説明

移動通信システム、移動局及び移動局の消費電力の低減方法

【課題】交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを利用した移動局の消費電力の低減。
【解決手段】運行管理手段105は、非接触IC読み取り機101より移動局20が電子チケットとして使用開始されたことを検知して、移動局20を、位置登録要求をしない動作モードに遷移させるとともに、移動局20の位置情報として、前記電子チケットの区間情報から推定した位置を登録する。前記移動局20の電子チケットとしての使用終了を検知した段階で、運行管理手段105は、移動局20を、位置登録要求をする動作モードに復帰させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信システム、移動局及び移動局の消費電力の低減方法に関し、特に、交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを有する移動局の消費電力を低減できる移動通信システム、移動局及び移動局の消費電力の低減方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機等の移動局は、当該移動局への着信を可能とするために、無線通信網側に設けられた位置管理手段(ロケーションレジスタ)への位置登録を行っている。
【0003】
特許文献1に、この位置管理手段(ロケーションレジスタ)への位置登録要求による無線リソースの使用量を低減する技術が開示されている。同文献によれば、移動局(移動通信端末)より、スケジュール管理装置に対してユーザのスケジュール情報(時刻と当該時刻における位置情報が含まれる。)を送信しておき、当該スケジュール情報に基づいて、移動局から位置登録要求の停止と、スケジュール管理装置による位置登録が行なわれる構成が開示されている。
【0004】
特許文献2には、移動無線端末の使用禁止エリアを設け、該使用禁止エリア内での送信機能を停止し、該使用禁止エリア内から出た際に、該使用禁止エリア内にいた間に当該移動無線端末宛の着信履歴を受信できるようにした移動無線端末自動強制終了システムが開示されている。なお、同文献のシステムは、移動無線端末の使用自体を禁止するものであり、移動無線端末から最寄りの基地局に送信される第1の通知信号は、上記位置登録というよりも、着信履歴の保持動作の開始トリガとして使用されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−116167号公報
【特許文献2】特開2003−134564号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
昨今の携帯通信端末においては、各種のクレジットサービス、通勤・通学定期、乗り越し運賃の精算等で利用可能な非接触IC機能のほか、比較的に消費電力の高いゲーム機能、音楽プレーヤ機能、地上波デジタルテレビ機能等が搭載されている。このような状況下で、バッテリの性能向上と各種の消費電力の低減策が試みられているが、多機能・高品質な端末が求められる中で根本的な解決策は見出せていないのが現状である。
【0007】
本発明者は、上記したゲーム機能、音楽プレーヤ機能、地上波デジタルテレビ機能等が交通機関の待ち時間や車内等で多く利用されることに着目して、交通機関による移動中における移動局の位置登録要求を抑止することで移動局の電力消費を低減することを着想した。また、位置登録要求をネットワーク側で代行して行なうこととすれば、移動中に着信が受けられないといったユーザの利便性を損なうこともない。
【0008】
この点、特許文献1に記載の位置情報管理システムにおいても、交通機関等を利用した移動中における移動局からの位置登録要求を抑止し、位置情報管理システムが代わりに位置登録を行う構成となっているが、ユーザは、移動を開始する都度、予定位置と時刻と関連付けて特定した予定位置情報を送信しなければならないという問題点がある。特許文献1の段落0055には、通勤・通学等の複数回の定期的なスケジュール情報を登録可能としてもよい旨記載されているが、行きはともかくとして、帰りに途中下車して、夕食をとったり、買い物をした後で、再度、自宅に向かうといった行動を取るユーザも少なくないと考えられる。この場合、特許文献1では、予め登録したスケジュールに従って位置登録が行なわれてしまうため、確実に着信を受けられるようにするには、上記途中下車先も見越してスケジュールを作成しなければならないことになる。
【0009】
本発明は、上記した分析をさらに進め、電子チケット(電子乗車券)としての利用の普及が進んでいる非接触IC機能に着目し、上記した予定位置情報等を送信しなくとも移動中における消費電力の低減を図ることのできる移動通信システム、移動局及び移動局の消費電力の低減方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の視点によれば、移動局が交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを有する移動通信システムであって、非接触ICリーダより前記移動局が電子チケットとして使用開始されたことを検知して、前記移動局を、位置登録要求をしない動作モードに遷移させるとともに、前記移動局の位置情報として、前記電子チケットの区間情報から推定した位置を登録する手段と、前記移動局の電子チケットとしての使用終了を検知した段階で、前記移動局を、位置登録要求をする動作モードに復帰させる手段と、を備える移動通信システムが提供される。
【0011】
本発明の第2の視点によれば、交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを備え、上記した移動通信システムからの指示に従い、位置登録要求をする動作モードと、位置登録要求をしない動作モードとを切り替える移動局が提供される。
【0012】
本発明の第3の視点によれば、交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを備えた移動局の消費電力の低減方法であって、非接触ICリーダを介して移動局が電子チケットとして使用開始されたことを検知した移動通信システムが、基地局を介して前記移動局を位置登録要求をしない動作モードに遷移させるとともに、前記移動局の位置情報として、前記電子チケットの区間情報から推定した位置を登録し(第1のステップ)、前記移動局の電子チケットとしての使用終了を検知した段階で、前記移動通信システムが、基地局を介して前記移動局を、位置登録要求をする動作モードに復帰させる(第2のステップ)こと、を特徴とする移動局の消費電力の低減方法が提供される。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ユーザの利便性を損なうことなく、交通機関を利用した移動時の移動局の電力消費を軽減させ、動作可能時間を増大させることが可能となる。その理由は、非接触ICが電子チケットとして使用されている間の移動局からの位置登録要求を抑止させるとともに、その代替として、ネットワーク側で当該電子チケットの券面情報(区間情報)に基づき位置登録を代行するよう構成したことにある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
続いて、本発明の好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成を表した図である。図1を参照すると、非接触ICカード読み取り機101と、入退場記録データベース102と、を含む電子チケットシステムと、公衆網103と、基地局10A、10Bと接続され、移動局20に対して消費電力低減機能を提供する運行管理手段105と、が示されている。
【0016】
非接触ICカード読み取り機(非接触ICリーダ)101は、駅構内等に設置され、移動局20に搭載されたICカードと通信し、入退場記録データベース102に記録された情報を用いて入退場管理を行う機能を備えている。
【0017】
入退場記録データベース102は、移動局20の識別情報によって特定される各ユーザが購入した定期乗車券の区間情報や有効期間を保持するとともに、その行使状況(入退場)を記録するデータベースである。入退場記録データベース102は、非接触ICカード読み取り機101を介して、任意の移動局20が電子チケットとして使用開始又は使用終了されたことを検知すると、運行管理手段105に対して、移動局20の識別情報、入退場位置(非接触ICカード読み取り機101の識別情報)や区間情報を通知する。
【0018】
運行管理手段105は、列車やバス等の時刻表や運行状況情報と、列車やバス等の運行経路に対応する無線通信サービスの(位置登録)エリア情報を保持するとともに、公衆網103を介して通知された識別情報を持つ移動局20の移動予定スケジュールを作成し、該移動予定スケジュールに基づいて、該当移動局に対する位置登録要求の抑止指示と、移動通信システムの位置登録手段(図示省略)に対して当該移動局に代わって位置登録を行なう機能を有している。また、運行管理手段105は、公衆網103を介して当該移動局20の電子チケットとしての使用が終了されたことを通知されると、該当移動局に対して位置登録要求の再開を指示する。
【0019】
前記移動予定スケジュールは、現時刻と、入退場記録データベース102より通知された移動局の入場位置(非接触ICカード読み取り機101の識別情報)とに対応する、列車やバスの運行スケジュールとその経路上の対応(位置登録)エリアを求めることによって生成することができる。
【0020】
基地局10A、10Bは、運行管理手段105からの指示に従い、移動局に対する位置登録要求の抑止指示又は再開指示を送信する。なお、図1の例では、基地局10A、10Bは、それぞれエリア30A、エリア30Bの基地局であり、エリア30Aとエリア30B間のエリア30C、エリア30Dの基地局は省略されている。
【0021】
移動局20は、非接触ICカード読み取り機101と通信し、電子チケットとして利用可能な非接触ICカードを搭載している。また、移動局20は、運行管理手段105からの指示に基づいて、位置登録要求を実施する動作モードと、位置登録要求を実施しない動作モードと、を切り替える機能を有している。
【0022】
続いて、移動局20に搭載された非接触ICカードが通勤・通学等の定期乗車券として用いられる場合を想定した本実施形態の動作について図1を用いて説明する。
【0023】
まず、ユーザが非接触ICカードを有する移動局20を非接触ICカード読み取り機101に近づけると、非接触ICカード読み取り機101は、入場情報(入場時刻/入場位置)と、移動局20の識別情報とを入退場記録データベース102に登録する。
【0024】
入退場記録データベース102は、入力された入場情報及び移動局20の識別情報に対応するユーザの定期乗車券の区間情報を求め、入場情報及び移動局20の識別情報と合わせて、運行管理手段105に通知する。
【0025】
運行管理手段105は、通知された入場情報と、ユーザの定期乗車券の区間情報と、時刻表等を用い、当該ユーザの移動予定スケジュールを生成する。この移動予定スケジュールは、移動局20の移動経路に応じ、位置登録の更新が必要なエリアと、移動局20の通過予定時間とを対応付けて構成される。
【0026】
例えば、あるエリア30Aにある駅からエリア30Bにある駅までの定期乗車券を持つユーザが、図1のエリア30Aにある駅等の改札に、XX時N分に入場した場合、XX時N+t1分にエリア30Cに移動し、XX時N+t1+t2分にエリア30Dに移動し、XX時N+t1+t2+t3分に、エリア30Bに移動するといった移動予定スケジュールが生成される。
【0027】
次に運行管理手段105は、移動通信システムの位置登録手段(図示省略)に対して、移動局20の識別情報を用い、移動局20の現在エリア検索を実行する。ここで例えば、移動局20がエリア30Aに存在し、エリア30Aの基地局10Aに位置登録している場合、運行管理手段105は、エリア30Aの基地局10Aを介して、該当する移動局20に対して位置登録の更新要求を停止するよう指示する。前記指示を受信した移動局20は、位置登録要求を行わない動作モードに遷移する。
【0028】
上記移動局20に対する指示とともに、運行管理手段105は、生成した移動予定スケジュールに基づき、順次、移動通信システムの位置登録手段(図示省略)に対して、移動局20の位置登録を実施する。例えば、図1にあるとおりエリア30Aからエリア30C→エリア30D→エリア30Bと移動する移動スケジュールが得られている場合、運行管理手段105は、時刻の経過に従って、エリア30A、エリア30C、エリア30D、エリア30Bと位置登録を行なっていく。
【0029】
その後、移動局20を所持するユーザがエリアBに到着し、下車駅で再びユーザが移動局20を非接触ICカード読み取り機101に近づけると、非接触ICカード読み取り機101は、退場情報、移動局20の識別情報を入退場記録データベース102に登録する。
【0030】
入退場記録データベース102は、登録された退場情報、移動局20の識別情報を運行管理手段105に通知する。前記通知を受けた運行管理手段105は、移動局20の識別情報を用い、移動局20の現在エリアの再検索を実行する。移動局20がエリア30Bに存在している場合、運行管理手段105はエリア30Bの基地局10Bを介して、移動局20に対し位置登録要求の再開するよう指示する。前記指示を受信した移動局20は、位置登録要求を行なう動作モードに復帰する。
【0031】
以上のように、本実施形態によれば、非接触ICカードから得られる識別情報や入場情報を用いて、移動局20の移動経路や移動予定時刻を割り出し、移動局20の位置登録要求を停止・再開させるとともに位置登録を代行することが可能となる。これにより、非接触ICカードを電子チケットとして用いて移動中の移動局における、位置登録要求のための通信を抑止させ、電力消費を低減することができる。
【0032】
上記消費電力の低減効果は、移動距離が長い(位置登録の更新が必要なエリア数が多い)ほど顕著であり、特に、通勤・通学中に、ゲーム機能、音楽プレーヤ機能、地上波デジタルテレビ機能等を利用するユーザの携帯通信端末の可動期間を長くすることが可能となる。
【0033】
[第2の実施形態]
続いて、上記第1の実施形態に、経路変更機能を追加した本発明の第2の実施形態について説明する。
【0034】
図2は、経路情報入力手段を備えた移動局20を説明するための図である。図2を参照すると、下車駅(目的地)や経由情報を入力する入力エリア201と、入力エリア201に入力した内容を確定し入退場記録データベース102に登録するための登録ボタン202と、入力エリア201に下車駅(目的地)や乗車区間(経由情報)を入力するための操作ボタン203とを備える移動局20が示されている。入力エリア201及び登録ボタン202は、移動局20に内蔵されたコンピュータに実行させるアプリケーションプログラムによって実現することができる。このアプリケーションプログラムは、移動局20側に予めインストールしておいてもよいし、あるいは、図示省略するアプリケーションサーバ等からダウンロードしてインストールする方式とすることもできる。
【0035】
例えば、通勤・通学以外の区間を乗車するユーザが移動局20の経路情報入力手段を構成するアプリケーションプログラムを起動し、非接触ICカードを有する移動局20を非接触ICカード読み取り機101に近づける前に、定期乗車券と異なる乗車区間や下車駅(目的地)とを入力しておく。
【0036】
その後、ユーザが非接触ICカードを有する移動局20を非接触ICカード読み取り機101に近づけると、移動局20の識別情報と、前記入力した乗車区間や下車駅(目的地)とが、入退場記録データベース102に登録され、上記した第1の実施形態の動作と同様の動作が開始される。本実施形態では、運行管理手段105は、入退場記録データベース102から得られた情報に加えて、前記入力した乗車区間や下車駅(目的地)を参照して、ユーザが入力した内容に応じた移動予定スケジュールを生成する。
【0037】
以上の様な経路情報入力手段を持つ移動局20によれば、入退場記録データベース102に予め登録された定期乗車券の区間以外の乗車時にも、消費電力の低減効果を得ることが可能となる。本実施形態における消費電力の低減効果も、移動距離が長い(位置登録の更新が必要なエリア数が多い)ほど顕著であり、特に、列車等による長距離の移動中に、ゲーム機能、音楽プレーヤ機能、地上波デジタルテレビ機能等を利用するユーザの携帯通信端末の可動期間を長くすることが可能となる。
【0038】
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。例えば、上記した第2の実施形態では、経路情報入力手段より入力された内容は、非接触ICカード読み取り機101に近づけた際に入退場記録データベース102に登録されるものとして説明したが、経路情報入力手段を構成するアプリケーションより、運行管理手段105に、ユーザが適宜設定する移動区間や移動時間を随時送信できるようにし、運行管理手段105において当該内容に基づいて移動予定スケジュールを生成するようにしてもよい。このようにすれば、移動局20を非接触ICカード読み取り機101に近づけ、運行管理手段105による位置登録が開始された後であっても、経路を変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成を表した図である。
【図2】本発明の第2の実施形態で使用する移動局を説明するための図である。
【符号の説明】
【0040】
10A、10B 基地局
20 移動局
30A〜30D (位置登録)エリア
101 非接触ICカード読み取り機(非接触ICリーダ)
102 入退場記録データベース
103 公衆網
105 運行管理手段
201 入力エリア
202 登録ボタン
203 操作ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動局が交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを有する移動通信システムであって、
非接触ICリーダより前記移動局が電子チケットとして使用開始されたことを検知して、前記移動局を、位置登録要求をしない動作モードに遷移させるとともに、前記移動局の位置情報として、前記電子チケットの区間情報から推定した位置を登録する手段と、
前記移動局の電子チケットとしての使用終了を検知した段階で、前記移動局を、位置登録要求をする動作モードに復帰させる手段と、を備えること、
を特徴とする移動通信システム。
【請求項2】
非接触ICリーダから受信した移動局の入場記録と、前記電子チケットの区間情報と、に基づいて、移動局の移動予定スケジュールを生成し、該移動予定スケジュールに従い、前記移動局の動作モードの切替と位置登録を行なう請求項1に記載の移動通信システム。
【請求項3】
更に、前記移動局から前記移動予定スケジュールの変更を受け付ける手段を備えた請求項2に記載の移動通信システム。
【請求項4】
交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを備え、
請求項1乃至3いずれか一に記載の移動通信システムからの指示に従い、位置登録要求をする動作モードと、位置登録要求をしない動作モードとを切替可能なことを特徴とする移動局。
【請求項5】
更に、移動通信システムに対して前記移動予定スケジュールの変更を要求する手段を備えた請求項4に記載の移動局。
【請求項6】
交通機関の電子チケットとして機能する非接触ICを備えた移動局の消費電力の低減方法であって、
非接触ICリーダを介して移動局が電子チケットとして使用開始されたことを検知した移動通信システムが、基地局を介して前記移動局を位置登録要求をしない動作モードに遷移させるとともに、前記移動局の位置情報として、前記電子チケットの区間情報から推定した位置を登録し、
前記移動局の電子チケットとしての使用終了を検知した段階で、前記移動通信システムが、基地局を介して前記移動局を、位置登録要求をする動作モードに復帰させること、
を特徴とする移動局の消費電力の低減方法。
【請求項7】
前記移動通信システムは、非接触ICリーダから受信した移動局の入場記録と、前記電子チケットの区間情報と、に基づいて、移動局の移動予定スケジュールを生成し、該移動予定スケジュールに従い、前記移動局の動作モードの切替と位置登録を行なう請求項6に記載の移動局の消費電力の低減方法。
【請求項8】
更に、前記移動通信システムが、前記移動局から前記移動予定スケジュールの変更を受け付け、前記変更された移動予定スケジュールに従い、前記移動局の動作モードの切替と位置登録を行なう請求項6又は7に記載の移動局の消費電力の低減方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−218703(P2009−218703A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−58101(P2008−58101)
【出願日】平成20年3月7日(2008.3.7)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】