説明

アミノ−エチル−アミノ−アリール(AEAA)化合物およびそれらの使用

本発明は、一般的には、治療用化合物の分野に関し、より具体的には、中でもタンパク質キナーゼD(PKD)(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)を阻害する、ある種のアミノ-エチル-アミノ-アリール(AEAA)化合物に関する。本発明は、また、当該化合物を含む医薬組成物、ならびにPKDを阻害するための、そしてPKDに媒介される、PKDの阻害によって改善される等の、癌等の増殖状態を始めとする疾患および状態の治療における、インビボおよびインビトロ双方での当該化合物および組成物の使用にも関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式の化合物、ならびに医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、水和物、エーテル、エステル、化学的保護形態およびプロドラッグから選択される、化合物:
【化1】

(式中、
Jは、独立に、NまたはCHであり;そして
(1)R8およびR9の各々は、独立に、-Hまたは環B置換基であり;あるいは
(2)R8およびR9は、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど5個の環原子またはちょうど6個の環原子を有する芳香族環Cを形成し、各環原子は、炭素環原子または窒素環原子であり、環Cは、ちょうど0個、ちょうど1個またはちょうど2個の窒素原子を有し、環Cは、環Bと縮合しており;そして
(1)R10、R11、R12およびR13の各々は、独立に、-Hまたは環A置換基であり;あるいは
(2)R12およびR13の各々は、独立に、-Hまたは環A置換基であり;R10およびR11は、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど6個の環原子を有する芳香族環Dを形成し、各環原子は、炭素環原子であり、環Dは、環Aと縮合しており;あるいは
(3)R10およびR13の各々は、独立に、-Hまたは環A置換基であり;R11およびR12は、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど6個の環原子を有する芳香族環Eを形成し、各環原子は、炭素環原子であり、環Eは、環Aと縮合しており;あるいは
(4)R10およびR11の各々は、独立に、-Hまたは環A置換基であり;R12およびR13は、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど6個の環原子を有する芳香族環Fを形成し、各環原子は、炭素環原子であり、環Fは、環Aと縮合しており;そして
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の各々は、独立に、-Hまたは基Gであり;さらに、
R3、R4、R5およびR6の各々は、基Yであってもよく;
R1、R2およびR7の各々は、基Zであってもよく;
R3およびR4は、一緒になって、基=Oを形成してもよく;
R5およびR6は、一緒になって、基=Oを形成してもよく;
R14は、独立に、-Hまたは基Wであり;
各環A置換基は、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基(1°carbo-substituent)または1°ヘテロ置換基であり;
各環B置換基は、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基であり;
基Wは、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基であり;
各基Gは、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基であり;
各基Yは、存在する場合には、独立に、1°ヘテロ置換基であり;
各基Zは、存在する場合には、独立に、(H-10)、(H-12)、(H-13)および(H-18)から選択される1°ヘテロ置換基であり;ここで、
各1°炭素置換基は、独立に、
(C-1)C1〜7アルキル、
(C-2)C2〜7アルケニル、
(C-3)C2〜7アルキニル、
(C-4)C3〜7シクロアルキル、
(C-5)C3〜7シクロアルケニル、
(C-6)C3〜14ヘテロシクリル、
(C-7)C6〜14カルボアリール、
(C-8)C5〜14ヘテロアリール、
(C-9)C6〜14カルボアリール-C1〜7アルキル、および
(C-10)C5〜14ヘテロアリール-C1〜7アルキル
から選択され、ここで、
各C1〜7アルキル、C2〜7アルケニル、C2〜7アルキニル、C3〜7シクロアルキルおよびC3〜7シクロアルケニルは、独立に、置換されていないか、または1°ヘテロ置換基から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されており;
各C3〜14ヘテロシクリル、C6〜14カルボアリールおよびC5〜14ヘテロアリールは、独立に、置換されていないか、または1°ヘテロ置換基および2°炭素置換基から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されており;そして
各2°炭素置換基は、独立に、
各C1〜7アルキル、C2〜7アルケニル、C2〜7アルキニル、C3〜7シクロアルキルおよびC3〜7シクロアルケニルは、独立に、置換されていないか、または2°ヘテロ置換基から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されており、
各C3〜14ヘテロシクリル、C6〜14カルボアリールおよびC5〜14ヘテロアリールは、独立に、置換されていないか、または2°ヘテロ置換基および3°炭素置換基から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されている
という点を除いて、1°炭素置換基について定義した通りであり;
各3°炭素置換基は、独立に、
各C1〜7アルキル、C2〜7アルケニル、C2〜7アルキニル、C3〜7シクロアルキルおよびC3〜7シクロアルケニルは置換されておらず;
各C3〜14ヘテロシクリル、C6〜14カルボアリールおよびC5〜14ヘテロアリールは置換されていない
という点を除いて、1°炭素置換基について定義した通りであり;
各1°ヘテロ置換基は、独立に、
(H-1)-F、-Cl、-Br、-I;
(H-2)-OH;
(H-3)-ORA1(RA1は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-4)-SH;
(H-5)-SRA2(RA2は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-6)-NH2、-NHRA3、-NRA4RA5(RA3、RA4およびRA5の各々は、独立に、2°炭素置換基であり;あるいはRA4およびRA5は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有する環を形成する);
(H-7)-NHC(=O)RA6、-NRA7C(=O)RA6(RA6およびRA7の各々は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-8)-NHC(=O)ORA9、-NRA10C(=O)ORA9(RA9およびRA10の各々は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-9)-NHC(=O)NH2、-NRA10C(=O)NH2、-NHC(=O)NHRA11、-NRA10C(=O)NHRA11、-NHC(=O)NRA11RA12、-NRA10C(=O)NHRA11RA12(RA10、RA11およびRA12の各々は、独立に、2°炭素置換基であり;あるいはRA11およびRA12は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有する環を形成する);
(H-10)-C(=0)RA13(RA13は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-11)-C(=O)OH;
(H-12)-C(=O)ORA14(RA14は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-13)-C(=O)NH2、-C(=O)NHRA15、-C(=O)NRA15RA16(RA15およびRA16の各々は、独立に、2°炭素置換基であり;あるいはRA15およびRA16は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有する環を形成する);
(H-14)-OC(=O)RA17(RA17は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-15)-OC(=O)NH2、-OC(=O)NHRA18、-OC(=O)NRA18RA19(RA18およびRA19の各々は、独立に、2°炭素置換基であり;あるいは、RA18およびRA19は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有する環を形成する);
(H-16)-S(=O)2NH2、-S(=O)2NHRA20、-S(=O)2NRA20RA21(RA20およびRA21の各々は、独立に、2°炭素置換基であり;あるいは、RA20およびRA21は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、3〜7個の環原子を有する環を形成する);
(H-17)-NHS(=O)2RA22、-NRA23S(=O)2RA22(RA22およびRA23の各々は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-18)-S(=O)2RA24(RA24は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-19)-S(=O)2OH;
(H-20)-S(=O)2ORA25、-OS(=O)2RA26(RA25およびRA26の各々は、独立に、2°炭素置換基である);
(H-21)-NO2
から選択され;
各2°ヘテロ置換基は、独立に、各2°炭素置換基が3°炭素置換基である点を除いて、1°ヘテロ置換基について定義した通りであり;
但し、該化合物は、
(A1)2-{7-クロロ-4-[イソプロピル-(2-イソプロピルアミノ-エチル)-アミノ]-キナゾリン-2-イル}-フェノール;
(A2)2-{7-メチル-4-[イソプロピル-(2-イソプロピルアミノ-エチル)-アミノ]-キナゾリン-2-イル}-フェノール;
(A3)2-{6-フルオロ-4-[イソプロピル-(2-イソプロピルアミノ-エチル)-アミノ]-キナゾリン-2-イル}-フェノール;
(A4)2-{4-[(2-ジメチルアミノ-エチル)-メチル-アミノ]-キナゾリン-2-イル}-フェノール(XX-110);
(A5)2-{4-[ベンジル-(2-ジメチルアミノ-エチル)-アミノ]-キナゾリン-2-イル}-フェノール(XX-111);
(A6)2-{4-[メチル-(2-メチルアミノ-エチル)-アミノ]-キナゾリン-2-イル}-フェノール(XX-113);
(B1)2-[4-(2-ジエチルアミノ-エチルアミノ)-キナゾリン-2-イル]-6-メトキシ-フェノール;
(B2)2-[4-(2-ジエチルアミノ-エチルアミノ)-キナゾリン-2-イル]-フェノール;
(B3)2-{4-[2-(2-アミノ-エチルアミノ)-エチルアミノ]-キナゾリン-2-イル}-フェノール;
(B4)2-[4-(2-アミノ-エチルアミノ)-キナゾリン-2-イル]-フェノール(XX-100);
(C1)2-{4-[2-(2-アミノ-エチルアミノ)-エチルアミノ]-6-メチル-ピリミジン-2-イル}-フェノール;
(C2)2-[4-(2-アミノ-エチルアミノ)-6-メチル-ピリミジン-2-イル]-フェノール;
(D1)N'-[2-(2,6-ジメトキシ-フェニル)-キノリン-4-イル]-N,N-ジメチル-エタン-1,2-ジアミン;または
(E1)N'-[2-(2,6-ジメトキシ-フェニル)-キノリン-4-イル]-N,N-ジメチル-エタン-1,2-ジアミンビス(ヒドロブロミド)
ではない)。
【請求項2】
Jが、独立に、Nである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Jが、独立に、CHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
R8およびR9の各々が、独立に、-Hまたは環B置換基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
R8およびR9の各々が、独立に、環B置換基である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
各環B置換基が、存在する場合には、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-O-C1〜7アルキル、-O-C1〜7ハロアルキル、-S-C1〜7アルキル、-NH2、-NH-C1〜7アルキル、-N(C1〜7アルキル)2、-C(=O)OH、-C(=O)O-C1〜7アルキル、-C(=O)NH2、-OC(=O)-C1〜7アルキル、-NO2、C1〜7アルキル、-C1〜7ハロアルキル、-CH2-Ph、-Ph、-Ph-C1〜7ハロアルキルから選択される、請求項4または5に記載の化合物。
【請求項7】
R8およびR9の各々が、独立に、-H、-F、-Cl、-Br、-I、C1〜7アルキル、ピラゾールまたはフェニルから選択され;各ピラゾールおよびフェニルは、存在する場合には、例えば-F、-Cl、-Br、-I、-OH、C1〜7アルキルおよび-O-C1〜4アルキルから選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
R8が、独立に、-H、-F、-Cl、-Br、-I、C1〜7アルキル、ピラゾールまたはフェニルから選択され;各ピラゾールおよびフェニルは、存在する場合には、例えば-F、-Cl、-Br、-I、-OH、C1〜7アルキルおよび-O-C1〜4アルキルから選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R9が、独立に、-HおよびC1〜4アルキルから選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R8およびR9の各々が、独立に、Hである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
R8およびR9が、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど5個の環原子またはちょうど6個の環原子を有する芳香族環Cを形成し、各環原子は、炭素環原子または窒素環原子であり、環Cは、ちょうど0個、ちょうど1個またはちょうど2個の環窒素原子を有し、環Cは、環Bと縮合している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
R8およびR9が、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど6個の環原子を有する芳香族環Cを形成し、各環原子は、炭素環原子であり、環Cは、環Bと縮合している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
環Cが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環C置換基で置換されており、各環C置換基は、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である、請求項10または11に記載の化合物。
【請求項13】
環Cが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環C置換基で置換されており、各環C置換基は、存在する場合には、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-O-C1〜7アルキル、-O-C1〜7ハロアルキル、-S-C1〜7アルキル、-NH2、-NH-C1〜7アルキル、-N(C1〜7アルキル)2、-C(=O)OH、-C(=O)O-C1〜7アルキル、-C(=O)NH2、-OC(=O)-C1〜7アルキル、-NO2、C1〜7アルキル、-C1〜7ハロアルキル、-CH2-Ph、-Ph、-Ph-C1〜7ハロアルキルから選択される、請求項10または11に記載の化合物。
【請求項14】
環Cが、置換されていない、請求項10または11に記載の化合物。
【請求項15】
R10、R11、R12およびR13の各々が、独立に、-Hまたは環A置換基である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
R10、R11、R12およびR13の各々が、独立に、環A置換基である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項17】
R10、R12およびR13の各々が、独立に、-Hであり、R11が、独立に、環A置換基である、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項18】
R10、R12およびR13の各々が、独立に、-Hであり、
R11が、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、フェニル、ピラゾリルまたはピリジルであり;前記フェニル、ピラゾリルまたはピリジルは、-F、-Cl、-Br、-I、C1〜6アルキル、-CF3、-OH、-O-C1〜6アルキルおよび-OCF3から独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されている、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項19】
R10、R12およびR13の各々が、独立に、-Hであり、
R11が、独立に、ピラゾリルであり、前記ピラゾリルは、1つまたは複数のC1〜6アルキル基で場合により置換されている、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項20】
R10、R11、R12およびR13の各々が、独立に、-Hである、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項21】
R12およびR13の各々が、独立に、-Hまたは環A置換基であり;R10およびR11が、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど6個の環原子を有する芳香族環Dを形成し、各環原子は、炭素環原子であり、環Dは、環Aと縮合している、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項22】
R12およびR13の各々が、独立に、-Hである、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
環Dが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環D置換基で置換されており、各環D置換基は、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である、請求項21または22に記載の化合物。
【請求項24】
環Dが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環D置換基で置換されており、各環D置換基は、存在する場合には、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-O-C1〜7アルキル、-O-C1〜7ハロアルキル、-S-C1〜7アルキル、-NH2、-NH-C1〜7アルキル、-N(C1〜7アルキル)2、-C(=O)OH、-C(=O)O-C1〜7アルキル、-C(=O)NH2、-OC(=O)-C1〜7アルキル、-NO2、C1〜7アルキル、-C1〜7ハロアルキル、-CH2-Ph、-Ph、-Ph-C1〜7ハロアルキルから選択される、請求項21または22に記載の化合物。
【請求項25】
環Dが、置換されていない、請求項21または22に記載の化合物。
【請求項26】
R10およびR13の各々が、独立に、-Hまたは環A置換基であり;R11およびR12が、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど6個の環原子を有する芳香族環Eを形成し、各環原子は、炭素環原子であり、環Eは、環Aと縮合している、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項27】
R10およびR13の各々が、独立に、-Hである、請求項26に記載の化合物。
【請求項28】
環Eが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環E置換基で置換されており、各環E置換基は、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である、請求項26または27に記載の化合物。
【請求項29】
環Eが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環E置換基で置換されており、各環E置換基は、存在する場合には、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-O-C1〜7アルキル、-O-C1〜7ハロアルキル、-S-C1〜7アルキル、-NH2、-NH-C1〜7アルキル、-N(C1〜7アルキル)2、-C(=O)OH、-C(=O)O-C1〜7アルキル、-C(=O)NH2、-OC(=O)-C1〜7アルキル、-NO2、C1〜7アルキル、-C1〜7ハロアルキル、-CH2-Ph、-Ph、-Ph-C1〜7ハロアルキルから選択される、請求項26または27に記載の化合物。
【請求項30】
環Eが、置換されていない、請求項26または27に記載の化合物。
【請求項31】
R10およびR11の各々が、独立に、-Hまたは環A置換基であり;R12およびR13が、それらが結合した原子と一緒になって、ちょうど6個の環原子を有する芳香族環Fを形成し、各環原子は、炭素環原子であり、環Fは、環Aと縮合している、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項32】
R10およびR11の各々が、独立に、-Hである、請求項31に記載の化合物。
【請求項33】
環Fが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環F置換基で置換されており、各環F置換基は、存在する場合には、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である、請求項31または32に記載の化合物。
【請求項34】
環Fが、独立に、置換されていないか、または1つもしくは複数の環F置換基で置換されており、各環F置換基は、存在する場合には、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-O-C1〜7アルキル、-O-C1〜7ハロアルキル、-S-C1〜7アルキル、-NH2、-NH-C1〜7アルキル、-N(C1〜7アルキル)2、-C(=O)OH、-C(=O)O-C1〜7アルキル、-C(=O)NH2、-OC(=O)-C1〜7アルキル、-NO2、C1〜7アルキル、-C1〜7ハロアルキル、-CH2-Ph、-Ph、-Ph-C1〜7ハロアルキルから選択される、請求項31または32に記載の化合物。
【請求項35】
環Fが、置換されていない、請求項31または32に記載の化合物。
【請求項36】
各環A置換基が、存在する場合には、独立に、
-F、-Cl、-Br、-I、
-RD1
-CF3
-OH、
-L1-OH、
-ORD1
-L1-ORD1
-OCF3
-SH、
-SRD1
-SCF3
-CN、
-NO2
-NH2、-NHRD1、-NRD12、-NRN1RN2
-L1-NH2、-L1-NHRD1、-L1-NRD12、-L1-NRN1RN2
-C(=O)OH、
-C(=O)ORD1
-C(=O)NH2、-C(=O)NHRD1、-C(=O)NRD12、-C(=O)NRN1RN2
-NHC(=O)RD1、-NRD1C(=O)RD1
-OC(=O)RD1
-C(=O)RD
-NHS(=O)2RD1、-NRD1S(=O)2RD1
-S(=O)2NH2、-S(=O)2NHRD1、-S(=O)2NRD12、-S(=O)2NRN1RN2
-S(=O)2RD1
-OS(=O)2RD1、または
-S(=O)2ORD1であり、
さらに、2つの隣接する環A置換基は、存在する場合には、一緒になって基-O-L2-O-を形成してもよく;ここで、
各-L1-は、独立に、飽和脂肪族C2〜5アルキレンであり;
各-L2-は、独立に、飽和脂肪族C1〜3アルキレンであり;
各基-NRN1RN2において、RN1およびRN2は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、ちょうど1個の環ヘテロ原子またはちょうど2個の環ヘテロ原子を有する5、6または7員の非芳香族環を形成し、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の一方がNであり、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の他方が、独立に、NまたはOであり;
各RD1は、独立に、
-RE1、-RE2、-RE3、-RE4、-RE5、-RE6、-RE7、-RE8
-L3-RE4、-L3-RE5、-L3-RE6、-L3-RE7または-L3-RE8であり;ここで、
各-RE1は、独立に、飽和脂肪族C1〜6アルキルであり;
各-RE2は、独立に、脂肪族C2〜6アルケニルであり;
各-RE3は、独立に、脂肪族C2〜6アルキニルであり;
各-RE4は、独立に、飽和C3〜6シクロアルキルであり;
各-RE5は、独立に、C3〜6シクロアルケニルであり;
各-RE6は、独立に、非芳香族C3〜7ヘテロシクリルであり;
各-RE7は、独立に、C6〜14カルボアリールであり;
各-RE8は、独立に、C5〜14ヘテロアリールであり;
各-L3-は、独立に、飽和脂肪族C1〜3アルキレンであり;ここで、
各C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルケニル、非芳香族C3〜7ヘテロシクリル、C6〜14カルボアリール、C5〜14ヘテロアリールおよびC1〜3アルキレンは、
-F、-Cl、-Br、-I、
-RF1
-CF3
-OH、
-ORF1
-OCF3
-SH、
-SRF1
-SCF3
-CN、
-NO2
-NH2、-NHRF1、-NRF12、-NRN3RN4
-C(O)OH、
-C(=O)ORF1
-C(=O)NH2、-C(=O)NHRF1、-C(=O)NRF12、-C(=O)NRN3RN4
-L4-OH、-L4-ORF1
-L4-NH2、-L4-NHRF1、-L4-NRF12または-L4-NRN3RN4
から選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;ここで、
各-RF1は、独立に、飽和脂肪族C1〜4アルキルであり;
各-L4-は、独立に、飽和脂肪族C2〜5アルキレンであり;
各基-NRN3RN4において、RN3およびRN4は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、ちょうど1個の環ヘテロ原子またはちょうど2個の環ヘテロ原子を有する5、6または7員の非芳香族環を形成し、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の一方がNであり、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の他方が、独立に、NまたはOである、
請求項1〜17および20〜35のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項37】
各環A置換基が、存在する場合には、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-O-C1〜7アルキル、-O-C1〜7ハロアルキル、-S-C1〜7アルキル、-NH2、-NH-C1〜7アルキル、-N(C1〜7アルキル)2、-C(=O)OH、-C(=O)O-C1〜7アルキル、-C(=O)NH2、-OC(=O)-C1〜7アルキル、-NO2、C1〜7アルキル、-C1〜7ハロアルキル、-CH2-Ph、-Ph、-Ph-C1〜7ハロアルキルから選択される、請求項1〜17および20〜35のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項38】
基:
【化2】

が、独立に、以下の基:
【化3】

(式中、
各nは、独立に、0、1または2であり;
各mは、独立に、0、1、2、3または4であり;
各pは、独立に、0、1、2、3または4であり;
各qは、独立に、0、1または2であり;
各Rは、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である)
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
基:
【化4】

が、独立に、以下の基:
【化5】

(式中、
各nは、独立に、0、1または2であり;
各mは、独立に、0、1、2、3または4であり;
各pは、独立に、0、1、2、3または4であり;
各Rは、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である)
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項40】
基:
【化6】

が、独立に、以下の基:
【化7】

(式中、
各nは、独立に、0、1または2であり;
各mは、独立に、0、1、2、3または4であり;
各Rは、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である)
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項41】
基:
【化8】

が、独立に、以下の基:
【化9】

(式中、
各nは、独立に、0、1または2であり;
各Rは、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である)
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項42】
基:
【化10】

が、独立に、以下の基:
【化11】

(式中、
各mは、独立に、0、1または2であり;
各Rは、独立に、1°炭素置換基または1°ヘテロ置換基である)
である、請求項1に記載の化合物。
【請求項43】
Jが、独立に、Nである、請求項38〜42のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項44】
Jが、独立に、CHである、請求項38〜42のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項45】
各Rが、存在する場合には、独立に、
-F、-Cl、-Br、-I、
-RD1
-CF3
-OH、
-L1-OH、
-ORD1
-L1-ORD1
-OCF3
-SH、
-SRD1
-SCF3
-CN、
-NO2
-NH2、-NHRD1、-NRD12、-NRN1RN2
-L1-NH2、-L1-NHRD1、-L1-NRD12、-L1-NRN1RN2
-C(=O)OH、
-C(=O)ORD1
-C(=O)NH2、-C(=O)NHRD1、-C(=O)NRD12、-C(=O)NRN1RN2
-NHC(=O)RD1、-NRD1C(=O)RD1
-OC(=O)RD1
-C(=O)RD
-NHS(=O)2RD1、-NRD1S(=O)2RD1
-S(=O)2NH2、-S(=O)2NHRD1、-S(=O)2NRD12、-S(=O)2NRN1RN2
-S(=O)2RD1
-OS(=O)2RD1、または
-S(=O)2ORD1であり、
さらに、2つの隣接するR基が、存在する場合には、一緒になって基-O-L2-O-を形成してもよく;ここで、
各-L1-は、独立に、飽和脂肪族C2〜5アルキレンであり;
各-L2-は、独立に、飽和脂肪族C1〜3アルキレンであり;
各基-NRN1RN2において、RN1およびRN2は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、ちょうど1個の環ヘテロ原子またはちょうど2個の環ヘテロ原子を有する5、6または7員の非芳香族環を形成し、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の一方がNであり、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の他方が、独立に、NまたはOであり;
各-RD1は、独立に、
-RE1、-RE2、-RE3、-RE4、-RE5、-RE6、-RE7、-RE8
-L3-RE4、-L3-RE5、-L3-RE6、-L3-RE7または-L3-RE8であり;ここで、
各-RE1は、独立に、飽和脂肪族C1〜6アルキルであり;
各-RE2は、独立に、脂肪族C2〜6アルケニルであり;
各-RE3は、独立に、脂肪族C2〜6アルキニルであり;
各-RE4は、独立に、飽和C3〜6シクロアルキルであり;
各-RE5は、独立に、C3〜6シクロアルケニルであり;
各-RE6は、独立に、非芳香族C3〜7ヘテロシクリルであり;
各-RE7は、独立に、C6〜14カルボアリールであり;
各-RE8は、独立に、C5〜14ヘテロアリールであり;
各-L3-は、独立に、飽和脂肪族C1〜3アルキレンであり;ここで、
各C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、C3〜6シクロアルキル、C3〜6シクロアルケニル、非芳香族C3〜7ヘテロシクリル、C6〜14カルボアリール、C5〜14ヘテロアリールおよびC1〜3アルキレンは、
-F、-Cl、-Br、-I、
-RF1
-CF3
-OH、
-ORF1
-OCF3
-SH、
-SRF1
-SCF3
-CN、
-NO2
-NH2、-NHRF1、-NRF12、-NRN3RN4
-C(O)OH、
-C(=O)ORF1
-C(=O)NH2、-C(=O)NHRF1、-C(=O)NRF12、-C(=O)NRN3RN4
-L4-OH、-L4-ORF1
-L4-NH2、-L4-NHRF1、-L4-NRF12または-L4-NRN3RN4
から選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;ここで、
各-RF1は、独立に、飽和脂肪族C1〜4アルキルであり;
各-L4-は、独立に、飽和脂肪族C2〜5アルキレンであり;
各基-NRN3RN4において、RN3およびRN4は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、ちょうど1個の環ヘテロ原子またはちょうど2個の環ヘテロ原子を有する5、6または7員の非芳香族環を形成し、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の一方がNであり、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の他方が、独立に、NまたはOである、請求項38〜42のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項46】
基-O-R14に対してパラ位にある環A上の置換基が、存在する場合には、独立に-RG1であり、-RG1は、独立に、-RH7または-RH8であり、-RH7は、存在する場合には、独立にフェニルであり、-RH8は、存在する場合には、独立に、ピラゾリルまたはピリジルであり;前記フェニル、ピラゾリルまたはピリジルは、
-F、-Cl、-Br、-I、
-RJ1
-CF3
-OH,
-ORJ1
-OCF3
-SH、
-SRJ1
-SCF3
-CN、
-NO2
-NH2、-NHRJ1、-NRJ12、-NRN5RN6
-C(=O)OH、
-C(=O)ORJ1
-C(=O)NH2、-C(=O)NHRJ1、-C(=O)NRJ12、-C(=O)NRN5RN6
-L5-OH、-L5-ORJ1
-L5-NH2、-L5-NHRJ1、-L5-NRJ12または-L5-NRN5RN6
から選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;ここで、
各-RJ1は、独立に、飽和脂肪族C1〜4アルキルであり;
各-L5-は、独立に、飽和脂肪族C2〜5アルキレンであり;
各基-NRN5RN6において、RN5およびRN6は、それらが結合した窒素原子と一緒になって、ちょうど1個の環ヘテロ原子またはちょうど2個の環ヘテロ原子を有する5、6または7員の非芳香族環を形成し、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の一方がNであり、前記ちょうど2個の環ヘテロ原子の他方が、独立に、NまたはOである、請求項38〜45のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項47】
基-O-R14に対してパラ位にある環A上の置換基が、存在する場合には、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、フェニル、ピラゾリルまたはピリジルであり;前記フェニル、ピラゾリルまたはピリジルは、例えば、-F、-Cl、-Br、-I、C1〜6アルキル、-CF3、-OH、-O-C1〜6アルキルおよび-OCF3から独立に選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されている、請求項38〜45のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項48】
基-O-R14に対してパラ位にある環A上の置換基が、存在する場合には、独立に、ピラゾリルであり、前記ピラゾリルは、例えば1つまたは複数のC1〜6アルキル基で場合により置換されている、請求項38〜45のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項49】
R8およびR9の各々が、存在する場合には、独立に、-H、-F、-Cl、-Br、-I、C1〜7アルキル、ピラゾールまたはフェニルから選択され;各ピラゾールおよびフェニルは、存在する場合には、例えば-F、-Cl、-Br、-I、-OH、C1〜7アルキルおよび-O-C1〜4アルキルから選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されている、請求項38〜48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項50】
R8が、存在する場合には、独立に、-H、-F、-Cl、-Br、-I、C1〜7アルキル、ピラゾールまたはフェニルから選択され;各ピラゾールおよびフェニルは、存在する場合には、例えば-F、-Cl、-Br、-I、-OH、C1〜7アルキルおよび-O-C1〜4アルキルから選択される1つまたは複数の置換基で場合により置換されており;
R9が、存在する場合には、独立に、-HおよびC1〜4アルキルから選択される、請求項38〜48のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項51】
各Rが、独立に、-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-O-C1〜7アルキル、-O-C1〜7ハロアルキル、-S-C1〜7アルキル、-NH2、-NH-C1〜7アルキル、-N(C1〜7アルキル)2、-C(=O)OH、-C(=O)O-C1〜7アルキル、-C(=O)NH2、-OC(=O)-C1〜7アルキル、-NO2、C1〜7アルキル、-C1〜7ハロアルキル、-CH2-Ph、-Ph、-Ph-C1〜7ハロアルキルから選択される、請求項38〜44のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項52】
基Wが、存在する場合には、独立に、-Me、-Et、-nPr、-iPr、-tBu、-Ph、-CH2-Phから選択される、請求項1〜51のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項53】
R14が、独立に、-Hである、請求項1〜52のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項54】
基:
【化12】

が、以下の基:
【化13】

である、請求項1〜53のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項55】
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の各々が、独立に、-Hまたは基Gであり;さらに、
R3、R4、R5およびR6の各々が、基Yであってもよく;
R1、R2およびR7の各々が、基Zであってもよい、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項56】
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の各々が、独立に、-Hまたは基Gであり;さらに、
R3およびR4が、一緒になって、基=Oを形成してもよく;
R5およびR6が、一緒になって、基=Oを形成してもよい、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項57】
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の各々が、独立に、-Hまたは基Gである、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項58】
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7のうちちょうど1つまたはちょうど2つまたはちょうど3つが、-H以外であり、他の各々が、-Hである、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項59】
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7のうちちょうど1つが、-H以外であり、他の各々が、-Hである、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項60】
基:
【化14】

が、独立に、以下の基:
【化15】

から選択される、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項61】
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7のうちちょうど2つが、-H以外であり、他の各々が、-Hである、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項62】
基:
【化16】

が、独立に、以下の基:
【化17】

から選択される、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項63】
R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7のうちちょうど3つが、-H以外であり、他の各々が、-Hである、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項64】
基:
【化18】

が、独立に、以下の基:
【化19】

から選択される、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項65】
基:
【化20】

が、独立に、以下の基:
【化21】

から選択される、請求項1〜57のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項66】
R3およびR4が、一緒になって、基=Oを形成するか、または、R5およびR6が、一緒になって、基=Oを形成する、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項67】
基:
【化22】

が、独立に、以下の基:
【化23】

から選択される、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項68】
各基Gが、存在する場合には、独立に、(C-1)、(C-4)、(C-7)、(C-8)、(C-9)および(C-10)から選択される1°炭素置換基である、請求項1〜67のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項69】
各基Gが、存在する場合には、独立に、(C-1)、(C-7)および(C-9)から選択される1°炭素置換基である、請求項1〜67のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項70】
各基Gが、存在する場合には、独立に、C1〜7アルキルであり、かつ、独立に、置換されていないか、または1°ヘテロ置換基から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されている、請求項1〜67のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項71】
各基Gが、存在する場合には、独立に、C1〜7アルキルであり、かつ、独立に、置換されていないか、または-F、-Cl、-Br、-I、-OH、-OMe、-OCF3、-SMe、-NH2、-NHMe、-NMe2、-C(=O)OH、-C(=O)OMe、-C(=O)NH2、-OC(=O)Me、-NO2、-Ph、-Ph-CF3から選択される1つもしくは複数の置換基で置換されている、請求項1〜67のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項72】
各基Gが、存在する場合には、独立に、C1〜7アルキルであり、かつ置換されていない、請求項1〜67のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項73】
各基Yが、存在する場合には、独立に、(H-11)、(H-12)および(H-13)から選択される1°ヘテロ置換基である、請求項1〜72のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項74】
各基Yが、存在する場合には、独立に、-C(=O)OH、-C(=O)OMe、-C(=O)OEt、-C(=O)OPh、-C(=O)OCH2Ph、-C(=O)NH2、-C(=O)NHMe、-C(O)NHEt、-C(=O)NMe2、-C(=O)NEt2から選択される、請求項1〜72のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項75】
各基Zが、存在する場合には、独立に、-C(=O)Me、-C(=O)Et、-C(=O)OMe、-C(=O)OEt、-C(=O)OPh、-C(=O)OCH2Ph、-C(=O)NH2、-C(=O)NHMe、-C(=O)NHEt、-C(=O)NMe2、-C(=O)NEt2、-S(=O)2Me、-S(=O)2Et、-S(=O)2Ph、-S(=O)2Ph-Meから選択される、請求項1〜72のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項76】
R3およびR4の一方が、独立に、C1〜6アルキルまたはC3〜6シクロアルキルであり;
R3およびR4の他方が、独立に、-Hであり;
R7が、独立に、-HまたはC1〜6アルキルであり;
R1、R2、R5およびR6の各々が、独立に、-Hである、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項77】
R3およびR4の一方が、独立に、C1〜4アルキルまたはC3〜4シクロアルキルであり;
R3およびR4の他方が、独立に、-Hであり;
R7が、独立に、-HまたはC1〜4アルキルであり;
R1、R2、R5およびR6の各々が、独立に、-Hである、請求項1〜54のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項78】
以下の化合物:化合物XX-001〜XX-099、XX-101〜XX-109、XX-112、XX114〜XX-125およびYY-001〜YY-002、ならびに医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、水和物、エーテル、エステル、化学的保護形態およびプロドラッグ、から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項79】
以下の化合物:化合物XX-001〜XX-099、XX-101〜XX-109、XX-112、XX114〜XX-344およびYY-001〜YY-003、ならびに医薬として許容し得るその塩、溶媒和物、水和物、エーテル、エステル、化学的保護形態およびプロドラッグ、から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項80】
請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物および医薬として許容し得る担体または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項81】
請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物と、医薬として許容し得る担体または希釈剤とを混合する工程を含む、医薬組成物の調製方法。
【請求項82】
治療法によりヒトまたは動物の体を処置する方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項83】
PKD(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)によって媒介される疾患または状態の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項84】
PKD(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)の阻害によって改善される疾患または状態の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項85】
増殖状態の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項86】
癌の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項87】
過剰増殖性皮膚疾患、乾癬、光線性角化症または非黒色腫性皮膚癌の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項88】
不適切な、過剰の、および/または望ましくない血管形成を特徴とする疾患または状態の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項89】
炎症性疾患の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項90】
心臓リモデリング、心臓の筋細胞肥大、心臓の収縮障害、心臓のポンプ不全、病的心臓肥大および/または心不全を伴う疾患または障害の治療方法に使用するための、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項91】
PKD(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)によって媒介される疾患または状態の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項92】
PKD(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)の阻害によって改善される疾患または状態の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項93】
増殖状態の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項94】
癌の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項95】
過剰増殖性皮膚疾患、乾癬、光線性角化症または非黒色腫性皮膚癌の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項96】
不適切な、過剰の、および/または望ましくない血管形成を特徴とする疾患または状態の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項97】
炎症性疾患の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項98】
心臓リモデリング、心臓の筋細胞肥大、心臓の収縮障害、心臓のポンプ不全、病的心臓肥大および/または心不全を伴う疾患または障害の治療のための医薬の製造における、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の使用。
【請求項99】
PKD(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)によって媒介される疾患または状態を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項100】
PKD(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)の阻害によって改善される疾患または状態を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項101】
増殖状態を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項102】
癌を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項103】
過剰増殖性皮膚疾患、乾癬、光線性角化症または非黒色腫性皮膚癌を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項104】
不適切な、過剰の、および/または望ましくない血管形成を特徴とする疾患または状態を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項105】
炎症性疾患を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項106】
心臓リモデリング、心臓の筋細胞肥大、心臓の収縮障害、心臓のポンプ不全、病的心臓肥大および/または心不全を伴う疾患または障害を治療する方法であって、治療を必要とする被験体に対して、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の治療有効量を、投与する工程を含む方法。
【請求項107】
インビトロまたはインビボで細胞におけるPKD(例えば、PKD1、PKD2、PKD3)を阻害する方法であって、該細胞と、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の有効量とを接触させる工程を含む方法。
【請求項108】
細胞増殖の阻害、細胞周期進行の阻害、アポトーシスの促進、またはこれらのうち1つまたは複数の組合せをインビトロまたはインビボで行う方法であって、該細胞と、前記但書を伴わない、請求項1〜79のいずれか一項に記載の化合物の有効量とを接触させる工程を含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2009−534458(P2009−534458A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−507166(P2009−507166)
【出願日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際出願番号】PCT/GB2007/001537
【国際公開番号】WO2007/125331
【国際公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【出願人】(598176569)キャンサー・リサーチ・テクノロジー・リミテッド (57)
【氏名又は名称原語表記】CANCER RESEARCH TECHNOLOGY LIMITED
【Fターム(参考)】