説明

携帯通信端末、アラーム通知方法、及びアラーム通知プログラム

【課題】予め定めた移動スケジュールに基づき、移動経路上の適切な位置でアラーム通知できる携帯通信端末を提供する。
【解決手段】目的地情報記憶手段81は、目的地の位置情報を含む目的地情報を記憶する。目的地情報登録手段82は、目的地情報を目的地情報記憶手段81に登録する。現在位置算出手段83は、現在位置を算出する。アラーム通知手段84は、現在位置算出手段83が算出した現在位置とスケジュール記憶手段81に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内の場合、ユーザにアラーム通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者のスケジュールに基づいてアラームを通知する携帯通信端末、アラーム通知方法、及びアラーム通知プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
ある目的地に携帯通信端末の利用者が移動する場合、その移動状況に応じたアラームを利用者に通知する方法が各種提案されている。
【0003】
例えば、乗換案内サービスなどを利用して検索した到着予定時刻をスケジューラに予め登録し、その時刻になったときに利用者にアラーム通知する方法が存在する。この場合、例えば、アラーム通知を受けた利用者は、その通知によって乗り過ごしを防止できる。
【0004】
また、特許文献1には、登録した予定情報に基づいて出発すべき時刻を自動的に予測しユーザに報知する携帯通信機器が記載されている。特許文献1に記載された携帯通信機器は、まず、(到着)予定時刻Toと現在時刻Ttの時間差Tdを算出する。次に、携帯通信機器は、GPS衛星からの測位情報を受信して取得した現在位置と目的地の位置情報とを外部の道案内サーバに送信し、移動のためのおおよその所要時間Trを取得する。そして、携帯通信機器は、「時間差Td≦所要時間Tr+予め定めた出発準備時間α」を満たす場合に、アラーム通知を行う。
【0005】
【特許文献1】特開2006−309457号公報(段落0012、0023、00
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば、乗り過ごし防止のために、目的地に到着したときにアラームが通知されること期待して到着予定時刻をスケジューラに予め登録した場合、列車の遅れ等により目的地に到達していない場合でも、登録した到着予定時刻になるとアラームが通知されてしまう。これは、メールサービスなどで到着予定時刻を通知する場合も同様で、列車の遅れ等により目的地に到達していない場合でも、到着予定時刻になるとメールが配信されてしまう。このような場合にはアラームとしての機能を発揮できなかった。
【0007】
また、特許文献1に記載された携帯通知機器は、現在位置から算出した目的地までの所要時間Trを利用して、出発すべき時間になったときにアラーム通知できる。しかし、上記携帯通信機器は、目的地に到着したときにアラーム通知を行うことはできないため、出発すべき時間に対するアラーム通知だけでなく、目的地に到着したときにもアラーム通知できることが望ましい。
【0008】
そこで、本発明は、予め定めた移動スケジュールに基づき、移動経路上の適切な位置でアラーム通知できる携帯通信端末、アラーム通知方法、及びアラーム通知プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明による携帯通信端末は、目的地の位置情報を含む目的地情報を記憶する目的地情報記憶手段と、目的地情報を目的地情報記憶手段に登録する目的地情報登録手段と、現在位置を算出する現在位置算出手段と、現在位置算出手段が算出した現在位置と目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知するアラーム通知手段を備えたことを特徴とする。
【0010】
本発明によるアラーム通知方法は、目的地の位置情報を含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録し、現在位置を算出し、現在位置と目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知することを特徴とする。
【0011】
本発明によるアラーム通知プログラムは、コンピュータに、目的地の位置情報を含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録する目的地情報登録処理、現在位置を算出する現在位置算出処理、および、現在位置算出処理で算出した現在位置と目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知するアラーム通知処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、予め定めた移動スケジュールに基づき、移動経路上の適切な位置でアラーム通知できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明による携帯通信端末の一実施形態を示すブロック図である。本発明による携帯通信端末100は、無線通信部101と、放送受信部102と、GPS(Global Positioning System )受信部103と、撮像部104と、表示部105と、操作部106と、マイクロホン107と、スピーカ108と、音声処理部109と、スピーカ部110と、記憶部111と、制御部112と、アンテナ113aと、アンテナ113bと、タイマ114とを備えている。携帯通信端末100は、通信機能(通話、メール送受信、インターネット接続などの機能)や、テレビジョン放送受信機能などを備えた携帯型の情報処理装置であり、例えば携帯電話機などにより実現される。
【0015】
無線通信部101は、無線通信用のアンテナ113aを介して外部の無線基地局装置(図示せず)と情報の送受信を行う。
【0016】
放送受信部102は、放送局(例えば、地上局、衛星など)から送信された放送信号を放送受信用のアンテナ113bを介して受信する。例えば、制御部112は、その受信した放送信号を、映像データ、音声データ、情報データなどに復調する。
【0017】
GPS受信部103は、例えば、図示しないGPSアンテナを介して受信した電波をもとに携帯通信端末100の現在位置を算出する。GPS受信部103は、例えば、GPS衛星(図示せず)が電波を発射した時刻と、携帯通信端末100にその電波が到達した時刻との間の時間差を測定し、この時間差から求めたGPS衛星と携帯通信端末100との距離を利用して現在位置を算出してもよい。なお、携帯通信端末100は、上記GPSアンテナを介して電波を受信してもよいし、例えば、アンテナ113aがGPSアンテナを兼用していてもよい。
【0018】
撮像部104は、画像情報を取得する。撮像部104は、例えば、カメラなどにより実現される。
【0019】
表示部105は、画像、図形、文字、記号などの情報を出力する出力装置である。例えば、制御部112は、これらの情報を映像信号に変換して表示部105に出力させる。表示部105は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置により実現されるが、表示部105は、LCDに限定されない。
【0020】
操作部106は、携帯通信端末に対する利用者の各種情報入力を行う入力装置である。操作部106は、例えば、テンキー、ファンクションキーなどにより実現されるが、操作部106はこれらの入力装置に限定されない。
【0021】
音声処理部109は、送話部であるマイクロホン107を介して入力された音声を音声信号に変換する。また、音声処理部109は、受信した音声信号を、受話部であるスピーカ108を介して出力される音声に変換する。
【0022】
記憶部111は、電話帳情報、送受信メール情報、発着呼情報、コンテンツ情報、アプリケーションプログラム情報、撮影画像、及び携帯通信端末100の各種設定情報などを記憶する記憶装置である。記憶部111は、例えば、スピーカ部110を介して出力される複数の学音や報知音を記憶していてもよい。
【0023】
記憶部111は、また、携帯通信端末100の利用者が目指す目的地の位置情報とその目的地への到着予定時刻(以下、目的地情報と記す。)を記憶する。目的地情報には、目的地の位置情報とその目的地への到着予定時刻の他、目的地に移動するまでに経由する経由地の位置情報と、その経由地への到着予定時刻(以下、経由地情報と記す。)とを含んでいてもよい。この場合、目的地情報と経由地情報を合わせた情報は経路情報、もしくはスケジュール情報と呼ぶことができる。
【0024】
例えば、制御部112は、2地点の位置情報をもとに目的地情報を算出する外部サーバ(以下、経路算出サーバと記す。図示せず。)に現在位置と目的地の位置情報とを送信し、その応答として経路算出サーバから受信した目的地情報を記憶部111に登録してもよい。
【0025】
なお、経路算出サーバは、例えば、経路情報算出要求として2地点間の位置情報を受信すると、その位置情報をもとに経路情報を算出して、上記要求に応答するサーバである。
【0026】
さらに、記憶部111は、目的地情報を算出するための情報(以下、経路算出情報と記す。)を記憶していてもよい。経路算出情報として、例えば、路線情報や時刻表情報、もしくは地図情報が挙げられる。例えば、路線情報から最寄り駅と目的地の駅が選択された場合、制御部112が、対応する時刻表情報をもとに目的地の駅や経由駅への到着予定時刻を算出し、地図情報をもとに目的地の駅もしくは経由駅の位置を目的地もしくは経由地の位置情報として決定してもよい。記憶部111は、このように、経路算出情報をもとに算出された目的地情報を記憶してもよい。なお、記憶部111は、上述した目的地もしくは経由地以外にも、経路上の主要地点など、予め定めたポイントを記憶してもよい。
【0027】
タイマ114は、現在時刻を取得する。
【0028】
スピーカ部110は、学音や報知音などを出力する出力装置である。スピーカ部110は、例えば、記憶部111に記憶された報知音などを出力させてもよい。
【0029】
制御部112は、電話機能、メール機能、インターネット(ウェブ)接続機能、カメラ機能、テレビジョン受信機能、GPS測位機能、コンテンツ再生機能、その他携帯通信端末100の有する機能の制御を行う。
【0030】
制御部112は、例えば、携帯通信端末100が経路算出サーバから目的地情報を受信したとき、その受信した目的地情報を記憶部111に登録する。もしくは、記憶部111が経路算出情報を記憶している場合、制御部112は、その経路算出情報をもとに目的地情報を算出してもよい。この場合、制御部112は、その算出した目的地情報を記憶部111に登録すればよい。
【0031】
また、携帯通信端末100の利用者が目的地や経由地、経路上の主要地点などに到達したとき、制御部112は利用者に対してアラーム通知を行う。制御部112は、例えば、記憶部111に記憶された報知音をスピーカ部110に出力させることによってアラーム通知してもよい。もしくは、制御部112は、表示部105にアラーム通知を示す内容を出力させてもよい。以下の説明では、目的地や経由地、経路上の主要地点など、アラーム通知を行う位置を報知地点と記す。
【0032】
携帯通信端末100の利用者が報知地点に到達したか否かは、携帯通信端末100の現在位置と、報知地点の位置情報とを比較して判断することができる。例えば、制御部112は、現在位置と報知地点の位置情報との距離の差分を算出し、その距離の差分が予め定めた閾値(以下、距離閾値と記す。)よりも小さい場合に、利用者が報知地点に到達したと判断してもよい。なお、距離閾値は、報知地点ごとに定められていてもよい。
【0033】
GPS受信部103と、音声処理部109と、制御部112とは、例えば、プログラム(アラーム通知プログラム)に従って動作する携帯通信端末100のCPUによって実現される。例えば、プログラムは、記憶部111に記憶され、CPUは、そのプログラムを読み取り、GPS受信部103、音声処理部109、及び制御部112として動作してもよい。
【0034】
次に、動作について説明する。図2は、携帯通信端末100がアラーム通知を行う処理の例を示すフローチャートである。まず、制御部112は、経路情報を取得したか否か判断する(ステップS201)。例えば、携帯通信端末100の利用者の指示に応じ、制御部112は、GPS受信部103が算出した利用者の現在位置と目的地の位置情報をもとに、経路情報を取得する。制御部112は、例えば、記憶部111に記憶された路線情報や時刻表情報、もしくは地図情報から経路情報を算出してもよい。もしくは、制御部112は、利用者の現在位置と目的地の位置情報を経路算出サーバへ送信し、経路算出サーバが算出した経路情報を受信してもよい。なお、制御部112は、経路情報を取得していないと判断した場合(ステップS201におけるNO)、経路情報を取得するまで以降の処理を行わず待機する。
【0035】
制御部112は、経路情報を取得したと判断した場合(ステップS201におけるYES)に、その経路情報(以下、スケジュールと記載することもある。)を登録するか否か判断する(ステップS202)。例えば、携帯通信端末100の利用者によって、スケジュール登録指示の操作が行われた場合、制御部112はアラーム通知を行うと判断する。以降、アラーム通知の処理を行うことを(ステップS203〜S207)を「アラームモードに移行」と呼ぶこともある。一方、制御部112は、アラーム通知を行わないと判断した場合(ステップS202におけるNO)、以降の処理を行わずに終了する。
【0036】
アラームモードに移行すると、GPS受信部103は携帯通信端末100の現在位置を算出する(ステップS203)。制御部112は、GPS受信部103が算出した現在位置をもとに、携帯通信端末100の利用者が報知地点に到達したか否かを判断する(ステップS204)。利用者が報知地点に到達していないと判断した場合(ステップS204におけるNO)、GPS受信部103は、例えば定期的に現在位置を算出して、ステップS203以降の処理を繰り返す。
【0037】
一方、制御部112は、携帯通信端末100の利用者が報知地点に到達したと判断する(ステップS204におけるYES)と、タイマ114に現在時刻を取得させる。制御部112は、その現在時刻と報知地点への到着予定時刻との差分を算出し、その時間の差分が予め定めた閾値(例えば、10分。以下、時間閾値と記す。)以内か否か判断する(ステップS205)。制御部112は、時間の差分が時間閾値以内であると判断した場合(ステップS205におけるYES)、例えば、予め定めた報知音(以下、第1の報知音と記す。)でアラーム通知を行う。一方、制御部112は、時間の差分が時間閾値を超えると判断した場合(ステップS205におけるNO)、第1の報知音とは別の報知音(以下、第2の報知音と記す。)でアラーム通知を行う。
【0038】
このように、時間閾値を境としてアラーム通知の内容を変えることができるため、到着予定時刻との差分の度合いに応じた通知を行うことができる。すなわち、到着予定時刻との差分は、到着予定時刻からの遅延とも言えるため、その遅延度合いに応じて通知を行うことができる。
【0039】
なお、上記実施形態では、記憶部111に目的地や経由地の到着予定時刻を記憶する場合について説明した。他にも経路情報として、出発地点の位置情報と、出発予定時刻を記憶部111に記憶させてもよい。この場合、携帯通信端末100の利用者が出発地点に到着したときに、制御部112は、出発予定時刻と現在時刻との差分を判断してアラーム通知することができる。
【0040】
本発明によれば、制御部112が目的地情報を記憶部111に登録し、GPS受信部103が現在位置を算出し、現在位置と記憶部111に登録された位置情報が示す目的地との距離が距離閾値以内の場合、ユーザにアラーム通知する。よって、予め定めた移動スケジュールに基づき、移動経路上の適切な位置でアラーム通知できる
【0041】
また、制御部112が、目的地への到着予定時刻と現在時刻との時間の差が時間閾値以内の場合に第1の報知音を用いてユーザにアラーム通知し、上記時間の差が時間閾値を超える場合に第2の報知音を用いてユーザにアラーム通知する。そのため、上記効果に加え、到着予定時刻との差分(すなわち遅延度合い)に応じて通知を行うことができる。
【0042】
図3は、本発明における携帯通信端末の概要を示すブロック図である。本発明による携帯通信端末は、目的地の位置情報を含む目的地情報を記憶する目的地情報記憶手段81(例えば、記憶部111)と、目的地情報を目的地情報記憶手段81に登録する目的地情報登録手段82(例えば、制御部112)と、現在位置を算出する現在位置算出手段83(例えば、GPS受信部103)と、現在位置算出手段83が算出した現在位置と目的地情報記憶手段81に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知(例えば、スピーカ部110を介した報知音出力、表示部105へのアラーム通知出力)するアラーム通知手段84(例えば、制御部112)を備えている。
【0043】
そのような構成により、予め定めた移動スケジュールに基づき、移動経路上の適切な位置でアラーム通知できる。すなわち、移動スケジュールとして予め定めた移動経路上の経由地や目的地でアラーム通知できる。
【0044】
また、上記実施形態には、現在時刻を検出するタイマ(例えば、タイマ114)を備え、目的地情報登録手段82が、目的地の位置情報とその目的地への到着予定時刻とを含む目的地情報を目的地情報記憶手段81に登録し、アラーム通知手段84が、現在位置算出手段83が算出した現在位置と目的地情報記憶手段81に登録された位置情報が示す目的地との距離が距離閾値以内である場合であって、目的地への到着予定時刻とタイマの検出した現在時刻との時間の差が、予め定めた閾値である時間閾値以内である場合に第1の通知態様(例えば、第1の報知音)でユーザにアラーム通知し、時間閾値を超える場合に第2の通知態様(例えば、第2の報知音)でユーザにアラーム通知する構成が開示されている。
【0045】
そのような構成により、移動経路上の適切な位置でアラーム通知ができ、併せて、到着予定時刻との差分(すなわち遅延度合い)に応じて通知を行うことができる。
【0046】
また、目的地情報登録手段82が、目的地に移動するまでに経由する経由地の位置情報とその経由地への到着予定時刻とを含む目的地情報を目的地情報記憶手段81に登録し、アラーム通知手段84が、現在位置算出手段83が算出した現在位置と目的地情報記憶手段81に登録された経由地との距離が距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知してもよい。
【0047】
また、目的地情報登録手段82が、2地点の位置情報をもとに目的地情報を算出する経路算出サーバに現在位置と目的地の位置情報とを送信し、その応答として経路算出サーバから受信した目的地情報を目的地情報記憶手段81に登録してもよい。
【0048】
また、上記実施形態には、目的地情報を算出するために用いる経路算出情報(例えば、路線情報や時刻表情報、地図情報)を記憶する経路算出情報記憶手段(例えば、記憶部111)と、経路算出情報をもとに目的地情報を算出する目的地情報算出手段(例えば、制御部112)とを備え、目的地情報登録手段82が、目的地情報算出手段が算出した目的地情報を目的地情報記憶手段81へ登録する構成が開示されている。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明は、利用者のスケジュールに基づいてアラームを通知する携帯通信端末に好適に適用される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明による携帯通信端末の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】携帯通信端末100がアラーム通知を行う処理の例を示すフローチャートである。
【図3】本発明における携帯通信端末の概要を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0051】
100 携帯通信端末
101 無線通信部
102 放送受信部
103 GPS受信部
104 撮像部
105 表示部
106 操作部
107 マイクロホン
108 スピーカ
109 音声処理部
110 スピーカ部
111 記憶部
112 制御部
113 アンテナ
114 タイマ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
目的地の位置情報を含む目的地情報を記憶する目的地情報記憶手段と、
前記目的地情報を前記目的地情報記憶手段に登録する目的地情報登録手段と、
現在位置を算出する現在位置算出手段と、
前記現在位置算出手段が算出した現在位置と前記目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知するアラーム通知手段を備えた
ことを特徴とする携帯通信端末。
【請求項2】
現在時刻を検出するタイマを備え、
目的地情報登録手段は、目的地の位置情報と当該目的地への到着予定時刻とを含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録し、
アラーム通知手段は、現在位置算出手段が算出した現在位置と目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が距離閾値以内である場合であって、前記目的地への到着予定時刻と前記タイマの検出した現在時刻との時間の差が、予め定めた閾値である時間閾値以内である場合に第1の通知態様でユーザにアラーム通知し、前記時間閾値を超える場合に第2の通知態様でユーザにアラーム通知する
請求項1記載の携帯通信端末。
【請求項3】
目的地情報登録手段は、目的地に移動するまでに経由する経由地の位置情報と当該経由地への到着予定時刻とを含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録し、
アラーム通知手段は、現在位置算出手段が算出した現在位置と前記目的地情報記憶手段に登録された経由地との距離が距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知する
請求項1または請求項2に記載の携帯通信端末。
【請求項4】
目的地情報登録手段は、2地点の位置情報をもとに目的地情報を算出する経路算出サーバに現在位置と目的地の位置情報とを送信し、その応答として前記経路算出サーバから受信した目的地情報を目的地情報記憶手段に登録する
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の携帯通信端末。
【請求項5】
目的地情報を算出するために用いる経路算出情報を記憶する経路算出情報記憶手段と、
前記経路算出情報をもとに目的地情報を算出する目的地情報算出手段とを備え、
目的地情報登録手段は、前記目的地情報算出手段が算出した目的地情報を目的地情報記憶手段へ登録する
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載の携帯通信端末。
【請求項6】
目的地の位置情報を含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録し、
現在位置を算出し、
前記現在位置と前記目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知する
ことを特徴とするアラーム通知方法。
【請求項7】
目的地の位置情報と当該目的地への到着予定時刻とを含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録し、
現在位置と目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が距離閾値以内である場合であって、前記目的地への到着予定時刻とタイマによって検出された現在時刻との時間の差が、予め定めた閾値である時間閾値以内である場合に第1の通知態様でユーザにアラーム通知し、前記時間閾値を超える場合に第2の通知態様でユーザにアラーム通知する
請求項6記載のアラーム通知方法。
【請求項8】
コンピュータに、
目的地の位置情報を含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録する目的地情報登録処理、
現在位置を算出する現在位置算出処理、および、
前記現在位置算出処理で算出した現在位置と前記目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が予め定められた閾値である距離閾値以内である場合、ユーザにアラーム通知するアラーム通知処理
を実行させるためのアラーム通知プログラム。
【請求項9】
コンピュータに、
目的地情報登録処理で、目的地の位置情報と当該目的地への到着予定時刻とを含む目的地情報を目的地情報記憶手段に登録させ、
アラーム通知処理で、現在位置算出処理で算出した現在位置と目的地情報記憶手段に登録された位置情報が示す目的地との距離が距離閾値以内である場合であって、前記目的地への到着予定時刻とタイマによって検出された現在時刻との時間の差が、予め定めた閾値である時間閾値以内である場合に第1の通知態様でユーザにアラーム通知させ、前記時間閾値を超える場合に第2の通知態様でユーザにアラーム通知させる
請求項8記載のアラーム通知プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−147664(P2010−147664A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−320989(P2008−320989)
【出願日】平成20年12月17日(2008.12.17)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】