説明

Web掲示板システム、旅行計画支援方法、およびセンタサーバ

【課題】複数人で旅行を計画する場合の旅行計画の立案の負担を軽減することができるWeb掲示板システム10を提供する。
【解決手段】本発明のWeb掲示板システム10は、チャットの各メッセージ内に所定の記号で示された文字列を目的地点とみなして目的地点のリストを自動作成するセンタサーバ20を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数人による旅行計画の立案を支援する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
下記の特許文献1には、ユーザの端末から、ネットワークを介して、旅行支援サーバに、目的地点、到着時刻、経由地点等の情報を登録することにより、旅行支援サーバが誘導経路を探索し、ナビゲーション装置が起動した場合に、当該ナビゲーション装置に探索した誘導経路を送信することで、ナビゲーション装置を直接操作しなくても目的地点や誘導経路等の情報をナビゲーション装置に設定することができる旅行支援システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−143358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、複数人で旅行を計画する場合、複数人がチャット等で話し合いながら旅行計画を決める場合がある。目的地点や経由地点が最終的に決定した場合には、旅行者の誰かが、それらの情報をナビゲーション装置に設定する必要がある。しかし、経由地点が複数あった場合には、ナビゲーション装置への設定作業に時間がかかる場合がある。
【0005】
また、経由地点を通過する時刻は、実際に経路を引いてみないとわからない場合があり、旅行計画を最終的に決定するまでには、ナビゲーション装置で経路を引いてから他の旅行者に再度了解を得ることが必要な場合がある。上記特許文献1の技術は、ナビゲーション装置を直接操作しなくても、目的地点や誘導経路等の情報をナビゲーション装置に設定することはできるが、複数人で旅行を計画する場合の旅行計画の立案の負担を軽減できるものではない。
【0006】
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、複数人で旅行を計画する場合の旅行計画の立案の負担を軽減することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、例えば、本発明の第一の態様は、ナビゲーション装置と、
複数のユーザ端末と、
通信ネットワークを介して前記ナビゲーション装置および前記複数のユーザ端末と通信するセンタサーバと
を備え、
前記センタサーバは、
前記ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を格納する位置情報格納部と、
目的地点を示す記号を格納する記号情報格納部と、
地点を示す文字列に対応付けて、当該地点の位置情報を格納する地図データベースと、
前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に、文字列が示す地点の位置情報を対応する文字列と共に格納する目的地点情報格納部と、
前記ナビゲーション装置から当該ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を受信した場合に、受信した現在位置を示す情報で前記位置情報格納部内の情報を更新する位置情報更新部と、
チャットにログインしているユーザのIDを管理し、チャットにログインしているユーザが使用するユーザ端末からメッセージを受信した場合に、受信したメッセージをチャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信するチャットサービス部と、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記目的地点を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する地点の位置情報を前記地図データベースから抽出する記号処理部と、
前記記号処理部が抽出した文字列および位置情報を前記目的地点情報格納部に追加格納し、前記目的地点情報格納部内の文字列を、対応する位置情報が前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順にソートし、ソートした文字列に前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に番号を対応付けて、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信する目的地点情報更新部と
を有し、
前記ユーザ端末は、
ユーザの操作に応じて入力されたメッセージを前記センタサーバへ送信すると共に、前記センタサーバから送信されたメッセージを表示するチャットクライアント部と、
前記センタサーバから送信された文字列を、前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に並べて表示する目的地点情報表示部と
を有し、
前記ナビゲーション装置は、
当該ナビゲーション装置の現在位置を算出する現在位置算出部と、
所定のタイミングで、前記現在位置算出部により算出された現在位置を、前記センタサーバへ送信する現在位置送信部と
を有することを特徴とするWeb掲示板システムを提供する。
【0008】
また、本発明の第二の態様は、ナビゲーション装置と、
複数のユーザ端末と、
通信ネットワークを介して前記ナビゲーション装置および前記複数のユーザ端末と通信するセンタサーバと
を備えるWeb掲示板システムにおける旅行計画支援方法であって、
前記センタサーバが、
前記ナビゲーション装置から当該ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を受信した場合に、位置情報格納部内に格納されている前記ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を、受信した現在位置を示す情報で更新する位置情報更新ステップと、
チャットにログインしているユーザのIDを管理し、チャットにログインしているユーザが使用するユーザ端末からメッセージを受信した場合に、受信したメッセージをチャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信するチャットサービスステップと、
前記チャットサービスステップにおいてユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記目的地点を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する地点の位置情報を、地点を示す文字列に対応付けて当該地点の位置情報を格納する地図データベースから抽出する記号処理ステップと、
前記記号処理ステップにおいて抽出した文字列および位置情報を、前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に、文字列が示す地点の位置情報を対応する文字列と共に格納する目的地点情報格納部に追加格納し、前記目的地点情報格納部内の文字列を、対応する位置情報が前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順にソートし、ソートした文字列に前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に番号を対応付けて、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信する目的地点情報更新ステップと
を実行し、
前記ユーザ端末が、
ユーザの操作に応じて入力されたメッセージを前記センタサーバへ送信すると共に、前記センタサーバから送信されたメッセージを表示するチャットクライアントステップと、
前記センタサーバから送信された文字列を、前記ナビゲーション装置に近い順に並べて表示する目的地点情報表示ステップと
を実行し、
前記ナビゲーション装置が、
当該ナビゲーション装置の現在位置を算出する現在位置算出ステップと、
所定のタイミングで、前記現在位置算出ステップにおいて算出した現在位置を、前記センタサーバへ送信する現在位置送信ステップと
を実行することを特徴とする旅行計画支援方法を提供する。
【0009】
また、本発明の第三の態様は、ナビゲーション装置および複数のユーザ端末と通信ネットワークを介して通信するセンタサーバであって、
前記ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を格納する位置情報格納部と、
目的地点を示す記号を格納する記号情報格納部と、
地点を示す文字列に対応付けて、当該地点の位置情報を格納する地図データベースと、
前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に、文字列が示す地点の位置情報を対応する文字列と共に格納する目的地点情報格納部と、
前記ナビゲーション装置から当該ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を受信した場合に、受信した現在位置を示す情報で前記位置情報格納部内の情報を更新する位置情報更新部と、
チャットにログインしているユーザのIDを管理し、チャットにログインしているユーザが使用するユーザ端末からメッセージを受信した場合に、受信したメッセージをチャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信するチャットサービス部と、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記目的地点を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する地点の位置情報を前記地図データベースから抽出する記号処理部と、
前記記号処理部が抽出した文字列および位置情報を前記目的地点情報格納部に追加格納し、前記目的地点情報格納部内の文字列を、対応する位置情報が前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順にソートし、ソートした文字列に前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に番号を対応付けて、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信する目的地点情報更新部と
を備えることを特徴とするセンタサーバを提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数人で旅行を計画する場合の旅行計画の立案の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の一実施形態に係るWeb掲示板システム10の構成を示すシステム構成図である。
【図2】ナビゲーション装置30の構成の一例を示すハードウェア構成図である。
【図3】ナビゲーション装置30の機能構成の一例を示すブロック図である。
【図4】リンクデータ格納部33内に格納されるリンクテーブル330のデータ構造の一例を示す概念図である。
【図5】ナビゲーション装置30の動作の一例を示すフローチャートである。
【図6】ナビゲーション装置30のディスプレイ106に表示される表示画面50の一例を示す概念図である。
【図7】ナビゲーション装置30のディスプレイ106に表示される表示画面50の一例を示す概念図である。
【図8】ユーザ端末40の機能構成の一例を示すブロック図である。
【図9】ユーザ端末40の動作の一例を示すフローチャートである。
【図10】ユーザ端末40の表示装置45に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図11】ユーザ端末40の表示装置45に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図12】ユーザ端末40の表示装置45に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図13】ユーザ端末40の表示装置45に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図14】ユーザ端末40の表示装置45に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図15】ユーザ端末40の表示装置45に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図16】ユーザ端末40の表示装置45に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図17】センタサーバ20の機能構成の一例を示すブロック図である。
【図18】位置情報格納部200に格納されるデータの構造の一例を示す概念図である。
【図19】目的地点情報格納部201に格納されるデータの構造の一例を示す概念図である。
【図20】地図DB202に格納される地点情報テーブル2020のデータ構造の一例を示す概念図である。
【図21】ID情報格納部203に格納されるデータの構造の一例を示す概念図である。
【図22】経路情報格納部204に格納されるデータの構造の一例を示す概念図である。
【図23】待合せ情報格納部205に格納されるデータの構造の一例を示す概念図である。
【図24】記号情報格納部212に格納されるデータの構造の一例を示す概念図である。
【図25】コマンド情報格納部213に格納されるデータの構造の一例を示す概念図である。
【図26】センタサーバ20の動作の一例を示すフローチャートである。
【図27】センタサーバ20によって実行される記号処理(S320)の一例を示すフローチャートである。
【図28】ユーザ端末40に表示される表示画面60の一例を示す概念図である。
【図29】センタサーバ20によって実行される経路探索処理(S340)の一例を示すフローチャートである。
【図30】センタサーバ20またはユーザ端末40の機能を実現するコンピュータ70の構成の一例を示すハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係るWeb掲示板システム10の構成を示すシステム構成図である。Web掲示板システム10は、センタサーバ20、ナビゲーション装置30、およびユーザ端末40を備える。センタサーバ20およびナビゲーション装置30は、通信回線11に接続され、通信回線11を介して互いに通信する。
【0014】
ナビゲーション装置30は、車両13に搭載され、通信装置14と接続される。通信装置14は、WCDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)やPHS(Personal Handyphone System)等の無線通信方式に基づいて最寄の基地局12と通信する。ナビゲーション装置30は、通信装置14および基地局12を介して、センタサーバ20と通信してデータを送受信する。
【0015】
図2は、ナビゲーション装置30の構成の一例を示すハードウェア構成図である。ナビゲーション装置30は、演算処理部100と、記憶装置107と、音声入出力装置108と、入力装置111と、ROM装置114と、車速センサ115と、ジャイロセンサ116と、GPS(Global Positioning System)受信装置117と、FM多重放送受信装置118と、ビーコン受信装置119とを備える。
【0016】
演算処理部100は、様々な処理を行う中心的ユニットである。例えば各種センサ(車速センサ115やジャイロセンサ116)、GPS受信装置117、FM多重放送受信装置118等から出力される情報を基にしてナビゲーション装置30の現在位置を検出する。また、演算処理部100は、得られた現在地情報に基づいて、表示に必要な地図データを記憶装置107あるいはROM装置114から読み出す。
【0017】
また、演算処理部100は、読み出した地図データをグラフィックス展開し、そこに現在位置を示すマークを重ねてディスプレイ106に表示する。また、記憶装置107またはROM装置114に記憶されている地図データ等を用いて、ユーザから指示された出発地点(または現在位置)と目的地点とを結ぶ最適な経路(推奨経路)を探索する。また、スピーカ110やディスプレイ106を用いてユーザを誘導する。
【0018】
ナビゲーション装置30の演算処理部100では、各デバイスがバス105で接続されている。演算処理部100は、数値演算および各デバイスを制御するといった様々な処理を実行するCPU(Central Processing Unit)101と、記憶装置107から読み出した地図データ、演算データ等を格納するRAM(Random Access Memory)102と、プログラムやデータを格納するROM(Read Only Memory)103と、各種ハードウェアを演算処理部100と接続するためのI/F(インターフェイス)104とを有する。
【0019】
ディスプレイ106は、演算処理部100等で生成されたグラフィックス情報を表示するユニットである。ディスプレイ106は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどで構成される。記憶装置107は、HDDや不揮発性メモリカードといった、少なくとも読み書きが可能な記憶媒体で構成される。この記憶媒体には、通常の経路探索装置に必要な地図データ(地図上の道路を構成するリンクのリンクデータを含む)であるリンクテーブル等が格納されている。
【0020】
音声入出力装置108は、マイクロフォン109およびスピーカ110を有する。マイクロフォン109は、運転者等の搭乗者が発した音声を取得する。スピーカ110は、演算処理部100で生成されたユーザへのメッセージを音声信号として出力する。マイクロフォン109とスピーカ110とは、車両13の所定の部位に、別個に配されている。ただし、一体の筐体に収納されていてもよい。ナビゲーション装置30は、マイクロフォン109およびスピーカ110を、それぞれ複数備えることができる。
【0021】
入力装置111は、ユーザからの指示をユーザによる操作を介して受け付ける装置である。入力装置111は、タッチパネル112と、ダイヤルスイッチ113と、その他のハードスイッチ(図示しない)などで構成される。
【0022】
タッチパネル112は、ディスプレイ106の表示面側に搭載され、表示画面を透視可能である。タッチパネル112は、ディスプレイ106に表示された画像のXY座標と対応したタッチ位置を特定し、タッチ位置を座標に変換して出力する。タッチパネル112は、感圧式または静電式の入力検出素子などにより構成される。
【0023】
ダイヤルスイッチ113は、時計回り及び反時計回りに回転可能に構成され、所定の角度の回転毎にパルス信号を発生し、演算処理部100に出力する。演算処理部100では、パルス信号の数から、回転角度を求める。
【0024】
ROM装置114は、CD-ROMやDVD-ROM等のROM(Read Only Memory)や、IC(Integrated Circuit)カードといった、少なくとも読み取りが可能な記憶媒体で構成されている。この記憶媒体には、例えば、動画データや、音声データなどが記憶されている。
【0025】
車速センサ115、ジャイロセンサ116、およびGPS受信装置117は、ナビゲーション装置30で現在位置を検出するために使用されるものである。車速センサ115は、車速を算出するのに用いる値を出力するセンサである。ジャイロセンサ116は、光ファイバジャイロや振動ジャイロ等で構成され、移動体の回転による角速度を検出するものである。
【0026】
GPS受信装置117は、GPS衛星からの信号を受信し移動体とGPS衛星間の距離と距離の変化率とを3個以上の衛星に対して測定することで移動体の現在位置、進行速度および進行方位を測定するものである。
【0027】
FM多重放送受信装置118は、FM多重放送局から送られてくるFM多重放送信号を受信する。FM多重放送には、VICS(Vehicle Information Communication System:登録商標)情報の概略現況交通情報、規制情報、SA/PA(サービスエリア/パーキングエリア)情報、駐車場情報、天気情報などやFM多重一般情報としてラジオ局が提供する文字情報などがある。
【0028】
ビーコン受信装置119は、VICS情報などの概略現況交通情報、規制情報、SA/PA情報、駐車場情報、天気情報や緊急警報などを受信する。ビーコン受信装置119は、例えば、光により通信する光ビーコン、電波により通信する電波ビーコン等の受信装置である。
【0029】
図3は、ナビゲーション装置30の機能構成の一例を示すブロック図である。ナビゲーション装置30は、現在位置算出部31、位置情報送信部32、リンクデータ格納部33、経路誘導部34、メッセージ送受信部35、音声変換部36、およびテキスト変換部37を備える。
【0030】
リンクデータ格納部33には、道路を示すリンクに関する情報を格納するリンクテーブルや地図データ等が格納されている。リンクテーブル330には、例えば図4に示すように、リンクに関するデータが、所定の地図領域毎のメッシュデータ331として格納されている。それぞれのメッシュデータ331には、それぞれのメッシュを識別するメッシュID332およびメッシュ内のリンクに関するデータであるリンクデータ333等が含まれている。
【0031】
それぞれのリンクデータ333には、それぞれのリンクを識別するリンクID334、リンクの開始ノード座標335、リンクの終了ノード座標336、リンクの道路種別337、リンク長338、リンクの開始ノードに接続されている他のリンクの識別情報である開始接続リンク339、リンクの終了ノードに接続されている他のリンクの識別情報である終了接続リンク340、およびリンクに対応する道路の名称341等が予め格納されている。
【0032】
現在位置算出部31は、所定のタイミングで、車速センサ115、ジャイロセンサ116、GPS受信装置117等のセンサから出力される信号をもとに、リンクデータ格納部33内の情報を参照して、ナビゲーション装置30の現在位置を算出し、算出した現在位置を位置情報送信部32および経路誘導部34に渡す。位置情報送信部32は、現在位置算出部31から受け取った現在位置の情報を通信装置14を介してセンタサーバ20へ送信する。
【0033】
次に、経路誘導部34、メッセージ送受信部35、音声変換部36、およびテキスト変換部37の処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。例えば電源が投入されることにより、ナビゲーション装置30は、本フローチャートに示す動作を開始する。
【0034】
まず、メッセージ送受信部35は、通信装置14を介してセンタサーバ20のチャットサービスにログインする(S100)。メッセージ送受信部35は、ナビゲーション装置30のIDでログインすると共に、ナビゲーション装置30のユーザのIDでもログインする。ここで、本実施形態においてチャット掲示板は、ナビゲーション装置30毎に設けられており、どの掲示板に対するログインや投稿なのかは、ナビゲーション装置30のIDで区別される。そのため、ユーザのIDでログインする場合、メッセージ送受信部35は、ナビゲーション装置30のIDも併せてセンタサーバ20に通知する。
【0035】
次に、経路誘導部34は、通信装置14を介してセンタサーバ20から経路情報を受信したか否かを判定する(S101)。経路情報を受信していない場合(S101:No)、テキスト変換部37は、ステップS105に示す処理を実行する。経路情報を受信した場合(S101:Yes)、経路誘導部34は、受信した経路情報を設定するか否かを問い合わせるメッセージをディスプレイ106に表示する(S102)。経路誘導部34は、例えば図6に示すように、ディスプレイ106の表示画面50にポップアップ53として設定確認メッセージを表示する。
【0036】
次に、経路誘導部34は、入力装置111を介してユーザから経路情報の設定が許可されたか否かを判定する(S103)。経路情報の設定が許可されなかった場合(S103:No)、経路誘導部34は受信した経路情報を破棄し、テキスト変換部37は、ステップS105に示す処理を実行する。
【0037】
一方、経路情報の設定が許可された場合(S103:Yes)、経路誘導部34は、受信した経路情報を設定し、リンクデータ格納部33内のデータおよび現在位置算出部31によって算出された現在位置に基づいて経路誘導を開始する(S104)。経路誘導部34は、経路誘導において、設定した経路を示す画像をディスプレイ106に表示したり、設定した経路上の交差点を誘導するための音声をスピーカ110から出力する。
【0038】
次に、テキスト変換部37は、ユーザがチャットに投稿するメッセージを発言したか否かを判定する(S105)。テキスト変換部37は、例えば、チャットに投稿するメッセージを入力する旨を指示するためのスイッチ(図示せず)が押下されている間に、マイクロフォン109を介してユーザが発生した音声を受け付けた場合に、ユーザがチャットに投稿するメッセージを発言したと判定する。
【0039】
ユーザがチャットに投稿するメッセージを発言した場合(S105:Yes)、テキスト変換部37は、ユーザの音声を音声認識技術を用いてテキスト化し、テキスト化したチャットメッセージをメッセージ送受信部35に送る。メッセージ送受信部35は、テキスト変換部37から受け取ったチャットメッセージを、ユーザのIDおよびナビゲーション装置30のIDに対応付けて通信装置14を介してセンタサーバ20へ送信し(S106)、テキスト変換部37は、再びステップS105に示した処理を実行する。
【0040】
一方、ユーザがチャットに投稿するメッセージを発言していない場合(S105:No)、メッセージ送受信部35は、通信装置14を介してセンタサーバ20からチャットメッセージを受信したか否かを判定する(S107)。チャットメッセージを受信した場合(S107:Yes)、メッセージ送受信部35は、受信したチャットメッセージをディスプレイ106に表示すると共に、音声変換部36へ送る。
【0041】
例えばディスプレイ106の表示画面50が図7(a)の状態のときに、チャットメッセージを受信した場合、メッセージ送受信部35は、図7(b)に示すように、表示画面50を2つの領域にわけ、一方の領域51に今まで表示されていた内容を継続して表示し、他方の領域52に受信したチャットメッセージを表示する。図7(b)では、ユーザ「ケンジ」のチャットメッセージを受信した場合の表示例を示している。この場合、表示可能な範囲で、ナビゲーション装置30が起動してから受信した過去のチャットメッセージを表示するようにすることが好ましい。
【0042】
次に、音声変換部36は、メッセージ送受信部35から受け取ったチャットメッセージを、TTS(Text-To-Speech)により合成音で読み上げてスピーカ110を介して出力し(S108)、テキスト変換部37は、再びステップS105に示した処理を実行する。
【0043】
ステップS107においてチャットメッセージを受信していない場合(S107:No)、経路誘導部34は、ナビゲーション装置30が搭載された車両13のステータスが変化したか否かを判定する(S109)。車両13のステータスの変化とは、例えば、ナビゲーション装置30の現在位置が所定距離以上変化した場合、目的地点までの所要時間が所定時間以上変化した場合、走行中の道路の混雑状況が変化した場合などである。
【0044】
車両13のステータスが変化した場合(S109:Yes)、経路誘導部34は、車両13のステータスを示す情報をメッセージ送受信部35へ送る。メッセージ送受信部35は、経路誘導部34から受け取ったステータス情報を、チャットメッセージとしてナビゲーション装置30のIDと共に、通信装置14を介してセンタサーバ20へ送信し(S110)、テキスト変換部37は、再びステップS105に示した処理を実行する。なお、車両13のステータスが変化しなくても、メッセージ送受信部35は、定期的に車両13のステータス情報をチャットメッセージとしてセンタサーバ20へ送信するようにしてもよい。
【0045】
ステップS109において車両13のステータスが変化していない場合(S109:No)、メッセージ送受信部35は、通信装置14を介してセンタサーバ20からコマンドを受信したか否かを判定する(S111)。センタサーバ20から送信されるコマンドは、ナビゲーション装置30が搭載された車両13の状態を問い合わせるコマンドであって、例えば現在位置、目的地点、到着予定時刻、または走行中の道路の混雑状況等を問い合わせるコマンドである。
【0046】
コマンドを受信した場合(S111:Yes)、メッセージ送受信部35は、受信したコマンドを経路誘導部34へ送る。経路誘導部34は、メッセージ送受信部35から受け取ったコマンドに対応する処理を実行し、実行結果をメッセージ送受信部35へ返す。メッセージ送受信部35は、コマンドの実行結果をチャットメッセージとしてナビゲーション装置30のIDと共に通信装置14を介してセンタサーバ20へ送信し(S112)、テキスト変換部37は、再びステップS105に示した処理を実行する。
【0047】
ステップS111においてコマンドを受信していない場合(S111:No)、経路誘導部34は、ナビゲーション装置30の電源が遮断されたか否かを判定する(S113)。ナビゲーション装置30の電源が遮断された場合(S113:Yes)、位置情報送信部32は、二次電池等の給電により動作して、現在位置算出部31によって最後に算出されたナビゲーション装置30の現在位置を、ナビゲーション装置30のIDと共に通信装置14を介してセンタサーバ20へ送信する(S114)。
【0048】
次に、メッセージ送受信部35は、二次電池等の給電により動作して、通信装置14を介してセンタサーバ20へ、ユーザおよびナビゲーション装置30のIDを含むログアウト要求を送信し(S115)、ナビゲーション装置30は、本フローチャートに示した動作を終了する。
【0049】
ステップS113においてナビゲーション装置30の電源が遮断されていない場合(S113:No)、経路誘導部34は、通信装置14を介してセンタサーバ20から新たに経路情報を受信したか否かを判定する(S116)。新たに経路情報を受信した場合(S116:Yes)、経路誘導部34は、再びステップS102に示した処理を実行する。一方、新たに経路情報を受信していない場合(S116:No)、テキスト変換部37は、再びステップS105に示した処理を実行する。
【0050】
なお、上記したナビゲーション装置30内の各機能ブロックは、図2におけるCPU101が所定のプログラムを読み込み実行することにより構築される。そのため、RAM102には、各機能部の処理を実現するためのプログラムが記憶されている。
【0051】
また、上記した各構成要素は、ナビゲーション装置30の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。そのため、構成要素の分類の仕方やその名称によって、本願発明が制限されることはない。ナビゲーション装置30の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
【0052】
また、各機能部は、ハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各機能部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
【0053】
次に、ユーザ端末40について説明する。図8は、ユーザ端末40の機能構成の一例を示すブロック図である。ユーザ端末40は、チャットクライアント部41、目的地点情報表示部42、および経路探索指示部43を備える。ユーザ端末40には、入力装置44および表示装置45が接続されている。
【0054】
次に、ユーザ端末40の動作について、図9を参照して説明する。図9は、ユーザ端末40の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、電源が投入されて、ユーザのIDでセンタサーバ20に、ユーザのID、ナビゲーション装置30のID、およびパスワードを含むログイン要求を送信し、ログインが成功した場合に、ユーザ端末40は、本フローチャートに示す動作を開始する。
【0055】
まず、チャットクライアント部41は、表示装置45に図10に示す表示画面60を表示する(S200)。表示画面60には、サービス種別61毎に表示領域が設けられる。チャットのサービスに対応する表示領域62には、目的地点の一覧が表示される領域620、チャットメッセージが表示される領域621、待合せ場所の画像が表示される領域622、所定の記号を表示する領域623、チャットメッセージを書き込むための領域624、領域624に書き込まれたチャットメッセージを送信するための送信ボタン625、および、センタサーバ20にログアウト要求を送信するためのログアウトボタン626が表示される。
【0056】
また、経路設定のサービスに対応する領域63には、例えば図11に示すように、目的地点の一覧が表示される領域630、決定した経路の概要を表示するための領域631、目的地点の通過順番および出発時刻を設定するための領域632、経路探索をセンタサーバ20に指示するための経路探索ボタン633、および決定した経路の情報をナビゲーション装置30へ送信するための経路送信ボタン634が表示される。なお、領域630には、領域620と同様の情報が表示される。
【0057】
図9に戻って説明を続ける。チャットクライアント部41は、通信回線11を介してセンタサーバ20からチャットメッセージを受信したか否かを判定する(S201)。チャットメッセージを受信した場合(S201:Yes)、チャットクライアント部41は、受信したチャットメッセージを、例えば図12に示すように、領域621に表示し(S202)、再びステップS201に示した処理を実行する。
【0058】
一方、チャットメッセージを受信していない場合(S201:No)、チャットクライアント部41は、ユーザによる入力装置44の操作に応じて、送信ボタン625が押下されたか否かを判定することにより、チャットメッセージの送信を指示されたか否かを判定する(S203)。チャットメッセージの送信を指示された場合(S203:Yes)、チャットクライアント部41は、領域624に入力されているテキストをチャットメッセージとして、ユーザおよびナビゲーション装置30のIDと共に通信回線11を介してセンタサーバ20へ送信し(S204)、再びステップS201に示した処理を実行する。
【0059】
なお、ユーザは、入力装置44を操作して、領域623内の記号を選択して領域624のテキスト内に埋め込むことができる。チャットクライアント部41は、領域624内に埋め込まれた記号については、当該記号に対して予め割り当てられた記号IDに変換してセンタサーバ20へ送信する。
【0060】
ステップS203においてチャットメッセージの送信を指示されていない場合(S203:No)、目的地点情報表示部42は、目的地点情報を受信したか否かを判定する(S205)。ここで、目的地点情報とは、番号が対応付けられた1つ以上の文字列である。
【0061】
目的地点情報を受信した場合(S205:Yes)、目的地点情報表示部42は、受信した目的地点情報を領域620および領域630に表示し(S206)、チャットクライアント部41は、再びステップS201に示した処理を実行する。目的地点情報表示部42は、例えば図12に示すように、目的地点情報に含まれる文字列毎に、対応付けられている番号が小さいものから順に、車両の現在位置を表すカーマークの近くから遠くに一列に配置する。
【0062】
なお、目的地点情報表示部42は、センタサーバ20から出発時刻を受信した場合、図12の領域620に表示されているカーマークの隣に受信した出発時刻を表示する。また、目的地点情報表示部42は、目的地点情報に含まれる文字列に、待合せ場所である旨を示す情報が対応付けられている場合に、当該文字列の脇に、待合せ場所である旨を示す記号を表示する。
【0063】
ステップS205において目的地点情報を受信していない場合(S205:No)、経路探索指示部43は、ユーザによる入力装置44の操作に応じて、経路探索ボタン633が押下されたか否かを判定することにより、経路探索が指示されたか否かを判定する(S207)。経路探索が指示されたか否かを判定する(S207)。経路探索が指示された場合(S207:Yes)、経路探索指示部43は、領域632に設定された内容に基づいて経路探索指示を通信回線11を介してセンタサーバ20に指示し、チャットクライアント部41は、再びステップS201に示した処理を実行する。
【0064】
例えば、図13に示すような表示画面60の状態で、経路探索ボタン633が押下された場合、経路探索指示部43は、領域632において、マスに表示されている番号に対応する文字列を特定し、カーマークに近いマスに対応する文字列の地点から順に通過する経路の探索をセンタサーバ20に指示する。図13の例において、領域632のマスにはカーマークに近い順に、「1」、「2」、「3」の番号が表示されているので、経路探索指示部43は、「ケンジの自宅」、「世田谷区***4-2-5」、「江ノ島」の順に通過する経路の探索をセンタサーバ20に指示する。
【0065】
なお、図13に示す例において、領域632には、領域630に表示された内容が自動的に表示され、入力装置44を介した操作に応じて、ユーザは、通過する地点の順番を自由に入れ替えることができる。また、領域632内の出発時刻についても同様に、ユーザは入力装置44を操作して変更することができる。また、ユーザは、入力装置44を操作して、領域632に表示されている、目的地点を示す番号を削除することにより、対応する目的地点を通らない経路を探索させることができる。
【0066】
経路探索指示部43は、経路探索指示をセンタサーバ20へ送信した後、センタサーバ20から探索結果を受信し、受信した探索結果を例えば図14に示すようなポップアップ636で表示画面60に表示する。ユーザは、入力装置44を操作して、探索結果の中から1つの経路のラジオボタン637にチェックを入れて決定ボタン638を押下することにより、探索された複数の経路の中から1つを選択する。経路探索指示部43は、選択された経路のIDをセンタサーバ20へ送信すると共に、選択された経路の情報を、例えば図15に示すように、領域631に表示する。
【0067】
ステップS207において経路探索が指示されていない場合(S207:No)、経路探索指示部43は、他のユーザが選択した経路の情報を受信したか否かを判定する(S209)。他のユーザが選択した経路の情報を受信した場合(S209:Yes)、経路探索指示部43は、例えば図15に示すように、受信した経路の情報を領域631に表示し(S210)、チャットクライアント部41は、再びステップS201に示した処理を実行する。
【0068】
他のユーザが選択した経路の情報を受信していない場合(S209:No)、チャットクライアント部41は、待合せ情報を受信したか否かを判定する(S211)。待合せ情報とは、経由地点を示す番号が対応付けられた画像であって、当該経由地点における待ち合わせ場所を示す画像である。
【0069】
待合せ情報を受信した場合(S211:Yes)、チャットクライアント部41は、受信した待合せ場所を示す画像を、対応する地点を示す文字列に割り当てられた番号に対応付けて、例えば図16に示すように、領域622に表示し(S212)、チャットクライアント部41は、再びステップS201に示した処理を実行する。
【0070】
ステップS211において待合せ情報を受信していない場合(S211:No)、チャットクライアント部41は、ユーザによる入力装置44の操作に応じて、ログアウトボタン626が押下されたか否かを判定することにより、ログアウトが指示されたか否かを判定する(S213)。ログアウトが指示された場合(S213:Yes)、チャットクライアント部41は、ユーザおよびナビゲーション装置30のIDを含むログアウト要求をセンタサーバ20へ送信し、本フローチャートに示した動作を終了する。
【0071】
ログアウトが指示されていない場合(S213:No)、チャットクライアント部41は、入力装置44を介して、ユーザによるその他の操作が行われたか否かを判定する(S214)。その他の操作が行われていない場合(S214:No)、チャットクライアント部41は、再びステップS201に示した処理を実行する。
【0072】
その他の操作が行われた場合(S214:Yes)、チャットクライアント部41は、操作に従った表示を行う。なお、経路設定画面において、ユーザによる入力装置44の操作によって経路送信ボタン634が押下された場合、経路探索指示部43は、ナビIDを含み、領域631に表示された経路の情報をナビゲーション装置30へ送信するための経路送信指示をセンタサーバ20へ送信する。
【0073】
次に、センタサーバ20について説明する。図17は、センタサーバ20の機能構成の一例を示すブロック図である。センタサーバ20は、位置情報格納部200、目的地点情報格納部201、地図DB(データベース)202、ID情報格納部203、経路情報格納部204、待合せ情報格納部205、位置情報更新部206、目的地点情報更新部207、記号処理部208、チャットサービス部209、経路探索部210、待合せ情報提供部211、記号情報格納部212、およびコマンド情報格納部213を備える。
【0074】
位置情報格納部200には、例えば図18に示すように、それぞれのナビゲーション装置30を識別するナビID2000に対応付けて、当該ナビゲーション装置30の位置情報2001、当該ナビゲーション装置30のアドレス2002、および位置情報2001が最後に更新された日時を示す更新日時2003が格納される。アドレス2002は、例えばIPアドレスである。
【0075】
目的地点情報格納部201には、例えば図19に示すように、ナビID2010毎に目的地点テーブル2011が格納される。それぞれの目的地点テーブル2011には、目的地点を示す目的地点テーブル2011に対応付けて、当該地点の位置情報2013、および、当該地点が待合せ場所か否かを示す待合せフラグ2014が格納される。待合せフラグ2014には、対応する地点が待合せ場所として指定された場合に1が、対応する地点が待合せ場所として指定されていない場合に0が格納される。
【0076】
地図DB202には、図20に示すような地点情報テーブル2020が予め格納されている。地点情報テーブル2020には、地点を示す複数の文字列2021に対応付けて、当該地点の位置情報2022、および、当該地点に位置する施設の施設名2023が格納されている。
【0077】
ID情報格納部203には、例えば図21に示すように、ナビID2030毎にテーブル2031が格納される。それぞれのテーブル2031には、それぞれのユーザを識別するユーザID2032に対応付けて、当該ユーザを認証する際のパスワード2033、当該ユーザがチャットにログインしているか否かを示す状態2034、および、当該ユーザが使用しているユーザ端末40のアドレス2035が格納される。状態2034には、対応するユーザがログイン中である場合に1が、対応するユーザがログインしていない場合に0が格納される。なお、本実施形態では、ナビゲーション装置30もユーザとしてチャットに参加することができる。そのため、ナビゲーション装置30についても、ユーザIDやパスワード等に所定のデータが格納される。
【0078】
経路情報格納部204には、例えば図22に示すように、ナビID2040毎に、経路情報2041が格納されている。経路情報2041には、出発地点の位置情報、出発時刻、目的地点の位置情報、目的地点への到着予定時刻、出発地点から目的地点までに通過する経由地点の位置情報、それぞれの経由地点を通過する時刻、それぞれの地点間で通過するリンクのID等が格納される。
【0079】
待合せ情報格納部205には、例えば図23に示すように、それぞれの施設の名称2050毎に待合せ情報テーブル2051が格納されている。それぞれの待合せ情報テーブル2051には、道路名2052および進行方向2053の組み合わせ毎に、推奨される待合せ場所を示す画像2054が予め格納されている。待合せ情報格納部205を参照することにより、ある施設付近を通る道路において、当該道路をどの方向へ進むかに応じて、待ち合わせしやすい場所を示す画像を取得することができる。
【0080】
記号情報格納部212には、例えば図24に示すように、それぞれの記号を識別する記号ID2120に対応付けて、記号2121、および、当該記号2121で示されるテキストの意味2122が予め格納されている。コマンド情報格納部213には、例えば図25に示すように、コマンド2130に対応付けて、当該コマンド2130を示す複数の文字列2131が予め格納されている。
【0081】
次に、センタサーバ20の動作について、図26を参照して説明する。図26は、センタサーバ20の動作の一例を示すフローチャートである。ここで、本実施形態において、ナビゲーション装置30毎にチャット掲示板が設けられており、それぞれのチャット掲示板はナビゲーション装置30のIDで識別されている。例えば、あるナビゲーション装置30に対応するチャット掲示板に、ユーザ端末40からログイン要求があった場合に、センタサーバ20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
【0082】
まず、チャットサービス部209は、ナビID、ユーザID、およびパスワードを含むログイン要求を受信し、受信したログイン要求に含まれているナビIDに対応するテーブルをID情報格納部203内で特定する。そして、チャットサービス部209は、特定したテーブルにおいて、受信したログイン要求に含まれているユーザIDに対応付けられているパスワードが、ログイン要求に含まれるパスワードと一致するか否かを判定することにより、ユーザを認証する(S300)。
【0083】
認証に成功した場合、チャットサービス部209は、ログインの送信元のアドレスをID情報格納部203に登録すると共に、当該送信元に対応する状態をログイン中を示す値に変更する。そして、チャットサービス部209は、ログイン要求に含まれるナビIDとユーザIDとが一致するか否かを判定することにより、ログインしたのがナビゲーション装置30であるか否かを判定する(S301)。ログインしたのがナビゲーション装置30ではない場合(S301:No)、チャットサービス部209は、ステップS304に示す処理を実行する。
【0084】
ログインしたのがナビゲーション装置30である場合(S301:Yes)、チャットサービス部209は、ナビIDを経路探索部210に通知する。経路探索部210は、経路情報格納部204を参照して、チャットサービス部209から受け取ったナビIDに対応付する経路情報2041が存在するか否かを判定する(S302)。チャットサービス部209から受け取ったナビIDに対応付する経路情報2041が経路情報格納部204内に存在しない場合(S302:No)、チャットサービス部209は、ステップS304に示す処理を実行する。
【0085】
チャットサービス部209から受け取ったナビIDに対応付する経路情報2041が存在する場合(S302:Yes)、経路探索部210は、ログイン要求の送信元のナビゲーション装置30のアドレスをID情報格納部203から取得し、該当する経路情報を当該ナビゲーション装置30へ通信回線11を介して送信する(S303)。そして、経路探索部210は、ナビゲーション装置30へ送信した経路情報を経路情報格納部204から削除する。
【0086】
次に、チャットサービス部209は、通信回線11を介してナビIDおよびユーザIDと共にチャットメッセージを受信したか否かを判定する(S304)。チャットメッセージを受信した場合(S304:Yes)、チャットサービス部209は、当該メッセージと共に受信したナビIDに対応するID情報格納部203内のテーブルを参照して、当該テーブルに格納されているアドレスであって、ログイン中のユーザのアドレスへ、受信したチャットメッセージをユーザIDと共に通信回線11を介して送信する(S305)。
【0087】
チャットメッセージが送信されると、ユーザ端末40では、例えば図12に示したように、ユーザIDに対応する表示名と共に、領域621にチャットメッセージが表示される。なお、ナビゲーション装置30がログインしていれば、ナビゲーション装置30にもチャットメッセージが送信され、例えば図7(b)で示したように表示される。
【0088】
次に、チャットサービス部209は、受信したチャットメッセージをナビIDと共に記号処理部208へ送る。記号処理部208は、チャットサービス部209から受け取ったチャットメッセージの中に、記号情報格納部212に登録されている記号が含まれているか否かを判定する(S306)。チャットサービス部209から受け取ったチャットメッセージの中に所定の記号が含まれていない場合(S306:No)、チャットサービス部209は、再びステップS304に示した処理を実行する。
【0089】
一方、チャットサービス部209から受け取ったチャットメッセージの中に所定の記号が含まれている場合(S306:Yes)、記号処理部208は、後述する記号処理を実行し(S320)、チャットサービス部209は、再びステップS304に示した処理を実行する。
【0090】
ステップS304において、チャットメッセージを受信していない場合(S304:No)、経路探索部210は、通信回線11を介して、ナビID、文字列、文字列毎の通過順番、出発時刻、および探索条件等を含む経路探索指示を受信したか否かを判定する(S307)。経路探索指示を受信した場合(S307:Yes)、経路探索部210は、後述する経路探索処理を実行し(S340)、チャットサービス部209は、再びステップS304に示した処理を実行する。
【0091】
ステップS307において経路探索指示を受信していない場合(S307:No)、経路探索部210は、ナビIDを含む経路送信指示をユーザ端末40から受信したか否かを判定する(S308)。経路送信指示を受信した場合(S308:Yes)、経路探索部210は、経路情報格納部204を参照して、後述するS340において算出されてナビIDに対応付けて経路情報格納部204に格納された経路情報を取得する。そして、経路探索部210は、取得した経路情報を、経路送信指示に含まれるナビIDに対応するナビゲーション装置30へ送信し(S309)、チャットサービス部209は、再びステップS304に示した処理を実行する。
【0092】
なお、ナビゲーション装置30が起動しており、送信した経路情報をナビゲーション装置30が正常に受信した場合、経路探索部210は、送信した経路情報を経路情報格納部204から削除する。ナビゲーション装置30が起動しておらず、送信した経路情報をナビゲーション装置30が正常に受信しなかった場合、経路探索部210は、ナビゲーション装置30が起動するまで経路情報を経路情報格納部204から削除しない。
【0093】
ステップS308において経路送信指示を受信していない場合(S308:No)、位置情報更新部206は、通信回線11を介してナビゲーション装置30からナビIDと共に位置情報を受信したか否かを判定する(S310)。ナビIDと共に位置情報を受信した場合(S310:Yes)、位置情報更新部206は、位置情報格納部200を参照して、受信したナビIDに対応する位置情報を、受信した位置情報で更新すると共に、更新日時を更新し(S311)、チャットサービス部209は、再びステップS304に示した処理を実行する。
【0094】
ステップS310においてナビIDと共に位置情報を受信していない場合(S310:No)、チャットサービス部209は、ナビIDおよびユーザIDを含むログアウト要求を受信したか否かを判定する(S312)。ログアウト要求を受信した場合(S312:Yes)、チャットサービス部209は、受信したログアウト要求に含まれているナビIDに対応するテーブルをID情報格納部203内で特定する。
【0095】
そして、チャットサービス部209は、特定したテーブルにおいて、受信したログイン要求に含まれているユーザIDに対応付けられている状態を、ログイン中ではない旨を示す情報に書き換え(S313)、当該テーブルに登録されているユーザが全てログアウトしたか否かを判定する(S314)。ログイン中のユーザが存在する場合(S314:No)、チャットサービス部209は、再びステップS304に示した処理を実行する。全てのユーザがログアウトした場合(S314:Yes)、センタサーバ20は、本フローチャートに示す動作を終了する。
【0096】
ステップS312においてログアウト要求を受信していない場合(S312:No)、チャットサービス部209は、新たにログイン要求を受信したか否かを判定する(S315)。新たにログイン要求を受信した場合(S315:Yes)、チャットサービス部209は、再びステップS300に示した処理を実行する。一方、新たにログイン要求を受信していない場合(S315:No)、チャットサービス部209は、再びステップS304に示した処理を実行する。
【0097】
次に、図27を参照して、ステップS320における記号処理について説明する。
【0098】
まず、記号処理部208は、記号情報格納部212を参照して、チャットサービス部209から受け取ったチャットメッセージの中に目的地点または待合せ場所を示す記号が含まれているか否かを判定する(S321)。チャットメッセージの中に目的地点または待合せ場所のいずれを示す記号も含まれていない場合(S321:No)、記号処理部208は、ステップS328に示す処理を実行する。
【0099】
チャットメッセージの中に目的地点または待合せ場所を示す記号が含まれている場合(S321:Yes)、記号処理部208は、当該記号で示される文字列をチャットメッセージの中から抽出する。本実施形態において、記号処理部208は、当該記号に挟まれた文字列を、目的地点または待合せ場所を示す文字列として抽出する。そして、記号処理部208は、抽出した文字列に対応する地点の位置情報を地図DB202内の地点情報テーブル2020から取得する(S322)。
【0100】
次に、記号処理部208は、抽出した位置情報を、文字列およびチャットサービス部209から受け取ったナビIDと共に目的地点情報更新部207へ送る。目的地点情報更新部207は、目的地点情報格納部201を参照し、記号処理部208から受け取った文字列と位置情報とを対応付けて、記号処理部208から受け取ったナビIDに対応する目的地点テーブルに格納する(S323)。
【0101】
次に、目的地点情報更新部207は、記号処理部208から受け取った文字列が、待合せ場所を示す記号で指定された文字列であるか否かを判定する(S324)。目的地点を示す記号で指定された文字列である場合(S324:No)、目的地点情報更新部207は、ステップS326に示す処理を実行する。
【0102】
待合せ場所を示す記号で指定された文字列である場合(S324:Yes)、目的地点情報更新部207は、記号処理部208から受け取ったナビIDに対応する目的地点テーブルにおいて、当該文字列に対応する待合せフラグに1をセットする(S325)。そして、目的地点情報更新部207は、記号処理部208から受け取ったナビIDに対応する位置情報を位置情報格納部200から取得し、当該ナビIDに対応する目的地点テーブル内の文字列毎の位置情報に基づいて、ナビゲーション装置30の位置からの距離が短い順に文字列をソートする(S326)。
【0103】
次に、目的地点情報更新部207は、ソートしたそれぞれの文字列に、ナビゲーション装置30に近い順に番号を割り当てる。そして、目的地点情報更新部207は、記号処理部208から受け取ったナビIDに対応するID情報格納部203内のテーブルを参照して、当該テーブルに格納されているアドレスであって、ログイン中のユーザのアドレスへ、目的地点を示す文字列を、割り当てた番号と共に通信回線11を介して送信する(S327)。なお、目的地点情報更新部207は、待合せ場所を示す文字列については、その旨を示す情報を、当該文字列に対応付けて送信する。
【0104】
次に、記号処理部208は、記号情報格納部212を参照して、チャットサービス部209から受け取ったチャットメッセージの中に出発時刻を示す記号が含まれているか否かを判定する(S328)。チャットメッセージの中に出発時刻を示す記号が含まれていない場合(S328:No)、記号処理部208は、ステップS330に示す処理を実行する。
【0105】
チャットメッセージの中に出発時刻を示す記号が含まれている場合(S328:Yes)、記号処理部208は、当該記号で示される文字列をチャットメッセージの中から抽出し、抽出した文字列に対応する時刻を、通信回線11を介してログイン中のユーザのアドレスへ送信する(S329)。
【0106】
次に、記号処理部208は、記号情報格納部212を参照して、チャットサービス部209から受け取ったチャットメッセージの中にナビゲーション装置30を制御するコマンドを示す記号が含まれているか否かを判定する(S330)。チャットメッセージの中にコマンドを示す記号が含まれていない場合(S330:No)、記号処理部208は、本フローチャートに示した動作を終了する。
【0107】
チャットメッセージの中にコマンドを示す記号が含まれている場合(S330:Yes)、記号処理部208は、当該記号で示される文字列をチャットメッセージの中から抽出し、コマンド情報格納部213を参照して、抽出した文字列に対応するコマンドを取得する。そして、記号処理部208は、取得したコマンドを、通信回線11を介してナビゲーション装置30へ送信し(S331)、記号処理部208は、本フローチャートに示した動作を終了する。
【0108】
例えば、図28に示すように、ユーザ「ひろし」がナビゲーション装置30を制御するコマンドを示す記号に対応付けて「今どこ?」という文字列をチャットメッセージとして送信した場合、記号処理部208は、当該文字列に対応する制御コマンド(この例では、現在位置通知、混雑状況通知、および到着時刻通知)をナビゲーション装置30へ送信する。ナビゲーション装置30は、当該制御コマンドを実行した結果を、チャットメッセージとしてセンタサーバ20へ送信し、チャットサービス部209が受信したチャットメッセージをナビゲーション装置30の投稿として各ユーザ端末40へ送信し、各ユーザ端末40は表示画面60の領域621に受信したナビゲーション装置30のチャットメッセージを表示する。
【0109】
次に、図29を参照して、ステップS340における経路探索処理について説明する。
【0110】
まず、経路探索部210は、受信した経路探索指示に含まれているナビIDに対応する目的地点テーブルを目的地点情報格納部201から抽出し、受信した経路探索指示に含まれている文字列毎に、対応する位置情報を、抽出した目的地点テーブルから取得する。そして、経路探索部210は、位置情報格納部200、目的地点情報格納部201、および地図DB202を参照して、経路探索指示に含まれているナビIDに対応するナビゲーション装置30の現在位置から、経路探索指示に含まれている出発時刻より、取得した位置情報を、経路探索指示に含まれている通過順番で通過する経路を探索する。
【0111】
そして、経路探索部210は、探索した1つ以上経路に、経路IDを割り当て、探索したそれぞれの経路の概要を、対応する経路IDと共に、経路探索指示を送信したユーザのユーザ端末40へ送信する(S341)。ユーザ端末40は、受信した経路の概要を、例えば図14に示しいたようにポップアップ636で表示する。
【0112】
次に、経路探索部210は、ユーザ端末40から経路IDを受信した場合に、受信した経路IDに対応する経路の概要を、ログインしているユーザのユーザ端末40へ送信する(S342)。そして、経路探索部210は、受信した経路IDに対応する経路の詳細を示す経路情報を、ナビIDに対応付けて経路情報格納部204に格納する(S343)。
【0113】
次に、経路探索部210は、目的地点情報格納部201から抽出した目的地点テーブル内に、待合せフラグに1がセットされている文字列が存在するか否かを判定する(S344)。待合せフラグに1がセットされている文字列が存在しない場合(S344:No)、経路探索部210は、本フローチャートに示した経路探索処理を終了する。
【0114】
待合せフラグに1がセットされている文字列が存在する場合(S344:Yes)、経路探索部210は、地図DB202内の地点情報テーブル2020を参照して、当該文字列に施設名が対応付けられているか否かを判定する(S345)。当該文字列に施設名が対応付けられている場合(S345:Yes)、経路探索部210は、対応する施設名を、当該施設を経由地点として通過する順番を示す番号、当該施設を経由する際に通る道路の名称、当該施設を経由する際に通る道路の進行方向を示す情報を待合せ情報提供部211へ送る。
【0115】
待合せ情報提供部211は、待合せ情報格納部205を参照して、経路探索部210から受け取った施設名に対応する待合せ情報テーブルを取得する。そして、待合せ情報提供部211は、取得した待合せ情報テーブルから、経路探索部210より受け取った道路名および進行方向に対応付けられている待合せ場所を示す画像を取得する。そして、待合せ情報提供部211は、取得した画像を、通信回線11を介してログイン中のユーザのアドレスへ送信し(S348)、本フローチャートに示した経路探索処理を終了する。
【0116】
ステップS345において、待合せフラグに1がセットされている文字列に施設名が対応付けられていない場合(S345:No)、経路探索部210は、当該文字列に対応付けられている位置情報を、当該位置情報が示す地点を経由地点として通過する順番を示す番号、当該地点を経由する際に通る道路の名称、当該地点を経由する際に通る道路の進行方向を示す情報を待合せ情報提供部211へ送る。
【0117】
待合せ情報提供部211は、地図DB202を参照して、経路探索部210から受け取った地点付近において、経路探索部210から受け取った道路名に対応する道路を、経路探索部210から受け取った進行方向へ走行した場合に、待合せ場所として好ましい位置を示す画像を作成し(S347)、ステップS348に示した処理を実行する。待合せ場所として好ましい位置とは、例えば、待合せ場所付近を通過する道路において進行方向左側であって、バス停や交差点等から所定距離以上離れている地点である。
【0118】
図30は、センタサーバ20またはユーザ端末40の機能を実現するコンピュータ70の構成の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ70は、CPU71、RAM72、ROM73、HDD74、通信インターフェイス(I/F)75、入出力インターフェイス(I/F)76、およびメディアインターフェイス(I/F)77を備える。
【0119】
CPU71は、ROM73またはHDD74に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM73は、コンピュータ70の起動時にCPU71によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ70のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
【0120】
HDD74は、CPU71によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス75は、通信回線11を介して他の機器からデータを受信してCPU71へ送ると共に、CPU71が生成したデータを、通信回線11を介して他の機器へ送信する。
【0121】
CPU71は、入出力インターフェイス76を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU71は、入出力インターフェイス76を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU71は、生成したデータを、入出力インターフェイス76を介して出力装置へ出力する。
【0122】
メディアインターフェイス77は、記録媒体78に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM72を介してCPU71に提供する。CPU71は、当該プログラムを、メディアインターフェイス77を介して記録媒体78からRAM72上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体78は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
【0123】
コンピュータ70がセンタサーバ20として機能する場合、コンピュータ70のCPU71は、RAM72上にロードされたプログラムを実行することにより、位置情報格納部200、目的地点情報格納部201、地図DB202、ID情報格納部203、経路情報格納部204、待合せ情報格納部205、位置情報更新部206、目的地点情報更新部207、記号処理部208、チャットサービス部209、経路探索部210、待合せ情報提供部211、記号情報格納部212、およびコマンド情報格納部213の各機能を実現する。
【0124】
また、HDD74には、位置情報格納部200、目的地点情報格納部201、地図DB202、ID情報格納部203、経路情報格納部204、待合せ情報格納部205、記号情報格納部212、およびコマンド情報格納部213内のデータが格納される。
【0125】
コンピュータ70がユーザ端末40として機能する場合、コンピュータ70のCPU71は、RAM72上にロードされたプログラムを実行することにより、チャットクライアント部41、目的地点情報表示部42、および経路探索指示部43の各機能を実現する。
【0126】
コンピュータ70のCPU71は、これらのプログラムを、記録媒体78から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信回線11を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
【0127】
以上、本発明の実施の形態について説明した。
【0128】
上記説明から明らかなように、本実施形態のWeb掲示板システム10によれば、複数人で旅行を計画する場合の旅行計画の立案の負担を軽減することができる。
【0129】
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【0130】
例えば、上記した実施形態では、テキストとは異なる特別な記号を用いて目的地点や待合せ場所、出発時刻、コマンド等を指定したが、本発明はこれに限られず、所定のテキストの文字(例えば「@」や「#」等)や、テキスト文字の所定の並びで、目的地点等を指定するようにしてもよい。
【0131】
また、上記した実施形態において、ユーザ端末40から受信したチャットメッセージ内には、目的地点、待合せ場所、出発時刻、またはコマンドのいずれかを示す文字列を指定する記号が含まれるが、本発明はこれに限られず、ユーザ端末40から受信したチャットメッセージ内には、これ以外にも、到着時刻を示す文字列を指定する記号等が含まれてもよい。
【0132】
また、上記した実施形態では、図13で説明したように、ユーザによって到着順番が決められて初めて、チャットメッセージから抽出された目的地点のどれが最終の目的地点なのかが決まるが、本発明はこれに限られない。例えば、目的地点を示す記号を2種類設け、一方は通過地点を示し、他方は最終目的地点を示すように定めるようにしてもよい。これにより、チャットメッセージから抽出された目的地点の中で、どれが最終の目的地点であるかが、ユーザによって到着順番が決められる前にわかる。
【0133】
そのため、センタサーバ20は、最終目的地点がチャットメッセージにより指定された段階で、全ての通過地点を経由して最終目的地点に至る最短経路を自動的に探索して各ユーザのユーザ端末40に提供することができる。これにより、Web掲示板システム10は、複数人で旅行を計画する場合の旅行計画の立案をより効率的にサポートすることができる。
【符号の説明】
【0134】
10・・・Web掲示板システム、100・・・演算処理部、101・・・CPU、102・・・RAM、103・・・ROM、104・・・I/F、105・・・バス、106・・・ディスプレイ、107・・・記憶装置、108・・・音声入出力装置、109・・・マイクロフォン、110・・・スピーカ、111・・・入力装置、112・・・タッチパネル、113・・・ダイヤルスイッチ、114・・・ROM装置、115・・・車速センサ、116・・・ジャイロセンサ、117・・・GPS受信装置、118・・・FM多重放送受信装置、119・・・ビーコン受信装置、11・・・通信回線、12・・・基地局、13・・・車両、14・・・通信装置、20・・・センタサーバ、200・・・位置情報格納部、201・・・目的地点情報格納部、202・・・地図DB、203・・・ID情報格納部、204・・・経路情報格納部、205・・・待合せ情報格納部、206・・・位置情報更新部、207・・・目的地点情報更新部、208・・・記号処理部、209・・・チャットサービス部、210・・・経路探索部、211・・・待合せ情報提供部、212・・・記号情報格納部、213・・・コマンド情報格納部、30・・・ナビゲーション装置、31・・・現在位置算出部、32・・・位置情報送信部、33・・・リンクデータ格納部、34・・・経路誘導部、35・・・メッセージ送受信部、36・・・音声変換部、37・・・テキスト変換部、40・・・ユーザ端末、41・・・チャットクライアント部、42・・・目的地点情報表示部、43・・・経路探索指示部、44・・・入力装置、45・・・表示装置、50・・・表示画面、53・・・ポップアップ、60・・・表示画面、70・・・コンピュータ、71・・・CPU、72・・・RAM、73・・・ROM、74・・・HDD、75・・・通信インターフェイス、76・・・入出力インターフェイス、77・・・メディアインターフェイス、78・・・記録媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーション装置と、
複数のユーザ端末と、
通信ネットワークを介して前記ナビゲーション装置および前記複数のユーザ端末と通信するセンタサーバと
を備え、
前記センタサーバは、
前記ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を格納する位置情報格納部と、
目的地点を示す記号を格納する記号情報格納部と、
地点を示す文字列に対応付けて、当該地点の位置情報を格納する地図データベースと、
前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に、文字列が示す地点の位置情報を対応する文字列と共に格納する目的地点情報格納部と、
前記ナビゲーション装置から当該ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を受信した場合に、前記受信した現在位置を示す情報で前記位置情報格納部内の情報を更新する位置情報更新部と、
チャットにログインしているユーザのIDを管理し、チャットにログインしているユーザが使用するユーザ端末からメッセージを受信した場合に、受信したメッセージをチャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信するチャットサービス部と、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記目的地点を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する地点の位置情報を前記地図データベースから抽出する記号処理部と、
前記記号処理部が抽出した文字列および位置情報を前記目的地点情報格納部に追加格納し、前記目的地点情報格納部内の文字列を、対応する位置情報が前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順にソートし、ソートした文字列に前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に番号を対応付けて、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信する目的地点情報更新部と
を有し、
前記ユーザ端末は、
ユーザの操作に応じて入力されたメッセージを前記センタサーバへ送信すると共に、前記センタサーバから送信されたメッセージを表示するチャットクライアント部と、
前記センタサーバから送信された文字列を、前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に並べて表示する目的地点情報表示部と
を有し、
前記ナビゲーション装置は、
当該ナビゲーション装置の現在位置を算出する現在位置算出部と、
所定のタイミングで、前記現在位置算出部により算出された現在位置を、前記センタサーバへ送信する現在位置送信部と
を有することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項2】
請求項1に記載のWeb掲示板システムであって、
前記ユーザ端末は、
前記目的地点情報表示部によって前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に表示された文字列について、ユーザからの操作に応じて通過順番を示す情報と共に、経路探索を指示された場合に、通過順番を示す情報と共に経路探索指示を前記センタサーバへ送信する経路探索指示部をさらに有し、
前記センタサーバは、
前記ユーザ端末から通過順番を示す情報と共に経路探索指示を受信した場合に、前記地図データベースを参照して、指定された順番でそれぞれの文字列に対応する地点を通過する経路を探索し、探索した経路を示す情報を、前記ナビゲーション装置に送信する経路探索部をさらに有し、
前記ナビゲーション装置は、
前記センタサーバから受信した経路に基づいて経路誘導を実行する経路誘導部をさらに有することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項3】
請求項2に記載のWeb掲示板システムであって、
前記センタサーバは、
施設名に対応付けて、当該施設付近を通る道路の名称、および、当該道路における進行方向毎の待合せ場所を示す画像を格納する待合せ情報格納部と、
施設の名称、道路名、および進行方向を示す情報を受け取った場合に、受け取ったこれらの情報に該当する待合せ場所を示す画像を前記待合せ情報格納部から取得し、取得した画像を、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信する待合せ情報提供部と
をさらに有し、
前記記号情報格納部には、待合せ場所を示す記号がさらに格納され、
前記地図データベースには、施設を特定する文字列に対応付けて、当該施設の位置情報、および、当該施設の名称がさらに格納され、
前記記号処理部は、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記待合せ場所を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する地点の位置情報を前記地図データベースから抽出し、抽出した位置情報に待合せ場所である旨を示す情報を対応付け、
前記目的地点情報更新部は、
前記記号処理部が抽出した、待合せ場所を示す文字列および位置情報を前記目的地点情報格納部に追加格納し、前記目的地点情報格納部内の文字列を、対応する位置情報が前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順にソートし、ソートした文字列に前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に番号を対応付けて付けて、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信し、
前記経路探索部は、
前記ユーザ端末から文字列毎に通過順番を示す情報と共に経路探索指示を受信した場合に、前記地図データベースを参照して、指定された順番でそれぞれの文字列に対応する地点を通過する経路を探索し、探索した経路において、待合せ場所である旨を示す情報が対応付けられている地点については、当該地点の位置情報に対応付けられて前記地図データベースに格納されている施設の名称、当該地点を通過する際に通る道路の名称、および当該地点を通過する際の進行方向を前記待合せ情報提供部へ送ることを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項4】
請求項3に記載のWeb掲示板システムであって、
前記待合せ情報提供部は、
前記経路探索部から受け取った施設名、道路名、および進行方向を示す情報に該当する待合せ場所を示す画像が前記待合せ情報格納部内に存在しない場合に、待合せ場所を示す画像を作成してチャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項5】
請求項2から4のいずれか一項に記載のWeb掲示板システムであって、
前記経路誘導部は、
既に設定された経路に従って経路誘導を実行している場合に、前記センタサーバから経路を示す情報を新たに受信したならば、前記ナビゲーション装置のユーザに経路変更を許可するか否かを問い合わせるためのメッセージを通知し、ユーザから経路変更を許可された場合に、誘導中の経路の情報を削除して、新たに受信した経路を設定して経路誘導を実行することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項6】
請求項2から5のいずれか一項に記載のWeb掲示板システムであって、
前記記号情報格納部には、出発時刻を示す記号がさらに格納され、
前記記号処理部は、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記出発時刻を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する時刻を出発時刻として、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項7】
請求項2から6のいずれか一項に記載のWeb掲示板システムであって、
前記記号情報格納部には、到着時刻を示す記号がさらに格納され、
前記記号処理部は、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記到着時刻を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する時刻を到着時刻として、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載のWeb掲示板システムであって、
前記チャットサービス部は、
前記ナビゲーション装置からログインされた場合に、当該ナビゲーション装置のIDについても、チャットにログインしているユーザのIDとして管理し、当該ナビゲーション装置からメッセージを受信した場合に、受信したメッセージをチャットにログインしている他のユーザのユーザ端末へ送信し、
前記ナビゲーション装置は、
前記センタサーバが提供するチャットにログインし、所定のタイミングで、当該ナビゲーション装置の現在位置、目的地点までの所要時間、または走行中の道路の混雑状況のいずれかを含むステータス情報をチャットのメッセージとして前記センタサーバへ送信するメッセージ送信部をさらに有することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項9】
請求項8に記載のWeb掲示板システムであって、
前記チャットサービス部は、
前記ナビゲーション装置がログインしている場合、チャットにログインしているユーザのユーザ端末からメッセージを受信したならば、受信したメッセージを当該ナビゲーション装置へも送信し、
前記ナビゲーション装置は、
前記センタサーバから受信したチャットのメッセージを、音声に変換して出力する音声変換部をさらに有することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項10】
請求項8または9に記載のWeb掲示板システムであって、
前記センタサーバは、
前記ナビゲーション装置の状態を問い合わせるコマンドに対応付けて、当該コマンドを特定する文字列を格納するコマンド情報格納部をさらに有し、
前記記号情報格納部には、ナビゲーション装置への問合せコマンドを示す記号がさらに格納され、
前記記号処理部は、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記問合せコマンドを示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応するコマンドを前記記号情報格納部から抽出して前記ナビゲーション装置に送信し、
前記メッセージ送信部は、
前記センタサーバからコマンドを受信した場合に、当該コマンドに対応する処理の実行結果をチャットのメッセージとして前記センタサーバへ送信することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項11】
請求項8から10のいずれか一項に記載のWeb掲示板システムであって、
前記ナビゲーション装置は、
運転者が発した音声をテキストに変換して前記メッセージ送信部へ送るテキスト変換部をさらに有し、
前記メッセージ送信部は、
前記ナビゲーション装置のIDとは別に、当該ナビゲーション装置が搭載されている車両の運転者のIDでも前記センタサーバが提供するチャットにログインし、前記テキスト変換部から受け取ったテキストデータをチャットのメッセージとして前記センタサーバへ送信することを特徴とするWeb掲示板システム。
【請求項12】
ナビゲーション装置と、
複数のユーザ端末と、
通信ネットワークを介して前記ナビゲーション装置および前記複数のユーザ端末と通信するセンタサーバと
を備えるWeb掲示板システムにおける旅行計画支援方法であって、
前記センタサーバが、
前記ナビゲーション装置から当該ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を受信した場合に、位置情報格納部内に格納されている前記ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を、受信した現在位置を示す情報で更新する位置情報更新ステップと、
チャットにログインしているユーザのIDを管理し、チャットにログインしているユーザが使用するユーザ端末からメッセージを受信した場合に、受信したメッセージをチャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信するチャットサービスステップと、
前記チャットサービスステップにおいてユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記目的地点を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する地点の位置情報を、地点を示す文字列に対応付けて当該地点の位置情報を格納する地図データベースから抽出する記号処理ステップと、
前記記号処理ステップにおいて抽出した文字列および位置情報を、前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に、文字列が示す地点の位置情報を対応する文字列と共に格納する目的地点情報格納部に追加格納し、前記目的地点情報格納部内の文字列を、対応する位置情報が前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順にソートし、ソートした文字列に前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に番号を対応付けて、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信する目的地点情報更新ステップと
を実行し、
前記ユーザ端末が、
ユーザの操作に応じて入力されたメッセージを前記センタサーバへ送信すると共に、前記センタサーバから送信されたメッセージを表示するチャットクライアントステップと、
前記センタサーバから送信された文字列を、前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に並べて表示する目的地点情報表示ステップと
を実行し、
前記ナビゲーション装置が、
当該ナビゲーション装置の現在位置を算出する現在位置算出ステップと、
所定のタイミングで、前記現在位置算出ステップにおいて算出した現在位置を、前記センタサーバへ送信する現在位置送信ステップと
を実行することを特徴とする旅行計画支援方法。
【請求項13】
ナビゲーション装置および複数のユーザ端末と通信ネットワークを介して通信するセンタサーバであって、
前記ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を格納する位置情報格納部と、
目的地点を示す記号を格納する記号情報格納部と、
地点を示す文字列に対応付けて、当該地点の位置情報を格納する地図データベースと、
前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に、文字列が示す地点の位置情報を対応する文字列と共に格納する目的地点情報格納部と、
前記ナビゲーション装置から当該ナビゲーション装置の現在位置を示す情報を受信した場合に、受信した現在位置を示す情報で前記位置情報格納部内の情報を更新する位置情報更新部と、
チャットにログインしているユーザのIDを管理し、チャットにログインしているユーザが使用するユーザ端末からメッセージを受信した場合に、受信したメッセージをチャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信するチャットサービス部と、
前記チャットサービス部がユーザ端末から受信したメッセージ内に、前記目的地点を示す記号が存在する場合に、当該記号で指定される文字列に対応する地点の位置情報を前記地図データベースから抽出する記号処理部と、
前記記号処理部が抽出した文字列および位置情報を前記目的地点情報格納部に追加格納し、前記目的地点情報格納部内の文字列を、対応する位置情報が前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順にソートし、ソートした文字列に前記ナビゲーション装置の現在位置に近い順に番号を対応付けて、チャットにログインしているユーザのユーザ端末へ送信する目的地点情報更新部と
を備えることを特徴とするセンタサーバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【公開番号】特開2011−33445(P2011−33445A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−179147(P2009−179147)
【出願日】平成21年7月31日(2009.7.31)
【出願人】(000001487)クラリオン株式会社 (1,722)
【Fターム(参考)】