説明

IDO阻害剤

ここに示すのは、以下の式


からなる化合物、ならびにその化合物からなる医薬組成物であり、R1、R4およびR5は本書で定義している。 このような化合物および組成物はインドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼの活性を和らげること、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO) 媒介免疫抑制の治療、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ の酵素活性を阻害することによって改善する状態の治療、抗がん剤投与を含む抗がん剤治療の効果増強、腫瘍特異的免疫抑制の治療、および感染症に関連した免疫抑制の治療に役立つ。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式:
【化125】

にしたがう化合物、その互変異性体、あるいはその医薬的に受容可能な塩であって、ここで、
R1は水素、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキルまたは−(C1−C6)アルキル−RB1であって、ここで、
RB1は、RB2、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであって、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基によって随意に置換され、ここで、
各RB2は、独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−OR、-SR、-NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)Rまたは−N(R)S(O)2Rであり;かつ
R5は、(i)
【化126】

であって、式中
R11は水素、R20またはR40であって、ここで、
R40は、−OR、-SR、-NR2、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−C1−C6アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−C1−C6アルキル−Q−RA1、−C1−C6アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1または−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−QRA1であって、ここで、
各Qは、独立して-C(RA2)2−、-O-、−N(RA2)−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、-S(O)2−、−C(O)N(RA2)−、−N(RA2)C(O)−、−C(O)O−または−OC(O)−であって、ここで、各RA2は、独立して水素、C1−C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり;
RA1は、RA3、C1−C6アルキル、-C1−C6アルキル-RA3、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールあるいはヘテロアリールであって、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は1個、2個、3個もしくは4個のRA3基によって随意に置換され、ここで、
各RA3は、独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、-SR、−NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)2R、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールは、各々独立してR30または-C1−C6アルキル-R30である1個、2個、3個もしくは4個の基で各々随意に置換され、ここで、R30はハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR11、-SR11、-N(R11)2、−C(O)OR11、−C(O)N(R11)2、−C(O)R11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)OR11、−S(O)2OR11、−S(O)N(R11)2、−S(O)2N(R11)2、−OC(O)R11、−OC(O)OR11、−OC(O)N(R11)2、−N(R11)C(O)R11、−N(R11)C(O)OR11、−N(R11)C(O)N(R11)2、−N(R11)S(O)R11、−N(R11)S(O)2R11、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルであり、各R11は独立して水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキルまたはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、
あるいは、RA1およびRA2は同一の炭素原子に結合する場合、一緒になって=C3−C8シクロアルキルまたは=ヘテロシクリルを形成し、該シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、各々独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)R、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)2R、C1−C6アルキルもしくはC1−C6ハロアルキルである1個、2個、3個もしくは4個の基で随意に置換され;
R13は水素または-SHであり;かつ
R12、R14、およびR15は、各々独立して水素またはR20であり、または
R14およびR15は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、縮合したフェニル、縮合した5もしくは6員の単環のヘテロアリール、縮合した5もしくは6員の単環のシクロアルキル、縮合した5もしくは6員の単環のシクロアルケニルまたは縮合した単環の5もしくは6員のヘテロシクリルを形成し、各縮合環は、1個、2個、3個もしくは4個のR20基で随意に置換されるか、
あるいは、(ii)R5は、ひとつのR40基で随意に置換されるヘテロアリールであり、かつ各々独立してR20である1個、2個もしくは3個の基で随意に置換され;
各R20は、独立して、ハロゲン、シアノ、−OR、-SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2R、−C(O)R2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキルまたはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり;
各Rは、独立して水素またはR2であり、ここでR2は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキル、またはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルは、各々独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR10、-SR10、−N(R10)2、−C(O)OR10、−C(O)N(R10)2、−C(O)R10、−S(O)R10、−S(O)2R10、−S(O)OR10、−S(O)2OR10、−S(O)N(R10)2、−S(O)2N(R10)2、−OC(O)R10、−OC(O)OR10、−OC(O)N(R10)2、−N(R10)C(O)R10、−N(R10)C(O)OR10、−N(R10)C(O)N(R10)2、−N(R10)S(O)R10、−N(R10)S(O)2R10、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールである1個、2個、3個もしくは4個の基で各々随意に置換され、各R10は、独立して水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキルまたはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、
ただし、
(i)R1が、-(CH2)3-4-NH2でも、-(CH2)1-2-C(O)NH2でも、-(CH2)2-3-C(O)N(H)CH3でも、−(CH2)1−2N(H)C(O)CH3でも、-(CH2)2-OHでも、-(CH2)3-チオモルホリニルでもなく;かつ
(ii)R1が水素またはC1-C5アルキルである場合、R11はR40であり、R40はヒドロキシでも、アミノでも、チオールでも、C1-C3アルコキシでも、ベンジルオキシでもなく;
(iii)該化合物は、
【数9】

ではない、
ことを条件とする、化合物、その互変異性体、あるいはその医薬的に受容可能な塩。
【請求項2】

【化127】

である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R11が-ORまたは-SRである請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R11が−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−C(RA2)2−RA1、または−(C1−C6)アルキル−Q−C1−C6アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−C(RA2)2−(C1−C6)アルキル−QRA1であって、各Qが独立して−O-、−N(RA2)−、または−S−である請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
R12、R14、およびR15が、各々独立して水素、ハロゲン、シアノ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、−OR、-SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2Rであり、R11は−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−C(RA2)2−RA1、または−(C1−C6)アルキル−Q−C1−C6アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−C(RA2)2−(C1−C6)アルキル−QRA1であり、各Qが独立して−O-、−N(RA2)−、または−S−である請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
R11が、−O(C1−C6)アルキル−RA1、-C1−C6アルキル−ORA1、−C1−C6アルキル−C(CH3)2−RA1、−O(C1−C6)アルキル−C(CH3)2−RA1、−C1−C6アルキル−O(C1−C6)アルキル−RA1、または−O(C1−C6)アルキル−C(CH3)2−(C1−C6)アルキル−ORA1である請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
R1が、-(C1-C6)アルキル-RB2である請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
R1が水素である請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R1が-(C1-C6)アルキル-RB1であって、RB1がC3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基が、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換される請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
R1が-(C1-C6)アルキル-RB1であって、RB1が1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換されるフェニルである請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
R1が-(C1-C6)アルキル-RB1であって、RB1が、ひとつのRB2基で随意に置換されるフェニルであり、ここで、RB2がハロゲン、シアノ、ニトロ、−ORB20、-SRB20、-N(RB20)2、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルであり、RB20が水素またはC1-C6アルキルである請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
医薬的に受容可能な賦形剤、希釈剤または担体と請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物とを含む、医薬組成物。
【請求項13】
治療を必要とする対象におけるインドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)媒介免疫抑制を治療するための方法であって、インドールアミン-2,3-ジオキシゲナーゼ阻害有効量の、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物または請求項12に記載の医薬組成物を投与する工程を含む、方法。
【請求項14】
前記免疫抑制が、感染症または癌と関係がある、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記感染症が、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、サイトメガロウィルス(CMV)、エプスタインバーウィルス(EBV)、ポリオウィルス、水痘‐帯状疱疹ウィルス、コクサッキーウィルス、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)からなる群より選択されるウイルス感染である、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記感染症が、結核またはリーシュマニア症である、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記免疫抑制が、癌と関係がある、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記癌が、結腸癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌、肺癌、脳の癌、卵巣癌、頸癌、精巣癌、腎臓癌、頭部の癌または頸部の癌、リンパ腫、白血病または黒色腫である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
医薬上受容可能な賦形剤、希釈剤、または担体および式:
【化128】

に記載の化合物、その互変異性体、またはその医薬的に受容可能な塩を含む、医薬組成物であって、ここで、
R1およびR4の少なくとも一方が水素であるという条件下で、R1およびR4はそれぞれ独立して水素、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、−(C1−C6)アルキル−RB1、−(C1−C6)アルキル−Z−(C1−C6)アルキル−RB1または−(C1−C6)アルキル−Z−(C1−C6)アルキル−Z-RB1であって、ここで
それぞれのZは独立して-O-、-N(RZ)-、-S-、-S(O)-または−S(O)2-であって、RZは水素またはC1−C6アルキルであり;かつ
RB1は、RB2、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであって、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基によって随意に置換され、ここで
それぞれのRB2は独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−OR、-SR、-NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、または−N(R)S(O)2Rであり;かつ
R5は(i)
【化129】

であって、式中
R13は水素または-SHであり;かつ
R11、R12、R14、およびR15は各々独立して水素またはR20であり、または
R11およびR12もしくはR14およびR15のうちの一方は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、縮合したフェニル、縮合した5もしくは6員の単環のヘテロアリール、縮合した5もしくは6員の単環のシクロアルキル、縮合した5もしくは6員の単環のシクロアルケニルまたは縮合した単環の5もしくは6員のヘテロシクリルを形成し、各縮合環は、1個、2個、3個もしくは4個のR20基で随意に置換されるか、
あるいは、(ii)R5は、各々独立してR20である1個、2個、3個もしくは4個の基で随意に置換されるヘテロアリールであり、
各R20は、独立して、ハロゲン、シアノ、−OR、-SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2R、−C(O)R2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキル、ヘテロアリール(C1−C6)アルキル、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−C1−C6アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−C1−C6アルキル−Q−RA1、−C1−C6アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−QRA1であり、ここで、
各Qは、独立して-C(RA2)2−、-O-、−N(RA2)−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、-S(O)2−、−C(O)N(RA2)−、−N(RA2)C(O)−、−C(O)O−または−OC(O)−であって、各RA2は、独立して水素、C1−C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり、
RA1はRA3、C1−C6アルキル、-C1−C6アルキル-RA3、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであって、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、1個、2個、3個もしくは4個のRA3基によって随意に置換され、ここで
各RA3は、独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、-SR、−NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)2R、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールは、各々独立してR30または-C1−C6アルキル-R30である1個、2個、3個もしくは4個の基で各々随意に置換され、R30はハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR11、-SR11、-N(R11)2、−C(O)OR11、−C(O)N(R11)2、−C(O)R11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)OR11、−S(O)2OR11、−S(O)N(R11)2、−S(O)2N(R11)2、−OC(O)R11、−OC(O)OR11、−OC(O)N(R11)2、−N(R11)C(O)R11、−N(R11)C(O)OR11、−N(R11)C(O)N(R11)2、−N(R11)S(O)R11、−N(R11)S(O)2R11、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルであり、各R11は、独立して水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキルまたはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、
または、RA1およびRA2は同一の炭素原子に結合する場合、一緒になって=C3−C8シクロアルキルまたは=ヘテロシクリルを形成し、該シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、各々独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)R、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)2R、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルである1個、2個、3個もしくは4個の基で随意に置換されるか;
または、R20およびR1は一緒になって-CH2CH2W-、-CH2WCH2-、−WCH2CH2-、−C(H)=C(H)−、-C(H)=C(H)W−または−WC(H)=C(H)−を形成し、ここで、Wは-O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、または−NH−であり、かつ
各Rは、独立して水素またはR2であり、ここで、R2は、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキルまたはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、該アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルは、各々独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR10、-SR10、−N(R10)2、−C(O)OR10、−C(O)N(R10)2、−C(O)R10、−S(O)R10、−S(O)2R10、−S(O)OR10、−S(O)2OR10、−S(O)N(R10)2、−S(O)2N(R10)2、−OC(O)R10、−OC(O)OR10、−OC(O)N(R10)2、−N(R10)C(O)R10、−N(R10)C(O)OR10、−N(R10)C(O)N(R10)2、−N(R10)S(O)R10、−N(R10)S(O)2R10、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールである1個、2個、3個もしくは4個の基で各々随意に置換され、各R10は、独立して水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキル、またはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、
ただし、
(i)R1が,-(CH2)3-4-NH2でも、-(CH2)1-2-C(O)NH2でも、-(CH2)2-3-C(O)N(H)CH3でも、−(CH2)1−2N(H)C(O)CH3でも、-(CH2)2-OHでも、-(CH2)3-チオモルホリニルでもなく;かつ
(ii)該化合物は、
【数10】

【数11】

ではない、ことを条件とする、医薬組成物。
【請求項20】
前記化合物が、式
【化130】

のものである、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記化合物が、式
【化131】

のものである、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項22】
前記化合物が、式
【化132】

のものである、請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項23】
R5
【化133】

であり、R11、R12、R14およびR15は、各々独立して水素またはR20であり、あるいはR11およびR12もしくはR14およびR15の一方は、それらに結合する炭素原子と一緒に、縮合フェニル、縮合した5もしくは6員の単環ヘテロアリール、縮合した5もしくは6員の単環シクロアルキル、縮合した5もしくは6員の単環シクロアルケニルまたは縮合した単環の5もしくは6員のヘテロシクリルを形成し、各縮合環は、1個、2個、3個もしくは4個のR20基で随意に置換され;かつ、R11、R12、R13、R14およびR15のうちの少なくとも1つが水素ではないという条件の下で、R13は水素または-SHである、請求項19〜22のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項24】
R11、R12、R14およびR15のうちの一つがハロゲン、シアノ、−OR、-SR、−NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2R、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−Q−RA1、−C1−C6アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−QRA1であり、かつR13が水素または-SHである、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項25】
R11が、−OR、-SR、-NR2、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−Q−RA1、−C1−C6アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−QRA1である、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項26】
R11が-ORまたは-SRである、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項27】
R11が、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−C(RA2)2−RA1、または−(C1−C6)アルキル−Q−C1−C6アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−C(RA2)2−(C1−C6)アルキル−QRA1であって、各Qが、独立して−O-、−N(RA2)−、または−S−である、請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項28】
R11、R12、R14およびR15が、独立して水素、ハロゲン、シアノ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、−OR、-SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2Rであり、R13が、水素または-SHである請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項29】
R11が-OH、-OCH3、または-SHであり、R13が水素または-SHであり、かつR12、R14およびR15の少なくとも一つがフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、またはエチルである請求項23に記載の医薬組成物。
【請求項30】
R5が、各々独立してR20である1個、2個、3個もしくは4個の基で随意に置換されたヘテロアリールである、請求項19〜22のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項31】
R5が、ベンゾチオフェニル、ピロロピリジニル、イミダゾピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル、インドリル、インドリニル、ベンゾチアジアゾリル、ジヒドロベンゾジオキシニル、テトラヒドロピリミジニル、ピリジニル、ピリミジニル、チエニルまたはイソオキサゾリルであり、これらは、各々随意に、各々独立してR20である1個、2個、3個もしくは4個の基を有する、請求項19〜22のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項32】
R5がベンゾ[b]チオフェン-3-イル、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル、7-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル、キノリン-8-イル、7-クロロキノリン-4-イル、2,8-ビス(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル、5-クロロ-8-ヒドロキシキノリン-7-イル、イソキノリン-4-イル、イソキノリン-5-イル、2-カルボキシ-1,6-ナフチリジン-8-イル、1H-インドール-7-イル、1H-インドール-6-イル、1H-インドール-5-イル、9H-プリン-6-イル、2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-6-イル、2,3-ジオキソインドリン-5-イル、2,3-ジオキソインドリン-7-イル、ベンゾ[c][1,2,5]チアジアゾール-4-イル、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル、1,3-ジメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4,-テトラヒドロピリミジン-5-イル、2-モルホリノピリジン-3-イル、4-ヒドロキシビフェニル-3-イル、2-ヒドロキシピリジン-3-イル、2,5-ジクロロチオフェン-3-イルまたは3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イルである、請求項19〜22のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項33】
R1が、水素、C1-C6アルキルまたは-(C1-C6)アルキル-RB1であって、RB1は、RB2、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換される、請求項19〜32のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項34】
R1が、−(C1−C6)アルキル−RB2である請求項19〜32のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項35】
RB2が、−OR、-SR、-NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、または−N(R)C(O)NR2である請求項33または34に記載の医薬組成物。
【請求項36】
R1が、-(C1-C6)アルキル-RB1であって、RB1が、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基が、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換される請求項19〜32のいずれか一項に記載の医薬組成物。
【請求項37】
RB1が、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換されるフェニルである請求項36に記載の医薬組成物。
【請求項38】
各RB2が、独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−ORB20、−SRB20、-N(RB20)2、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルであり、RB20が水素またはC1-C6アルキルである、請求項37に記載の医薬組成物。
【請求項39】
前記化合物が、表1、2、3、4または5に記載の化合物、またはその医薬上許容される塩である請求項19に記載の医薬組成物。
【請求項40】
治療を必要とする対象における、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)媒介免疫抑制を治療するための方法であって、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ阻害有効量の、請求項19〜39のいずれか一項に記載の医薬組成物を投与する工程を包含する、方法。
【請求項41】
前記免疫抑制は感染症または癌と関係がある、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記感染症は、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、サイトメガロウィルス(CMV)、エプスタインバーウィルス(EBV)、ポリオウィルス、水痘‐帯状疱疹ウィルス、コクサッキーウィルス、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)からなる群より選択されるウイルス感染である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記感染症は結核またはリーシュマニア症である、請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記免疫抑制は、癌と関係がある、請求項41に記載の方法。
【請求項45】
前記癌は、結腸癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌、肺癌、脳の癌、卵巣癌、頸癌、精巣癌、腎臓癌、頭部の癌または頸部の癌、リンパ腫、白血病または黒色腫である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
治療を必要とする対象における、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ(IDO)媒介免疫抑制を治療するための方法であって、インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ阻害有効量の、式:
【化134】

に記載の化合物、その互変異性体、またはその医薬的に受容可能な塩を投与する工程を包含し、ここで、
R1およびR4のうちの少なくとも一方が水素であるという条件下で、R1およびR4は、それぞれ独立して水素、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、−(C1−C6)アルキル−RB1、−(C1−C6)アルキル−Z−(C1−C6)アルキル−RB1、または−(C1−C6)アルキル−Z−(C1−C6)アルキル−Z-RB1であって、ここで、
それぞれのZは、独立して-O-、-N(RZ)-、-S-、-S(O)-または−S(O)2-であって、ここで、RZは水素またはC1−C6アルキルであり;ならびに
RB1は、RB2、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであって、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は1個、2個、3個もしくは4個のRB2基によって随意に置換され、ここで、
それぞれのRB2は、独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、−OR、-SR、-NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)Rまたは−N(R)S(O)2Rであり;かつ
R5は、アリールまたはヘテロアリールであり、これらは各々、各々独立してR20である1個、2個、3個もしくは4個の基で随意に置換され、ここで、
各R20は、独立してハロゲン、シアノ、−OR、-SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2R、−C(O)R2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキル、ヘテロアリール(C1−C6)アルキル、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−C1−C6アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−C1−C6アルキル−Q−RA1、−C1−C6アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−QRA1であり、ここで、
各Qは、独立して-C(RA2)2−、-O-、−N(RA2)−、−S−、−C(O)−、−S(O)−、-S(O)2−、−C(O)N(RA2)−、−N(RA2)C(O)−、−C(O)O−または−OC(O)−であって、各RA2は、独立して水素、C1−C6アルキルまたはC1-C6ハロアルキルであり、
RA1は、RA3、C1−C6アルキル、-C1−C6アルキル-RA3、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであって、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は1個、2個、3個もしくは4個のRA3基によって随意に置換され、
各RA3は、独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、-SR、−NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)2R、C1−C6アルキル、C1−C6ハロアルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリールは、各々独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR11、-SR11、-N(R11)2、−C(O)OR11、−C(O)N(R11)2、−C(O)R11、−S(O)R11、−S(O)2R11、−S(O)OR11、−S(O)2OR11、−S(O)N(R11)2、−S(O)2N(R11)2、−OC(O)R11、−OC(O)OR11、−OC(O)N(R11)2、−N(R11)C(O)R11、−N(R11)C(O)OR11、−N(R11)C(O)N(R11)2、−N(R11)S(O)R11、−N(R11)S(O)2R11、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルである1個、2個、3個もしくは4個の基で各々随意に置換され、各R11は、独立して水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキルまたはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、
あるいは、RA1およびRA2は同一の炭素原子に結合する場合、一緒になって=C3−C8シクロアルキルまたは=ヘテロシクリルを形成し、該シクロアルキルおよびヘテロシクリルは、各々独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR、−SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)R、−S(O)R、−S(O)2R、−S(O)OR、−S(O)2OR、−S(O)NR2、−S(O)2NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)R、−N(R)S(O)2R、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルである1個、2個、3個もしくは4個の基で随意に置換され、
あるいはR20およびR1は一緒になって-CH2CH2W-、-CH2WCH2-、−WCH2CH2-、−C(H)=C(H)−、-C(H)=C(H)W−または−WC(H)=C(H)−を形成し、ここで、Wは-O−、−S−、−S(O)−、−S(O)2−、または−NH−であり、かつ
各Rは、独立して水素またはR2であり、R2はC1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキル、またはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、該アルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリールアルキルおよびヘテロアリールアルキルは、各々独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−OR10、-SR10、−N(R10)2、−C(O)OR10、−C(O)N(R10)2、−C(O)R10、−S(O)R10、−S(O)2R10、−S(O)OR10、−S(O)2OR10、−S(O)N(R10)2、−S(O)2N(R10)2、−OC(O)R10、−OC(O)OR10、−OC(O)N(R10)2、−N(R10)C(O)R10、−N(R10)C(O)OR10、−N(R10)C(O)N(R10)2、−N(R10)S(O)R10、−N(R10)S(O)2R10、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3-C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールである1個、2個、3個もしくは4個の基で各々随意に置換され、各R10は、独立して水素、C1−C6アルキル、C2−C6アルケニル、C2−C6アルキニル、C1−C6ハロアルキル、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、C3−C8シクロアルキル(C1−C6)アルキル、ヘテロシクリル(C1−C6)アルキル、アリール(C1−C6)アルキルまたはヘテロアリール(C1−C6)アルキルであり、
ただし、
(i)R1が、-(CH2)3-4-NH2でも、-(CH2)1-2-C(O)NH2でも、-(CH2)2-3-C(O)N(H)CH3でも、−(CH2)12N(H)C(O)CH3でも、-(CH2)2-OHでも、-(CH2)3-チオモルホリニルでもなく;かつ
(ii)該化合物は:
4-フェニル-1H-イミダゾール;
4-(4-シアノフェニル)-1H-イミダゾール;
2-(2-(1H-イミダゾール-5-イル)フェノキシ)エタンアミン;
4-メチル-5-フェニル-1H-イミダゾール;
イミダゾ[5,1-a]イソキノリン;および
4-フェニル-1H-ピラゾール
ではない、ことを条件とする、方法。
【請求項47】
前記化合物が、式
【化135】

のものである、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記化合物が、式
【化136】

のものである、請求項46に記載の方法。
【請求項49】
R11、R12、R13、R14、およびR15のうちの少なくとも一つが水素ではないという条件の下で、R5
【化137】

であり、R11、R12、R13、R14、およびR15は各々独立して水素またはR20である、請求項46〜48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項50】
R11、R12、R13、R14およびR15のうちの一つは、ハロゲン、シアノ、−OR、-SR、−NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2R、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−Q−RA1、−C1−C6アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1または−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−QRA1である、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
R11は、−OR、-SR、-NR2、−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−C1−C6アルキル−Q-RA1、−Q−(C1−C6)アルキル−Q−RA1、−C1−C6アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−RA1、または−Q(C1−C6)アルキル−Q−(C1−C6)アルキル−QRA1である、請求項49に記載の方法。
【請求項52】
R11は-ORまたは-SRである、請求項49に記載の方法。
【請求項53】
R11は−C1−C6アルキル−RA1、−Q−(C1−C6)アルキル-RA1、−C1−C6アルキル-Q-RA1、−Q−(C1−C6)アルキル-C(RA2)2−RA1、-(C1−C6)アルキル−Q−C1−C6アルキル−RA1または−Q(C1−C6)アルキル−C(RA2)2−(C1−C6)アルキル−QRA1であり、各Qは、独立して−O-、−N(RA2)−または−S−である、請求項49に記載の方法。
【請求項54】
R11、R12、R13、R14、およびR15は、独立して水素、ハロゲン、シアノ、C1-C6アルキル、C1-C6ハロアルキル、−OR、-SR、-NR2、−C(O)OR、−C(O)NR2、−N(R)S(O)2Rである、請求項49に記載の方法。
【請求項55】
R5は、各々独立してR20である1個、2個、3個もしくは4個の基で随意に置換されたヘテロアリールである、請求項46〜48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項56】
R5は、ベンゾチオフェニル、ピロロピリジニル、イミダゾピリジニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフチリジニル、インドリル、インドリニル、ベンゾチアジアゾリル、ジヒドロベンゾジオキシニル、テトラヒドロピリミジニル、ピリジニル、ピリミジニル、チエニルまたはイソオキサゾリルであり、これらは、各々随意に、各々独立してR20である1個、2個、3個もしくは4個の基を有する、請求項46〜48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項57】
R5は、ベンゾ[b]チオフェン-3-イル、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-3-イル、1H-ピロロ[2,3-b]ピリジン-5-イル、7-メチルイミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル、キノリン-8-イル、7-クロロキノリン-4-イル、2,8-ビス(トリフルオロメチル)キノリン-4-イル、5-クロロ-8-ヒドロキシキノリン-7-イル、イソキノリン-4-イル、イソキノリン-5-イル、2-カルボキシ-1,6-ナフチリジン-8-イル、1H-インドール-7-イル、1H-インドール-6-イル、1H-インドール-5-イル、9H-プリン-6-イル、2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-6-イル、2,3-ジオキソインドリン-5-イル、2,3-ジオキソインドリン-7-イル、ベンゾ[c][1,2,5]チアジアゾール-4-イル、2,3-ジヒドロベンゾ[b][1,4]ジオキシン-6-イル、1,3-ジメチル-2,4-ジオキソ-1,2,3,4,-テトラヒドロピリミジン-5-イル、2-モルホリノピリジン-3-イル、4-ヒドロキシビフェニル-3-イル、2-ヒドロキシピリジン-3-イル、2,5-ジクロロチオフェン-3-イルまたは3,5-ジメチルイソキサゾール-4-イルである、請求項46〜48のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
R1は水素、C1-C6アルキルまたは-(C1-C6)アルキル-RB1であって、RB1は、RB2、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換される、請求項46〜57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項59】
R1は-(C1-C6)アルキル-RB2である、請求項46〜57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項60】
RB2は、−OR、-SR、-NR2、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−OC(O)R、−OC(O)OR、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)ORまたは−N(R)C(O)NR2である、請求項58または59に記載の方法。
【請求項61】
R1は-(C1-C6)アルキル-RB1であって、RB1は、C3−C8シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールまたはヘテロアリールであり、該シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリールおよびヘテロアリール基は、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換される、請求項46〜57のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
RB1が、1個、2個、3個もしくは4個のRB2基で随意に置換されるフェニルである、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
各RB2が、独立してハロゲン、シアノ、ニトロ、−ORB20、−SRB20、-N(RB20)2、C1−C6アルキルまたはC1−C6ハロアルキルであり、RB20が、水素またはC1-C6アルキルである、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記化合物が、(i)表1、2、3、4または5に記載の化合物、またはその医薬上許容される塩、あるいは(ii):
1-フェネチル-5-フェニル-1H-イミダゾール;
2-(5-フェニル-1H-イミダゾール-1-イル)エタンアミン;
エチル3-(5-フェニル-1H-イミダゾール-1-イル)プロパノエート
4-ベンジル-5-フェニル-1H-イミダゾール;
4-フェネチル-5-フェニル-1H-イミダゾール;
3-(1H-イミダゾール-5-イル)ベンゾニトリル;
4-(1H-イミダゾール-4-イル)安息香酸メチル;
4-(1H-イミダゾール-4-イル)安息香酸;
またはそれらの医薬上許容される塩、
である、請求項46に記載の方法。
【請求項65】
前記免疫抑制は感染症、または癌と関係がある、請求項46〜64のいずれか一項に記載の方法。
【請求項66】
前記感染症は、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒトパピローマウイルス(HPV)、サイトメガロウィルス(CMV)、エプスタインバーウィルス(EBV)、ポリオウィルス、水痘‐帯状疱疹ウィルス、コクサッキーウィルス、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)からなる群より選択されるウイルス感染である、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記感染症は結核またはリーシュマニア症である、請求項65に記載の方法。
【請求項68】
前記免疫抑制は、癌と関係がある、請求項65に記載の方法。
【請求項69】
前記癌は、結腸癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌、肺癌、脳の癌、卵巣癌、頸癌、精巣癌、腎臓癌、頭部の癌または頸部の癌、リンパ腫、白血病または黒色腫である、請求項68に記載の方法。

【公表番号】特表2011−518841(P2011−518841A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−506469(P2011−506469)
【出願日】平成21年4月24日(2009.4.24)
【国際出願番号】PCT/US2009/041609
【国際公開番号】WO2009/132238
【国際公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(510149677)ニューリンク ジェネティクス, インコーポレイテッド (2)
【出願人】(505362045)ランケナー インスティテュート フォー メディカル リサーチ (3)
【Fターム(参考)】