説明

ビフェニル誘導体及びC型肝炎の治療におけるその使用

式(I)のビフェニル誘導体である化合物、又は医薬的に受容可能なその塩であって、
式中:Rは、C−Cアルキル基であるか、または−A、−L−A、−A−A’、−L−A−A’、−A−L−A’、−A−Y−A’、−A−Het−A’、−L−A−Y−A’、−L−A−Het−A’、−L−Het−A、−L−Y−A、−L−Y−Het−A、−L−Het−Y−A、−L−Y−Het−L’、−A−Y−Het−A’、−A−Het−Y−A’、−A−Het−L−A’、−A−L−Het−A’又は−L−Het−L’部分であり;A及びBは、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ直接結合であるか、または−CO−NR’−、−NR’−CO−、−NR’−CO−、−CO−,−NR’−CO−NR’’−、−NR’−S(O)−、−S(O)−NR’−、−SO−、−NR’−、−NR’−CO−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−(C−Cアルキレン)−NR’−又は−(C−Cヒドロキシアルキレン)−NR’−部分を表し、ここにおいて、R’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ水素又はC−Cアルキルを表し;R及びRは、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ又はハロゲンを表し;n及びmは、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ0又は1を表し;Rは、C−Cアルキル基であるか、または、−A、−L−A、−A−A’、−L−A−A’、−A−L−A’、−A−Y−A’、−A−Het−A’、−L−A−Y−A’、−L−A−Het−A’、−L−Het−A、−L−Y−A、−L−Y−Het−A、−L−Het−Y−A、−L−Y−Het−L’、−A−Y−Het−A’、−A−Het−Y−A’、−A−Het−L−A’、−A−L−Het−A’又は−L−Het−L’部分であり、それぞれのA、A、A’及びA’は、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、5ないし10員のヘテロアリール、5ないし10員のヘテロシクリル又はC−Cカルボシクリル部分であり;それぞれのL及びLは、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキレン又はC−Cヒドロキシアルキレン基を表し;それぞれのY及びYは、同じであるか又は異なり、そして−CO−、−SO−又は−S(O)−を表し;それぞれのL’及びL’は、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキル基を表し;そしてそれぞれのHet及びHetは、同じであるか又は異なり、そして−O−、−S−又は−NR’−を表し、ここにおいて、R’は、水素又はC−Cアルキル基であり、R及びR中のフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びカルボシクリル部分は、フェニル、5ないし10員のヘテロアリール又は5ないし10員のヘテロシクリル環に縮合していてもよく;そしてR及びR中のフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びカルボシクリル部分は、非置換であるか、または、(a)−(C−Cアルキル)−X、−COR’、−SONR’R’’、−S(O)−R’、−CONR’R’’、−NR’−CO−R’’’、−NR’−S(O)−R’’’、−CO−NR’−(C−Cアルキル)−NR’R’’及び−CO−O−(C−Cアルキル)−NR’R’’から選択される一つの非置換の置換基によって置換され、及び/又は(b)−(C−Cアルキル)−X、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ及び−NR’R’’から選択される1、2又は3個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、Xは、−COR’、−SO−R’、−NR’−CO−R’’、−NR’−S(O)−R’’’、−CONR’R’’又は−SO−NR’R’’であり、それぞれのXは、同じであるか又は異なり、そしてシアノ、ニトロ又は−NR’R’’であり、それぞれのR’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキルを表し、そしてそれぞれのR’’’は、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキルを表す。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式(I):
【化1】

[式中:
は、C−Cアルキル基であるか、または、−A、−L−A、−A−A’、−L−A−A’、−A−L−A’、−A−Y−A’、−A−Het−A’、−L−A−Y−A’、−L−A−Het−A’、−L−Het−A、−L−Y−A、−L−Y−Het−A、−L−Het−Y−A、−L−Y−Het−L’、−A−Y−Het−A’、−A−Het−Y−A’、−A−Het−L−A’、−A−L−Het−A’又は−L−Het−L’部分であり;
A及びBは、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ直接結合であるか、または、−CO−NR’−、−NR’−CO−、−NR’−CO−、−CO−,−NR’−CO−NR’’−、−NR’−S(O)−、−S(O)−NR’−、−SO−、−NR’−、−NR’−CO−CO−、−CO−O−、−O−CO−、−(C−Cアルキレン)−NR’−又は−(C−Cヒドロキシアルキレン)−NR’−部分を表し、ここにおいて、R’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ水素又はC−Cアルキルを表し;
及びRは、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ又はハロゲンを表し;
n及びmは、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ0又は1を表し;
は、C−Cアルキル基であるか、または、−A、−L−A、−A−A’、−L−A−A’、−A−L−A’、−A−Y−A’、−A−Het−A’、−L−A−Y−A’、−L−A−Het−A’、−L−Het−A、−L−Y−A、−L−Y−Het−A、−L−Het−Y−A、−L−Y−Het−L’、−A−Y−Het−A’、−A−Het−Y−A’、−A−Het−L−A’、−A−L−Het−A’又は−L−Het−L’部分であり、
それぞれのA、A、A’及びA’は、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、5ないし10員のヘテロアリール、5ないし10員のヘテロシクリル又はC−Cカルボシクリル部分であり;
それぞれのL及びLは、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキレン又はC−Cヒドロキシアルキレン基を表し;
それぞれのY及びYは、同じであるか又は異なり、そして−CO−、−SO−又は−S(O)−を表し;
それぞれのL’及びL’は、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキル基を表し;そして
それぞれのHet及びHetは、同じであるか又は異なり、そして−O−、−S−又は−NR’−を表し、ここにおいて、R’は、水素又はC−Cアルキル基であり、
及びR中のフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びカルボシクリル部分は、フェニル、5ないし10員のヘテロアリール又は5ないし10員のヘテロシクリル環に縮合していてもよく;そして
及びR中のフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びカルボシクリル部分は、非置換であるか、または、(a)−(C−Cアルキル)−X、−COR’、−SONR’R’’、−S(O)−R’、−CONR’R’’、−NR’−CO−R’’’、−NR’−S(O)−R’’’、−CO−NR’−(C−Cアルキル)−NR’R’’及び−CO−O−(C−Cアルキル)−NR’R’’から選択される一つの非置換の置換基によって置換され、及び/又は(b)−(C−Cアルキル)−X、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ及び−NR’R’’から選択される1、2又は3個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、Xは、−COR’、−SO−R’、−NR’−CO−R’’、−NR’−S(O)−R’’’、−CONR’R’’又は−SO−NR’R’’であり、それぞれのXは、同じであるか又は異なり、そしてシアノ、ニトロ又は−NR’R’’であり、それぞれのR’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキルを表し、そしてそれぞれのR’’’は、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキルを表す]
のビフェニル誘導体である化合物、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物であって、ここにおいて、R及びR中のフェニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリル及びカルボシクリル部分が、非置換であるか、または、(a)−(C−Cアルキル)−X、−COR’’’、−SO−R’’’、−SONR’R’’’、−CONR’R’’’、−NR’−CO−R’’’、−NR’−SO−R’’’及び−CO−NR’−(C−Cアルキル)−NR’R’’’から選択される一つの非置換の置換基によって置換され、及び/又は(b)−(C−Cアルキル)−X、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、シアノ及び−NR’R’’から選択される1、2又は3個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、Xは、−COR’’’、−NR’−CO−R’’’、−NR’−S(O)−R’’’又は−SO−NR’R’’’であり、それぞれのXは、同じであるか又は異なり、そしてシアノ又は−NR’R’’であり、それぞれのR’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキルを表し、そしてそれぞれのR’’’は、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキルを表す化合物。
【請求項3】
請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、それぞれのA部分が、同じであるか又は異なり、そして非縮合の5ないし6員のヘテロシクリル又はC−Cカルボシクリル基を表すか、または、フェニル環に、又は5ないし6員のヘテロアリールに若しくは5ないし6員のヘテロシクリル基に縮合していてもよい、フェニル又は5ないし6員のヘテロアリール基を表す化合物。
【請求項4】
請求項1ないし3のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Aが非縮合のフェニル環以外である場合、これが、非置換であるか、または、−CH−X、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、シアノ及び−NR’R’’から選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、それぞれのXは、同じであるか又は異なり、そしてシアノ又は−NR’R’’であり、そしてそれぞれのR’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキルを表す化合物。
【請求項5】
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、それぞれのA’部分が、同じであるか又は異なり、そして非縮合のフェニル、C−Cカルボシクリル、5ないし6員のヘテロアリール又は5ないし6員のヘテロシクリル基を表す化合物。
【請求項6】
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、それぞれのA’部分が、非置換であるか、または、(a)一つの非置換の−SO−R’’’又は−SO−NR’R’’置換基によって置換され、及び/又は(b)ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ及び−NR’R’’から選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、それぞれのR’及びR’’が、同じであるか又は異なり、そして水素及びC−Cアルキルから選択され、そしてR’’’が、C−Cアルキルを表す化合物。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、それぞれのA部分が、同じであるか又は異なり、そして非縮合の5ないし6員のヘテロシクリル又はC−Cカルボシクリル基であるか、或いはフェニル環に、又は5ないし6員のヘテロアリール若しくは5ないし6員のヘテロシクリル基に縮合していてもよい、フェニル又は5ないし6員のヘテロアリール基である化合物。
【請求項8】
請求項1ないし7のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、それぞれのA部分が、非置換であるか、または、(a)−CO−R’’’及び−CONR’R’’’から選択される一つの非置換の置換基によって置換され、及び/又は(b)ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、−NR’R’’’、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ及びシアノから選択される1、2又は3個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、R’が、水素又はC−Cアルキルを表し、そしてR’’’が、C−Cアルキルを表す化合物。
【請求項9】
請求項1ないし8のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、それぞれのA’部分が、同じであるか又は異なり、そして非縮合のフェニル、5ないし6員のヘテロアリール、5ないし6員のヘテロシクリル又はC−Cカルボシクリル基を表す化合物。
【請求項10】
請求項1ないし9のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、それぞれのA’部分が、非置換であるか、または、(a)非置換の−SO−(C−Cアルキル)置換基によって置換され、及び/又は(b)ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ及び−NR’R’’から選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、それぞれのR’及びR’’が、同じであるか又は異なり、そして水素及びC−Cアルキルから選択される化合物。
【請求項11】
請求項1ないし10のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、L及びLが、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれC−Cアルキレン基又はC−Cヒドロキシアルキレン基を表す化合物。
【請求項12】
請求項1ないし11のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Y及びYが、それぞれ−CO−である化合物。
【請求項13】
請求項1ないし12のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、L’が、水素又はC−Cアルキル基であり、及び/又はL’が、C−Cアルキル基である化合物。
【請求項14】
請求項1ないし13のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Hetが、−O−、−NR’−又は−S−を表し、ここにおいて、R’が、水素又はC−Cアルキルであり、及び/又はHetが−O−又は−NH−を表す化合物。
【請求項15】
請求項1ないし14のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Rが、C−Cアルキル基であるか、または−A、−L−A、−A−A’、−L−A−A’、−A−L−A’、−A−Y−A’、−A−Het−A’、−L−A−Het−A’、−L−Y−Het−A’、−L−Het−Y−A’、−L−Y−Het−L’、−A−Het−L−A’、−A−L−Het−A’又は−L−Het−L’部分であり、ここにおいて、A、Het、L、Y、A’及びL’が、請求項1ないし14のいずれか1項において定義したとおりである化合物。
【請求項16】
請求項1ないし15のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Aが、 −(C−Cアルキレン)−NR’−、−CO−NR’−、−NR’−CO−、−CO−、−CO−O−又は−O−CO−基を表し、ここにおいて、R’が、水素又はC−Cアルキルである、化合物。
【請求項17】
請求項1ないし16のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Bが、直接結合、−CO−NR’−、−NR’−CO−、−NR’−CO−、−NR’−S(O)−、−S(O)−NR’−、−CO−、−NR’−、−(C−Cアルキレン)−NR’−、−NR’−CO−NR’’−又は−NR’−CO−CO−を表し、ここにおいて、R’及びR’’が、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキルを表し、但し、Bが直接結合を表す場合、Rは、−A又は−A−A’であることを条件とし、ここにおいて、A及びA’が、請求項1ないし16のいずれか1項において定義したとおりである化合物。
【請求項18】
請求項1ないし17のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、R及びRが、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ又はハロゲンを表す化合物。
【請求項19】
請求項1ないし18のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Rが、C−Cアルキル基であるか、または−A、−A−A’、−L−A、−A−L−A’、−A−Y−A’又は−L−Het−L’部分であり、ここにおいて、A、A’、L、Y及びL’が、請求項1ないし18のいずれか1項において定義したとおりである化合物。
【請求項20】
請求項1に記載の化合物であって、ここにおいて:
が、C−Cアルキル基であるか、または−A、−L−A、−A−A’、−L−A−A’、−A−L−A’、−A−CO−A’、−L−A−Het−A’、−L−Het−CO−A’、−L−CO−Het−L’、−A−Het−L−A’、−A−L−Het−A’又は−L−Het−L’部分であり;
Aが、−(C−Cアルキレン)−NH−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CO−、−CO−O−又は−O−CO基を表し;
Bが、−CO−NH−、−NH−CO−、−NH−CO−、−NH−、−CO−、−NH−S(O)−、−S(O)−NH−、−(C−Cアルキレン)−NH−、−NH−CO−NH−、−N(CH)−CO−、−NH−CO−CO−又は直接結合を表し、但し、Bが直接結合を表す場合、Rは、−A又は−A−A’であることを条件とし;
が、C−Cアルキルであり;
が、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ又はハロゲンであり;
n及びmが、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ0又は1を表し;
が、C−Cアルキル基であるか、或いは−A、−A−A’、−L−A、−A−L−A’、−A−CO−A’又は−L−Het−L’部分であり;
それぞれのA部分が、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、ピロリジニル、インダゾリル、ピリジル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ピペリジニル、チエニル、イミダゾリル、フラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソラニル、ピペラジニル、ベンゾチアゾリル、S,S−ジオキソ−チオモルホリニル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オニル、シクロプロピル又はキノキサリニル基を表し、ここにおいて、(i)Aがフェニル環である場合、これは、非置換であるか、或いは(a)−CH−X、−CO−R’’’、−SONR’R’’’、−CONR’R’’’、−NR’−CO−R’’’、−NR’−SO−R’’’及び−CO−NR’−(C−Cアルキル)−NR’R’’’から選択される一つの非置換の置換基によって置換され、及び/又は(b)−CH−X、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、シアノ及び−NR’R’’から選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、Xは、−COR’’’、 −NR’−CO−R’’’又は−SO−NR’R’’’であり、それぞれのXは、同じであるか又は異なり、そしてシアノ又は−NR’R’’であり、それぞれのR’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキルを表し、そしてそれぞれのR’’’は、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキルを表し、そして(ii)Aがフェニル基以外である場合、これは、非置換であるか、或いはハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ及びヒドロキシから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され;
それぞれのA’部分が、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、オキサゾリル、ピペラジニル、トリアゾリル、ピペリジニル、ピペリジン−2−オニル、ピペリジン−2,6−ジオニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、シクロヘキシル、チオモルホリニル又はS,S−ジオキソチオモルホリニル基を表し、これは、非置換であるか、または(a)一つの非置換の−SO−(C−Cアルキル)又は−SO−NR’R’’置換基によって置換され、及び/又は(b)塩素、フッ素、臭素、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びC−Cヒドロキシアルキルから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、R’及びR’’は、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ水素又はC−Cアルキルを表し;
それぞれのA部分が、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、フラニル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピロリジニル、アゼチジニル、テトラヒドロフラニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジン−2−オニル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、C−Cシクロアルキル、モルホリニル、チエニル、ピリジル、ピロリル、S,S−ジオキソ−チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、チアゾリル、オキサジアゾリル又はインダゾリル基であり、それぞれのA部分は、非置換であるか、または(a)一つの非置換の−CONR’R’’置換基によって置換され、及び/又は(b)フッ素、塩素、臭素、−NR’R’’’、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル及びシアノから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、R’は、水素又はC−Cアルキルであり、そしてR’’’は、C−Cアルキルを表す;
それぞれのA’部分が、同じであるか又は異なり、そしてモルホリニル、ピペラジニル、イソオキサゾリル、ピロリジニル、S,S−ジオキソチオモルホリニル、2,6−ジオキソ−ピペリジニル、トリアゾリル、ピペリジニル、シクロプロピル又はシクロヘキシル基を表し、これは、非置換であるか、または(a)一つの非置換の−SO−(C−Cアルキル)置換基によって置換され、及び/又は(b)塩素、フッ素、臭素、C−Cアルキル及びC−Cハロアルキルから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され;
それぞれのL及びLが、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキレン基又はC−Cヒドロキシアルキレン基を表し;
’が、水素又はC−Cアルキル基を表し;
’が、C−Cアルキル基を表し;
Hetが、−O−、−NR’−又は−S−を表し、ここにおいて、R’は、水素又はC−Cアルキルであり;そして
Hetが、−O−又は−NH−を表す、
化合物。
【請求項21】
請求項1に記載の化合物であって、ここにおいて:
が、C−Cアルキル基であるか、または−A、−L−A、−A−A’、−L−A−A’、−A−L−A’、−A−CO−A’、−L−A−Het−A’、−L−Het−CO−A’、−L−CO−Het−L’、−A−Het−L−A’、−A−L−Het−A’又は−L−Het−L’部分であり;
Aが、−(C−Cアルキレン)−NH−、−CO−NH−、−NH−CO−、−CO−、−CO−O−又は−O−CO−基を表し;
Bが、−CO−NH−、−NH−CO−、−NH−CO−、−NH−、−CO−、−NH−S(O)−、−(C−Cアルキレン)−NH−、−NH−CO−NH−、−N(CH)−CO−、−NH−CO−CO−又は直接結合を表し、但し、Bが直接結合である場合、Rは、−A又は−A−A’であることを条件とし;
が、C−Cアルキルであり;
が、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ又はハロゲンであり;
n及びmが、同じであるか又は異なり、そしてそれぞれ0又は1を表し;
が、C−Cアルキル基であるか、または−A、−A−A’、−L−A、−A−L−A’、−A−CO−A’又は−L−O−L’分子であり;
それぞれのA部分が、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、ピロリジニル、インダゾリル、ピリジル、インドリル、ベンゾイミダゾリル、ピペリジニル、チエニル、イミダゾリル、フラニル、ベンゾ[1,3]ジオキソラニル、ピペラジニル、ベンゾチアゾリル、S,S−ジオキソ−チオモルホリニル、1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2(3H)−オニル、シクロプロピル又はキノキサリニル基を表し、ここにおいて、(i)Aがフェニル環である場合、これが、非置換であるか、または(a)−CH−X、−CO−R’’’、−SONR’R’’’、−CONR’R’’’、−NR’−CO−R’’’、−NR’−SO−R’’’及び−CO−NR’−(C−Cアルキル)−NR’R’’’から選択される一つの非置換の置換基によって置換され、及び/又は(b)−CH−X、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ、C−Cヒドロキシアルキル、ヒドロキシ、シアノ及び−NR’R’’から選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、Xが、−COR’’’、−NR’−CO−R’’’又は−SO−NR’R’’’であり、それぞれのXが、同じであるか又は異なり、そしてシアノ又は−NR’R’’であり、それぞれのR’及びR’’が、同じであるか又は異なり、そして水素又はC−Cアルキルを表し、そしてそれぞれのR’’’は、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキルを表し、そして(ii)Aがフェニル基以外である場合、これが、非置換であるか、またはハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルコキシ及びヒドロキシから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され;
それぞれのA’部分が、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、オキサゾリル、ピペラジニル、トリアゾリル、ピペリジニル、ピペリジン−2−オニル、ピペリジン−2,6−ジオニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、シクロヘキシル、チオモルホリニル又はS,S−ジオキソチオモルホリニル基を表し、これが、非置換であるか、または(a)一つの非置換の−SO−(C−Cアルキル)置換基によって置換され、及び/又は(b)塩素、フッ素、臭素、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びC−Cヒドロキシアルキルから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され;
それぞれのA部分が、同じであるか又は異なり、そしてフェニル、フラニル、イミダゾリル、ピラゾリル、テトラヒドロフラニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジン−2−オニル、チアジアゾリル、イソチアゾリル、C−Cシクロアルキル、モルホリニル、チエニル、ピリジル、ピロリル、S,S−ジオキソ−チオモルホリニル、テトラヒドロピラニル、チアゾリル、オキサジアゾリル又はインダゾリル基であり、それぞれのA部分が、非置換であるか、または(a)一つの非置換の−CONR’R’’’置換基によって置換され、及び/又は(b)フッ素、塩素、臭素、−NR’R’’’、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル及びシアノから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、ここにおいて、R’が、水素又はC−Cアルキルであり、そしてR’’’が、C−Cアルキルを表し;
それぞれのA’部分が、同じであるか又は異なり、そしてモルホリニル、イソオキサゾリル、ピロリジニル、S,S−ジオキソチオモルホリニル、2,6−ジオキソ−ピペリジニル、トリアゾリル、ピペリジニル、シクロプロピル又はシクロヘキシル基を表し、これが、非置換であるか、または塩素、フッ素、臭素、C−Cアルキル及びC−Cハロアルキルから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され;
それぞれのL及びLが、同じであるか又は異なり、そしてC−Cアルキレン基又はC−Cヒドロキシアルキレン基を表し;
’が、水素又はC−Cアルキル基を表し;
’が、C−Cアルキル基を表し;そして
Hetが、−O−、−NR’−又は−S−を表し、ここにおいて、R’は、水素又はC−Cアルキルである、
化合物。
【請求項22】
請求項1に記載の化合物であって、ここにおいて、R、A、B、n、m、R、A、A’、A、A’、L、L、L’、L’及びHetが、請求項21において定義したとおりであり、但し、それぞれのA’部分が、非置換であるか、または塩素、フッ素、臭素、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cハロアルキル及びC−Cヒドロキシアルキルから選択される1又は2個の非置換の置換基によって置換され、そしてRが、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、C−Cハロアルキル、C−Cハロアルキル又はハロゲンであり、そしてRが、C−Cアルキルであることを条件とする化合物。
【請求項23】
請求項1ないし22のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Rが、−A−L−A’である化合物。
【請求項24】
請求項23に記載の化合物であって、ここにおいて、Aが、フェニルであり、Lが、−CH−であり、そしてA’が、モルホリノ又はピペラジニル基であり、これが、非置換であるか又は−S(O)−(C−Cアルキル)置換基によって置換されている化合物。
【請求項25】
請求項24に記載の化合物であって、ここにおいて、A’がピペラジニル基である場合、これが、以下の式:
【化2】

[式中、Rは、−S(O)−(C−Cアルキル)である]
の部分である化合物。
【請求項26】
請求項23ないし25のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Rが、−A又は−A−L−A’である化合物。
【請求項27】
請求項26に記載の化合物であって、ここにおいて、RがAである場合、これがC−Cシクロアルキルであり、及び/又はRが−A−L−A’である場合、Aがフェニルであり、Lが−CH−であり、そしてA’が以下の式:
【化3】

の基である化合物。
【請求項28】
請求項23ないし27のいずれか1項に記載の化合物であって、ここにおいて、Aが、−CO−NH−であり、及び/又はBが、−NH−CO−NH−、−NH−CO−又は−CO−NH−である化合物。
【請求項29】
ヒト又は動物の身体の治療のための、請求項1ないし28のいずれか1項において定義したとおりの式(I)のビフェニル誘導体、又は医薬的に受容可能なその塩。
【請求項30】
HCVを治療又は軽減することにおいて使用するための医薬の製造における、請求項1ないし28のいずれか1項において定義したとおりの式(I)のビフェニル誘導体、又は医薬的に受容可能なその塩の使用。
【請求項31】
請求項1ないし28のいずれか1項において定義したとおりの式(I)のビフェニル誘導体、又は医薬的に受容可能なその塩、及び医薬的に受容可能な希釈剤又は担体を含んでなる医薬組成物。
【請求項32】
請求項28に記載の医薬組成物であって、更にインターフェロン及び/又はリバビリンを含んでなる医薬組成物。
【請求項33】
ヒト又は動物の身体の治療における同時、別個又は連続使用のために:
a.請求項1ないし28のいずれか1項において定義したとおりの式(I)のビフェニル誘導体、又は医薬的に受容可能なその塩;
b.インターフェロン及び/又はリバビリン;並びに
c.医薬的に受容可能な担体又は希釈剤;
を含有する製品。
【請求項34】
患者のHCV感染を軽減する方法であって、該患者に、有効な量の請求項1ないし28のいずれか1項において定義したとおりの式(I)のビフェニル誘導体、又は医薬的に受容可能なその塩を投与することを含んでなる方法。

【公表番号】特表2009−508835(P2009−508835A)
【公表日】平成21年3月5日(2009.3.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−530624(P2008−530624)
【出願日】平成18年9月18日(2006.9.18)
【国際出願番号】PCT/GB2006/003469
【国際公開番号】WO2007/031791
【国際公開日】平成19年3月22日(2007.3.22)
【出願人】(505100089)アロー セラピューティクス リミテッド (9)
【Fターム(参考)】