説明

音声通信端末、着信制御方法、および発信制御方法

【課題】着信時の居場所と送信元に応じて着信の通知をしないようにする。
【解決手段】アドレス帳に登録された電話番号から着信があった時に前記アドレス帳の設定項目を参照し、着信の通知が禁止されているか否かを判定するステップ(ステップS14)と、前記着信通知禁止設定が設定されていた場合、着信の通知を行わないステップ(ステップS15)と、前記着信通知禁止設定が設定されていない場合、着信の通知を行うステップ(ステップS19,20)とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の通信サービスを利用可能な音声通信端末、着信制御方法、および発信制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、固定電話と移動電話の融合(Fixed Mobile Convergence:FMC)が話題になっている(非特許文献1)。これは、自宅や会社では固定電話網(IP電話含む)を経由して通信を行い、外出時には移動通信網を経由して通信を行うものである。ユーザは通信を同一の(電話)番号やメールアドレスで利用でき、シームレスに自宅・会社・外出先にて通信が可能となる。
【非特許文献1】“世界で進む通信サービスの大変革 固定と携帯の融合 「FMC」最前線”,日経コミュニケーション,日経BP社,2005年5月1日,第437号,p.52−62
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、番号が一つであるために、会社にいても私用の電話が架かってきたときに通知されてしまう。また、自宅にいるときに社用の電話が架かっても、着信が通知されてしまう。
【0004】
また、会社にいる時、私用の電話をかけると、会社で私用している通話サービスを利用して発信されて会社への課金となってしまうということがある。
【0005】
また、場所に応じては複数の通信サービスを利用を利用することが出来るが、通信サービスに応じて通信料金が異なり、最適な通信サービスを選択することが困難であるという問題があった。
【0006】
本発明の目的は、着信時の居場所と送信元に応じて着信の通知をしないことが出来る音声通信端末および着信制御方法を提供することにある。
【0007】
また、本発明の別の目的は、複数の通信サービスを利用出来る場合に、発信先に応じて使用すべき通信サービスを選択可能な音声端末、および発信制御方法を提供することにある。
【0008】
また、本発明の別の目的は、複数の通信サービスを利用出来る場合に、安価な通信サービスを選択して発信可能な音声端末、および発信制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一例に係わる音声通信端末は、複数の通信サービスを利用可能な音声通信端末であって、着信で利用している通信サービスを検出する通信サービス識別部と、電話番号と、前記電話番号からの着信があった場合に着信時に利用されている通信サービスに応じて着信通知の禁止を設定するための着信通知禁止設定とを有するアドレス帳と、前記アドレス帳に登録された電話番号から着信があった時に前記アドレス帳の設定項目を参照し、前記着信通知禁止設定が設定されていた場合に着信の通知を行わず、前記着信通知禁止設定が設定されていない場合に着信の通知を行う着信時通話判断部とを具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
着信時の居場所と送信元に応じて着信の通知をしないことが出来る。
【0011】
複数の通信サービスを利用出来る場合に、発信先に応じて使用すべき通信サービスを選択可能になる。
【0012】
複数の通信サービスを利用出来る場合に、最適な通信サービスを選択して発信可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係わる音声通信端末としての携帯電話の概略構成を示すブロック図である。
【0015】
本ハイブリッド携帯電話は、図1に示されているように、CPU11、メモリ12、ユーザインターフェース(ユーザI/F)部13、移動通信網制御部14、無線通信部15、VoIP(Voice over Internet Protocol)部16、アドレス帳管理部17、通信サービス識別部(CS識別部)18、発信時通信サービス選択部(発信時CS選択部)19、着信時通話判断部20等を有する。この携帯電話10には、一つの電話番号が設定されており、設定されている一つの電話番号に架けることによって、居場所にかかわらず着信を行うことが可能である。
【0016】
CPU11は、本携帯電話10の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、フラッシュメモリ等の記憶部からメモリ12にロードされる、オペレーティングシステム、および各種機能を実行する。
【0017】
ユーザインターフェース部13は、数字ボタン、通話開始ボタン、通話終了ボタン等のボタン、およびディスプレイの表示を制御するモジュールである。
【0018】
移動通信網制御部14は、移動通信網を介して通話をおこなうためのモジュールである。
【0019】
無線通信部は15、無線LAN(Wi−Fi:Wireless Fidelity)やBluetooth(登録商標)等のワイヤレスによるデータ転送プロトコルによってデータ転送を行うモジュールである。
【0020】
VoIP部16は、無線通信部15によってインターネットプロトコル(IP)を利用して音声データを転送するためのモジュールである。
【0021】
アドレス帳管理部17は、電話番号および電話番号に対応する設定が格納されたアドレス帳を管理するためのモジュールである。
【0022】
通信サービス識別部18は、利用可能な通信サービスを識別するためのモジュールである。
【0023】
発信時通信サービス選択部19は、発信時に利用する通信サービスを選択するためのモジュールである。
【0024】
着信時通信サービス識別部21は、着信時に利用されている通信サービスをSIPサーバ情報や通信方式などから検出するためのモジュールである。
【0025】
着信時通話判断部20は、着信時に着信の通知/非通知を制御するためのモジュールである。
【0026】
この携帯電話10は、図2に示すように、「自宅」「会社」「屋外/車/街中」などで、移動通信網制御部14によってセルラー方式による移動通信網を介した音声通信(通常の携帯電話による通話・通信)が可能である。また、「自宅」で固定回線ブロードバンド・インターネット接続装置あるいはIP電話があり、そこに無線通信手段を持つ基地局(アクセスポイント)がある場合には、携帯電話から無線通信手段により基地局へ接続し、第1のIP電話通信サービスを介した通信が可能である。また、「会社」で固定回線ブロードバンド・インターネット接続装置あるいはIP電話があり、そこに無線通信手段を持つ基地局(アクセスポイント)がある場合には、携帯電話から無線通信部15により基地局へ接続し、第2のIP電話通信サービスを介した通信が可能である。
【0027】
一方、「屋外/車/街中」の近隣にホット・スポットなど公開された無線LAN基地局(アクセスポイント)がある場合、携帯電話から無線通信手段により基地局へ接続し、第3のIP電話通信サービスを介した通信が可能である。
【0028】
携帯電話10は、複数の通信サービスによって、発着信が可能である。この携帯電話10は、利用可能な通信サービスに応じて、発着信の制御を行っている。発着信の制御を行うために、図3に示す項目をユーザが事前に設定する必要がある。
【0029】
アドレス帳は、図4に示すように、管理番号、登録グループ、相手先名、住所、電話番号、番号識別名、メールアドレス、発信優先通信サービス、発信禁止通信サービス、着信禁止通信サービス等の項目がある。アドレス帳管理部17は、アドレス帳の作成/削除/追加/変更、が可能である。
【0030】
管理番号は、登録メンバーを識別するための登録メンバ毎に割り振られた通し番号であり、通常は自動的に番号が割り振られる。登録グループは、登録メンバーをグループ分け種別を記述するための項目である。相手先名は、メンバー(通話相手)の名前を登録するための項目である。住所は、メンバー(通話相手)の住所を登録するための項目である。
【0031】
電話番号は、メンバー(通話相手)の電話番号を登録するための項目である。電話番号は、一つの管理番号に対して複数登録できる。以下の項目は、電話番号毎に設定または登録される項目である。番号識別名は、電話番号を識別するための項目であり、通常「番号1」から割り振られる。メールアドレスは、電話番号に対して登録されたメールアドレスである。発信優先通信サービスは、発信時に優先する通信サービスを設定するための項目である。発信禁止サービスは、発信を禁止する通信サービスを設定するための項目である。着信禁止通信サービスは、着信通知を禁止する通信サービスを設定するための項目である。アドレス帳の登録されたデータの例を図5に示す。
【0032】
また、図3に示すように、アドレス帳に登録されていない未登録者に対して発信を行う場合に、利用できる通信サービスの中から利用する通信サービスをユーザに選択させるか否かを設定するための「未登録社への発信時の通信サービス確認」項目がある。アドレス帳に登録されていない未登録者に発信を行う場合、利用する通信サービスの優先度を設定するための「通信サービスの優先順位」項目が有る。契約或いは利用可能な通信サービスの通信料金の設定をするための「通信サービスの通信料金」項目がある。また、IP電話を利用する場合に必要な認証データを登録するための「通信サービス別の認証データ」項目がある。
【0033】
(着信制御)
携帯電話10は、登録メンバーから着信があった場合、アドレス帳の着信禁止通信サービスの設定に応じて、着信の通知/非通知を制御する。着信時の着信通知/非通知処理について説明する図6のフローチャートを参照して説明する。
【0034】
着信があると、着信時通話判断部20は、発信者の電話番号を識別する(ステップS11)。識別された電話番号がアドレス帳に登録されているか否かを判定する(ステップS12)。電話番号がアドレス帳に登録されている場合(ステップS12のYes)、着信時通信サービス識別部21が着信時に利用している通信サービスを識別する(ステップS13)。着信時通話判断部20は、アドレス帳の着信禁止通信サービスを参照し、識別された通信サービスが着信通知を禁止した通信サービスであるか否かを判定する(ステップS14)。
【0035】
通信サービス経路が受信を拒否する設定の場合(ステップS14のYes)、着信をユーザへ通知しないで、着信履歴データにその旨を記録する(ステップS15)。その一方で発信元に対しては、通常の携帯電話やサービスと同様の、事前に設定されている処理(たとえば留守番メッセージや留守録など)を実行する。
【0036】
発信者がアドレス帳に登録されていない場合(ステップS12のNo)、または受信拒否設定ではない場合(ステップS14のNo)、ユーザを呼び出すことが可能なモードであるかを判定する(ステップS16)。呼び出し可能なモードではない場合(ステップS16のNo)、所定の処理を行う(ステップS17)。
【0037】
呼び出し可能なモードの場合(ステップS16のYes)、マナーモードに設定されているか判定する(ステップS18)。マナーモードの場合(ステップS18のYes)、バイブレータ等の所定のインターフェースで着信を通知する(ステップS19)。マナーモードではない場合(ステップS18のNo)、着信音等の所定のインターフェースで着信を通知する(ステップS20)。
【0038】
上述したように、着信時に利用している通信サービスと、着信した電話番号とに応じて、着信の通知/非通知の制御を行うことによって、ユーザの居場所に応じて着信の通知を行わないようにすることが出来る。
【0039】
(発信制御)
携帯電話10は、発信時の居場所と発信先の電話番号に応じて、利用可能な通信サービスの中から好適な通信サービスを利用して発信することが出来る。
【0040】
なお、発信時の制御を図7のフローチャートを参照して説明する。
【0041】
発信要求があったら、通信サービス識別部18によって利用可能な通信サービスを検出する(ステップS31)。発信時通信サービス選択部19は、アドレス帳を参照し、発信先がアドレス帳に登録されている登録メンバーであるか判定する(ステップS32)。
【0042】
発信先が登録メンバーの場合(ステップS32のYes)、発信時通信サービス選択部19は、ステップS31に検出された利用可能な通信サービスとアドレス帳の発信禁止通信サービスとを参照し、発信禁止通信サービスに指定されていないサービスが利用可能な通信サービスにあるかを見ることによって、利用可能な通信サービス中に発信可能な通信サービスがあるか判定する(ステップS33)。
【0043】
発信可能な通信サービスがある場合(ステップS33のYes)、利用可能な通信サービスのなから発信先について設定されている優先度の高い通信サービス(CS)を選択して発信処理を行う(ステップS34)。
【0044】
発信先が登録メンバーではない場合(ステップS32のNo)、通信サービス識別部18は、未登録者への送信時の経路確認設定を参照し、通信サービス(CS)を確認するモードであるか判定する(ステップS35)。
【0045】
通信サービス(CS)を確認するモードの場合(ステップS35のYes)、発信時通信サービス選択部19はディスプレイに利用可能な通信サービスの一覧を表示させ、ユーザに発信に利用する通信サービスを選択させる(ステップS36)。なお、ユーザの操作により発信中の選択を行うことが出来るようにする。
【0046】
何れかの通信サービス(CS)が選択されたか判別する(ステップS37)。通信サービス(CS)が選択された場合(ステップS37のYes)、選択された通信サービスを利用して、発信を行う(ステップS38)。一定時間通信サービスが選択されない、または発信中止を選択した場合(ステップS37のNo)、発信を中止する(ステップS39)。
【0047】
通信サービス(CS)を確認するモードではない場合、ステップS31で確認された利用可能な通信サービスと予め設定されている通信サービスの通信料金とを比較し、利用かなおう通信サービスの中から、通信料金が最も安い通信サービス(CS)を判断する(ステップS40)。
【0048】
ステップS40で最も安い通信サービス(CS)を判断することが可能であったか判定する(ステップS41)。安い通信サービス(CS)の判断が可能であった場合(ステップS41のYes)、安価と判断された通信サービス(CS)を用いて発信を行う(ステップS42)。安い通信サービス(CS)の判断が可能であった場合(ステップS41のNo)、アドレス帳に登録されていない相手に発信を行う場合の通信サービスの優先順位を参照して、優先度の高い通信サービス(CS)を利用して発信を行う(ステップS43)
上述したように、発信時に利用できる通話サービスと、発信先電話番号に応じて、利用する通話サービスを選択することによって、例えば会社にいるときに私用の電話をかける場合に、会社が契約している通話サービスを利用することがない。
【0049】
また、「通信サービスの通信料金」項目を参照することによって安価な通信サービスを検出し、安価な通信サービスを利用して発信を行うことが出来る。
【0050】
発信元(通信相手)別に受信を許可しない通信サービスを設定できるようになり、場所(通信サービス)と相手により着信時の処理を選択し実行が可能になった。これにより、例えば会社で私用電話の着信をユーザは知らずに済むようになる。
【0051】
発信先(通信相手)別に送信を許可しない通信経路を設定できるようになり、場所(通信サービス)と相手により利用通信路を選択し実行が可能となった。
【0052】
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の一実施形態に係わる音声通信端末としての携帯電話の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係わる携帯電話の利用形態を示す図。
【図3】本発明の一実施形態に係わる携帯電話の設定項目を示す図。
【図4】本発明の一実施形態に係わる携帯電話のアドレス帳の設定項目を示す図。
【図5】本発明の一実施形態に係わるアドレス帳の一例を示す図。
【図6】本発明の一実施形態に係わる携帯電話の着信時の処理の手順を示すフローチャート。
【図7】本発明の一実施形態に係わる携帯電話の発信時の処理の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0054】
10…携帯電話,11…CPU,12…メモリ,13…ユーザインターフェース部,14…移動通信網制御部,15…無線通信部,16…VoIP部,17…アドレス帳管理部,18…通信サービス識別部,19…発信時通信サービス選択部,20…着信時通話判断部,21・・・着信時通信サービス識別部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の通信サービスを利用可能な音声通信端末であって、
着信で利用している通信サービスを検出する通信サービス識別部と、
電話番号と、前記電話番号からの着信があった場合に着信時に利用されている通信サービスに応じて着信通知の禁止を設定するための着信通知禁止設定とを有するアドレス帳と、
前記アドレス帳に登録された電話番号から着信があった時に前記アドレス帳の設定項目を参照し、前記着信通知禁止設定が設定されていた場合に着信の通知を行わず、前記着信通知禁止設定が設定されていない場合に着信の通知を行う着信時通話判断部とを具備することを特徴とする音声通信端末。
【請求項2】
複数の通信サービスは、セルラー方式で通信を行う第1の通信サービスと、インターネットプロトコルによる無線ネットワークを利用して通信を行う第2の通信サービスとを有することを特徴とする請求項1記載の音声通信端末。
【請求項3】
複数の通信サービスを利用可能な音声通信端末であって、
電話番号と、前記電話番号に対して発信を行う場合に発信を禁止する通話サービスを設定するための発信禁止設定とを有するアドレス帳と、
利用可能な通信サービスを検出する通信サービス識別部と、
前記アドレス帳に登録された電話番号に対して発信を行う時に前記アドレス帳の設定項目を参照し、前記通信サービス識別部で検出された利用可能な通信サービスの中に発信が禁止された通話サービス以外の通信サービスが有る場合に、発信が禁止されていない通信サービスを利用して発信を行う発信選択部とを具備することを特徴とする音声通信端末。
【請求項4】
複数の通信サービスは、セルラー方式で通信を行う第1の通信サービスと、インターネットプロトコルによる無線ネットワークを利用して通信を行う第2の通信サービスとを有することを特徴とする請求項3記載の音声通信端末。
【請求項5】
前記通信サービス識別部で検出された利用可能な通信サービスの中に発信が禁止された通話サービス以外の通信サービスが無い場合、前記通話選択部は、ユーザが選択した通信サービスを利用して発信を行うことを特徴とする請求項3記載の音声通信端末。
【請求項6】
複数の通信サービスを利用可能な音声通信端末であって、
利用可能な通信サービスの通信料金が格納された料金表と、
発信を行う場合、前記料金表を参照して、安価な通信料金の通信サービスを検出し、検出された通信サービスを利用して発信を行う発信選択部とを具備することを特徴とする音声通信端末。
【請求項7】
複数の通信サービスは、セルラー方式で通信を行う第1の通信サービスと、インターネットプロトコルによる無線ネットワークを利用して通信を行う第2の通信サービスとを有することを特徴とする請求項6記載の音声通信端末。
【請求項8】
複数の通信サービスを利用可能であって、電話番号と、前記電話番号からの着信があった場合に着信時に利用されている通信サービスに応じて着信通知の禁止を設定するための着信通知禁止設定とを有するアドレス帳を有する音声通信端末の着信制御方法において、
前記アドレス帳に登録された電話番号から着信があった時に前記アドレス帳の設定項目を参照し、着信の通知が禁止されているか否かを判定するステップと、
前記着信通知禁止設定が設定されていた場合、着信の通知を行わないステップと、
前記着信通知禁止設定が設定されていない場合、着信の通知を行うステップとを含むことを特徴とする着信制御方法。
【請求項9】
複数の通信サービスを利用可能であって、電話番号と、前記電話番号に対して発信を行う場合に発信を禁止する通話サービスを設定するための発信禁止設定とを有するアドレス帳を具備する音声通信端末の発信制御方法において、
利用可能な通信サービスを検出するステップと、
前記アドレス帳に登録された電話番号に対して発信を行う時に前記アドレス帳の設定項目を参照し、
前記通信サービス識別部で検出された利用可能な通信サービスの中に発信が禁止された通話サービス以外の通信サービスが有る場合に、発信が禁止されていない通信サービスを利用して発信を行うステップとを含むことを特徴とする発信制御方法。
【請求項10】
前記通信サービス識別部で検出された利用可能な通信サービスの中に発信が禁止された通話サービス以外の通信サービスが無い場合、前記通話選択部は、ユーザが選択した通信サービスを利用して発信を行うステップを含むことを特徴とする請求項9記載の発信制御方法。
【請求項11】
複数の通信サービスを利用可能であって、利用可能な通信サービスの通信料金が格納された料金表を具備する音声通信端末の発信制御方法において、
発信を行う場合、前記料金表を参照して、安価な通信料金の通信サービスを検出するステップと、
検出された通信サービスを利用して発信を行うステップとを含むことを特徴とする発信制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−36391(P2007−36391A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−213211(P2005−213211)
【出願日】平成17年7月22日(2005.7.22)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】