説明

自律移動型ロボット

【課題】特定人物に随伴して移動しながら、特定人物に対する犯罪を効果的に抑制することが可能な自律移動型ロボットを提供する。
【解決手段】自律移動型ロボットRは、特定人物Mに随伴して移動可能である。この自律移動型ロボットRは、ディスプレイ2及びスピーカ7を通して、特定人物Mを監視していることを周囲に報知したり、異変が発生したときには警報を発したりする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、特定人物に随伴して移動可能な自律移動型ロボットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ストーカー等による犯罪が増加しており、社会問題化している。このような非常事態が発生したとき、発生現場の状況を警察署に正しく通報するために、携帯電話機を用いた防犯システムが開発されている。例えば、特許文献1に開示されたシステムでは、携帯電話機の非常ボタンを押下することにより、緊急呼を自動発信して、現場の画像データ、音声データ、及び時刻データを警察署に送信する。
【特許文献1】特開2003−217060号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記した携帯電話機を用いた防犯システムでは、犯罪行為が発生したときの状況を正しく把握することができても、犯罪行為の発生自体を抑制する効果は少なかった。
【0004】
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、特定人物に随伴して移動しながら、特定人物に対する犯罪を効果的に抑制することが可能な自律移動型ロボットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る自律移動型ロボットは、特定人物に随伴して移動可能な自律移動型ロボットであって、特定人物を監視していることを周囲に報知する報知手段を備えることを特徴とする。
【0006】
この自律移動型ロボットでは、特定人物を監視していることを周囲に報知する報知手段を備えるため、犯罪行為の発生自体を抑制することができる。
【0007】
自律移動型ロボットは、特定人物を含む周辺環境の画像情報又は音情報に基づいて、異変を検出する異変検出手段と、異変検出手段により異変を検出した場合に警報を発する警報手段と、を備えると好ましい。このようにすれば、警報を発することで犯罪者の行動抑制に繋がり、特定人物に危害が及ぶ虞を低減することができる。
【0008】
報知手段は、特定人物を含む周辺環境を照らす照明機能を有すると好ましい。このようにすれば、夜間等において犯罪の抑制効果をより高めることができると共に、特定人物の移動の安全性を高めることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、特定人物に対する犯罪を効果的に抑制することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0011】
参照する図面において、図1は本実施形態に係る自律移動型ロボットとしてのモビルロボットおよびその主人としての特定人物を模式的に示す平面図、図2は図1に示したモビルロボットの構造を示す側面図、図3は図2に示したモビルロボットが備える制御装置の構成を示すブロック図、図4は図3に示した制御装置による処理手順の一部を示すフローチャートである。
【0012】
自律移動型ロボットは、図1に示すように、主人としての特定人物Mに随伴して移動可能なモビルロボットRとして構成されている。このモビルロボットRは、特定人物Mの近傍において、特定人物Mおよびその周辺環境を観測しつつその観測情報に基づいて特定人物Mを先導し、あるいは特定人物Mに追従する。
【0013】
図2に示すように、モビルロボットRは、走行装置1により移動可能なボディR1と、このボディR1に対して回転可能に接続されたヘッドR2とを備えており、ボディR1には、報知、警報、案内などの各種のメッセージを画像や文字により表示可能なディスプレイ2が設置されている。このディスプレイ2は、例えば高輝度のバックライト光源を含み、特定人物Mを含む周辺環境を照らす照明機能を有している。そして、このボディR1には、電源としてのバッテリ3、ヘッドR2を回転駆動するためのヘッド駆動モータ4、自身の位置を検出する位置センサ9の他、走行装置1、ディスプレイ2、ヘッド駆動モータ4などを制御するための制御装置5が内蔵されている。位置センサ9は、例えばGPS(グローバルポジショニングシステム)レシーバ、ジャイロコンバータなどを有しており、これらによって自身の現在位置を検出する。
【0014】
一方、モビルロボットRのヘッドR2には、特定人物Mおよびその周辺に存在する障害物(他の人物や動物、構造物、設置物、車両等)などを含む周辺環境をステレオ画像として観測するための撮像装置としての左右一対のCCDカメラ(または赤外線カメラ)6A,6Bと、報知、警報、案内などの各種メッセージの音声を発声可能なスピーカ7と、特定人物Mおよびその周辺環境の音を収集するためのマイク8と、無線によりデータを送信するための送信アンテナ10が設置されている。
【0015】
図1および図2に示すように、走行装置1は、例えば、ホイールインモータ1A,1Bにより回転方向および回転速度が左右独立に制御される左右一対の駆動車輪1C,1Dと、360度の旋回が可能なキャスタ車輪1Eとを有する。
【0016】
この走行装置1は、左右一対の駆動車輪1C,1Dが同方向に前転駆動または後転駆動されることでモビルロボットRを前進または後退させる。その際、左右一対の駆動車輪1C,1Dの回転速度が同速度であればモビルロボットRを直進させ、左右一対の駆動車輪1C,1Dの回転速度に差があれば駆動車輪1C,1Dのうち回転速度の遅い側にモビルロボットRを旋回させる。そして、この走行装置1は、左右一対の駆動車輪1C,1Dが同速度で相互に逆方向に回転駆動されると、モビルロボットRをその場で左右の何れかに回転させる。
【0017】
ここで、制御装置5は、ECU(Electric Control Unit)等のマイクロコンピュータのハードウェアおよびソフトウェアを利用して構成されている。この制御装置5は、ホイールインモータ1A,1Bやヘッド駆動モータ4の駆動回路、ディスプレイ2、CCDカメラ6A,6B、スピーカ7、マイク8、位置センサ9、送信アンテナ10等との間の入出力インターフェースI/OおよびA/Dコンバータの他、プログラムおよびデータを記憶したROM(Read Only Memory)、入力データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、プログラムを実行するCPU(CentralProcessing Unit)等をハードウェアとして備えている。
【0018】
そして、この制御装置5には、図3に示すように、特定人物認識部5A、カメラ制御部5B、画像記録部5C、異変検出部5D、データ送信部5E、走行制御モジュール5Mがソフトウェアとして構成されている。走行制御モジュール5Mは、地図データベース(DB)部5Ma、環境認識部5Mb、目的地入力受付部5Mc、追従走行計画部5Md、走行制御部5Meを含むように構成されている。
【0019】
特定人物認識部5Aには、CCDカメラ6A,6Bから画像データが所定時間毎に入力される。そして、順次入力される画像データに基づいて撮影画像のエッジ処理を行い、予め記憶されている特定人物Mの輪郭モデルとのマッチング処理により特定人物Mを検出する。そして、この特定人物検出部5Aは、検出された特定人物Mのステレオ画像をステレオマッチング処理することにより、特定人物Mの3次元位置を三角測量の原理で所定時間毎に推測する。
【0020】
カメラ制御部5Bには、特定人物検出部5Aから特定人物Mの3次元位置データが所定時間毎に入力される。このカメラ制御部5Bは、入力された特定人物Mの3次元位置データに基づき、後述する走行制御部5Meと協働して、特定人物Mが画像中央に位置するようにヘッド駆動モータ4の回転を制御してモビルロボットRのヘッドR2を回転させる。
【0021】
走行制御モジュール5Mは、モビルロボットRが特定人物Mの近傍において障害物を避けつつ特定人物Mを先導し、あるいは特定人物Mに追従するように、走行を制御する。地図DB部5Maには、所定範囲の地図データが収納されている。目的地入力受付部5Mcは、特定人物Mが向かおうとしている目的地の入力を受け付ける。この目的地入力受付部5Mcへの入力は、例えばディスプレイ2をタッチパネル式の入力手段として機能させることで行うことができる。追従走行計画部5Mdは、位置センサ9から入力される現在の位置データ、地図DB部5Maから入力される地図データ、及び目的地入力受付部5Mcから入力される目的地データに基づいて、目的地までの走行ルートを設定する。
【0022】
環境認識部5Mbは、CCDカメラ6A,6Bから所定時間毎に順次入力された画像データに基づいて撮影画像のエッジ処理を行うことにより、撮影画像中に存在する障害物(他の人物や動物、構造物、設置物、車両等)を検出する。そして、検出された障害物のステレオ画像をステレオマッチング処理することにより、障害物の3次元位置を三角測量の原理で所定時間毎に推測する。
【0023】
追従走行計画部5Mdには、特定人物認識部5Aから特定人物Mの3次元位置データが所定時間毎に入力されると共に、環境認識部5Mbから障害物の3次元位置データが所定時間毎に入力される。そして、入力された特定人物Mおよび障害物の3次元位置データに基づき、モビルロボットRが特定人物Mの近傍において障害物を避けつつ特定人物Mを先導し、あるいは特定人物Mに追従するように、走行ルートの詳細を設定する。走行制御部5Meは、追従走行計画部5Mdで設定された走行ルートに沿って移動するように、ホイールインモータ1A,1Bの回転を個別に制御して走行装置1の駆動車輪1C,1Dの回転方向および回転速度を個別に制御する。
【0024】
画像記録部5Cは、CCDカメラ6A,6Bから画像データが所定時間毎に計測時刻情報と共に入力される。そして、過去5分間の特定人物Mが写った画像を記録して蓄積する。
【0025】
異変検出部5Dには、CCDカメラ6A,6Bから画像データが所定時間毎に入力される。また、異変検出部5Dには、マイク8から特定人物Mを含む周辺環境の音データが所定時間毎に入力される。更に、異変検出部5Dには、位置センサ9からモビルロボットRの位置データが入力される。
【0026】
異変検出部5Dは、入力された画像データに基づいて、特定人物Mの異変を検出する。また、入力された音データに基づいて、特定人物Mの異変を検出する。特定人物Mの異変の検出については、後述する。そして、異変検出部5Dは、このように特定人物Mの異変を検出し、特定人物Mを監視していることを、ディスプレイ2及びスピーカ7を通して周囲に報知する。報知の方法としては、例えば、ディスプレイ2に「オーナー監視中」という文字を表示したり、スピーカ7から「オーナー監視中です」という音声を発したりすることが挙げられる。
【0027】
そして、異変検出部5Dは、画像データ及び音データの少なくともいずれかが異変を示した場合には、特定人物Mに異変が生じたとして、そのときの位置データと共に異変検出信号をデータ送信部5Eに送信する。また、ディスプレイ2及びスピーカ7を通して周囲に警報を発する。警報の方法としては、例えば、ディスプレイ2に「オーナーに異変発生」という文字を表示して点滅させたり、スピーカ7から「オーナーに異変発生。救助願います。」という音声や警報音を発したりすることが挙げられる。
【0028】
データ送信部5Eは、異変検出部5Dから異変検出信号が入力されると、画像記録部5Cから過去5分間の特定人物Mが写った画像データを受け取り、入力された位置データと共に、送信アンテナ10からその画像データを所定のチャンネル(例えば、警備会社や警察署の通報チャンネル)に送信する。
【0029】
ここで、CCDカメラ6A,6Bおよび/またはマイク8と異変検出部5Dとにより本発明の異変検出手段が構成される。また、異変検出部5Dとディスプレイ2および/またはスピーカ7とにより本発明の報知手段が構成される。また、異変検出部5Dとディスプレイ2および/またはスピーカ7とにより本発明の警報手段が構成される。
【0030】
次に、図3に示した制御装置5を構成する異変検出部5Dによる処理手順を図4に示すフローチャートに沿ってより詳細に説明する。
【0031】
まず、ステップS1では、異変検出部5Dは、CCDカメラ6A,6Bから所定時間毎に特定人物Mを含む周辺環境の画像データを取得する。次のステップS2では、異変検出部5Dは、マイク8から所定時間毎に特定人物Mを含む周辺環境の音データを取得する。
【0032】
続くステップS3では、異変検出部5Dは、取得した画像データ及び音データに基づいて、特定人物Mの異変を検出する。画像データに基づく異変の検出は、例えば次のようにして行うことができる。すなわち、特定人物Mの非定常の表情(驚きの表情など)を検出したとき、異変が発生したものと判定する。非定常の表情の検出は、特定人物Mの非定常の表情を予め登録しておき、これに該当するものを検索することで行うことができる。または、特定人物Mの顔の特徴点を抽出し、定常時における特徴点位置からの変位が閾値よりも大きいか否か判定することで行うことができる。また、画像データに基づく異変の検出は、特定人物Mに一定距離以下に近付く人物がいることを検出することで行うこともできる。
【0033】
一方、音データに基づく異変の検出は、例えば次のようにして行うことができる。すなわち、特定人物Mの非定常の音声を検出したとき、異変が発生したものと判定する。非定常の音声の検出は、「キャー」や「助けて」などのキーワードを予め登録しておき、これに該当するものを検索することで行うことができる。または、特定人物Mの音声の強度や周波数が所定の閾値よりも大きいか否か判定することで行うことができる。
【0034】
そして、ステップS4では、特定人物Mに異変が発生していないと判定したとき、ステップS5に移って特定人物Mを監視中であることを周囲に報知する。一方、ステップS4で特定人物Mに異変が発生したと判定したとき、ステップS6に移って警報を発する。そして、ステップS7に移り位置センサ9からそのときの位置データを取得し、異変検出部5Dは、ステップS8において、位置データと共に異変検出信号をデータ送信部5Eに送信する。これにより、データ送信部5Eは、画像記録部5Cから過去5分間の特定人物Mが写った画像データを受け取り、入力された位置データと共に、送信アンテナ10からその画像データを所定のチャンネル(例えば、警備会社や警察署の通報チャンネル)に送信する。
【0035】
以上詳述したように、本実施形態の自律移動型ロボットとして構成されたモビルロボットRは、特定人物Mを含む周辺環境をCCDカメラ6A,6Bにより撮影しつつ、その撮影画像のデータに基づいて走行装置1の左右一対の駆動車輪1C,1Dの回転方向および回転速度を左右独立に制御することにより、特定人物Mの近傍に随伴して障害物を避けつつ特定人物Mを先導し、あるいは特定人物Mに追従する。
【0036】
その際、CCDカメラ6A,6Bにより取得した画像データ及びマイク8により取得した音データに基づいて、特定人物Mの異変を検出することができる。そして、異変が発生していないときは、ディスプレイ2やスピーカ7を通して特定人物Mを監視中であることを周囲に報知することができる。従って、ストーカーなど罪を犯そうとする者をしり込みさせて、犯罪行為の発生自体を抑制することができる。
【0037】
また、特定人物Mの異変を検出したときには、ディスプレイ2やスピーカ7を通して周囲に警報を発することができる。従って、警報を発することで犯罪者の行動抑制に繋がり、特定人物に危害が及ぶ虞を低減することができる。
【0038】
また、報知手段としてのディスプレイ2は、例えば高輝度のバックライト光源を含み、特定人物Mを含む周辺環境を照らす照明機能を有するため、夜間等において犯罪の抑制効果をより高めることができると共に、特定人物Mの移動の安全性を高めることができる。
【0039】
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、特定人物Mを監視中であることを報知する報知手段や警報手段として、ディスプレイ2やスピーカ7を挙げたが、「監視中であること」「異変が発生したこと」を示しているという社会的なコンセンサスが得られているならば、これに限定されず、単にパイロットランプや所定の光を発する発光素子により報知手段や警報手段を構成してもよい。
【0040】
また、上記した実施形態では、異変検出部5Dにより異変が発生していないと判定されたときに、特定人物Mを監視中であることを報知することとしていたが、例えば、モビルロボットRの電源が入った電源ON信号や、特定人物Mにより監視モードが選択されたモード信号などトリガーとなる信号を受け付ける報知制御部を設け、このような信号が入力されたときに特定人物Mを監視中であることを報知するようにしてもよい。
【0041】
また、映像記録部5Cは、過去5分間の特定人物Mの画像を記録することとしたが、より長期の画像を記録するようにしてもよい。そして、データ送信部5Eから画像データの要求があったときに、最新の一定時間(例えば過去5分間)の画像を切り出し可能に構成してもよい。
【0042】
また、画像記録部5Cと同様にマイク8で取得した音を記録する音記録部を設け、異変が発生したときには、データ送信部5Eは、音データも併せて送信するようにしてもよい。
【0043】
また、移動手段は2足歩行、4足歩行など他の構造のものであってもよい。また、周囲の障害物(物体)との距離等を認識する手段は、ステレオCCDカメラに限らず、イメージセンサとレーザ測距との組み合わせや、距離イメージセンサ等であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】実施形態に係る自律移動型ロボットとしてのモビルロボットおよびその主人としての特定人物を模式的に示す平面図である。
【図2】図1に示したモビルロボットの構造を示す側面図である。
【図3】図2に示したモビルロボットが備える制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した制御装置による処理手順の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0045】
1…走行装置、2…ディスプレイ、3…バッテリ、4…ヘッド駆動モータ、5…制御装置、5A…特定人物認識部、5B…カメラ制御部、5C…画像記録部、5D…異変検出部、5E…データ送信部、5M…走行制御モジュール、5Ma…地図DB部、5Mb…環境認識部、5Mc…目的地入力受付部、5Md…追従走行計画部、5Me…走行制御部、6A,6B…CCDカメラ、7…スピーカ、8…マイク、9…位置センサ、10…送信アンテナ、R…モビルロボット、M…特定人物。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定人物に随伴して移動可能な自律移動型ロボットであって、
前記特定人物を監視していることを周囲に報知する報知手段を備えることを特徴とする自律移動型ロボット。
【請求項2】
前記特定人物を含む周辺環境の画像情報又は音情報に基づいて、異変を検出する異変検出手段と、
前記異変検出手段により異変を検出した場合に警報を発する警報手段と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の自律移動型ロボット。
【請求項3】
前記報知手段は、前記特定人物を含む周辺環境を照らす照明機能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自律移動型ロボット。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2007−264950(P2007−264950A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−88093(P2006−88093)
【出願日】平成18年3月28日(2006.3.28)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】