説明

発光素子及び発光素子パッケージ

【課題】工程安全性が向上して電気的に連結された複数の発光セルを含む発光素子、発光素子パッケージ、ライトユニットを提供する。
【解決手段】支持基板70と、前記支持基板上に配置された、第1導電型の第1半導体層11、前記第1半導体層の下の第1活性層12、前記第1活性層の下の第2導電型の第2半導体層13を有する第1発光構造物10、前記第1発光構造物の下の第1反射電極17、前記第1反射電極のまわりに配置された第1金属層19と、前記支持基板上に配置された、第1導電型の第3半導体層21、前記第3半導体層の下の第2活性層22、前記第2活性層の下の第2導電型の第4半導体層23を有する第2発光構造物20、前記第2発光構造物の下の第2反射電極27、前記第2反射電極のまわりに配置された第2金属層29と、前記第1発光構造物の第1半導体層内部に接触して、前記第2反射電極と電気的に連結する第1コンタクト部43とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
実施例は、発光素子、発光素子パッケージ及びライトユニットに関する。実施例は、発光素子、発光素子パッケージ及びライトユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
発光素子の一つとして発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)がたくさん使われている。発光ダイオードは、化合物半導体の特性を利用して電気信号を赤外線、可視光線、紫外線のような光の形態に変換する。
【0003】
発光素子の光効率が増加されることによって、表示装置、照明機器を含めた多様な分野に発光素子が適用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の一実施例は、工程安全性が向上して電気的に連結された複数の発光セルを含む発光素子、発光素子パッケージ、ライトユニットを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一実施例による発光素子は、支持基板と、前記支持基板上に配置された第1発光構造物であって、第1導電型の第1半導体層、前記第1半導体層の下の第1活性層、前記第1活性層の下の第2導電型の第2半導体層を有する第1発光構造物と、前記第1発光構造物の下の第1反射電極と、前記第1反射電極のまわりに配置された第1金属層と、前記支持基板上に配置された第2発光構造物であって、第1導電型の第3半導体層、前記第3半導体層の下の第2活性層、前記第2活性層の下の第2導電型の第4半導体層を有する第2発光構造物と、第2発光構造物の下の第2反射電極と、前記第2反射電極のまわりに配置された第2金属層と、前記第1発光構造物の第1半導体層の内部に接触して、前記第2反射電極と電気的に連結されたコンタクト部とを備える。
【0006】
本発明の一実施例による発光素子は、反射電極、前記反射電極上に第2導電型半導体層、前記第2導電型半導体層の上に活性層、前記活性層の上に第1導電型半導体層をそれぞれ有する複数の発光セルと、前記複数の発光セルのうちで第1発光セルの第1導電型半導体層の内部に接触されて、前記第1発光セルに隣接した第2発光セルの反射電極に電気的に連結されたコンタクト部と、前記第2発光セルの反射電極のまわりに配置された金属層とを備える。
【0007】
本発明の一実施例による発光素子パッケージは、胴体と、前記胴体の上に配置された発光素子と、前記発光素子に電気的に連結された第1リード電極及び第2リード電極とを備える。前記発光素子は、支持基板と、前記支持基板上に配置されて、第1導電型の第1半導体層、前記第1半導体層の下に第1活性層、前記第1活性層の下に第2導電型の第2半導体層を有する第1発光構造物と、前記第1発光構造物の下に第1反射電極と、前記第1反射電極のまわりに配置された第1金属層と、前記支持基板上に配置されて、第1導電型の第3半導体層、前記第3半導体層の下に第2活性層、前記第2活性層の下に第2導電型の第4半導体層を有する第2発光構造物と、前記第2発光構造物の下に第2反射電極と、前記第2反射電極のまわりに配置された第2金属層と、前記第1発光構造物の第1半導体層内部に接触されて、前記第2反射電極と電気的に連結されたコンタクト部とを備える。
【0008】
本発明の一実施例による発光素子パッケージは、胴体と、前記胴体の上に配置された発光素子と、前記発光素子に電気的に連結された第1リード電極及び第2リード電極とを備える。前記発光素子は、反射電極、前記反射電極上に第2導電型半導体層、前記第2導電型半導体層の上に活性層、前記活性層の上に第1導電型半導体層をそれぞれ有する複数の発光セルと、前記複数の発光セルのうちで第1発光セルの第1導電型半導体層の内部に接触されて、前記第1発光セルに隣接した第2発光セルの反射電極に電気的に連結されたコンタクト部と、前記第2発光セルの反射電極のまわりに配置された金属層とを備える。
【0009】
本発明の一実施例によるライトユニットは、基板と、前記基板の上に配置された発光素子と、前記発光素子から提供される光が過ぎ去る光学部材とを備える。前記発光素子は、支持基板と、前記支持基板上に配置されて、第1導電型の第1半導体層、前記第1半導体層の下に第1活性層、前記第1活性層の下に第2導電型の第2半導体層を有する第1発光構造物と、前記第1発光構造物の下に第1反射電極と、前記第1反射電極のまわりに配置された第1金属層と、前記支持基板上に配置されて、第1導電型の第3半導体層、前記第3半導体層の下に第2活性層、前記第2活性層の下に第2導電型の第4半導体層を有する第2発光構造物と、前記第2発光構造物の下に第2反射電極と、前記第2反射電極のまわりに配置された第2金属層と、前記第1発光構造物の第1半導体層内部に接触されて、前記第2反射電極と電気的に連結されたコンタクト部とを備える。
【0010】
本発明の一実施例によるライトユニットは、基板と、前記基板の上に配置された発光素子と、前記発光素子から提供される光が過ぎ去る光学部材とを備える。前記発光素子は、反射電極、前記反射電極上に第2導電型半導体層、前記第2導電型半導体層の上に活性層、前記活性層の上に第1導電型半導体層をそれぞれ有する複数の発光セルと、前記複数の発光セルのうちで第1発光セルの第1導電型半導体層の内部に接触されて、前記第1発光セルに隣接した第2発光セルの反射電極に電気的に連結されたコンタクト部と、前記第2発光セルの反射電極のまわりに配置された金属層とを備える。
【発明の効果】
【0011】
本発明の一実施例による発光素子、発光素子パッケージ、ライトユニットは、工程安全性が向上して、電気的に連結された複数の発光セルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施例による発光素子を示した図面である。
【図2】本発明の一実施例による発光素子製造方法を示した図面である。
【図3】同じく、本発明の一実施例による発光素子製造方法を示した図面である。
【図4】同じく、本発明の一実施例による発光素子製造方法を示した図面である。
【図5】同じく、本発明の一実施例による発光素子製造方法を示した図面である。
【図6】同じく、本発明の一実施例による発光素子製造方法を示した図面である。
【図7】同じく、本発明の一実施例による発光素子製造方法を示した図面である。
【図8】本発明の一実施例による発光素子の変形例を示した図面である。
【図9】同じく、本発明の一実施例による発光素子の変形例を示した図面である。
【図10】同じく、本発明の一実施例による発光素子の変形例を示した図面である。
【図11】同じく、本発明の一実施例による発光素子の変形例を示した図面である。
【図12】本発明の一実施例による発光素子パッケージを示した図面である。
【図13】本発明の一実施例による表示装置を示した図面である。
【図14】本発明の一実施例による表示装置の他の例を示した図面である。
【図15】本発明の一実施例による照明装置を示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の一実施例の説明において、各層(膜)、領域、パターンまたは構造物らが基板、各層(膜)、領域、パッドまたはパターンらの“上/うえ(on)”にまたは“下/した(under)”に形成されることで記載する場合において、“上/うえ(on)”と“下/した(under)”は“直接(directly)”または“他の層を介して(indirectly)”形成されることをすべて含む。また、各層の上/うえ、または下/したに対する基準は図面を基準で説明する。
【0014】
図面で各層の厚さや大きさは説明の便宜及び明確性のために誇張されるか、または省略されるか、または概略的に図示されることができる。また、各構成要素の大きさは実際大きさを全面的に反映するものではない。
【0015】
以下、添付された図面を参照して実施例らによる発光素子、発光素子パッケージ、ライトユニット及び発光素子製造方法に対して詳しく説明するようにする。
【0016】
図1は、実施例による発光素子を示した図面である。
【0017】
本発明の一実施例による発光素子は、図1に示されるように、第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30、第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37、電極80を備えることができる。図1には3個の発光構造物が配置された場合を示したが、本発明の別の実施例による発光素子は、2個の発光構造物を備えることもでき、また4個以上の発光構造物を備えることもできる。これら複数の発光構造物は、電気的に直列構造で連結することができる。これら複数の発光構造物は、支持基板70上に配置することができる。
【0018】
第1発光構造物10は、第1導電型の第1半導体層11、第1活性層12、第2導電型の第2半導体層13を備えることができる。第1活性層12は、第1導電型の第1半導体層11と第2導電型の第2半導体層13との間に配置することができる。第1活性層12は、第1導電型の第1半導体層11下に配置することができ、第2導電型の第2半導体層13は、第1活性層12下に配置することができる。
【0019】
例として、第1導電型の第1半導体層11が第1導電型ドーパントとしてn型ドーパントが添加されたn型半導体層で形成されて、第2導電型の第2半導体層13が第2導電型ドーパントとしてp型ドーパントが添加されたp型半導体層で形成されることができる。また、第1導電型の第1半導体層11がp型半導体層で形成されて、第2導電型の第2半導体層13がn型半導体層で形成されることもできる。
【0020】
第1導電型の第1半導体層11は、例えば、n型半導体層を含むことができる。第1導電型の第1半導体層11は、InAlGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料で具現することができる。第1導電型の第1半導体層11は、例えばGaN、AlN、AlGaN、InGaN、InN、InAlGaN、AlInN、AlGaAs、GaP、GaAs、GaAsP、AlGaInPなどで選択されることができるし、Si、Ge、Sn、Se、Teなどのn型ドーパントがドーピングされることができる。
【0021】
第1活性層12は、第1導電型の第1半導体層11を通じて注入される電子(または正孔)と第2導電型の第2半導体層13を通じて注入される正孔(または、電子)がお互いに会って、第1活性層12の形成物質によるエネルギーバンド(energy band)のバンドギャップ(band gap)差によって光を放出する層である。第1活性層12は単一井構造、多重井構造、量子点構造または量子線構造のうちの何れか一つで形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0022】
第1活性層12は、例としてInAlGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料で具現されることができる。第1活性層12が多重井構造で具現された場合、第1活性層12は、複数の井戸層と複数の障壁層が積層されて具現されることができるし、例えば、InGaN井戸層/GaN障壁層の周期で具現されることができる。
【0023】
第2導電型の第2半導体層13は、例えば、p型半導体層で具現されることができる。第2導電型の第2半導体層13は、InAlGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料で具現されることができる。第2導電型の第2半導体層13は、例えばGaN、AlN、AlGaN、InGaN、InN、InAlGaN、AlInN、AlGaAs、GaP、GaAs、GaAsP、AlGaInPなどで選択されることができるし、Mg、Zn、Ca、Sr、Baなどのp型ドーパントがドーピングされることができる。
【0024】
一方、第1導電型の第1半導体層11がp型半導体層を含んで、第2導電型の第2半導体層13がn型半導体層を含むこともできる。また、第2導電型の第2半導体層13下にはn型またはp型半導体層を含む半導体層がさらに形成されることもできる。これによって、第1発光構造物10は、np、pn、npn、pnp接合構造のうちの少なくとも何れか一つを有することができる。また、第1導電型の第1半導体層11及び第2導電型の第2半導体層13内の不純物のドーピング濃度は均一またはばらつくように形成されることができる。すなわち、第1発光構造物10の構造は多様に形成することができるし、これに対して限定しない。
【0025】
また、第1導電型の第1半導体層11と第1活性層12との間には、第1導電型InGaN/GaNスーパーラティス構造またはInGaN/InGaNスーパーラティス構造が形成されることもできる。また、第2導電型の第2半導体層13と第1活性層12との間には、第2導電型のAlGaN層が形成されることもできる。
【0026】
そして、第2発光構造物20は、第1導電型の第3半導体層21、第2活性層22、第2導電型の第4半導体層23を有することができる。第2活性層22は、第1導電型の第3半導体層21と第2導電型の第4半導体層23との間に配置することができる。第2活性層22は、第1導電型の第3半導体層21下に配置することができるし、第2導電型の第4半導体層23は、第2活性層22下に配置することができる。第2発光構造物20は、上で説明された第1発光構造物10に準じて類似に形成されることができる。
【0027】
また、第3発光構造物30は、第1導電型の第5半導体層31、第3活性層32、第2導電型の第6半導体層33を有することができる。第3活性層32は、第1導電型の第5半導体層31と第2導電型の第6半導体層33との間に配置することができる。第3活性層32は、第1導電型の第5半導体層31下に配置することができるし、第2導電型の第6半導体層33は、第3活性層32下に配置することができる。第3発光構造物30は、上で説明された前記第1発光構造物10に準じて類似に形成されることができる。
【0028】
第1発光構造物10下に第1オーミック接触層15と第1反射電極17が配置されることができる。第1発光構造物10の下及び前記第1反射電極17のまわりに第1電極層19が配置されることができる。第1電極層19は、第1オーミック接触層15のまわり及び第1反射電極17の下に配置されることができる。
【0029】
前記第1オーミック接触層15は、例えば透明導電性酸化膜層で形成することができる。第1オーミック接触層15は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiO、Pt、Agのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成することができる。
【0030】
第1反射電極17は、高反射率を有する金属材質で形成することができる。例えば、第1反射電極17は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Cu、Au、Hfのうちの少なくとも一つを含む金属または合金で形成することができる。また、第1反射電極17は、金属または合金とITO(Indium-Tin-Oxide)、IZO(Indium-Zinc-Oxide)、IZTO(Indium-Zinc-Tin-Oxide)、IAZO(Indium-Aluminum-Zinc-Oxide)、IGZO(Indium-Gallium-Zinc-Oxide)、IGTO(Indium-Gallium-Tin-Oxide)、AZO(Aluminum-Zinc-Oxide)、ATO(Antimony-Tin-Oxide)などの透光性伝導性物質を利用して多層で形成することができる。例えば、実施例で第1反射電極17はAg、Al、Ag-Pd-Cu合金、またはAg-Cu合金のうちの少なくとも何れか一つを含むことができる。
【0031】
第1オーミック接触層15は、第1発光構造物10とオーミック接触になるように形成することができる。また、第1反射電極17は第1発光構造物10から入射される光を反射させて、外部に抽出される光量を増加させる機能を遂行することができる。
【0032】
第1金属層19は、ボンディング層60が提供される工程でボンディング層60に含まれた物質が第1反射電極17方向に拡散することを防止する機能を遂行することができる。第1金属層19は、ボンディング層60に含まれたスズ(Sn)などの物質が第1反射電極17などに影響を及ぼすことを防止することができる。第1金属層19は、Cu、Ni、Ti-W、W、Pt、V、Fe、Mo、Ti、Crのうちの少なくとも一つを含むことができる。第1金属層19は透明導電性酸化膜層で具現されることもできる。第1金属層19はアイソレーション層またはチャンネル層で指称されることもできる。
【0033】
また、第2発光構造物20の下に第2オーミック接触層25と第2反射電極27が配置されることができる。第2発光構造物20の下及び第2反射電極27のまわりに第2金属層29が配置されることができる。第2金属層29は第2オーミック接触層25のまわり及び第2反射電極27の下に配置されることができる。第2金属層29の第1領域は、第1発光構造物10と第2発光構造物20との間に露出することができる。
【0034】
第2オーミック接触層25は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第2オーミック接触層25は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiO、Pt、Agのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成することができる。
【0035】
第2反射電極27は、高反射率を有する金属材質で形成することができる。例えば、第2反射電極27は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Cu、Au、Hfのうちの少なくとも一つを含む金属または合金で形成することができる。また、第2反射電極27は、金属または合金とITO(Indium-Tin-Oxide)、IZO(Indium-Zinc-Oxide)、IZTO(Indium-Zinc-Tin-Oxide)、IAZO(Indium-Aluminum-Zinc-Oxide)、IGZO(Indium-Gallium-Zinc-Oxide)、IGTO(Indium-Gallium-Tin-Oxide)、AZO(Aluminum-Zinc-Oxide)、ATO(Antimony-Tin-Oxide)などの透光性伝導性物質を利用して多層で形成することができる。例えば、実施例で第2反射電極27は、Ag、Al、Ag-Pd-Cu合金、またはAg-Cu合金のうちの少なくとも何れか一つを含むことができる。
【0036】
第2オーミック接触層25は、第2発光構造物20とオーミック接触になるように形成することができる。また、第2反射電極27は、第2発光構造物20から入射される光を反射させて外部に抽出される光量を増加させる機能を遂行することができる。
【0037】
第2金属層29は、ボンディング層60が提供される工程でボンディング層60に含まれた物質が第2反射電極27の方向に拡散することを防止する機能を遂行することができる。第2金属層29は、ボンディング層60に含まれたスズ(Sn)などの物質が第2反射電極27などに影響を及ぼすことを防止することができる。第2金属層29は、Cu、Ni、Ti-W、W、Pt、V、Fe、Mo、Ti、Crのうちの少なくとも一つを含むことができる。第2金属層29は透明導電性酸化膜層で具現されることもできる。第2金属層29はアイソレーション層またはチャンネル層で指称されることもできる。
【0038】
また、第3発光構造物30の下に第3オーミック接触層35と第3反射電極37が配置されることができる。第3発光構造物30の下及び第3反射電極37のまわりに第3金属層39が配置されることができる。第3金属層39は第3オーミック接触層35のまわり及び第3反射電極37の下に配置されることができる。第3金属層39の第1領域は、第2発光構造物20と第3発光構造物30との間に露出することができる。
【0039】
前記第3オーミック接触層35は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第3オーミック接触層35は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiO、Pt、Agのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0040】
第3反射電極37は、高反射率を有する金属材質で形成することができる。例えば、第3反射電極37は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Cu、Au、Hfのうちの少なくとも一つを含む金属または合金で形成されることができる。また、第3反射電極37は、前記金属または合金とITO(Indium-Tin-Oxide)、IZO(Indium-Zinc-Oxide)、IZTO(Indium-Zinc-Tin-Oxide)、IAZO(Indium-Aluminum-Zinc-Oxide)、IGZO(Indium-Gallium-Zinc-Oxide)、IGTO(Indium-Gallium-Tin-Oxide)、AZO(Aluminum-Zinc-Oxide)、ATO(Antimony-Tin-Oxide)などの透光性伝導性物質を利用して多層で形成されることができる。例えば、実施例で第3反射電極37は、Ag、Al、Ag-Pd-Cu合金、またはAg-Cu合金のうちの少なくとも何れか一つを含むことができる。
【0041】
第3オーミック接触層35は、第3発光構造物30とオーミック接触になるように形成することができる。また、第3反射電極37は、第3発光構造物30から入射される光を反射させて外部に抽出される光量を増加させる機能を遂行することができる。
【0042】
第3金属層39は、ボンディング層60が提供される工程でボンディング層60に含まれた物質が第3反射電極37の方向に拡散することを防止する機能を遂行することができる。第3金属層39は、ボンディング層60に含まれたスズ(Sn)などの物質が第3反射電極37などに影響を及ぼすことを防止することができる。第3金属層39は、Cu、Ni、Ti-W、W、Pt、V、Fe、Mo、Ti、Crのうちの少なくとも一つを含むことができる。第3金属層39は、透明導電性酸化膜層で具現されることもできる。第3金属層39はアイソレーション層またはチャンネル層で指称されることもできる。
【0043】
第1発光構造物10下に第1コンタクト部43が配置されることができる。第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11の内部に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2金属層29の下部に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2金属層29の側面に接触することができる。第2金属層29は第2反射電極27、第2オーミック接触層25、及び第2導電型の第4半導体層23と電気的に連結されるので、第1コンタクト部43は、第2オーミック接触層25、第2反射電極27、及び第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。よって、第1導電型の第1半導体層11は、第1コンタクト部43を通じて第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。
【0044】
第1コンタクト部43は、例えばCr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第1コンタクト部43は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第1コンタクト部43は、例として、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0045】
第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11内に接触することができる。例えば、第1導電型の第1半導体層11がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触される場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触される場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0046】
第1コンタクト部43と第2導電型の第2半導体層13との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1コンタクト部43と第1活性層12との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1絶縁層41は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0047】
第2発光構造物20の下に第2コンタクト部53が配置されることができる。第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21と第3反射電極37を電気的に連結する。第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21の内部に接触することができる。第2コンタクト部53は、第3金属層39の下部に接触することができる。第2コンタクト部53は、第3金属層39の側面に接触することができる。第3金属層39は、第3反射電極37、第3オーミック接触層35、及び第2導電型の第6半導体層33と電気的に連結されるので、第2コンタクト部53は、第3オーミック接触層35、第3反射電極37、及び第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。よって、第1導電型の第3半導体層21は、第2コンタクト部53を通じて第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。
【0048】
第2コンタクト部53は、例えばCr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第2コンタクト部53は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第2コンタクト部53は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0049】
第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21内に接触することができる。例えば、第1導電型の第3半導体層21がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触される場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触される場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0050】
第2コンタクト部53と第2導電型の第2半導体層23との間に第2絶縁層51が配置されることができる。第2コンタクト部53と第2活性層22との間に第2絶縁層51が配置されることができる。第2絶縁層51は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0051】
第2金属層29及び第3金属層39下に第3絶縁層40が配置されることができる。第3絶縁層40は酸化物または窒化物で具現されることができる。第3絶縁層40は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23のように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。第3絶縁層40の第1領域は、第1絶縁層41下部に接触して配置することができる。第3絶縁層40の第2領域は、第2絶縁層51下部に接触して配置することができる。第1絶縁層41、第2絶縁層51、第3絶縁層40は一つの絶縁層で形成することもできる。
【0052】
第1金属層19と第3絶縁層40下に拡散障壁層50、ボンディング層60、支持部材70が配置されることができる。
【0053】
拡散障壁層50は、ボンディング層60が提供される工程でボンディング層60に含まれた物質が第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37の方向に拡散することを防止する機能を遂行することができる。拡散障壁層50は、ボンディング層60に含まれたスズ(Sn)などの物質が第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37などに影響を及ぼすことを防止することができる。拡散障壁層50は、Cu、Ni、Ti-W、W、Pt、V、Fe、Mo物質のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0054】
ボンディング層60は、バリア金属またはボンディング金属などを含んで、例えば、Ti、Au、Sn、Ni、Cr、Ga、In、Bi、Cu、Ag、Nb、PdまたはTaのうちの少なくとも一つを含むことができる。支持部材70は実施例による発光素子を支持して、外部電極と電気的に連結されて第1発光構造物10に電源を提供することができる。ボンディング層60は、シード層で具現されることもできる。
【0055】
支持部材70は、例えば、Ti、Cr、Ni、Al、Pt、Au、W、Cu、Mo、Cu-Wまたは不純物が注入された半導体基板(例:Si、Ge、GaN、GaAs、ZnO、SiC、SiGeなど)のうちの少なくとも何れか一つで形成されることができる。また、支持部材70は絶縁性物質で具現されることもできる。支持部材70は、例えばAl、SiO程度の物質で具現されることもできる。
【0056】
一方、第1導電型の第5半導体層31上に電極80が配置されることができる。電極80は、第1導電型の第5半導体層31に電気的に連結されることができる。電極80は、第1導電型の第5半導体層31上部面に接触することができる。
【0057】
これによって、電極80及び第1反射電極17によって第1発光構造物10、第2発光構造物20、及び第3発光構造物30に電源が提供されることができるようになる。第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30は電気的に直列構造で連結される。これによって、電極80及び第1反射電極17を通じて電源が印加されれば、第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30で光が提供されることができるようになる。
【0058】
本発明の一実施例によれば、電極80は多層構造で具現されることもできる。電極80はオーミック接触層、中問層、上部層で具現されることができる。オーミック接触層はCr、V、W、Ti、Znなどから選択された物質を含んでオーミック接触を具現することができる。中問層は、Ni、Cu、Alなどから選択された物質で具現されることができる。上部層は、例えば、Auを含むことができる。
【0059】
第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30の上部面に光抽出パターンが提供されることができる。第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30の上部面に凹凸パターンが提供されることができる。これによって、本発明の一実施例によれば、外部光抽出効果を上昇させることができるようになる。
【0060】
第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30上には保護層がさらに配置されることができる。保護層は、酸化物または窒化物で具現されることができる。保護層は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23のように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。保護層は、第1発光構造物10及び第3発光構造物30のまわりに提供することができる。
【0061】
本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43及び第2コンタクト部53を通じて隣り合う発光構造物間に電気的に直列構造で連結されることができる。第1発光構造物10は第2発光構造物20と離隔されて配置されることができる。第1発光構造物10と第2発光構造物20との間に第2金属層29が露出することができる。第2発光構造物20は、第3発光構造物30と離隔されて配置することができる。第2発光構造物20と第3発光構造物30との間に第3金属層39が露出することができる。
【0062】
本発明の一実施例による発光素子は、複数の発光構造物が電気的に直列連結されて、高電圧が印加されることができる。また、複数の発光構造物間に絶縁層が形成されていないので、絶縁層の熱的変形などによって発光構造物が損傷されることを防止することができるようになる。これによって、本発明の一実施例による発光素子は、相対的に高い信頼性を確保することができるようになる。
【0063】
本発明の一実施例による発光素子は、複数の発光セルを含む。それぞれの発光セルは、反射電極、当該反射電極上に第2導電型半導体層、当該第2導電型半導体層の上に活性層、当該活性層の上に第1導電型半導体層を有することができる。また、複数の発光セルのうちで第1発光セルの第1導電型半導体層の内部に接触して、第1発光セルに隣接した第2発光セルの反射電極に電気的に連結されたコンタクト部を有する。また、第2発光セルの反射電極のまわりに配置された金属層をさらに有することができるし、第1発光セルと第2発光セルとの間に当該金属層の一部領域が露出することができる。コンタクト部は、第2発光セルの金属層の下部に接触することができる。コンタクト部は、第2発光セルの金属層の側面に接触することができる。そして、第2発光セルの第1導電型半導体層に電気的に連結された電極を有することができる。これによって、第1発光セルに含まれた反射電極と第2発光セルに含まれた電極に電源が提供されれば第1発光セルと第2発光セルは電気的に直列構造で連結されて光を発光することができるようになる。
【0064】
そうすると、図2乃至図7を参照して、本発明の一実施例による発光素子製造方法を説明することにする。
【0065】
本発明の一実施例による発光素子製造方法によれば、図2に示されるように、成長基板5上に第1導電型半導体層11a、活性層12a、第2導電型半導体層13aを形成する。第1導電型半導体層11a、活性層12a、第2導電型半導体層13aは、発光構造物10aで定義されることができる。
【0066】
成長基板5は、例えば、サファイア基板(Al)、SiC、GaAs、GaN、ZnO、Si、GaP、InP、Geのうちの少なくとも一つで形成されることができるし、これに対して限定しない。第1導電型の第1半導体層11と成長基板5との間にはバッファ層がさらに形成されることができる。
【0067】
例として、第1導電型半導体層11aが第1導電型ドーパントとしてn型ドーパントが添加されたn型半導体層で形成されて、第2導電型半導体層13aが第2導電型ドーパントとしてp型ドーパントが添加されたp型半導体層で形成されることができる。また、第1導電型半導体層11aがp型半導体層で形成されて、第2導電型半導体層13aがn型半導体層で形成されることもできる。
【0068】
第1導電型半導体層11aは、例えば、n型半導体層を含むことができる。第1導電型半導体層11aはInAlGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料で形成することができる。第1導電型半導体層11aは、例えば、InAlGaN、GaN、AlGaN、AlInN、InGaN、AlN、InNなどで選択されることができるし、Si、Ge、Sn、Se、Teなどのn型ドーパントがドーピングされることができる。
【0069】
活性層12aは、第1導電型半導体層11aを通じて注入される電子(または正孔)と第2導電型半導体層13aを通じて注入される正孔(または電子)がお互いに会って、活性層12aの形成物質によるエネルギーバンド(energy band)のバンドギャップ(band gap)差によって光を放出する層である。活性層12aは、単一井構造、多重井構造(MQW:Multi Quantum Well)、量子点構造または量子線構造のうちの何れか一つで形成されることができるが、これに限定されるものではない。
【0070】
活性層12aは、InAlGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料で形成されることができる。活性層12aが多重井構造で形成された場合、活性層12aは複数の井戸層と複数の障壁層が積層されて形成されることができるし、例えば、InGaN井戸層/GaN障壁層の周期で形成されることができる。
【0071】
第2導電型半導体層13aは、例えば、p型半導体層で具現されることができる。第2導電型半導体層13aは、InAlGa1-x-yN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)の組成式を有する半導体材料で形成することができる。第2導電型半導体層13aは、例えばInAlGaN、GaN、AlGaN、InGaN、AlInN、AlN、InNなどで選択されることができるし、Mg、Zn、Ca、Sr、Baなどのp型ドーパントがドーピングされることができる。
【0072】
一方、第1導電型半導体層11aがp型半導体層を含んで、第2導電型半導体層13aがn型半導体層を含むこともできる。また、第2導電型半導体層13a上にはn型またはp型半導体層を含む半導体層がさらに形成されることもでき、これによって、発光構造物10aは、np、pn、npn、pnp接合構造のうちの少なくとも何れか一つを有することができる。また、第1導電型半導体層11a及び第2導電型半導体層13a内の不純物のドーピング濃度は均一または不均一に形成されることができる。すなわち、発光構造物10aの構造は多様に形成されることができるし、これに対して限定しない。
【0073】
また、第1導電型半導体層11aと活性層12aとの間には第1導電型InGaN/GaNスーパーラティス構造またはInGaN/InGaNスーパーラティス構造が形成されることもできる。また、第2導電型半導体層13aと活性層12aとの間には第2導電型のAlGaN層が形成されることもできる。
【0074】
引き継いで、図3に示されるように、第2導電型半導体層13aの第1領域の上に第1オーミック接触層15、第1反射電極17が形成される。また、第2導電型半導体層13aの第2領域の上に第2オーミック接触層25、第2反射電極27が形成されて、第2導電型半導体層13aの第3領域の上に第3オーミック接触層35、第3反射電極37が形成される。
【0075】
第1オーミック接触層15、第2オーミック接触層25、第3オーミック接触層35は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第1オーミック接触層15、第2オーミック接触層25、第3オーミック接触層35は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiO、Pt、Agのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0076】
第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37は高反射率を有する金属材質で形成することができる。例えば、第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37は、Ag、Ni、Al、Rh、Pd、Ir、Ru、Mg、Zn、Pt、Cu、Au、Hfのうちの少なくとも一つを含む金属または合金で形成することができる。また、第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37は、金属または合金とITO(Indium-Tin-Oxide)、IZO(Indium-Zinc-Oxide)、IZTO(Indium-Zinc-Tin-Oxide)、IAZO(Indium-Aluminum-Zinc-Oxide)、IGZO(Indium-Gallium-Zinc-Oxide)、IGTO(Indium-Gallium-Tin-Oxide)、AZO(Aluminum-Zinc-Oxide)、ATO(Antimony-Tin-Oxide)などの透光性伝導性物質を利用して多層で形成することができる。例えば、実施例で第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37は、Ag、Al、Ag-Pd-Cu合金、またはAg-Cu合金のうちの少なくとも何れか一つを含むことができる。
【0077】
引き継いで、図4に示されるように、第1反射電極17、第2反射電極27、第3反射電極37の上に金属層を形成して、第1導電型半導体層11aに第1コンタクト部43、第1絶縁層41、第2コンタクト部53、第2絶縁層51を形成することができる。第1コンタクト部43及び第1絶縁層41によって第1金属層19と第2金属層29を分離することができる。第2コンタクト部53及び第2絶縁層51によって第2金属層29と第3金属層39を分離することができる。次に、第1絶縁層41、第2絶縁層51、第1コンタクト部43、第2コンタクト部の53上に第3絶縁層40が形成されることができる。第3絶縁層40は、第1絶縁層41及び第2絶縁層51と同一工程で形成することもでき、お互いに分離した工程で形成することもできる。
【0078】
第1コンタクト部43及び第2コンタクト部53は、例えばCr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第1コンタクト部43及び第2コンタクト部53は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第1コンタクト部43及び第2コンタクト部53は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0079】
第1絶縁層41、第2絶縁層51、第3絶縁層40は、例えば、SiO2、SiOx、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0080】
第1金属層19、第2金属層29、第3金属層39は、Cu、Ni、Ti-W、W、Pt、V、Fe、Mo、Ti、Crのうちの少なくとも一つを含むことができる。第1金属層19、第2金属層29、第3金属層39は透明導電性酸化膜層で具現されることもできる。
【0081】
一方、第1絶縁層41、第1コンタクト部43、第2絶縁層43、第2コンタクト部53が先に形成された後に、第1金属層19、第2金属層29、第3金属層39が形成されることもできる。
【0082】
次に、図5に示されるように、第1金属層19と第3絶縁層40上に拡散障壁層50、ボンディング層60、支持部材70を形成する。
【0083】
拡散障壁層50は、ボンディング層60が提供される工程でボンディング層60に含まれた物質が第1反射電極17の方向に拡散することを防止する機能を遂行することができる。拡散障壁層50はボンディング層60に含まれたスズ(Sn)などの物質が第1反射電極17などに影響を及ぼすことを防止することができる。拡散障壁層50は、Cu、Ni、Ti-W、W、Pt物質のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0084】
ボンディング層60は、バリア金属またはボンディング金属などを含んで、例えば、Ti、Au、Sn、Ni、Cr、Ga、In、Bi、Cu、AgまたはTaのうちの少なくとも一つを含むことができる。支持部材70は実施例による発光素子を支持して、外部電極と電気的に連結されて第1反射電極17に電源を提供することができる。
【0085】
支持部材70は、例えば、Ti、Cr、Ni、Al、Pt、Au、W、Cu、Mo、Cu-Wまたは不純物が注入された半導体基板(例:Si、Ge、GaN、GaAs、ZnO、SiC、SiGeなど)のうちの少なくとも何れか一つで形成することができる。また、支持部材70は絶縁性物質で具現されることもできる。支持部材70は、例えば、Al、SiO2程度の物質で具現されることもできる。
【0086】
次に、第1導電型半導体層11aから成長基板5をとり除く。一つの例として、成長基板5はレーザーリフトオフ(LLO:Laser Lift Off)工程によって除去されることができる。レーザーリフトオフ工程(LLO)は、成長基板5の下面にレーザーを照射して、成長基板5と第1導電型半導体層11aをお互いに剥離させる工程である。
【0087】
引き継いで、図6に示されるように、アイソレーションエッチングを遂行して第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30を分離させる。アイソレーションエッチングは、例えば、ICP(Inductively Coupled Plasma)のような乾式蝕刻によって実施されることができるが、これに限定しない。アイソレーションエッチングによって第1金属層19、第2金属層29、第3金属層39の一部領域を露出することができるようになる。第1金属層19、第2金属層29、第3金属層39は一種のエッチングストッパ(etching stopper)機能を遂行することができる。
【0088】
第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30の上部面に光抽出パターンが形成されることができる。第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30上部面に凹凸パターンが形成されることができる。これによって、本発明の一実施例によれば、光抽出効果を上昇させることができるようになる。
【0089】
第1導電型の第5半導体層31上に電極80が配置されることができる。電極80は第1導電型の第5半導体層31に電気的に連結されることができる。電極80は第1導電型の第5半導体層31上部面に接触されることができる。
【0090】
これによって、電極80及び第1反射電極17によって第1発光構造物10、第2発光構造物20、及び第3発光構造物30に電源が提供されることができるようになる。第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30は電気的に直列構造で連結される。これによって、電極80及び第1反射電極17を通じて電源が印加されれば第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30で光が提供されることができるようになる。
【0091】
本発明の一実施例によれば、電極80は多層構造で具現されることもできる。電極80はオーミック接触層、中問層、上部層で具現されることができる。オーミック接触層は、Cr、V、W、Ti、Znなどから選択された物質を含んでオーミック接触を具現することができる。中問層は、Ni、Cu、Alなどから選択された物質で具現されることができる。上部層は、例えば、Auを含むことができる。
【0092】
第1発光構造物10、第2発光構造物20、第3発光構造物30上には保護層がさらに配置されることができる。保護層は、酸化物または窒化物で具現されることができる。保護層は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23のように透光性及び絶縁性を有する材質で形成されることができる。保護層は第1発光構造物10及び第3発光構造物30のまわりに提供されることができる。
【0093】
本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43及び第2コンタクト部53を通じて隣り合う発光構造物の間に電気的に直列構造で連結されることができる。第1発光構造物10は第2発光構造物20と離隔して配置することができる。第1発光構造物10と第2発光構造物20との間に第2金属層29が露出することができる。第2発光構造物20は第3発光構造物30と離隔して配置することができる。第2発光構造物20と第3発光構造物30の間に第3金属層39が露出することができる。第1発光構造物10と第2発光構造物20との間の間隔及び第2発光構造物20と第3発光構造物30との間の間隔は、10マイクロメートル以内に形成することができる。これによって、本発明の一実施例によれば、蝕刻される発光構造物領域を最小化することで発光性能を向上させることができるようになる。
【0094】
本発明の一実施例による発光素子は、複数の発光構造物が電気的に直列連結されて高電圧が印加されることができる。また、これら複数の発光構造物の間に絶縁層が形成されていないので、絶縁層の熱的変形などによって発光構造物が損傷されることを防止することができるようになる。これによって、本発明の一実施例による発光素子は、相対的に高い信頼性を確保することができるようになる。
【0095】
一方、図7に示されるように、第1コンタクト部43によって第2導電型の第2半導体層の第1領域13bが平面で孤立するように形成されることができる。また、第1絶縁層41によって第1コンタクト部43が第2導電型の第2半導体層13から電気的に絶縁されることができるようになる。第1絶縁層41は、第2導電型の第2半導体層13内で第1コンタクト部43を取り囲むことができる。
【0096】
図8は、本発明の一実施例による発光素子の他の例を示した図面である。図8に示された実施例による発光素子を説明するにおいて、図1を参照して説明された部分と重複する部分については説明を省略する。
【0097】
第1発光構造物10下に第1コンタクト部43が配置されることができる。第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11と第2反射電極27を電気的に連結する。第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11の内部に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2金属層29の側面に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2オーミック接触層25、第2反射電極27、及び第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。第1導電型の第1半導体層11は、第1コンタクト部43を通じて第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。
【0098】
第1コンタクト部43は、例えば、Cr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第1コンタクト部43は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第1コンタクト部43は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成することができる。
【0099】
第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11内に接触することができる。例えば、第1導電型の第1半導体層11がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第1コンタクト部43は第1導電型の第1半導体層11のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0100】
第1コンタクト部43と第2導電型の第2半導体層13との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1コンタクト部43と第1活性層12との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1絶縁層41は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0101】
第2発光構造物20下に第2コンタクト部53が配置されることができる。第2コンタクト部53は第1導電型の第3半導体層21と第3反射電極27を電気的に連結する。第2コンタクト部53は第1導電型の第3半導体層21の内部に接触することができる。第2コンタクト部53は第3金属層39の側面に接触することができる。第2コンタクト部53は第3オーミック接触層35、第3反射電極37、及び第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。第1導電型の第3半導体層21は第2コンタクト部53を通じて第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。
【0102】
第2コンタクト部53は、例えば、Cr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第2コンタクト部53は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第2コンタクト部53は、例として、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0103】
第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21内に接触することができる。例えば、第1導電型の第3半導体層21がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第2コンタクト部53は第1導電型の第3半導体層21のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0104】
第2コンタクト部53と第2導電型の第2半導体層23との間に第2絶縁層51が配置されることができる。第2コンタクト部53と第2活性層22との間に前記第2絶縁層51が配置されることができる。第2絶縁層51は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0105】
図9は、本発明の一実施例による発光素子の他の例を示した図面である。図9に示された実施例による発光素子を説明するにおいて、図1を参照して説明された部分と重複する部分については説明を省略する。
【0106】
第1発光構造物10下に第1コンタクト部43が配置されることができる。第1コンタクト部43は第1導電型の第1半導体層11と第2反射電極27を電気的に連結する。第1コンタクト部43は第1導電型の第1半導体層11の内部に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2金属層29の下部に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2金属層29の側面に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2オーミック接触層25、第2反射電極27、及び第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。第1導電型の第1半導体層11は第1コンタクト部43を通じて第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。
【0107】
第1コンタクト部43の第1領域は、第1発光構造物10と第2発光構造物20との間に露出することができる。また、第1発光構造物10と第2発光構造物20との間に第2金属層29の一部領域が露出することができる。
【0108】
第1コンタクト部43は、例えば、Cr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第1コンタクト部43は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第1コンタクト部43は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0109】
第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11内に接触することができる。例えば、第1導電型の第1半導体層11がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第1コンタクト部43は第1導電型の第1半導体層11のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0110】
第1コンタクト部43と第2導電型の第2半導体層13との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1コンタクト部43と第1活性層12との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1絶縁層41は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0111】
第2発光構造物20下に第2コンタクト部53が配置されることができる。第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21と第3反射電極27を電気的に連結する。第2コンタクト部53は第1導電型の第3半導体層21内部に接触することができる。第2コンタクト部53は第3金属層39の下部に接触することができる。第2コンタクト部53は第3金属層39の側面に接触することができる。第2コンタクト部53は第3オーミック接触層35、第3反射電極37、及び第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。第1導電型の第3半導体層21は第2コンタクト部53を通じて第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。
【0112】
第2コンタクト部53の第1領域は、第2発光構造物20と第3発光構造物30との間に露出することができる。また、第2発光構造物20と第3発光構造物30との間に第3金属層39の一部領域が露出することができる。
【0113】
第2コンタクト部53は、例えば、Cr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第2コンタクト部53は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第2コンタクト部53は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0114】
第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21内に接触することができる。例えば、第1導電型の第3半導体層21がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第2コンタクト部53は第1導電型の第3半導体層21のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0115】
第2コンタクト部53と第2導電型の第2半導体層23との間に第2絶縁層51が配置されることができる。第2コンタクト部53と第2活性層22との間に第2絶縁層51が配置されることができる。第2絶縁層51は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0116】
図10は、本発明の一実施例による発光素子の他の例を示した図面である。図10に示された実施例による発光素子を説明するにおいて、図1を参照して説明された部分と重複する部分については説明を省略する。
【0117】
第1発光構造物10の下に第1コンタクト部43が配置されることができる。第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11と第2反射電極27を電気的に連結する。第1コンタクト部43は第1導電型の第1半導体層11の内部に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2金属層29の下部に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2金属層29の側面に接触することができる。第1コンタクト部43は、第2オーミック接触層25、第2反射電極27、及び第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。第1導電型の第1半導体層11は、第1コンタクト部43を通じて第2導電型の第4半導体層23に電気的に連結されることができる。
【0118】
第1コンタクト部43は、例えばCr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第1コンタクト部43は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第1コンタクト部43は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0119】
第1コンタクト部43は、第1導電型の第1半導体層11内に接触することができる。例えば、第1導電型の第1半導体層11がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第1コンタクト部43は第1導電型の第1半導体層11のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第1コンタクト部43が第1導電型の第1半導体層11のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0120】
第1コンタクト部43と第2導電型の第2半導体層13との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1コンタクト部43と第1活性層12との間に第1絶縁層41が配置されることができる。第1絶縁層41は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0121】
第2発光構造物20下に第2コンタクト部53が配置されることができる。第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21と第3反射電極27を電気的に連結する。第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21内部に接触することができる。第2コンタクト部53は第3金属層39の下部に接触することができる。第2コンタクト部53は第3金属層39の側面に接触することができる。第2コンタクト部53は第3オーミック接触層35、第3反射電極37、及び第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。第1導電型の第3半導体層21は第2コンタクト部53を通じて第2導電型の第6半導体層33に電気的に連結されることができる。
【0122】
第2コンタクト部53は、例えばCr、Al、Ti、Ni、Pt、Vのうちから選択された少なくとも一つの物質で具現されることができる。また、第2コンタクト部53は、例えば、透明導電性酸化膜層で形成することができる。第2コンタクト部53は、例としてITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、AZO(Aluminum Zinc Oxide)、AGZO(Aluminum Gallium Zinc Oxide)、IZTO(Indium Zinc Tin Oxide)、IAZO(Indium Aluminum Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)、IGTO(Indium Gallium Tin Oxide)、ATO(Antimony Tin Oxide)、GZO(Gallium Zinc Oxide)、IZON(IZO Nitride)、ZnO、IrOx、RuOx、NiOのうちから選択された少なくとも一つの物質で形成されることができる。
【0123】
第2コンタクト部53は、第1導電型の第3半導体層21内に接触することができる。例えば、第1導電型の第3半導体層21がGaN層を含んで具現されることができる。このとき、半導体層の成長方向及び蝕刻方向を考慮すれば、第2コンタクト部53は第1導電型の第3半導体層21のGa面(Ga face)に接触することができる。このように、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が前記第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて熱的安全性を確保することができるようになる。また、本発明の一実施例によれば、第2コンタクト部53が第1導電型の第3半導体層21のGa面に接触することができるので、N面に接触する場合に比べて動作電圧による特性曲線の変動が小さくなって信頼性を確保することができるし、高電流印加に有用に適用されることができるようになる。
【0124】
第2コンタクト部53と第2導電型の第2半導体層23との間に第2絶縁層51が配置されることができる。第2コンタクト部53と第2活性層22との間に第2絶縁層51が配置されることができる。第2絶縁層51は、例えば、SiO2、SiO、SiO、Si34、Al23、TiO2、AlNのように透光性及び絶縁性を有する材質で形成することができる。
【0125】
第1発光構造物10と第2発光構造物20との間に第4絶縁層45が形成されることができる。第4絶縁層45は、第2金属層29に接触することができる。第4絶縁層45は、第1半導体層11と第3半導体層21を電気的に絶縁させる。第2発光構造物20と第3発光構造物30との間に第5絶縁層55が形成されることができる。第5絶縁層55は、第3金属層39に接触することができる。第5絶縁層55は、第3半導体層21と第5半導体層31を電気的に絶縁させる。例えば、第4絶縁層45と第5絶縁層55は、絶縁性イオン層で具現されることができる。第4絶縁層45と第5絶縁層55は、イオンインプランテーション(ion implantation)工程によって形成することができる。第4絶縁層45と第5絶縁層55は、N、Oなどの物質のうちの少なくとも一つを含むことができる。
【0126】
図11は、本発明の一実施例による発光素子のまた他の例を示した図面である。図11に示された実施例による発光素子を説明するにおいて、図1を参照して説明された部分と重複する部分については説明を省略する。
【0127】
本発明の一実施例による発光素子によれば、第1発光構造物10下に第1オーミック反射電極16が配置されることができる。第1オーミック反射電極16は、図1で説明された第1反射電極17と第1オーミック接触層15の機能をすべて遂行するように具現されることができる。これによって第1オーミック反射電極16は第2導電型の第2半導体層13にオーミック接触されて、第1発光構造物10から入射される光を反射させる機能を遂行することができる。
【0128】
また、第2発光構造物20下に第2オーミック反射電極26が配置されることができる。第2オーミック反射電極26は、図1で説明された第2反射電極27と第2オーミック接触層25の機能をすべて遂行するように具現されることができる。これによって第2オーミック反射電極26は第2導電型の第4半導体層23にオーミック接触されて、第2発光構造物20から入射される光を反射させる機能を遂行することができる。
【0129】
また、第3発光構造物30下に第3オーミック反射電極36が配置されることができる。第3オーミック反射電極36は、図1で説明された第3反射電極37と第3オーミック接触層35の機能をすべて遂行するように具現されることができる。これによって第3オーミック反射電極36は第2導電型の第6半導体層33にオーミック接触されて、第3発光構造物30から入射される光を反射させる機能を遂行することができる。
【0130】
図12は、本発明の一実施例による発光素子が適用された発光素子パッケージを示した図である。 図12を参照すれば、本発明の一実施例による発光素子パッケージは、胴体120と、胴体120に配置された第1リード電極131及び第2リード電極132と、胴体120に提供されて、第1リード電極131及び第2リード電極132と電気的に連結される実施例による発光素子100と、発光素子100を囲むモールディング部材140とを備える。
【0131】
胴体120は、シリコン材質、合成樹脂材質、または金属材質を含んで形成されることができ、発光素子100の周りに傾斜面が形成されることができる。
【0132】
第1リード電極131及び第2リード電極132は、お互いに電気的に分離して、発光素子100に電源を提供する。また、第1リード電極131及び第2リード電極132は、発光素子100で発生された光を反射させて光効率を増加させることができ、発光素子100で発生された熱を外部に排出させる役割をすることもできる。
【0133】
発光素子100は、胴体120上に配置するか、または第1リード電極131または第2リード電極132上に配置することができる。
【0134】
発光素子100は、第1リード電極131及び第2リード電極132とワイヤ方式、フリップチップ方式またはダイダイボンディング方式のうちの何れか一つによって電気的に連結することもできる。
【0135】
モールディング部材140は、発光素子100を囲んで発光素子100を保護することができる。また、モールディング部材140には蛍光体が含まれて、発光素子100から放出された光の波長を変化させることができる。
【0136】
本発明の一実施例による発光素子または発光素子パッケージは、複数個が基板の上にアレイされることができ、発光素子パッケージの光経路上に、光学部材であるレンズ、導光板、プリズムシート、拡散シートなどが配置されることができる。このような発光素子パッケージ、基板、光学部材はライトユニットで機能することができる。当該ライトユニットは、トップビューまたはサイドビュータイプで具現されて、携帯端末機及びノートブックコンピューターなどの表示装置に提供されるか、または照明装置及び指示装置などに多様に適用されることができる。また、他の実施例は、上述した実施例に記載した発光素子または発光素子パッケージを含む照明装置で具現されることができる。例えば、照明装置は、ランプ、街灯、電光板、ヘッドライトを含むことができる。
【0137】
本発明の一実施例による発光素子は、ライトユニットに適用されることができる。当該ライトユニットは、複数の発光素子がアレイされた構造を含んで、図13及び図14に示された表示装置、図15に示された照明装置を含むことができる。
【0138】
図13を参照すれば、本発明の一実施例による表示装置1000は、導光板1041と、導光板1041に光を提供する発光モジュール1031と、導光板1041下に反射部材1022と、導光板1041上に光学シート1051と、光学シート1051上に表示パネル1061と、導光板1041、発光モジュール1031及び反射部材1022を収納するボトムカバー1011とを備えることができるが、これに限定されない。
【0139】
ボトムカバー1011、反射シート1022、導光板1041、光学シート1051はライトユニット1050で定義されることができる。
【0140】
導光板1041は、光を拡散させて面光源化させる役割をする。導光板1041は透明な材質でなされて、例えば、PMMA(polymethyl metaacrylate)のようなアクリル樹脂系列、PET(polyethylene terephthlate)、PC(polycarbonate)、COC(cycloolefincopolymer)及びPEN(polyethylene naphthalate)樹脂のうちの一つを含むことができる。
【0141】
発光モジュール1031は、導光板1041の少なくとも一側面に光を提供して、究極的には表示装置の光源として作用するようになる。
【0142】
発光モジュール1031は、少なくとも一つが提供されることができるし、導光板1041の一側面で直接または間接的に光を提供することができる。発光モジュール1031は、基板1033と上で説明された実施例による発光素子100を含むことができる。発光素子100は基板1033上に所定間隔でアレイされることができる。
【0143】
基板1033は回路パターンを含む印刷回路基板(PCB、Printed Circuit Board)であることができる。但し、基板1033は一般PCBのみならず、メタルコアPCB(MCPCB、Metal Core PCB)、軟性PCB(FPCB、Flexible PCB)などを含むこともでき、これに限定しない。発光素子100は、ボトムカバー1011の側面または放熱プレートの上に提供される場合、基板1033は除去されることができる。ここで、放熱プレートの一部は、ボトムカバー1011の上面に接触することができる。
【0144】
そして、複数の発光素子100は、光が放出される出射面が導光板1041と所定距離で離隔されるように搭載されることができるし、これに限定しない。発光素子100は導光板1041の一側面である入光部に光を直接または間接的に提供することができるし、これに限定しない。
【0145】
導光板1041下には、反射部材1022が配置されることができる。反射部材1022は、導光板1041の下面に入射された光を反射させて上に向けるようにすることで、ライトユニット1050の輝度を向上させることができる。反射部材1022は、例えば、PET、PC、PVCレジンなどで形成することができるが、これに限定しない。反射部材1022は、ボトムカバー1011の上面であることができ、これに限定しない。
【0146】
ボトムカバー1011は、導光板1041、発光モジュール1031及び反射部材1022などを収納することができる。このために、ボトムカバー1011は、上面が開口されたボックス(box)形状を有する収納部1012が具備されることができるし、これに限定しない。ボトムカバー1011はトップカバーと結合されることができるし、これに限定しない。
【0147】
ボトムカバー1011は、金属材質または樹脂材質で形成することができるし、プレス成形または圧出成形などの工程を利用して製造されることができる。また、ボトムカバー1011は熱伝導性が良い金属または非金属材料を含むことができるし、これに限定しない。
【0148】
表示パネル1061は、例えば、LCDパネルとして、お互いに対向される透明な材質の第1及び第2基板、そして第1及び第2基板の間に介された液晶層を含む。表示パネル1061の少なくとも一面には偏光板が付着することができるし、このような偏光板の付着構造に限定しない。表示パネル1061は光学シート1051を通過した光によって情報を表示するようになる。このような表示装置1000は、各種携帯端末機、ノートブックコンピューターのモニター、ラップトップコンピューターのモニター、テレビなどに適用されることができる。
【0149】
光学シート1051は、表示パネル1061と導光板1041との間に配置されて、少なくとも一枚の透光性シートを含む。光学シート1051は、例えば拡散シート、水平及び垂直プリズムシート、及び輝度強化シートなどのようなシートのうちの少なくとも一つを含むことができる。拡散シートは入射される光を拡散させてくれて、水平または/及び垂直プリズムシートは入射される光を表示領域に集光させてくれて、輝度強化シートは損失される光を再使用して輝度を向上させてくれる。また、表示パネル1061上には保護シートが配置されることができるし、これに限定しない。
【0150】
ここで、発光モジュール1031の光経路上には光学部材として、導光板1041、及び光学シート1051を含むことができるし、これに限定しない。
【0151】
図14は、本発明の一実施例による表示装置の他の例を示した図である。
【0152】
図14を参照すれば、表示装置1100はボトムカバー1152、前記に開示された発光素子100がアレイされた基板1020、光学部材1154、及び表示パネル1155を備える。
【0153】
基板1020と発光素子100は、発光モジュール1060で定義されることができる。ボトムカバー1152、少なくとも一つの発光モジュール1060、光学部材1154はライトユニットで定義されることができる。
【0154】
ボトムカバー1152には、収納部1153を具備することができるし、これに限定しない。
【0155】
ここで、光学部材1154はレンズ、導光板、拡散シート、水平及び垂直プリズムシート、及び輝度強化シートなどの少なくとも一つを含むことができる。導光板はPC材質または、PMMA(Poly methy methacrylate)材質でなされることができるし、このような導光板は除去されることができる。拡散シートは入射される光を拡散させてくれて、水平及び垂直プリズムシートは入射される光を表示領域に集光させてくれて、輝度強化シートは損失される光を再使用して輝度を向上させてくれる。
【0156】
光学部材1154は、発光モジュール1060上に配置されて、発光モジュール1060から放出された光を面光源するか、または拡散、集光などを遂行するようになる。
【0157】
図15は、本発明の一実施例による照明装置の斜視図である。
【0158】
図15を参照すれば、照明装置1500は、ケース1510と、当該ケース1510に設置された発光モジュール1530と、当該ケース1510に設置されて外部電源から電源の提供を受ける連結端子1520とを備えることができる。
【0159】
当該ケース1510は、放熱特性が良好な材質で形成することができるし、例えば、金属材質または樹脂材質で形成することができる。
【0160】
発光モジュール1530は、基板1532と、基板1532に提供される実施例による発光素子100を含むことができる。発光素子100は、複数個がマトリックス形態または所定間隔で離隔されて、アレイされることができる。
【0161】
基板1532は、絶縁体に回路パターンが印刷されたものであることができるし、例えば、一般印刷回路基板(PCB:Printed Circuit Board)、メタルコア(Metal Core)PCB、軟性(Flexible)PCB、セラミックスPCB、FR-4基板などを含むことができる。
【0162】
また、基板1532は、光を効率的に反射する材質で形成されるか、または表面の光が効率的に反射されるカラー、例えば白色、シルバーなどのコーティング層になることができる。
【0163】
基板1532には、少なくとも一つの発光素子100が配置されることができる。発光素子100のそれぞれは、少なくとも一つのLED(Light Emitting Diode)チップを含むことができる。LEDチップは、赤色、緑色、青色または白色の有色光をそれぞれ発光する有色発光ダイオード及び紫外線(UV、Ultra Violet)を発光するUV発光ダイオードを含むことができる。
【0164】
発光モジュール1530は、色感及び輝度を得るために多様な発光素子100の組合を有するように配置されることができる。例えば、高演色性(CRI)を確保するために白色発光ダイオード、赤色発光ダイオード及び緑発光ダイオードを組み合わせて配置することができる。
【0165】
連結端子1520は、発光モジュール1530と電気的に連結されて電源を供給することができる。連結端子1520はソケット方式で外部電源に結合されるが、これに限定しない。例えば、連結端子1520はピン(pin)形態で形成されて外部電源に挿入されるか、または配線によって外部電源に連結されることもできるものである。
【0166】
当該実施例は、発光素子100がパッケージングされた後、基板に搭載されて発光モジュールで具現されるか、またはLEDチップ形態で搭載されてパッケージングして発光モジュールで具現されることができる。
【0167】
以上で実施例に説明された特徴、構造、効果などは本発明の少なくとも一つの実施例に含まれて、必ず一つの実施例のみに限定されるものではない。延いては、各実施例で例示された特徴、構造、効果などは、実施例が属する分野の通常の知識を有する者によって他の実施例に対しても組合または変形されて実施可能である。したがって、このような組合と変形に係る内容は、本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならないであろう。
【0168】
また、以上で実施例を中心に説明したが、これは単に例示であるだけで本発明を限定するものではなくて、本発明が属する分野の通常の知識を持った者なら本実施例の本質的な特性を脱しない範囲で以上に例示されないさまざまの変形と応用が可能であることが分かることができるであろう。例えば、実施例で具体的に現われた各構成要素は変形して実施することができるものである。そして、このような変形と応用に係る差異点らは添付された請求範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならないであろう。
【符号の説明】
【0169】
10 第1発光構造物
11 第1半導体層
12 第1活性層
13 第2半導体層
15 第1オーミック接触層
17 第1反射電極
19 第1金属層
20 第2発光構造物
21 第3半導体層
22 第2活性層
23 第4半導体層
25 第2オーミック接触層
27 第2反射電極
29 第2金属層
30 第3発光構造物
31 第5半導体層
32 第3活性層
33 第6半導体層
35 第3オーミック接触層
37 第3反射電極
39 第3金属層
40 第3絶縁層
41 第1絶縁層
43 第1コンタクト部
50 拡散障壁層
51 第2絶縁層
53 第2コンタクト部
60 ボンディング層
70 支持部材
80 電極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持基板と、
前記支持基板上に配置された第1発光構造物であって、第1導電型の第1半導体層、前記第1半導体層の下の第1活性層、前記第1活性層の下の第2導電型の第2半導体層を有する第1発光構造物と、
前記第1発光構造物の下の第1反射電極と、
前記第1反射電極のまわりに配置された第1金属層と、
前記支持基板上に配置された第2発光構造物であって、第1導電型の第3半導体層、前記第3半導体層の下の第2活性層、前記第2活性層の下の第2導電型の第4半導体層を有する第2発光構造物と、
前記第2発光構造物の下の第2反射電極と、
前記第2反射電極のまわりに配置された第2金属層と、
前記第1発光構造物の第1半導体層の内部に接触して、前記第2反射電極と電気的に連結されたコンタクト部と
を備える発光素子。
【請求項2】
前記第2金属層の一部領域は、前記第1発光構造物と前記第2発光構造物との間に露出した第2金属層を含む、請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記コンタクト部は、前記第2金属層の下部に接触している、請求項1又は2に記載の発光素子。
【請求項4】
前記コンタクト部は、前記第2金属層の側面に接触している、請求項1乃至3のいずれかに記載の発光素子。
【請求項5】
前記第1反射電極と前記第2導電型の第2半導体層との間に配置された第1オーミック接触層をさらに備え、
前記第2反射電極と前記第2導電型の第4半導体層との間に配置された第2オーミック接触層をさらに備える、請求項1乃至4のいずれかに記載の発光素子。
【請求項6】
前記コンタクト部は、前記第2導電型の第2半導体層の間及び前記コンタクト部と前記第1活性層との間に配置された第1絶縁層をさらに備える、請求項1乃至5のいずれかに記載の発光素子。
【請求項7】
前記第1絶縁層は、前記第2半導体層内で前記コンタクト部を取り囲む、請求項6に記載の発光素子。
【請求項8】
前記第1絶縁層の一部領域は、前記支持基板と前記第2反射電極との間に配置されている、請求項6又は7に記載の発光素子。
【請求項9】
前記第1発光構造物と前記第2発光構造物との間に配置された第2絶縁層をさらに備える、請求項1乃至8のいずれかに記載の発光素子。
【請求項10】
前記第2絶縁層は、絶縁性イオン層である、請求項9に記載の発光素子。
【請求項11】
前記絶縁性イオン層は、N、O物質のうちの少なくとも一つを含む、請求項10に記載の発光素子。
【請求項12】
前記第1導電型の第1半導体層がGaN層を含む場合、前記コンタクト部は前記第1半導体層のGa面に接触している、請求項1乃至11のいずれかに記載の発光素子。
【請求項13】
胴体と、
前記胴体の上に配置された、請求項1乃至12のいずれかに記載の発光素子と、
前記発光素子に電気的に連結された第1リード電極及び第2リード電極と
を備える発光素子パッケージ。
【請求項14】
基板と、
前記基板の上に配置された、請求項1乃至12のいずれかに記載の発光素子と、
前記発光素子から提供される光が過ぎ去る光学部材と
を備えるライトユニット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2013−46049(P2013−46049A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−4810(P2012−4810)
【出願日】平成24年1月13日(2012.1.13)
【出願人】(510039426)エルジー イノテック カンパニー リミテッド (279)
【Fターム(参考)】