説明

携帯通信端末、携帯通信端末の制御方法及びプログラム

【課題】 状況に応じて放送受信機能を制御可能にすると共に、他者から遠隔操作されることをも未然に防止する。
【解決手段】
テレビジョン放送を受信可能な携帯電話端末であり、メモリ30には管理者が操作部24から入力した当該管理者自身の電話番号や電子メールアドレスが登録されている。CPU34は、通信回路21がテレビジョン放送視聴を制御するための制御命令を受信した時、その送付元が管理者であるときにのみ当該制御命令をテレビジョン制御部28に送る。テレビジョン制御部28は、制御命令をメモリ30に保存させ、例えば当該制御命令に記述された時間等になった時に、その制御命令を実行してテレビジョン受信部26を制御する。例えばユーザが操作部24を操作してテレビジョン放送の視聴開始を指示したとき、制御命令がそのテレビジョン放送の視聴を制限する命令である場合にはその指示を拒否する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビジョン放送やラジオ放送等を受信して視聴可能な携帯通信端末と、携帯通信端末の制御方法及び制御プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地上波ディジタル放送の試験運用が開始されるにつれて、これを視聴するための装置の小型化の研究が活発化し、例えば、携帯電話端末に放送受信機能を一体化させた機器の開発が盛んになっている。特に、放送受信機能を携帯電話端末に搭載した場合、携帯電話端末の持つネットワークへのアクセス機能を活用することによって、新しい放送視聴スタイルが生まれ、携帯電話端末と同等の規模を持つ市場へと拡大することが期待されている。
【0003】
なお、例えば特開2000−115725号の公開特許公報(特許文献1)には、テレビジョン信号を受信可能な装置において、視聴制限の度合いと、視聴制限をしない時間帯(非視聴制限時間帯)や視聴制限をしないチャンネル(非視聴制限チャンネル)とを設定可能となされ、非視聴制限時間帯以外の時間帯や非視聴制限チャンネル以外のチャンネルで且つ視聴制限の度合いが予め設定した度合いを超える時、番組の視聴を制限することで、必要な視聴制限を行える一方で、必要以上に番組が視聴制限されることを無くし、使い勝手を向上させるようにした視聴制限装置が開示されている。
【0004】
また、例えば特開2002−112218号の公開特許公報(特許文献2)には、視聴者を撮像する視聴者撮像部と、その撮像画像から視聴者の認識を行う視聴者認識部と、その認識した視聴者に対する視聴制限及びその解除を行う視聴許可判別部及び子内容制御部とを備えた放送受信装置が開示されている。
【0005】
また、例えば特開2003−209814号の公開特許公報(特許文献3)には、テレビ放送データ中にアクセス権情報を含めて放送し、アクセス権情報に基づいて受信機にアクセス権があるか否かを調べ、テレビ視聴機能の利用制限を行うかを判定するようになされたテレビ視聴サービス提供機能へのアクセス制御方式が開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開2000−115725号公報(第1図)
【特許文献2】特開2002−112218号公報(第1図)
【特許文献3】特開2003−209814号公報(第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上述したようにテレビジョン放送やラジオ放送等を受信して視聴する機能を搭載した携帯電話端末が普及した場合、それら携帯電話端末の各ユーザがテレビジョン受信機を持ち歩いているのと同じになるため、例えば、周囲への配慮に欠けた視聴が行われたり、相応しくない場所や時間帯での視聴、当該携帯電話端末により子供が親の目を盗んで相応しくない番組を視聴してしまう等の問題が発生する虞があり、また、それが社会問題化することも懸念される。逆に、親が子供に対して、或る特定のテレビジョン放送番組等(例えば教育上非常に好ましい番組等)を視聴させることを望む場合も考えられる。
【0008】
一方で、上述した公開特許公報に記載されているように、例えば携帯電話端末に対して、外部からの遠隔操作によりテレビジョン放送等の視聴を制限するようなことも考えられるが、この場合、例えば誤って他者から遠隔操作が行われてしまったり、悪戯により他者から遠隔操作が行われてしまう虞がある。
【0009】
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、状況に応じた放送受信機能の制御を可能とし、周囲への配慮に欠けた視聴や、相応しくない場所や時間帯での視聴、子供による相応しくない番組の視聴等の発生を未然に防止したり、逆に、特定の番組等の視聴を推奨可能にすると共に、他者から遠隔操作されることを未然に防止することをも可能にする、携帯通信端末と、携帯通信端末の制御方法及び制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の携帯通信端末は、所定の放送電波を受信するための放送受信手段と、放送受信手段を制御するための制御命令を少なくとも受信する通信手段と、操作指示を入力するための操作手段と、操作手段への操作により入力される管理者の識別情報を登録する識別情報登録手段と、通信手段が受信した制御命令を保存するための制御命令保存手段と、通信手段が制御命令を受信した時、識別情報登録手段に登録されている管理者の識別情報に基づいて、制御命令の送付元が当該管理者であると判断した場合にのみ、当該制御命令を制御命令保存手段に保存させる制御命令保存制御手段と、制御命令保存手段に保存された制御命令に基づいて、放送受信手段を制御する放送受信制御手段とを有することにより、上述した課題を解決する。
【0011】
また、本発明の携帯通信端末の制御方法は、操作指示を入力するための操作手段への操作により入力される管理者の識別情報を識別情報登録手段が登録するステップと、所定の放送電波を受信する放送受信手段を制御するための制御命令を通信手段が受信した時、識別情報登録手段に登録されている管理者の識別情報に基づいて、制御命令の送付元が当該管理者であると判断した場合にのみ、制御命令保存制御手段がその制御命令を制御命令保存手段に保存させるステップと、制御命令保存手段に保存された制御命令に基づいて、放送受信制御手段が放送受信手段を制御するステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
【0012】
また、本発明の携帯通信端末の制御プログラムは、所定の放送電波を受信するための放送受信手段と、放送受信手段を制御するための制御命令を少なくとも受信する通信手段と、操作指示を入力するための操作手段と、操作手段への操作により入力される管理者の識別情報を登録する識別情報登録手段と、通信手段が受信した制御命令を保存するための制御命令保存手段とを有する携帯通信端末の制御プログラムであって、通信手段が制御命令を受信した時、識別情報登録手段に登録されている管理者の識別情報に基づいて、制御命令の送付元が当該管理者であると判断した場合にのみ、その制御命令を制御命令保存手段に保存させる制御命令保存制御手段と、制御命令保存手段に保存された制御命令に基づいて放送受信手段を制御する放送受信制御手段として、当該携帯通信端末を機能させることにより、上述した課題を解決する。
【0013】
すなわち、本発明によれば、携帯通信端末は、予め登録しされた管理者の識別番号に基づいて、外部から送付されてきた制御命令の正否を判断している。そして、制御命令が管理者からのものと判断した場合には、その制御命令を保存し、実行する。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、予め登録された管理者の識別番号に基づいて、外部から送付されてきた制御命令の正否を判断し、その制御命令が管理者からのものである場合には、その制御命令を保存し、実行することにより、状況に応じて放送受信機能を制御することができ、周囲への配慮に欠けた視聴や、相応しくない場所や時間帯での視聴、子供による相応しくない番組の視聴等の発生を未然に防止したり、逆に、特定の番組等の視聴を推奨することができると共に、他者から遠隔操作されることをも未然に防止することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、本発明の携帯通信端末と、携帯通信端末の制御方法及び制御プログラムの一実施形態について説明する。
【0016】
なお、本実施形態では、本発明の携帯通信端末の一例として、テレビジョン放送やラジオ放送等を受信してその放送を視聴可能にするための機能(以下、単に放送受信機能とする)を備えた携帯電話端末を挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。以下の説明では、テレビジョン放送の受信機能を例に挙げており、ラジオ放送の受信機能についてはその図示及び説明を省略する。
【0017】
〔概要〕
本発明実施形態の放送受信機能を備えた携帯電話端末は、テレビジョン放送が視聴できない曜日や時間帯,番組,チャンネルを指定するための外部からの制御命令、或いは、テレビジョン放送が視聴できる曜日や時間帯,番組,チャンネルを指定するための外部からの制御命令、若しくは、テレビジョン放送の視聴を推奨する曜日や時間帯,番組,チャンネルを指定するための外部からの制御命令を受け付ける機能を備えている。上記外部からの制御命令は、例えば電話回線を利用した音声データ形式や電子メールデータ形式の情報として送信され、本実施形態の携帯電話端末は、電話機能や電子メール機能によりその制御命令を受信する。
【0018】
また、本実施形態の携帯電話端末は、上記電話回線や電子メールによる上記制御命令を受信した時、送付元の電話番号や電子メールアドレスにより当該制御命令の送付元を識別し、その制御命令の送付元が当該携帯電話端末の予め登録されている管理者であれば、当該制御命令を保存・実行し、一方、上記送付元が登録されていない場合には、当該制御命令を破棄する機能を備えている。
【0019】
〔携帯電話端末の概略的な内部構成〕
図1には、上述した機能を実行可能な本実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。
【0020】
通信アンテナ22は、例えば内蔵アンテナであり電話回線を使用した音声データの通信やパケット通信による電子メールデータ等の通信のための電波の送受信を行う。通信回路21は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。なお、パケット通信により送受信されるデータは、電子メールデータの他にも、画像データやプログラムデータ、テレビジョン放送局やラジオ放送局の放送周波数情報(放送局コード等)、その他の各種データである。上記通信回路21にて受信されたデータは、データラインを介して制御部33へ送られる。
【0021】
表示部23は、本実施形態の携帯電話端末の筐体上に設けられる液晶ディスプレイとそのディスプレイへの表示駆動回路とを含み、上記ディスプレイ上に画像や文字,テレビジョン映像等を表示する。
【0022】
操作部24は、本実施形態の携帯電話端末の筐体上に設けられているテンキーや発話キー、クリアキー、終話/電源キー、マナーキー、メモキーなどの各キー、ジョグダイアル等と、それら各キー等の操作に応じた操作信号を発生する操作信号発生部とを有している。
【0023】
バイブレータ25は、例えばモータの回転軸に対して偏芯した位置に錘を備え、振動を発生することで着信等の各種報知等を行う。
【0024】
時計部29は、年月日時、曜日等の情報を発生する時計機能、時間を計測するタイマ機能、ユーザ所望の時刻や周期,アラーム時間を設定する機能等を備えている。
【0025】
スピーカ31は、携帯電話端末本体に設けられている受話用のスピーカやリンガ(着信音)、音楽再生、テレビジョン放送やラジオ放送の音声再生、アラーム音出力用のスピーカであり、ディジタル/アナログ変換器と増幅器を含み、通話音声やリンガ音、放送音声等のデータをディジタル/アナログ変換及び増幅した後に出力する。
【0026】
マイクロホン32は、送話用のマイクロホンであり、アナログ/ディジタル変換器と増幅器を含む。このマイクロホン32を介して入力された通話音声信号は、増幅器により所定のレベルに増幅された後、アナログ/ディジタル変換器によりディジタル音声データに変換されて制御部33のCPU34へ送られ、ここで符号化された後、通信回路21へ送られる。この時の通信回路21では、音声信号の変調、周波数変換等の各種処理を行い、通信アンテナ22から送信する。
【0027】
テレビジョンアンテナ27は、テレビジョン放送電波を受信する。テレビジョン放送受信部26は、テレビジョンアンテナ27により受信されたテレビジョン放送信号を復調等してテレビジョン映像信号やテレビジョン音声信号を再生する。なお、本実施形態において、上記テレビジョン放送は、地上波アナログテレビジョン放送、ディジタルテレビジョン放送の何れであっても良い。
【0028】
テレビジョン制御部28は、テレビジョン受信部26でのテレビジョン放送の受信開始や終了,テレビジョン放送信号の復調等に関する各種の動作制御、テレビジョン放送の選局制御、上記制御命令に基づくテレビジョン放送の受信制御等を行う。例えば、ユーザが操作部24を操作することでテレビジョン放送の視聴開始指示やテレビジョン放送の選局指示が入力された場合、それら指示入力は、制御部33を通じてテレビジョン制御部28に伝えられる。この指示入力を受け取ったテレビジョン制御部28は、テレビジョン受信部26によるテレビジョン放送の受信開始やテレビジョン放送の選局動作を制御する。そして、当該テレビジョン受信部26にて受信されたテレビジョン放送信号のうち、テレビジョン映像信号は、テレビジョン制御部28から制御部33に送られ、さらに当該制御部33から表示部23へ送られることになる。これにより、表示部3のディスプレイ上にはテレビジョン映像が表示されることになる。また、上記テレビジョン受信部26にて受信されたテレビジョン放送信号のうち、テレビジョン音声信号は、テレビジョン制御部28から制御部33に送られ、さらに当該制御部33からスピーカ31へ送られることになる。これにより、スピーカ31からはテレビジョン音声が出力されることになる。
【0029】
メモリ30は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、OS(Operating System)、制御部33のCPU34が各部を制御するための制御プログラムや各種の初期設定値、フォントデータ、辞書データ、着信音やキー操作音,アラーム音用の報知音データ、電子メールの作成や編集等を行うためのアプリケーション用のプログラムコード、画像や音声に対して様々な処理を行うためのアプリケーション用プログラムコード、本実施形態にかかるテレビジョン放送視聴制御のための制御プログラムコード、その他、携帯電話端末に搭載される各種のアプリケーション用のプログラムコード、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、いわゆるNAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)のような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、ユーザにより設定される電話帳や電子メールアドレス、本実施形態にかかるテレビジョン放送視聴の制御命令の送付元として登録される電話番号や電子メールアドレス、写真画像データ、ダウンロードされた写真データや音楽データ、ダウンロードされた着信音,報知音データ、文字データや予測変換の候補単語の登録データや予測変換の学習データ、所定のサイトからダウンロードされた各放送局の放送周波数情報、本実施形態にかかるテレビジョン放送視聴制御の際に使用される制御命令のデータ(曜日や時間帯,番組,チャンネル等のデータ)、その他、各種のユーザ設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、CPU34が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。
【0030】
制御部33は、CPU(中央処理装置)34と外部インターフェース(I/F)35を有する。
【0031】
CPU34は、通話音声データの符号化や復号化、発着信の制御、着信時の報知制御、その他、当該携帯電話端末の各構成要素の制御、各種の演算処理を行う。例えば、上記CPU34は、上記通信回路21からの受信データを受け取り、その受信データが例えば符号化された通話音声データである場合には、当該通話音声データを復号化した後にスピーカ31へ送る。
【0032】
また、上記通信回路21からの受信データが例えば放送受信機能を制御するための上記音声データ形式の制御命令データか、又は、上記電子メールデータ形式の制御命令データである場合、CPU34は、その制御命令の送付元の電話番号又は電子メールアドレスから送付元の識別を行い、その制御命令の送付元が当該携帯電話端末の管理者(当該携帯電話端末を管理する権限のある者)によって例えば操作部24から入力されてメモリ30に登録されている送付元と同じであれば、当該制御命令をテレビジョン制御部28へ送り、上記送付元が登録されていない場合には、当該制御命令を破棄する。すなわち、本実施形態によれば、制御命令の送付元はその携帯電話端末の管理者に限定されており、他者によって当該携帯電話端末の放送受信機能が制御されてしまうことを防止している。なお、上記管理者とは、例えば当該携帯電話端末のユーザが子供である場合のその親や、携帯電話端末のユーザが部下である場合の上司、当該携帯電話端末のユーザがその端末を他者に貸与する場合の当該端末のユーザなどである。勿論、管理者がユーザ(使用者)と同一であっても良い。
【0033】
上記CPU34から制御命令を受け取ったテレビジョン制御部28は、その制御命令をメモリ30に一旦保存する。そして、テレビジョン制御部28は、その制御命令に従って、テレビジョン放送の受信を行うか、若しくは、テレビジョン放送の受信を行わないように、テレビジョン受信部26を制御する。
【0034】
ここで、上記メモリ30に保存した制御命令が、テレビジョン放送を視聴できない曜日や時間帯,番組,チャンネルを指定するための制御命令か、又は、テレビジョン放送を視聴できる曜日や時間帯,番組,チャンネルを指定するための制御命令である場合において、テレビジョン制御部28は、例えば操作部24を介してユーザからテレビジョン放送視聴開始を指示する入力がなされ、そのテレビジョン放送視聴開始の指示入力をCPU34から受け取った時、上記制御命令に記述されている曜日や時間帯,番組,チャンネルの情報を元に、上記ユーザによるテレビジョン放送視聴開始の指示入力について拒否するか否か判断し、テレビジョン放送視聴開始の指示入力を拒否すると判断した時には、テレビジョン放送の受信を行わないようにテレビジョン受信部26を制御する。
【0035】
すなわち例えば、上記メモリ30に保存した制御命令がテレビジョン放送を視聴できない曜日や時間帯を指定した命令である場合、テレビジョン制御部28は、ユーザから上記テレビジョン放送視聴開始の指示入力を受け取った時、上記時計部29から得られている現在の曜日や時間と、上記メモリ30に保存した制御命令に記述されている曜日や時間帯とを比較し、上記現在の曜日や時間が上記制御命令に記述されている曜日や時間帯内に入っている時には、テレビジョン放送の受信を行わないようにテレビジョン受信部26を制御し、一方、上記現在の曜日や時間が上記制御命令に記述されている曜日や時間帯内に入っていない時には、テレビジョン放送の受信を行うようにテレビジョン受信部26を制御する。また例えば、上記メモリ30に保存した制御命令がテレビジョン放送を視聴できない番組やチャンネルを指定した命令である場合、テレビジョン制御部28は、ユーザから上記テレビジョン放送視聴開始の指示入力がなされたテレビジョン放送の番組やチャンネルと、上記メモリ30に保持した制御命令に記述されている番組やチャンネルとを比較し、上記テレビジョン放送視聴開始の指示入力がなされたテレビジョン放送の番組やチャンネルと上記制御命令に記述されている番組やチャンネルが一致した時には、テレビジョン放送の受信を行わないようにテレビジョン受信部26を制御し、一方、上記テレビジョン放送視聴開始の指示入力がなされたテレビジョン放送の番組やチャンネルと上記制御命令に記述されている番組やチャンネルが一致しない時には、テレビジョン放送の受信を行うようにテレビジョン受信部26を制御する。
【0036】
また例えば、上記メモリ30に保存した制御命令がテレビジョン放送を視聴できる曜日や時間帯を指定した命令である場合、テレビジョン制御部28は、ユーザからテレビジョン放送視聴開始の指示入力を受け取った時、現在の曜日や時間と、上記制御命令に記述されている曜日や時間帯とを比較し、上記現在の曜日や時間が上記制御命令に記述されている曜日や時間帯内に入っている時には、テレビジョン放送の受信を行うようにテレビジョン受信部26を制御し、一方、上記現在の曜日や時間が上記制御命令に記述されている曜日や時間帯内に入っていない時には、テレビジョン放送の受信を行わないようにテレビジョン受信部26を制御する。また例えば、上記メモリ30に保存した制御命令がテレビジョン放送を視聴できる番組やチャンネルを指定した命令である場合、テレビジョン制御部28は、ユーザからテレビジョン放送視聴開始の指示入力がなされたテレビジョン放送の番組やチャンネルと、上記制御命令に記述されている番組やチャンネルとを比較し、上記テレビジョン放送視聴開始の指示入力がなされたテレビジョン放送の番組やチャンネルと上記制御命令に記述されている番組やチャンネルが一致した時には、テレビジョン放送の受信を行うようにテレビジョン受信部26を制御し、一方、上記テレビジョン放送視聴開始の指示入力がなされたテレビジョン放送の番組やチャンネルと上記制御命令に記述されている番組やチャンネルが一致しない時には、テレビジョン放送の受信を行わないようにテレビジョン受信部26を制御する。
【0037】
また例えば、上記メモリ30に保存した制御命令がテレビジョン放送の視聴を推奨する曜日や時間帯と番組やチャンネルを指定した命令である場合、テレビジョン制御部28は、上記時計部29から得られている現在の曜日や時間と、上記メモリ30に保存した制御命令に記述されている曜日や時間帯とを比較し、上記現在の曜日や時間が上記制御命令に記述されている曜日や時間帯となった時には、CPU34を介して表示部23の画面上に、上記番組やチャンネルについてのテレビジョン放送の視聴を推奨する旨の通知メッセージを表示させ、その通知メッセージの表示後に、ユーザからテレビジョン放送視聴開始の指示入力を受け取った時、当該番組やチャンネルのテレビジョン放送の受信を行うようにテレビジョン受信部26を制御し、一方、上記通知メッセージの表示後、ユーザからテレビジョン放送視聴開始の指示入力が無かった時には、テレビジョン放送の受信を行わないようにテレビジョン受信部26を制御する。
【0038】
また、本実施形態の携帯電話端末は、上記制御命令に基づいて上述したようなテレビジョン放送の視聴に関する制御を行ったことを、その制御命令の送付元へ返信する設定が可能となされている。すなわち、当該返信設定がなされている場合において、上記制御命令に基づくテレビジョン放送の視聴に関する制御が行われた場合、CPU34は、当該制御命令が実行されたことを示すメッセージ等を生成し、そのメッセージ等を、通信回路21を経て、例えば電話回線や電子メールにより制御命令の送付元にへ返信させる処理を実行する。
【0039】
〔制御命令の受信から実行までの処理〕
図2〜図4には、本実施形態の携帯電話端末において、制御命令の受信から実行までの処理の流れを示す。図2のフローチャートは、制御命令の受信から実行までの全体の流れを示し、図3及び図4のフローチャートは、図2のフローチャートのステップS4の詳細であり、図3のフローチャートは、例えば制御命令がテレビジョン放送の視聴をできなくする視聴制限の命令である場合の処理を示し、図4のフローチャートは、例えば制御命令がテレビジョン放送視聴を推奨するための命令である場合の処理を示している。なお、この図2〜図4に示すフローチャートは、上記メモリ30に格納されている本実施形態にかかるテレビジョン放送視聴制御のための制御プログラムに基づいてCPU34及びテレビジョン制御部28が実行する処理と、上記制御命令に基づいてテレビジョン制御部28が実行する処理をまとめて表したものである。
【0040】
先ず、図2に示すフローチャートにおいて、CPU34は、ステップS1の処理として、受信回路21から供給される受信データを見ており、その受信データが制御命令のデータであるとき、ステップS2へ処理を進める。
【0041】
ステップS2の処理に進むと、CPU34は、その制御命令の送付元が識別できるか否か、すなわち、上記制御命令が電話回線を通じて送られてきたデータである場合には、例えば発信者番号通知等により当該制御命令の送付元の電話番号を取得することが出来たか否か、又は、上記制御命令が電子メールにより送られてきたデータである場合には、その送付元の電子メールアドレスを取得することが出来たか否かを判断する。そして、このステップS2の処理において、電話番号又は電子メールアドレスを取得できなかった場合、CPU34は、ステップS5へ処理を進め、その制御命令を破棄する。一方、ステップS2の処理において、電話番号又は電子メールアドレスを取得できた場合には、ステップS3へ処理を進める。
【0042】
ステップS3の処理に進むと、CPU34は、上記制御命令の送付元の電話番号又は電子メールアドレスが、当該携帯電話端末の管理者や当該管理者から正式な登録要請を受けた使用者等により例えば操作部24から入力されてメモリ30に登録されている電話番号又は電子メールアドレスであるか否か判断する。当該ステップS3の処理において、上記制御命令の送付元の電話番号又は電子メールアドレスが、予め登録されている電話番号又は電子メールアドレスではないと判断した場合、CPU34は、ステップS5へ処理を進め、その制御命令を破棄する。一方、ステップS3の処理において、上記制御命令の送付元の電話番号又は電子メールアドレスが、予め登録されている電話番号又は電子メールアドレスであると判断した場合、CPU34は、ステップS4へ処理を進める。
【0043】
ステップS4の処理に進むと、CPU34は、上記制御命令をテレビジョン制御部28に送る。テレビジョン制御部28は、当該制御命令をメモリ30に一旦保存する。そして、テレビジョン制御部28は、前述したように、その制御命令に従って、テレビジョン放送の受信を制限するようにテレビジョン受信部26を制御するか、若しくは、テレビジョン放送の視聴を推奨するようにCPU34を介してメッセージの表示等を行うようにする。
【0044】
次に、制御命令がテレビジョン放送の視聴をできなくする視聴制限の命令である場合の処理を示す図3のフローチャートにおいて、テレビジョン制御部28は、ステップS11の処理として、CPU34を介して操作部24からテレビジョン放送の視聴に関連する操作指示が入力されたか見ており、テレビジョン放送視聴に関連する操作指示が入力されたときには、ステップS12へ処理を進める。
【0045】
ステップS12の処理に進むと、テレビジョン制御部28は、CPU34を介してメモリ30に有効な制御命令が保存されているか否か判断し、有効な制御命令が保存されていないと判断した場合には、ステップS15へ処理を進め、上記テレビジョン放送視聴に関連する操作指示に応じてテレビジョン受信部26を制御する。すなわち、ユーザからのテレビジョン放送視聴に関連する操作がテレビジョン視聴を開始する指示であった場合には、テレビジョン受信部26にてテレビジョン放送の受信を開始させ、また、例えばチャンネルの変更指示であった場合には、そのチャンネル変更指示に応じて、テレビジョン受信部26に選局動作を行わせる。一方、メモリ30に有効な制御命令が保存されている場合、テレビジョン制御部28は、ステップS13へ処理を進める。
【0046】
ステップS13の処理に進むと、テレビジョン制御部28は、その制御命令がテレビジョン放送の視聴を制限する命令に該当するか否か判断し、視聴制限に該当しないと判断した場合にはステップS15へ処理を進め、上記テレビジョン放送視聴に関連する操作指示に応じてテレビジョン受信部26を制御する。一方、視聴制限に該当すると判断した場合、つまり、上記テレビジョン放送視聴に関連する操作指示が、前述したように制御命令に記述されている曜日や時間帯、番組やチャンネルでのテレビジョン放送の視聴制限に該当すると判断した場合、テレビジョン制御部28は、ステップS14へ処理を進める。
【0047】
ステップS14の処理に進むと、テレビジョン制御部28は、上記テレビジョン放送視聴に関連する操作指示を拒否し、テレビジョン放送の受信を実行させないようにテレビジョン受信部26を制御する。また、このステップS14における操作指示の拒否の際には、例えば図5に示すように、携帯電話端末のディスプレイ画面3(表示部23の画面)上に、テレビジョン放送の視聴ができない旨のメッセージを表示する。なお、この図5の例は、特定の番組についての視聴拒否を行う場合のメッセージを示している。また、ユーザへのメッセージの通知は、ディスプレイ画面3上への表示の他、スピーカ31からの音声出力やバイブレータ25の振動等により行っても良い。
【0048】
一方、制御命令がテレビジョン放送視聴を推奨するための命令である場合の処理を示す図4のフローチャートにおいて、テレビジョン制御部28は、ステップS21の処理として、メモリ30に保存されている制御命令の内容と時計部29からの現在の曜日,時間の情報を、CPU34を介して見ており、上記時計部29からの現在の曜日,時間が制御命令に記述されている曜日,時間帯になったか否か判断している。そして、現在の曜日,時間が制御命令に記述されている曜日,時間帯になった時、テレビジョン制御部28は、ステップS22へ処理を進める。
【0049】
ステップS22の処理に進むと、テレビジョン制御部28は、上記制御命令を実行し、CPU34を介して、表示部23の画面上に、制御命令に記述されている番組やチャンネルについてのテレビジョン放送の視聴を推奨する旨の通知メッセージを表示させる。なお、当該メッセージの通知は、画面表示の他、スピーカ31からの音声出力やバイブレータ25の振動等により行っても良い。
【0050】
次にステップS23の処理に進むと、テレビジョン制御部28は、ユーザからテレビジョン放送に視聴を行う旨の指示がなされたか否か判断し、当該指示が例えば一定時間内に得られなかったり、ユーザから視聴しない旨の指示がなされた時には、ステップS25へ処理を進め、上記制御命令をキャンセルする。一方、ユーザからテレビジョン放送に視聴を行う旨の指示がなされた場合、テレビジョン制御部28は、ステップS24へ処理を進める。
【0051】
ステップS24の処理に進むと、テレビジョン制御部28は、上記制御命令に記述されている番組,チャンネルのテレビジョン放送を受信するようにテレビジョン受信部26を制御し、当該受信したテレビジョン放送をCPU34を介して表示部23に表示させるようにする。
【0052】
〔制御命令の送信側〕
上述した制御命令を送信する側の構成としては、例えば、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、PDA等が考えられる。送信側の装置において、制御命令に記述される曜日や時間帯、番組、チャンネル等は、例えばウィザード形式やメニュー選択形式等によりユーザから入力され、その入力情報に基づいて、電話回線で通信されるデータ形式或いは電子メールのデータ形式の制御命令が生成される。そして、その制御命令は、当該送信側の装置のユーザからの送信指示に従い、受信元を指定した上で送信されることになる。
【0053】
〔まとめ〕
本発明実施形態の携帯電話端末によれば、テレビジョン放送の視聴を制限する制御命令により、テレビジョン放送受信機能が外部から制御可能となされているため、管理者は、当該携帯電話端末に対し、状況に応じて放送受信機能に制限を加えることが可能であり、周囲への配慮に欠けた視聴や、相応しくない場所や時間帯での視聴、子供による相応しくない番組の視聴等の発生を未然に防止することが可能となる。すなわち例えば、親等は、子供が学校に行っている曜日、時間帯、その他特定の時間帯においてテレビジョン放送の視聴ができないようにしたり、例えば、成人向けの番組等の特定の番組やチャンネルのテレビジョン放送の視聴ができないように、携帯電話端末を外部から操作できる。
【0054】
また、本実施形態の携帯電話端末によれば、テレビジョン放送の視聴を推奨する制御命令により、テレビジョン放送受信機能が外部から制御可能となされているため、管理者は、当該携帯電話端末のユーザに見せたい番組等がある場合、外部からの操作によりその特定のテレビジョン番組を指定して視聴させることができる。
【0055】
さらに、本実施形態によれば、携帯電話端末は、制御命令を受信した際に、その制御命令が正当な管理者から送付されたものであるかどうかを判断し、正当な管理者からの制御命令でない時にはその制御命令を破棄するため、例えば悪戯や誤って送信された制御命令を実行してしまうことはない。
【0056】
なお、上述した各実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
【0057】
携帯電話端末に登録されている管理者識別情報(電話番号や電子メールアドレス)や保存された制御命令は、管理者若しくはその管理者から正式に要請(許諾)を受けた使用者等が削除することも可能である。但し、管理者からの要請(許諾)を得ずに使用者等が勝手に制御命令や管理者識別情報を削除して視聴制限を逃れるのを防ぐために、それらの削除の際には管理者認証(例えばパスワード認証や生体認証等)を必要とすることが望ましい。また、上記管理者認証を経て上記制御命令や管理者識別情報の削除が行われた場合や、管理者認証を経ずに何らかの手段により上記制御命令や管理者識別情報の削除が行われた場合には、管理者に宛てて当該削除が行われたことを示す通知メッセージが送られるようにしても良い。
【0058】
上述の実施形態では、制御部33とテレビジョン制御部28を別構成として説明しているが、CPU34がテレビジョン制御部28の機能を実行しても良い。
【0059】
また、上述の実施形態では、制御命令によりテレビジョン放送やラジオ放送の視聴を制限或いは推奨する例を挙げているが、例えば、インターネットの閲覧に関して制御命令により曜日や時間帯、特定のサイトやジャンルについて制限或いは推奨することも可能である。
【0060】
また、上述の実施形態では、携帯電話端末を例に挙げているが、本発明は、放送受信機能と通信機能を備えたPDA,カーナビゲーション装置,携帯型テレビゲーム装置等の携帯通信端末にも適用可能である。特に、カーナビゲーション装置において、制御命令によりテレビジョン放送の視聴制限を行えば、事故の発生を未然に防止でき、また、携帯型テレビゲーム装置において、制御命令により例えばテレビジョン放送の視聴やテレビゲームの実行機能に制限を加えれば、子供が学校等でテレビジョン放送を視聴したり、テレビゲームで遊ぶようなことを防止できる。
【0061】
その他、上述の実施形態では、電話回線と電子メールによる制御命令の送受信例を挙げたが、無線LAN等、他の通信手段を用いて制御命令を送受信する場合にも本発明は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明実施形態の携帯電話端末の概略的な内部回路構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態の携帯電話端末において、制御命令の受信から実行までの全体の流れを示すフローチャートである。
【図3】本実施形態の携帯電話端末において、制御命令がテレビジョン放送の視聴をできなくする視聴制限の命令である場合の処理を示すフローチャートである。
【図4】本実施形態の携帯電話端末において、制御命令がテレビジョン放送視聴を推奨するための命令である場合の処理を示すフローチャートである。
【図5】制御命令の実行によりユーザからのテレビジョン放送視聴指示操作を拒否する際にディスプレイ上に表示されるメッセージの一例を説明するための図である。
【符号の説明】
【0063】
3 ディスプレイ画面、21 通信回路、22 通信アンテナ、23 表示部、24 操作部、25 バイブレータ、26 テレビジョン受信部、27 テレビジョンアンテナ、28 テレビジョン制御部、29 時計部、30 メモリ、31 スピーカ、32 マイクロホン、33 制御部、34 CPU、35 外部インターフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の放送電波を受信するための放送受信手段と、
上記放送受信手段を制御するための制御命令を少なくとも受信する通信手段と、
操作指示を入力するための操作手段と、
上記操作手段への操作により入力される管理者の識別情報を登録する識別情報登録手段と、
上記通信手段が受信した制御命令を保存するための制御命令保存手段と、
上記通信手段が制御命令を受信した時、上記識別情報登録手段に登録されている上記管理者の識別情報に基づいて、上記制御命令の送付元が上記管理者であると判断した場合にのみ、当該制御命令を上記制御命令保存手段に保存させる制御命令保存制御手段と、
上記制御命令保存手段に保存された制御命令に基づいて、上記放送受信手段を制御する放送受信制御手段とを有する
ことを特徴とする携帯通信端末。
【請求項2】
請求項1記載の携帯通信端末であって、
上記放送受信制御手段は、上記制御命令保存手段に保存された上記制御命令に基づいて、使用者から上記操作手段を介して入力された放送受信指示の実行又は拒否を判断することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項3】
請求項1記載の携帯通信端末であって、
上記制御命令保存手段に保存された上記制御命令に基づいて、使用者に対して、上記操作手段から放送受信指示を入力することを求めるメッセージを通知するメッセージ通知制御手段を有することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項4】
請求項1記載の携帯通信端末であって、
上記放送受信制御手段は、上記制御命令保存手段に保存された制御命令に基づいて上記放送受信手段の制御を実行したことを示す通知情報を、上記制御命令の送付元へ上記通信手段を介して返信することを特徴とする携帯通信端末。
【請求項5】
操作指示を入力するための操作手段への操作により入力される管理者の識別情報を、識別情報登録手段が登録するステップと、
所定の放送電波を受信する放送受信手段を制御するための制御命令を通信手段が受信した時、上記識別情報登録手段に登録されている上記管理者の識別情報に基づいて、上記制御命令の送付元が上記管理者であると判断した場合にのみ、制御命令保存制御手段が、当該制御命令を制御命令保存手段に保存させるステップと、
上記制御命令保存手段に保存された制御命令に基づいて、放送受信制御手段が上記放送受信手段を制御するステップとを有する
ことを特徴とする携帯通信端末の制御方法。
【請求項6】
所定の放送電波を受信するための放送受信手段と、上記放送受信手段を制御するための制御命令を少なくとも受信する通信手段と、操作指示を入力するための操作手段と、上記操作手段への操作により入力される管理者の識別情報を登録する識別情報登録手段と、上記通信手段が受信した制御命令を保存するための制御命令保存手段とを有する携帯通信端末の制御プログラムであって、
上記通信手段が制御命令を受信した時、上記識別情報登録手段に登録されている上記管理者の識別情報に基づいて、上記制御命令の送付元が上記管理者であると判断した場合にのみ、当該制御命令を上記制御命令保存手段に保存させる制御命令保存制御手段と、
上記制御命令保存手段に保存された制御命令に基づいて、上記放送受信手段を制御する放送受信制御手段として、
携帯通信端末を機能させることを特徴とする制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−245915(P2006−245915A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−57683(P2005−57683)
【出願日】平成17年3月2日(2005.3.2)
【出願人】(501431073)ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 (810)
【Fターム(参考)】