創傷治癒のための改善された方法および組成物
創傷治癒および/または組織修復の促進および/または改善に有用な1つまたは複数の抗コネキシン薬および1つまたは複数の他の薬剤の組み合わせを含む方法および組成物。本発明は、治療有効量の創傷治癒の促進または改善に有効な抗コネキシン43薬およびタンパク質またはペプチドを含む組成物の必要とする被験体に投与する工程を含む、治療方法を提供する。本発明は、1つまたは複数の抗コネキシン薬および1つまたは複数の治療薬、創傷治癒に有用な薬剤、および/またはギャップ結合修飾薬の使用による、創傷治癒の速度、範囲、および/または質の増大を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
治療有効量の創傷治癒の促進または改善に有効な抗コネキシン43薬およびタンパク質またはペプチドを含む組成物の必要とする被験体に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項2】
前記タンパク質またはペプチドが、創傷治癒の促進または改善に有効な成長因子および創傷治癒の促進または改善に有効なサイトカインからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記成長因子が、血小板由来成長因子、上皮成長因子、線維芽細胞成長因子、結合組織成長因子、血管内皮成長因子、インスリン様成長因子、またはトランスフォーミング成長因子β3からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サイトカインがIL−7またはIL−10である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記タンパク質またはペプチドがインスリン様成長因子結合タンパク質または分泌性白血球プロテアーゼインヒビターである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記タンパク質またはペプチドがサイモシンβ4である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記タンパク質またはペプチドがベクター中で送達される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ベクターが血小板由来成長因子Bをコードする配列を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ベクターがアデノウイルスベクターである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物がβアドレナリン作動性アンタゴニスト、インターロイキン−1受容体アンタゴニスト、およびフリーラジカル消去剤からなる群から選択される、方法。
【請求項11】
前記βアドレナリン作動性アンタゴニストがチモプティックである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記インターロイキン−1受容体アンタゴニストがアナキンラである、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記フリーラジカル消去剤がN−アセチルシステインである、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物が抗炎症薬および抗菌薬からなる群から選択される、方法。
【請求項15】
前記抗菌薬が、バシトラシン、ネオマイシン、ポリミキシン、グラミシジン、またはトリメトプリムである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記組成物が麻酔薬をさらに含む、請求項14または請求項15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記麻酔薬がプラモキシンである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物がオピオイドである、方法。
【請求項19】
前記オピオイドが、モルヒネ、ヒドロモルフォン、またはフェンタニルである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記オピオイドがヒドロモルフォンである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物がコネキシンリン酸化薬である、方法。
【請求項22】
前記コネキシンリン酸化薬が、コネキシン43の少なくとも1つのチロシン残基をリン酸化することができる化合物である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記コネキシンリン酸化薬が、コネキシン43の少なくとも1つのトレオニン残基をリン酸化することができる化合物である、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記抗コネキシン43薬がポリヌクレオチドである、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記ポリヌクレオチドがアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、配列番号1〜12から選択される配列を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、
【化11】
から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、生理学的条件下で20℃を超える融点を有する二重鎖を形成するのに十分にコネキシン43mRNAと相補的である、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、コネキシン43mRNAのアンチセンス配列と少なくとも約70%相同である、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記組成物が約0.1〜約1000マイクログラムの前記抗コネキシン43薬を含み、前記抗コネキシン43薬がアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記抗コネキシン43薬がペプチドまたはペプチド模倣物である、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記組成物が約0.01〜約100ミリグラムの前記抗コネキシン43ペプチドまたは抗コネキシン43ペプチド模倣物を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記抗コネキシン43薬がRNAiまたはsiRNAポリヌクレオチドである、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
前記被験体が哺乳動物である、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記哺乳動物がヒトである、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記哺乳動物が、家畜、飼養動物、動物園の動物、競技用動物、およびペットからなる群から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記動物がウマである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記動物がイヌまたはネコである、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記被験体が創傷を有する、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
第1の創傷治癒組成物および第2の創傷治癒組成物を必要とする被験体に連続的に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の創傷治癒組成物が治療有効量の抗コネキシン43薬を含み、前記第2の創傷治癒組成物が治療有効量の創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドを含む、方法。
【請求項41】
前記第1および第2の創傷治癒組成物を、互いに少なくとも約30分以内に投与する、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記第1および第2の創傷治癒組成物を、互いに約1時間以内、互いに約1日以内、または互いに約1週間以内に投与する、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記第1の創傷治癒組成物を最初に投与する、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
第3の創傷治癒組成物の投与をさらに含み、前記第3の創傷治癒組成物が抗コネキシン43ペプチドまたはペプチド模倣物を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
前記第3の創傷治癒組成物を最初に投与する、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが、上皮成長因子、線維芽細胞成長因子、結合組織成長因子、IL−7、分泌性白血球プロテアーゼインヒビター、インスリン様成長因子、およびインスリン様成長因子結合タンパク質からなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項47】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが血小板由来成長因子である、請求項40に記載の方法。
【請求項48】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが血管内皮成長因子である、請求項40に記載の方法。
【請求項49】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがトランスフォーミング成長因子β3である、請求項40に記載の方法。
【請求項50】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがIL−10である、請求項40に記載の方法。
【請求項51】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがサイモシンβ4である、請求項40に記載の方法。
【請求項52】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドをベクター中で送達させる、請求項40に記載の方法。
【請求項53】
前記ベクターが血小板由来成長因子Bをコードする配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記ベクターがアデノウイルスベクターである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
請求項1〜請求項15、請求項18〜請求項22、または請求項23のいずれか1項に記載の組成物の成分を含む薬学的組成物。
【請求項56】
前記抗コネキシン43薬がペプチドまたはペプチド模倣物である、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項57】
前記組成物が約0.01〜約100ミリグラムの前記抗コネキシンペプチドまたは抗コネキシンペプチド模倣物を含む、請求項56に記載の薬学的組成物。
【請求項58】
前記抗コネキシン43薬がポリヌクレオチドである、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項59】
前記ポリヌクレオチドがアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項58に記載の薬学的組成物。
【請求項60】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが配列番号1〜12から選択される配列を含む、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項61】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、
【化12】
から選択される、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項62】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、生理学的条件下で20℃を超える融点を有する二重鎖を形成するのに十分にコネキシン43mRNAと相補的である、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項63】
前記コネキシン43ポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、コネキシン43mRNAのアンチセンス配列と少なくとも約70%相同である、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項64】
前記組成物が約0.1〜約1000マイクログラムの抗コネキシン薬を含み、前記抗コネキシン薬がアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項65】
前記抗コネキシン薬がRNAiまたはsiRNAポリヌクレオチドである、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項66】
治療有効量の抗コネキシン43薬および創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドを含む、創傷治癒の促進または改善で用いる薬学的組成物。
【請求項67】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがPDGFである、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項68】
前記PDGFタンパク質またはペプチドがベクターの形態で提供される、請求項67に記載の薬学的組成物。
【請求項69】
前記ベクターがアデノウイルスベクターである、請求項68に記載の薬学的組成物。
【請求項70】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが血管内皮成長因子である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項71】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがサイモシンβ4である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項72】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがTGF−β3である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項73】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがIL−10である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項74】
局所投与のために処方された請求項66〜請求項72または請求項73のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
【請求項75】
ゲルとして処方される、請求項74に記載の薬学的組成物。
【請求項76】
前記ゲルがポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンコポリマーベースのゲルまたはカルボキシメチルセルロースベースのゲルである、請求項75に記載の薬学的組成物。
【請求項77】
前記ゲルがプルロニックゲルである、請求項76に記載の薬学的組成物。
【請求項78】
治療有効量の請求項67〜請求項70または請求項71のいずれか1項に記載の薬学的組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む、慢性創傷の治療方法。
【請求項79】
前記慢性創傷が糖尿病性潰瘍である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記慢性創傷が静脈性潰瘍である、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記慢性創傷が、圧迫潰瘍、血管炎性潰瘍(、または動脈性潰瘍である、請求項78に記載の方法。
【請求項82】
治療有効量の請求項72または請求項73のいずれか1項に記載の薬学的組成物を被験体に投与する工程を含む、必要とする被験体の瘢痕形成を減少させる方法。
【請求項83】
前記薬学的組成物を局所投与する、請求項78に記載の方法。
【請求項84】
前記薬学的組成物を局所投与する、請求項82に記載の方法。
【請求項85】
一定量の第1の創傷治癒組成物および第2の創傷治癒組成物を合わせる工程を含む創傷の治療薬の調製方法であって、前記第1の創傷治癒組成物が有効量の抗コネキシン薬を含み、前記第2の創傷治癒組成物が有効量の被験体の創傷治癒を促進するのに有効なタンパク質またはペプチドを含む、方法。
【請求項86】
前記抗コネキシン薬がアンチセンスポリヌクレオチドを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記薬物を局所投与のために処方する、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
前記薬物を徐放のために処方する、請求項51に記載の方法。
【請求項89】
創傷治癒または組織修復を促進または改善するために被験体に使用するための、指示書と共に請求項55、請求項66〜請求項72、および請求項73のいずれか1項に記載の薬学的組成物を含むパッケージ材料を含む、製品。
【請求項90】
抗コネキシン薬および創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドを含む創傷包帯。
【請求項1】
治療有効量の創傷治癒の促進または改善に有効な抗コネキシン43薬およびタンパク質またはペプチドを含む組成物の必要とする被験体に投与する工程を含む、治療方法。
【請求項2】
前記タンパク質またはペプチドが、創傷治癒の促進または改善に有効な成長因子および創傷治癒の促進または改善に有効なサイトカインからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記成長因子が、血小板由来成長因子、上皮成長因子、線維芽細胞成長因子、結合組織成長因子、血管内皮成長因子、インスリン様成長因子、またはトランスフォーミング成長因子β3からなる群から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サイトカインがIL−7またはIL−10である、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記タンパク質またはペプチドがインスリン様成長因子結合タンパク質または分泌性白血球プロテアーゼインヒビターである、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記タンパク質またはペプチドがサイモシンβ4である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記タンパク質またはペプチドがベクター中で送達される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ベクターが血小板由来成長因子Bをコードする配列を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記ベクターがアデノウイルスベクターである、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物がβアドレナリン作動性アンタゴニスト、インターロイキン−1受容体アンタゴニスト、およびフリーラジカル消去剤からなる群から選択される、方法。
【請求項11】
前記βアドレナリン作動性アンタゴニストがチモプティックである、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記インターロイキン−1受容体アンタゴニストがアナキンラである、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記フリーラジカル消去剤がN−アセチルシステインである、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物が抗炎症薬および抗菌薬からなる群から選択される、方法。
【請求項15】
前記抗菌薬が、バシトラシン、ネオマイシン、ポリミキシン、グラミシジン、またはトリメトプリムである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記組成物が麻酔薬をさらに含む、請求項14または請求項15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記麻酔薬がプラモキシンである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物がオピオイドである、方法。
【請求項19】
前記オピオイドが、モルヒネ、ヒドロモルフォン、またはフェンタニルである、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記オピオイドがヒドロモルフォンである、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
治療有効量の第1の創傷治癒化合物および第2の創傷治癒化合物を含む組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の化合物が抗コネキシン43薬であり、前記第2の化合物がコネキシンリン酸化薬である、方法。
【請求項22】
前記コネキシンリン酸化薬が、コネキシン43の少なくとも1つのチロシン残基をリン酸化することができる化合物である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記コネキシンリン酸化薬が、コネキシン43の少なくとも1つのトレオニン残基をリン酸化することができる化合物である、請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記抗コネキシン43薬がポリヌクレオチドである、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記ポリヌクレオチドがアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、配列番号1〜12から選択される配列を含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、
【化11】
から選択される、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、生理学的条件下で20℃を超える融点を有する二重鎖を形成するのに十分にコネキシン43mRNAと相補的である、請求項25に記載の方法。
【請求項29】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、コネキシン43mRNAのアンチセンス配列と少なくとも約70%相同である、請求項25に記載の方法。
【請求項30】
前記組成物が約0.1〜約1000マイクログラムの前記抗コネキシン43薬を含み、前記抗コネキシン43薬がアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項31】
前記抗コネキシン43薬がペプチドまたはペプチド模倣物である、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項32】
前記組成物が約0.01〜約100ミリグラムの前記抗コネキシン43ペプチドまたは抗コネキシン43ペプチド模倣物を含む、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記抗コネキシン43薬がRNAiまたはsiRNAポリヌクレオチドである、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項34】
前記被験体が哺乳動物である、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記哺乳動物がヒトである、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記哺乳動物が、家畜、飼養動物、動物園の動物、競技用動物、およびペットからなる群から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記動物がウマである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記動物がイヌまたはネコである、請求項36に記載の方法。
【請求項39】
前記被験体が創傷を有する、請求項1、請求項10、請求項14、請求項18、または請求項21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
第1の創傷治癒組成物および第2の創傷治癒組成物を必要とする被験体に連続的に投与する工程を含む治療方法であって、前記第1の創傷治癒組成物が治療有効量の抗コネキシン43薬を含み、前記第2の創傷治癒組成物が治療有効量の創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドを含む、方法。
【請求項41】
前記第1および第2の創傷治癒組成物を、互いに少なくとも約30分以内に投与する、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記第1および第2の創傷治癒組成物を、互いに約1時間以内、互いに約1日以内、または互いに約1週間以内に投与する、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
前記第1の創傷治癒組成物を最初に投与する、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
第3の創傷治癒組成物の投与をさらに含み、前記第3の創傷治癒組成物が抗コネキシン43ペプチドまたはペプチド模倣物を含む、請求項40に記載の方法。
【請求項45】
前記第3の創傷治癒組成物を最初に投与する、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが、上皮成長因子、線維芽細胞成長因子、結合組織成長因子、IL−7、分泌性白血球プロテアーゼインヒビター、インスリン様成長因子、およびインスリン様成長因子結合タンパク質からなる群から選択される、請求項40に記載の方法。
【請求項47】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが血小板由来成長因子である、請求項40に記載の方法。
【請求項48】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが血管内皮成長因子である、請求項40に記載の方法。
【請求項49】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがトランスフォーミング成長因子β3である、請求項40に記載の方法。
【請求項50】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがIL−10である、請求項40に記載の方法。
【請求項51】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがサイモシンβ4である、請求項40に記載の方法。
【請求項52】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドをベクター中で送達させる、請求項40に記載の方法。
【請求項53】
前記ベクターが血小板由来成長因子Bをコードする配列を含む、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記ベクターがアデノウイルスベクターである、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
請求項1〜請求項15、請求項18〜請求項22、または請求項23のいずれか1項に記載の組成物の成分を含む薬学的組成物。
【請求項56】
前記抗コネキシン43薬がペプチドまたはペプチド模倣物である、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項57】
前記組成物が約0.01〜約100ミリグラムの前記抗コネキシンペプチドまたは抗コネキシンペプチド模倣物を含む、請求項56に記載の薬学的組成物。
【請求項58】
前記抗コネキシン43薬がポリヌクレオチドである、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項59】
前記ポリヌクレオチドがアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項58に記載の薬学的組成物。
【請求項60】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが配列番号1〜12から選択される配列を含む、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項61】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが、
【化12】
から選択される、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項62】
前記アンチセンスポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、生理学的条件下で20℃を超える融点を有する二重鎖を形成するのに十分にコネキシン43mRNAと相補的である、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項63】
前記コネキシン43ポリヌクレオチドが約15〜約35個のヌクレオチドを有し、コネキシン43mRNAのアンチセンス配列と少なくとも約70%相同である、請求項59に記載の薬学的組成物。
【請求項64】
前記組成物が約0.1〜約1000マイクログラムの抗コネキシン薬を含み、前記抗コネキシン薬がアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項65】
前記抗コネキシン薬がRNAiまたはsiRNAポリヌクレオチドである、請求項55に記載の薬学的組成物。
【請求項66】
治療有効量の抗コネキシン43薬および創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドを含む、創傷治癒の促進または改善で用いる薬学的組成物。
【請求項67】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがPDGFである、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項68】
前記PDGFタンパク質またはペプチドがベクターの形態で提供される、請求項67に記載の薬学的組成物。
【請求項69】
前記ベクターがアデノウイルスベクターである、請求項68に記載の薬学的組成物。
【請求項70】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドが血管内皮成長因子である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項71】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがサイモシンβ4である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項72】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがTGF−β3である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項73】
前記創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドがIL−10である、請求項66に記載の薬学的組成物。
【請求項74】
局所投与のために処方された請求項66〜請求項72または請求項73のいずれか1項に記載の薬学的組成物。
【請求項75】
ゲルとして処方される、請求項74に記載の薬学的組成物。
【請求項76】
前記ゲルがポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンコポリマーベースのゲルまたはカルボキシメチルセルロースベースのゲルである、請求項75に記載の薬学的組成物。
【請求項77】
前記ゲルがプルロニックゲルである、請求項76に記載の薬学的組成物。
【請求項78】
治療有効量の請求項67〜請求項70または請求項71のいずれか1項に記載の薬学的組成物を必要とする被験体に投与する工程を含む、慢性創傷の治療方法。
【請求項79】
前記慢性創傷が糖尿病性潰瘍である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記慢性創傷が静脈性潰瘍である、請求項78に記載の方法。
【請求項81】
前記慢性創傷が、圧迫潰瘍、血管炎性潰瘍(、または動脈性潰瘍である、請求項78に記載の方法。
【請求項82】
治療有効量の請求項72または請求項73のいずれか1項に記載の薬学的組成物を被験体に投与する工程を含む、必要とする被験体の瘢痕形成を減少させる方法。
【請求項83】
前記薬学的組成物を局所投与する、請求項78に記載の方法。
【請求項84】
前記薬学的組成物を局所投与する、請求項82に記載の方法。
【請求項85】
一定量の第1の創傷治癒組成物および第2の創傷治癒組成物を合わせる工程を含む創傷の治療薬の調製方法であって、前記第1の創傷治癒組成物が有効量の抗コネキシン薬を含み、前記第2の創傷治癒組成物が有効量の被験体の創傷治癒を促進するのに有効なタンパク質またはペプチドを含む、方法。
【請求項86】
前記抗コネキシン薬がアンチセンスポリヌクレオチドを含む、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記薬物を局所投与のために処方する、請求項85に記載の方法。
【請求項88】
前記薬物を徐放のために処方する、請求項51に記載の方法。
【請求項89】
創傷治癒または組織修復を促進または改善するために被験体に使用するための、指示書と共に請求項55、請求項66〜請求項72、および請求項73のいずれか1項に記載の薬学的組成物を含むパッケージ材料を含む、製品。
【請求項90】
抗コネキシン薬および創傷治癒の促進または改善に有効なタンパク質またはペプチドを含む創傷包帯。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
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【図18】
【図19】
【公表番号】特表2010−510225(P2010−510225A)
【公表日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−537229(P2009−537229)
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際出願番号】PCT/US2007/024085
【国際公開番号】WO2008/060622
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(509135588)コーダ セラピューティクス, インコーポレイテッド (16)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際出願番号】PCT/US2007/024085
【国際公開番号】WO2008/060622
【国際公開日】平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願人】(509135588)コーダ セラピューティクス, インコーポレイテッド (16)
【Fターム(参考)】
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