説明

本発明のドア障害物装置の分野における状態確認

自動ドアシステム10,10aの適切な機能性を決定することができる自動ドアシステム10,10aおよびその方法が提供される。自動ドアシステム10,10aは、状態確認モジュール22,22aを備えており、該状態確認モジュール22,22aは、第1のセンサ19,19aによって供給される第1の出力信号と、第2のセンサ18,18aによって供給される第2の出力信号とを最初に監視することにより、自動ドアシステム10,10aの機能性を自動的に決定する。より詳細には、状態確認モジュール22,22aは、第1の出力信号と第2の出力信号とを相互に関連づけ、この相関関係に基づいてドアシステム10,10aの1つまたは複数のドア12,12aを動作させる。そして、状態確認モジュール22,22aは、1つまたは複数のドアを12,12aを閉じる能力を決定するために、第2のセンサ18,18aによって供給される第2の出力信号を監視し、これに応じてドアシステム10,10aの機能性を決定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、安全制御システムに関し、特に、自動ドアシステムに関連した安全装置の機能性を監視する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
自動ドアシステムは、一般に、種々の異なる用途に用いられている。例えば、自動ドアは、構造体、例えば、建物、輸送体、車庫、エレベータ等へ入ることと、該構造体から出ることを容易にするように用いられ得る。自動ドアシステムは、一般に、1つまたは複数のドアと、ドアを通して接近する、および/またはドアを通して通過する人または物体を検出する少なくとも1つのセンサと、ドアを開閉する少なくとも1つの駆動機構と、ドアシステムの動作全体を管理する制御ユニットとを備えている。例えば、自動ドアシステムの1つまたは複数のドアは、ドアの共通の経路に沿って折りたたみ可能に、スライド可能に、回転可能に、または蝶番式に移動可能に配置され得る。
【0003】
多くの自動化システムのように、自動ドアシステムは、一般に、監視することなく、長期間の間、連続して動作したままである。したがって、使用者または乗客の安全を保証する十分に信頼性のある安全基準を有した自動ドアシステムを提供することがますます重要となっている。現存のドアシステムは、乗客を保護するいくつかの基準を有しているが、これには、いくつかの欠点が存在する。例えば、エレベータドアシステムにおいては、一般に、1つまたは複数の自動スライドドアが用いられている。乗客を傷つけないために、さらに、ドアシステムを損傷させないために、検出装置が、ドアの閉じる前または閉じている途中にドアの経路における乗客または他の障害物の存在を検出するように設けられ得る。障害物の場合には、一般のエレベータドアシステムは、エレベータドアがこれ以上閉じないようにしてエレベータドアを再び開けるように構成され得る。
【0004】
エレベータドアの経路に存在する物体を検出するための周知の1つのシステムは、ドアの開きにわたる通路に光線を置き、ドアの経路に障害物が存在するときに生じ得る光線の遮断を検出するセンサを用いている。この遮断の検出時においては、センサは、ドアの動作の制御を変更する信号を放出し、ドアを再び開く。しかし、上記のシステムは、ドアの経路にある障害物を検出するのみであり、ドアが適切に閉じることを阻止する他の問題、例えば、故障したドアレールやモータを検出しない。
【0005】
ドア障害物を検出する他の周知のシステムは、速度または位置のフィードバックを与える増分エンコーダを備えている。エンコーダは、ドアモータシャフトと結合して回転するようにドアモータシャフトに接続された回転可能なエンコーダシャフトを備えることによって動作する。したがって、エンコーダシャフトの回転数、回転方向および回転速度は、エレベータドアの移動方向、速度および位置を示している。したがって、エンコーダは、ドアの移動の偏りを検出する能力を提供する。
【0006】
ドア障害物を検出する別の周知のシステムは、ドアモータの負荷の増加を検出する電流センサを備えている。この検出システムは、ドアモータの電流が増加したときに障害物が存在することを決定する。しかし、機械的負荷、例えば、エレベータシステムの乗り場ドアの重量が変化することにより、この形式の検出システムの性能に影響を及ぼす。乗り場ドアの重量は、各乗り場によって著しく変化し得る。モータの電流は、変化する重量について補償し、望ましい速度プロフィールを達成するように調整され得る。例えば
比較的重いドアは、大量のモータ電流を必要とする。しかし、この大量の電流は、障害物として検出システムによって誤って遮断され得る。さらに、センサと、このセンサに関連した構成要素、例えば、高電圧接点から低電圧接点へと情報を伝達する手段にかかる費用が比較的高いものとなる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記の説明に照らして、本発明は、従来のドアシステムに影響を及ぼし得る1つまたは複数の上述の問題を解決することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の説明に照らして、センサや検出装置が故障する、または機能しなくなったときに使用者や乗客を保護するための保護装置が必要である。つまり、自動ドアシステム用の冗長性があり、経済的でかつ自立型の安全装置が必要である。さらに、実質的なハードウェアを付加することを要せずに、新型の自動ドアシステムまたは現存の自動ドアシステムの双方に容易に実装することができる状態確認システムが必要である。より詳細には、ドア安全装置の検出した2つ以上のパラメータを自動的に相互に関連づけ、この相関関係に基づいて安全装置が機能しているかを判断するための状態確認装置および/またはモジュールが必要である。さらに、各作業者に通知し、警報を鳴らし、ドアの動作を停止する等によって、検出した故障に応答することができる装置が必要である。本発明は、少なくとも1つの上記の種々の要求に取り組むことを目的としている。
【0009】
本発明の1つの特徴によると、自動的に閉じるドアシステムの機能性を決定する方法が提供されている。この方法は、ドアシステムのドアの経路にある障害物を検出するように構成される第1のセンサによって出力された障害物信号を監視するステップであって、この障害物信号が、通常の状態、第1の異常状態および第2の異常状態を含む少なくとも3つの状態の1つに対応する、監視するステップと、障害物信号が通常の状態に対応するときに、第1の速度でドアを閉じるステップと、障害物信号が第1の異常状態および第2の異常状態の一方に対応するときに、第1の速度よりも低速の第2の速度でドアを閉じるステップと、ドアの現在の位置を検出するように構成される第2のセンサによって出力されたドア位置信号を監視するステップであって、このドア位置信号が、閉状態、開状態およびブロック状態を含む少なくとも3つの状態の1つに対応する、監視するステップと、障害物信号が第1の異常状態に対応し、かつドア位置信号が閉状態に対応するとき、または障害物信号が第2の異常状態に対応し、かつドア位置信号がブロック状態に対応するときに、ドアシステムが故障していることを示すステップとを含む。
【0010】
本発明の他の特徴によると、自動ドアシステムの適切な機能性を決定することができる自動ドアシステムが提供されている。自動ドアシステムは、自動ドアシステムの経路に沿って自動的に移動可能な少なくとも1つのドアと、経路にある障害物を検出し、障害物信号を出力するように構成された少なくとも1つの障害物センサと、経路に沿ったドアの位置を検出し、位置信号を出力するように構成された少なくとも1つの位置センサと、障害物信号および位置信号を受け、指令信号を出力するように構成された制御ユニットと、制御ユニットから指令信号を受け、ドアを駆動するように構成された駆動ユニットと、(a)障害物信号と位置信号との間の相関関係を監視し、(b)該相関関係に基づいて自動ドアシステムが故障しているかを判断し、(c)自動ドアシステムが故障しているときに自動ドアシステムに通知するように構成された状態確認モジュールとを備えている。
【0011】
本発明の別の特徴によると、エレベータシステムが提供されている。このエレベータシステムは、1つまたは複数の昇降路ドアを有した昇降路と、昇降路内で垂直方向に移動するように構成される、ドアシステムを有したかごとを備えており、ドアシステムは、その適切な機能性を決定することができる。ドアシステムは、ドアシステムの経路に沿って自動的に移動可能な少なくとも1つのドアと、経路にある障害物を検出し、障害物信号を出力するように構成された少なくとも1つの障害物センサと、経路に沿ったドアの位置を検出し、位置信号を出力するように構成された少なくとも1つの位置センサと、障害物信号および位置信号を受け、指令信号を出力するように構成された制御ユニットと、制御ユニットから指令信号を受け、エレベータドアを駆動するように構成された駆動ユニットと、障害物信号と位置信号との間の相関関係を監視し、該相関関係に基づいてドアシステムが故障しているかを判断し、ドアシステムが故障しているときには、ドアシステムに通知するために通知システムに通知信号を出力するように構成された状態確認モジュールとを備えている。
【0012】
本発明の上記の特徴および他の特徴が、添付の図と組み合わせて発明を実施するための形態を読むことにより容易に明らかになるであろう。上記の概略的な説明および以下の発明を実施するための形態は、例示および説明のためだけのものであり、特許請求の範囲の内容を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の状態確認装置の実施例を用いた自動ドアシステムの概略図である。
【図2】図1の自動ドアシステムに関連した例示的な状態確認装置にかかわる概略的なステップを示したフローチャートである。
【図3】状態確認装置の他の実施例を用いたドアシステムの概略図である。
【図4】図3のドアシステムに関連した例示的な状態確認装置にかかわる動作ステップを示したフローチャートである。
【図5】本発明の実施例の1つのドアシステムを有したエレベータシステムの実施例の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
図の全体において、同じまたは同様の構成要素について同じまたは同様の参照番号を用いるように努力がなされている。
【0015】
図、特に、図1を参照すると、状態確認装置を組み込んでなる例示的なドアシステムが提供されており、符号10として参照される。本発明の教示は、以下に詳細に説明される状態確認基準を有した自動ドアシステムを超えて自動ドアシステムを構成するように使用され得ることを理解されたい。当業者であれば、例示的な実施例のみが以下に示されていることを容易に理解するであろう。
【0016】
図1に示したように、例示的なドアシステム10は、自動的に移動可能な少なくとも1つのドア12を備えており、該ドア12により、構造体、例えば、建物、輸送体、車庫、エレベータ等へ入ること、またはこれらから出ることができる。ドアシステム10は、その経路に沿って、スライド可能に、回転可能に、または回動可能に移動することができる1つまたは複数のドア12を用いることができる。ドア12は、駆動ユニット14、例えば、モータ等によって移動することができる。ドア12の移動の制御は、制御ユニット16によって管理され得る。ドアシステム10は、移動可能なドア12の現在の状態(つまり、配置や方向、もしあれば、移動)を検出するように構成された第1のセンサ18と、移動可能なドア12の経路に存在する障害物を検出するように構成された第2のセンサ19とをさらに備えることができる。
【0017】
より詳細には、第1のセンサ18を、駆動ユニット14に関連したエンコーダとすることができ、このエンコーダは、ドア12の現在の位置に対応した信号を出力する。また、第1のセンサ18を、ドア12が開状態および/または閉状態にあるかを示す信号を出力するように構成された機械的ラッチ、スイッチ等とすることができる。また、第2のセンサ19を、近接センサとすることができ、この近接センサは、1つまたは複数のドア12の経路の付近またはこの経路に存在する乗客または障害物を検出する。さらに、第2のセンサ19は、ドア12に近接して配置された1つまたは複数のエミッタおよびレシーバを備えることができる。各エミッタは、対応したレシーバに放射または光を発するように構成され得る。各レシーバは、受けた放射の量に対応した信号を出力することができる。したがって、ドアシステム10の経路に存在する使用者、乗客または障害物によりレシーバが受ける光または放射が遮断されると、ブロック継続時間の出力信号が著しく変化し得る。ある用途においては、ドアシステム10は、制御パネル20を提供することもでき、該制御パネル20は、使用者がドア12を選択的に動作させることができるように構成されている。例えば、エレベータにおいては、制御パネル20によって、使用者は、ドア12を開く、ドア12を閉じる、望ましい目的地またはフロアを選択する等の指令を入力することができる。
【0018】
制御ユニット16を、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ等とすることができ、これらは、予めプログラムされるか、もしくはドアシステム10を動作させるための所定のアルゴリズムと共に組み込まれる。図1に示したように、制御ユニット16は、ドア位置センサ18および障害物センサ19の出力に電気的に接続され得る。また、制御ユニット16は、駆動ユニット14の入力にも電気的に接続され得る。適用可能であれば、制御ユニット16は、制御パネル20等によって供給される出力信号を受けることもできる。特に、制御ユニット16は、センサ18,19によって供給される危険な状態についての信号を監視し、これに応じて応答することができる。例えば、障害物センサ19の出力がドア12の経路に存在する障害物を示しており、ドア位置センサ18の出力が、ドア12を閉じている途中であることを示した場合には、制御ユニット16は、駆動ユニット14にドアを閉じることを停止し、ドアを再び開く等の指示を与える信号を出力するように予めプログラムされ得る。また、制御ユニット16は、状態確認モジュール22を備えることができ、状態確認モジュール22は、ドアシステム10の状態または機能性、特に、センサ18,19の信頼性を監視するように機能する。
【0019】
図2に示したように、状態確認モジュール22は、アルゴリズム、もしくは制御ユニット16のステップに加えてまたはこれと関連して実行すべき所定の系列のステップS1〜S5を備えることができる。例えば、ステップS1では、状態確認モジュール22は、ドア位置センサ18の出力を読み取ることによってドア12の現在の状態を決定することができる。特に、状態確認モジュール22は、ドア12が現在、開いている途中か、閉じている途中か、完全に開いているか、完全に閉じているか、部分的に開いているか等を決定することができる。ドア12が開いているが閉じる必要があるときには、例えば、ドア位置に基づいて、ステップS2に示したように、状態確認モジュール22は、障害物信号19の出力の読み取りを開始することができる。ステップS3では、状態確認モジュール22は、異常な信号を発見するために、ドア位置信号を障害物信号に相互に関連づけることができる。より詳細には、警告が進行する程度を決定するために、状態確認モジュール22は、検出したドア位置信号および障害物信号を所定の閾値および/またはガイドラインと比較することができる。ドア12を停止する、通常の速度でドア12を開く、より低速でドア12を開く、通常の速度でドア12を閉じる、より低速でドア12を閉じる等するために、ステップS4において、状態確認モジュール22は、相関関係に基づくとともに望ましい構成に応じて、指示信号を駆動ユニット14へ送信することができる。例えば、ステップS3において、状態確認モジュール22が故障の可能性が比較的高いと判断した場合には、所定の設定速度または通常速度よりも低い速度でドア12を開くかまたは閉じるように、指示信号が駆動ユニット14に送信され得る。機能性を最終的に承認するか、または承認しないために、状態確認モジュール22は、ステップS4において送信された指示が適切に実行されたかを決定すべく、ステップS5において結果的なドア位置を再び確認することができる。例えば、状態確認モジュール22は、ドア12の経路がブロックされていると予想したが、ドア12を完全に閉じることができた、または状態確認モジュール22は、ドア12の経路がブロックされていないと予想したが、ドア12を完全に閉じることができなかった場合には、状態確認モジュール22は、ドアシステム10が故障していることを示すことができる。
【0020】
ドアシステム10が故障していると判断されたときには、状態確認モジュール22は、例えば、ドアシステム10の動作全てを終了し、および/または使用者、乗客、管理者、故障の保守作業者等に通知することによって、任意選択的なステップS6において、さらに応答することができる。したがって、ドアシステム10は、図1において破線で示したように、通知システム24を備えることができ、該通知システム24は、状態確認モジュール22からの故障についての上記指示を受け、ドアシステム10に自動的に通知するように構成されている。例えば、通知システム24は、ネットワークに接続され得るユーザインタフェース、例えば、コンピュータ、サーバ、モバイル装置等を有した装置を備えることができる。重大な故障の場合には、通知システム24は、管理者、保守作業者、地元の警察、消防署等から注意を要求することができる。
【0021】
図3を参照すると、例示的な状態確認装置22aを用いたドアシステム10aが提供されている。ドアシステム10aにより、構造体、例えば、建物、輸送体、車庫等へ入るまたはこれらから出ることができる。例えば、図3に示したように、ドアシステム10aを、エレベータかご30の部分とすることができる。図示したように、エレベータのドアシステム10aは、開位置と閉位置との間でスライド可能に移動することができる分割された2つのドア構造体12aを備えることができる。ドア12aは、駆動ユニット14a、例えば、モータ等によって移動することができる。ドア12aの移動の制御は、制御ユニット16aによって管理され得る。ドアシステム10aは、移動可能なドア12aの現在の状態(つまり、配置や方向、もしあれば、移動)を検出するように構成されたドア位置センサ18aと、移動可能なドア12aの経路に存在する障害物を検出するように構成された1つまたは複数の障害物センサ19aとをさらに備えることができる。
【0022】
特に、ドア位置センサ18aを、駆動ユニット14aに関連したエンコーダとすることができ、このエンコーダは、ドア12aの現在の位置に対応した信号を出力する。また、ドア位置センサ18aを、ドア12aが開状態または閉状態にあるかを示す信号を出力するように構成された機械的ラッチ、スイッチ等とすることができる。また、障害物センサ19aを近接センサとすることができ、該近接センサは、ドア12aの経路の付近またはこの経路に存在する乗客または障害物を検出する。さらに、障害物センサ19aは、スライドするドア12aの内側縁部に沿ってそれぞれ配置された1つまたは複数のエミッタ19a1およびレシーバ19a2を備えることができる。各エミッタ19a1は、対応したレシーバ19a2に放射または光を発するように構成され得る。各レシーバ19a2は、受けた放射の量に対応した信号を出力することができる。したがって、ドア12aの経路に存在する使用者、乗客または障害物によりレシーバ19a2が受ける光または放射が遮断されると、ブロック継続時間の出力信号が著しく変化し得る。エレベータドアシステム10aは、制御パネル20aを提供することもでき、該制御パネル20aは、使用者がドア12aを開く、ドア12aを閉じる、望ましい目的地またはフロアを選択する等の指令を入力することができるように構成されている。
【0023】
上記の実施例のように、制御ユニット16aを、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ等とすることができ、これらは、予めプログラムされるか、もしくはエレベータドア12aを動作させるための所定のアルゴリズムと共に組み込まれる。図3に示したように、制御ユニット16aは、ドア位置センサ18a、障害物センサ19aおよび制御パネル20aの出力に電気的に接続され得る。また、制御ユニット16aは、駆動ユニット14aの入力に電気的にも接続され得る。特に、制御ユニット16aは、センサ18a,19aによって供給される危険な状態についての信号を監視し、これに応じて応答することができる。例えば、障害物センサ19aの出力がドア12aの経路に存在する障害物を示しており、ドア位置センサ18aの出力が、ドア12aを閉じている途中であることを示した場合には、制御ユニット16aは、駆動ユニット14aにドアを閉じることを停止し、ドアを再び開く等の指示を与える信号を出力するように予めプログラムされ得る。また、図3のエレベータドアシステム10aは、状態確認モジュール22aを提供することができ、状態確認モジュール22aは、ドアシステム10aの状態または機能性、特に、センサ18a,19aの信頼性を監視するように機能する。
【0024】
図4には、図3のエレベータドアシステム10aに関連した状態確認装置22aにかかわる動作ステップを示したフローチャートが提供されている。図示したように、ステップS11において、状態確認装置22aは、初期指令CMDが「開」に設定されたときに開始され得る。ここで、ドア12aは、開いている途中であるかまたは開かれている。ステップS12において、状態確認装置22aは、エレベータドア12aの経路に障害物が存在することを示す信号があるかを決定するために、障害物センサ19aによって供給される障害物信号または反転信号を最初に監視することができる。反転信号に基づいて、状態確認装置22aは、所定の通常状態I、第1の異常状態II、第2の異常状態III等に従って進行することができる。
【0025】
図3のエレベータドアシステム10aにおいては、ステップS12において監視されるトグル反転信号は、通常状態Iに対応し得る。この通常状態Iにおいては、乗客が、エレベータドア12aを通して単に入ったかまたはエレベータドア12aを通して単に出たものとされ得る。反転信号のトグルが、障害物と、障害物がもはや存在しないこととを検出可能な障害物センサ19aを示すことができるので、状態確認装置22aは、ステップS13において、通常の速度でエレベータドア12aを閉じることが安全であると判断し、ステップS14において、ドアシステム10aが機能していると結論づけることができる。
【0026】
ステップS12において、常時アクティブな障害物信号または反転信号、例えば、ドア12aが開いている途中または開かれているときに常時「オン」または論理的に「高い」とされた反転信号が監視されるときには、上記信号は、第1の異常状態IIに対応し得る。第1の異常状態IIは、ドア12aの経路に存在する真の障害物、または不正確な信号を出力している故障した障害物センサ19aを示し得る。応答時に、ステップS15において、例えば、障害物が、エレベータ10aに入るのに通常よりも時間のかかる乗客である場合に、障害物が通過するまたは居なくなる時間を許容するために、状態確認装置22aは、タイマを開始することができる。しかし、ステップS16において、タイマが所定の限界または閾値に到達したときには、ステップS17において、状態確認装置22aは、警告と共にまたは設定よりも低速でドア12aを閉じることを開始するように駆動ユニット14aに指示する。従来技術のような一時休止状態が存在することなく、ドアシステムは、そのドアを恒久的に開けたままにし、エレベータがブロックされていると早期に仮定し、可能であれば、エレベータがブロックされていることを示す偽りの警報を伝達することができる。そして、ドア12aが閉じている途中に、ステップS18において、状態確認装置22aは、ドア12aが実際には完全に閉じることができる、つまりブロックされていないことを決定するために、ドア位置信号を監視することができる。ドア12aが、適切に閉じることから実際にはブロックされており、再び開かれるときには、これは常時アクティブな反転信号に従っており、したがって、ステップS19において、ドアシステム10aは、機能していると判断され得る。しかし、ドア12aがブロックされずに、適切に閉じることができるときには、これは常時アクティブな反転信号に従っておらず、したがって、ステップS20において、ドアシステム10aは、故障していると判断され得る。エレベータドアシステム10aが故障していると判断されたときには、状態確認装置22aは、エレベータドアシステム10aに通知するように通知システム24aに信号を任意選択的に出力することができる。
【0027】
ステップS12において、常時非アクティブな障害物信号または反転信号、例えば、ドア12aが開いている途中または開かれているときに常時「オフ」または論理的に「低い」とされた反転信号が監視されるときには、上記信号は、第2の異常状態IIIに対応し得る。上記常時非アクティブな反転信号は、全く正常なものとなり得る。しかし、反転信号が、この信号が監視される各サイクルや数個の連続したサイクルについてアクティブでないことが判明したときには、故障しているとの疑いがかけられ得る。より詳細には、第2の異常状態IIIは、エレベータドア12aの付近に長期間の間、乗客または障害物が存在しないこと、または障害物を検出することができず、不正確な信号を出力している故障した障害物センサ19aを単に示すことができる。したがって、非アクティブな反転信号を、機能しているものまたは故障しているものとしてより正確に分類するために、ステップS21において、状態確認装置22aは、ドア12aが開いていた途中または開かれていたときに反転装置がオフに決定されたときの各サイクルにおいてカウンタを増加することができる。カウンタが所定の限界または閾値に到達していないときには、反転装置は、状態が良いと判断し、ドア12aは、コントローラが指令したように動作し得る。しかし、カウンタが所定の限界または閾値に到達したときには、ステップS24において、状態確認装置22aは、故障の可能性が比較的高いと判断し、警告と共にまたは設定よりも低速でドア12aを閉じることを開始するように駆動ユニット14aに指示する。そして、ステップS25において、状態確認装置22aは、ドア12aが完全に閉じることができる、つまりブロックされていないことを決定するためにドア位置信号を監視する。ドア12aを実際に適切に閉じることができるときには、これは第2の異常状態IIIの常時非アクティブな反転信号に従っており、したがって、ステップS26において、ドアシステム10aは、機能していると判断され得る。しかし、ドア12aがブロックされており、閉じることができないときには、これは常時非アクティブな反転信号に従っておらず、したがって、ステップS27において、ドアシステム10aは、故障していると判断される。エレベータドアシステム10aが故障していると判断されたときには、状態確認装置22aは、エレベータドアシステム10aに通知するように、通知システム24aに任意選択的に信号を出力することができる。
【0028】
図5には、エレベータシステム100の実施例が示されている。エレベータシステム100は、昇降路40を備えており、該昇降路40は、各乗り場に一連の昇降路ドア50を有している。エレベータかご30が、昇降路40内で垂直方向に移動するように構成されており、ドアシステムを備えている。エレベータかご30のドアシステムを、上述したドアシステム10,10aの実施例の一方とすることができる。
【0029】
上記の説明に基づいて、本発明が、従来技術の欠点を克服する信頼性のある状態確認方法および装置を有した自動動作ドアシステムおよび構造体を提供し得ることを理解することができる。より詳細には、本発明は、実質的なハードウェアを付加することを必要とせずに、新型の自動ドアシステムおよび現存の自動ドアシステムの双方に容易に実装することができる自動ドアシステム用の冗長性があり、経済的で、かつ自立型の安全装置を提供する。さらに、本発明は、各作業者に通知する、警報を鳴らす、ドアの動作を停止する等によって、検出した故障に自動的に応答することができる状態確認装置を提供する。
【0030】
上記の説明は、本発明を単に例示することを企図しており、付記の特許請求の範囲を、特定の実施例または実施例の群に限定するものとして解釈すべきではない。したがって、本発明の特定の例示的な実施例について本発明を特に詳細に説明してきたが、付記の特許請求の範囲で示されているような広範で意図された本発明の範囲を逸脱することなく、本発明に多くの修正および変更がなされ得ることを理解されたい。
【0031】
明細書および図は、例示的な態様で評価されるべきものであり、付記の特許請求の範囲を限定することを企図していない。本発明の開示に照らして、当業者であれば、本発明の範囲において他の実施例および修正があり得ることを理解するであろう。したがって、本発明の範囲内で当業者が本発明から達成することができる修正の全てが、本発明の他の実施例として含まれるべきである。本発明の範囲は、付記の特許請求の範囲で説明したように画定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアシステム(10,10a)のドア(12,12a)の経路にある障害物を検出するように構成される第1のセンサ(19,19a)によって出力された障害物信号を監視するステップであって、前記障害物信号が、通常の状態(I)、第1の異常状態(II)および第2の異常状態(III)を含む少なくとも3つの状態の1つに対応する、監視するステップと、
前記障害物信号が前記通常の状態(I)に対応するときに、第1の速度で前記ドア(12,12a)を閉じるステップと、
前記障害物信号が前記第1の異常状態(II)および前記第2の異常状態(III)の一方に対応するときに、前記第1の速度よりも低速の第2の速度で前記ドア(12,12a)を閉じるステップと、
前記ドア(12,12a)の現在の位置を検出するように構成される第2のセンサ(18,18a)によって出力されたドア位置信号を監視するステップであって、前記ドア位置信号が、閉状態、開状態およびブロック状態を含む少なくとも3つの状態の1つに対応する、監視するステップと、
前記障害物信号が前記第1の異常状態(II)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記閉状態に対応するとき、または前記障害物信号が前記第2の異常状態(III)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記ブロック状態に対応するときに、前記ドアシステム(10,10a)が故障していることを示すステップと、
を含む自動的に閉じるドアシステム(10,10a)の機能性を決定する方法。
【請求項2】
前記障害物信号が前記通常の状態(I)に対応するとき、または前記障害物信号が前記第1の異常状態(II)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記ブロック状態に対応するとき、もしくは前記障害物信号が前記第2の異常状態(III)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記閉状態に対応するときに、前記ドアシステム(10,10a)が機能していることを示すステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ドアシステム(10,10a)が故障していると判断されたときに、前記ドアシステム(10,10a)に通知する警報を起動するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記通常の状態(I)は、前記障害物信号のトグルに対応し、前記第1の異常状態(II)は、一定のアクティブな障害物信号に対応し、前記第2の異常状態(III)は、一定の非アクティブな障害物信号に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の異常状態(II)において、前記ドアシステム(10,10a)は、所定の時間が経過した後にのみ、前記第2の速度で閉じられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2の異常状態(III)において、前記ドアシステム(10,10a)は、カウンタが所定の限界を超過した後にのみ前記第2の速度で閉じられ、前記カウンタは、前記障害物信号が前記第2の異常状態(III)に対応するときにのみ、増加するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
自動ドアシステム(10,10a)の適切な機能性を決定することができる自動ドアシステム(10,10a)であって、
自動ドアシステム(10,10a)の経路に沿って自動的に移動可能な少なくとも1つのドア(12,12a)と、
前記経路にある障害物を検出し、障害物信号を出力するように構成された少なくとも1つの障害物センサ(19,19a)と、
前記経路に沿った前記ドア(12,12a)の位置を検出し、位置信号を出力するように構成された少なくとも1つの位置センサ(18,18a)と、
前記障害物信号および前記位置信号を受け、指令信号を出力するように構成された制御ユニット(16,16a)と、
前記制御ユニット(16,16a)から前記指令信号を受け、前記ドア(12,12a)を駆動するように構成された駆動ユニット(14,14a)と、
前記障害物信号と前記位置信号との間の相関関係を監視し、該相関関係に基づいて前記自動ドアシステム(10,10a)が故障しているかを判断し、前記自動ドアシステム(10,10a)が故障しているときに自動ドアシステム(10,10a)に通知するように構成された状態確認モジュール(22,22a)と、
を備えた自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項8】
前記障害物センサ(19,19a)は、少なくとも1つのエミッタ(19a1)および少なくとも1つのレシーバ(19a2)を備え、前記エミッタ(19a1)は、前記レシーバ(19a2)によって受けるべき前記経路にわたる放射を発するように構成され、前記障害物信号は、前記レシーバ(19a2)で受けられる放射の量に対応することを特徴とする請求項7に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項9】
前記状態確認モジュール(22,22a)は、通常の状態(I)、第1の異常状態(II)および第2の異常状態(III)を含む少なくとも3つの状態の1つとして前記障害物信号を分類するように構成され、前記自動ドアシステム(10,10a)は、前記障害物信号が前記通常の状態(I)に対応しているときに、第1の速度で前記少なくとも1つのドア(12,12a)を閉じ、前記障害物信号が前記第1の異常状態(II)および前記第2の異常状態(III)の一方に対応しているときに、前記第1の速度よりも低速の第2の速度で前記少なくとも1つのドア(12,12a)を閉じるように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項10】
前記状態確認モジュール(22,22a)は、閉状態、開状態およびブロック状態を含む少なくとも3つの状態の1つとして前記ドア位置信号を分類し、前記障害物信号が前記第1の異常状態(II)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記閉状態に対応するとき、または前記障害物信号が前記第2の異常状態(III)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記ブロック状態に対応するときに、前記ドアシステム(10,10a)が故障していることを示すように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項11】
前記通常の状態(I)は、前記障害物信号のトグルに対応し、前記第1の異常状態(II)は、一定のアクティブな障害物信号に対応し、前記第2の異常状態(III)は、一定の非アクティブな障害物信号に対応することを特徴とする請求項9に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項12】
前記第1の異常状態(II)において、前記ドアシステム(10,10a)は、所定の時間が経過した後にのみ、前記第2の速度で閉じられることを特徴とする請求項9に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項13】
前記第2の異常状態(III)において、前記ドアシステム(10,10a)は、カウンタが所定の限界を超過した後にのみ前記第2の速度で閉じられ、前記カウンタは、前記障害物信号が前記第2の異常状態(III)に対応するときにのみ、増加するように構成されていることを特徴とする請求項9に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項14】
前記状態確認モジュール(22,22a)は、前記ドアシステム(10,10a)が故障していると判断されたときに、前記ドアシステム(10,10a)に通知する警報を起動するように構成されていることを特徴とする請求項7に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項15】
前記少なくとも1つのドア(12,12a)は、エレベータかご(30)に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の自動ドアシステム(10,10a)。
【請求項16】
1つまたは複数の昇降路ドア(50)を有した昇降路(40)と、
前記昇降路(40)内で垂直方向に移動するように構成される、ドアシステム(10,10a)を有したかご(30)と、
を備え、前記ドアシステム(10,10a)が、該ドアシステム(10,10a)の適切な機能性を決定することができる、エレベータシステム(100)であって、
前記ドアシステム(10,10a)は、
前記ドアシステム(10,10a)の経路に沿って自動的に移動可能な少なくとも1つのドア(12,12a)と、
前記経路にある障害物を検出し、障害物信号を出力するように構成された少なくとも1つの障害物センサ(19,19a)と、
前記経路に沿った前記ドア(12,12a)の位置を検出し、位置信号を出力するように構成された少なくとも1つの位置センサ(18,18a)と、
前記障害物信号および前記位置信号を受け、指令信号を出力するように構成された制御ユニット(16,16a)と、
前記制御ユニット(16,16a)から前記指令信号を受け、前記ドア(12,12a)を駆動するように構成された駆動ユニット(14,14a)と、
前記障害物信号と前記位置信号との間の相関関係を監視し、該相関関係に基づいて前記ドアシステム(10,10a)が故障しているかを判断し、前記ドアシステム(10,10a)が故障しているときには、前記ドアシステム(10,10a)に通知するために前記通知システム(24,24a)に通知信号を出力するように構成された状態確認モジュール(22,22a)と、を備えることを特徴とするエレベータシステム(100)。
【請求項17】
前記障害物センサ(19,19a)は、少なくとも1つのエミッタ(19a1)および少なくとも1つのレシーバ(19a2)を備え、前記エミッタ(19a1)は、前記レシーバ(19a2)によって受けるべき前記経路にわたる放射を発するように構成され、前記障害物信号は、前記レシーバ(19a2)で受けられる放射の量に対応することを特徴とする請求項16に記載のエレベータシステム(100)。
【請求項18】
前記状態確認モジュール(22,22a)は、通常の状態(I)、第1の異常状態(II)および第2の異常状態(III)を含む少なくとも3つの状態の1つとして前記障害物信号を分類するように構成され、前記自動ドアシステム(10,10a)は、前記障害物信号が前記通常の状態(I)に対応しているときに、第1の速度で前記少なくとも1つのドア(12,12a)を閉じ、前記障害物信号が前記第1の異常状態(II)および前記第2の異常状態(III)の一方に対応しているときに、前記第1の速度よりも低速の第2の速度で前記少なくとも1つのドア(12,12a)を閉じるように構成されていることを特徴とする請求項16に記載のエレベータシステム(100)。
【請求項19】
前記状態確認モジュール(22,22a)は、閉状態、開状態およびブロック状態を含む少なくとも3つの状態の1つとして前記ドア位置信号を分類し、前記障害物信号が前記第1の異常状態(II)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記閉状態に対応するとき、または前記障害物信号が前記第2の異常状態(III)に対応し、かつ前記ドア位置信号が前記ブロック状態に対応するときに、前記ドアシステム(10,10a)が故障していることを示すように構成されていることを特徴とする請求項18に記載のエレベータシステム(100)。
【請求項20】
前記通常の状態(I)は、前記障害物信号のトグルに対応し、前記第1の異常状態(II)は、一定のアクティブな障害物信号に対応し、前記第2の異常状態(III)は、一定の非アクティブな障害物信号に対応することを特徴とする請求項18に記載のエレベータシステム(100)。
【請求項21】
前記第1の異常状態(II)において、前記ドアシステム(10,10a)は、所定の時間が経過した後にのみ、前記第2の速度で閉じられることを特徴とする請求項18に記載のエレベータシステム(100)。
【請求項22】
前記第2の異常状態(III)において、前記ドアシステム(10,10a)は、カウンタが所定の限界を超過した後にのみ前記第2の速度で閉じられ、前記カウンタは、前記障害物信号が前記第2の異常状態(III)に対応するときにのみ、増加するように構成されていることを特徴とする請求項18に記載のエレベータシステム(100)。
【請求項23】
前記通知システム(24,24a)は、サーバおよび少なくとも1つのユーザインタフェースを備えることを特徴とする請求項16に記載のエレベータシステム(100)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公表番号】特表2012−533489(P2012−533489A)
【公表日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−520579(P2012−520579)
【出願日】平成21年7月17日(2009.7.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/050989
【国際公開番号】WO2011/008214
【国際公開日】平成23年1月20日(2011.1.20)
【出願人】(591020353)オーチス エレベータ カンパニー (402)
【氏名又は名称原語表記】OTIS ELEVATOR COMPANY
【Fターム(参考)】