説明

医薬化合物

本発明は、式(VI
【化1】


[式中、二環式基
【化2】


は、構造C1、C5およびC6
【化3】


から選ばれ、
式中、nは、0、1、2または3であり;Rは、水素、ヒドロキシまたはO−Rであり;R2aは、ヒドロキシ、メトキシまたはO−Rであり(ただし、RおよびR2aの少なくとも一方はO−Rである);Rは、L−Rp1、SOH、グルクロニド残渣、モノ−、ジ−もしくはトリペプチド残渣、または
【化4】


であり;Lは、結合、C=O、(C=O)O、(C=O)NRp1またはS(O)NRp1であり;xは1または2であり;Rp1は、水素または0、1もしくは2個の炭素環式環と0、1、2、3、4、5もしくは6個の炭素間多重結合とを含む場合により置換されているC1−25ヒドロカルビル基であり(ただし、Lが結合、C=Oまたは(C=O)Oである場合、Rp1は水素ではなく、また、O−RはO−O部分を含まず、RがヒドロキシでありかつR2aがメトキシである化合物は除外される);Rp2およびRp3は、同一または異なり、それぞれ基Rp1であり;R、R4a、R8およびR10は請求項に定義される通りである]で示される、医療で用いるための化合物またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシドを提供する。
式(VI)の化合物は、Rおよび/またはR2aがヒドロキシである親化合物のプロドラッグであり、親化合物はHsp90阻害活性を有する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(VI
【化1】

[式中、二環式基
【化2】

は、構造C1、C5およびC6
【化3】

から選ばれ、
式中、nは、0、1、2または3であり;
は、水素、ヒドロキシまたはO−Rであり;
2aは、ヒドロキシ、メトキシまたはO−Rであり(ただし、RおよびR2aの少なくとも一方はO−Rである);
は、L−Rp1、SOH、グルクロニド残渣、モノ−、ジ−もしくはトリペプチド残渣、または
【化4】

であり;
は、結合、C=O、(C=O)O、(C=O)NRp1またはS(O)NRp1であり;
xは1または2であり;、
p1は、水素または0、1もしくは2個の炭素環式環と0、1、2、3、4、5もしくは6個の炭素間多重結合とを含むC1−25ヒドロカルビル基であり、ここで、C1−25ヒドロカルビル基は、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、C1−6アシルアミノ、ハロゲンまたはC1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基により場合により置換されており、C1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基は、2個以上のフッ素原子により場合によりそれぞれ置換されており、C1−25ヒドロカルビル基の3個までの非末端炭素原子は、酸素により場合により置換されていてもよく、1対までの隣接する非末端炭素原子は、C(=O)OまたはO(C=O)により場合により置換されていてもよく(ただし、Lが結合、C=Oまたは(C=O)Oである場合、Rp1は水素ではなく、また、O−RはO−O部分を含まず、RがヒドロキシでありかつR2aがメトキシである化合物は除外される);
p2およびRp3は、同一または異なり、それぞれ基Rp1であり;
は、水素;ハロゲン;シアノ;C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選ばれ;ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分はヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリールおよびヘテロアリール基から選ばれる1種以上の置換基によりそれぞれ場合により置換されており;
4aは、水素、フッ素、塩素およびメトキシから選ばれ;
は、水素およびフッ素から選ばれ;かつ
10は、
ハロゲン;
ヒドロキシ;
トリフルオロメチル;
シアノ;
ニトロ;
カルボキシ;
アミノ;
モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ;
3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびに
基R−Rから選ばれ、ここで、
は、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり;かつ
は、水素;3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ(例えば、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ)、および3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基から選ばれる1種以上の置換基により場合により置換されているC1−12ヒドロカルビル(C1−10ヒドロカルビルなど)から選ばれ、ここでC1−12ヒドロカルビル基(またはC1−10ヒドロカルビル基)の1個以上の炭素原子はO、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよく;
は、R、水素およびC1−4ヒドロカルビルから選ばれる]で示される、医療で用いるための化合物またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシド。
【請求項2】
式(VI):
【化5】

[式中、二環式基
【化6】

は、構造C1、C5およびC6
【化7】

から選ばれ、
式中、nは、0、1、2または3であり;
は、水素、ヒドロキシまたはO−Rであり;
2aは、ヒドロキシ、メトキシまたはO−Rであり(ただし、RおよびR2aの少なくとも一方はO−Rである);
は、L−Rp1、SOH、グルクロニド残渣、モノ−、ジ−もしくはトリペプチド残渣、または
【化8】

であり;
は、結合、C=O、(C=O)O、(C=O)NRp1またはS(O)NRp1であり;
xは1または2であり;、
p1は、水素または0、1もしくは2個の炭素環式環と0、1、2、3、4、5もしくは6個の炭素間多重結合とを含むC1−25ヒドロカルビル基であり、ここで、C1−25ヒドロカルビル基は、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、C1−6アシルアミノ、ハロゲンまたはC1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基により場合により置換されており、C1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基は、2個以上のフッ素原子により場合によりそれぞれ置換されており、C1−25ヒドロカルビル基の3個までの非末端炭素原子は、酸素により場合により置換されていてもよく、1対までの隣接する非末端炭素原子は、C(=O)OまたはO(C=O)により場合により置換されていてもよく(ただし、Lが結合、C=Oまたは(C=O)Oである場合、Rp1は水素ではなく、また、O−RはO−O部分を含まず、RがヒドロキシでありかつR2aがメトキシである化合物は除外される);
p2およびRp3は、同一または異なり、それぞれ基Rp1であり;
は、水素;ハロゲン;シアノ;C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選ばれ;ここで、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシ部分はそれぞれ場合によりヒドロキシ、ハロゲン、C1−2アルコキシ、アミノ、モノ−およびジ−C1−2アルキルアミノ、ならびに5〜12環員のアリールおよびヘテロアリール基から選ばれる1種以上の置換基により場合に置換されており;
4aは、水素、フッ素、塩素およびメトキシから選ばれ;
は、水素およびフッ素から選ばれ;かつ
10は、
ハロゲン;
ヒドロキシ;
トリフルオロメチル;
シアノ;
ニトロ;
カルボキシ;
アミノ;
モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ;
3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびに
基R−Rから選ばれ、ここで、
は、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり;かつ
は、水素;3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ(例えば、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ)、および3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基から選ばれる1種以上の置換基により場合により置換されているC1−12ヒドロカルビル(C1−10ヒドロカルビルなど)から選ばれ、ここでC1−12ヒドロカルビル基(またはC1−10ヒドロカルビル基)の1個以上の炭素原子はO、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよく;
は、R、水素およびC1−4ヒドロカルビルから選ばれ;
は、O、SまたはNRでありは=O,=Sまたは=NRである]で示される化合物またはその塩、溶媒和物、互変異性体もしくはN−オキシド。
【請求項3】
は、ヒドロキシまたはO−Rであり、R2aは、ヒドロキシまたはO−R1pである(ただし、RおよびR2aの少なくとも一方はO−Rである)、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
およびR2aはともにO−Rである、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
p1は、水素または0もしくは1個の炭素環式環と、0、1、2もしくは3個の炭素間多重結合とを含むC1−25ヒドロカルビル基であり、C1−25ヒドロカルビル基は、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、C1−6アシルアミノ、ハロゲンまたはC1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基により場合により置換されており、C1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基は、2個以上のフッ素原子により場合によりそれぞれ置換されており、C1−25ヒドロカルビル基の2個までの隣接しない非末端炭素原子は、酸素により場合により置換されていてもよく、1対までの隣接する非末端炭素原子は、C(=O)OまたはO(C=O)により場合により置換されていてもよい、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
p1は、水素または0もしくは1個の炭素環式環と、0、1、2もしく3個の炭素間多重結合とを含むC1−8ヒドロカルビル基であり、C1−8ヒドロカルビル基は、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、C1−6アシルアミノ、ハロゲンまたはC1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基により場合により置換されており、C1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基は、2個以上のフッ素原子により場合によりそれぞれ置換されており、C1−25ヒドロカルビル基の2個までの隣接しない非末端炭素原子は、酸素により場合により置換されていてもよく、1対までの隣接する非末端炭素原子は、C(=O)OまたはO(C=O)により場合により置換されていてもよい、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
p1は、水素、C1−6アルキル基、C3−6シクロアルキル基またはベンジル基であり、フェニルおよびベンジル基は、ハロゲンまたはC1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基により場合により置換されており、C1−4アルコキシまたはC1−4アルキル基は、2個以上のフッ素原子により場合によりそれぞれ置換されている、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
p1はC1−10アルキル基であり、その2個までの隣接しない非末端炭素原子は、酸素により場合により置換されていてもよく、その1対までの隣接する非末端炭素原子は、C(=O)OまたはO(C=O)により場合により置換されていてもよい、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項9】
は結合である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項10】
p1は、C1−4アルキル基またはC1−6アルカノイルオキシ−C1−2−アルキル基である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
p1は、C2−4アルキル基またはC1−6アルカノイルオキシ−C1−2−アルキル基である、請求項9に記載の化合物。
【請求項12】
p1は、C1−6アルカノイルオキシメチル基またはC1−6アルカノイルオキシエチル基である、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
前記C1−6アルカノイルオキシ−C1−2−アルキル基のC1−6アルカノイルオキシ部分は、アセトキシ、プロパノイルオキシ、n−ブタノイルオキシ、2−メチルプロパノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシまたはピバロイルオキシである、請求項11または請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
はC=Oである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項15】
p1は、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノまたはC1−6アシルアミノ基により場合により置換されているC1−6アルキルである、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
p1は、モノ−もしくはジ−C1−2アルキルアミノまたはC1−4アシルアミノ基により場合により置換されているC1−4アルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルまたはtert−ブチル基)である、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
は(C=O)Oである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項18】
p1は、C1−6アルキル基、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルまたはtert−ブチル基である、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
は(C=O)NRp1であり、したがって部分L−NRp1は、基(C=O)N(Rp1である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
前記2つのRp1基は、同一または異なり、それぞれ水素またはC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルもしくはtert−ブチル基)またはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルもしくはフェニル基などのC3−6環式基である、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
両方のRp1基はC1−4アルキル基である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
両方のRp1基はメチル基である、請求項21に記載の化合物。
【請求項23】
はSONRp1であり、したがって部分L−NRp1は、SON(Rp1基である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
前記2つのRp1基は、同一または異なり、それぞれ水素またはC1−6アルキル基(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルもしくはtert−ブチル基)またはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルもしくはフェニル基などのC3−6環式基である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
両方のRp1基はC1−4アルキル基である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
両方のRp1基はメチル基である、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
mは1である、請求項23〜26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
mは2である、請求項23〜26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
は、
【化9】

(式中、Rp2およびRp3は、同一または異なり、それぞれ請求項1〜8のいずれか1項で定義される基Rp1)である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
p1は、水素またはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルもしくはtert−ブチルなどのC1−4アルキル基である、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
p2およびRp3はともに水素である、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
p2は水素であり、かつRp3はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルまたはtert−ブチルである、請求項30に記載の化合物。
【請求項33】
p2およびRp3は、ともに独立してメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチルおよびtert−ブチル基から選ばれる、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
p2およびRp3は、同一または異なる、請求項33に記載の化合物。
【請求項35】
およびR2aの少なくとも一方は、基O−Rであり、ここで、Rはグルクロニド残渣である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項36】
はヒドロキシであり、かつR2aは基O−Rであり、ここで、Rはグルクロニド残渣である、請求項35に記載の化合物。
【請求項37】
2aはヒドロキシであり、かつRは基O−Rであり、ここで、Rはグルクロニド残渣である、請求項35に記載の化合物。
【請求項38】
は、モノ−、ジ−またはトリペプチド残渣である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項39】
はSOHである、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項40】
はOSOHであり、かつR2aはヒドロキシである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
2aはOSOHであり、かつRはヒドロキシである、請求項39に記載の化合物。
【請求項42】
およびR2aはともにOSOHである、請求項39に記載の化合物。
【請求項43】
は、水素、塩素、C1−5ヒドロカルビルおよびC1−5ヒドロカルビルオキシから選ばれる、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項44】
は、水素、C1−5アルキル、C2−5アルケニルおよびC3−4シクロアルキル基から選ばれ、好ましくはイソプロピル、sec−ブチル、tert−ブチル、1,2−ジメチルアリルおよび1,2−ジメチルプロピルなどの二級アルキルおよびアルケニル基、またはシクロプロピルなどのシクロアルキル基である、請求項43に記載の化合物。
【請求項45】
は、水素、イソプロピルおよびtert−ブチルから選ばれる、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
は水素である、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項47】
は水素である、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項48】
10は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノおよび基R−R(ここで、Rは結合、O、CO、C(O)O、C(O)NR、NRC(O)、NRC(O)O、NR、SO、SO、SONRおよびSONRから選ばれ、Rは水素;5または6環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびにヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ(例えば、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ)、カルボキシ、および3〜7環員を有する炭素環式基および複素環式基から選ばれる1種以上の置換基により場合により置換されているC1−10ヒドロカルビル(例えば、C1−8アルキルまたはC3−7シクロアルキルなどのC1−8ヒドロカルビル)から選ばれ、ここでC1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子はO、S、C(O)O、C(O)NRまたはNRにより場合により置換されていてもよい)からなる群のR10aから選ばれる、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項49】
10は、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノおよび基R−R(ここで、Rは結合、O、CO、C(O)O、C(O)NR、NRC(O)、NRC(O)O、NR、SO、SO、SONR、およびSONRから選ばれ、Rは水素;5または6環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびにヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ、カルボキシ、および3〜7環員を有する炭素環式基および複素環式基から選ばれる1種以上の置換基により場合により置換されている非芳香族C1−10ヒドロカルビルから選ばれ、ここで、C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子はO、S、C(O)O、NRC(O)、C(O)NRまたはNRにより場合により置換されていてもよい)からなる群のR10aaから選ばれる、請求項48に記載の化合物。
【請求項50】
nは0、1または2であり、かつ、R10aaはフッ素、塩素、ヒドロキシ、アミノおよび基R−Rから選ばれ、
は、結合、O、CO、C(O)NR、NRC(O)、NRC(O)OおよびNRから選ばれ、
は、
水素;
5または6環員を有し、O、NおよびSから選ばれる0、1または2個のヘテロ原子を含む炭素環式基および複素環式基;
ヒドロキシ、オキソ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ、カルボキシ、および3〜7環員を有し、O、NおよびSから選ばれる0、1または2個のヘテロ原子を含む炭素環式基および複素環式基から選ばれる1種以上の置換基により場合により置換されている非芳香族C1−10ヒドロカルビル(ここで、C1−8ヒドロカルビル基の1個以上の炭素原子は、O、S、C(O)O、NRC(O)、C(O)NRまたはNRにより場合により置換されていてもよい)
から選ばれる、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
は、5または6環員を有し、O、NおよびSから選ばれる0、1または2個のヘテロ原子を含む、場合により置換されている非芳香族炭素環式基および複素環式基である、請求項50に記載の化合物。
【請求項52】
10は、ハロゲン、OH、NH、CHOH、CHNH2、O−C1−6−アルキル、NH−C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリール、C3−7シクロアルキル、ヘテロシクリル、O−ヘテロアリール、O−C3−7シクロアルキル、O−ヘテロシクロアルキル、C(=O)C1−6アルキル、C(=O)OC1−6アルキル、C(=O)NH、C(=O)NHC1−6アルキル、C(=O)N(C1−6アルキル)、NH(C1−6アルキル)、N(C1−6アルキル)、NC(=O)C1−6アルキル、Cアリール、OCアリール、C(=O)Cアリール、C(=O)OCアリール、C(=O)NH、C(=O)NHCアリール、C(=O)N(Cアリール)、NH(Cアリール)、N(Cアリール)、NC(=O)Cアリール、C5−6ヘテロシクリル、OC5−6ヘテロシクリル、C(=O)C5−6ヘテロシクリル、C(=O)OC5−6ヘテロシクリル、C(=O)NHC5−6ヘテロシクリル、C(=O)N(C5−6ヘテロシクリル)、NH(C5−6ヘテロシクリル)、N(C5−6ヘテロシクリル)、NC(=O)C5−6ヘテロシクリル、C(=O)NHC1−6アルキル、C5−6アリール、S(=O)C1−6アルキル、S(=O)N−C1−6アルキルおよびSON−C1−6アルキル;ならびに基[sol]、CH[sol]、またはOCHCH[sol]からなる群のR10bから選ばれ、ここで[sol]は以下の基:
【化10】

から選ばれ、(i)R10bは場合によりさらに基OCHCHCH[sol]から選ばれ、かつ/または(ii)[sol]はさらにNHR11(ここで、R11はCOR12またはR12であり、R12はC1−4アルキル、アリールまたはアリール−C1−4アルキルである)から選ばれる、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項53】
10は基R10cから選ばれ、R10cは基[sol]、CH[sol]またはOCHCH[sol]であり、ここで[sol]は以下の基:
【化11】

から選ばれる、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物
【請求項54】
10は、
ハロゲン;
CO14(ここで、R14は水素またはC1−6アルキルである);
ヒドロキシもしくはC1−2アルコキシにより場合により置換されているC1−4アルキル;
ヒドロキシもしくはC1−2アルコキシにより場合により置換されているC1−4アルコキシ;または
基[sol]、CH[sol]、C(O)[sol]、OCHCH[sol]もしくはOCHCHCH[sol]
からなる群のR10ccから選ばれ、ここで[sol]は以下の基:
【化12】

から選ばれ、XはNHまたはOであり、mは0または1であり、nは1、2または3であり、R11は水素、COR12、C(O)OR12またはR12であり;R12はC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、アリール、アリール−C1−6アルキルまたはCH15であり;かつ、R15は水素、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ピペリジン、N−C1−6アルキルピペラジン、ピペラジン、モルホリン、COR13またはC(O)OR13から選ばれ;かつ、R13はC1−6アルキルである、請求項1〜47のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項55】
は、エチル、ならびに3〜6個の炭素原子の第二級および第三級アルキル基からなる群のR3dから選ばれる(ただしRおよびRがともにヒドロキシである場合、R3dはさらに水素からも選ばれ得る)、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項56】
前記第二級および第三級アルキル基はイソプロピルおよびtert−ブチルから選ばれる、請求項55に記載の化合物。
【請求項57】
(VII):
【化13】

[式中、R、R2a、R、R4a、RおよびR10bは先行する請求項のいずれか1項と同義であり、nは0、1、2または3(より好ましくは、0、1または2、例えば、0または1)である(ただしRおよびR2aの少なくとも一方はO−Rである)]で表される、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項58】
およびR2aはともにO−Rである、請求項57に記載の化合物。
【請求項59】
式(VIIa):
【化14】

[式中、Rは、水素、ハロゲン、C1−5アルキル、C2−5アルケニルおよびC3−4シクロアルキル基から選ばれ;R4aは、水素、フッ素、塩素およびメトキシから選ばれ;Rは水素またはフッ素であり;nは0、1、2または3であり;RおよびR2aは、先行する請求項のいずれか1項に定義される通りであり;R10はハロゲン、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ、3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基;基R−Rから選ばれ、ここでRは、結合、O、CO、XC(X)、C(X)X、XC(X)X、S、SO、SO、NR、SONRまたはNRSOであり;かつ、Rは、水素;3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基;ならびにヒドロキシ、オキソ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、カルボキシ、アミノ、モノ−またはジ−C1−8非芳香族ヒドロカルビルアミノ(例えば、モノ−またはジ−C1−4ヒドロカルビルアミノ)、および3〜12環員を有する炭素環式基および複素環式基から選ばれる1種以上の置換基により場合により置換されているC1−12ヒドロカルビル基(C1−10ヒドロカルビル基など)から選ばれ、ここでC1−12ヒドロカルビル基(またはC1−10ヒドロカルビル基)の1個以上の炭素原子はO、S、SO、SO、NR、XC(X)、C(X)XまたはXC(X)Xにより場合により置換されていてもよく;
は、R、水素およびC1−4ヒドロカルビルから選ばれ;かつ
は、O、SまたはNRであり、Xは、=O、=Sまたは=NRである]
で表される、請求項1に記載の化合物。
【請求項60】
10は、先行する請求項のいずれか1項に定義される基R10aまたはR10aaまたはR10bまたはR10cまたはR10ccである、請求項59に記載の化合物。
【請求項61】
式(VIIb):
【化15】

[式中、RおよびR2aは先行する請求項のいずれか1項に定義される通りであり;Rは水素、ハロゲン、C1−5アルキル、C2−5アルケニルおよびC3−4シクロアルキル基から選ばれ;R4aは水素、フッ素、塩素およびメトキシから選ばれ;Rは水素またはフッ素であり;nは0、1、2または3であり;かつ、R10ccは、
ハロゲン;
CO14(ここで、R14は水素またはC1−6アルキルである);
ヒドロキシまたはC1−2アルコキシにより場合により置換されているC1−4アルキル;
ヒドロキシまたはC1−2アルコキシにより場合により置換されているC1−4アルコキシ;または
基[sol]、CH[sol]、C(O)[sol]、OCHCH[sol]もしくはOCHCHCH[sol]から選ばれ、ここで[sol]は、以下の基:
【化16】

(ここで、XはNHまたはOであり、mは0または1であり、nは1、2または3であり、R11は水素、COR12、C(O)OR12またはR12であり;R12はC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、アリール、アリール−C1−6アルキルまたはCH15であり;かつ、R15は水素、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ピペリジン、N−C1−6アルキルピペラジン、ピペラジン、モルホリン、COR13またはC(O)OR13から選ばれ;かつ、R13はC1−6アルキルである)から選ばれる]
で表される、請求項60に記載の化合物。
【請求項62】
は水素である、請求項57〜61のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項63】
4aは水素である、請求項57〜62のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項64】
は、ハロゲン、C1−5アルキル、C2−5アルケニルおよびC3−4シクロアルキル基から選ばれる、請求項57〜63のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項65】
は、塩素、臭素、シクロプロピルおよび分枝C3−5アルキルから選ばれる、請求項64に記載の化合物。
【請求項66】
はイソプロピルまたはtert−ブチルである、請求項65に記載の化合物。
【請求項67】
はイソプロピルである、請求項66に記載の化合物。
【請求項68】
nは1または2であり、かつ、R10は、
基[sol]またはCH[sol](ここで[sol]は、以下の基:
【化17】

[式中、XはNHまたはOであり、mは0または1であり、nは1、2または3であり、R11は水素、COR12、C(O)OR12またはR12であり;R12はC1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、アリール、アリール−C1−6アルキルまたはCH15であり;かつ、R15は水素、C1−6アルキル、C3−6シクロアルキル、ヒドロキシ−C1−6アルキル、ピペリジン、N−C1−6アルキルピペラジン、ピペラジン、モルホリン、COR13またはC(O)OR13から選ばれ、かつR13はC1−6アルキルである]から選ばれる)からなる群のR10cccから選ばれる、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項69】
nは1、2または3である、先行する請求項のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項70】
nは1または2である、請求項68に記載の化合物。
【請求項71】
nは1である、請求項70に記載の化合物。
【請求項72】
部分:
【化18】

は本明細書の表2に示される基B8、B35、B36、B37、B38、B39、B40、B41、B42、B43、B45、B46、B48、B53、B54、B55、B56、B57、B58、B59、B60、B61、B62、B71、B72、B74、B75、B76、B77、B78、B79、B80、B81、B82、B83、B85、B86、B87、B93、B94、B95、B97、B98、B99、B100およびB101のいずれか1つであってもよい、請求項57〜71のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項73】
式(VIII):
【化19】

(式中、Qは結合または基CHであり、RおよびR2aは先行する請求項のいずれか1項に定義される通りである)を有する、請求項1に記載の化合物。
【請求項74】
およびR2aの一方はヒドロキシ、O−C(=O)−R20またはO−C(=O)−N(R20であり、RおよびR2aの他方はO−C(=O)−R20またはO−C(=O)−N(R20であり、ここで、R20はC1−4アルキルである、請求項73に記載の化合物。
【請求項75】
塩、溶媒和物またはN−オキシドの形態である、請求項1〜74のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項76】
塩または溶媒和物の形態である、請求項1〜74のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項77】
医療で用いるための、例えば、Hsp90の阻害剤として用いるための、請求項2〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項78】
Hsp90により仲介される病態もしくは症状の予防または治療に用いる請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項79】
Hsp90により仲介される病態もしくは症状の予防または治療方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物をその必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項80】
Hsp90により仲介される病態もしくは症状の罹患率の緩和または低減に用いる請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項81】
Hsp90により仲介される病態もしくは症状の罹患率の緩和または低減方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物をその必要のある被験体に投与することを含む方法。
【請求項82】
哺乳類における異常な細胞増殖からなる、もしくはそれから生じる疾病または症状の治療に用いる請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項83】
哺乳類における異常な細胞増殖からなる、もしくはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳類に投与することを含む方法。
【請求項84】
哺乳類における異常な細胞増殖からなる、もしくはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和あるいは低減に用いる請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項85】
哺乳類における異常な細胞増殖からなる、もしくはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和あるいは低減方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を異常な細胞増殖を阻害するのに有効な量で前記哺乳類に投与することを含む方法。
【請求項86】
哺乳類における異常な細胞増殖からなる、もしくはそれから生じる疾病または症状の治療方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物をHsp90の活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳類に投与することを含む方法。
【請求項87】
哺乳類における異常な細胞増殖からなる、もしくはそれから生じる疾病または症状の罹患率の緩和あるいは低減方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物をHsp90の活性を阻害するのに有効な量で前記哺乳類に投与することを含む方法。
【請求項88】
Hsp90の阻害方法であって、Hsp90と請求項1〜76のいずれか1項に記載のHsp90阻害性化合物を接触させることを含む方法。
【請求項89】
請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を使用する、Hsp90の活性を阻害することによる細胞過程(例えば、細胞分裂)の修飾方法。
【請求項90】
本明細書に記載される病態の予防または治療に用いる請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項91】
本明細書に定義される1つまたは複数の用途のための薬剤の製造のための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項92】
請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物と薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
【請求項93】
本明細書に定義される式(I)、(I)、(VIa)、(VII)、(VIIa)、(VIIb)もしくは(VIII)の化合物またはその任意のサブグループもしくは例。
【請求項94】
本明細書に定義される式(I)、(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VIa)、(VII)、(VIIa)、(VIIb)もしくは(VIII)の化合物またはその任意のサブグループもしくは例と、薬学的に許容される担体とを含む、経口投与に適した医薬組成物。
【請求項95】
請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に許容される担体とを含む、非経口投与(例えば静脈内(i.v.)投与による)に適した形態の医薬組成物。
【請求項96】
請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物と、薬学的に許容される担体とを含む、注射または点滴による静脈内(i.v.)投与に適した形態の医薬組成物。
【請求項97】
(熱帯熱マラリア原虫による病態または症状以外の)真菌性、原虫性、または寄生虫性の病態または症状、例えば、Hsp90に対する抗体反応を特徴とする病態または症状の予防または治療用の薬剤を製造するための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項98】
(熱帯熱マラリア原虫による病態または症状以外の)真菌性、原虫性、または寄生虫性の病態または症状、例えば、Hsp90に対する抗体反応を特徴とする病態または症状の予防または治療方法であって、その必要のある被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項99】
抗真菌剤、抗原虫剤、または抗寄生虫剤に対する耐性の発達を防止、低減、または後退させるために、抗真菌剤、抗原虫剤、または抗寄生虫剤(好ましくは抗真菌剤)との併用投与用の薬剤を製造するための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項100】
患者(例えば、ヒト患者)における抗真菌剤に対する耐性の発達の防止または低減方法であって、抗真菌剤、抗原虫剤、または抗寄生虫剤(好ましくは抗真菌剤)と、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物との組合せを患者に投与することを含む方法。
【請求項101】
疼痛を患う患者(例えば、ヒトなどの哺乳類)の疼痛の低減または除去に用いる薬剤を製造するための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項102】
痛覚、体性痛、内臓痛、急性疼痛、慢性疼痛、痛覚過敏、異痛、術後疼痛、知覚過敏による疼痛、頭痛、炎症性疼痛(リューマチ痛、歯痛、月経痛、および感染痛)、神経学的疼痛、筋骨格系疼痛、癌性疼痛、および血管痛のうちのいずれか1つ以上の治療用の薬剤を製造するための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項103】
痛覚、体性痛、内臓痛、急性疼痛、慢性疼痛、痛覚過敏、異痛、術後疼痛、知覚過敏による疼痛、頭痛、炎症性疼痛(リューマチ痛、歯痛、月経痛、および感染痛)、神経学的疼痛、筋骨格系疼痛、癌性疼痛、および血管痛のうちのいずれか1つ以上の治療に用いるための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項104】
哺乳類(例えば、ヒト)などの患者の疼痛の治療方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を治療上有効な量で患者に投与することを含む方法。
【請求項105】
疼痛を患う患者(例えば、ヒトなどの哺乳類)の疼痛の低減または除去方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を疼痛を低減または除去するのに有効な量で患者に投与することを含む方法。
【請求項106】
痛覚、体性痛、内臓痛、急性疼痛、慢性疼痛、痛覚過敏、異痛、術後疼痛、知覚過敏による疼痛、頭痛、炎症性疼痛(リューマチ痛、歯痛、月経痛、および感染痛)、神経学的疼痛、筋骨格系疼痛、癌性疼痛、および血管痛のうちのいずれか1つ以上の治療方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を治療上有効な量で患者に投与することを含む方法。
【請求項107】
卒中を患う患者における神経損傷の防止または低減方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を神経保護に有効な量で患者に投与することを含む方法。
【請求項108】
卒中の危険性がある患者、例えば、血管炎症、アテローム性動脈硬化症、動脈高血圧、糖尿病、高脂血症、および心房細動から選ばれる1つ以上の危険因子を有する患者における卒中の危険性の防止または低減用の薬剤を製造するための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項109】
卒中の危険性がある患者、例えば、血管炎症、アテローム性動脈硬化症、動脈高血圧、糖尿病、高脂血症、および心房細動から選ばれる1つ以上の危険因子を有する患者における卒中の危険性を防止または低減に用いるための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項110】
卒中の危険性がある患者、例えば、血管炎症、アテローム性動脈硬化症、動脈高血圧、糖尿病、高脂血症、および心房細動から選ばれる1つ以上の危険因子を有する患者における卒中の危険性を防止または低減するための方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を治療上有効な量で患者に投与することを含む方法。
【請求項111】
ウイルス感染(またはウイルス疾患)の予防または治療に用いるための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項112】
ウイルス感染(またはウイルス疾患)の予防または治療用の薬剤を製造するための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の本発明の化合物の使用。
【請求項113】
ウイルス感染(またはウイルス疾患)の予防または治療方法であって、その必要のある被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項114】
宿主生物(例えば、哺乳類などの動物(例えば、ヒト))におけるウイルス複製の遮断または阻害に用いるための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項115】
宿主生物(例えば、哺乳類などの動物(例えば、ヒト))におけるウイルス複製の遮断または阻害に用いる薬剤を製造するための、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項116】
宿主生物(例えば、哺乳類などの動物(例えば、ヒト))におけるウイルス複製の遮断または阻害方法であって、請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を宿主生物に投与することを含む方法。
【請求項117】
Hsp90により仲介される病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、その必要のある被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含み、上記Hsp90により仲介される病態または症状が抗癌薬剤に対する耐性の発達である方法。
【請求項118】
(i)抗癌剤に対して悪性細胞を感作させ、(ii)抗癌剤に対する耐性の発生率を緩和または低減し、(iii)抗癌剤に対する耐性を後退させ、(iv)抗癌剤の活性を増強させ、(v)抗癌剤に対する耐性の発現を遅延または防止する方法であって、その必要のある被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項119】
癌の治療方法であって、その必要のある被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含み、薬剤耐性が現れないことを特徴とする方法。
【請求項120】
治療薬(例えば、抗癌剤)を用いた治療を受けている被験体におけるHsp90により仲介される病態または症状の予防または治療(あるいはその罹患率の緩和または低減)方法であって、被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含み、上記Hsp90により仲介される病態または症状が当該治療薬に対する耐性の発達である方法。
【請求項121】
(i)抗癌剤に対して悪性細胞を感作させ、(ii)抗癌剤に対する耐性の発生率を緩和または低減し、(iii)抗癌剤に対する耐性を後退させ、(iv)抗癌剤の活性を増強させ、(v)抗癌剤に対する耐性の発現を遅延または防止する方法であって、当該抗癌剤を用いた治療を受けている被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項122】
抗癌剤を用いた治療を受けている被験体における癌の治療方法であって、その必要のある被験体に請求項1〜76のいずれか1項に記載の化合物を投与することを含み、薬剤耐性が現れないことを特徴とする方法。

【公表番号】特表2010−505927(P2010−505927A)
【公表日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−531912(P2009−531912)
【出願日】平成19年10月12日(2007.10.12)
【国際出願番号】PCT/GB2007/003860
【国際公開番号】WO2008/044027
【国際公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願人】(504162110)アステックス、セラピューティックス、リミテッド (45)
【氏名又は名称原語表記】ASTEX THERAPEUTICS LIMITED
【Fターム(参考)】