説明

ビアリールウレア誘導体

【課題】Cdkファミリーに対する高い阻害作用を有する化合物の提供。
【解決手段】一般式(I)


[式中、Arは、含窒素複素芳香環基、X及びZは、炭素原子等、Yは、CO等、Rは、水素原子等、R及びRは、水素原子等、R及びRは、水素原子等を示し、式


は、単結合又は二重結合を示す]で表される化合物。本化合物は、腫瘍細胞に対して、顕著な増殖阻止作用を示すことから、悪性腫瘍の治療を目的とするCdk4及び/又はCdk6阻害剤等とすることができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)
【化1】

[式中、Arは、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、オキサゾリル基、イソキサゾリル基、ピラゾリル基、ピロリル基、イミダゾリル基、インドリル基、イソインドリル基、キノリル基、イソキノリル基、ベンゾチアゾリル基及びベンゾオキサゾリル基からなる群から選択される含窒素複素芳香環基であって、
(1)低級アルキル基、水酸基、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、カルバモイル基、ホルミル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、トリ低級アルキルアンモニオ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、低級アルカノイルアミジノ低級アルキル基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、ヒドロキシイミノ基及び低級アルコキシイミノ基からなる群より選択される置換基並びに式:Y−W−Y−R(式中、Rは、水素原子又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、低級アルケニル基若しくは低級アルキニル基若しくは該置換基を適宜1ないし3個、さらには
【化2】

からなる群より選択される部分構造を含む2環性若しくは3環性の縮合環を有していてもよい、シクロ低級アルキル基、アリール基、イミダゾリル基、イソオキサゾリル基、イソキノリル基、イソインドリル基、インダゾリル基、インドリル基、インドリジニル基、イソチアゾリル基、エチレンジオキシフェニル基、オキサゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラゾリル基、キノキサリニル基、キノリル基、ジヒドロイソインドリル基、ジヒドロインドリル基、チオナフテニル基、ナフチリジニル基、フェナジニル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンゾフラニル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、フラザニル基、トリアゾリル基、ベンゾジオキサニル基及びメチレンジオキシフェニル基からなる群より選択される芳香族複素環基若しくはイソキサゾリニル基、イソキサゾリジニル基、テトラヒドロピリジル基、イミダゾリジニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、モルホリノ基、テトラヒドロキノリニル基及びテトラヒドロイソキノリニル基からなる群より選択される脂肪族複素環基、Wは、単結合、酸素原子、硫黄原子、SO、SO2、NR、SONR、N(R)SONR、N(R)SO、CH(OR)、CONR、N(R)CO、N(R)CONR、N(R)COO、N(R)CSO、N(R)COS、C(R)=CR、C≡C、CO、CS、OC(O)、OC(O)NR、OC(S)NR、SC(O)、SC(O)NR又はC(O)O(ここにおいて、R及びRは、水素原子若しくは低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、水酸基、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、カルバモイル基、ホルミル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、トリ低級アルキルアンモニオ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、低級アルカノイルアミジノ低級アルキル基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、ヒドロキシイミノ基及び低級アルコキシイミノ基からなる群より選択される置換基又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、アリール基若しくはアラルキル基を示す)、Y及びYは、同一又は異なって、単結合又は該2環性若しくは3環性の縮合環を1個有していてもよい、直鎖状若しくは分枝状の低級アルキレン基を示す)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基を有していてもよい含窒素複素芳香環基、
(2)低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、トリ低級アルキルアンモニオ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基及び低級アルカノイルアミジノ低級アルキル基からなる群より選択される置換基(以下、環上置換基と略す。)が結合する環上の炭素原子、その隣接する炭素原子並びに当該環上置換基上の炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに一緒になって、
【化3】

からなる群より選択される5員ないし7員環を形成する含窒素複素芳香環基又は
(3)式:Y−W−Y−R(式中、Y、W、Y及びRは前記の意味を有する)で表される置換基が結合する環上の炭素原子、その隣接する炭素原子並びに当該置換基上の炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに一緒になって、
【化4】

からなる群より選択される5員ないし7員環を形成する含窒素複素芳香環基、X及びZは、同一又は異なって、炭素原子若しくは窒素原子を示すか、適宜、結合する、R又はR及び/若しくはRと一緒になって、CH又は窒素原子、Yは、CO、SO又はSO、Rは、水素原子若しくは式:Y−W−Y−R(式中、Rは、水素原子又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、シクロ低級アルキル基、アリール基、イミダゾリル基、イソオキサゾリル基、イソキノリル基、イソインドリル基、インダゾリル基、インドリル基、インドリジニル基、イソチアゾリル基、エチレンジオキシフェニル基、オキサゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラゾリル基、キノキサリニル基、キノリル基、ジヒドロイソインドリル基、ジヒドロインドリル基、チオナフテニル基、ナフチリジニル基、フェナジニル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンゾフラニル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、フラザニル基、トリアゾリル基、ベンゾジオキサニル基及びメチレンジオキシフェニル基からなる群より選択される芳香族複素環基若しくはイソキサゾリニル基、イソキサゾリジニル基、テトラヒドロピリジル基、イミダゾリジニル基、テトラヒドロフラニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、モルホリノ基、テトラヒドロキノリニル基及びテトラヒドロイソキノリニル基からなる群より選択される脂肪族複素環基、Wは、単結合、酸素原子、硫黄原子、SO、SO、NR、SONR、N(R)SONR、N(R)SO、CH(OR)、CONR、N(R)CO、N(R)CONR、N(R)COO、N(R)CSO、N(R)COS、C(R)=CR、C≡C、CO、CS、OC(O)、OC(O)NR、OC(S)NR、SC(O)、SC(O)NR又はC(O)O(ここにおいて、R及びRは、水素原子若しくは低級アルキル基、水酸基、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、カルバモイル基、ホルミル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、トリ低級アルキルアンモニオ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、低級アルカノイルアミジノ低級アルキル基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、ヒドロキシイミノ基及び低級アルコキシイミノ基からなる群より選択される置換基又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、アリール基若しくはアラルキル基を示す)、Y及びYは、同一又は異なって、単結合又は直鎖状若しくは分枝状の低級アルキレン基を示す)で示される置換基、又は低級アルキル基、水酸基、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、カルバモイル基、ホルミル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、トリ低級アルキルアンモニオ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、低級アルカノイルアミジノ低級アルキル基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、ヒドロキシイミノ基及び低級アルコキシイミノ基からなる群から選択される置換基並びに式:Y−W−Y−R(式中、R、W、Y及びYは、前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一若しくは異なる置換基を有してもよい低級アルキル基であるか、又は、Xと共に窒素原子を形成し、R及びRは、同一又は異なって、独立して水素原子、水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくは式:Y−W−Y−R(式中、R、W、Y及びYは、前記の意味を有する)で示される置換基であるか、R及びRの何れか一方が、R及びXと共に一緒になって形成する、
【化5】

並びに
【化6】

からなる群より選択される飽和の5員ないし8員環基において、他方が結合して、環上の炭素原子若しくは窒素原子、当該環上の環上置換基に含まれる、炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに5員ないし7員環形成するか、又は一緒になって、スピロシクロ低級アルキル基、結合するZと共にオキソ基を形成するか、若しくは結合するZ、R及びXと共に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1種若しくはそれ以上包含してもよく、低級アルキル基、置換基を有していてもよいスピロシクロ低級アルキル基、水酸基、シアノ基、ハロゲン原子、ニトロ基、カルボキシル基、カルバモイル基、ホルミル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、トリ低級アルキルアンモニオ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、低級アルカノイルアミジノ低級アルキル基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、ヒドロキシイミノ基及び低級アルコキシイミノ基からなる群から選択される置換基並びに式:Y−W−Y−R(式中、R、W、Y及びYは、前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基、さらには、適宜1ないし3個の同一若しくは異なる置換基を有してもよいシクロ低級アルキル基、アリール基、イミダゾリル基、イソオキサゾリル基、イソキノリル基、イソインドリル基、インダゾリル基、インドリル基、インドリジニル基、イソチアゾリル基、エチレンジオキシフェニル基、オキサゾリル基、、ピリジル基、ピラジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラゾリル基、キノキサリニル基、キノリル基、ジヒドロイソインドリル基、ジヒドロインドリル基、チオナフテニル基、ナフチリジニル基、フェナジニル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンゾフラニル基、チアゾリル基、チアジアゾリル基、チエニル基、ピロリル基、フリル基、フラザニル基、トリアゾリル基、ベンゾジオキサニル基及びメチレンジオキシフェニル基からなる群より選択される芳香族複素環基並びにイソキサゾリニル基、イソキサゾリジニル基、テトラヒドロピリジル基、イミダゾリジニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、ピロリニル基、モルホリノ基、テトラヒドロキノリニル基及びテトラヒドロイソキノリニル基からなる群より選択される脂肪族複素環基からなる群より選択される環と縮合していてもよい、
【化7】

並びに
【化8】

からなる群より選択される飽和若しくは不飽和の5員ないし8員環基を形成し、R及びRは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基若しくは式:Y−W−Y−R(式中、R、W、Y及びYは前記の意味を有する)で示される置換基又は低級アルキル基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシル基、カルバモイル基、ホルミル基、低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、シアノ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、ジ低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、トリ低級アルキルアンモニオ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、トリ低級アルキルアンモニオ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基、低級アルカノイルアミジノ低級アルキル基、低級アルキルスルフィニル基、低級アルキルスルホニル基、低級アルキルスルホニルアミノ基、ヒドロキシイミノ基及び低級アルコキシイミノ基からなる群から選択される置換基並びに式:Y−W−Y−R(式中、R、W、Y及びYは前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基を有していてもよい、低級アルキル基、アリール基若しくはアラルキル基を示し、式
【化9】

は、単結合又は二重結合を示す]で表される化合物又はその塩。
【請求項2】
一般式(I−a)
【化10】

[式中、Arは、ピリジル基、ピリミジニル基、ピラジニル基、ピリダジニル基、チアゾリル基、ピラゾリル基及びイミダゾリル基からなる群から選択される含窒素複素芳香環基であって、
(1’)低級アルキル基、水酸基、ハロゲン原子、ホルミル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基及び低級アルキルスルホニルアミノ基からなる群より選択される置換基並びに式:Y1a−W1a−Y2a−Rpa(式中、Rpaは、水素原子又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、低級アルケニル基若しくは低級アルキニル基若しくは該置換基を適宜1ないし3個、さらには
【化11】

からなる群より選択される部分構造を含む2環性若しくは3環性の縮合環を有していてもよい、シクロ低級アルキル基、アリール基、イミダゾリル基、イソオキサゾリル基、イソキノリル基、インドリル基、エチレンジオキシフェニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、ピラゾリル基、キノリル基、ベンゾイミダゾリル基、チアゾリル基、チエニル基及びトリアゾリル基からなる群より選択される芳香族複素環基若しくはイソキサゾリニル基、イソキサゾリジニル基、テトラヒドロピリジル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、モルホリノ基及びテトラヒドロイソキノリニル基からなる群より選択される脂肪族複素環基、W1aは、酸素原子、硫黄原子、NRqa、SONRqa、N(Rqa)SO、CONRqa、N(Rqa)CO、N(Rqa)COO、C(Rqa)=CRra、OC(O)、OC(O)NRqa又はC(O)O(ここにおいて、Rqa及びRraは、水素原子若しくは低級アルキル基、シクロ低級アルキル基、水酸基、ハロゲン原子、ホルミル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、アミノ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基、アロイルアミノ基及び低級アルキルスルホニルアミノ基からなる群より選択される置換基又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、アリール基若しくはアラルキル基を示す)、Y1a及びY2aは、同一又は異なって、単結合又は該2環性若しくは3環性の縮合環を1個有していてもよい、直鎖状若しくは分枝状の低級アルキレン基を示す)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基を有していてもよい含窒素複素芳香環基、
(2’)低級アルキル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、カルバモイル低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基及びアロイルアミノ基からなる群より選択される置換基が結合する環上の炭素原子、その隣接する炭素原子並びに当該環上置換基上の炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに一緒になって、
【化12】

からなる群より選択される5員ないし6員環を形成する含窒素複素芳香環基又は
(3’)式:Y1a−W1a−Y2a−Rpa(式中、Y1a、W1a、Y2a及びRpaは前記の意味を有する)で表される置換基が結合する環上の炭素原子、その隣接する炭素原子並びに当該置換基上の炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに一緒になって、
【化13】

からなる群より選択される5員ないし6員環を形成する含窒素複素芳香環基、Xa及びZaは、同一又は異なって、炭素原子若しくは窒素原子を示すか、適宜、結合する、R1a又はR2a及び/若しくはR3aと一緒になって、CH又は窒素原子、Yaは、CO、SO又はSO、R1aは、水素原子若しくは式:Y3a−W2a−Y4a−Rsa(式中、Rsaは、水素原子又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、低級アルケニル基、シクロ低級アルキル基、アリール基及びインドリル基からなる群より選択される芳香族複素環基若しくはテトラヒドロピリジル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基及びモルホリノ基からなる群より選択される脂肪族複素環基、W2aは、単結合、NRta、CH(ORta)、CONRta、N(Rta)CO、N(Rta)COO、OC(O)NRta又はC(O)O(ここにおいて、Rtaは、水素原子、該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、アリール基又はアラルキル基を示す)、Y3a及びY4aは、同一又は異なって、単結合又は直鎖状若しくは分枝状の低級アルキレン基又は低級アルキル基、水酸基、カルバモイル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、ジ低級アルキルカルバモイル基、カルバモイルオキシ基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基及びアロイルアミノ基からなる群から選択される置換基並びに式:Y3a−W2a−Y4a−Rsa(式中、Rsa、W2a、Y3a及びY4aは、前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一若しくは異なる置換基を有してもよい低級アルキル基であるか、又は、Xと共に窒素原子を形成し、R2a及びR3aは、同一又は異なって、独立して水素原子、水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくは式:Y3a−W2a−Y4a−Rsa(式中、Rsa、W2a、Y3a及びY4aは、前記の意味を有する)で示される置換基であるか、R2a及びR3aの何れか一方が、R1a及びXaと共に一緒になって形成する、
【化14】

並びに
【化15】

からなる群より選択される飽和の5員ないし8員環基において、他方が結合して、環上の炭素原子若しくは窒素原子、当該環上の環上置換基に含まれる、炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに5員ないし7員環形成するか、又は一緒になって、スピロシクロ低級アルキル基、結合するZと共にオキソ基を形成するか、若しくは結合するZa、R1a及びXaと共に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1種若しくはそれ以上包含してもよく、低級アルキル基、置換基を有していてもよいスピロシクロ低級アルキル基、水酸基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、低級アルキルカルバモイルオキシ基、低級アルキルアミノ基、ジ低級アルキルアミノ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基及びアロイルアミノ基からなる群から選択される置換基並びに式:Y1a−W1a−Y2a−Rpa(式中、Rpa、W1a、Y1a及びY2aは、前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基、さらには、適宜1ないし3個の同一若しくは異なる置換基を有してもよいシクロ低級アルキル基、アリール基、ピリジル基及びピラゾリル基からなる群より選択される芳香族複素環基並びにピペリジニル基及びピロリジニル基からなる群より選択される脂肪族複素環基からなる群より選択される環と縮合していてもよい、
【化16】

並びに
【化17】

からなる群より選択される飽和若しくは不飽和の5員ないし8員環基を形成し、R4a及びR5aは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基若しくは式:Y3a−W2a−Y4a−Rsa(式中、Rsa、W2a、Y3a及びY4aは前記の意味を有する)で示される置換基又は低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基及びアロイルアミノ基からなる群から選択される置換基並びに式:Y3a−W2a−Y4a−Rsa(式中、Rsa、W2a、Y3a及びY4aは前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基を有していてもよい、低級アルキル基、アリール基若しくはアラルキル基を示し、式
【化18】

は、単結合又は二重結合を示す]で表される請求項1に記載の化合物又はその塩。
【請求項3】
一般式(I−b)
【化19】

[式中、Arは、ピリジル基及びピラゾリル基からなる群から選択される含窒素複素芳香環基であって、
(1’’)水酸基、ハロゲン原子、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、アミノ基及び低級アルキルアミノ低級アルキル基からなる群より選択される置換基並びに式:Y1b−W1b−Y2b−Rpb(式中、Rpbは、水素原子又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、低級アルケニル基若しくは低級アルキニル基若しくは該置換基を適宜1ないし3個、さらには
【化20】

からなる群より選択される部分構造を含む2環性若しくは3環性の縮合環を有していてもよい、シクロ低級アルキル基、アリール基、ピリジル基及びピラゾリル基からなる群より選択される芳香族複素環基若しくはイソキサゾリニル基、テトラヒドロピリジル基、ピペラジニル基、ピペリジニル基、ピロリジニル基、モルホリノ基及びテトラヒドロイソキノリニル基からなる群より選択される脂肪族複素環基、W1bは、NRqb、N(Rqb)SO、CONRqb、N(Rqb)CO、N(Rqb)COO、OC(O)又はC(O)O(ここにおいて、Rqb及びRrbは、水素原子若しくは水酸基、ハロゲン原子、シクロ低級アルキル基、低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、アミノ基及び低級アルキルアミノ低級アルキル基からなる群より選択される置換基又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、アリール基若しくはアラルキル基を示す)、Y1b及びY2bは、同一又は異なって、単結合又は該2環性若しくは3環性の縮合環を1個有していてもよい、直鎖状若しくは分枝状の低級アルキレン基を示す)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基を有していてもよい含窒素複素芳香環基、
(2’’)低級アルカノイルオキシ基、ヒドロキシ低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基及び低級アルキルアミノ低級アルキル基からなる群より選択される置換基が結合する環上の炭素原子、その隣接する炭素原子並びに当該環上置換基上の炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに一緒になって、
【化21】

からなる群より選択される5員ないし6員環を形成する含窒素複素芳香環基又は
(3’’)式:Y1b−W1b−Y2b−Rpb(式中、Y1b、W1b、Y2b及びRpbは前記の意味を有する)で表される置換基が結合する環上の炭素原子、その隣接する炭素原子並びに当該置換基上の炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに一緒になって、
【化22】

からなる群より選択される5員ないし6員環を形成する含窒素複素芳香環基、X及びZは、同一又は異なって、炭素原子若しくは窒素原子を示すか、適宜、結合する、R1b又はR2b及び/若しくはR3bと一緒になって、CH又は窒素原子、Yは、CO、SO又はSO、R1bは、水素原子若しくは式:Y3b−W2b−Y4b−Rsb(式中、Rsbは、水素原子又は該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、シクロ低級アルキル基及びアリール基、W2bは、単結合、N(Rtb)COO又はC(O)O(ここにおいて、Rtbは、水素原子、該置換基を適宜1ないし3個有していてもよい、低級アルキル基、アリール基又はアラルキル基を示す)、Y3b及びY4bは、同一又は異なって、単結合又は直鎖状若しくは分枝状の低級アルキレン基を示す)で示される置換基、又はヒドロキシ低級アルキル基及び式:Y3b−W2b−Y4b−Rsb(式中、Rsb、W2b、Y3b及びY4bは、前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一若しくは異なる置換基を有してもよい低級アルキル基であるか、又は、Xと共に窒素原子を形成し、R2b及びR3bは、同一又は異なって、独立して水素原子、水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくは式:Y3b−W2b−Y4b−Rsb(式中、Rsb、W2b、Y3b及びY4bは、前記の意味を有する)で示される置換基であるか、R2b及びR3bの何れか一方が、R1b及びXと共に一緒になって形成する、
【化23】

並びに
【化24】

からなる群より選択される飽和の5員ないし7員環基において、他方が結合して、環上の炭素原子若しくは窒素原子、当該環上の環上置換基に含まれる、炭素原子、酸素原子及び/又は窒素原子とともに5員ないし7員環形成するか、又は一緒になって、スピロシクロ低級アルキル基、結合するZと共にオキソ基を形成するか、若しくは結合するZ、R1b及びXと共に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1種若しくはそれ以上包含してもよく、低級アルキル基、置換基を有していてもよいスピロシクロ低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基及び低級アルコキシカルボニル基からなる群から選択される置換基並びに式:Y1b−W1b−Y2b−Rpb(式中、Rpb、W1b、Y1b及びY2bは、前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基、さらには、適宜1ないし3個の同一若しくは異なる置換基を有してもよいシクロ低級アルキル基、アリール基並びにピペリジニル基及びピロリジニル基からなる群より選択される脂肪族複素環基からなる群より選択される環と縮合していてもよい、
【化25】

並びに
【化26】

からなる群より選択される飽和若しくは不飽和の5員ないし7員環基を形成し、R4b及びR5bは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子若しくは式:Y3b−W2b−Y4b−Rsb(式中、Rsb、W2b、Y3b及びY4bは前記の意味を有する)で示される置換基又は低級アルキル基、ヒドロキシ低級アルキル基、ハロ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニルアミノ基、低級アルコキシカルボニルアミノ低級アルキル基、低級アルキルカルバモイル基、低級アルキルアミノ基、低級アルキルアミノ低級アルキル基、低級アルカノイルアミノ基及びアロイルアミノ基からなる群から選択される置換基並びに式:Y3b−W2b−Y4b−Rsb(式中、Rsb、W2b、Y3b及びY4bは前記の意味を有する)で示される置換基からなる群から選択される置換基であって、適宜1ないし3個の同一又は異なる置換基を有していてもよい、低級アルキル基、アリール基若しくはアラルキル基を示し、式
【化27】

は、単結合又は二重結合を示す]で表される請求項1又は2に記載の化合物又はその塩。
【請求項4】
一般式(I−p)
【化28】

[式中、Arは、適宜置換基を有していてもよい含窒素複素芳香環基、Xは、炭素原子(CH)又は窒素原子、R1pは、水素原子又は適宜置換基を有してもよい低級アルキル基、 R2pは、水素原子又はオキソ基(結合する炭素原子と共にカルボニル基を形成する)を示すか、又は結合する炭素原子、R1p及びXと共に窒素原子及び硫黄原子からなる群から選択されるヘテロ原子を1種もしくはそれ以上包含してもよく適宜置換基を有していてもよい、飽和もしくは不飽和の5員もしくは6員環基を形成し、R4p及びR5pは、同一又は異なって、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、アミノ基又は適宜置換基を有していてもよい、低級アルキル基、アリール基もしくはアラルキル基を示す]で表される請求項1ないし3に記載の化合物又はその塩。
【請求項5】
N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(2−オクチルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(2−メチル−4,4−ジメチルペンチルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(5−メトキシインダン−2−イルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(2−メチルインダン−2−イルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(5−クロロインダン−2−イルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(6−メチルピリジン−2−イル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(ピロリジン−2−イル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(t−ブチルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(ピラゾロ[5,4−b]ピリジン−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(1−ヒドロキシメチルシクロペンチルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]−4−オキソイソインドリン−8−イル)−N−(5−(N−tーブチルーNーメチルーアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジル−4−ピペリジル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジル−3−ピペリジル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]−4−オキソイソインドリン−8−イル)−N−(4−(1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−アセチル−3−ピペリジル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(ピペリジノ[3,4−c]ピリジン−6−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(ピロリジノ[3,4−c]ピリジン−5−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(シクロヘキシルアミノエチル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(N−シクロペンチル−3−メチルイソインドリン−1−オン−4−イル)−N−(ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(3−t−ブチルイソインドリノ[3,2−b]オキサゾリジン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(2−メチルイソインドリノ[3,2−b]ペルヒドロ−1,3−オキサジン−5−オン−9−イル)−N−(4−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア及びN’−(イソインドリノ[2,3−b]ペルヒドロ−1,4−メタノ−6,11a−ベンゾキサジン−11−オン−7−イル)N−(ピリジン−2−イル)ウレアである請求項1記載の化合物。
【請求項6】
N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(2−オクチルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(2−メチル−4,4−ジメチルペンチルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(5−メトキシインダン−2−イルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(2−メチルインダン−2−イルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(5−(5−クロロインダン−2−イルアミノメチル)ピラゾール−3−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジル−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジル−4−ピペリジル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(ピペリジノ[3,4−c]ピリジン−6−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−シクロヘキシルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(ピロリジノ[2,1−b]イソインドリン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(3−t−ブチルイソインドリノ[3,2−b]オキサゾリジン−4−オン−8−イル)−N−(4−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア、N’−(2−メチルイソインドリノ[3,2−b]ペルヒドロ−1,3−オキサジン−5−オン−9−イル)−N−(4−(N−ベンジルピロリジン−3−イル)ピリジン−2−イル)ウレア及びN’−(イソインドリノ[2,3−b]ペルヒドロ−1,4−メタノ−6,11a−ベンゾキサジン−11−オン−7−イル)N−(ピリジン−2−イル)ウレアである請求項1記載の化合物。

【公開番号】特開2011−148811(P2011−148811A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−55296(P2011−55296)
【出願日】平成23年3月14日(2011.3.14)
【分割の表示】特願2000−274175(P2000−274175)の分割
【原出願日】平成12年7月26日(2000.7.26)
【出願人】(595152759)MSD株式会社 (22)
【Fターム(参考)】