説明

ナビゲーション装置および誘導経路探索方法

【課題】煩わしいユーザ操作を行うことなく、目的地案内中の誘導経路をユーザ好みの誘導経路に簡単な操作で変更できるようにすることが可能な「ナビゲーション装置および誘導経路探索方法」を提供する。
【解決手段】車両の現在地から目的地に至る誘導経路の案内中、当該現在地より前方に存在する複数の道路区間の渋滞状況を現在地から近い順に配置した渋滞ガイド図画像を地図画像と共に表示されているときにタッチパネルに対するユーザの操作に基づいて、探索条件を変更して設定する対象の対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを設定し、その対象道路区間に設定した探索条件に従って現在地から目的地に至る第2の誘導経路の探索を行うことにより、ユーザはタッチパネルに対する簡単な操作を行うだけで、探索条件の変更や、その変更した探索条件を適用する道路区間の設定が自動的に行われるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置および誘導経路探索方法に関し、例えば、目的地案内中の誘導経路を変更する機能を有するナビゲーション装置に用いて好適なものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、車載用のナビゲーション装置では、自律航法センサやGPS(Global Positioning System)受信機などを用いて車両の現在位置を検出し、その近傍の地図データを記録媒体から読み出して画面上に表示する。そして、画面上の所定箇所に自車位置を示す自車位置マークを重ね合わせて表示することにより、車両の現在位置を一目で分かるようにしている。
【0003】
また、ナビゲーション装置の殆どには、運転者が所望の目的地に向かって道路を間違うことなく容易に走行できるようにした経路誘導機能が搭載されている。この経路誘導機能では、地図データを用いて現在地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな経路を自動探索し、その探索した経路を誘導経路として地図画面上で他の道路とは色を変えて太く描画する。また、車両が誘導経路上の案内交差点に一定距離内に近づいたときに交差点拡大図を表示して交差点案内を行うことにより、運転者を目的地まで案内するようになっている。
【0004】
また、ナビゲーション装置の中には、目的地案内中に誘導経路の変更を行う誘導経路変更機能を備えているものもある。この種のナビゲーション装置では、例えば、誘導道路を走行中に、事故、工事、停止車両などに起因した突発的な渋滞が前方で発生したとき、誘導経路変更機能を使用することで、その渋滞を回避するための誘導経路に目的地案内中の誘導経路を変更することができる。
【0005】
なお、ユーザが表示モニタに表示された道路地図上の道路をなぞることによって、当該ユーザが以前に指定した経路の一部を修正し、その修正した経路を新たな経路として設定する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2006−322781号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の誘導経路変更機能では、メニューボタン等を操作して表示画面に誘導経路の確認や編集を行うための誘導経路メニューを一旦表示させ、この誘導経路メニュー上で経由地の追加、消去などを行う操作や、経路探索条件を変更する操作をした後に、誘導経路を再探索するための操作をしなければならなかった。そのため、目的地案内中の誘導経路をユーザが意図する誘導経路に変更するための操作が非常に煩雑で面倒であるという問題があった。
【0008】
また、特許文献1に記載の技術でも、以前に指定した経路のうち消去対象の道路を全てなぞり、更にその消去対象の道路に代わる道路を全てなぞる操作をしなければならなかった。そのため、経路の一部を修正するための操作が非常に煩雑で面倒であるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、煩わしいユーザ操作を行うことなく、目的地案内中の誘導経路をユーザ好みの誘導経路に簡単な操作で変更できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記した課題を解決するために、本発明では、車両の現在地から目的地に至る誘導経路の案内中、当該現在地より前方に存在する複数の道路区間の渋滞状況を現在地から近い順に配置した渋滞ガイド図画像を地図画像と共に表示する。そして、地図画像および渋滞ガイド図画像が表示されているときにタッチパネルに対するユーザの操作に基づいて、探索条件を変更して設定する対象の対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを設定し、その対象道路区間に設定した探索条件に従って現在地から目的地に至る第2の誘導経路の探索を行うようにしている。
【発明の効果】
【0011】
上記のように構成した本発明によれば、ユーザはタッチパネルに対する簡単な操作を行うだけで、探索条件の変更や、その変更した探索条件を適用する道路区間の設定が自動的に行われる。よって、従来の誘導経路変更機能のように煩わしいユーザ操作を行うことなく、ユーザ好みの誘導経路を探索することができ、目的地案内中の誘導経路を簡単な操作で当該ユーザ好みの誘導経路に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1の実施形態によるナビゲーション装置の機能構成例を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態によるタッチパネルに対するなぞり操作の例を示す図である。
【図3】第1の実施形態によるナビゲーション装置の動作例を示すフローチャートである。
【図4】第2の実施形態によるナビゲーション装置の機能構成例を示すブロック図である。
【図5】第2の実施形態による高速ガイド画像の生成処理の例を示す図である。
【図6】第2の実施形態によるタッチパネルに対するなぞり操作の例を示す図である。
【図7】第2の実施形態によるナビゲーション装置の動作例を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態によるナビゲーション装置の機能構成の変形例を示すブロック図である。
【図9】第1および第2の実施形態による高速ガイド画像の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、第1の実施形態によるナビゲーション装置100の構成例を示すブロック図である。図1において、11はDVD−ROM等の記録媒体であり、地図表示や経路探索等に必要な各種の地図データを記憶している。DVD−ROM11に記録された地図データは、広い地域を一望するための上位レベルの地図(縮尺の小さい地図)から、狭い地域を詳細に記述した下位レベルの地図(縮尺の大きい地図)まで、レベルと呼ばれる単位に階層化して管理されている。各レベルの地図データには、地図表示に必要な描画ユニットのデータ(地図上に存在する道路や建物、施設に関する各種のデータ)の他に、マップマッチングや経路探索等の各種の処理に必要な道路ユニットのデータが含まれている。なお、ここでは地図データや施設情報を記憶する記録媒体としてDVD−ROM11を用いているが、CD−ROM、ハードディスク、半導体メモリ等の他の記録媒体を用いても良い。
【0014】
12は車両の現在位置を所定間隔毎に検出する車両位置検出部であり、自立航法センサ、GPS受信機、位置計算用CPU等で構成されている。自立航法センサは、所定走行距離毎に1個のパルスを出力して車両の移動距離を検出する車速センサ(距離センサ)と、車両の回転角度(移動方位)を検出する振動ジャイロ等の角速度センサ(相対方位センサ)とを含む。自立航法センサは、これらの車速センサおよび角速度センサによって車両の相対位置および方位を検出する。
【0015】
位置計算用CPUは、自立航法センサから出力される自車両の相対的な位置および方位のデータに基づいて、絶対的な自車装置(推定車両位置)および車両方位を計算する。また、GPS受信機は、複数のGPS衛星から送られてくる電波をGPSアンテナで受信して、3次元測位処理あるいは2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計算する(車両方位は、現時点における自車位置と1サンプリング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)。
【0016】
13は地図データ記憶部であり、DVD−ROM制御部14の制御によってDVD−ROM11から読み出された地図データを一時的に格納する。DVD−ROM制御部14は、DVD−ROM11からの地図データの読み出しを制御する。すなわち、DVD−ROM制御部14は、車両位置検出部12から車両現在位置の情報を入力し、その車両現在位置を含む所定範囲の地図データの読み出し指示を出力することにより、地図表示や誘導経路の探索に必要な地図データをDVD−ROM11から読み出して地図データ記憶部13に格納する。
【0017】
15はディスプレイであり、表示パネル15aおよびタッチパネル15bを備えている。表示パネル15aは、地図表示制御部16から出力されたデータに基づき地図画像を表示する。また、表示パネル15aは、車両の現在地から目的地に至る誘導経路の案内中、地図表示制御部16から出力されたデータに基づき地図画像を表示すると共に、誘導経路案内部22から出力されたデータに基づき誘導経路画像を表示する。また、表示パネル15aは、誘導経路に高速道路が含まれる場合、高速を走行中はガイド画像表示制御部17から出力されたデータに基づき高速ガイド画像(本発明の渋滞ガイド図画像に相当)を表示する。
【0018】
タッチパネル15bは、表示パネル15aの前面に重ね合わされ、ユーザによるタッチ操作やなぞり操作を検出する。ここで、なぞり操作とは、ユーザがタッチパネル15bにタッチしたままタッチ位置を移動する操作である。
【0019】
18は操作受付部であり、タッチパネル15bに対するユーザの操作を受け付ける。例えば、操作受付部18は、誘導経路の目的地を設定する操作を受け付ける。この目的地の設定に関しては、地図画像をスクロールさせて所望の地点に合わせたカーソル位置を目的地に設定したり、メニュー画面から施設名や地点名、電話番号、住所、郵便番号などのキーワードを入力して検索した地点を目的地に設定したりすることが可能である。そして、操作受付部18は、受け付けた操作に応じて設定された目的地を示す目的地情報を誘導経路探索部19に出力する。
【0020】
また、操作受付部18は、表示パネル15aに地図画像および高速ガイド画像が表示されているとき(すなわち、高速道路上で誘導経路の案内中)にタッチパネル15bに対するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作受付部18は、高速ガイド画像にインフォメーション情報として表示されている何れか1つまたは2つのインターチェンジを指定して道路区間を特定するためのなぞり操作を受け付ける。そして、操作受付部18は、受け付けたなぞり操作の内容(どのインターチェンジが指定されたかを示すインターチェンジ情報)を探索条件設定部20に出力する。
【0021】
図2は、第1の実施形態によるタッチパネルに対するなぞり操作の例を示す図である。図2において、左右2画面表示の左側の画面には、地図表示制御部16から出力された地図画像データに基づいて、自車位置周辺の地図画像が表示されている。この地図画像において、120は車両位置マークであり、140は誘導経路に含まれる走行中の高速道路である。
【0022】
右側の画面には、ガイド画像表示制御部17から出力された高速ガイド画像データに基づいて、高速ガイド画像が表示されている。この高速ガイド画像において、200,220,240は、誘導経路に含まれる高速道路上の複数のインターチェンジやジャンクション(以下、これらをまとめて単にインターチェンジという)のうち、現在地から近い順に配置した地点名称表示領域である。地点名称表示領域200には、車両位置から一番近いインターチェンジの名称(図2の例では、「八潮南」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。地点名称表示領域220には、車両位置から二番目に近いインターチェンジの名称(図2の例では、「加平」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。地点名称表示領域240には、車両位置から三番目に近いインターチェンジの名称(図2の例では、「小菅」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。
【0023】
また、高速ガイド画像において、260は渋滞状況表示領域であり、現在地から八潮南インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図2の例では、「順調」)を示している。280は渋滞状況表示領域であり、八潮南インターチェンジから加平インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図2の例では、「渋滞」)を示している。300は渋滞状況表示領域であり、加平インターチェンジから小菅インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図2の例では、「順調」)を示している。
【0024】
図2(a)は、ユーザの指320での図中矢印の流れに従ったなぞり操作によって、誘導経路に含まれる高速道路140上の2つのインターチェンジ(図2(a)の例では、八潮南インターチェンジおよび加平インターチェンジ)を指定してその間の道路区間を特定した様子を示している。ユーザが、図2(a)に示すなぞり操作を行う状況としては、八潮南インターチェンジから加平インターチェンジまでの道路区間が渋滞しているため、八潮南インターチェンジで高速道路を一旦降りて、加平インターチェンジで再び高速道路に乗りたいときである。この場合、操作受付部18は、受け付けたなぞり操作によって指定された2つのインターチェンジを示すインターチェンジ情報を探索条件設定部20に出力する。
【0025】
図2(b)は、ユーザの指320での図中矢印の流れに従ったなぞり操作によって、誘導経路に含まれる高速道路140上の1つのインターチェンジ(図2(a)の例では、八潮南インターチェンジ)を指定してそこから目的地までの道路区間を特定した様子を示している。ユーザが、図2(b)に示すなぞり操作を行う状況としては、八潮南インターチェンジから加平インターチェンジまでの道路区間が渋滞しているため、八潮南インターチェンジで高速道路を降りて、一般道路を走行して目的地を目指したいときである。この場合、操作受付部18は、受け付けたなぞり操作によって指定された1つのインターチェンジを示すインターチェンジ情報を探索条件設定部20に出力する。
【0026】
探索条件設定部20は、操作受付部18からインターチェンジ情報が出力された場合、当該インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つのとき、当該指定された2つのインターチェンジ間の道路区間を、探索条件を変更して設定する対象の道路区間である対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を一般道路優先に設定する。そして、探索条件設定部20は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。
【0027】
また、探索条件設定部20は、操作受付部18からインターチェンジ情報が出力された場合、当該インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つのとき、当該指定されたインターチェンジから目的地までの道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を一般道路優先に設定する。そして、探索条件設定部20は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。
【0028】
誘導経路探索部19は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データとに基づいて、当該自車位置情報により示される自車位置から操作検出部18から出力された目的地情報により示される目的地までの誘導経路を探索する。また、誘導経路探索部19は、探索条件設定部20から探索条件情報が出力された場合、その探索条件情報により示される探索条件に従って対象道路区間の探索条件を変更した上で(対象道路区間以外は元の探索条件のままとする)、自車位置から目的地までの第2の誘導経路を探索する。
【0029】
21は誘導経路メモリであり、誘導経路探索部19により誘導経路が探索された場合、その探索された誘導経路のデータ(現在位置から目的地に至るまでのノードの集合)を誘導経路情報として一時的に格納する。また、誘導経路メモリ21は、誘導経路探索部19により第2の誘導経路が探索された場合、その探索された第2の誘導経路のデータ(現在位置から目的地に至るまでのノードの集合)を第2の誘導経路情報として一時的に格納する。
【0030】
地図表示制御部16は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と、地図データ記憶部13に記憶されている地図データとに基づいて自車位置周辺の地図画像データを生成する。そして、地図表示制御部16は、生成した地図画像データをディスプレイ15の表示パネル15aに出力する。
【0031】
誘導経路案内部22は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と、地図データ記憶部13に記憶されている地図データと、誘導経路メモリ21に格納された誘導経路情報とに基づいて誘導経路案内を行う。具体的には、誘導経路案内部22は、地図表示制御部16により生成された地図画像に重ねて誘導経路を他の道路とは異なる色で太く表示することにより、誘導経路の目的地までの走行案内を行う。
【0032】
また、誘導経路案内部22は、誘導経路探索部19により第2の誘導経路が探索された場合、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と、地図データ記憶部13に記憶されている地図データと、誘導経路メモリ21に格納された第2の誘導経路情報とに基づいて誘導経路案内を行う。具体的には、誘導経路案内部22は、地図表示制御部16により生成された地図画像に重ねて第2の誘導経路を他の道路とは異なる色で太く表示することにより、第2の誘導経路の目的地までの走行案内を行う。
【0033】
23は渋滞情報取得部であり、主に高速道路上に設置された電波ビーコン送受信機との間で電波を介して双方向通信を行うとともに、主に一般道路上に設置された光ビーコン送受信機との間で光を介して双方向通信を行うことにより、道路交通情報センタ(図示せず)からVICS情報(渋滞情報や規制情報といった道路交通情報。VICSは登録商標)を取得する。そして、渋滞情報取得部23は、道路交通情報センタから取得したVICS情報に含まれている渋滞情報をガイド画像生成部24に出力する。
【0034】
ここで、VICS情報に含まれる渋滞情報は、あるVICSリンクの特定箇所における混雑の度合いを示すものであり、VICSリンクID、渋滞の長さ、混雑の度合い等の情報を含んでいる。VICSリンクIDは、その道路に対応したリンク番号を示す。渋滞の長さは、渋滞の開始点(VICSリンクの一方端)からの距離を示す。混雑の度合いは、例えば車両が順調に走行できる「順調」と、車両が一定の速度以下になる「混雑」と、ほとんど車両が動かなくなる「渋滞」との3種類の状態を特定する。
【0035】
ガイド画像生成部24は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と誘導経路メモリ21に格納された誘導経路情報とに基づいて、誘導経路上の高速道路を走行中か否かを判定する。ガイド画像生成部24は、誘導経路上の高速道路を走行中であると判定した場合、車両位置検出部12により検出された自車位置情報、地図データ記憶部13に記憶されている地図データ、誘導経路メモリ21に格納された第2の誘導経路情報、渋滞情報取得部23から出力された渋滞情報に基づいて、現在地より前方に存在する複数の道路区間(本実施形態では、誘導経路に含まれる高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間)の渋滞状況を現在地から近い順に配置した高速ガイド画像データを生成する。ガイド画像表示制御部17は、ガイド画像生成部24により生成された高速ガイド画像データをディスプレイ15の表示パネル15aに出力する。なお、地図表示制御部16およびガイド画像表示制御部17は、本発明の表示制御部に対応する。
【0036】
次に、第1の実施形態におけるナビゲーション装置100の動作について説明する。図3は、自車両が目的地へ向かって誘導経路上の高速道路を走行している場合におけるナビゲーション装置100の動作例を示すフローチャートである。
【0037】
まず、渋滞情報取得部23は、道路交通情報センタ(図示せず)からVICS情報を取得する(ステップS100)。そして、渋滞情報取得部23は、道路交通情報センタから取得したVICS情報に含まれている渋滞情報をガイド画像生成部24に出力する。
【0038】
次に、ガイド画像生成部24は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データと誘導経路メモリ21に格納された第2の誘導経路情報と渋滞情報取得部23から出力された渋滞情報とに基づいて、高速ガイド画像データを生成する(ステップS120)。そして、ガイド画像表示制御部17は、ガイド画像生成部24により生成された高速ガイド画像データをディスプレイ15に出力し、高速ガイド画像を表示パネル15aに表示させる(ステップS140)。
【0039】
次に、地図表示制御部16は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データとに基づいて、自車位置周辺の地図画像データを生成する(ステップS160)。そして、地図表示制御部16は、生成した地図画像データをディスプレイ15に出力し、地図画像を表示パネル15aに表示させる(ステップS180)。
【0040】
次に、操作受付部18は、タッチパネル15bに対するユーザの操作が行われたか否かについて判定する(ステップS200)。もし、タッチパネル15bに対するユーザの操作が行われていないと操作受付部18にて判定した場合(ステップS200にてNO)、処理はステップS100に遷移する。一方、タッチパネル15bに対するユーザの操作が行われたと操作受付部18にて判定した場合(ステップS200にてYES)、操作受付部18は、そのタッチパネル15bに対するユーザのなぞり操作によって指定されたインターチェンジを示すインターチェンジ情報を探索条件設定部20に出力する(ステップS220)。
【0041】
次に、探索条件設定部20は、操作受付部18から出力されたインターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つであるか否かについて判定する(ステップS240)。もし、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つであると探索条件設定部20にて判定した場合(ステップS240にてYES)、探索条件設定部20は、指定されたインターチェンジから目的地までの道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を一般道路優先に設定する(ステップS260)。そして、探索条件設定部20は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。その後、処理はステップS320に遷移する。
【0042】
一方、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つでないと探索条件設定部20にて判定した場合(ステップS240にてNO)、探索条件設定部20は、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つであるか否かについて判定する(ステップS280)。もし、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つであると探索条件設定部20にて判定した場合(ステップS280にてYES)、探索条件設定部20は、指定された2つのインターチェンジ間の道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を一般道路優先に設定する(ステップS300)。そして、探索条件設定部20は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。その後、処理はステップS320に遷移する。
【0043】
一方、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つでないと探索条件設定部20にて判定した場合(ステップS280にてNO)、処理はステップS100に遷移する。ステップS320では、誘導経路探索部19は、探索条件設定部20から出力された探索条件情報により示される探索条件に従って対象道路区間の探索条件を変更し、自車位置から目的地までの第2の誘導経路を探索する(ステップS320)。最後に、誘導経路案内部22は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と、地図データ記憶部13に記憶されている地図データと、誘導経路メモリ21に格納された第2の誘導経路情報とに基づいて、第2の誘導経路の案内を開始する(ステップS340)。ステップS340の処理が完了することによって、ナビゲーション装置100は、図3における処理を終了する。
【0044】
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、車両の現在地から目的地に至る誘導経路に含まれる高速道路の案内中、当該現在地より前方に存在する複数のインターチェンジ間の道路区間の渋滞状況を現在地から近い順に配置した高速ガイド画像を地図画像と共に表示する。そして、地図画像および高速ガイド画像が表示されているときに行われたタッチパネル15bに対するユーザのなぞり操作に基づいて、現在地から目的地に至る第2の誘導経路の探索を行う際に使用する探索条件を設定する対象の対象道路区間における探索条件を設定し、その設定した探索条件に従って第2の誘導経路の探索を行うようにしている。
【0045】
このように構成した第1の実施形態によれば、ユーザは高速道路の走行中に自動的に表示される高速ガイド画像を見ながらタッチパネル15bに対する簡単な操作(インターチェンジを指定するなぞり操作)を行うだけで、探索条件の変更や、その変更した探索条件を適用する道路区間の設定が自動的に行われる。よって、従来の誘導経路変更機能のように煩わしいユーザ操作を行うことなく、ユーザ好みの誘導経路を探索することができ、目的地案内中の誘導経路を簡単な操作でユーザ好みの誘導経路に変更することができる。
【0046】
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。図4は、第2の実施形態によるナビゲーション装置100′の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、ナビゲーション装置100′は、その機能構成として、図1の操作受付部18、探索条件設定部20およびガイド画像生成部24の代わりに、操作受付部18′、探索条件設定部20′およびガイド画像生成部24′をそれぞれ備えている。なお、この図4において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0047】
操作受付部18′は、タッチパネル15bに対するユーザの操作を受け付ける。例えば、操作受付部18′は、誘導経路の目的地を設定する操作を受け付ける。そして、操作受付部18′は、受け付けた操作に応じて設定された目的地を示す目的地情報を誘導経路探索部19に出力する。
【0048】
また、操作受付部18′は、一般道路上で誘導経路の案内中に、複数の高速道路の中から何れかの高速道路を選択する操作を受け付ける。具体的には、操作受付部18′は、ユーザの要求(高速道路の選択要求を行う操作)に応じて複数の高速道路の一覧が表示画面に表示された状態で、タッチパネル15bに対するユーザの操作によって何れかの高速道路を選択する操作を受け付ける。そして、操作受付部18′は、受け付けた操作によって選択された高速道路を示す高速道路情報をガイド画像生成部24′に出力する。高速道路情報がガイド画像生成部24′に出力されると、後述するように高速ガイド画像が表示パネル15aに表示される。なお、操作受付部18′は、本発明の高速道路選択操作受付部に対応する。
【0049】
また、操作受付部18′は、表示パネル15aに地図画像および高速ガイド画像が表示されているときにタッチパネル15bに対するユーザの操作を受け付ける。具体的には、操作受付部18′は、高速ガイド画像にインフォメーション情報として表示されている何れか1つまたは2つのインターチェンジを指定して道路区間を特定するためのなぞり操作を受け付ける。そして、操作受付部18′は、受け付けたなぞり操作の内容(どのインターチェンジが指定されたかを示すインターチェンジ情報)を探索条件設定部20′に出力する。
【0050】
ガイド画像生成部24′は、操作受付部18′から高速道路情報が出力された場合、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データと渋滞情報取得部23により取得された渋滞情報とに基づいて、現在地より前方に存在する複数の道路区間(本実施形態では、高速道路情報により示される高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間)の渋滞状況を現在地から近い順に配置した高速ガイド画像データを生成する。そして、ガイド画像表示制御部17は、ガイド画像生成部24′により生成された高速ガイド画像データをディスプレイ15に出力し、高速ガイド画像を表示パネル15aに表示させる。
【0051】
次に、ガイド画像生成部24′による高速ガイド画像の生成処理の例について説明する。図5は、第2の実施形態による高速ガイド画像の生成処理の例を示す図である。図5(a)は、車両の現在地から目的地に至る誘導経路と操作受付部18′から出力された高速道路情報により示される高速道路との位置関係を示す図である。図5(b)は、図5(a)に示す位置関係から、ガイド画像生成部24′が生成する高速ガイド画像の例を示す図である。
【0052】
図5(a)において、400は車両の現在地である。420は車両の現在地400から目的地(図示せず)に至る誘導経路である。440は操作受付部18′から出力された高速道路情報により示される高速道路である。ガイド画像生成部24′は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データとに基づいて、高速道路440のインターチェンジのうち現在地から最も近いインターチェンジを検索する。図5(a)の例では、ガイド画像生成部24′は、高速道路440のインターチェンジ(インターチェンジ460(IC1)、インターチェンジ480(IC2)など)のうち現在地から最も近いインターチェンジ460(IC1)を検索する。
【0053】
この検索結果に基づいて、ガイド画像生成部24′は、現在地から最も近いインターチェンジ460(IC1)より前方に存在する高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間(図5の例では、インターチェンジ460(IC1)からインターチェンジ480(IC2)までの道路区間520、インターチェンジ480(IC2)からインターチェンジ500(IC3)までの道路区間540)の渋滞状況を現在地から近い順に配置した高速ガイド画像データを生成する。
【0054】
探索条件設定部20′は、操作受付部18′からインターチェンジ情報が出力された場合、当該インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つのとき、当該指定された2つのインターチェンジ間の道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該対象道路区間における探索条件を高速道路優先に設定する。そして、探索条件設定部20′は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。
【0055】
また、探索条件設定部20′は、操作受付部18′からインターチェンジ情報が出力された場合、当該インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つのとき、当該指定されたインターチェンジから目的地までの道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を高速道路優先に設定する。そして、探索条件設定部20′は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。
【0056】
図6は、第2の実施形態によるタッチパネルに対するなぞり操作の例を示す図である。図6において、左右2画面表示の左側の画面には、地図表示制御部16から出力された地図画像データに基づいて、自車位置周辺の地図画像が表示されている。この地図画像において、600は車両位置マークであり、620は誘導経路に含まれる走行中の一般道路である。
【0057】
右側の画面には、ガイド画像表示制御部17から出力された高速ガイド画像データに基づいて、高速ガイド画像が表示されている。この高速ガイド画像において、640,660,680は、操作受付部18′により受け付けられた操作によって選択された高速道路上の複数のインターチェンジのうち、現在地から近い順に配置した地点名称表示領域である。地点名称表示領域640には、車両位置から一番近いインターチェンジの名称(「八潮南」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。地点名称表示枠660には、車両位置から二番目に近いインターチェンジの名称(「加平」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。地点名称表示領域680には、車両位置から三番目に近いインターチェンジの名称(「小菅」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。
【0058】
また、高速ガイド画像において、700は渋滞状況表示領域であり、八潮南インターチェンジより1つ手前のインターチェンジから八潮南インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図6(a)の例では、「順調」)を示している。720は渋滞状況表示領域であり、八潮南インターチェンジから加平インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図6(a)の例では、「渋滞」)を示している。740は渋滞状況表示領域であり、加平インターチェンジから小菅インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図6(a)の例では、「順調」)を示している。
【0059】
図6(a)は、ユーザの指760での図中矢印の流れに従ったなぞり操作によって、操作受付部18′により受け付けられた操作によって選択された高速道路上の1つのインターチェンジ(「加平」)を指定してそこから目的地までの道路区間を特定した様子を示している。ユーザが、図6(a)に示すなぞり操作を行う状況としては、誘導経路に含まれる前方の一般道路の道路区間が渋滞しているため、その道路区間を迂回するためにユーザが所望する高速道路に乗り、乗ったついでにそのまま高速道路を走行して目的地を目指したいときである。この場合、操作受付部18′は、受け付けたなぞり操作によって指定された1つのインターチェンジを示すインターチェンジ情報を探索条件設定部20′に出力する。
【0060】
図6(b)において、左右2画面表示の左側の画面には、地図表示制御部16から出力された地図画像データに基づいて、自車位置周辺の地図画像が表示されている。この地図画像において、800は車両位置マークであり、820は誘導経路に含まれる走行中の一般道路である。
【0061】
右側の画面には、ガイド画像表示制御部17から出力された高速ガイド画像データに基づいて、高速ガイド画像が表示されている。この高速ガイド図画像において、840,860,880は、操作受付部18′により受け付けられた操作によって選択された高速道路上の複数のインターチェンジのうち、現在地から近い順に配置した地点名称表示領域である。地点名称表示領域840には、車両位置から一番近いインターチェンジの名称(「江戸橋」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。地点名称表示領域860には、車両位置から二番目に近いインターチェンジの名称(「宝町」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。地点名称表示領域880には、車両位置から三番目に近いインターチェンジの名称(「京橋」)、通過予定時刻、現在地からの距離がインフォメーション情報として表示されている。
【0062】
また、高速ガイド図画像において、900は渋滞状況表示領域であり、江戸橋インターチェンジより1つ手前のインターチェンジから江戸橋インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図6(b)の例では、「順調」)を示している。920は渋滞状況表示領域であり、江戸橋インターチェンジから宝町インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図6(b)の例では、「順調」)を示している。940は渋滞状況表示領域であり、宝町インターチェンジから京橋インターチェンジまでの道路区間の渋滞状況(図6(b)の例では、「順調」)を示している。
【0063】
図6(b)は、ユーザの指960での図中矢印の流れに従ったなぞり操作によって、操作受付部18′により受け付けられた操作によって選択された高速道路上の2つのインターチェンジ(「江戸橋」および「京橋」)を指定してその間の道路区間を特定した様子を示している。ユーザが、図6(b)に示すなぞり操作を行う状況としては、誘導経路に含まれる前方の一般道路の道路区間が渋滞しているため、その道路区間を迂回するためにユーザが所望する高速道路に乗って当該渋滞区間の先に出たいときである。この場合、操作受付部18′は、受け付けたなぞり操作によって指定された2つのインターチェンジを示すインターチェンジ情報を探索条件設定部20′に出力する。
【0064】
次に、第2の実施形態におけるナビゲーション装置100′の動作について説明する。図7は、自車両が目的地へ向かって誘導経路上の一般道路を走行している場合におけるナビゲーション装置100′の動作例を示すフローチャートである。
【0065】
まず、操作受付部18′は、一般道路上で誘導経路の案内中に、複数の高速道路の中から何れかの高速道路を選択する操作を受け付ける(ステップS400)。そして、操作受付部18′は、受け付けた操作によって選択された高速道路を示す高速道路情報をガイド画像生成部24′に出力する。
【0066】
次に、渋滞情報取得部23は、道路交通情報センタ(図示せず)からVICS情報を取得する(ステップS420)。そして、渋滞情報取得部23は、道路交通情報センタから取得したVICS情報に含まれている渋滞情報をガイド画像生成部24′に出力する。
【0067】
次に、ガイド画像生成部24′は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データと渋滞情報取得部23により取得された渋滞情報とに基づいて、ステップS400で選択された高速道路の高速ガイド画像データを生成する(ステップS440)。そして、ガイド画像表示制御部17は、ガイド画像生成部24′により生成された高速ガイド画像データをディスプレイ15に出力し、高速ガイド画像を表示パネル15aに表示させる(ステップS460)。
【0068】
次に、地図表示制御部16は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データとに基づいて、自車位置周辺の地図画像データを生成する(ステップS480)。そして、地図表示制御部16は、生成した地図画像データをディスプレイ15に出力し、地図画像を表示パネル15aに表示させる(ステップS500)。
【0069】
次に、操作受付部18′は、タッチパネル15bに対するユーザの操作が行われたか否かについて判定する(ステップS520)。もし、タッチパネル15bに対するユーザの操作が行われていないと操作受付部18′にて判定した場合(ステップS520にてNO)、ステップS520の判定を継続して行う。一方、タッチパネル15bに対するユーザの操作が行われたと操作受付部18′にて判定した場合(ステップS520にてYES)、操作受付部18′は、そのタッチパネル15bに対するユーザのなぞり操作によって指定されたインターチェンジを示すインターチェンジ情報を探索条件設定部20′に出力する(ステップS540)。
【0070】
次に、探索条件設定部20′は、操作受付部18′から出力されたインターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つであるか否かについて判定する(ステップS560)。もし、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つであると探索条件設定部20′にて判定した場合(ステップS560にてYES)、探索条件設定部20′は、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジから目的地までの道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を高速道路優先に設定する(ステップS580)。そして、探索条件設定部20′は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。その後、処理はステップS640に遷移する。
【0071】
一方、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが1つでないと探索条件設定部20′にて判定した場合(ステップS560にてNO)、探索条件設定部20′は、当該インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つであるか否かについて判定する(ステップS600)。もし、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つであると探索条件設定部20′にて判定した場合(ステップS600にてYES)、探索条件設定部20′は、当該2つのインターチェンジ間の道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該対象道路区間における探索条件を高速道路優先に設定する(ステップS620)。そして、探索条件設定部20′は、設定した対象道路区間と当該対象道路区間における探索条件とを示す探索条件情報を誘導経路探索部19に出力する。その後、処理はステップS640に遷移する。
【0072】
一方、インターチェンジ情報により示されるインターチェンジが2つでないと探索条件設定部20′にて判定した場合(ステップS600にてNO)、エラーメッセージ等を出力した後、処理はステップS520に遷移する。ステップS640では、誘導経路探索部19は、探索条件設定部20′から出力された探索条件情報により示される探索条件に従って対象道路区間の探索条件を変更し、自車位置から目的地までの第2の誘導経路を探索する(ステップS640)。最後に、誘導経路案内部22は、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データと誘導経路メモリ21に格納された第2の誘導経路情報とに基づいて、第2の誘導経路の案内を開始する(ステップS660)。ステップS660の処理が完了することによって、ナビゲーション装置100′は、図7における処理を終了する。
【0073】
以上詳しく説明したように、第2の実施形態では、車両の現在地から目的地に至る誘導経路に含まれる一般道路の案内中、操作受付部18′により受け付けられた操作によって選択された高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間の渋滞状況を現在地から近い順に配置した高速ガイド画像を地図画像と共に表示する。そして、地図画像および高速ガイド画像が表示されているときに行われたタッチパネル15bに対するユーザのなぞり操作に基づいて、現在地から目的地に至る第2の誘導経路の探索を行う際に使用する探索条件を設定する対象の対象道路区間における探索条件を設定し、その設定した探索条件に従って第2の誘導経路の探索を行うようにしている。
【0074】
このように構成した第2の実施形態によれば、一般道路を走行中においても、ユーザはタッチパネル15bに対する簡単な操作(高速道路の選択する操作およびインターチェンジを指定するなぞり操作)を行うだけで、探索条件の変更や、その変更した探索条件を適用する道路区間の設定が自動的に行われる。よって、従来の誘導経路変更機能のように煩わしいユーザ操作を行うことなく、ユーザ好みの誘導経路を探索することができ、目的地案内中の誘導経路を簡単な操作でユーザ好みの誘導経路に変更することができる。
【0075】
なお、上記第2の実施形態では、車両の現在地から目的地に至る誘導経路に含まれる一般道路の案内中、複数の高速道路の中から何れかの高速道路を選択する操作を受け付けた場合に高速ガイド画像を表示する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、車両の現在地から目的地に至る誘導経路に含まれる一般道路の案内中、ユーザの要求(高速ガイド画像の表示要求を行う操作)に応じて、現在地から所定距離以内に存在する高速道路のうち最も近い高速道路を地図データに基づいて検索し、検索した高速道路に関する高速ガイド画像を表示するようにしても良い。このようにすれば、ユーザがわざわざ高速道路を選択しなくても現在地から最も近い高速道路に基づく高速ガイド画像が表示されるので、車両の現在地から目的地に至る誘導経路に含まれる一般道路の案内中、当該誘導経路を変更するために高速ガイド画像を表示させるまでの手間を軽減することができる。
【0076】
以下、この場合のナビゲーション装置100′′の機能構成について説明する。図8は、第2の実施形態によるナビゲーション装置の機能構成の変形例を示すブロック図である。図8に示すように、ナビゲーション装置100′′は、その機能構成として、図4に示した構成の他に高速道路検索部25を更に備えている。また、ナビゲーション装置100′′は、その機能構成として、図4の操作受付部18′およびガイド画像生成部24′の代わりに、操作受付部18′′およびガイド画像生成部24′′を備えている。なお、この図8において、図4に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0077】
操作受付部18′′は、車両の現在地から目的地に至る誘導経路に含まれる一般道路の案内中、高速ガイド画像の表示を要求する操作を受け付ける。そして、操作受付部18′′は、高速ガイド画像の表示を要求する操作を受け付けた旨を高速道路検索部25に通知する。
【0078】
高速道路検索部25は、高速ガイド画像の表示を要求する操作を受け付けた旨の通知を操作受付部18′′から受けた場合、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データとに基づいて、現在地から所定距離(例えば、10km)以内に存在する高速道路のうち最も近い高速道路を検索する。そして、高速道路検索部25は、検索した高速道路を示す高速道路情報をガイド画像生成部24′′に出力する。
【0079】
ガイド画像生成部24′′は、高速道路検索部25から高速道路情報が出力された場合、車両位置検出部12により検出された自車位置情報と地図データ記憶部13に記憶されている地図データと渋滞情報取得部23により取得された渋滞情報とに基づいて、当該高速道路情報により示される高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間の渋滞状況を現在地から近い順に配置した高速ガイド画像データを生成する。そして、ガイド画像表示制御部17は、ガイド画像生成部24′′により生成された高速ガイド画像データをディスプレイ15に出力し、高速ガイド画像を表示パネル15aに表示させる。
【0080】
また、上記第1および第2の実施形態において、操作受付部18(18′、18′′)は、タッチパネル15bに対するユーザの方向入力操作を受け付け、ガイド画像表示制御部17は、操作受付部18(18′、18′′)により受け付けられた方向入力操作によって指定された方向に、高速ガイド画像上に表示する複数の道路区間をスクロールさせて表示するように制御しても良い。
【0081】
図9は、高速ガイド画像上に表示する複数のインターチェンジ間の道路区間をスクロールさせて表示する例を示す図である。図9(a)は、3つのインターチェンジ(IC1、IC2およびIC3)間の道路区間を現在地から近い順に配置した高速ガイド画像を簡易的に示した図である。図9(b)は、図9(a)の高速ガイド画像が表示されているときに、タッチパネル15bに対するユーザの方向入力操作を受け付けた場合に表示される高速ガイド画像を示している。
【0082】
図9(a)、(b)に示すように、ユーザの指での図中矢印の流れに従ったタッチパネル15bに対するなぞり操作によって、操作受付部18(18′、18′′)は、ユーザの方向入力操作を受け付ける。この方向入力操作中、ユーザの指がインターチェンジ(IC3)より上方の位置に到達したとき、インターチェンジ間の道路区間のスクロールが自動的に開始する。その結果、図9(b)に示す高速ガイド画像では、高速ガイド画像上に表示する3つのインターチェンジ(IC1、IC2およびIC3)間の道路区間が方向入力操作によって指定された方向(上方向)にスクロールされて表示されている。
【0083】
以上のように、方向入力操作によって指定された方向に、高速ガイド画像上に表示する複数の道路区間をスクロールさせて表示することにより、表示パネル15aに表示しきれない範囲を含めて、探索条件を変更する道路区間(図9(a)、(b)の例では、渋滞を回避する道路区間:IC1〜IC4)の設定を行うことができる。
【0084】
また、上記第1および第2の実施形態において、ガイド画像表示制御部17は、渋滞情報取得部23により取得された渋滞情報に基づいて、高速ガイド画像上に表示する複数の道路区間のうち渋滞区間内に位置する道路区間を当該渋滞区間外に位置する道路区間に比べて短く表示するように制御しても良い。なお、渋滞の終端が画面内に入るように渋滞区間を圧縮して表示するのが好ましい。この場合の例を図9(c)に示す。図9(c)に示すように、高速ガイド画像上において、高速道路上の5つのインターチェンジ間の道路区間のうち、渋滞区間内に位置する道路区間(IC1からIC4までの道路区間)を当該渋滞区間外に位置する道路区間(IC4からIC5までの道路区間)に比べて短く表示している。このようにすれば、図9(a)、(b)のように、渋滞区間が長い場合に、スクロールしなくても、渋滞を回避するための対象道路区間を指定することができる。
【0085】
また、上記第1および第2の実施形態では、タッチパネル15bに対するユーザのなぞり操作によって対象道路区間の設定を行う例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、タッチパネル15bに対するユーザのタッチする操作によって対象道路区間の設定を行うようにしても良い。具体的には、図2、6の高速ガイド画像上に表示されている何れか1つまたは2つの地点名称表示領域へのタッチ操作によって、対象道路区間の設定を行う。
【0086】
図2(a)において、ユーザの指320での図中矢印の流れに従ったなぞり操作の代わりに、地点名称表示領域200および地点名称表示領域220へのタッチ操作によって、対象道路区間の設定を行う。また、図2(b)において、ユーザの指320での図中矢印の流れに従ったなぞり操作の代わりに、地点名称表示領域200へのタッチ操作によって、対象道路区間の設定を行う。また、図6(a)において、ユーザの指760での図中矢印の流れに従ったなぞり操作の代わりに、地点名称表示領域660へのタッチ操作によって、対象道路区間の設定を行う。また、図6(b)において、ユーザの指960での図中矢印の流れに従ったなぞり操作の代わりに、地点名称表示領域840および地点名称表示領域880へのタッチ操作によって、対象道路区間の設定を行う。
【0087】
また、上記第1および第2の実施形態では、渋滞ガイド図画像の例として高速ガイド画像を挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、現在地から目的地までの区間に存在する渋滞区間と非渋滞区間とから成る複数の道路区間の渋滞状況を棒グラフ形式で示すインジケータ画像であっても良い。この場合の例を図9(d)に示す。図9(d)に示すインジケータ画像は、例えば、誘導経路の案内中において地図画像画面の下方に表示するものである。
【0088】
このインジケータ画像において、1000は自車両の現在地、1140は目的地、1020,1040,1060,1080,1100,1120は現在地1000から目的地1140に至る誘導経路(一般道路および高速道路のいずれでも良い)を構成する道路区間である。図9(d)の例では、道路区間1020,1060,1100で渋滞が発生している。この場合、ユーザの指1160での図中矢印の流れに従ったなぞり操作(渋滞している道路区間1020を避けるように、現在地1000から道路区間1040までなぞる操作)によって、探索条件設定部20′は、道路区間1020を対象道路区間として決定し、当該決定した対象道路区間における探索条件(道路区間1020を迂回するための探索条件)を設定する。例えば、道路区間1020を迂回するための探索条件としては、道路区間1020における誘導経路のリンクコストを無限大にすることが考えられる。
【0089】
また、上記第2の実施形態において、渋滞ガイド図画像は、誘導経路に含まれる一般道路上の複数の地点(例えば、右左折する交差点、主要道路どうしが交わる交差点など)間の道路区間の渋滞状況を現在地から近い順に配置したものであっても良い。この場合の例を図9(e)に示す。図9(e)に示すように、渋滞ガイド図画像上において、一般道路上の3つの地点間の道路区間の渋滞状況を現在地から近い順に配置して表示している。図9(e)の例では、地点1および地点2の間の道路区間、地点2および地点3の間の道路区間で渋滞が発生している。この場合、ユーザの指1200での図中矢印の流れに従ったなぞり操作(地点2の前後の道路区間を避けるように、地点1から地点3までなぞる操作)によって、探索条件設定部20′は、地点1から地点3の間の道路区間を対象道路区間として決定し、当該決定した対象道路区間における探索条件(対象道路区間を迂回するための探索条件)を設定する。例えば、対象道路区間を迂回するための探索条件としては、対象道路区間における誘導経路のリンクコストを無限大にすることが考えられる。
【0090】
その他、上記第1および第2の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0091】
15b タッチパネル
16 地図表示制御部
17,17′,17′′ ガイド画像表示制御部
18,18′,18′′ 操作受付部
19 誘導経路探索部
20,20′ 探索条件設定部
23 渋滞情報取得部
25 高速道路検索部
100,100′,100′′ ナビゲーション装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
渋滞情報を取得する渋滞情報取得部と、
車両の現在地から目的地に至る誘導経路の案内中、前記渋滞情報取得部により取得された渋滞情報に基づいて、当該現在地より前方に存在する複数の道路区間の渋滞状況を前記現在地から近い順に配置した渋滞ガイド図画像を地図画像と共に表示するように制御する表示制御部と、
前記表示制御部により前記地図画像および前記渋滞ガイド図画像が表示されているときにタッチパネルに対するユーザの操作を受け付ける操作受付部と、
前記操作受付部により受け付けられた操作に基づいて、探索条件を変更して設定する対象の道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を設定する探索条件設定部と、
前記探索条件設定部により設定された探索条件に従って前記対象道路区間の探索条件を変更したうえで、前記現在地から前記目的地に至る第2の誘導経路の探索を行う誘導経路探索部とを備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間は、前記誘導経路に含まれる高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間であり、
前記探索条件設定部は、前記複数のインターチェンジのうち、前記操作受付部により受け付けられた操作によって指定されたインターチェンジが2つの場合、当該指定された2つのインターチェンジ間の道路区間を前記対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を一般道路優先に設定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間は、前記誘導経路に含まれる高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間であり、
前記探索条件設定部は、前記複数のインターチェンジのうち、前記操作受付部により受け付けられた操作によって指定されたインターチェンジが1つの場合、当該指定されたインターチェンジから前記目的地までの道路区間を前記対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を一般道路優先に設定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間は、前記誘導経路に含まれない高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間であり、
前記探索条件設定部は、前記複数のインターチェンジのうち、前記操作受付部により受け付けられた操作によって指定されたインターチェンジが1つの場合、当該指定されたインターチェンジから前記目的地までの道路区間を前記対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を高速道路優先に設定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間は、前記誘導経路に含まれない高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間であり、
前記探索条件設定部は、前記複数のインターチェンジのうち、前記操作受付部により受け付けられた操作によって指定されたインターチェンジが2つの場合、当該指定された2つのインターチェンジ間の道路区間を前記対象道路区間として決定するとともに、当該対象道路区間における探索条件を高速道路優先に設定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項6】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記操作受付部は、前記タッチパネルに対するユーザの方向入力操作を受け付け、
前記表示制御部は、前記操作受付部により受け付けられた方向入力操作によって指定された方向に、前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間をスクロールさせて表示するように制御することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項7】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記表示制御部は、前記渋滞情報取得部により取得された渋滞情報に基づいて、前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間のうち渋滞区間内に位置する道路区間を当該渋滞区間外に位置する道路区間に比べて短く表示するように制御することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項8】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記渋滞ガイド図画像は、前記現在地から前記目的地までの区間に存在する渋滞区間と非渋滞区間とから成る複数の道路区間の渋滞状況を棒グラフ形式で示すインジケータ画像であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項9】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記操作受付部は、前記タッチパネルに対するユーザのなぞり操作を受け付け、
前記探索条件設定部は、前記操作受付部により受け付けられた前記なぞり操作に基づいて、前記対象道路区間を決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を設定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項10】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記現在地が高速道路上に位置していない場合、複数の高速道路の中から何れかの高速道路を選択する操作を受け付ける高速道路選択操作受付部を更に備え、
前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間は、前記高速道路選択操作受付部により受け付けられた操作によって選択された高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項11】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記現在地が高速道路上に位置していない場合、前記ユーザの要求に応じて、前記現在地から所定距離以内に存在する高速道路のうち最も近い高速道路を地図データに基づいて検索する高速道路検索部を更に備え、
前記渋滞ガイド図画像上に表示する複数の道路区間は、前記高速道路検索部により検索された高速道路上の複数のインターチェンジ間の道路区間であることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項12】
渋滞情報を取得する第1のステップと、
車両の現在地から目的地に至る誘導経路の案内中、前記第1のステップにより取得された前記渋滞情報に基づいて、当該現在地より前方に存在する複数の道路区間の渋滞状況を前記現在地から近い順に配置した渋滞ガイド図画像を地図画像と共に表示するように制御する第2のステップと、
前記第2のステップにより前記地図画像および前記渋滞ガイド図画像が表示されているときにタッチパネルに対するユーザの操作を受け付ける第3のステップと、
前記第3のステップにより受け付けられた操作に基づいて、探索条件を変更して設定する対象の道路区間を対象道路区間として決定するとともに、当該決定した対象道路区間における探索条件を設定する第4のステップと、
前記第4のステップにより設定された探索条件に従って前記対象道路区間の探索条件を変更したうえで、前記現在地から前記目的地に至る第2の誘導経路の探索を行う第5のステップとを有することを特徴とする誘導経路探索方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−27641(P2011−27641A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−175845(P2009−175845)
【出願日】平成21年7月28日(2009.7.28)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】