説明

ナビゲーション装置

【課題】目的地を設定したとき、経路探索の探索終了点が目的地の入口から離れているか否かを確認する必要がないナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】地図40をスクロールして、「○×公園」の表示範囲が表示画面の中央に表示されているカーソル41の位置に重なるようにする。そして、入力装置を操作して目的地に「○×公園」を設定する。目的地を設定した後、入力装置を操作して経路探索を開始する。その結果「○×公園」の入口42に最も近いノードの位置、つまり交差点43の位置に探索終了点が設定され、交差点43までの推奨経路44が探索される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナビゲーション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
広大な敷地を有するゴルフ場や公園などの地点データを有さない地点にカーソルを置き、目的地として指定された場合、指定目的地近傍の地点データが存在する地点を目的地として設定し、経路探索を行うナビゲーション装置が従来技術として知られている(たとえば、特許文献1)。
【特許文献1】特開2002−267475号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1に記載されているような従来のナビゲーション装置では、指定目的地の入口に近い地点が目的地として設定されたか否かをユーザが確認しなくてはならないので、面倒であるという問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
(1)請求項1の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する地図表示手段と、地図を描画するために使用するポリゴンの位置および範囲のデータを有するポリゴンデータと、施設の入口の位置データとを関連付けて記憶する記憶手段と、地図表示手段によって表示された地図における地図上の位置を指定する指定手段と、指定手段によって指定された地図上の位置を含むポリゴンを検出するポリゴン検出手段と、記憶手段によって記憶されているポリゴンデータおよび位置データに基づいて、ポリゴン検出手段によって検出されたポリゴンに対応する施設の入口の位置を検出する位置検出手段と、位置検出手段によって検出された位置に基づいて、探索終了点を決定する探索終了点決定手段と、探索終了点決定手段によって決定された探索終了点までの推奨経路を探索する探索手段とを備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、さらに加えて、ポリゴン検出手段によって検出されたポリゴンに対応する施設の入口が複数ある場合、複数の入口の中からひとつの入口を選択する入口選択手段を有し、探索終了点決定手段は、入口選択手段によって選択された入口の位置に基づいて、探索終了点を決定することを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載のナビゲーション装置において、ポリゴンデータは、施設の入口が複数ある場合、それぞれの入口に対応するポリゴンを表すデータを有することを特徴とする。
(4)請求項4の発明のナビゲーション装置は、地図を表示する地図表示手段と、施設の入口の位置データを記憶する記憶手段と、施設の入口に対応した地図上の位置が地図表示手段により表示されると、施設の入口に対応した地図上の位置に入口マークを表示する入口表示手段とを備えることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項4に記載のナビゲーション装置において、入口表示手段は、入口マークを点滅表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、ポリゴンデータと施設の入口の位置情報とを関連付けて記憶し、地図上の地点が指定されると、指定された地点のポリゴンに基づいて、その地点に対応する施設の入口の位置を検出し、その入口の位置に基づいた位置までの推奨経路を探索するようにした。したがって、ユーザは、探索終了点が目的地の入口から離れているか否かを確認する必要がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は、本発明の実施形態によるナビゲーション装置1を示す。このナビゲーション装置1は、目的地して設定された施設の入口近傍までの推奨経路を探索する。ナビゲーション装置1は、制御回路11、ROM12、RAM13、現在地検出装置14、画像メモリ15、表示モニタ16、スピーカ17、入力装置18およびディスクドライブ19を有している。ディスクドライブ19には、地図データが記憶されたDVD−ROM110が装填されている。
【0007】
制御回路11は、マイクロプロセッサ及びその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。制御回路11は、DVD−ROM110に記憶された地図データに基づいて所定の経路探索処理を行う。そして、その処理結果を推奨経路として表示モニタ16に表示する。
【0008】
現在地検出装置14は車両の現在地を検出する装置である。現在地検出装置14は、振動ジャイロ14a、車速センサ14b、GPS(Global Positioning System)センサ14cなどからなる。振動ジャイロ14aは車両の進行方向を検出し、車速センサ14bは車速を検出し、GPSセンサ14cはGPS衛星からのGPS信号を検出する。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置14により検出された車両の現在地に基づいて、地図の表示範囲や探索開始点などを決定するとともに、地図上にその現在地を自車位置マークとして表示する。
【0009】
画像メモリ15は、表示モニタ16に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データからなり、それらはDVD−ROM110に記憶された地図データに基づいて、制御回路11において適宜生成される。
【0010】
ディスクドライブ19は、DVD−ROM110から地図データを読み出す。地図データは、地図表示用データ、施設データ、経路探索用データなどを含む。地図表示用データには、地図の背景を描画するためのポリゴンデータが含まれる。ポリゴンデータの詳細については後述する。地図表示用データおよび経路探索用データには、地図データに格納されている道路のリンク情報およびノード情報が含まれている。地図表示用データは、広域から詳細まで複数の縮尺の地図データを有し、ユーザの要求にしたがって、表示地図の縮尺を変更することができる。
【0011】
図2は、地図データに含まれる施設データ20の構成を説明するための図である。施設データ20には、地図に表示される各施設21aの経度・緯度座標22a、住所22b、名称22c、種別22d、営業時間22e、施設の詳細情報を記載したテキストデータ22f、施設ID22g、入口の位置情報22hなどが含まれる。施設データ20に含まれる情報の中で、施設ID22gは、施設を識別するために各施設に付与されたID番号である。また、入口の位置情報22hは、施設の入口の位置の緯度・経度座標を有する。通常、入口の位置情報22hにおける緯度・経度座標は、施設の緯度・経度座標22aと同一であるが、施設の敷地面積が大きいと異なる。
【0012】
図3は、ポリゴンデータ30の構成を説明するための図である。次にポリゴンデータ30の構成について、図3を参照して説明する。ポリゴンデータ30には、ポリゴンID31、形状点データ32、施設ID33および属性情報34が含まれる。ポリゴンID31は、各ポリゴンを識別するために付与されたID番号である。形状点データ32には、多角形体からなるポリゴンの頂点の座標が含まれる。施設ID33は、ポリゴンによって描かれる施設を識別するために付与するID番号であり、施設データ20の施設ID20gと共通する。属性情報34は、ポリゴンの背景色を決定するための情報である。たとえば、属性情報34が公園の場合、公園に定義された色彩、模様でポリゴンは描画される。
【0013】
地図データはDVD−ROM110から読み出したが、DVD−ROM110以外の他の記録メディア、たとえばCD−ROMやハードディスクなどより地図データを読み出してもよい。
【0014】
表示モニタ16は、地図データなどの各種情報に基づいて、自車位置付近の地図などの各種情報を画面表示としてユーザに提供する。スピーカ17は、各種入力操作をユーザに指示したり、経路誘導したりするための音声を出力する。入力装置18は、ユーザが各種コマンドの設定などするための操作キーを有し、操作パネル上のボタンスイッチやパネル周囲のハードスイッチなどによって実現される。ユーザは、入力装置18を操作することによって表示モニタ16に表示された地図をスクロールすることができる。そして、表示画面の中央に表示されたカーソルに目的地とする地点を合わせることによって、目的地を設定する。
【0015】
目的地がユーザにより設定されると、ナビゲーション装置1は現在地検出装置14により検出された現在地を探索開始点とし、目的地の入口を探索終了点として目的地までの経路演算を所定のアルゴリズムに基づいて行う。このような経路演算を以下、経路探索と呼ぶ。このようにして求められた経路(以下、推奨経路という)は、表示形態、たとえば表示色などを変えることによって、ほかの道路とは区別して画面表示される。これにより、ユーザは地図上の推奨経路を画面上で認識することができる。ナビゲーション装置1は、推奨経路に従って車両が走行できるように、ユーザに対して画面や音声などによる進行方向指示を行い、車両を経路誘導する。
【0016】
次に、本発明の一実施形態におけるナビゲーション装置1の推奨経路の探索について、図4および図5を参照して説明する。図4および図5は、推奨経路の探索で表示される表示モニタ16の表示画面を説明するための図である。ユーザは、図4および図5に示す「○×公園」までの推奨経路を探索するものとして説明する。
【0017】
図4に示すように、地図40をスクロールして、「○×公園」の表示範囲が表示画面の中央に表示されているカーソル41の位置に重なるようにする。そして、入力装置18を操作して目的地として「○×公園」を設定する。目的地を設定した後、入力装置18を操作して経路探索を開始する。その結果、図5に示すように、「○×公園」の入口42に最も近いノードの位置、つまり交差点43の位置に探索終了点が設定され、交差点43までの推奨経路44が探索される。ユーザは、推奨経路44にしたがって走行することによって、「○×公園」の入口42に直接、到達することができる。このため、「○×公園」の入口42の反対側に経路誘導され、わざわざ遠回りして入口42に移動することはない。
【0018】
図6は、推奨経路探索処理を説明するためのフローチャートである。次に、本発明の一実施形態におけるナビゲーション装置1の推奨経路探索処理をについて、図6のフローチャートを参照して説明する。図6の処理は、入力装置18によって推奨経路探索の操作が行われるとスタートするプログラムにより、制御回路11において実行される。
【0019】
ステップS601では、カーソル41と重なっている地図上の座標から、カーソル41と重なっているポリゴンを検出する。具体的には、カーソル41の地図上の座標を囲む形状点データを有するポリゴンが検出される。ステップS602では、検出したポリゴンに係る施設ID33をポリゴンデータ30より取得する。
【0020】
ステップS603では、取得した施設IDを施設データ20の施設ID22gと照合する。ステップS604では、ステップS603の照合で一致した施設ID22gに係る施設の入口の位置情報22hを施設データ20より取得する。
【0021】
ステップS605では、地図データに記憶されている経路探索用データのノード情報と照合して、入口の位置に最も近いノードを検出する。ステップS606では、検出したノードを探索終了点に設定する。ステップS607では、車両の現在地を探索開始点として、探索終了点に至る推奨経路を探索する。ステップS608では、探索した推奨経路を表示モニタ16に表示する。
【0022】
以上の実施の形態によるナビゲーション装置1は次のような作用効果を奏する。
(1)施設ID22g,33を介して、ポリゴンデータ30と施設の入口42の位置情報22hとを関連付けて記憶し、地図上の地点が指定されると、指定された地点のポリゴンに基づいて、その地点に対応する施設の入口42を検出し、その入口42近傍の位置43までの推奨経路44を探索するようにした。したがって、ユーザは、探索終了点43が目的地の入口42から離れているか否かを確認する必要がない。
【0023】
(2)カーソル41によって指定されたポリゴンに基づいて、指定された施設を特定するようにした。これにより、施設の面積が広くても施設の範囲内を指定すれば施設を指定することができる。一方、カーソル41によって指定された位置と、施設の位置(たとえば、施設の中央の位置)とを比較することによって、カーソルによって指定された施設を特定する場合、以下の問題が生ずる。つまり、施設の敷地面積が広い場合、施設の範囲内を指定しても、指定した位置が施設の位置(たとえば、施設の中央の位置)から離れている場合、指定した施設が特定されない。
【0024】
以上の実施の形態のナビゲーション装置1を次のように変形することができる。
−他の実施の形態1−
探索終了点を入口に最も近いノードに設定したが、探索終了点を入口に設定するようにしてもよい。地図表示用データなどを使用することによって入口までの推奨経路を探索することができる。このようにすることによって、入口に到達するまで経路誘導を受けることができ、利便性が向上する。
【0025】
−他の実施の形態2−
カーソル41によって指定した施設に複数の入口がある場合、その複数の入口をリスト表示して、ユーザに選択させるようにしてもよい。たとえば、ユーザが指定した「○×公園」には、「東門」、「西門」、「南門」および「北門」の4つの入口が存在するものとする。この場合、図7に示すように、「○×公園」を指定すると、「○×公園」の4つの入口をリスト表示したリスト画面71が表示モニタ16に表示される。ユーザは、リスト画面71に表示された4つの入口72a〜72dの中から所望の入口を選択する。これにより、選択した入口に最も近いノードが探索終了点に設定され、推奨経路が探索される。
【0026】
図8は、複数の入口を有する施設の施設データ20Aを説明するための図である。複数の入口を表示したリスト画面71を表示するための施設データ20Aの構成について、図8を参照して説明する。施設データ20Aの項目には、施設データ20の入口の位置22hに代って、入口の数22gと入口の位置221j〜224jと入口の名称221k〜224kとが含まれる。この場合、カーソル41によって施設が特定されると、その施設の入口の数22gの項目が読み込まれる。入口の数22gが2以上の場合、入口の名称221k〜224kを表示したリスト画面71を作成し、表示する。そして、リスト画面71から選択された入口の名称221k〜224kに係る入口の位置221j〜224jに基づいて探索終了点を設定し、推奨経路を探索する。
【0027】
以上のようにすることによって、目的地の施設に複数の入口が存在する場合であっても、所望の入口まで経路誘導を受けることができ、利便性が向上する。
【0028】
−他の実施の形態3−
目的地の施設に複数の入口が存在する場合、複数のポリゴンによって施設を描画し、その複数のポリゴンの中からポリゴンが指定されると、複数の入口の中から指定されたポリゴンに含まれる入口に基づいて探索終了点が設定されるようにしてもよい。たとえば、図9に示すように、「東門」、「西門」、「南門」および「北門」の4つの入口を有する「○○中華街」を描画するとき、4つのポリゴン91〜94を使用する。ここで、ポリゴン91には「東門」が、ポリゴン92には「南門」が、ポリゴン93には「西門」が、ポリゴン94には「北門」が、それぞれ含まれるものとする。そして、カーソル41でポリゴン91が指定されると、「東門」の位置に基づいて探索終了点を設定し、ポリゴン92が指定されると、「南門」の位置に基づいて探索終了点を設定するようにする。また、カーソル41でポリゴン93が指定されると、「西門」の位置に基づいて探索終了点を設定し、ポリゴン94が指定されると、「北門」の位置に基づいて探索終了点を設定するようにする。
【0029】
図10は、複数の入口を有する他の施設の施設データ20Bを説明するための図である。複数の入口を有する施設の施設データ20Bの構成について、図10を参照して説明する。施設データ20Bの項目には、施設データ20Aと同様に、入口の数22gと入口の位置225j〜228jと入口の名称225k〜228kとが含まれる。
【0030】
図11は、複数のポリゴンで表示した複数の入口を有する施設のポリゴンデータ30Aを説明するための図である。複数の入口を有する施設のポリゴンデータ30Aの構成について、図11を参照して説明する。ポリゴンデータ30Aには、ポリゴンデータ30の項目に加え、入口番号35の項目が増える。この入口番号35は、施設データ20Bに格納されている複数の入口のうち、指定されたポリゴン対応する入口を特定するための番号である。つまり、複数の入口の中で何番目に格納されている入口であるかを特定する番号である。たとえば、図11において、ポリゴンID31が「111」のポリゴン91がカーソル41によって指定されたものとする。施設ID33の「011」によって、施設データ20Bより指定された施設が「○○中華街」であることを特定できる。また、入口番号35が「1」であることから、施設データ20Bの「○○中華街」21bの4つの入口225j〜228j,225k〜228kのうち、1番目に格納されている「東門」225j,225kが特定される。そして、「東門」の位置225kに基づいて、探索終了点が設定される。
【0031】
以上のようにすることによって、目的地の施設に複数の入口が存在する場合であっても、カーソルによって指定した位置に近い入口を指定できる。これにより、目的地へ進入したい位置をカーソル41で指定すれば、その位置に近い入口が指定され、利便性が向上する。たとえば、出発地の位置が目的地に対して東側である場合、ポリゴン91を指定して、入口を「東門」に指定できる。
【0032】
−他の実施の形態4−
図12に示すように、地図40が矢印45の方向にスクロールされて、表示モニタ16に入口の地図上の位置が表示された場合、入口マーク46を表示するようにしてもよい。入口マーク46を目立たせるため、さらに点滅表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは広い施設の中で入口がどこにあるのかを認識することができ、利便性が向上する。
【0033】
施設データ20に基づいて、施設マーク45を表示モニタ16の表示画面に表示するか否かを判定する。つまり、施設データ20の入口の位置22hが表示モニタ16の表示範囲に含まれると、地図上の入口の位置22hに入口マーク46を表示し、あるいは点滅表示する。
【0034】
以上の説明はあくまで一例であり、発明は、上記の実施形態に何ら限定されるものではない。
【0035】
特許請求の範囲の要素と実施の形態との対応関係を説明する。
本発明の地図表示手段は制御回路11および表示モニタ16に対応し、記憶手段はDVD−ROM110に対応する。指定手段は入力装置18に対応し、ポリゴン検出手段、位置検出手段、探索終了点決定手段および探索手段は制御回路11に対応する。入口選択手段は入力装置18に対応し、入口表示手段は制御回路11および表示モニタ16に対応する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係になんら限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明の一実施形態におけるナビゲーション装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における施設データの構成を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるポリゴンデータの構成を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施形態における目的地の設定操作を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施形態における推奨経路の探索を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施形態における推奨経路探索処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】複数の入口を表示したリスト画面を説明するための図である。
【図8】複数の入口を有する施設の施設データを説明するための図である。
【図9】複数のポリゴンで表示した複数の入口を有する施設を説明するための図である。
【図10】複数の入口を有する他の施設の施設データを説明するための図である。
【図11】複数のポリゴンで表示した複数の入口を有する施設のポリゴンデータを説明するための図である。
【図12】入口の地図上の位置が表示画面に表示されると表示される入口マークを説明するための図である。
【符号の説明】
【0037】
1 ナビゲーション装置
11 制御回路
16 表示モニタ
18 入力装置
20,20A,20B 施設データ
30,30A ポリゴンデータ
40 地図
41 カーソル
42 入口
43 交差点
44 推奨経路
46 入口マーク
71 リスト画面
91〜94 ポリゴン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を表示する地図表示手段と、
前記地図を描画するために使用するポリゴンの位置および範囲のデータを有するポリゴンデータと、施設の入口の位置データとを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記地図表示手段によって表示された地図における地図上の位置を指定する指定手段と、
前記指定手段によって指定された地図上の位置を含むポリゴンを検出するポリゴン検出手段と、
前記記憶手段によって記憶されているポリゴンデータおよび位置データに基づいて、前記ポリゴン検出手段によって検出されたポリゴンに対応する施設の入口の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段によって検出された位置に基づいて、探索終了点を決定する探索終了点決定手段と、
前記探索終了点決定手段によって決定された探索終了点までの推奨経路を探索する探索手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項2】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
さらに加えて、前記ポリゴン検出手段によって検出されたポリゴンに対応する施設の入口が複数ある場合、前記複数の入口の中からひとつの入口を選択する入口選択手段を有し、
前記探索終了点決定手段は、前記入口選択手段によって選択された入口の位置に基づいて、探索終了点を決定することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項3】
請求項1に記載のナビゲーション装置において、
前記ポリゴンデータは、施設の入口が複数ある場合、それぞれの入口に対応するポリゴンを表すデータを有することを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項4】
地図を表示する地図表示手段と、
施設の入口の位置データを記憶する記憶手段と、
前記施設の入口に対応した地図上の位置が前記地図表示手段により表示されると、前記施設の入口に対応した地図上の位置に入口マークを表示する入口表示手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
請求項4に記載のナビゲーション装置において、
前記入口表示手段は、前記入口マークを点滅表示することを特徴とするナビゲーション装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2008−298740(P2008−298740A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−148264(P2007−148264)
【出願日】平成19年6月4日(2007.6.4)
【出願人】(591132335)株式会社ザナヴィ・インフォマティクス (745)
【Fターム(参考)】