説明

改質ガス生成制御装置

【課題】多くの排気を吸気に再循環させることができて、燃費を向上できるとともに排気エミッションを低減できる改質ガス生成制御装置を提供する。
【解決手段】内燃エンジン(10)から排出される排気が流れる排気通路(12)から分岐し、内燃エンジン(10)に吸入される吸気が流れる吸気通路(11)に合流する排気再循環通路(13)と、当該排気再循環通路(13)に排気を流すときには排気再循環通路内に改質用燃料を噴射する燃料噴射部(132)と、排気再循環通路(13)に排気を流すときには排気再循環通路内に空気を供給する空気供給部(134)と、空気が供給された排気から改質ガスを生成する改質部(136)と、内燃エンジンの負荷が低いほど空気供給部から供給される空気量を多くする空気量制御部(S6)と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、改質ガスの生成を制御する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1の内燃エンジンは、排気分流路を流れる排気に対して燃料を噴射する。そしてこの排気を改質器に流す。すると改質ガスが生成される。そしてこの改質ガスを吸気に混入させる。このようにすることで、燃焼効率が向上して燃費が改善されるとともに、エミッション性能も改善されるということが特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−57625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、本件発明者らは、鋭意研究を重ねることで、前述の先行技術では、低負荷運転時は燃焼が不安定になるので、吸気に再循環させる排気の流量を少なくせざるを得ない場合がある、という課題を知見した。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、本発明の目的は、多くの排気を吸気に再循環させることができて、燃費を向上できるとともに排気エミッションを低減できる改質ガス生成制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。
【0007】
本発明の改質ガス生成制御装置は、内燃エンジンから排出される排気が流れる排気通路から分岐し、内燃エンジンに吸入される吸気が流れる吸気通路に合流する排気再循環通路と、排気再循環通路に排気を流すときには排気再循環通路内に改質用燃料を噴射する燃料噴射部と、排気再循環通路に排気を流すときには排気再循環通路内に空気を供給する空気供給部と、空気が供給された排気から改質ガスを生成する改質部と、内燃エンジンの負荷が低いほど空気供給部から供給される空気量を多くする空気量制御部と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、負荷が低い状況ほど空気量を多くすることで、低負荷時ほど空気中に含まれる酸素により改質触媒の昇温が促進されて活性化され、EGRガス中に含まれる水分を生成源としてより多くの改質ガスが生成されることとなり、特に低負荷運転における燃焼安定度が増し、多くの排気を吸気に再循環させることができる。
【0009】
本発明の実施形態、本発明の利点については、添付された図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、本発明による改質ガス生成制御装置の一実施形態を示す図である。
【図2】図2は、本件発明者らが実施した予備実験の結果を示す図である。
【図3】図3は、本発明による改質ガス生成制御装置のコントローラーが実行する制御フローチャートである。
【図4】図4は、コントローラーが適用するマップの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1は、本発明による改質ガス生成制御装置の一実施形態を示す図である。
【0012】
改質ガス生成制御装置1は、内燃エンジン10から排出されて排気再循環通路を流れる排気に改質用燃料を噴射しさらに空気を供給してから改質部136に流すことで、改質ガスを生成する。具体体な構成を説明すると、改質ガス生成制御装置1は、燃料噴射部132と、空気供給部134と、改質部136と、コントローラー70と、を含む。
【0013】
燃料噴射部132は、燃料タンク31から供給される燃料を改質用燃料として、排気再循環通路13を流れる排気に噴射する。排気再循環通路13は、内燃エンジン10から排出される排気が流れる排気通路12から分岐し、内燃エンジン10に吸入される吸気が流れる吸気通路11に合流する通路である。このような構造であるので、排気再循環通路13は、排気を吸気に再循環させる。排気再循環通路13には、排気再循環量調整弁131が設けられる。燃料噴射部132は、排気再循環量調整弁131で流量が制御された排気に改質用燃料を噴射する。燃料噴射部132の噴射先には、燃料蒸発器133が設けられる。燃料噴射部132から噴射された燃料は、燃料蒸発器133で蒸発する。
【0014】
空気供給部134は、改質用燃料が噴射された排気に空気を供給する。空気供給部134から供給された空気は、空気通路135を流れて、改質用燃料が噴射された排気に混入する。空気通路135は、燃料蒸発器133と改質部136との間に合流する。
【0015】
改質部136は、空気供給部134から供給された空気が混合した排気から改質ガスを生成する。改質部136には改質用触媒が担持されている。改質用触媒は、たとえばロジウム系の触媒である。改質用触媒上では、空気供給部134から供給される空気や排気に含まれる水分H2Oと燃料噴射部132から噴射された燃料とが次式のような反応を生じて、改質ガスが生成される。
【0016】
ガソリン燃料をヘプタンで代表させると、次の化学式1の反応を生ずると考えられる。
【0017】
【化1】

【0018】
また、排気の成分及び空気供給部134から供給される空気に含まれる水分H2O,窒素N2を「7.6CO2 + 6.8H2O + 40.8N2」と表し、ガソリン燃料を「C7.613.6」とすれば、次の化学式2のように考えることもできる。
【0019】
【化2】

【0020】
ガソリン燃料成分は、上記に例示した化学式には限られないので、他にも種々の反応を生ずるが、いずれにせよ、改質用燃料が噴射されて空気供給部134から供給された空気が混合した排気が、改質用触媒で反応して、水素H2や一酸化炭素COなどの改質ガスが生成される。なお改質部136から流出するガスには、水素H2や一酸化炭素COなどの改質ガスの他にも、改質用触媒で反応しなかった余剰の排気も含まれる。それらのガスが冷却器137で冷却されて吸気に再循環させられる。
【0021】
コントローラー70は、エアーフローメーター71、水素センサー72、筒内圧センサー73、エンジン回転速度センサー74、冷却水温センサー75、空燃比センサー76、排気温度センサー77、改質触媒温度センサー78、酸素センサー79の信号を入力して、内燃エンジン10の運転状態を検出する。そしてコントローラー70は、検出した運転状態に基づいて、スロットルチャンバー111、燃料噴射弁32、排気再循環量調整弁131、燃料噴射部132、空気供給部134の作動を制御する。具体的な内容は、後述する。コントローラー70は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリー(ROM)、ランダムアクセスメモリー(RAM)及び入出力インターフェース(I/Oインターフェース)を備えたマイクロコンピューターで構成される。コントローラー70は、複数のマイクロコンピューターで構成されてもよい。
【0022】
図2は、本件発明者らが実施した予備実験の結果を示す図である。なお、図2(A)〜図2(F)において、生成割合を示す縦軸および改質器入口温度を示す横軸それぞれのパラメータの原点の数値および一目盛の幅は、各グラフ間で同じである。
【0023】
続いて、本発明の理解を容易にするために、図2を参照して本件発明者らの技術知見について説明する。
【0024】
なお図中に記載されている改質器噴射割合Rは、次式で表される。
【0025】
【数1】

【0026】
またEGR率は、内燃エンジンに吸入される吸気流量のうち、排気再循環通路13を流れるガス流量が占める比率である。
【0027】
図2(A)〜図2(F)の各図を見ると、改質器噴射割合(改質器への燃料噴射量)及びEGR率(EGR量)が一定のときには、改質器の温度が高くなるほど、水素H2及び一酸化炭素COの生成割合が増大し、メタンCH4の生成割合は減少する傾向にあることが判る。
【0028】
また図2(A)〜図2(C)を見ると、EGR率(EGR量)及び改質器の温度が一定であるときには、改質器噴射割合(改質器への燃料噴射量)が増大するほど、水素H2、一酸化炭素CO及びメタンCH4の生成割合が増大する傾向にあることが判る。そして、図2(D)〜図2(F)を見ると、EGR率が低い場合であっても、同様の傾向が判る。
【0029】
さらに図2(A),図2(D)を見ると、改質器噴射割合(改質器への燃料噴射量)及び改質器の温度が一定であるときには、EGR率(EGR量)が大きい方が水素H2、一酸化炭素CO及びメタンCH4の生成割合が大きい傾向にあることが判る。そして、図2(B)と図2(E)とを見ると、また図2(C)と図2(F)とを見ると、改質器噴射割合(改質器への燃料噴射量)が変化しても、同様の傾向が判る。
【0030】
以上から、改質器の温度を上げて、改質器噴射割合を増やし、EGR率も増やすことで、水素H2及び一酸化炭素COの生成割合を増大させることができるとともに、メタンCH4の生成割合を減少させることができることが本件発明者らによって知見された。特に水素H2が吸入混合気に含まれると、内燃エンジンの燃焼室での燃焼速度が向上するので、燃焼安定度を高めることができる。そこで、水分H2Oを含むEGRガスが改質器に供給されることで、上述した化学式1や化学式2に記載されるように水素H2の生成源が供給される。一方、メタンCH4は、耐ノッキング性を悪化させる成分であるので、吸入混合気に含まれていない方が燃焼安定度を高めることができる。このような技術知見に基づいて、本件発明者らは、EGR運転中には、低負荷運転であるほど、上述したEGR中に供給する空気量を増加させて、この供給した空気中に含まれる酸素O2により改質触媒の昇温をより促進させることで、改質器の温度を上げることを着想した。このようにすることで吸入混合気に多くの水素H2を含ませることができる一方で、メタンCH4は含ませないことができるのである。具体的な制御内容は、以下に説明する。
【0031】
図3は、本発明による改質ガス生成制御装置のコントローラーが実行する制御フローチャートである。なおコントローラーは、微小時間ごとにこのフローチャートを繰り返し実行する。
【0032】
ステップS1においてコントローラー70は、エンジン10の回転速度及び負荷を検出する。
【0033】
ステップS2においてコントローラー70は、エンジン10の冷却水温を検出する。
【0034】
ステップS3においてコントローラー70は、EGR(Exhaust Gas Recirculation ;排気再循環)する運転領域であるか否かを判定する。たとえば内燃エンジンが冷機状態であって暖機中は排気再循環しない。排気再循環しては、暖機運転が安定しないからである。またアイドル運転中も排気再循環しない。排気再循環しては、アイドル運転が安定しないからである。さらに高負荷運転中も排気再循環しない。排気再循環しては、高負荷運転できないからである。コントローラー70は、これらをたとえばあらかじめ用意された運転マップに基づいて判定する。なおこのような手法は従来から知られているので、ここでは以上の説明にとどめる。コントローラー70は、EGR運転領域であればステップS4へ処理を移行するが、EGR運転領域でなければ処理を抜ける。
【0035】
ステップS4においてコントローラー70は、改質部136の改質触媒が活性しているか否かを判定する。具体的には、コントローラー70は、改質触媒温度センサー78の信号に基づいて、改質触媒が活性温度に達しているか否かを判定する。コントローラー70は、改質触媒が活性していなければステップS5へ処理を移行し、改質触媒が活性していればステップS6へ処理を移行する。
【0036】
ステップS5においてコントローラー70は、改質触媒を活性化する。具体的には、たとえば内燃エンジンを理論空燃比よりもリーンな空燃比で運転することで排気を昇温すればよい。また改質部136にヒーターを設けておき、そのヒーターで改質部136を加熱してもよい。
【0037】
ステップS6においてコントローラー70は、内燃エンジン10の負荷に応じて空気流量を設定して、空気供給部134の作動を制御する。具体的には、たとえば図4(A)に例示するマップに内燃エンジン10の負荷を適用して必要な空気量を設定する。このマップから明らかなように、内燃エンジン回転速度の条件が同じであるときは負荷が低いほど空気量が多くなり、内燃エンジン回転速度が低いほどこの空気量は多くなるように設定される。なおマップは、あらかじめ実験やシミュレーションに基づいて設定される。
【0038】
ステップS7においてコントローラー70は、空気供給部134が供給する空気流量に基づいて、燃料噴射部132から噴射する燃料量を設定する。空気流量が多いほど、燃料噴射量も多くなる。
【0039】
ステップS8においてコントローラー70は、燃焼安定度を検出する。具体的には、コントローラー70は、筒内圧センサー73の信号に基づいて燃焼安定度を検出すればよい。また、コントローラー70は、エンジン回転速度センサー74の信号に基づいて回転速度の変動から燃焼安定度を検出してもよい。
【0040】
ステップS9においてコントローラー70は、燃焼安定度に応じて排気再循環量調整弁131の開度を制御する。具体的には、たとえば図4(B)に例示するマップに燃焼安定度を適用して開度を設定する。このマップから明らかなように、燃焼安定度が高いほど排気再循環量調整弁131の開度も大きくなる。なおマップは、あらかじめ実験やシミュレーションに基づいて設定される。
【0041】
以上の制御が実行されると、以下のような作用効果が生ずる。なおフローチャートとの対応が明確になるように、図3のステップ番号を括弧内に併記する。
【0042】
EGR運転領域であるが(ステップS3でYes)、改質触媒が活性していなければ(ステップS4でNo)、コントローラーは、ステップS1→S2→S3→S4→S5をサイクリックに処理して改質触媒を活性化する(ステップS5)。そして改質触媒が活性化したら(ステップS4でYes)、内燃エンジン回転速度が低いほどあるいはエンジン負荷が小さいほど、多くの空気を供給するとともに多くの燃料を燃料噴射部132から噴射する(ステップS6,S7)。このようにすることで、この供給した空気中に含まれる酸素O2により改質触媒の昇温をより促進させるともに改質部136の改質触媒上で燃料が燃焼することとなって触媒温度が上昇する。加えて、EGR中に含まれる水分H2Oを生成源として、改質部136で生成される水素H2及び一酸化炭素COは、生成割合が増大し、メタンCH4は生成割合が減少する。本実施形態では、特にEGR運転中に、内燃エンジン回転速度が低いほどあるいは低負荷運転であるほど、改質器の温度を上げて水素H2及び一酸化炭素COの生成割合を増大させるようにしたので、ノッキングが生じやすく燃焼が不安定になりがちな低回転速度運転や低負荷運転であっても、運転が安定するのである。そして燃焼安定度を検出し(ステップS8)、燃焼安定度に応じて排気再循環量調整弁131の開度を調整する(ステップS9)。すなわち、上述の通り、水素H2及び一酸化炭素COの生成割合が増大した分、燃焼安定度が増すので、排気再循環量調整弁131の開度を大きくでき、EGR率を大きくすることができる。したがってこれによっても、水素H2及び一酸化炭素COの生成割合が増大し、燃焼安定度が向上するというように相乗効果が得られ、このようにしない場合に比べて大量のEGRガスを流せるのである。そのため燃費が向上するとともに排気エミッションが低減されるのである。
【0043】
なお本実施形態は、特に低回転運転あるいは低負荷運転において空気を多くしているが、低回転運転もしくは低負荷運転に限らずそれよりも大きな回転もしくは負荷でも空気を供給するとともに、その空気量に応じた燃料を噴射している。これによって改質部136の改質触媒上で水素H2及び一酸化炭素COが生成されるので、改質部136を設けない場合に比べて燃焼安定度を向上できて、改質部136を設けない場合に比べて多くのEGRガスを流せるのである。そして本実施形態は、運転状態に応じて燃料噴射部132及び空気供給部134を制御する。したがって、過渡時(たとえばアクセルペダルを踏んでから離すときのように、吸入空気量や燃料噴射弁32から噴射する燃料は減るがEGRガスの流量が急には減らない場合)であっても、燃料噴射部132及び空気供給部134を迅速に制御することができる。すなわち、改質部136の改質触媒を昇温するには、たとえば点火時期をリタードして、内燃エンジン10から排出される排気温度自体を昇温する手法も考えられる。しかしながら、このような手法では、応答に時間を要する。しかしながら、本実施形態のように燃料噴射部132及び空気供給部134を制御すれば、迅速であり、短時間で応答できるのである。
【0044】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0045】
たとえば、上記実施形態においては、改質部136として改質触媒で改質するものを例示したが、プラズマによる改質、電気分解による改質、透過分離膜による改質など一般的に知られている手法を採用してもよい。また1つの改質触媒で負荷条件に応じた改質ガス成分を生成できるもの、たとえば低負荷時にはH2など高燃焼速度成分を多く含む生成ガスを生成し、高負荷時にはH2だけではなく、COやCH4などの高オクタン価成分を多く含む生成ガスを生成するものであってもよい。また、生成できるガスに応じた貴金属を含む触媒を複数配置したものであってもよい。
【符号の説明】
【0046】
1 改質ガス生成制御装置
10 内燃エンジン
11 吸気通路
12 排気通路
13 排気再循環通路
131 排気再循環量調整弁
132 燃料噴射部
133 燃料蒸発器
134 空気供給部
135 空気通路
136 改質部
137 冷却器
70 コントローラー
ステップS3 排気再循環判定部
ステップS6 空気量制御部
ステップS7 燃料量制御部
ステップS9 再循環量制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃エンジンから排出される排気が流れる排気通路から分岐し、内燃エンジンに吸入される吸気が流れる吸気通路に合流する排気再循環通路と、
当該排気再循環通路に排気を流すときには前記排気再循環通路内に改質用燃料を噴射する燃料噴射部と、
前記排気再循環通路に排気を流すときには前記排気再循環通路内に空気を供給する空気供給部と、
前記空気が供給された排気から改質ガスを生成する改質部と、
前記内燃エンジンの負荷が低いほど前記空気供給部から供給される空気量を多くする空気量制御部と、
を備える改質ガス生成制御装置。
【請求項2】
請求項1に記載の改質ガス生成制御装置において、
前記空気量制御部は、さらに前記内燃エンジンの回転速度が低いほど前記空気供給部から供給される空気量を多くするように制御する、
改質ガス生成制御装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の改質ガス生成制御装置において、
前記空気供給部から供給される空気量が多いほど燃料供給部から噴射される改質用燃料量を多くする燃料量制御部をさらに備える、
改質ガス生成制御装置。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の改質ガス生成制御装置において、
前記排気再循環通路を流れる排気量を調整する再循環量調整弁と、
前記空気供給部から供給される空気量が多いほど排気再循環通路を流れる排気量が多くなるように前記再循環量調整弁を制御する再循環量制御部と、
をさらに備える改質ガス生成制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載の改質ガス生成制御装置において、
前記再循環量制御部は、内燃エンジンの燃焼安定度が高いほど排気再循環通路を流れる排気量が多くなるように前記再循環量調整弁を制御する、
改質ガス生成制御装置。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の改質ガス生成制御装置において、
前記排気再循環通路を流れる排気量を調整する再循環量調整弁と、
内燃エンジンの燃焼安定度が高いほど排気再循環通路を流れる排気量が多くなるように前記再循環量調整弁を制御する再循環量制御部と、
をさらに備える改質ガス生成制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−68121(P2013−68121A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−206021(P2011−206021)
【出願日】平成23年9月21日(2011.9.21)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】