説明

電子機器

【課題】受信情報に基づいて複数地点を地図画像上に表示する電子機器を提供する。
【解決手段】本発明による電子機器10は、位置情報を検出する測位手段114、108と、位置情報に対応する地図画像を表示する地図表示手段111と、情報を受信する受信手段116と、受信手段116で受信された受信情報が示す複数の地点を地図画像に含めるように地図表示手段111を制御する制御手段110、108とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
指定された地点を経由して目的地へ向かうゲームなどにおいて、ゲームの参加者が指定地点を通過したことを証明する技術が知られている。従来技術によれば、ゲームの参加者はGPSモジュールを搭載したデジタルカメラを携行し、各指定地点(チェックポイント)において上記カメラで撮影を行いながら目的地へ向かう。
【0003】
【特許文献1】特開2005−26768号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術によれば、たとえば、上記ゲームの参加者がスタートをした後は、指定地点や目的地の変更情報を得ることが困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
(1)本発明による電子機器は、位置情報を検出する測位手段と、位置情報に対応する地図画像を表示する地図表示手段と、情報を受信する受信手段と、受信手段で受信された受信情報が示す複数の地点を地図画像に含めるように地図表示手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項1に記載の電子機器において、受信情報は複数の地点を巡る順序を示す情報を含み、制御手段は、地図画像に順序を示す情報を含めるように地図表示手段を制御することが好ましい。
(3)請求項1または2に記載の電子機器において、複数の地点数は、増減自在に構成されていることが好ましい。
(4)請求項3に記載の電子機器において、複数の地点を巡る順序は、地点数、時刻、季節、天候、および複数の地点における混雑状況のうち少なくとも1つに応じて変更されることが好ましい。
(5)請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、制御手段は、複数の地点のうち既に巡った地点を他の地点と異なる態様で地図表示手段に表示させることが好ましい。
(6)請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器において、制御手段は、複数の地点のうち次に巡る地点を他の地点と異なる態様で地図表示手段に表示させることが好ましい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、受信情報に基づいて複数地点を地図画像上に表示できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態による電子カメラ10を含めて構成したポイント提供システムを例示する図である。ポイント提供システムは、サービス提供者が予め定めた所定のルールに基づいてサービス利用者へ得点(ポイント)を提供するためのシステムである。図1において、ネットワークに得点管理サーバ11およびアクセスポイント13が接続されている。
【0008】
得点管理サーバ11は、サービス提供者によってデータセンターなどに配置される。得点管理サーバ11には、サービス利用者へ提供する得点に関する情報、当該得点をサービス利用者へ提供するための情報、サービス利用者ごとの獲得得点、およびサービス利用者の管理情報などを管理する。
【0009】
アクセスポイント13は、サービス提供者によって観光地などに設けられた無線アクセス端末である。電子カメラ10が通信機能を有する場合、電子カメラ10はアクセスポイント13を介して得点管理サーバ11へアクセス可能である。
【0010】
上記ポイント提供システムにおいて、サービス利用者は、電子カメラ10をアクセスポイント13経由でインターネットに接続し、ポイント提供サービスを利用する。アクセスポイント13との間で通信が成立した電子カメラ10は、電子カメラ10内のデータを得点管理サーバ11へ送受可能にする。
【0011】
なお、サービス利用者は、自宅などの不図示のパーソナルコンピュータからインターネットに接続し、得点管理サーバ11からの情報をパーソナルコンピュータを介して得ることも可能に構成されている。この場合、電子カメラ10およびパーソナルコンピュータ間がUSBケーブルなどで接続され、得点管理サーバ11からのデータが電子カメラ10内に取得される。
【0012】
上述したポイント提供システムは、たとえば、サービス利用者へ観光地に関するマップ情報を与え、サービス利用者がマップ情報に含まれている所定の地点で電子カメラ10による撮影を行った場合に、撮影内容(被写体、撮影場所、撮影画像の露出、ピント、ブレ等)や撮影条件(電子カメラ10の設定状態など)ごとに定められているポイントを生成し、生成したポイントを得点管理サーバ11に蓄積する。
【0013】
本発明は、上記ポイント提供システムで使用する電子カメラ10に関するので、以降の説明は電子カメラ10を中心に行う。図2は、電子カメラ10の要部構成を説明するブロック図である。図2において、タイミングジェネレータ(TG)105は、メインCPU108から送出される指示に応じて、タイミング信号をドライバ104、AFE(Analog Front End)回路102、A/D変換回路103および画像処理回路106へ供給する。ドライバ104は、撮像素子101で必要とされる駆動信号を供給する。
【0014】
撮影レンズLは、撮像素子101の撮像面に被写体像を結像させる。撮像素子101は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDイメージセンサなどによって構成され、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を出力する。撮像素子101の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子101がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、撮像素子101から出力される光電変換信号は、RGB表色系の色情報を有する。
【0015】
AFE回路102は、撮像素子101から出力される光電変換信号に対するアナログ処理(ゲインコントロールなど)を行う。A/D変換回路103は、アナログ処理後の撮像信号をディジタル信号に変換する。
【0016】
メインCPU108は、各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。画像処理回路106は、たとえばASICとして構成され、A/D変換回路103から入力されるディジタル画像信号に対する画像処理を行う。画像処理には、たとえば、輪郭強調や色温度調整(ホワイトバランス調整)処理、画像信号に対するフォーマット変換処理が含まれる。
【0017】
画像圧縮回路107は、画像処理回路106による処理後の画像信号に対して、JPEG方式で所定の圧縮比率の画像圧縮処理を行う。表示画像作成回路110は、撮像画像を液晶モニタ111に表示させるための表示データを作成する。液晶モニタ111は、表示画像作成回路110から入力される表示データによる再生画像を表示する。表示画像作成回路110は画像表示用データの他、メッセージやメニュー、マークなどを表示するためのデータの作成も行う。これにより、液晶モニタ111に画像以外の情報も表示される。
【0018】
記録媒体10Aは、電子カメラ10に対して着脱可能なメモリカードなどで構成される。記録媒体10Aには、メインCPU108からの指示によって撮影画像のデータ、およびその撮影情報を含む画像ファイルが記録される。記録媒体10Aにはさらに、メインCPU108からの指示によって識別情報(得点情報)が記録される。記録媒体10Aに記録された画像ファイル、識別情報は、それぞれメインCPU108からの指示によって読み出しが可能である。
【0019】
バッファメモリ109は、画像処理前後および画像処理途中のデータを一時的に格納する他、記録媒体10Aへ記録する前の画像ファイルを格納したり、記録媒体10Aから読み出した画像ファイルを格納したり、識別情報を生成したりするワークメモリとして使用される。
【0020】
操作部材113は、電子カメラ10の操作ボタン類に対応し、各ボタンの押下操作に対応する操作信号をメインCPU108へ出力する。無線インターフェイス116は、メインCPU108からの指示により外部機器(アクセスポイント13に備えられる端末等)との間で無線LAN通信、赤外線通信、および光通信などのいずれかの通信方式によってデータを送受信する。外部インターフェイス112は、メインCPU108からの指示により外部機器(パーソナルコンピュータやクレードル等)との間で不図示のケーブルを介してデータを送受信する。
【0021】
GPS装置114は、メインCPU108からの指示に応じてGPS衛星からの電波を受信し、受信信号をメインCPU108へ出力する。メインCPU108は、GPS装置114からの受信信号に基づいて所定の演算を行い、電子カメラ10の測位情報(緯度、経度、高度)を検出する。
【0022】
方位センサ115は、メインCPU108からの指示に応じて地磁気を検出し、検出した地磁気に基づいて電子カメラ10が向いている方向、すなわち、撮影レンズLの光軸が向いている方位を求め、求めた方位を示す信号をメインCPU108へ出力する。方位センサ115によって検出される方位は、電子カメラ10による撮影方位に対応する。
【0023】
上記電子カメラ10は、撮影時にExif形式の画像ファイルを生成する。生成した画像ファイルは電子カメラ10から得点管理サーバ11へ送信(アップロード)するが、撮影画像ファイルを送信できない場合には当該画像ファイルを電子カメラ10内の記録媒体10A内に保存しておく。記録媒体10A内に保存された画像ファイルは、電子カメラ10がアクセスポイント13と通信可能になった時点で電子カメラ10から当該アクセスポイント13を介して得点管理サーバ11へ送信される。
【0024】
<情報表示処理>
図3は、電子カメラ10のメインCPU108が行う情報表示処理の流れを説明するフローチャートである。図3によるプログラムはメインCPU108内のメモリ(不図示)に格納されており、情報表示モードへのオン操作が電子カメラ10に行われると起動する。情報表示モードのオン/オフ操作は、操作部材113を構成するモード切替スイッチ(不図示)によって行われる。
【0025】
図3のステップS11において、メインCPU108はマップ情報を表示するか否かを判定する。メインCPU108は、操作部材113からの操作信号がマップ情報の表示を指示する場合にステップS11を肯定判定してステップS12へ進み、操作信号がマップ情報以外の他の情報表示を指示する場合にはステップS11を否定判定してステップS21へ進む。
【0026】
ステップS12において、メインCPU108は通信可能か否かを判定する。メインCPU108は、アクセスポイント13を介して得点管理サーバ11と通信可能な状態にあればステップS12を肯定判定してステップS13へ進み、得点管理サーバ11との間で通信できなければステップS12を否定判定してステップS22へ進む。
【0027】
ステップS13において、メインCPU108は、得点管理サーバ11から最新のマップ情報を受信してステップS14へ進む。ステップS12を否定判定したメインCPU108は、ステップS22において、過去に得点管理サーバ11から受信したマップ情報をメインCPU108内のメモリ(不図示)から読み出してステップS14へ進む。
【0028】
ステップS14において、メインCPU108は、GPS装置114による受信信号に基づいて測位情報を取得してステップS15へ進む。ステップS15において、メインCPU108は表示画像作成回路110へ指示を送り、受信したマップ情報に基づいて電子カメラ10の現在位置を含む所定範囲のマップ表示を液晶モニタ111に表示させてステップS16へ進む。
【0029】
図5は、電子カメラ10の液晶モニタ111に表示されるマップ情報を例示する図である。本実施形態では、ポイント提供システムがツアー参加者(サービス利用者)へ「見どころ」の位置(地点情報)を記したマップ情報を提供する。図5によれば、「見どころ」を示す○印51〜55が地図上に表示されている。参加者は、「見どころ」へ行って電子カメラ10による撮影を行えば、撮影内容に応じてポイントを貯めることができる。
【0030】
参加者は、○印で示された「見どころ」を全部回ってもよいし、任意の「見どころ」のみを回ってもよい。メインCPU108は、測位情報に基づいて現在地を示すカメラマーク57を地図上に表示させる。メインCPU108はさらに、操作部材113が操作され、特定の「見どころ」についての表示削除が指示されると、液晶モニタ111上の表示から対応する○印表示を削除する。
【0031】
得点管理サーバ11から提供されたマップ情報には、「見どころ」を巡る推奨順序も含まれる。メインCPU108は、次に巡るべき「見どころ」について、○印表示から◎印表示53へ切替えて液晶モニタ111に表示させる。参加者は、マップ情報によって提示される推奨順に「見どころ」を巡る場合、推奨順と異なる順序で巡る場合に比べて移動距離が少なくて済む。また、推奨順に「見どころ」を巡る場合、ツアー終了時に集まるべき集合地点51に集合時刻までに辿り着ける。図中「集合場所」は、ツアー開始時および終了時に集まる地点を表す。
【0032】
上記「見どころ」には、それぞれアクセスポイント13(図1)が設けられており、撮影した画像ファイルを得点管理サーバ11へ送信可能に構成される。図中の電池マーク56は、電子カメラ10の充電池を充電するための充電器がアクセスポイント13に併設されていることを示す。参加者は、電池マーク56が表示されている「見どころ」51のアクセスポイント13に立ち寄れば、バッテリチャージサービスを受けることができる。
【0033】
メインCPU108は、「見どころ」で(正確には「見どころ」に対応する経度、緯度から所定範囲内において)撮影動作を行った場合、当該位置を示す表示について、○印表示から☆印表示52へ切替えて液晶モニタ111に表示させる。
【0034】
図3のステップS16において、メインCPU108はカメラ操作されたか否かを判定する。メインCPU108は、レリーズボタン(不図示)などの操作信号が操作部材113から入力されるとステップS16を肯定判定してステップS17へ進み、カメラ操作の信号が入力されない場合にはステップS16を否定判定してステップS20へ進む。
【0035】
ステップS17において、メインCPU108は液晶モニタ111の表示切替えを指示してステップS18へ進む。具体的には、表示画像作成回路110に対し、マップ表示に代えて撮影時に必要な情報や撮影画像を表示する準備をさせる。ステップS18において、メインCPU108は、カメラ処理(図4)を行ってステップS19へ進む。カメラ処理の詳細については後述する。
【0036】
ステップS19において、メインCPU108は液晶モニタ111の表示切替えを指示してステップS20へ進む。具体的には、表示画像作成回路110に対し、撮影画像の表示に代えてマップ情報表示への復帰を指示する。
【0037】
ステップS20において、メインCPU108はタイムアウトか否かを判定する。メインCPU108は、操作部材113から操作信号が入力されない状態が所定時間継続されるとステップS20を肯定判定して図3による処理を終了する。一方、メインCPU108は、操作信号が入力されている、もしくは操作信号が入力されない状態が所定時間に満たない場合にはステップS20を否定判定し、ステップS12へ戻って上記処理を繰り返す。
【0038】
ステップS11を否定判定して進むステップS21において、メインCPU108は、他の情報表示処理を行って図3による処理を終了する。他の情報表示処理は、たとえば、参加者が獲得した累計ポイントを得点管理サーバ11から受信して液晶モニタ111に表示する処理である。
【0039】
<カメラ処理>
カメラ処理の詳細について、図4のフローチャートを参照して説明する。図4のステップS51において、メインCPU108は、カメラ部を構成するブロック(撮像素子101やドライバ104など)へ通電を開始させてステップS52へ進む。ステップS52において、メインCPU108は、デフォルトの撮影モード、表示、画像処理などのための初期設定を行ってステップS53へ進む。
【0040】
ステップS53において、メインCPU108はレリーズボタンが半押し操作されたか否かを判定する。メインCPU108は、半押し操作信号が入力されるとステップS53を肯定判定してステップS54へ進み、半押し操作信号が入力されていない場合にはステップS53を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
【0041】
ステップS54において、メインCPU108は不図示の焦点検出装置およびレンズ駆動装置へ指示を送り、レンズLによる焦点調節状態の検出および焦点調節を行わせてステップS55へ進む。ステップS55において、メインCPU108は撮像素子101による撮像を開始させる(電荷蓄積を開始させる)。メインCPU108は、所定時間が経過すると撮像を終了させ、撮像素子101から蓄積電荷を掃き出させる。
【0042】
ステップS56において、メインCPU108は、撮像素子101からの画像信号を用いて露光演算を行い、ステップS57へ進む。ステップS57において、メインCPU108はレリーズボタンが全押し操作されたか否かを判定する。メインCPU108は、全押し操作信号が入力されるとステップS57を肯定判定してステップS58へ進み、全押し操作信号が入力されていない場合にはステップS57を否定判定し、ステップS68へ進む。
【0043】
ステップS58において、メインCPU108は撮像素子101を初期化(不要電荷を掃き出させる)してステップS59へ進む。ステップS59において、メインCPU108は撮像素子101による本撮像を開始させる(電荷蓄積を開始させる)。メインCPU108は、ステップS56において得られている制御露出に基づいてシャッタ(不図示)および絞り(不図示)を駆動制御し、制御シャッタ秒時が経過すると撮像を終了させるとともに、撮像素子101から蓄積電荷を掃き出させる。
【0044】
ステップS60において、メインCPU108は画像処理回路106へ指示を送り、撮像素子101からの画像信号に対して所定の画像処理を行わせてステップS61へ進む。ステップS61において、メインCPU108は表示画像作成回路110へ指示を送り、画像処理後のディジタル画像信号を用いて表示データを作成させてステップS62へ進む。これにより、撮影画像が液晶モニタ111に再生表示される。
【0045】
ステップS62において、メインCPU108は表示画像作成回路110へ指示を送り、再生表示中の撮影画像に重ねて、以下のメッセージをオーバレイ表示させる。メインCPU108は、たとえば、「この画像を応募します。」のメッセージを液晶モニタ111に表示させてステップS63へ進む。
【0046】
ステップS63において、メインCPU108は画像データを送信可能か否かを判定する。メインCPU108は、得点管理サーバ11へ送信可能な状態にあればステップS63を肯定判定してステップS64へ進み、得点管理サーバ11へ送信できなければステップS63を否定判定してステップS66へ進む。
【0047】
ステップS64において、メインCPU108は、バッファメモリ109に格納されている画像ファイルをアクセスポイント13経由で得点管理サーバ11へ送信し、ステップS65へ進む。
【0048】
ステップS65において、メインCPU108は識別情報を付加してステップS67へ進む。具体的には、バッファメモリ109に格納されている撮影画像が送信済みであることを示す情報を含む画像ファイルを作成する。
【0049】
なお、得点管理サーバ11は、画像ファイルが電子カメラ10から応募された場合であって、当該画像ファイルが上記識別情報を有していない場合、または(2)画像ファイルが電子カメラ10から応募された場合であって、当該画像ファイルが上記識別情報を有しており、この識別情報から当該撮影画像が未送信であることを確認した場合に、ポイントを生成・蓄積するように構成されている。
【0050】
得点管理サーバ11はさらに、画像ファイルが電子カメラ10から応募された場合であって、当該画像ファイルが上記識別情報を有しているものの、その識別情報から当該撮影画像が未送信であることを確認できない場合はポイント生成・蓄積を行わなわず、電子カメラ10に対してその旨のメッセージを送信するように構成される。
【0051】
ステップS63を否定判定して進むステップS66において、メインCPU108は識別情報を付加してステップS67へ進む。具体的には、バッファメモリ109に格納されている撮影画像が未送信であることを示す情報を含む画像ファイルを作成する。
【0052】
ステップS67において、メインCPU108は、バッファメモリ109内の画像ファイルを記録媒体10Aに記録してステップS68へ進む。なお、バッファメモリ109の画像ファイルは、ステップS67以降はバッファメモリ109内で保存しないように構成されている。
【0053】
ステップS68において、メインCPU108は半押しタイマー切れか否かを判定する。メインCPU108は、半押し操作信号が入力されない状態が所定時間継続されるとステップS68を肯定判定し、カメラ部を構成するブロックへの通電オフ処理を行って図4による処理を終了する。一方、メインCPU108は、半押し操作信号が入力されている、もしくは半押し操作信号が入力されない状態が所定時間に満たない場合にはステップS68を否定判定し、ステップS54へ戻って上記処理を繰り返す。
【0054】
<「見どころ」を巡る順序>
得点管理サーバ11は、電子カメラ10へ提供するマップ情報に含める「見どころ」を巡る推奨順序について、通常は時刻を基準に決定する。たとえば、ツアー開始時刻、ツアー終了時刻(集合時刻)、「見どころ」の数、「見どころ」および「見どころ」間の距離、および一般人の平均的な歩行速度(たとえば、4km/h)を用いて推奨順序を決定する。
【0055】
<推奨順序の変更>
(a)「見どころ」の数の増減に応じて変更する
電子カメラ10は、操作部材113が操作され、特定の「見どころ」についての表示削除が指示されると、液晶モニタ111上の表示から対応する○印表示を除外するとともに、その旨を無線インターフェイス116およびアクセスポイント13を介して得点管理サーバ11へ送信する。得点管理サーバ11は、表示削除後に残存する「見どころ」を巡る推奨順序を再び決定し、再決定した推奨順序を電子カメラ10へ提供する。
【0056】
また、電子カメラ10は操作部材113が操作され、「見どころ」の数を増やす指示がなされた場合には、その旨を無線インターフェイス116およびアクセスポイント13を介して得点管理サーバ11へ送信する。この場合の得点管理サーバ11は、増加した「見どころ」を巡る推奨順序を再び決定し、再決定した推奨順序と、増加した「見どころ」を追加したマップ情報とを電子カメラ10へ提供する。
【0057】
(b)季節や時刻に応じて変更する
得点管理サーバ11は、季節、時刻に応じて「見どころ」およびこれら「見どころ」を巡る推奨順序を変更する。たとえば、季節が夏であれば「見どころ」として池や湖などを優先的に含めたり、冬であれば水辺の優先順位を下げたりする。また、季節が秋であれば「見どころ」として紅葉スポットを優先的に含める。さらに、午前中に巡る「見どころ」に朝市などを含めたり、昼どきに巡る「見どころ」にレストランなどの食事処に近い観光スポットを含めたり、夕暮れどきに巡る「見どころ」に夕日スポットを含める。
【0058】
(c)天候に応じて変更する
また、得点管理サーバ11は、天候に応じて「見どころ」および推奨順序を変更する。たとえば、マップ情報として提供する地域に対する天気予報が下り坂の場合、屋外の「見どころ」を優先して巡るようにマップ情報を提供し、マップ情報として提供する地域が既に荒天の場合、屋内の「見どころ」を優先して巡るようにマップ情報を提供する。
【0059】
(d)残時間や速度に応じて変更する
さらにまた、得点管理サーバ11は、集合時刻までの残時間と巡っていない「見どころ」の数、または参加者が実際に「見どころ」を巡る速度に応じて、「見どころ」および推奨順序を変更する。たとえば、集合時刻までの残時間に対して訪れていない「見どころ」の数が少ない場合は「見どころ」を追加したり、集合時刻までの残時間に対して訪れていない「見どころ」の数が多い場合には「見どころ」を削除したりする。なお、参加者の速度は、「見どころ」において撮影画像が応募(画像ファイルが送信)される間隔から検出する。
【0060】
(e)予想混雑状況に応じて変更する
得点管理サーバ11がマップ情報に含める「見どころ」および推奨順序を、「見どころ」において予想される混雑状況に応じて変更する。得点管理サーバ11は、たとえば、複数の異なるツアーが同日に開催され、それぞれのツアー参加者に対して共通の観光地のマップ情報を提供している場合、マップ情報における推奨順序や「見どころ」をツアーグループごとに異ならせて同時刻に同じ「見どころ」に集まる参加者数を所定人数以下に抑える。
【0061】
得点管理サーバ11は、開催されるツアーが1つであってもツアー参加者が多い場合には、マップ情報における推奨順序や「見どころ」を所定参加者数ごとに異ならせて同時刻に同じ「見どころ」に集まる参加者数を抑える。
【0062】
(f)実際の混雑状況に応じて変更する
得点管理サーバ11はさらに、「見どころ」において実際に参加者が集まっている混雑状況に応じてマップ情報に含める「見どころ」および推奨順序を変更する。参加者が実際に集まっている混雑状況は、「見どころ」において所定時間内に応募(画像ファイルが送信)される撮影画像の数から検出する。得点管理サーバ11は、同一の「見どころ」からの単位時間当たりの応募数が多い場合、当該「見どころ」を巡る他の参加者へ提供する推奨順序を変更して同じ「見どころ」に集まる参加者数を抑える。
【0063】
以上説明した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)ポイント提供システムは、サービス利用者(ツアー参加者)に観光地に関するマップ情報を提供する。参加者の電子カメラ10は、アクセスポイント13を介した通信によって得点管理サーバ11からマップ情報を受信し、マップ情報に基づいて「見どころ」の位置を示す地図を参加者の液晶モニタ111に表示する。ツアー開始後に「見どころ」情報が変更されたとしても、変更後の情報がアクセスポイント13を介して電子カメラ10へ送信されるので、参加者は、ツアー中も最新の「見どころ」情報を電子カメラ10の表示画面から得ることができる。
【0064】
(2)得点管理サーバ11はマップ情報に「見どころ」を巡る順序を含める。この推奨順序はツアー開始時刻、ツアー終了時刻(集合時刻)、「見どころ」の数、「見どころ」および「見どころ」間の距離、および一般人の平均的な歩行速度に基づいて決定するので、参加者が推奨順に「見どころ」を巡る場合、ツアー終了時に集合地点51へ集合時刻までに辿り着ける。
【0065】
(3)電子カメラ10は「見どころ」の数の増減指示を得点管理サーバ11へ送信する。得点管理サーバ11は、増減後の「見どころ」を巡る推奨順序を決定し、決定した推奨順序を電子カメラ10へ提供する。これにより、参加者の希望を反映した「見どころ」およびこれら「見どころ」を巡る推奨順序を決定できる。
【0066】
(4)得点管理サーバ11は、季節、時刻に応じて「見どころ」およびこれら「見どころ」を巡る推奨順序を変更するので、季節ごとに異なる「見どころ」情報を参加者へ向けて提供したり、参加者がその「見どころ」に最も適した時刻に巡ることができるように巡る順序を決定できる。また、たとえば、食事の時間帯にレストランに近い「見どころ」へ集客するなど、特定の時刻に特定の場所へ参加者を誘導することもできる。
【0067】
(5)得点管理サーバ11は、天候に応じて「見どころ」およびこれら「見どころ」を巡る推奨順序を変更する変更するので、荒天の場合に不向きな場所を避けて「見どころ」情報を提供できる。
【0068】
(6)得点管理サーバ11は、残時間や速度に応じて「見どころ」およびこれら「見どころ」を巡る推奨順序を変更するので、参加者が時間を持て余さないように、かつ、参加者が巡る速度に合わせて「見どころ」情報を提供できる。
【0069】
(7)得点管理サーバ11は、予想混雑状況に応じて「見どころ」およびこれら「見どころ」を巡る推奨順序を変更するので、「見どころ」が混雑して参加者に不快感を与えるおそれを軽減できる。
【0070】
(8)得点管理サーバ11は、実際の混雑状況に応じて「見どころ」およびこれら「見どころ」を巡る推奨順序を変更するので、既に混雑している「見どころ」がさらに混雑することを防止できる。
【0071】
(9)電子カメラ10は、「見どころ」から所定範囲内において撮影を行った場合、当該位置を示す表示について、○印表示から☆印表示52へ切替えて液晶モニタ111に表示させる。これにより、参加者は、巡った「見どころ」をまだ巡っていない「見どころ」と容易に見分けることができる。
【0072】
なお、「見どころ」を巡ったことを示す表示に切替えるタイミングとして、(a)「見どころ」から所定範囲内に位置することを測位情報から検出した場合、(b)「見どころ」から所定範囲内において撮影を行い、かつ撮影画像を得点管理サーバ11へアップロード(応募)した場合、(c)「見どころ」においてあらかじめ掲示されているQRコード(二次元コード)を撮影した場合のいずれかにおいて、表示切替えを行うようにしてもよい。
【0073】
(10)電子カメラ10は、次に巡るべき「見どころ」について、○印表示から◎印表示53へ切替えて液晶モニタ111に表示させる。これにより、参加者は、次に巡る「見どころ」を他の「見どころ」と容易に見分けることができる。
【0074】
(変形例1)
得点管理サーバ11が電子カメラ10へ提供するマップ情報にサムネイル画像を含めてもよい。図6は、変形例1の場合に電子カメラ10の液晶モニタ111に表示されるマップ情報を例示する図である。図6において、サービス利用者(参加者)が撮影動作を行った「見どころ」は、図5の☆印マーク52に代えて、参加者自身が撮影したサムネイル画像61で表示される。また、次に巡るべき「見どころ」は、図5の◎印マーク53に代えて、当該「見どころ」にあらかじめ設置されているカメラ(いわゆるライブカメラ)によって撮影されたサムネイル画像62で表示される。
【0075】
ライブカメラは、リアルタイムに「見どころ」の様子を撮影し、撮影画像を得点管理サーバ11へ逐次送信するように構成されている。得点管理サーバ11は、電子カメラ10へマップ情報を送信する際に、ライブカメラで撮影された最新のサムネイル画像62のデータを含めて電子カメラ10へ送信する。メインCPU108は、サムネイル画像61の場合は記録媒体10A内の画像ファイルから、サムネイル画像62の場合はマップ情報から、それぞれ読み込んで地図上の所定位置に重ねて表示させる。
【0076】
メインCPU108は、操作部材113が操作され、サムネイル画像62にポインタ63が重ねられた場合、当該サムネイル画像62の表示サイズを大きく伸ばして液晶モニタ111の表示範囲いっぱいに所定時間(たとえば、5秒間)表示させ(図7)、所定時間が経過すると元の表示(図6)に戻す。図7において、メインCPU108は、表示サイズを大きくしたサムネイル画像62Aを表示している間に操作部材113が操作され、表示延長が指示されると、拡大サムネイル画像62Aの表示時間をさらに5秒間延長させる。
【0077】
図6において同様に、操作部材113が操作され、サムネイル画像61にポインタ63が重ねられた場合、メインCPU108は、当該サムネイル画像61の表示サイズを大きく伸ばして液晶モニタ111の表示範囲いっぱいに所定時間(たとえば、5秒間)表示させ、所定時間が経過すると元の表示(図6)に戻す。メインCPU108は、表示サイズを大きくしたサムネイル画像を表示している間に操作部材113が操作され、表示延長が指示されると、拡大サムネイル画像の表示時間をさらに5秒間延長させる。
【0078】
次に巡る「見どころ」を示すサムネイル画像62は、たとえば太線もしくは二重線で囲むなどして既に巡った「見どころ」を示すサムネイル画像61と識別しやすくするのが好ましい。
【0079】
図6において○印表示されている「見どころ」についても、それぞれのライブカメラで撮影された最新のサムネイル画像をそれぞれ地図上の対応する位置に重ねて表示させる構成としてもよい。この場合、次に巡る「見どころ」と識別できるように、また、巡る順番がわかるように表示するのが好ましい。
【0080】
以上説明した変形例1によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ10は、次に巡るべき「見どころ」の位置について、ライブカメラによって撮影されたサムネイル画像62を液晶モニタ111に表示させる。これにより、参加者は、次に巡る「見どころ」位置および現在の様子を画像で知ることができる。
【0081】
(2)電子カメラ10は、既に巡った「見どころ」の位置について、電子カメラ10で撮影したサムネイル画像61を液晶モニタ111に表示させる。これにより、参加者は、巡った「見どころ」位置を画像で知ることができる。
【0082】
(3)電子カメラ10は、サムネイル画像61またはサムネイル画像62にポインタ63が重ねられた場合、当該サムネイル画像の表示サイズを大きく伸ばして液晶モニタ111に所定時間(たとえば、5秒間)表示させるようにした。これにより、参加者にとってサムネイル画像の内容がわかりやすくなる。
【0083】
(4)サムネイル画像にポインタ63を重ねるだけの簡単な操作で拡大サムネイル画像を表示でき、拡大表示時間の延長も可能に構成したので、参加者にとって使いやすい電子カメラ10が得られる。
【0084】
(変形例2)
得点管理サーバ11が電子カメラ10へ提供する上記サムネイル画像に混雑情報を含めてもよい。図7において、拡大サムネイル画像62Aに混雑情報71が重ねられている。混雑情報71は、たとえば、サムネイル画像62Aで示される「見どころ」からの単位時間当たりの応募数に応じて得点管理サーバ11が生成する。得点管理サーバ11は、混雑度を1〜4の4段階に区分し、最も空いている状態を「1」、最も混んでいる状態を「4」で表す。状態「1」は、3つの人型マークを全て白で表し、状態「2」は、3つの人型マークのうち1つを黒で表すとともに残り2つを白で表す。状態「3」は、3つの人型マークのうち2つを黒で表すとともに残り1つを白で表し、状態「4」は、3つの人型マークを全て黒で表す。
【0085】
以上説明した変形例2によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)得点管理サーバ11は、電子カメラ10へ提供するサムネイル画像に混雑情報を含めるので、参加者は、「見どころ」の混雑状況を知ることができる。
【0086】
(2)混雑情報は、「見どころ」からの単位時間当たりの応募数に応じて生成するようにしたので、撮影画像を解析して写っている人を数えるなどの複雑な処理を必要としない。
【0087】
(変形例3)
以上の説明では、電子カメラ10の地図上において「見どころ」に対応する位置を表すサムネイル画像として、ライブカメラで撮影されたサムネイル画像を用いる例を説明した。ライブカメラによる撮影画像の代わりに、他の参加者から応募された撮影画像によるサムネイル画像を用いてもよい。この場合の得点管理サーバ11は、電子カメラ10へマップ情報を送信する際に、他の参加者から応募された撮影画像のデータを含めて電子カメラ10へ送信する。ライブカメラを設置しなくてよいので、ライブカメラを設置する場合に比べてコストがかからない。
【0088】
(変形例4)
また、ライブカメラや他の参加者によって撮影されたサムネイル画像でなく、あらかじめ撮影され、得点管理サーバ11に格納されている画像を用いてもよい。この場合、得点管理サーバ11には、それぞれの「見どころ」における各季節で異なる時間帯の撮影画像がそれぞれ格納される。得点管理サーバ11は、参加者の電子カメラ10へマップ情報を送信する際に「見どころ」、季節、および時間帯が合致する撮影画像をデータベースから検索し、検索した画像のデータを含めて電子カメラ10へ送信する。ライブカメラを設置しなくてよい上に、たとえば、プロカメラマンによる撮影画像を参加者へ提供することも可能になる。
【0089】
(変形例5)
上述した説明において、「見どころ」にそれぞれアクセスポイント13を設ける例を説明したが、これらは1対1に対応しなくてもよい。たとえば、複数の「見どころ」に対して共通のアクセスポイント13を配設してもよいし、1つの「見どころ」に対応させて複数のアクセスポイント13を配設してもよい。参加者へ提供されるマップ情報には、「見どころ」とアクセスポイント13とのそれぞれの位置を示すとよい。
【0090】
(変形例6)
ポイント提供システムが観光地に関してマップ情報を参加者へ提供する例を説明したが、公園内、施設内、商店街、などに関するマップ情報を提供してもよい。この場合、「見どころ」の代わりに「チェック地点」または「応募地点」と呼ぶ。商業施設に関して情報を提供する場合、たとえば参加者が「チェック地点」で店舗を撮影すると、撮影内容に応じてポイントを生成し、生成したポイントが得点管理サーバ11に蓄積される。地図上において「チェック地点」に対応する位置を表すために参加者の電子カメラ10へ送信するサムネイル画像は、ライブカメラで撮影した画像を用いる場合はライブカメラによる撮影対象を「チェック地点」に対応する店内風景としてもよい。また、参加者の電子カメラ10へ送信するサムネイル画像に得点管理サーバ11に格納されている画像を用いる場合は、その店舗が扱う商品の画像を用いてもよい。
【0091】
以上説明した変形例6によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)電子カメラ10は、これから巡る「チェック地点」の位置について、ライブカメラによって撮影された店内画像を液晶モニタ111に表示させる。これにより、参加者は、「チェック地点」の空席状況を画像で知ることができる。
【0092】
(2)電子カメラ10は、これから巡る「チェック地点」の位置について、あらかじめ撮影され、得点管理サーバ11に格納されている商品の画像を液晶モニタ111に表示させる。これにより、参加者は、「チェック地点」の商品(レストランの場合はメニュー)を画像で知ることができる。
【0093】
(変形例7)
電子カメラ10が得点管理サーバ11から受信するマップ情報に、地図データ、「見どころ(チェック地点または応募地点)」を示す地点情報、ライブカメラによる画像および各地点を巡る推奨順序の情報を含めるように説明した。地図データは、あらかじめ電子カメラ10の記録媒体10Aもしくはリムーバブルディスク(不図示)内に保存しておいてもよい。この場合には、電子カメラ10が受信するマップ情報から地図データを省略することができる。
【0094】
(変形例8)
電子機器として電子カメラ10を例に説明したが、カメラ付き携帯電話機、カメラ付きPDAであってもよい。
【0095】
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。説明に用いた実施形態および変形例1〜変形例8は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】図1は、本発明の一実施形態による電子カメラを含めて構成したポイント提供システムを例示する図である。
【図2】電子カメラの要部構成を説明するブロック図である。
【図3】メインCPUが行う情報表示処理の流れを説明するフローチャートである。
【図4】メインCPUが行うカメラ処理の流れを説明するフローチャートである。
【図5】液晶モニタに表示されるマップ情報を例示する図である。
【図6】変形例1の場合に液晶モニタに表示されるマップ情報を例示する図である。
【図7】拡大サムネイル画像の表示例を説明する図である。
【符号の説明】
【0097】
10…電子カメラ
10A…記録媒体
11…得点管理サーバ
13…アクセスポイント
101…撮像素子
108…メインCPU
109…バッファメモリ
110…表示画像作成回路
111…液晶モニタ
112…外部インターフェイス
113…操作部材
116…無線インターフェイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置情報を検出する測位手段と、
前記位置情報に対応する地図画像を表示する地図表示手段と、
情報を受信する受信手段と、
前記受信手段で受信された受信情報が示す複数の地点を前記地図画像に含めるように前記地図表示手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする電子機器。
【請求項2】
請求項1に記載の電子機器において、
前記受信情報は前記複数の地点を巡る順序を示す情報を含み、
前記制御手段は、前記地図画像に前記順序を示す情報を含めるように前記地図表示手段を制御することを特徴とする電子機器。
【請求項3】
請求項1または2に記載の電子機器において、
前記複数の地点数は、増減自在に構成されていることを特徴とする電子機器。
【請求項4】
請求項3に記載の電子機器において、
前記複数の地点を巡る順序は、前記地点数、時刻、季節、天候、および前記複数の地点における混雑状況のうち少なくとも1つに応じて変更されることを特徴とする電子機器。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記制御手段は、前記複数の地点のうち既に巡った地点を他の地点と異なる態様で前記地図表示手段に表示させることを特徴とする電子機器。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記制御手段は、前記複数の地点のうち次に巡る地点を他の地点と異なる態様で前記地図表示手段に表示させることを特徴とする電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−51752(P2008−51752A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−230526(P2006−230526)
【出願日】平成18年8月28日(2006.8.28)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】