説明

置換されたテトラサイクリン化合物。

【課題】細菌感染および新生物などの多くのテトラサイクリン化合物反応状態等を治療するために有用な、新規の置換テトラサイクリン化合物を提供する。
【解決手段】下記式の化合物。


式中XはCH、CH−アルキル等を、R、R2’、R、R10、R11、R12は水素等を、Rはジメチルアミノ基等を、Rは水素等を、Rは水素、カルボキシル基、アミノ基、シアノ基、置換していてもよいフェニル基、複素環基等を、Rは水素等を、Rは水素、アルキル基、アミノ基等を表す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの置換テトラサイクリン化合物、およびこれらの薬学的に許容される塩:

式中、
Xは、CHC(R13Y'Y)、CR6'R6、C=CR6'R6、S、NR6、またはOであり;
R2、R2'、R4'、およびR4''は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
R4は、NR4'R4''、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
R2'、R3、R10、R11、およびR12は、それぞれ水素またはプロドラッグ部分であり;
R5は、ヒドロキシル、水素、チオール、アルカノイル、アロイル、アルカロイル、アリール、芳香族複素環、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
R6およびR6'は、それぞれ独立して、水素、メチレン、なし、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
R7は、ニトロ、複素環、アルキル、アミノアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、カルボニル、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、または-(CH2)0-3NR7cC(=W')WR7aであり;
R8は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、アシル、アミノアルキル、複素環、チオニトロソ、または-(CH2)0-3NR8cC(=E')ER8aであり;
R9は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、アシル、アミノアルキル、複素環、チオニトロソ、または-(CH2)0-3NR9cC(=Z')ZR9aであり;
R7a、R7b、R7c、R7d、R7e、R8a、R8b、R8c、R8d、R8e、R8f、R9a、R9b、R9c、R9d、R9e、およびR9fは、それぞれ独立して、なし、水素、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
R13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アリール、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
Eは、CR8dR8e、S、NR8b、またはOであり;
E'は、O、NR8f、またはSであり;
Zは、CR9dR9e、S、NR9b、またはOであり;
Z'は、O、S、またはNR9fであり;
Wは、CR7dR7e、S、NR7b、またはOであり;
W'は、O、NR7fSであり;
R13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;かつ、
Y'およびYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、スルフヒドリル、アミノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルである。
【請求項2】
R4が、NR4'R4''、Xが、CR6R6'であり;R2、R2'、R6、R6'、R8、R9、R10、R11、およびR12が、それぞれ水素であり;R4'およびR4''が、低級アルキルであり;かつR5が、ヒドロキシまたは水素である、請求項1記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項3】
R4'およびR4''が、それぞれメチルであり、R5が水素である、請求項2記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項4】
R7がフラニルである、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項5】
フラニルが、置換または非置換アルキル基で置換された、請求項4記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項6】
フラニル基が、1つまたは複数の複素環基でさらに置換されたアルキル基で置換された、請求項5記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項7】
R7が、モルホリニル、ピペリジニル、またはピペラジニルである、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項8】
R7が、式-(C=O)-R7jであって、式中、R7jは、アルクカルボニル(alkcarbonyl)、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、複素環、またはアラルキルである、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項9】
R7jが、置換または非置換アルキルである、請求項8記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項10】
R7jが、アルキルであり、かつ複素環によって置換された、請求項9記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項11】
複素環が、モルホリニル、ピペリジニル、またはピペラジニルである、請求項10記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項12】
R7が、スルホニルアミノまたはアルキルカルボニルアミノで置換されたフェニルである、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項13】
R7が置換ピロール(pyrolle)である、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項14】
ピロールが、カルボニル部分で置換された、請求項13記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項15】
カルボニル部分が、アルコキシカルボニルである、請求項14記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項16】
R7が置換ピラジンである、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項17】
置換ピラジンが、置換もしくは非置換アルコキシカルボニルアミノ基、置換もしくは非置換アルカミノカルボニルアミノ基、または置換もしくは非置換アルキルアミノカルボニル基で置換された、請求項16記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項18】
R7が、-C(=W')WR7aであって、式中、W'はNR7f、WはCR7dR7e、およびR7aは水素である、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項19】
R7fがアルコキシである、請求項18記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項20】
R7が、-NR7cC(=W')WR7aであって、式中、R7cは水素であり、W'はNHであり、WはNR7bであり、かつR7aおよびR7bは共に複素環である、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項21】
R7が、ボロン酸である、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項22】
R7が、-B(ORb1)(ORb2)であって、式中、Rb1およびRb2は、それぞれ水素またはアルキルであり、かつ任意に結合して環を形成する、請求項21記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項23】
R7がスルホン酸である、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項24】
R7が-SO3Hである、請求項23記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項25】
R7がイソオキサゾリルである、請求項3記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項26】
式IIの置換テトラサイクリン化合物、およびこれらの薬学的に許容される塩:

式中、R7およびR9は、両方とも非置換のフェニルでないという条件下で、
Xは、CHC(R13Y'Y)、CR6'R6、S、NR6、またはOであり;
R2、R2'、R4'、およびR4''は、それぞれ独立して、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
R4は、NR4'R4''、アルキル、アルケニル、アルキニル、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
R2'、R3、R10、R11、およびR12は、それぞれ水素またはプロドラッグ部分であり;
R5は、ヒドロキシル、水素、チオール、アルカノイル、アロイル、アルカロイル、アリール、芳香族複素環、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
R6およびR6'は、それぞれ独立して、水素、メチレン、なし、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
R7は、-CH2NR7aR7b、ハロゲン、-CH2OR7a、置換されたアルケニルフラニル、ピラジニル、ピリジニル、アルキル、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、または-(CH2)0-3NR7cC(=W')WR7aであり;
R8は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
R9は、-CH2SR9a、-CH2S(=O)R9a、-CH2S(=O)2R9a、-CH2NR9aR9b、SO3H、アミノアルキル、フラニル、置換されたアルキル、-(CH2)0-3(NR9c)0-1C(=Z')(Z)O-1R9a、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、チオニトロソ、または-(CH2)0-3(NR9c)0-1C(=Z')(Z)O-1R9aであり;
Zは、CR9dR9e、S、NR9b、またはOであり;
Z'は、O、S、またはNR9fであり;
Wは、CR7dR7e、S、NR7b、またはOであり;
W'は、O、NR7fSであり;
R7a、R7b、R7c、R7d、R7e、R9a、R9b、R9c、R9d、およびR9eは、それぞれ独立して、水素、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
R13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;かつ、
Y'およびYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、スルフヒドリル、アミノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルである。
【請求項27】
Xが、CR6R6'であり;R2、R2'、R6、R6'、R8、R10、R11、およびR12がそれぞれ水素であり;R4がNR4'R4''であり;R4'およびR4''が低級アルキルであり;かつR5がヒドロキシまたは水素である、請求項26記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項28】
R4'およびR4''が、それぞれメチルであり、かつR5が水素である、請求項27記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項29】
R7がフラニルである、請求項26記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項30】
R7が、エチルである、請求項26記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項31】
R7が、-CH2O-アルキルであり、かつR9がアルキルである、請求項26記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項32】
R7が、ピリジニルであり;かつR9がピペリジンまたはアルキルアミノで置換されたアルキルである、請求項26記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項33】
R7が、ヨードまたはクロロである、請求項26記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項34】
R9が、アルキル、-CH2-S-R9h、-CH2-S(=O)-アルキル、-CH2-S(=O)2-アルキル、-SO3H、アミノ、ニトロ、または-CH2O-アルキルである、請求項26記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項35】
R9hが、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アラルキル、複素環、または水素である、請求項19記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項36】
式IIIのテトラサイクリン化合物、並びにこれらの薬学的に許容される塩、エステル、およびプロドラッグ:

式中、
Xは、CHC(R13Y'Y)、CR6'R6、S、NR6、またはOであり;
R2、R4'、R4''、R7'、およびR7''は、それぞれ水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
R4は、NR4'R4''、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
R2'、R3、R10、R11、およびR12は、それぞれ水素またはプロドラッグ部分であり;
R5は、ヒドロキシル、水素、チオール、アルカノイル、アロイル、アルカロイル、アリール、芳香族複素環、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
R6およびR6'は、独立して、水素、メチレン、なし、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
R7は、NR7'R7''、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
R8は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
R9は、-C(=Z')R9a、CH2S(=O)R9a、-CH2OR9a、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、複素環、アリールアルケニル、アリールアルキニル、チオニトロソ、置換されたアルキル、または-(CH2)0-3(NR9c)0-1C(=Z')(Z)0-1R9aであり;
Zは、CR9dR9e、S、NR9b、またはOであり;
Z'は、NR9f、O、またはSであり;
R9a、R9b、R9c、R9d、R9e、およびR9fは、それぞれ独立して、水素、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
R8は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
R13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
Y'およびYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、スルフヒドリル、アミノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルである。
【請求項37】
R4が、NR4'R4''であり;Xが、CR6R6'であり;R7が、NR7'R7''であり、R2、R2'、R5、R6、R6'、R8、R9、R10、R11、およびR12がそれぞれ水素であり;かつR4'、R4''、R7'、およびR7''がそれぞれ低級アルキルである、請求項36記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項38】
R4'、R4''、R7'、およびR7''がそれぞれメチルである、請求項37記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項39】
R7が水素である、請求項37記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項40】
R9が、モルホリニル、ピペラジニル、またはピペリジニルで置換されたアミノである、請求項36記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項41】
R9がフラニルである、請求項36記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項42】
フラニルが、1つまたは複数の複素環基で置換された、請求項41記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項43】
R9が、-C(=Z')R9aであって、式中、Z'はNR9fであり、かつR9aは水素である、請求項36記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項44】
R9fがアルコキシである、請求項43記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項45】
複素環が、2,3-ジヒドロ-イソインドールである、請求項36記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項46】
式IVのテトラサイクリン化合物、並びにこれらの薬学的に許容される塩、エステル、およびプロドラッグ:

式中、
Xは、CHC(R13Y'Y)、CR6'R6、S、NR6、またはOであり;
R2、R4'、R4''、R7'、および、R7''は、それぞれ水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
R4は、NR4'R4''、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、ヒドロキシル、ハロゲン、または水素であり;
R2'、R3、R10、R11、およびR12は、それぞれ水素またはプロドラッグ部分であり;
R5は、ヒドロキシル、水素、チオール、アルカノイル、アロイル、アルカロイル、アリール、芳香族複素環、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アルキルカルボニルオキシ、またはアリールカルボニルオキシであり;
R6およびR6'は、独立して水素、メチレン、なし、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
R7は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、アシル、アミノアルキル、複素環、チオニトロソ、または-(CH2)0-3(NR7c)0-1C(=W')WR7aであり;
R8は、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、アシル、アミノアルキル、複素環、チオニトロソ、または-(CH2)0-3(NR8c)0-1C(=E')ER8aであり;
R9は、水素、ヒドロキシル、ハロゲン、チオール、ニトロ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アリールアルキル、アミノ、アリールアルケニル、アリールアルキニル、アシル、アミノアルキル、複素環、チオニトロソ、または-(CH2)0-3NR9cC(=Z')ZR9aであり;
R7a、R7b、R7c、R7d、R7e、R7f、R8a、R8b、R8c、R8d、R8e、R8f、R9a、R9b、R9e、R9d、R9e、およびR9fは、それぞれ独立して、なし、水素、アシル、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、アリールアルキル、アリール、複素環、芳香族複素環、またはプロドラッグ部分であり;
Eは、CR8dR8e、S、NR8b、またはOであり;
E'は、O、NR8f、またはSであり;
Wは、CR7dR7e、S、O、またはNR7bであり;
W'は、O、NR7f、またはSであり;
R13は、水素、ヒドロキシ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルであり;
Y'およびYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、スルフヒドリル、アミノ、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルアミノ、またはアリールアルキルである。
【請求項47】
Xが、CR6R6'であり;R2、R2'、R6、R6'、R8、R10、R11、およびR12がそれぞれ水素であり;R4が、NR4'R4''であり;R4'およびR4''が低級アルキルであり;かつR5が、ヒドロキシまたは水素である、請求項46記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項48】
R8がハロゲンである、請求項47記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項49】
R8がアリールである、請求項47記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項50】
R8がフラニルである、請求項49記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項51】
R8がフェニルである、請求項49記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項52】
R9が、置換または非置換アミノである、請求項48または49記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項53】
R7が、置換または非置換アミノである、請求項48または49記載のテトラサイクリン化合物。
【請求項54】
以下からなる群より選択されるテトラサイクリン化合物、ならびに、その薬学的に許容されるエステル、鏡像異性体、アミド、プロドラッグ、および塩。
















【請求項55】
被検者におけるテトラサイクリン反応状態を治療するための方法であって、該被検者が治療されるように、請求項1、26、36、46、または54のいずれか1項記載のテトラサイクリン化合物を該被検者に投与する段階を含む方法。
【請求項56】
テトラサイクリン反応状態が細菌感染症である、請求項55記載の方法。
【請求項57】
細菌感染症が大腸菌に関係する、請求項56記載の方法。
【請求項58】
細菌感染症が黄色ブドウ球菌に関係する、請求項56記載の方法。
【請求項59】
細菌感染症が大便連鎖球菌に関係する、請求項56記載の方法。
【請求項60】
細菌感染症が、その他のテトラサイクリン系抗生物質耐性である、請求項56記載の方法。
【請求項61】
被検者が、ヒトである、請求項55記載の方法。
【請求項62】
テトラサイクリン化合物が薬学的に許容される担体と共に投与される、請求項55記載の方法。
【請求項63】
請求項1、26、36、46、または54のいずれか1項記載のテトラサイクリン化合物の治療的有効量、および薬学的に許容される担体を含む、薬学的組成物。

【公開番号】特開2010−90138(P2010−90138A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−275040(P2009−275040)
【出願日】平成21年12月3日(2009.12.3)
【分割の表示】特願2003−577816(P2003−577816)の分割
【原出願日】平成15年3月18日(2003.3.18)
【出願人】(500127209)パラテック ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (50)
【Fターム(参考)】