説明

ナビゲーション装置、経路探索方法及びプログラム

【課題】 複数の地点を訪問する順を容易に決定することのできる「ナビゲーション装置」、「経路探索方法」及び「プログラム」を提供することを目的とする。
【解決手段】 車両の現在位置を算出する現在位置算出部11と、複数の目的地を選択することができる目的地選択部12と、現在位置から前記目的地選択手段により選択された複数の目的地へ到着する予想時刻を算出する時刻算出部14と、
前記時刻算出手段により算出された時刻を表示するディスプレイ装置15とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置1であって、前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地に到着した場合には、到着地点を排除する到着地点排除部16を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置、経路探索方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から目的地までの経路探索を行い、探索結果に応じて誘導経路を案内する機能を備えたナビゲーション装置が提案されている。このようなナビゲーション装置は、画面に写し出された道路地図上に目的地を設定して、地図上における自動車の現在位置から目的地までの最適経路を探索して誘導案内をおこなわせるようにしている。また、複数の目的地を順次訪問するような場合にも、最適経路を探索することができる。
【0003】
特許文献1に記載のナビゲーション装置は、現在位置から地図上に設定された目的地までの最適経路を探索して誘導案内を行うに際して、複数の目的地を順次に訪問する際の操作を容易に行うとともに、複数の目的地を訪問する最適経路を包括的に把握できるようにするものである。
【0004】
【特許文献1】特開平10−288534号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のナビゲーション装置では、目的地を回る順番を、ルート算出する前に決定する必要がある。また、目的地に到着する予定時刻が、利用者の所望の時刻より相当前であるような場合は、再度ルート算出をする必要があり、操作が煩雑である。このため、利用者が複数の目的地についてそれぞれ希望する到着時刻に間に合うように地点間を移動する順番を容易に決定することが出来ないという問題があった。
【0006】
また、経由する目的地に滞在する時間を考慮して、次の目的地の到着予想時刻を算出することはできなかった。従って、利用者自身が、それぞれの地点での滞在時間を考慮して、実際の到着時刻を予想する必要があった。
【0007】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、複数の地点を訪問する順を容易に決定することのできるナビゲーション装置、経路探索方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、車両の現在位置を算出する現在位置算出手段と、複数の目的地を選択することができる目的地選択手段と、現在位置から前記目的地選択手段により選択された複数の目的地へ到着する予想時刻を算出する時刻算出手段と、前記時刻算出手段により算出された時刻を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置によって達成できる。
【0009】
この構成により、現在位置から複数の目的地に到着する予想時刻を把握することができ、利用者は、最初に向かうべき地点を容易に決定することができる。
【0010】
また、前記時刻算出手段は、前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地に到着したときに、前記1の目的地以外の他の目的地への到着する予想時刻を算出することを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0011】
この構成により、利用者は前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地に到着したときに、前記1の目的地以外の他の目的地に到着する予想時刻を知ることができ、次に訪問すべき目的地を容易に決定することができる。
【0012】
また、前記時刻算出手段は、現在位置が、前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地に、前記時刻算出手段により算出された時刻に到着したと仮定をして、前記1の目的地以外の他の目的地に到着する予想時刻を算出することを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0013】
この構成により、利用者はまだ到着していない目的地に到着した場合の、他の目的地への到着予想時刻を事前に知ることができる。従って、利用者は容易に訪問する順序を決定することができる。
【0014】
また、前記目的地選択手段は、目的地での滞在時間を設定することができ、前記時刻算出手段は、前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地での滞在時間を加味して、前記1の目的地以外の他の目的地への到着する予想時刻を算出することを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0015】
この構成により、利用者は滞在時間を加味して他の目的地に到着する予想時刻を知ることができるので、より正確な到着予想時刻を知ることができる。
【0016】
また、出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地とを設定することができる地点設定手段と、前記出発日時又は前記出発時刻に出発した場合に、次の経由地又は目的地までの経路を算出する経路算出手段と、経由地での滞在時間又は出発時刻を加味して、次の経由地又は目的地に到着できる予想時刻を算出することができる時刻算出手段と、前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを表示する表示手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0017】
この構成により、利用者は経由地での滞在時間又は経由地を出発する時刻を加味した目的地へ到着する予想時刻を把握することができる。
【0018】
また、前記地点設定手段は、複数の経由地を設定することができることを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0019】
この構成により、利用者は複数の経由地への到着予想時刻を参照することができる。
【0020】
また、前記地点設定手段は、前記複数の経由地から利用者の所望の経由地を選択し、前記選択された経由地を出発地として次の経由地を設定することができることを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0021】
この構成により、利用者は複数の経由地から所望の経由地を選択することができ、選択された経由地を出発地として次の経由地を設定することにより、経路を設定することができる。
【0022】
また、前記地点設定手段は、設定された複数の経由地の中から、既に選択された経由地以外の経由地を、再度選択することができることを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0023】
この構成により、利用者の所望の経路が得られなかった場合には、既に選択した経由地とは異なる経由地を再度選択し、経路を設定することができる。
【0024】
また、前記地点設定手段で設定された出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地と、前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを記憶する経路情報記憶手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0025】
また、前記選択された経由地を記憶する行程記憶手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0026】
この構成により、利用者は容易に目的地や経由地の設定作業をすることができる。また、利用者の所望の行程を容易に構築することができる。
【0027】
また、前記行程作成手段により算出された行程のうち、利用者が選択した行程を記憶する行程記憶手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置によっても達成できる。
【0028】
また、車両の現在位置を算出する現在位置算出ステップと、複数の目的地を選択することができる目的地選択ステップと、現在位置から前記目的地選択手段により選択された複数の目的地へ到着する予想時刻を算出する時刻算出ステップと、
前記時刻算出ステップにより算出された時刻を表示する表示ステップとを備えたことを特徴とする経路探索方法によっても達成できる。
【0029】
また、出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地とを設定することができる地点設定ステップと、前記出発日時又は前記出発時刻に出発した場合に、次の経由地又は目的地までの経路を算出する経路算出ステップと、経由地での滞在時間又は出発時刻を加味して、次の経由地又は目的地に到着できる予想時刻を算出することができる時刻算出ステップと、前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを表示する表示ステップとを備えたことを特徴とする経路探索方法によっても達成できる。
【0030】
また、車両の現在位置を算出する現在位置算出ステップと、複数の目的地を選択することができる目的地選択ステップと、現在位置から前記目的地選択手段により選択された複数の目的地へ到着する予想時刻を算出する時刻算出ステップと、前記時刻算出ステップにより算出された時刻を表示する表示ステップとをコンピュータに実行させるプログラムによっても達成できる。
【0031】
また、出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地とを設定することができる地点設定ステップと、前記出発日時又は前記出発時刻に出発した場合に、次の経由地又は目的地までの経路を算出する経路算出ステップと、経由地での滞在時間又は出発時刻を加味して、次の経由地又は目的地に到着できる予想時刻を算出することができる時刻算出ステップと、前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを表示する表示ステップとをコンピュータに実行させるプログラムによっても達成できる。
【発明の効果】
【0032】
本発明は、複数の地点を訪問する順を容易に決定することのできるナビゲーション装置、経路探索方法及びプログラムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
次に、添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
【実施例1】
【0034】
図1は、本実施例に係るナビゲーション装置1の構成を示したブロック図である。ナビゲーション装置1は、制御部10と、現在位置算出部11と、目的地選択部12と、目的地記憶部13と、時刻算出部14と、ディスプレイ装置15と、到着地点排除部16と、経路算出部17とを含んでいる。
【0035】
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を用いて構成され、ナビゲーション装置1全体を制御するものである。また、制御部10は、現在位置算出部11と、時刻算出部14と、到着地点排除部16と、経路算出部17から構成される。
【0036】
現在位置算出部11は、車速センサやジャイロセンサ、GPS受信機等から構成され、現在の自車位置と自車方位の検出を行う。
【0037】
目的地選択部12は、利用者がナビゲーション装置1に各種の指示を出すことが可能なリモコン等であり、目的地を入力する目的地入力キー等を備える。
【0038】
目的地記憶部13は、RAM、フラッシュRAM、ハードディスク等から構成され、目的地選択部12により選択された目的地を記憶する。
【0039】
時刻算出部14は、制御部10が算出した誘導経路に基づき、自車位置から目的地への到着予想時刻を算出する。尚、詳しくは後述するが、利用者は、目的地選択部12により、目的地記憶部13に記憶された複数の目的地のうち1の目的地に、到着時刻算出部により算出された予想時刻に到着したと仮の設定をすることができる。仮の設定をした場合には、時刻算出部14は、上記1の目的地から上記1の目的地以外の他の目的地への到着予想時刻を算出することができる。
【0040】
ディスプレイ装置15は、時刻算出部14により算出された到着予想時刻を表示する。
【0041】
到着地点排除部16は、車両が目的地記憶部13により記憶された複数の目的地のうち1の目的地に到着した場合、到着地点を目的地候補から排除する。目的地候補とは、まだ自車が到着していない目的地をいう。又は、前述したように、利用者が、目的地記憶部13に記憶された目的地候補のうち1の目的地に、時刻算出部14により算出された予想時刻に到着したと仮の設定をした場合には、この仮の到着地点をディスプレイ装置15の表示から排除する。
【0042】
経路算出部17は、現在位置算出部11で算出された現在位置の情報(例えば経度、緯度)と、目的地選択部12により選択された目的地と、地図データ等を基に、自車位置から目的地までの誘導経路を算出する。
【0043】
次に、本実施例に係るナビゲーション装置1についての具体的な動作について説明する。
【0044】
図2は、利用者が訪問する予定の目的地と、訪問予定の時刻とを、簡単な地図上に表した図である。利用者は、現在地点Sにおり、これから病院、レストラン、スーパー、公共施設に行く予定がある場合を想定する。特に、レストランには12:00に到着し、病院には14:00に到着しなければならないと仮定する。尚、利用者は、各地点を回るのであるが特段まわり順番を決定づけるような要件は持っていないとする。
【0045】
利用者は、目的地選択部12を用いて、ナビゲーション装置1に上記の複数の目的地を入力する。ディスプレイ装置15のタッチスイッチから入力するようにしてもよい。目的地を入力すると、ナビゲーション装置1の目的地記憶部13に目的地が記憶される。制御部10は、経路算出部17に、現在地点Sから目的地記憶部13に記憶された全ての目的地までの経路を算出させる。制御部10は、経路算出部17により算出されたそれぞれの目的地への経路情報を基に、時刻算出部14に、現在地点Sから目的地記憶部13に記憶された全ての目的地までの到着予想時刻を算出させる。次に、制御部10は、時刻算出部14により算出された到着予想時刻をディスプレイ装置15に表示する。
【0046】
図3は、ディスプレイ装置15に各目的地への到着予想時刻が表示された例示図である。図3に示すように、現在地点Sから複数の目的地までの到着予想時刻を表示することができる。従って、利用者はディスプレイの表示を見ながら、上記目的地の訪問の順序を決定することができる。例えば、利用者がレストランには12:00に到着し、病院には14:00に到着しなければならない場合には、病院への到着予想時刻は9:30であり、レストランへの到着予想時刻は10:00であるので、最初に訪問する目的地を、公共施設又はスーパーへと決定することができる。尚、詳しくは後述するが、この際にナビゲーション装置1は、利用者に目的地までの経路を案内しない。
【0047】
次に、利用者が上記目的地候補のうち1の地点であるスーパーに到着した場合のナビゲーション装置1の動作について説明する。
【0048】
利用者がスーパーに到着した場合には、現在位置算出部11が現在位置を算出し、制御部10が、現在位置と、目的地記憶部13に記憶された上記複数の目的地のうち1の目的地と一致するか否かの判断をする。制御部10が一致すると判断した場合、到着地点排除部16は、目的地記憶部13に記憶された上記複数の目的地のうち、スーパーを目的地候補から排除する。また、時刻算出部14は、出発地点をスーパーの地点として、他の目的地までの到着予想時刻を算出する。制御部10は、ディスプレイ装置15にその到着予想時刻を表示する。
【0049】
図4は、利用者がスーパーに到着した場合における到着予想時刻が表されたディスプレイ装置15に表示される例示図である。図4に示すように、利用者はこのディスプレイ装置15の画面を見ながら、次に訪問すべき目的地の順序を決定することができる。図4では、レストランへの到着予想時刻が12:00であるので、利用者は、病院や公共施設よりもレストランへの訪問を優先させるべきだということが容易に理解できる。
【0050】
また、本実施例にかかるナビゲーション装置1は、利用者がスーパーに到着する前であっても、図3に示されたスーパーへの到着予想時刻に、スーパーへ到達したものと仮定して、スーパーから病院等の他の目的地への到着予想時刻を算出することもできる。その場合にも、図4のように、ディスプレイ装置15に到着予想時刻が表示される。尚、この際に、利用者は目的地選択部12を介してスーパーでの滞在時間を設定することができる。スーパーでの滞在時間を設定することにより、利用者は次の目的地に対する、より正確な到着予想時刻を算出することができる。
【0051】
次に、本実施例に係るナビゲーション装置1の動作手順を、図5に示されたフローチャートを参照しながら説明する。
【0052】
まず、利用者から目的地が入力されると(ステップS10)、制御部10は、目的地記憶部13に、入力された目的地を記憶する(ステップS11)。次に、現在位置算出部11が自車位置と自車方位の検出を行い、制御部10は、経路算出部17を使用して、現在位置から複数の目的地までの誘導経路を算出する。この算出された誘導経路の情報に基づいて、制御部10は、時刻算出部14により自車位置から複数の目的地への到着予想時刻を算出する(ステップS12)。ディスプレイ装置15は、時刻算出部14により算出された到着予想時刻を表示する(ステップS13)。尚、前述したように、到着予想時刻をディスプレイ装置15に表示する際には、原則、目的地までの経路の表示、案内は行わない。
【0053】
次に、制御部10は、現在位置算出部11により算出された自車位置が、目的地記憶部13に記憶された目的地の一部との一致の可否を判断する(ステップS14)。即ち、制御部10は自車位置が目的地に到着したか否かを判断する。自車位置が目的地に到着していない場合(ステップS14でNo)、利用者は、目的地選択部12を介して目的地に時刻算出部14により算出された予想時刻に到着したと仮の設定をすることができる(ステップS16)。
【0054】
利用者は、上記仮の設定をしない場合(ステップS16でNo)、再度ステップS12に戻り、制御部10は、時刻算出部14により、現在位置から目的地までの到着予想時刻を算出する。このように、目的地に到着するまで常に現在位置を考慮して目的地への到着予想時刻を算出する。
【0055】
仮の設定をする場合(ステップS16でYes)、到着したものとみなされた目的地での滞在時間を、目的地選択部12を介して設定することができる。到着地点排除部16は、到着したものと仮定した目的地を、ディスプレイ装置15において、非表示にする(ステップS15)。表示されている目的地が他にもある場合には(ステップS17でYes)、ステップS12に戻り、到着予想時刻に到着したものと仮定した目的地から、他の目的地までの到着予想時刻を算出する。この際、時刻算出部14は到着予想時刻に到着したものと仮定した目的地での滞在時間を加味して、他の目的地までの到着予想時刻を算出する。表示されている目的地が他にない場合には(ステップS17でNo)、終了しこの処理を終える。
【0056】
現在位置算出部11により算出された自車位置が、目的地記憶部13に記憶された目的地の一部と一致する場合、即ち、自車位置が目的地に到着した場合(ステップS14でYes)、到着地点排除部16は、その目的地を、ディスプレイ装置15において、非表示にする(ステップS15)。次に、表示されている目的地が他にもある場合には(ステップS17でYes)、再度ステップS12に戻り、現在位置から目的地までの到着予想時刻を算出する。表示されている目的地が他にない場合には(ステップS17でNo)、この処理を終える。
【0057】
以上のように、利用者は、これから訪問しようとしている目的地候補を設定することにより、それら地点への全ての到着予想時刻を知ることができるので、利用者は時刻に依存した地点へ今すぐ向かうべきか否か容易に判断することが出来る。また、時刻依存していない地点でも予想到着時刻から効果的な各目的地の訪問の順序を決定できるようになる。
【0058】
また、利用者は、目的地に時刻算出部14により算出された予想時刻に到着したとものと仮の設定をすることができるので、まだ到着していない目的地に到着した場合の、他の目的地への到着予想時刻を事前に知ることができる。この際、滞在時間を設定することができるので、より正確に他の目的地への到着予想時刻を知ることができる。
【0059】
尚、本実施例に係るナビゲーション装置1は、利用者に目的地までの経路を案内しない。本発明は、利用者の生活圏内で使用されることを想定しているため、利用者が、目的地までのルートを良く知らないとは考えにくいからである。従って、従来の技術で見られるような、経路の案内を実行する必然性はない。むしろ、そのような案内は利用者にとって煩わしさを与えると同時に安全性を阻害してしまう恐れもある。本実施例に係るナビゲーション装置1は、あえて経路の案内をしないことで、利用者に静粛性と安全性を提供することもできる。但し、利用者がルート案内が必要と判断すれば、ナビゲーション装置1の設定により、ルート案内を行うことも可能である。
【実施例2】
【0060】
次に、実施例2に係るナビゲーション装置2について図面を参照して説明する。
【0061】
図6は、実施例2に係るナビゲーション装置2の構成を示すブロック図である。
ナビゲーション装置2は、地点設定部20と、経路算出部21と、時刻算出部22と、ディスプレイ装置23と、行程作成部24と、経路情報記憶部25と、行程記憶部26と、案内制御部27とを含んでいる。
【0062】
地点設定部20は、利用者がナビゲーション装置1に各種の指示を出すことが可能なリモコン等であり、利用者は、任意の出発地と、出発日時と、複数の経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻とを設定することができる。また、既に設定された経由地を経由した次の複数の経由地を設定することもできる。尚、地点設定部20は、ディスプレイ装置23のタッチスイッチから構成されるものであっても良い。
【0063】
経路算出部21は、地点設定部20で設定した出発地と経由地間の経路を、指定された出発日時を考慮して算出する。また、前記既に設定された経由地と前記新たな経由地間の経路を、前記既に設定された経由地に滞在する時間を考慮して算出する。具体的には、出発日時に出発した場合に想定される曜日規制・時間帯指定の一方通行・冬季閉鎖道路などの交通規制を加味し、経路を算出する。更に、ITS(Intelligent Transport Systems)などを利用した渋滞予測なども利用して算出する。
【0064】
時刻算出部22は、経路算出部21によって算出された経路から指定した日時に出発した場合に経由地に到着する予想時刻を算出する。また、既に設定された経由地に滞在する時間を加味して、新たな経由地に到着できる予想時刻を算出することもできる。
【0065】
ディスプレイ装置23は、地点設定部20で設定された経由地等や、経路算出部21で算出された経路、時刻算出部22により算出された予想時刻等を表示する。
【0066】
行程作成部24は、地点設定部20と、経路算出部21と、時刻算出部22とを制御して、出発地点から、経由地を介した最終的な目的地までの経路を作成する。
【0067】
経路情報記憶部25は、RAM、フラッシュRAM、ハードディスクなどから構成され、地点設定部20で設定された出発地、出発日時及び、経由地と経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地と、行程作成部24で得た出発地と経由地間の経路及び、経由地への到着予想時刻を経路情報として記憶する。
【0068】
行程記憶部26は、地点設定部20により設定された複数の経由地のうち、利用者が選択した経由地を記憶する。即ち、行程記憶部26は、利用者が作成した最終的な目的地までの行程を記憶する。
【0069】
案内制御部27は、利用者が選択した行程の出発日時になると、利用者に誘導経路の案内を行う。
【0070】
次に、本実施例に係るナビゲーション装置2についての具体的な動作について説明する。
【0071】
利用者が、地点設定部20により、出発地をSとし、出発日時を12月1日の11:00に設定する場合を想定する。図7は、出発地をSとし、出発日時を12月1日の11:00に設定した場合の、ディスプレイ装置23に表示される例示図である。図7に示すように、利用者はディスプレイ装置23に表示されている「到着地点設定」41を触れることにより、ディスプレイ装置23には到着地点を設定する画面が表示される。
【0072】
図8は、第1の経由地をA地点、第2の経由地をB地点、第3の経由地をC地点として設定した場合の、ディスプレイ装置23に表示される例示図である。図8に示すように、利用者はディスプレイ装置23に表示されている「計算開始」42を触れることにより、ディスプレイ装置23には、出発地Sから各経由地までの経路と、到着予想時刻が表示される。
【0073】
利用者が「計算開始」42と表示されている部分を触れると、行程作成部24は、経路算出部21により出発地Sから各経由地A、B、Cまでの経路を算出する。また、行程作成部24は、時刻算出部22により経路算出部21によって算出された経路から、出発地Sでの出発日時に出発した場合に、各経由地A、B、Cに到着する予想時刻を算出する。ここで、出発地S・出発地点の出発日時・経由地・経路・到着予想時刻は、経路情報として、経路情報記憶部25に記憶される。
【0074】
図9は、経路算出部21により算出された経路が表示されたときのディスプレイ装置23に表示される例示図である。図9に示すように、出発地Sから経由地A、B、Cへの夫々の経路と、到着予想時刻が表示される。具体的には、図9に示すように、A地点への到着予想時刻は12:00、B地点への到着予想時刻は13:00、C地点への到着予想時刻は14:00、と表示される。従って、利用者は容易に各経由地への経路と到着予想時刻を把握することができる。
【0075】
利用者が、B地点を選択した場合には、図10のような画面がディスプレイ装置23に表示される。図10は、経由地での滞在時間を設定する際にディスプレイ装置23に表示される例示図である。利用者が、経由地にB地点を選択し、B地点での滞在時間を1時間と設定すると、B地点の出発日時が表示される。B地点での到着予想時刻は13:00なので、利用者が、B地点に1時間滞在する予定の場合は、B地点での出発日時は12月1日の14:00と自動的に設定される。また、図10に示されているように、利用者はディスプレイ装置23に表示されている「到着地点設定」43を触れることにより、B地点が経由地として設定される。
【0076】
次に利用者は、B地点から、次に訪問する予定の経由地を入力することができる。この際には、ディスプレイ装置23には図8と同様に表示される。
【0077】
図11は、利用者がB地点の次に訪問する予定の経由地を、D地点、E地点、F地点と設定した場合のディスプレイ装置23に表示される例示図である。D地点への到着予想時刻は15:00、E地点への到着予想時刻は16:00、F地点への到着予想時刻は15:30、と表示される。利用者は、D〜F地点の各到着予想時刻を参照して、所望の経由地を選択することができる。また、選択された経由地までの経路、即ち出発地SからB地点までの経路は既に決定したことがわかるように(例えば太線で)表示される。また、利用者が選択した出発地SからB地点までの経路は、行程記憶部26に記憶される。
【0078】
以上のように、利用者は最初に出発地と出発日時を設定し、次に複数の経由地を設定する。更に、複数の経由地の中から利用者が任意に選択した経由地での滞在時間を設定して、選択された経由地を新たな出発地点として、次の経由地を設定する。利用者はこの一連の作業を繰り返すことにより、経由地での滞在時間を考慮して、最終的な目的地までの経路を作成することができる。
【0079】
また、利用者が案内経路を選択した後に、行程作成部24は、ディスプレイ装置23に案内経路作成の継続の可否を選択させるテロップを出すなどして、利用者に案内経路の作成の継続を判断させる。利用者が案内経路の作成を終了した場合、行程作成部24はその時点までに選択された案内経路を行程として、行程記憶部26に記憶して終了する。
【0080】
尚、図11において、B地点の近傍に時刻13:00と表示されているが、この時刻はB地点への到着予想時刻を表示している。ここで、B地点への到着予想時刻のみならず、B地点を出発する時刻も併せてディスプレイ装置23に表示するようにしてもよい。
【0081】
次に、以前に設定した任意の出発地点から再度行程を作成する場合について説明する。
【0082】
図12は、B地点及びE地点を経由地とし、G地点、H地点、I地点を次の経由地として設定した場合の案内経路情報を、ディスプレイ装置23に表示している例示図である。図12において、出発地SからB地点、B地点からE地点までの太線で示されている行程は、行程記憶部26に記憶されている。
【0083】
図12において、G地点への到着予想時刻は18:00、H地点への到着予想時刻は19:00、I地点への到着予想時刻は18:00、と表示される。E地点を出発地点として経由地を設定しても利用者の所望の案内経路が得られなかった場合には、利用者は、ディスプレイ装置23のタッチスイッチ等から再度、B地点から次の経由地を選択することができる。例えば、図12に示している「戻る」44と表示されている部分に触れると、再度B地点から次の経由地を選択することができる。
【0084】
利用者がB地点を選択すると、行程作成部24は、B地点を経由地とし、地点設定部20により既に設定されたB地点の次の経由地を、経路情報記憶部25から検索する。その際に、ディスプレイ装置23に表示される画面は、図11と同様のものである。即ちB地点から再度行程を作成する場合には、ディスプレイ装置23に、B地点を出発地点として設定したD地点〜F地点までの案内経路、到着予想時刻を再び表示して、利用者に再度経由地の選択を促す。尚、この際に、地点設定部20によりまだ設定されていない新たな経由地を追加できるようにしてもよい。
【0085】
以上のように、利用者が既に選択した経由地では、次の経由地への利用者の所望の案内経路が得られなかった場合には、既に選択した経由地以外の経由地を再度選択することができる。例えば、利用者は、既に選択した経由地であるE地点以外の、D地点や、F地点を選択して、最終的な目的地までの経路を作成することができる。
【0086】
尚、案内制御部27は、行程の作成が終了すると、ナビゲーション装置2の時刻が行程記憶部26に記憶した行程の出発日時になると案内が開始できる旨を利用者に通知し、案内の開始の可否を利用者に問い合わせる。利用者が開始を選択すると行程の案内を開始し、開始を選択しなければ動作しない。
【0087】
次に、本実施例に係るナビゲーション装置2の動作手順を、図13に示されたフローチャートを参照しながら説明する。
【0088】
まず、利用者は出発地点及び出発日時を、地点設定部20を用いて入力する(ステップS20)。次に、利用者は、地点設定部20を用いて、経由地を入力する(ステップS21)。この際、経由地は一つであっても良いし、複数あってもよい。経由地の入力が終わると(ステップS22でYes)、行程作成部24は、利用者が既に作成された経路を戻って再度別の経由地を選択する場合か否かを判断する(ステップS230)。尚、経由地を追加することもできる(ステップS22でNo)。また、入力された出発地点、出発日時、経由地は、経路情報記憶部25に記憶される。
【0089】
ステップS230でNoの場合、ステップS20で入力された出発地点、出発日時から、複数の経由地までの到着予想時刻及び案内経路をディスプレイ装置23に表示する(ステップS24)。これにより、利用者は、複数の経由地へ経路と到着予想時刻を把握することができる。利用者は、経由地への経路と到着予想時刻を把握し、入力された複数の経由地のうち、所望の経路及び経由地への到着予想時刻がある場合は(ステップS250でNo)、ディスプレイ装置23のタッチスイッチ等を通して、1の経路を選択する(ステップS26)。経路の選択後は、その経由地での滞在時間を入力する(ステップS27)。そして、次の経由地を入力する場合(ステップS280でYes)、選択された1の経由地を新たな出発地として、滞在時間を考慮して、再び次の経由地を入力することができる(ステップS21)。この一連の作業を繰り返すことにより、最終的な目的地までの経路を完成させることができる。次の経由地を入力する必要がない場合は(ステップS280でNo)、行程作成部24は、その時点までに選択された経路を行程として行程記憶部26に記憶して、この処理を終了する。
【0090】
次に、ステップS250でYesの場合、即ち、所望の経路及び経由地への到着予想時刻がない場合は、一つ前の出発地に戻って(ステップS251)、再度経路を選択することができる。この際、新たな経由地を追加することもできる(ステップS22でNo)。経由地の追加の必要がない場合(ステップS22でYes)、ステップS230で、行程作成部24は、利用者が既に作成された経路を戻って再度別の経由地を選択する場合か否かを判断する。ステップS250でYesなので、ステップS230でYesである。行程作成部24は、既に入力されている経由地への経路及び到着予想時刻等の情報を、経路情報記憶部25から読み出し(ステップS231)、ディスプレイ装置23に表示する。尚、新たに追加された経由地がある場合(ステップS22でNo)、時刻算出部22は新たに追加された経由地までの経路及び到着予想時刻を算出し、ディスプレイ装置23に表示される(ステップS232でYes、ステップS24)。利用者は、表示された経由地のうち、再度所望の経路を選択することができる(ステップS250でNo、ステップS26)。
【0091】
以上のように、出発地とその出発地に対する経由地を個別に記憶するようにしたので、利用者は容易に経由地の設定作業をすることが出来るようになる。更に、記憶した案内経路情報を組み合わせて、より利用者の希望に沿った行程を容易に構築することができる。また、1つの出発地点に対して複数の到着地点を設定し案内経路を作成するようにしたので、複数の案内経路を比較して次の到着地点を決定できるようになる。加えて、出発地点の出発日時、各地点での滞在時間を加味して行程を作成できるようにしたので、利用者が出発時刻や滞在時間を考慮して到着予想時刻を修正する必要がなくなる。また、出発地点の出発日時を考慮するため、曜日規制や冬季閉鎖などの交通規制を考慮した行程を事前に作成できる。
【0092】
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】ナビゲーション装置1の構成を示したブロック図である。
【図2】利用者が訪問する予定の目的地と、訪問予定の時刻とを、簡単な地図上に表した図である。
【図3】到着予想時刻が表されたディスプレイ装置15の例示図である。
【図4】利用者がスーパーに到着した場合における到着予想時刻が表されたディスプレイ装置15の例示図である。
【図5】ナビゲーション装置1の動作手順を示したフローチャート図である。
【図6】ナビゲーション装置2の構成を示すブロック図である。
【図7】出発地点、出発日時を設定した場合のディスプレイ装置23に表示される例示図である。
【図8】第1の経由地をA地点、第2の経由地をB地点、第3の経由地をC地点として設定した場合の、ディスプレイ装置23に表示される例示図である。
【図9】経路算出部21により算出された経路が表示されたときのディスプレイ装置23に表示される例示図である。
【図10】経由地での滞在時間を設定する際にディスプレイ装置23に表示される例示図である。
【図11】B地点の次に訪問する予定の経由地を、D地点、E地点、F地点と設定した場合のディスプレイ装置23に表示される例示図である。
【図12】B地点及びE地点を経由地とし、G地点、H地点、I地点を次の経由地として設定した場合の案内経路情報を、ディスプレイ装置23に表示する例示図である。
【図13】ナビゲーション装置2の動作手順を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
【0094】
1、2 ナビゲーション装置
10 制御部
11 現在位置算出部
12 目的地選択部
13 目的地記憶部
14 時刻算出部
15 ディスプレイ装置
16 到着地点排除部
17 経路算出部
20 地点設定部
21 経路算出部
22 時刻算出部
23 ディスプレイ装置
24 行程作成部
25 経路情報記憶部
26 行程記憶部
27 案内制御部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の現在位置を算出する現在位置算出手段と、
複数の目的地を選択することができる目的地選択手段と、
現在位置から前記目的地選択手段により選択された複数の目的地へ到着する予想時刻を算出する時刻算出手段と、
前記時刻算出手段により算出された時刻を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
前記時刻算出手段は、前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地に到着したときに、前記1の目的地以外の他の目的地への到着する予想時刻を算出することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項3】
前記時刻算出手段は、現在位置が、前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地に、前記時刻算出手段により算出された時刻に到着したと仮定をして、前記1の目的地以外の他の目的地への到着する予想時刻を算出することを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。
【請求項4】
前記目的地選択手段は、目的地での滞在時間を設定することができ、
前記時刻算出手段は、前記目的地選択手段により選択された複数の目的地のうち1の目的地での滞在時間を加味して、前記1の目的地以外の他の目的地への到着する予想時刻を算出することを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
【請求項5】
出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地とを設定することができる地点設定手段と、
前記出発日時又は前記出発時刻に出発した場合に、次の経由地又は目的地までの経路を算出する経路算出手段と、
経由地での滞在時間又は出発時刻を加味して、次の経由地又は目的地に到着できる予想時刻を算出することができる時刻算出手段と、
前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを表示する表示手段とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
前記地点設定手段は、複数の経由地を設定することができることを特徴とする請求項5に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記地点設定手段は、前記複数の経由地から利用者の所望の経由地を選択し、前記選択された経由地を出発地として次の経由地を設定することができることを特徴とする請求項6に記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
前記地点設定手段は、設定された複数の経由地の中から、既に選択された経由地以外の経由地を、再度選択することができることを特徴とする請求項7に記載のナビゲーション装置。
【請求項9】
前記地点設定手段で設定された出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地と、前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを記憶する経路情報記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項5乃至8の何れかに記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
前記選択された経由地を記憶する行程記憶手段とを備えたことを特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載のナビゲーション装置。
【請求項11】
車両の現在位置を算出する現在位置算出ステップと、
複数の目的地を選択することができる目的地選択ステップと、
現在位置から前記目的地選択手段により選択された複数の目的地へ到着する予想時刻を算出する時刻算出ステップと、
前記時刻算出ステップにより算出された時刻を表示する表示ステップとを備えたことを特徴とする経路探索方法。
【請求項12】
出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地とを設定することができる地点設定ステップと、
前記出発日時又は前記出発時刻に出発した場合に、次の経由地又は目的地までの経路を算出する経路算出ステップと、
経由地での滞在時間又は出発時刻を加味して、次の経由地又は目的地に到着できる予想時刻を算出することができる時刻算出ステップと、
前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを表示する表示ステップとを備えたことを特徴とする経路探索方法。
【請求項13】
車両の現在位置を算出する現在位置算出ステップと、
複数の目的地を選択することができる目的地選択ステップと、
現在位置から前記目的地選択手段により選択された複数の目的地へ到着する予想時刻を算出する時刻算出ステップと、
前記時刻算出ステップにより算出された時刻を表示する表示ステップとをコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項14】
出発地と、出発日時と、経由地と、経由地での滞在時間又は出発時刻と、目的地とを設定することができる地点設定ステップと、
前記出発日時又は前記出発時刻に出発した場合に、次の経由地又は目的地までの経路を算出する経路算出ステップと、
経由地での滞在時間又は出発時刻を加味して、次の経由地又は目的地に到着できる予想時刻を算出することができる時刻算出ステップと、
前記経路算出手段により算出された経路と、前記時刻算出手段により算出された時刻とを表示する表示ステップとをコンピュータに実行させるプログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2006−322806(P2006−322806A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−146088(P2005−146088)
【出願日】平成17年5月18日(2005.5.18)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】