説明

細胞増殖阻害剤としての2−ヘテロシクロアミノ−4−イミダゾリルピリミジン

細胞周期の阻害活性を有する式(I)で示される化合物を説明する。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

で示される化合物
[式中:
環Aは、1個の窒素原子を含む5〜7員環の飽和複素環であり、該複素環は、N、OまたはSから選択される1または2個の追加のヘテロ原子を含んでいてもよく;ここで、環Aの2個の原子は、架橋によって連結されていてもよく;
は、窒素における置換基であり、水素、C1〜6アルキル、C1〜6アルカノイル、カルバモイル、N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、N−(C1〜6アルケニル)カルバモイル、N,N−(C1〜6アルケニル)カルバモイル、スルファモイル、N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、N−(C1〜6アルケニル)スルファモイル、N,N−(C1〜6アルケニル)スルファモイル、C1〜6アルコキシカルボニル、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルケニルスルホニル、カルボシクリル−R、または、ヘテロシクリル−Rから選択され;ここで、Rは、炭素において1個またはそれより多くのRで置換されていてもよく;および、ここで前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、窒素は、Rから選択される基で置換されていてもよく;
は、炭素における置換基であり、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルカノイル、C1〜6アルカノイルオキシ、N−(C1〜6アルキル)アミノ、N,N−(C1〜6アルキル)アミノ、C1〜6アルカノイルアミノ、N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、C1〜6アルキルS(O)(ここでaは、0〜2である)、C1〜6アルコキシカルボニル、N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、C1〜6アルキルスルホニルアミノ、カルボシクリル−R10−、または、ヘテロシクリル−R11−から選択され;ここで、Rは、炭素において1個またはそれより多くのR12で置換されていてもよく;および、ここで前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、窒素は、R13から選択される基で置換されていてもよく;
qは、0〜4であり;ここで、Rの意味は、同一でもよいし、または異なっていてもよく;
は、ハロ、シアノまたはアミノから選択され;
nは、0〜2であり、ここでRの意味は、同一でもよいし、または異なっていてもよく;
は、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、1−シクロプロピルエチル、シクロブチルメチル、シクロペンチル、または、シクロブチルから選択され;ここで、Rは、炭素において1個またはそれより多くのR14で置換されていてもよく;
は、メチル、エチル、イソプロピル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、メトキシメチル、シクロプロピルメチル、または、シクロプロピルから選択され;
およびRは、独立して、−C(O)−、−C(O)N(R15)−、−S(O)−、または、−SON(R16)−から選択され;ここで、R15およびR16は、独立して、水素またはC1〜6アルキルから選択され;
およびR12は、独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルカノイル、C1〜6アルカノイルオキシ、N−(C1〜6アルキル)アミノ、N,N−(C1〜6アルキル)アミノ、C1〜6アルカノイルアミノ、N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、C1〜6アルキルS(O)(ここでaは、0〜2である)、C1〜6アルコキシカルボニル、N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、C1〜6アルキルスルホニルアミノ、カルボシクリル−R17−、または、ヘテロシクリル−R18−から選択され;ここで、RおよびR12は、互いに独立して、炭素において1個またはそれより多くのR19で置換されていてもよく;および、ここで前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、窒素は、R20から選択される基で置換されていてもよく;
、R13およびR20は、独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルカノイル、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルコキシカルボニル、カルバモイル、N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、ベンジル、ベンジルオキシカルボニル、ベンゾイル、および、フェニルスルホニルから選択され;ここで、R、R13およびR20は、互いに独立して、炭素において1個またはそれより多くのR21で置換されていてもよく;
10、R11、R17およびR18は、独立して、直接結合、−O−、−N(R22)−、−C(O)−、−N(R23)C(O)−、−C(O)N(R24)−、−S(O)−、−SON(R25)−、または、−N(R26)SO−から選択され;ここで、R22、R23、R24、R25およびR26は、独立して、水素またはC1〜6アルキルから選択され、sは、0〜2であり;
14は、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、C1〜6アルコキシ、C1〜6アルカノイル、C1〜6アルカノイルオキシ、N−(C1〜6アルキル)アミノ、N,N−(C1〜6アルキル)アミノ、C1〜6アルカノイルアミノ、N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、C1〜6アルキルS(O)(ここでaは、0〜2である)、C1〜6アルコキシカルボニル、N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、および、C1〜6アルキルスルホニルアミノから選択され;および、
19およびR21は、独立して、ハロ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオロメチル、アミノ、カルボキシ、カルバモイル、メルカプト、スルファモイル、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、シクロプロピル、シクロブチル、メトキシ、エトキシ、アセチル、アセトキシ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノエチル、N−メチル−N−エチルアミノ、アセチルアミノ、N−メチルカルバモイル、N−エチルカルバモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、N,N−ジエチルカルバモイル、N−メチル−N−エチルカルバモイル、メチルチオ、エチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メシル、エチルスルホニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、N−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N,N−ジエチルスルファモイル、または、N−メチル−N−エチルスルファモイルから選択される]、
または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項2】
環Aが、アゼパン−3−イル、3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル、ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、ピロリジン−3−イル、または、8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルである、請求項1に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項3】
が、窒素における置換基であり、水素、C1〜6アルキル、C1〜6アルカノイル、カルバモイル、N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、N,N−(C1〜6アルキル)カルバモイル、スルファモイル、N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、N,N−(C1〜6アルキル)スルファモイル、C1〜6アルコキシカルボニル、C1〜6アルキルスルホニル、C1〜6アルケニルスルホニル、または、ヘテロシクリル−Rから選択され;ここで、Rは、炭素において1個またはそれより多くのRで置換されていてもよく;および、ここで前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、窒素は、Rから選択される基で置換されていてもよく;
が、−C(O)−、−C(O)N(R15)−、−S(O)−、または、−SON(R16)−から選択され;ここで、R15およびR16は、水素であり;
が、ハロ、ニトロ、ヒドロキシ、アミノ、C1〜6アルキル、C1〜6アルコキシ、N−(C1〜6アルキル)アミノ、N,N−(C1〜6アルキル)アミノ、カルボシクリル−R17−、または、ヘテロシクリル−R18−から選択され;ここで、Rは、炭素において1個またはそれより多くのR19で置換されていてもよく;および、ここで前記ヘテロシクリルが−NH−部分を含む場合、窒素は、R20から選択される基で置換されていてもよく;
およびR20が、独立して、C1〜6アルキル、C1〜6アルカノイル、C1〜6アルコキシカルボニル、および、ベンジルオキシカルボニルから選択され;ここで、RおよびR20は、互いに独立して、炭素において1個またはそれより多くのR21で置換されていてもよく;
17およびR18は、独立して、直接結合、または、−N(R22)−から選択され;ここで、R22は、水素またはC1〜6アルキルから選択され;および、
19およびR21は、独立して、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、カルバモイル、メチル、プロピル、シクロプロピル、および、メトキシから選択される、請求項1または請求項2に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項4】
qが0である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項5】
がハロである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項6】
nが0または1である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項7】
が、イソプロピルまたはシクロペンチルから選択される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項8】
がメチルである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項9】
式(I):
【化2】

で示される化合物
[式中:
環Aは、アゼパン−3−イル、(1α,5α,6α)−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン−3−イル、(R)−ピペリジン−3−イル、(S)−ピペリジン−3−イル、ピペリジン−4−イル、ピロリジン−3−イル、または、エンド−8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イルであり;
は、窒素における置換基であり、水素、メチル、プロピル、イソプロピル、エテニルスルホニル、メシル、ベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、アセチル、フェネチル、エトキシカルボニル、2−メトキシエチル、スルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイル、N,N−ジメチルカルバモイル、ベンジル、カルバモイル、N−メチルカルバモイル、2−(ジメチルアミノ)エチルスルホニル、2−(N−メチル−N−イソプロピル)エチルスルホニル、2−(1−メチルピペラジン−4−イル)エチルスルホニル、2−ピロリジン−1−イルエチルスルホニル、2−(3−フルオロピロリジン−1−イル)エチルスルホニル、2−(チオモルホリン−4−イル)エチルスルホニル、2−(4−メチルピペリジン−1−イル)エチルスルホニル、2−(ホモピペリジン−1−イル)エチルスルホニル、2−ジエチルアミノエチルスルホニル、2−アゼチジン−1−イルエチルスルホニル、2−モルホリノエチルスルホニル、2−(4−フルオロピペリジン−1−イル)エチルスルホニル、2−(4−シアノピペリジン−1−イル)エチルスルホニル、2−(4−プロピルピペリジン−1−イル)エチルスルホニル、2−(4−カルバモイルピペリジン−1−イル)エチルスルホニル、2−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)エチルスルホニル、2−(2−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−2−イル)エチルスルホニル、2−(6−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−6−イル)エチルスルホニル、2−ホモモルホリノエチルスルホニル、2−(2−オキソピペラジン−4−イル)エチルスルホニル、2−(1−アセチルピペラジン−4−イル)エチルスルホニル、2−(2−メトキシエチルアミノ)エチルスルホニル、2−(N−メチル−N−シクロプロピル)エチルスルホニル、2−(2−オキソホモピペラジン−4−イル)エチルスルホニル、2−(1−アセチルホモピペラジン−4−イル)エチルスルホニル、2−(N−メチル−N−シクロプロピルメチル)エチルスルホニル、2−(ホモチオモルホリン−4−イル)エチルスルホニル、3−クロロプロピルスルホニル、3−ジメチルアミノプロピルスルホニル、3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチルプロピルスルホニル、3−ジエチルアミノプロピルスルホニル、3−(2−メトキシエチルアミノ)プロピルスルホニル、3−[N−メチル−N−(2−メトキシエチル)アミノ]プロピルスルホニル、3−ヒドロキシプロピルスルホニル、3−(1−ヒドロキシプロパ−2−イルアミノ)プロピルスルホニル、3−(1−メチルピペラジン−4−イル)プロピルスルホニル、3−(1−イソプロピルピペラジン−4−イル)プロピルスルホニル、3−(6−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−6−イル)プロピルスルホニル、3−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)プロピルスルホニル、3−[1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−4−イル]プロピルスルホニル、3−ピロリジン−1−イルプロピルスルホニル、3−(1,4−ジメチルピロリジン−1−イル)プロピルスルホニル、3−モルホリノプロピルスルホニル、3−(1−ヒドロキシブタ−2−イルアミノ)プロピルスルホニル、3−(1−メトキシプロパ−2−イルアミノ)プロピルスルホニル、3−(2−ヒドロキシプロピルアミノ)プロピルスルホニル、3−(1−ヒドロキシ−3−メチルブタ−2−イルアミノ)プロピルスルホニル、3−(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパ−2−イルアミノ)プロピルスルホニル、3−(ピペリジン−1−イル)プロピルスルホニル、3−(シクロプロピルアミノ)プロピルスルホニル、3−(N−メチル−N−シクロプロピルアミノ)プロピルスルホニル、3−(シクロペンチルアミノ)プロピルスルホニル、3−(N−メチル−N−シクロペンチルアミノ)プロピルスルホニル、3−(シクロブチルアミノ)プロピルスルホニル、3−(N−メチル−N−シクロブチルアミノ)プロピルスルホニル、3−(イソプロピルアミノ)プロピルスルホニル、3−(N−メチル−N−イソプロピルアミノ)プロピルスルホニル、3−(N−メチル−N−エチルアミノ)プロピルスルホニル、3−[N−メチル−N−(2−シアノエチル)アミノ]プロピルスルホニル、3−[N−エチル−N−(2−シアノエチル)アミノ]プロピルスルホニル、3−アゼチジン−1−イルプロピルスルホニル、3−(シクロプロピルメチルアミノ)プロピルスルホニル、3−(N−メチル−N−シクロプロピルメチルアミノ)プロピルスルホニル、3−ニトロ−3−メチルブチルスルホニル、3−アミノ−3−メチルブチルスルホニル、3−ジメチル−3−メチルブチルスルホニル、2−(ピペリジン−3−イル)アセチル、2−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−3−イル)アセチル、2−(ピペリジン−4−イル)アセチル、2−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル)アセチル、2−ジメチルアミノアセチル、3−(1−t−ブトキシカルボニルピペラジン−4−イル)プロパノイル、3−(1−t−ブトキシカルボニルピペリジン−4−イル)プロパノイル、3−(ピペリジン−4−イル)プロパノイル、3−(ピペラジン−4−イル)プロパノイル、3−ジメチルアミノプロパノイル、4−モルホリノブタノイル、4−ジメチルアミノブタノイル、1−t−ブトキシカルボニル−4−メチルピペリジン−4−イルカルボニル、4−メチルピペリジン−4−イルカルボニル、1−t−ブトキシカルボニル−4−メチルピペリジン−4−イルカルボニル、4−メチルホモピペラジン−1−イルカルボニル、1−メチルピペリジン−3−イルカルボニル、1−メチルピロリジン−2−イルカルボニル、3−ジメチルアミノピロリジン−1−イルカルボニル、4−t−ブトキシカルボニルモルホリン−2−イルカルボニル、モルホリン−2−イルカルボニル、1−メチルピペリジン−4−イルカルバモイル、N−(1−エチルピロリジン−2−イルメチル)カルバモイル、N−(2−ピロリジン−1−イルエチル)カルバモイル、N−(2−ジメチルアミノエチル)カルバモイル、N−(1−メチルピペリジン−4−イル)スルファモイル、N−(1−イソプロピルピペリジン−4−イル)スルファモイル、2−(ジメチルアミノ)エチルスルファモイル、2−(ジエチルアミノ)エチルスルファモイル、2−(モルホリノ)エチルスルファモイル、2−(1−メチルピペラジン−4−イル)エチルスルファモイル、2−(1−メチルピロリジン−2−イル)エチルスルファモイル、3−(ピロリジン−1−イル)プロピルスルファモイル、3−(3−フルオロピロリジン−1−イル)プロピルスルファモイル、3−ジメチルアミノ−2,2−ジメチルプロピルスルファモイル、3−(ピペリジン−1−イル)プロピルスルファモイル、N−メチル−N−(3−ジメチルアミノプロピル)スルファモイル、3−ジメチルアミノピロリジン−1−イルスルホニル、1−メチルピペラジン−4−イルスルホニル、1−メチルピペリジン−4−イルスルホニル、1−イソプロピルピペリジン−4−イルスルホニル、および、1−メチルホモピペラジン−4−イルスルホニルから選択され;
qは、0であり;
は、フルオロ、または、クロロであり;
nは、0または1であり;
は、イソプロピル、または、シクロペンチルから選択され;
は、メチルである]、
または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル。
【請求項10】
以下から選択される式(I):
【化3】

で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステル:
5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−N−(1−メチルスルホニル−4−ピペリジニル)ピリミジン−2−アミン;
5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−N−[1−(2−ピロリジン−1−イルエチルスルホニル)−4−ピペリジニル]ピリミジン−2−アミン;
N−[1−(3−ジメチルアミノ−3−メチル−ブチル)スルホニル−4−ピペリジニル]−5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン;
N−[1−(3−クロロプロピルスルホニル)−4−ピペリジニル]−5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン;
5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−N−[1−(3−ピロリジン−1−イルプロピルスルホニル)−4−ピペリジニル]ピリミジン−2−アミン;
5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−N−[1−[3−(1−ピペリジニル)プロピルスルホニル]−4−ピペリジニル]ピリミジン−2−アミン;
N−[1−[2−(6−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−6−イル)エチルスルホニル]−4−ピペリジニル]−5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン;
N−[1−[3−(6−アザビシクロ[2.2.2]オクタ−6−イル)プロピルスルホニル]−4−ピペリジニル]−5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン;
N−[1−[3−(7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタ−7−イル)プロピルスルホニル]−4−ピペリジニル]−5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)ピリミジン−2−アミン;および、
5−フルオロ−4−(2−メチル−3−プロパン−2−イル−イミダゾール−4−イル)−N−[1−[(1−プロパン−2−イル−4−ピペリジニル)スルホニル]−4−ピペリジニル]ピリミジン−2−アミン。
【請求項11】
請求項1に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステルの製造方法であって、該方法は(ここで可変基は、特に他の規定がない限り請求項1で定義された通りである):
工程a)式(II):
【化4】

で示されるピリミジン(式中、Lは、置換可能な基である)と式(III):
【化5】

で示されるアミンとの反応;または
工程b)式(IV):
【化6】

で示される化合物と式(V):
【化7】

(式中、TはOまたはSであり、Rは、同一でもよいし、または異なっていてもよく、C1〜6アルキルから選択される)で示される化合物とを反応させること;または、
工程c)式(VI):
【化8】

で示されるピリミジンと式(VII):
【化9】

で示される化合物(式中Yは、置換可能な基である)とを反応させること;
およびその後、必要に応じて:
i)式(I)で示される化合物を、別の式(I)で示される化合物に変換すること;
ii)あらゆる保護基を除去すること;
iii)医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステルを形成すること、
で構成される、前記方法。
【請求項12】
請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩またはインビボで加水分解性のエステル、および、医薬上許容できる希釈剤、または、キャリアーを含む医薬組成物。
【請求項13】
医薬品として使用するための、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩またはインビボで加水分解性のエステル。
【請求項14】
細胞増殖抑制作用を生じさせるための医薬品の製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩またはインビボで加水分解性のエステル、の使用。
【請求項15】
CDK2阻害作用を生じさせる医薬品の製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩またはインビボで加水分解性のエステル、の使用。
【請求項16】
癌治療のための医薬品の製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩またはインビボで加水分解性のエステル、の使用。
【請求項17】
白血病またはリンパ性悪性疾患、または、乳房、肺、結腸、直腸、胃、肝臓、腎臓、前立腺、膀胱、膵臓、陰門、皮膚もしくは卵巣の癌を治療するための医薬品の製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩またはインビボで加水分解性のエステル、の使用。
【請求項18】
癌、線維増殖性および分化型の疾患、乾癬、リウマチ様関節炎、カポジ肉腫、血管腫、急性および慢性腎症、アテローム、アテローム性動脈硬化症、動脈の再狭窄、自己免疫疾患、急性および慢性炎症、骨疾患、および、網膜血管の増殖を伴う眼疾患を治療するための医薬品の製造における、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩またはインビボで加水分解性のエステル、の使用。
【請求項19】
細胞増殖抑制作用を生じさせる治療が必要な温血動物において、細胞増殖抑制作用を生じさせる方法であって、前記動物に、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステルの有効量を投与することを含む、前記方法。
【請求項20】
CDK2阻害作用を生じさせる治療が必要な温血動物においてCDK2阻害作用を生じさせる方法であって、前記動物に、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステルの有効量を投与することを含む、前記方法。
【請求項21】
癌の治療が必要な温血動物における癌の治療方法であって、前記動物に、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステルの有効量を投与することを含む、前記方法。
【請求項22】
白血病またはリンパ性悪性疾患、または、乳房、肺、結腸、直腸、胃、肝臓、腎臓、前立腺、膀胱、膵臓、陰門、皮膚もしくは卵巣の癌の治療が必要な温血動物における、白血病またはリンパ性悪性疾患、または、乳房、肺、結腸、直腸、胃、肝臓、腎臓、前立腺、膀胱、膵臓、陰門、皮膚もしくは卵巣の癌の治療方法であって、前記動物に、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、それらの医薬上許容できる塩、または、インビボで加水分解性のエステルの有効量を投与することを含む、前記方法。
【請求項23】
癌、線維増殖性および分化型の疾患、乾癬、リウマチ様関節炎、カポジ肉腫、血管腫、急性および慢性腎症、アテローム、アテローム性動脈硬化症、動脈の再狭窄、自己免疫疾患、急性および慢性炎症、骨疾患、および、網膜血管の増殖を伴う眼疾患の治療が必要な温血動物における、癌、線維増殖性および分化型の疾患、乾癬、リウマチ様関節炎、カポジ肉腫、血管腫、急性および慢性腎症、アテローム、アテローム性動脈硬化症、動脈の再狭窄、自己免疫疾患、急性および慢性炎症、骨疾患、および、網膜血管の増殖を伴う眼疾患の治療方法であって、前記動物に、請求項1〜10のいずれか一項に記載の式(I)で示される化合物、または、医薬上許容できる塩、または、それらのインビボで加水分解性のエステルの有効量を投与することを含む、前記方法。

【公表番号】特表2009−538351(P2009−538351A)
【公表日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−512656(P2009−512656)
【出願日】平成19年5月24日(2007.5.24)
【国際出願番号】PCT/GB2007/001906
【国際公開番号】WO2007/138268
【国際公開日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【出願人】(300022641)アストラゼネカ アクチボラグ (581)
【Fターム(参考)】