説明

ラジエータコアサポート構造

【課題】 ラジエータコアサポートの全体剛性の低下を招くことなく熱交換器の搭載性を良好にできるラジエータコアサポート構造の提供。
【解決手段】 車幅方向に延在するラジエータコアサポートロア4と、ラジエータコアサポートロア4の両端部から上方に延設されるラジエータコアサポートサイド5,5と、前記ラジエータコアサポートロア4及び両ラジエータコアサポートサイド5,5の内側に設けられるファンシュラウド部6と、少なくとも前記両ラジエータコアサポートサイド5,5間の上方を覆うように設けられるラジエータコアサポートアッパカバー7を備え、前記ラジエータコアサポートロア4、両ラジエータコアサポートサイド5,5、ファンシュラウド部6を一体的に形成し、前記三者に対してラジエータコアサポートアッパカバー7を着脱自在に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器を車両に搭載するためのキャリアであるラジエータコアサポート構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、自動車のラジエータコアサポート構造は、車幅方向に延在するラジエータコアサポートアッパと、前記ラジエータコアサポートアッパと並行するラジエータコアサポートロアと、前記ラジエータコアサポートアッパとラジエータコアサポートロアの両端部同士を固定するラジエータコアサポートサイドと、前記ラジエータコアサポートアッパとラジエータコアサポートロアの中央部同士を固定するフードロックステイを主要な構成としている(特許文献1参照)。
また、ラジエータコアサポートアッパを省略したタイプのラジエータコアサポートの技術が開示されている(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2003−81135号公報
【特許文献2】特開2002−19638号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1記載のラジエータコアサポート構造にあっては、熱交換器をラジエータコアサポートに上方から両ラジエータコアサポートサイド間に挿入して装着しようとすると、ラジエータコアサポートアッパが接触して邪魔になるため、熱交換器を斜め上方から傾斜させた状態で両ラジエータコアサポートサイド間に挿入してその下部をラジエータコアサポートロアに固定した後、熱交換器を起立させてその上部をラジエータコアサポートアッパに固定させなければならず、装着に大変手間が掛かる上、広い作業スペースを要するという問題点があった。
【0004】
また、特許文献2記載のラジエータコアサポート構造にあっては、ラジエータコアサポートアッパを省略すると、熱交換器をラジエータコアサポートの上方から両ラジエータコアサポートサイド間に挿入して装着できるものの、ラジエータコアサポートの全体剛性が低下するため、各部を肉厚に形成する必要があり、重量及び製造コストの増加を招いてしまうという問題点があった。
特に、自動車が軽衝突した際の衝撃力はラジエータコアサポートに対して車幅方向外側へ開くように作用するため、ラジエータコアサポートアッパは両ラジエータコアサポートサイドの車幅方向外側への変形を防止する梁部材としての役目を果たしている。
なお、近年のラジエータコアサポートは、樹脂または金属を用いて一体的に形成されているため、その修理・交換には大変手間と費用が掛かる。
【0005】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ラジエータコアサポートの全体剛性の低下を招くことなく熱交換器の搭載性を良好にできるラジエータコアサポート構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1記載の発明では、自動車のラジエータコアサポートが、車幅方向に延在するラジエータコアサポートロアと、ラジエータコアサポートロアの両端部から上方に延設されるラジエータコアサポートサイドと、前記ラジエータコアサポートロア及び両ラジエータコアサポートサイドの内側に設けられるファンシュラウド部と、少なくとも前記両ラジエータコアサポートサイド間の上方を覆うように設けられるラジエータコアサポートアッパカバーを備え、前記ラジエータコアサポートロア、両ラジエータコアサポートサイド、ファンシュラウド部を一体的に形成し、前記ラジエータコアサポートアッパカバーを少なくともラジエータコアサポートサイドの上部に着脱自在に固定したことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明では、請求項1記載のラジエータコアサポート構造において、前記ラジエータコアサポートアッパカバーとラジエータコアサポートロアの中央部同士を着脱可能なフードロックステイで固定したことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明では、請求項1または2記載のラジエータコアサポート構造において、前記ラジエータコアサポートアッパカバーをファンシュラウド部の上部に着脱自在に固定したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明にあっては、自動車のラジエータコアサポートが、車幅方向に延在するラジエータコアサポートロアと、ラジエータコアサポートロアの両端部から上方に延設されるラジエータコアサポートサイドと、前記ラジエータコアサポートロア及び両ラジエータコアサポートサイドの内側に設けられるファンシュラウド部と、少なくとも前記両ラジエータコアサポートサイド間の上方を覆うように設けられるラジエータコアサポートアッパカバーを備え、前記ラジエータコアサポートロア、両ラジエータコアサポートサイド、ファンシュラウド部を一体的に形成し、前記ラジエータコアサポートアッパカバーを少なくともラジエータコアサポートサイドの上部に着脱自在に固定したため、熱交換器の組付け時にはラジエータコアサポートアッパカバーを外した状態で熱交換器を両ラジエータコアサポートサイド間に上方から挿入して装着した後、該ラジエータアッパカバーを装着することができ、これにより、小スペースで簡単に熱交換器をラジエータコアサポートに装着できる。
【0010】
また、ラジエータコアサポートの全体剛性をファンシュラウド部とラジエータコアサポートアッパカバーで向上でき、特に、自動車の軽衝突時において両ラジエータコアサポートサイドが車幅方向外側へ開くように変形して亀裂・破損が生じるのを防止できる。
【0011】
さらに、ラジエータコアサポートアッパカバーを着脱自在に設けたことによって熱交換器の修理・交換作業を容易に行うことができる。
【0012】
請求項2記載の発明にあっては、ラジエータコアサポートアッパカバーとラジエータコアサポートロアの中央部同士を着脱可能なフードロックステイで固定したため、自動車の軽衝突時における衝撃力は、フードロックステイからラジエータコアサポートアッパカバーに伝達されるため、従来の発明に比べて軽微な衝突の際にはフードロックステイやラジエータコアサポートアッパカバーの交換で済むため、修理費用を低く抑えることができる。
【0013】
請求項3記載の発明にあっては、ラジエータコアサポートアッパカバーをファンシュラウド部の上部に着脱自在に固定したため、ラジエータコアサポートアッパカバーを安定して固定できる上に、ラジエータコアサポートの全体剛性を向上できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0015】
以下、実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1のラジエータコアサポート構造を示す全体分解斜視図、図2は本実施例1のラジエータコアサポート構造を示す全体斜視図、図3は本実施例1のラジエータコアサポートを説明する斜視図、図4はラジエータコアサポートアッパカバーを示す斜視図、図5はフードロックステイを示す斜視図である。
図6は熱交換器のラジエータコアサポートへの搭載を説明する図、図7はラジエータコアサポートアッパカバーの固定を説明する図、図8はフードロックステイの固定を説明する図である。
【0016】
先ず、全体構成を説明する。
図1、2に示すように、本実施例のラジエータコアサポート構造は、ラジエータコアサポート1と、熱交換器2と、モータファン3を主要な構成としている。
【0017】
図3に示すように、前記ラジエータコアサポート1は、車幅方向に延在するラジエータコアサポートロア4と、ラジエータコアサポートロア4の両端部から上方に延設されるラジエータコアサポートサイド5,5と、ラジエータコアサポートロア4及び両ラジエータコアサポートサイド5,5の内側に設けられるファンシュラウド部6を備え、これら三者は樹脂で一体的に形成されている。
【0018】
また、前記両ラジエータコアサポートサイド5,5同士を結合するように図4に示すラジエータコアサポートアッパカバー7が設けられる他、該ラジエータコアサポートアッパカバー7とラジエータコアサポートロア4の中央部同士を結合するように図5に示すフードロックステイ8が設けられる。
【0019】
前記ラジエータコアサポートロア4は、下方及び後方に開口した略L字型断面形状に形成され、その上面には熱交換器2の下方両端に設けられた搭載ピンP1、P1(図1参照)と対応する位置に取付孔4a,4aが形成されている。
また、前記ラジエータコアサポートロア4の前方側面には、フードロックステイ8の下部の取付孔8a,8aと対応する位置に取付孔4b,4bが形成されている。
【0020】
前記ラジエータコアサポートサイド5,5は、後方側に開口した略コ字型断面形状に形成され、図外のサイドメンバとバンパステイを連結するためのサイドメンバ取付孔5a,5aが形成されている。
また、前記サイドメンバ取付孔5a,5aに近接して図外のヘッドランプを固定支持するためのヘッドランプステイ5b、5bが車幅方向に突出した状態で形成されている。
さらに、前記両ラジエータコアサポートサイド5,5の上面には、ラジエータコアサポートアッパカバー7の取付孔7e,7eと対応する位置に取付孔5c,5cが形成されている。
【0021】
前記ファンシュラウド部6は、ラジエータコアサポートロア4及び両ラジエータコアサポートサイド5,5の内側から一体的に形成され、これによりラジエータコアサポート1の全体剛性が向上している。
また、ファンシュラウド部6の中央左右には、モータファン3を収容するための開口部6a,6aが形成されると共に、該開口部6a,6aの上方には、モータファン3の取付孔3a,3a(図1参照)と対応する位置に取付孔6b、6bが形成され、一方、該開口部6a,6aの下方には、モータファン3の挿入突部3b,3b(図1参照)と対応する位置に取付孔6c、6cが形成されている。
さらに、ファンシュラウド部6の上部には、ラジエータコアサポートアッパカバー7の取付孔7a,7aと対応する位置に取付孔6d,6dが形成される他、ラジエータコアサポートアッパカバー7の裏面に形成された2片から成る挟持部7f,7fと対応する位置に上方へ板状に突出した舌片部6e,6eが形成されている。。
【0022】
前記ラジエータコアサポートアッパカバー7は、エンジンルーム内の意匠性の向上や熱交換器前方側への熱気の吹き返し防止を図ることを主な目的とし、樹脂で板状に形成される他、その上面には前記取付孔7a,7aや取付孔7e,7eが形成されると共に、熱交換器2の上方両端に設けられた搭載ピンP2,P2(図1参照)と対応する位置に取付孔7b,7bが形成されている。
【0023】
また、ラジエータコアサポートアッパカバー7の前方側面には、フードロックステイ8の上部の取付孔8b,8bと対応する位置に取付孔7c,7cが形成されている。
さらに、ラジエータコアサポートアッパカバー7の裏面には、前記挟持部7f,7fが形成されている。
【0024】
前記フードロックステイ8は、金属製の板状をプレス加工して形成され、その上部には前記取付孔8b,8bが形成されると共に、図外のフードロックステイを固定するための取付孔8cが三箇所形成されている。
また、フードロックステイ8の下部には前記取付孔8a,8aが形成されている。
その他、本実施例の熱交換器2は、コンデンサコアとラジエータコアを近接した状態で配置して一体的に形成された一体型熱交換器が採用されている。
【0025】
次に作用を説明する。
このように構成されたラジエータコアサポート構造を組付ける際には、図1及び図6に示すように、両ラジエータコアサポートサイド5,5間に熱交換器2を起立させた状態で上方から挿入して搭載ピンP1,P1をロアマウントブッシュ9,9に装着した状態でラジエータコアサポートロア4の取付孔4a,4aに固定する。
【0026】
次に、図1及び図7に示すように、熱交換器の搭載ピンP2,P2にアッパマウントブッシュ10,10を装着した状態としてその上方からラジエータコアサポートアッパカバー7を被せることにより、該搭載ピンP2,P2をアッパマウントブッシュ10,10を介してラジエータコアサポートアッパカバー7の取付孔7b,7bに固定する。
【0027】
次に、ラジエータコアサポートアッパカバー7の取付孔7a,7a及びファンシュラウド部の取付孔6d,6dに螺子B1,B1を挿通して固定し、ラジエータコアサポートアッパカバー7の取付孔7e,7e及び両ラジエータコアサポートサイド5,5の取付孔5c,5cに螺子B2,B2を挿通して固定することにより、ラジエータコアサポートアッパカバー7及び熱交換器2をラジエータコアサポート1に搭載する。
この際、ラジエータコアサポートアッパカバー7の取付孔7b,7bは熱交換器2の搭載ピンP2,P2を固定し、ラジエータコアサポートアッパカバー7の裏面の2片の挟持部7f,7fは、ファンシュラウド部6の舌片部6e,6eをそれぞれ前後方向に挟持して固定するため、熱交換器2及びラジエータコアサポートアッパカバー7の両者を位置決めした状態で適正に固定できる。
【0028】
従って、従来の発明のように、熱交換器2を傾斜させた状態で両ラジエータコアサポートサイド5,5間に斜め上方から挿入した後、起立させる必要がないため、小スペースで簡単且つ適正に熱交換器2を装着でき、機械による自動組みつけも可能となる。
【0029】
次に、ファンシュラウド部6の取付孔6c,6cにモータファン3の挿入突部3b,3bを挿入した後、ファンシュラウド部6の取付孔6b,6bとモータファン3の取付孔3a,3aに螺子B3,B3を挿通して固定することにより、モータファン3をラジエータコアサポート1に搭載する。
【0030】
次に、図1及び図8に示すように、フードロックステイ8の取付孔8b,8bとラジエータコアサポートアッパカバー7の取付孔7c,7cに螺子B4,B4を挿通して固定すると共に、フードロックステイ8の取付孔8a,8aとラジエータコアサポートロア4の取付孔4b,4bに螺子B5,B5を挿通して固定することにより、フードロックステイ8をラジエータコアサポート1に固定してラジエータコアサポート1の組付けを終了する(図2参照)。
【0031】
このように構成されたラジエータコアサポート1は、図外のヘッドランプ、バンパステイ、バンパアーマチュア等の周辺部材が装着された後、車両の組立工場へ搬送されて車両に搭載される。
【0032】
そして、自動車が軽衝突した場合、その衝撃力は両ラジエータコアサポート5,5を車幅方向外側へ開くように作用するが、両ラジエータコアサポートサイド5,5とラジエータコアサポートロア4の内側に一体的に形成されたファンシュラウド部6と、これら両者と結合されたラジエータコアサポートカバー7が、両ラジエータコアサポートサイド5,5の車幅方向外側への変形を防止する梁部材の役目を果たし、ラジエータコアサポート1が亀裂・破損するのを防止できる。
【0033】
また、フードロックステイ8に伝達された前記衝撃力を常にラジエータコアサポートアッパカバー7を介して両ラジエータコアサポートサイド5,5やファンシュラウド部6に伝達できるため、破損個所をフードロックステイ8またはラジエータコサポートアッパカバー7に留めて修理・交換費用を低く抑えることができる。
【0034】
さらに、前記ラジエータコアサポートアッパカバー7及びフードロックステイ8は着脱可能であるため、エンジンルーム内のメンテナンス性が向上し、特に、熱交換器の修理・交換作業が容易となる。
【0035】
次に、効果を説明する。
このように構成されたラジエータコアサポート構造にあっては、
自動車のラジエータコアサポート1が、車幅方向に延在するラジエータコアサポートロア4と、ラジエータコアサポートロア4の両端部から上方に延設されるラジエータコアサポートサイド5,5と、ラジエータコアサポートロア4及び両ラジエータコアサポートサイド5,5の内側に設けられるファンシュラウド部6と、少なくとも両ラジエータコアサポートサイド5,5間の上方を覆うように設けられるラジエータコアサポートアッパカバー7を備え、ラジエータコアサポートロア4、両ラジエータコアサポートサイド5,5、ファンシュラウド部6を一体的に形成し、ラジエータコアサポートアッパカバー7を少なくともラジエータコアサポートサイド5,5の上部に着脱自在に固定したため、熱交換器2の組付け時にはラジエータコアサポートアッパカバー7を外した状態で熱交換器2を両ラジエータコアサポートサイド5,5間に上方から挿入して装着した後、該ラジエータアッパカバー7を装着することができ、これにより、小スペースで簡単に熱交換器2をラジエータコアサポート1に装着できる。
【0036】
また、従来の発明に比べてラジエータコアサポートアッパを省略しつつファンシュラウド部6とラジエータコアサポートアッパカバー7でラジエータコアサポートの全体剛性を向上でき、特に、自動車の軽衝突時における両ラジエータコアサポートサイド5,5の車幅方向外側への変形を防止できる。
【0037】
また、ラジエータコアサポートアッパカバー7とラジエータコアサポートロア4の中央部同士を着脱可能なフードロックステイ8で固定したため、自動車の軽衝突時における衝撃力を、フードロックステイ8から常にラジエータコアサポートアッパカバー7を介して車体側へ伝達でき、損傷個所を最小限にして修理・交換費用を低く抑えることができる。
【0038】
さらに、ラジエータコアサポートアッパカバー7を着脱自在に設けたことによって熱交換器2の修理・交換作業を容易に行うことができる。
【0039】
また、ラジエータコアサポートアッパカバー7とファンシュラウド部6の上部を固定したため、ラジエータコアサポートアッパカバー7を安定して固定できる上に、ラジエータコアサポート1の全体剛性を向上できる。
【0040】
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、フードロックステイ8及びラジエータコアサポートアッパカバー7の形状、材質については適宜設定できる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の実施例1のラジエータコアサポート構造を示す全体分解斜視図である。
【図2】本実施例1のラジエータコアサポート構造を示す全体斜視図である。
【図3】本実施例1のラジエータコアサポートを説明する斜視図である。
【図4】ラジエータコアサポートアッパカバーを示す斜視図である。
【図5】フードロックステイを示す斜視図である。
【図6】熱交換器のラジエータコアサポートへの搭載を説明する図である。
【図7】ラジエータコアサポートアッパカバーの固定を説明する図である。
【図8】フードロックステイの固定を説明する図である。
【符号の説明】
【0042】
B1、B2、B3、B4 螺子
1 ラジエータコアサポート
2 熱交換器
3 モータファン
4 ラジエータコアサポートロア
3a、4a、4b、5c、6c、7e、8a、8b、8c 取付孔
5 ラジエータコアサポートサイド
5a サイドメンバ取付孔
5b ヘッドランプステイ
6 ファンシュラウド部
7 ラジエータコアサポートアッパカバー
8 フードロックステイ
9 ロアマウントブッシュ
10 アッパマウントブッシュ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のラジエータコアサポートが、車幅方向に延在するラジエータコアサポートロアと、
ラジエータコアサポートロアの両端部から上方に延設されるラジエータコアサポートサイドと、
前記ラジエータコアサポートロア及び両ラジエータコアサポートサイドの内側に設けられるファンシュラウド部と、
少なくとも前記両ラジエータコアサポートサイド間の上方を覆うように設けられるラジエータコアサポートアッパカバーを備え、
前記ラジエータコアサポートロア、両ラジエータコアサポートサイド、ファンシュラウド部を一体的に形成し、
前記ラジエータコアサポートアッパカバーを少なくともラジエータコアサポートサイドの上部に着脱自在に固定したことを特徴とするラジエータコアサポート構造。
【請求項2】
請求項1記載のラジエータコアサポート構造において、
前記ラジエータコアサポートアッパカバーとラジエータコアサポートロアの中央部同士を着脱可能なフードロックステイで固定したことを特徴とするラジエータコアサポート構造。
【請求項3】
請求項1または2記載のラジエータコアサポート構造において、
前記ラジエータコアサポートアッパカバーをファンシュラウド部の上部に着脱自在に固定したことを特徴とするラジエータコアサポート構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−103643(P2006−103643A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−296861(P2004−296861)
【出願日】平成16年10月8日(2004.10.8)
【出願人】(000004765)カルソニックカンセイ株式会社 (3,404)
【Fターム(参考)】