説明

カリウムATPチャネル開口薬の塩およびその使用

ATPチャネルが関与する疾病又は異常の治療において、新規な薬力学的、薬物動態学的、治療的、生理的、代謝的、及び組成的な結果を達成する、ジアゾキシドなどのKATPチャネル開口薬の特定の塩の被験者への即時投与又は長期投与が提供される。これらの結果を達成し、治療される個体における有害作用の発生率を下げる塩の医薬製剤、投与及び投薬の方法も提供される。それらの塩と他の薬剤を同時投与して、ヒト及び動物の疾病を治療する方法もさらに提供される。


Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)被験者の血液中の異常に高い総コレステロールレベルを低下させる、(b)被験者の血液中の異常に高いLDLコレステロールレベルを低下させる、(c)被験者の血液中の異常の高いVLDLコレステロールレベルを低下させる、(d)被験者の血液中の異常に高い非HDLコレステロールレベルを低下させる、(e)被験者の血液中の異常に高いトリグリセリドレベルを低下させる、かつ/又は(f)被験者の血液中の異常に低いHDLコレステロールレベルを上昇させることによる、脂質異常症を治療する方法であって、 以下からなる群から選択される製剤の治療上有効な量を前記被験者に投与する工程を含む方法:
i)式I、式II、式III及び式IV、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬を含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iv)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤。
【請求項2】
前記被験者が非アルコール性脂肪性肝炎を患っている、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記被験者が膵炎になるリスクを持つ、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記被験者が、メタボリックシンドロームを患っているか、メタボリックシンドロームになるリスクを持つ、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記被験者が肥満である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記被験者の血中の総コレステロールレベルが低下する、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記製剤が24時間あたり2回投与される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記製剤が、式I、式II、式III及び式IV、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬以外の薬剤をさらに含み、前記の他の薬剤が、(a)被験者の血液中の異常に高い総コレステロールレベルを低下させる、(b)被験者の血液中の異常に高いLDLコレステロールレベルを低下させる、(c)被験者の血液中の異常の高いVLDLコレステロールレベルを低下させる、(d)被験者の血液中の異常に高い非HDLコレステロールレベルを低下させる、(e)被験者の血液中の異常に高いトリグリセリドレベルを低下させる、かつ/又は(f)被験者の血液中の異常に低いHDLコレステロールレベルを上昇させることに有効である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記被験者が、式I、式II、式III及び式IV、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬以外の薬剤を同時投与され、前記の他の薬剤が、(a)被験者の血液中の異常に高い総コレステロールレベルを低下させる、(b)被験者の血液中の異常に高いLDLコレステロールレベルを低下させる、(c)被験者の血液中の異常の高いVLDLコレステロールレベルを低下させる、(d)被験者の血液中の異常に高い非HDLコレステロールレベルを低下させる、(e)被験者の血液中の異常に高いトリグリセリドレベルを低下させる、かつ/又は(f)被験者の血液中の異常に低いHDLコレステロールレベルを上昇させることに有効である、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
上昇したレベルの循環トリグリセリドを持つ被験者の循環トリグリセリドのレベルを下げる方法であって、前記被験者に、治療上有効な量の、以下からなる群から選択される製剤を投与する工程を含む方法:
i)式I、式II、式III及び式IV、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬を含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iv)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤。
【請求項13】
前記製剤が、HMG−CoAリダクターゼ阻害剤をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記HMG−CoAリダクターゼ阻害剤がスタチンである、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記製剤がフィブラートをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記製剤がナイアシンをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記製剤がPPARデルタ作用剤又は調節剤をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記製剤が甲状腺受容体活性剤をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記製剤がMTP阻害剤をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記製剤がスクアレンシンターゼ阻害剤をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項21】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項12〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記被験者が、高コレステロール血症、複合型高脂血症、内因性高脂血症、及び高トリグリセリド血症からなる群から選択される異常と診断されている、請求項12〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記被験者が、高い循環総コレステロールを有する、請求項12〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記被験者が、高い循環LDLコレステロールを有する、請求項12〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記被験者が、正常な循環総コレステロールを有する、請求項12〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記被験者が、正常な循環LDLコレステロールを有する、請求項12〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記患者が、低い循環HDLコレステロールを有する、請求項12に記載の方法。
【請求項28】
前記患者が、正常な循環HDLコレステロールを有する、請求項12に記載の方法。
【請求項29】
製剤の反復投与が、数日の期間にわたって与えられ、前記数日の期間中の前記被験者のカロリー摂取が、前記投与の開始前と実質的に同じである、請求項1〜28のいずれか一項に記載の方法。
【請求項30】
1型糖尿病を患っている被験者の(a)インスリン投薬の低減、(b)血糖コントロールの増大、又は(c)残存インスリン分泌の喪失の遅延の方法であって、
前記被験者に、治療上有効な量の、以下からなる群から選択される製剤を投与する工程を含む方法:
i)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤。
【請求項31】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項30又は31に記載の方法。
【請求項33】
2型糖尿病を患っている被験者を治療する方法であって、治療上有効な量の製剤及びインスリン分泌を刺激する、又は短時間作用型抗糖尿病薬である抗糖尿病薬を前記被験者に同時投与する工程を含み、前記製剤が以下からなる群から選択される方法:
i)式I、式II、式III及び式IV、式V、式VI、式VII及びVIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬を含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iv)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤。
【請求項34】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記製剤及び短時間作用型抗糖尿病薬が、別々に、連続に、又は同時に同時投与される、請求項33に記載の方法。
【請求項36】
前記抗糖尿病薬が、DPP−IV阻害剤、PPAR作用剤又は部分作用剤、GLP−1アナログ又はミメティック、チアゾリジンジオン、ジサッカリダーゼ阻害剤、フルクトース−1、6−ビスホスファターゼ阻害剤、及びスルホニルウレア受容体拮抗剤からなる群から選択される1種以上の薬剤である、請求項33に記載の方法。
【請求項37】
前記スルホニルウレア受容体拮抗剤がメグリチニドである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記メグリチニドが、レパグリニド、ナテグリニド、ミチグリニド、及びこれらの薬剤的に許容できる塩からなる群から選択される1種以上の薬剤である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記DPP−IV阻害剤が、シタグリプチン、サクサグリプチン、ビルダグリプチン、及びこれらの薬剤的に許容できる塩からなる群から選択される1種以上の薬剤である、請求項36に記載の方法。
【請求項40】
前記GLP−1アナログ又はミメティックが、エクセナチド、リラグルチド、アルブゴン、エキセンディン−4アナログ及びコンジュゲート、並びにこれらの薬剤的に許容できる塩及びコンジュゲートからなる群から選択される1種以上の薬剤である、請求項36に記載の方法。
【請求項41】
前記チアゾリジンジオン又はPPAR作用剤又は部分作用剤が、ピオグリタゾン、ロシグリタゾン、トログリタゾン、テサグリタザール、ムラグリタザール、ネトグリタザール、LY518674、ラガグリタザール、シポグリタザール、及びこれらの薬剤的に許容できる塩から選択される1種以上の薬剤である、請求項36に記載の方法。
【請求項42】
前記ジサッカリダーゼ阻害剤が、アカルボース、AO−128、及びこれらの薬剤的に許容できる塩からなる群から選択される1種以上の薬剤である、請求項36に記載の方法。
【請求項43】
前記フルクトース−1、6−ビスホスファターゼ阻害剤が、フェニルホスホネート、ベンズイミダゾール、CS−917、アニリノキナゾリン、ベンゾオキサゾールベンゼンスルホンアミド、及びこれらの薬剤的に許容できる塩からなる群から選択される1種以上の薬剤である、請求項36に記載の方法。
【請求項44】
前記製剤が、50から450mgのジアゾキシドコリンを含み、制御放出経口製剤として24時間あたり1回投与され、前記抗糖尿病薬が、5から10μgのエクセナチドを含む医薬組成物であり、24時間あたり2回食事前に投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項45】
前記制御放出経口製剤が錠剤であり、エクセナチドが皮下注射により投与される、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記製剤が、50から500mgのジアゾキシドコリンを含み、制御放出経口製剤として24時間あたり1回投与され、前記短時間作用型抗糖尿病薬が、メグリチニドを含む医薬組成物であり、24時間あたり3回食事前に投与される、請求項36に記載の方法。
【請求項47】
前記抗糖尿病薬が、エクセナチド、ナテグリニド、ミチグリニド、レパグリニド、及びその薬剤的に許容できる塩又はコンジュゲートである、請求項36に記載の方法。
【請求項48】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項33〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項49】
前記KATPチャネル開口薬が就寝時刻に投与される、請求項33〜47のいずれか一項に記載の方法。
【請求項50】
多嚢胞性卵巣症候群を治療する方法であって、治療上有効な量の、以下からなる群から選択される製剤を前記被験者に投与する工程を含む方法:
i)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤。
【請求項51】
前記治療が、循環アンドロゲンレベルを低下させ、又は正常な排卵周期を回復させる、請求項50に記載される方法。
【請求項52】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項50〜52に記載の方法。
【請求項54】
多嚢胞性卵巣症候群を患っている被験者を治療する方法であって、治療上有効な量の製剤並びにアンドロゲン阻害剤、選択的エストロゲン受容体調節剤(SERM)、又は排卵誘発剤を前記被験者に同時投与する工程を含み、前記製剤が以下からなる群から選択される方法:
i)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤。
【請求項55】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項54に記載の方法。
【請求項56】
前記製剤並びにアンドロゲン阻害剤、選択的エストロゲン受容体調節剤(SERM)、又は排卵誘発剤が、別々に、連続に、又は同時に同時投与される、請求項54に記載の方法。
【請求項57】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項54〜56のいずれか一項に記載の方法。
【請求項58】
多嚢胞性卵巣症候群を患っている被験者を治療する方法であって、治療上有効な量の、以下からなる群:
i)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤
から選択される製剤を前記被験者に投与する工程を含み、
全製剤が、治療上有効な量の、アンドロゲン阻害剤、選択的エストロゲン受容体調節剤(SERM)、又は排卵誘発剤をさらに含む方法。
【請求項59】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項58〜59のいずれか一項に記載の方法。
【請求項61】
高血圧を患っている被験者を治療する方法であって、治療上有効な量の単一の経口剤を、前記被験者に投与する工程から基本的になり、前記経口剤が、以下からなる群から選択される製剤である方法:
i)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤。
【請求項62】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項61又は62に記載の方法。
【請求項64】
低血糖に関連した自律神経障害を患っている被験者の治療の方法であって、治療上有効な量の、以下からなる群から選択される製剤を、前記被験者に投与する工程を含む方法:
i)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤;並びに
iv)7−クロロ−3−メチル−2H−1,2,4−ベンゾチアジアジンを含む製剤。
【請求項65】
前記製剤が24時間あたり1回投与される、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記製剤が24時間あたり2回投与される、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
前記被験者が1型糖尿病を患っている、請求項64に記載の方法。
【請求項68】
前記被験者が2型糖尿病を患っている、請求項64に記載の方法。
【請求項69】
前記製剤が、経口又は鼻腔内製剤である、請求項64に記載の方法。
【請求項70】
前記KATPチャネル開口薬がジアゾキシドコリンである、請求項64〜69のいずれか一項に記載の方法。
【請求項71】
ジアゾキシドコリン並びに重量で約1%から約55%のポリエチレンオキシド及びセルロースからなる群から選択されるポリマーを含む製剤。
【請求項72】
前記セルロースが、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、及びそれらの2種以上の混合物から選択される、請求項71に記載の製剤。
【請求項73】
前記ポリエチレンオキシドが、PEO N750、PEO 303又はこれらの混合物から選択される、請求項71に記載の製剤。
【請求項74】
ATPチャネル開口薬の塩を経口投与することから生じる有害作用の発生率を低下させる方法であって、以下からなる群から選択される、経口摂取される製剤:
i)塩を含む製剤であって、前記塩が、式I、式II、式III及び式IVからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオン並びにアルカリ金属及び第三級アミン又はアンモニウム基を含む化合物からなる群から選択されるカチオンを含む製剤;
ii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含む製剤;並びに
iii)塩を含む製剤であって、前記塩が、式V、式VI、式VII及び式VIIIからなる群から選択されるKATPチャネル開口薬のアニオンを含み、少なくとも1つの置換基がアミノ基を含む製剤;並びに
経口摂取されたKATPチャネル開口薬の塩から生じる有害作用の発生率を低下させるに十分な1種以上の固形食物品を含む食事
を経口摂取する工程を含む方法。
【請求項75】
前記製剤及び食事が、互いに15分以内にとられる、請求項74に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図4C】
image rotate

【図4D】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図5C】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図6C】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図9C】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図10C】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13A】
image rotate

【図13B】
image rotate

【図13C】
image rotate

【図14A】
image rotate

【図14B】
image rotate

【図14C】
image rotate

【図15A】
image rotate

【図15B】
image rotate

【図15C】
image rotate

【図15D】
image rotate

【図16A】
image rotate

【図16B】
image rotate

【図17A】
image rotate

【図17B】
image rotate

【図18A】
image rotate

【図18B】
image rotate

【図18C】
image rotate

【図19A】
image rotate

【図19B】
image rotate

【図19C】
image rotate

【図19D】
image rotate

【図20】
image rotate

【図21】
image rotate

【図22】
image rotate

【図23】
image rotate

【図24】
image rotate

【図25】
image rotate

【図26】
image rotate


【公表番号】特表2010−532383(P2010−532383A)
【公表日】平成22年10月7日(2010.10.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−515241(P2010−515241)
【出願日】平成20年7月1日(2008.7.1)
【国際出願番号】PCT/US2008/068936
【国際公開番号】WO2009/006483
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(508198465)エッセンシャリス,インク. (2)
【Fターム(参考)】