状に区切るとともに、この区切られた個々の升目がそれぞれどこのエリアを示しているか特定できるように設定する升目特定手段を備え、車両走行時には、どこの升目を走行しているかどうかを検出するとともに、この検出した升目を走行した順に記憶して走行ルートを作成する走行ルート作成手段を備え、この走行ルート作成手段により作成された走行ルートを、目的地を確定するための走行履歴として前記情報提供装置に記憶するとともに、作成された走行ルートの内、直線的なルートが連続する場合には、検出した升目の一部を走行ルートとして記憶しない記憶量低減手段を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、情報を表示する情報表示装置と、情報を蓄積する情報提供装置と、情報提供装置と通信する通信手段と、通信手段を介して情報提供装置からデータを受信し、この受信したデータを情報表示装置に表示する制御手段とを備えた情報配信装置において、制御手段は、設定された大きさの升目を用いて、対象となる地図をカバーできるように升目状に区切るとともに、この区切られた個々の升目がそれぞれどこのエリアを示しているか特定できるように設定する升目特定手段を備え、車両走行時には、どこの升目を走行しているかどうかを検出するとともに、この検出した升目を走行した順に記憶して走行ルートを作成する走行ルート作成手段を備え、この走行ルート作成手段により作成された走行ルートを、目的地を確定するための走行履歴として情報提供装置に記憶するとともに、作成された走行ルートの内、直線的なルートが連続する場合には、検出した升目の一部を走行ルートとして記憶しない記憶量低減手段を備えている。
従って、前記情報供給装置に記憶されるデータ量の内、ユーザの走行履歴が占めるデータ量を、記憶された走行ルートの信頼性を損なうことなく、削減することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
上述の如く発明したことにより、記憶量低減手段は、走行ルート作成手段により作成された走行ルートを、目的地を確定するための走行履歴として情報提供装置に記憶するとともに、作成された走行ルートの内、直線的なルートが連続する場合には、検出した升目の一部を走行ルートとして記憶せず、情報供給装置に記憶されるデータ量の内、ユーザの走行履歴が占めるデータ量を、記憶された走行ルートの信頼性を損なうことなく、削減している。
【実施例】
【0009】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0010】
図1〜図7はこの発明の実施例を示すものである。
図2において、1は車載用の情報配信装置である。
この情報配信装置1は、広告情報やイベント情報等の各種情報を配信するものであり、車両装置2の内部で、情報表示装置(「ナビゲーションシステム」ともいう。)3と、この情報表示装置3に接続したGPSアンテナ4及び車載器としての制御手段5と、この制御手段5に接続した通信手段(「無線通信カード」ともいう。)6とを備える。
また、前記車両装置2の外部では、通信手段6に連絡する情報データサーバ7と、この情報データサーバ7に連絡した情報提供装置(「情報データベース」ともいう。)8とを備えている。
【0011】
前記情報配信装置1は、主に、車両装置2の内部から車両情報等の各種情報を車両装置2の外部の情報提供装置8に送信し、この情報提供装置8がデータの収集・蓄積を行い、さらに、車両装置2の内部で、データの送信や情報の表示を行う。
具体的には、前記情報配信装置1は、広告情報やイベント情報等の各種情報を配信する際に、ユーザの状況にあった情報を配信し、例えば、現在地の近くや推定された目的地や手操作により設定された目的地の近くの情報を配信することを可能にする。
【0012】
また、前記情報表示装置3は、自車の現在位置をGPSアンテナ4から受信してその位置を制御手段5に送信することができるとともに、地図等のナビゲーション画面以外に、制御手段5で作成された表示画面を表示させる表示機能を持っている表示装置(「タッチパネル」ともいう。)9と、情報を操作するための通常の操作ボタン10とを備えている。
そして、前記表示装置9には、例えば、図3に示す表示画面1において、「情報1 見出し」9Aの情報、「情報2 見出し」9Bの情報、「情報3 見出し」9Cの情報、「情報4 見出し」9D等の各種情報が表示される。
あるいは、前記表示装置9には、図4に示す表示画面2において、「情報1 詳細」9E等の情報や「戻る」等の他の操作ボタンとしての画面ボタン11が表示される。
【0013】
更に、前記GPSアンテナ4は、GPS(Global Positioning System:全地球位置把握システム)での自車の現在位置情報を前記情報表示装置3に取得させるために用いられる。
【0014】
そして、前記制御手段5は、通信手段6を介して情報提供装置8からデータを受信しこの受信したデータを情報表示装置3に表示させるものであり、中央演算処理装置12と無線通信機能部13と表示データベース作成部14とボタン処理部15とを備えている。
このとき、前記制御手段5は、情報表示装置3から自車の現在位置を受信するとともに、情報表示装置3で行った各ボタン操作の内容を受信し、表示装置9への情報処理画面を作成する。
また、前記制御手段5は、通信手段6を介して車両装置2の外部の情報データサーバ7に対してデータを送受信(インターネット)する。
【0015】
前記通信手段6は、携帯無線やLAN無線等で移動体との通信を可能にする。
【0016】
また、前記情報データサーバ7は、制御手段5からの要求やデータを受信して情報提供装置8にアクセスし、この情報提供装置8に対してデータの読み書きさせるものであり、配信する広告表示データを情報提供装置8から読み出し、また、配信する広告を選別することができるものである。
【0017】
前記情報提供装置8は、広告データベースとして配信する表示データを蓄積するとともに、走行履歴データベースとして出発点の位置(緯度、経度)と日付と時刻、走行中の位置(緯度、経度)、到着点の位置(緯度、経度)と日付と時刻、走行ルート(緯度、経度)、走行距離等の各種情報を蓄積するものである。
【0018】
更に、前記制御手段5は、設定された大きさの升目を用いて対象となる地図をカバーできるように升目状に区切るとともにこの区切られた個々の升目がそれぞれどこのエリアを示しているか特定できるように設定する升目特定手段5Aを備え、車両走行時にはどこの升目を走行しているかどうかを検出するとともにこの検出した升目を走行した順に記憶して走行ルートを作成する走行ルート作成手段5Bを備え、この走行ルート作成手段5Bにより作成された走行ルートを、目的地を確定するための走行履歴として前記情報提供装置8に記憶するとともに、作成された走行ルートの内、直線的なルートが連続する場合には、検出した升目の一部を走行ルートとして記憶しない記憶量低減手段5Cを備えている。
詳述すれば、この記憶量低減手段5Cは、検出した少なくとも3つ以上の升目が、一直線上に連続して検出された場合に用いられるものである。
【0019】
次に、図5のフローチャートに基づいて、前記車両装置2と情報データサーバ7との間における情報配信のシステム全体の流れを説明する。
【0020】
前記車両装置2において、制御用プログラムがスタート(A01)し、乗車してエンジンキーをオン(A02)すると、情報配信及び表示の処理(A03)を行う。
そして、閲覧等の操作データを情報データサーバ7に送信(A04)し、エンジンキーがオフか否かの判断(A05)に移行する。
この判断(A05)において、判断(A05)がNOの場合には、上述の情報配信及び表示の処理(A03)に戻る。
また、判断(A05)がYESの場合には、プログラムの終了(A06)に移行する。
そして、前記情報データサーバ7においては、先ず、情報を選別することがスタート(B01)すると、選別するタイミングか否かの判断(B02)に移行する。
この判断(B02)ががNOの場合には、この判断(B02)がYESとなるまで、判断(B02)を繰り返し行う。
そして、判断(B02)がYESの場合には、現在地の近辺、推定された(又は設定された)目的地の近辺の広告を選別する処理(B03)を行い、プログラムの終了(B04)に移行する。
なお、図5のフローチャートにおいて、前記車両装置2と情報データサーバ7との間では、車両装置2で情報配信及び表示の処理(A03)を行うときと、情報データサーバ7で現在地の近辺、推定された(又は設定された)目的地の近辺の広告を選別する処理(B03)を行うときとで、通信が行われている。
【0021】
次いで、図6のフローチャートに基づいて、前記制御手段5における目的地推定全体の流れを説明する。
図6に示す如く、1走行の流れがスタート(C01)すると、出発の処理(C02)となり、そして、自宅位置Sを出発地点として設定する処理(C03)に移行する。
その後、ルートマッチングによる目的地の推定の処理(C04)を行い、そして、到着したか否かの判断(C05)に移行する。
この判断(C05)がYESの場合には、1走行ルートの格納の処理(C06)を行い、プログラムの終了(C07)に移行する。
また、判断(C05)がNOの場合には、走行ルートの作成の処理(C08)の後に、ルートマッチングによる目的地の推定の処理(C04)に戻る。
【0022】
この目的地推定方法においては、図6の処理(C04)におけるルートマッチングによる目的地の推定が行われる。
なお、この目的地推定方法においては、各種のパラメータが使用される。
このときのパラメータとしては、升目の幅や升目の高さなどが考えられる。
【0023】
次に、図6の処理(C08)における走行ルートの作成は、図1に示すように行われる。
図1に示す如く、プログラムがスタート(D01)すると、先ず、既に直線中モードで進んでいるか否かの判断(D02)に移行する。
そして、この判断(D02)がNOの場合には、直線に進んだか否かの判断(D03)に移行し、判断(D02)がYESの場合には、直線に進んだか否かの判断(D04)に移行する。
上述の直線に進んだか否かの判断(D03)において、この判断(D03)がYESの場合には、3つ以上の升目を直線で進んだか否かの判断(D05)に移行する。
また、車両が斜めに進んだため、判断(D03)がNOの場合には、後述する現在の升目を走行ルートとして追加する処理(D08)に移行する。
更に、3つ以上の升目を直線で進んだか否かの判断(D05)において、この判断(D05)がNOの場合には、後述する現在の升目を走行ルートとして追加する処理(D08)に移行する。
また、判断(D05)がYESの場合には、1つ前の升目はルートとしてみなさないで削除される、直線中モードになる処理(D06)に移行し、その後に、後述する現在の升目を走行ルートとして追加する処理(D08)に移行する。
上述した直線に進んだか否かの判断(D04)において、この判断(D04)がYESの場合には、1つ前の升目はルートとしてみなさないで削除される、直線中モードになる処理(D06)に移行する。
車両が斜めに進んだため、判断(D04)がNOの場合には、直線中モードを抜ける処理(D07)に移行し、その後に、現在の升目を走行ルートとして追加する処理(D08)に移行する。
そして、この現在の升目を走行ルートとして追加する処理(D08)の後には、プログラムの終了(D09)に移行する。
【0024】
次いで、走行ルートの作成を、図7に沿って説明する。
まず、この走行ルートの記憶は、図1のフローチャートに開示するように、以下の4つの処理が行われる。
(1)一直線に升目が3つ以上並ぶと直線モードに入る(図1の判断(D05)参照)。
(2)直線モードに入ると、次も直線の場合は1つ前の升目はルートにならないで削除される(図1の処理(D06)参照)。
(3)一度でも斜めに進んだ場合は、直線モードを抜ける(図1の処理(D07)参照)。
(4)直線モードに入るまでの間(直線が2つの升目)は、暫定ルートとして記憶しておく(図1の判断(D05)のNOの場合及び処理(D08)参照)。
そして、走行ルートの作成は、図7に示す如く、第1升目21から第3升目23まで3つの升目が並んだ際に、直線モードに入り、この直線モードにおいて第3升目23に対して1つ前の升目である第2升目を記憶しないように削除し、第1升目21と第3升目23とを直線モードとして記憶する。
また、この第3升目23から左折し、第5升目25まで直進した際には、直線モードに入り、3つの升目が並んでいるため、この直線モードにおいて第5升目25に対して1つ前の升目である第4升目を記憶しないように削除し、第3升目23と第5升目25とを直線モードとして記憶する。
更に、第5升目25から右折し、第6升目26まで直進した際には、直線モードに入り、2つの升目が並び、3つ以上となっていないため、第5升目25と第6升目26とを直線モードとして記憶する。
更にまた、第6升目26から左折し、第8升目28まで直進した際には、直線モードに入り、3つの升目が並んでいるため、この直線モードにおいて第8升目28に対して1つ前の升目である第7升目を記憶しないように削除し、第6升目26と第8升目28とを直線モードとして記憶する。
【0025】
これにより、情報を表示する情報表示装置3と、情報を蓄積する情報提供装置8と、この情報提供装置8と通信する通信手段6と、この通信手段6を介して前記情報提供装置8からデータを受信し、この受信したデータを前記情報表示装置3に表示する制御手段5とを備えた情報配信装置1において、前記制御手段1は、設定された大きさの升目を用いて、対象となる地図をカバーできるように升目状に区切るとともに、この区切られた個々の升目がそれぞれどこのエリアを示しているか特定できるように設定する升目特定手段5Aを備え、車両走行時には、どこの升目を走行しているかどうかを検出するとともに、この検出した升目を走行した順に記憶して走行ルートを作成する走行ルート作成手段5Bを備え、この走行ルート作成手段5Bにより作成された走行ルートを、目的地を確定するための走行履歴として前記情報提供装置8に記憶するとともに、作成された走行ルートの内、直線的なルートが連続する場合には、検出した升目の一部を走行ルートとして記憶しない記憶量低減手段5Cを備えている。
従って、前記情報供給装置8に記憶されるデータ量の内、ユーザの走行履歴が占めるデータ量を、記憶された走行ルートの信頼性を損なうことなく、削減することが可能である。
【0026】
また、前記記憶量低減手段5Cは、検出した少なくとも3つ以上の升目が、一直線上に連続して検出された場合に用いられる。
従って、車両が長い直線を走行した場合のみ、前記記憶量低減手段5Cを用いたデータ量の削減を実施しているので、データ量削減により記憶された走行ルートの信頼性を損なうことがないものである。
【0027】
なお、この発明は上述実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
例えば、この発明の実施例においては、車載用の情報配信装置として使用する構成としたが、車載用のみでなく、携帯電話等の移動体に対応する特別構成とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】この発明の実施例を示す走行ルートの作成の流れを示すフローチャートである。
【図2】情報配信装置のシステム構成図である。
【図3】情報表示装置の表示画面1を示す図である。
【図4】情報表示装置の表示画面2を示す図である。
【図5】情報配信全体の流れを示すフローチャートである。
【図6】目的地推定全体の流れを示すフローチャートである。
【図7】走行ルートの作成を説明する図である。
【図8】この発明の従来技術を示す走行ルートの作成を説明する図である。
【符号の説明】
【0029】
1 情報配信装置
2 車両装置
3 情報表示装置
4 GPSアンテナ
5 制御手段
5A 升目特定手段
5B 走行ルート作成手段
5C 記憶量低減手段
6 通信手段
7 情報データサーバ
8 情報提供装置
9 情報表示部
10 操作ボタン
11 画面ボタン
12 中央演算処理装置
13 無線通信機能部
14 表示データベース作成部
15 ボタン処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を表示する情報表示装置と、情報を蓄積する情報提供装置と、この情報提供装置と通信する通信手段と、この通信手段を介して前記情報提供装置からデータを受信し、この受信したデータを前記情報表示装置に表示する制御手段とを備えた情報配信装置において、前記制御手段は、設定された大きさの升目を用いて、対象となる地図をカバーできるように升目状に区切るとともに、この区切られた個々の升目がそれぞれどこのエリアを示しているか特定できるように設定する升目特定手段を備え、車両走行時には、どこの升目を走行しているかどうかを検出するとともに、この検出した升目を走行した順に記憶して走行ルートを作成する走行ルート作成手段を備え、この走行ルート作成手段により作成された走行ルートを、目的地を確定するための走行履歴として前記情報提供装置に記憶するとともに、作成された走行ルートの内、直線的なルートが連続する場合には、検出した升目の一部を走行ルートとして記憶しない記憶量低減手段を備えていることを特徴とする情報配信装置。
【請求項2】
前記記憶量低減手段は、検出した少なくとも3つ以上の升目が、一直線上に連続して検出された場合に用いられることを特徴とする請求項1に記載の情報配信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−185448(P2008−185448A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−19099(P2007−19099)
【出願日】平成19年1月30日(2007.1.30)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】