説明

新規ジカルボキシアミド誘導体

本発明は、式(I)(式中、A、B、R、D、及びEは明細書及び請求項に定義されたとおりである)で示される新規ジカルボキシアミド誘導体、ならびに薬学的に許容され得るその塩に関する。これらの化合物は凝固因子Xaを阻害し、医薬として使用することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】


{式中、
Aは、−CONH−又は−NHCO−であり;
Bは、場合により置換されたフェニル、場合により置換されたヘテロアリール、又は場合により置換されたヘテロシクリルであり;
は、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、又は場合により置換されたヘテロシクリルであり、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環の炭素原子1又は2個は、カルボニル基に場合により置き換えられており;
Dは、塩素、フッ素及び臭素から独立して選択されるハロゲン原子1、2若しくは3個により場合により置換されたアリール、又は塩素、フッ素及び臭素から独立して選択されるハロゲン原子1、2若しくは3個により場合により置換されたヘテロアリールであり;
Eは、
【化2】


であり;
及びRは、互いに独立して、水素、ハロゲン、C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、アミノ、一置換アミノ、二置換アミノ、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、一置換アミノ−C1〜6アルキル、二置換アミノ−C1〜6アルキル、ヒドロキシルC1〜6アルキルであるか、又は
とRは、一緒になって、=O若しくは
【化3】


を形成しているか、又は
とRは、互いに結合して、R及びRが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されたヘテロシクリルを形成しており;
及びRは、互いに独立して、水素、C1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、カルバモイル、一置換若しくは二置換アミノカルボニル、場合により置換されたヘテロシクリルカルボニル、場合により置換されたヘテロアリールカルボニル、場合により置換されたアリールカルボニル、場合により置換されたアリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたヘテロシクリル、ヒドロキシルC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、シアノC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、アミノC1〜6アルキル、一置換若しくは二置換アミノC1〜6アルキル、場合により置換されたアリールC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロシクリルC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロアリールC1〜6アルキル、場合により置換されたアリールC1〜6アルコキシC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロアリールC1〜6アルコキシC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロシクリルC1〜6アルコキシC1〜6アルキルであるか、又は
とRは、互いに結合して、R及びRが結合している炭素原子と一緒になって、C3〜7シクロアルキルを形成しており;
及びRは、互いに独立して、水素、C1〜6アルキル、シアノ、C1〜6アルコキシカルボニル、C2〜6アルケニルオキシカルボニル、C2〜6アルキニルオキシカルボニル、ヒドロキシルC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシカルボニル、カルボキシル、モノ−若しくはジ−C1〜6アルキル置換アミノカルボニル、アミノカルボニル、場合により置換されたヘテロシクリルカルボニル、場合により置換されたヘテロアリールカルボニル、又は場合により置換されたアリールカルボニルであり;
、R、R及びR10は、互いに独立して、水素、C1〜6アルキル又はヒドロキシであり;
11及びR12は、互いに独立して、水素、C1〜6アルキル、又はC2〜6アルケニルであり;
ここで、
用語「場合により置換されたフェニル」は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、アミノC1〜6アルキル、一置換又は二置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ、シアノ、アシル、カルバモイル、一置換又は二置換アミノ、アミノカルボニル、一置換又は二置換アミノカルボニル、アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、一置換又は二置換アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、アリールC1〜6アルコキシ、ヘテロアリールC1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシカルボニルC1〜6アルコキシ、カルバモイルC1〜6アルコキシ、及びカルボキシルC1〜6アルコキシからなる群より独立して選択される置換基1〜5個により場合により置換されたフェニル基を意味し;
用語「アリール」は、フェニル又はナフチルを意味し;
用語「場合により置換されたアリール」は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、アミノC1〜6アルキル、一置換又は二置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ、シアノ、アシル、カルバモイル、一置換又は二置換アミノ、アミノカルボニル、一置換又は二置換アミノカルボニル、アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、一置換又は二置換アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、アリールC1〜6アルコキシ、ヘテロアリールC1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシカルボニルC1〜6アルコキシ、カルバモイルC1〜6アルコキシ、及びカルボキシルC1〜6アルコキシからなる群より独立して選択される置換基1〜5個により場合により置換されたアリール基を意味し;
用語「ヘテロシクリル」は、環内原子を3〜8個有する非芳香族単環式基〔ここで、環内原子の1又は2個は、N、O、又はS(O)(ここで、nは、0〜2の整数である)から選択されるヘテロ原子であり、残りの環内原子はCであり、環内炭素原子の1又は2個はカルボニル基に置き換えられていてもよい〕を意味し;
用語「場合により置換されたヘテロシクリル」は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、アミノC1〜6アルキル、一置換又は二置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ、シアノ、アシル、カルバモイル、一置換又は二置換アミノ、アミノカルボニル、一置換又は二置換アミノカルボニル、アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、一置換又は二置換アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、アリールC1〜6アルコキシ、ヘテロアリールC1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシカルボニルC1〜6アルコキシ、カルバモイルC1〜6アルコキシ、及びカルボキシルC1〜6アルコキシからなる群より選択される置換基1、2、又は3個により独立して場合により置換されたヘテロシクリル基を意味し;
用語「ヘテロアリール」は、N、O、及びSから選択される環内ヘテロ原子1、2又は3個と、Cである残りの環内原子とを含む芳香族環を少なくとも1個有する、環内原子5〜12個の単環式又は二環式基を意味し、ここでヘテロアリール基の結合点が芳香環上にあり、環内炭素原子1又は2個がカルボニル基に置き換えられていてもよいものと理解され;
用語「場合により置換されたヘテロアリール」は、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、アミノC1〜6アルキル、一置換又は二置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ、シアノ、アシル、カルバモイル、一置換又は二置換アミノ、アミノカルボニル、一置換又は二置換アミノカルボニル、アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、一置換又は二置換アミノカルボニルC1〜6アルコキシ、ヒドロキシC1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、アリールC1〜6アルコキシ、ヘテロアリールC1〜6アルコキシ、ヘテロシクリルC1〜6アルコキシ、C1〜6アルコキシカルボニルC1〜6アルコキシ、カルバモイルC1〜6アルコキシ、及びカルボキシルC1〜6アルコキシからなる群より選択される置換基1、2、又は3個で独立して場合により置換されたヘテロアリール基を意味し;
用語「一置換アミノ」及び「二置換アミノ」は、それぞれ−NHR及び−NRR′(ここで、R及びR′は、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、カルバモイルC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノスルホニル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノスルフィニル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノチオ、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノカルボニルC1〜6アルキル、アシル、ハロC1〜6アルキルカルボニル、及びC1〜6アルコキシカルボニルからなる群より独立して選択される)を意味し;
用語「アシル」は、−C(=O)R(ここで、Rは、H又はC1〜6アルキルである)を意味し;
用語「ハロC1〜6アルキル」は、塩素、フッ素、及び臭素からなる群より独立して選択される同一又は異なるハロゲン原子1個以上により置換されたC1〜6アルキルを意味する}で示される化合物、
及び薬学的に許容され得るその塩。
【請求項2】
及びRが、互いに独立して、水素、C1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、カルバモイル、一置換若しくは二置換アミノカルボニル、場合により置換されたヘテロシクリルカルボニル、場合により置換されたヘテロアリールカルボニル、アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたヘテロシクリル、ヒドロキシルC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、アミノC1〜6アルキル、一置換若しくは二置換アミノC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロシクリルC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロアリールC1〜6アルキルであるか、又は
とRが、互いに結合して、R及びRが結合している炭素原子と一緒になって、C3〜7シクロアルキルを形成しており;
及びRが、互いに独立して、水素又はC1〜6アルキルであり;
用語「場合により置換されたフェニル」が、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、モノ−C1〜6アルキル置換アミノ、ジ−C1〜6アルキル置換アミノ、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ及びシアノからなる群より独立して選択される置換基1〜5個により場合により置換されたフェニル基を意味し;
用語「場合により置換されたアリール」が、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、モノ−C1〜6アルキル置換アミノ、ジ−C1〜6アルキル置換アミノ、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ及びシアノからなる群より独立して選択される置換基1〜5個により場合により置換されたアリール基を意味し;
用語「場合により置換されたヘテロシクリル」が、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、アシル、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、モノ−C1〜6アルキル置換アミノ、ジ−C1〜6アルキル置換アミノ、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ、カルバモイル、一置換又は二置換アミノカルボニル、ヒドロキシC1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、及びシアノからなる群より選択される置換基1、2、又は3個により独立して場合により置換されたヘテロシクリル基を意味し;
用語「場合により置換されたヘテロアリール」が、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、モノ−C1〜6アルキル置換アミノ、ジ−C1〜6アルキル置換アミノ、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ及びシアノからなる群より選択される置換基1、2、又は3個で独立して場合により置換されたヘテロアリール基を意味し;
用語「一置換アミノ」及び「二置換アミノ」が、それぞれ−NHR及び−NRR′(ここで、R及びR′は、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、カルバモイルC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノスルホニル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノスルフィニル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノチオ、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノカルボニルC1〜6アルキル、アシル及びC1〜6アルコキシカルボニルからなる群より独立して選択される)を意味する、請求項1記載の化合物。
【請求項3】
及びRが、互いに独立して、水素、C1〜6アルキル、カルボキシル、C1〜6アルコキシカルボニル、一置換若しくは二置換アミノカルボニル、場合により置換されたヘテロシクリルカルボニル、アリール、場合により置換されたヘテロアリール、場合により置換されたヘテロシクリル、ヒドロキシルC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシC1〜6アルキル、アミノC1〜6アルキル、一置換若しくは二置換アミノC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロシクリルC1〜6アルキル、場合により置換されたヘテロアリールC1〜6アルキルであるか、又は
及びRが、互いに結合して、R及びRが結合している炭素原子と一緒になって、C3〜7シクロアルキルを形成しており;
用語「ヘテロシクリル」が、環内原子を3〜8個有する非芳香族単環式基〔ここで、環内原子の1又は2個は、N、O、又はS(O)(ここで、nは、0〜2の整数である)から選択されるヘテロ原子であり、残りの環内原子はCである〕を意味し;
用語「場合により置換されたヘテロシクリル」が、ハロゲン、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、アミノ、モノ−C1〜6アルキル置換アミノ、ジ−C1〜6アルキル置換アミノ、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、ニトロ及びシアノからなる群より選択される置換基1、2、又は3個により独立して場合により置換されたヘテロシクリル基を意味し;
用語「ヘテロアリール」が、N、O、及びSから選択される環内ヘテロ原子1、2又は3個と、Cである残りの環内原子とを含む芳香族環を少なくとも1個有する、環内原子5〜12個の単環式又は二環式基を意味し;
用語「一置換アミノ」及び「二置換アミノ」が、それぞれ−NHR及び−NRR′(ここで、R及びR′は、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、ヒドロキシC1〜6アルキル、ハロC1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキル、C3〜7シクロアルキルC1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルキルスルフィニル、C1〜6アルキルチオ、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノスルホニル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノスルフィニル、モノ−又はジ−C1〜6アルキル置換アミノチオ、アシル及びC1〜6アルコキシカルボニルからなる群より独立して選択される)を意味する、請求項1及び2のいずれか一項記載の化合物。
【請求項4】
EがE−1である、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項5】
Dが、塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されたアリールであるか、又は塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されたヘテロアリールである、請求項4記載の化合物。
【請求項6】
Dが、フェニル、ピリジル、チエニル、ピリミジニル、ピリダジニル又はインドリルであり、前記フェニル、ピリジル、チエニル、ピリミジニル、ピリダジニル又はインドリルが、塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されている、請求項4及び5のいずれか一項記載の化合物。
【請求項7】
Dがクロロフェニル又はクロロピリジルである、請求項4〜6のいずれか一項記載の化合物。
【請求項8】
Bが、場合により置換されたフェニル、又は場合により置換されたヘテロアリールである、請求項4〜7のいずれか一項記載の化合物。
【請求項9】
Bがフェニル又はピリジルであり、前記フェニル又はピリジルが、塩素、フッ素及び臭素からなる群より独立して選択されるハロゲン原子1又は2個により場合により置換されている、請求項4〜8のいずれか一項記載の化合物。
【請求項10】
Bが、フッ素1又は2個により置換されたフェニルである、請求項4〜9のいずれか一項記載の化合物。
【請求項11】
Bがフルオロフェニルである、請求項4〜10のいずれか一項記載の化合物。
【請求項12】
Bが2−フルオロフェニルである、請求項4〜11のいずれか一項記載の化合物。
【請求項13】
が、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルであり、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環の炭素原子1個が、カルボニル基に場合により置き換えられており、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキルにより場合により置換されている、請求項4〜12のいずれか一項記載の化合物。
【請求項14】
が、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルであり、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環の炭素原子1個が、Bに関してオルト位でカルボニル基に置き換えられており、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキルにより場合により置換されている、請求項4〜13のいずれか一項記載の化合物。
【請求項15】
が、C1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシにより場合により置換された2−オキソ−2H−ピリジン−1−イルである、請求項4〜14のいずれか一項記載の化合物。
【請求項16】
−B−Rが、2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニルである、請求項4〜15のいずれか一項記載の化合物。
【請求項17】
及びRが、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、ヒドロキシC1〜6アルキルであるか、又は
とRが、一緒になって、=O若しくは
【化4】


を形成しているか、又は
とRが、互いに結合して、RとRが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されたヘテロシクリルを形成している、請求項4〜16のいずれか一項記載の化合物。
【請求項18】
及びRが、互いに独立して、水素、ヒドロキシ、C1〜6アルコキシ、ヒドロキシC1〜6アルキルであるか、又は
とRが、一緒になって、
【化5】


(式中、R11及びR12は、水素である)を形成しているか、又は
とRが、互いに結合して、RとRが結合している炭素原子と一緒になって、
【化6】


を形成している、請求項4〜17のいずれか一項記載の化合物。
【請求項19】
とRが、一緒になって、
【化7】


(式中、R11及びR12は、水素である)を形成している、請求項4〜18のいずれか一項記載の化合物。
【請求項20】
Aが−CONH−である、請求項4〜19のいずれか一項記載の化合物。
【請求項21】
(1S,2S)−4−メチレン−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1R,2S)−4−メチレン−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1S,2S,4S)−又は(1S,2S,4R)−4−ヒドロキシメチル−4−メトキシ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(5S,6S)−スピロ[2.4]ヘプタン−5,6−ジカルボン酸 (4−クロロ−フェニル)−アミド [2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド、
(1S,2S,4S)−4−フルオロ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1S,2S,4R)−4−ヒドロキシ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、又は
(1S,2S,4S)−4−ヒドロキシ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}
である、請求項4記載の化合物。
【請求項22】
(1S,2S,4S)−4−フルオロ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1S,2S,4R)−4−フルオロ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1S,2S,4R)−4−フルオロ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピラジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
((1S,2S,4R)−4−フルオロ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 2−{[4−(3−オキソ−モルホリン−4−イル)−フェニル]−アミド})、又は
(1S,2S,4R)−4−フルオロ−シクロペンタン−1,2−ジカルボン酸 1−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(3−オキソ−モルホリン−4−イル)−フェニル]−アミド}
である、請求項4記載の化合物。
【請求項23】
EがE−2である、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項24】
Dが、塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されたアリール、又は塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されたヘテロアリールである、請求項23記載の化合物。
【請求項25】
Dが、フェニル、ピリジル、チエニル、ピリミジニル、ピリダジニル又はインドリルであり、前記フェニル、ピリジル、チエニル、ピリミジニル、ピリダジニル又はインドリルが、塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されている、請求項23〜24のいずれか一項記載の化合物。
【請求項26】
Dが、クロロフェニル又はクロロピリジルである、請求項23〜25のいずれか一項記載の化合物。
【請求項27】
Bが、場合により置換されたフェニル、又は場合により置換されたヘテロアリールである、請求項23〜26のいずれか一項記載の化合物。
【請求項28】
Bが、フェニル又はピリジルであり、前記フェニル又はピリジルが、塩素、フッ素及び臭素からなる群より独立して選択されるハロゲン原子1又は2個により場合により置換されている、請求項23〜27のいずれか一項記載の化合物。
【請求項29】
Bが、フッ素1又は2個により置換されたフェニルである、請求項23〜28のいずれか一項記載の化合物。
【請求項30】
Bがフルオロフェニルである、請求項23〜29のいずれか一項記載の化合物。
【請求項31】
Bが2−フルオロフェニルである、請求項23〜30のいずれか一項記載の化合物。
【請求項32】
が、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルであり、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環の炭素原子1個が、カルボニル基に場合により置き換えられており、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキルにより場合により置換されている、請求項23〜31のいずれか一項記載の化合物。
【請求項33】
が、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルであり、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環の炭素原子1個が、Bに関してオルト位でカルボニル基に置き換えられており、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキルにより場合により置換されている、請求項23〜32のいずれか一項記載の化合物。
【請求項34】
が、C1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシにより場合により置換された2−オキソ−2H−ピリジン−1−イルである、請求項23〜33のいずれか一項記載の化合物。
【請求項35】
−B−Rが、2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニルである、請求項23〜34のいずれか一項記載の化合物。
【請求項36】
Aが−CONH−である、請求項23〜35のいずれか一項記載の化合物。
【請求項37】
が、水素であり、Rが、一置換又は二置換アミノカルボニルである、請求項23〜36のいずれか一項記載の化合物。
【請求項38】
が、水素であり、Rが、−C(O)−NRR′(式中、Rは、C1〜6アルキルであり、R′は、ヒドロキシC1〜6アルキルである)である二置換アミノカルボニルである、請求項23〜37のいずれか一項記載の化合物。
【請求項39】
が、水素であり、Rが場合により置換されたヘテロシクリルカルボニル又は場合により置換されたヘテロアリールカルボニルである、請求項23〜36のいずれか一項記載の化合物。
【請求項40】
が、水素であり、Rが場合により置換されたヘテロシクリルカルボニルであり、ここで、ヘテロシクリル基が、環員として窒素原子を含み、カルボニル炭素原子が、ヘテロシクリル基の窒素原子に結合している、請求項23〜36のいずれか一項記載の化合物。
【請求項41】
(1S,2R,3S)−3−ヒドロキシメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1S,2R,3S)−3−ピロリジン−1−イルメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1S,2R,3S)−3−シアノメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1S,2R,3S)−3−メトキシメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1SR,2RS)−1−シアノ−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 1−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1SR,2RS)−1−ヒドロキシメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 1−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1SR,2RS)−1−シアノ−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 2−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 1−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1SR,2RS)−1−ヒドロキシメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 2−[(4−クロロ−フェニル)−アミド] 1−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、
(1R,2S)−1−メチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 2−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 1−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}、又は
(1S,2R,3R)−3−ヒドロキシメチル−シクロプロパン−1,2−ジカルボン酸 1−[(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド] 2−{[2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニル]−アミド}
である、請求項23記載の化合物。
【請求項42】
EがE−3である、請求項1〜3のいずれか一項記載の化合物。
【請求項43】
Dが、塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されたアリールであるか、又は塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されたヘテロアリールである、請求項42記載の化合物。
【請求項44】
Dが、フェニル、ピリジル、チエニル、ピリミジニル、ピリダジニル又はインドリルであり、前記フェニル、ピリジル、チエニル、ピリミジニル、ピリダジニル又はインドリルが、塩素及び臭素から選択されるハロゲン原子1個により場合により置換されている、請求項42〜43のいずれか一項記載の化合物。
【請求項45】
Dが、クロロフェニル又はクロロピリジルである、請求項42〜44のいずれか一項記載の化合物。
【請求項46】
Bが、場合により置換されたフェニル、又は場合により置換されたヘテロアリールである、請求項42〜45のいずれか一項記載の化合物。
【請求項47】
Bが、フェニル又はピリジルであり、前記フェニル又はピリジルが、塩素、フッ素及び臭素からなる群より独立して選択されるハロゲン原子1又は2個により場合により置換されている、請求項42〜46のいずれか一項記載の化合物。
【請求項48】
Bが、フッ素1又は2個により置換されたフェニルである、請求項42〜47のいずれか一項記載の化合物。
【請求項49】
Bがフルオロフェニルである、請求項42〜48のいずれか一項記載の化合物。
【請求項50】
Bが2−フルオロフェニルである、請求項42〜49のいずれか一項記載の化合物。
【請求項51】
が、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルであり、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環の炭素原子1個が、カルボニル基に場合により置き換えられており、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキルにより場合により置換されている、請求項42〜50のいずれか一項記載の化合物。
【請求項52】
が、アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリルであり、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環の炭素原子1個が、Bに関してオルト位でカルボニル基に置き換えられており、前記アリール、ヘテロアリール、又はヘテロシクリル環が、ヒドロキシ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルキルスルホニル、アミノC1〜6アルキル、モノ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキル、又はジ−C1〜6アルキル置換アミノC1〜6アルキルにより場合により置換されている、請求項42〜51のいずれか一項記載の化合物。
【請求項53】
が、C1〜6アルキル又はC1〜6アルコキシにより場合により置換された2−オキソ−2H−ピリジン−1−イルである、請求項42〜52のいずれか一項記載の化合物。
【請求項54】
−B−Rが、2−フルオロ−4−(2−オキソ−2H−ピリジン−1−イル)−フェニルである、請求項42〜53のいずれか一項記載の化合物。
【請求項55】
Aが−CONH−である、請求項42〜54のいずれか一項記載の化合物。
【請求項56】
Penicillium camenbertiからのリパーゼG、Rhizopus niveusからのリパーゼN、及びヒゲカビ(Phycomyces nitens)からのリパーゼPNからなる群より選択される生物触媒により、ラセミ体trans−4−メチレンシクロペンタン−1,2−ジカルボン酸ジ−C1〜4アルキルエステルを、(1S,2S)−4−メチレンシクロペンタン−1,2−ジカルボン酸ジ−C1〜4アルキルエステルに変換する工程を含む、(1S,2S)−4−メチレンシクロペンタン−1,2−ジカルボン酸ジ−C1〜4アルキルエステルを製造する方法。
【請求項57】
カンジダ・ルゴサ(Candida rugosa)からのリパーゼOF、Rhizomucor mieheiからのリパーゼRMM、ブタ肝臓からのエステラーゼPLE、及びBacillus licheniformisからのタンパク質分解酵素:スブチリシンAからなる群より選択される生物触媒により、(1S,2S)−4−メチレンシクロペンタン−1,2−ジカルボン酸ジ−C1〜4アルキルエステルを、(1S,2S)−4−メチレンシクロペンタン−1,2−ジカルボン酸モノ−C1〜4アルキルエステルに変換する工程を含む、(1S,2S)−4−メチレンシクロペンタン−1,2−ジカルボン酸モノ−C1〜4アルキルエステルを製造する方法。
【請求項58】
請求項56及び/又は57記載の方法を含む、請求項4〜21のいずれか一項記載の式(I)で示される化合物を製造する方法。
【請求項59】
請求項57記載の方法により製造される、請求項1〜55のいずれか一項記載の化合物。
【請求項60】
鏡像的に純粋である、式(II):
【化8】


で示される化合物。
【請求項61】
式(III)
【化9】


で示される化合物。
【請求項62】
式(IV)
【化10】


(式中、Dは、請求項1〜3のいずれか1項に定義したとおりである)で示される化合物。
【請求項63】
式(V)
【化11】


(式中、Dは、請求項1〜3のいずれか1項に定義したとおりである)で示される化合物。
【請求項64】
式(VI)
【化12】


(式中、B、R及びDは、請求項1〜3のいずれか1項に定義したとおりである)で示される化合物。
【請求項65】
式(VII)
【化13】


(式中、B、R及びDは、請求項1〜3のいずれか1項に定義したとおりである)で示される化合物。
【請求項66】
請求項1〜55のいずれか記載の化合物と、薬学的に許容され得る賦形剤とを含む、医薬組成物。
【請求項67】
治療活性物質として使用するための、請求項1〜55のいずれか記載の化合物。
【請求項68】
凝固因子Xaに関連する疾患の治療及び/又は予防用の治療活性物質として使用するための、請求項1〜55のいずれか記載の化合物。
【請求項69】
凝固因子Xaに関連する疾患の治療及び/又は予防的処置用の医薬を製造するための、請求項1〜55のいずれか記載の化合物の使用。
【請求項70】
疾患が、血栓症、動脈血栓、静脈血栓、深部静脈血栓、末梢動脈塞栓症、不安定狭心症、心筋梗塞、冠動脈疾患、肺塞栓、心房細動による卒中、炎症、動脈硬化、血栓溶解治療若しくは再狭窄に関連する急性血管閉塞、及び/又は腫瘍である、請求項69記載の使用。
【請求項71】
特に、新規な化合物、中間体、医薬、使用、及び方法に関する、先に定義した本発明。

【公表番号】特表2008−518985(P2008−518985A)
【公表日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−539499(P2007−539499)
【出願日】平成17年10月25日(2005.10.25)
【国際出願番号】PCT/EP2005/011430
【国際公開番号】WO2006/048152
【国際公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【出願人】(591003013)エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲー (1,754)
【氏名又は名称原語表記】F. HOFFMANN−LA ROCHE AKTIENGESELLSCHAFT
【Fターム(参考)】