説明

情報システム、制御方法、およびそのプログラム

【課題】家人の在不在にかかわらず不審人物を検知したら報知することができる。
【解決手段】カメラ15が不審人物を検知すると(S31)、その人体を検知した時の異常情報と人体検知画像情報を情報端末装置1に送信する(S32)。次に、その人体検知された時の画像情報を情報処理サーバ装置10に送信する(S33)。情報処理サーバ装置10ではこの送信された画像情報を保存し(S34)、その異常情報を電子メールとして携帯電話11に送信する(S35)。携帯電話11では人体を検知したという異常状態の電子メールが受信される。これを見た家人は、携帯電話の画面上で、インターネットを介して情報処理サーバ装置10にアクセスすることによって、保存された画像情報を要求することができる(S36)。これによって携帯電話上で画像情報を表示させることができる(S37)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像機器が人体を検知した時に、情報端末装置や外部通信装置において画像情報を取得し表示させることに関する情報システム、制御方法およびそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭内でのセンサの反応情報を外部から見る方法として、センサや監視装置から履歴情報を取得し、取得した履歴情報を電子メールとして外部に送信するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、センサから異常状態の発生が検知されると、利用者のメールアドレスに電子メールを送信するものもある。利用者は携帯電話機等のブラウザを操作してそのURLの指すCGIプログラム等にアクセスし、コマンドを指定すると、そのCGIプログラムはコマンドに応じて家屋内外の機器の制御処理を実行することができる(例えば、特許文献2参照)。この指令によって、家庭内の機器を遠隔制御することができるものである。すなわち、センサが異常を検知した時、電子メールが送信され、これをもとに携帯電話から家庭内のエアコンや照明を動作させることができるものである。
【特許文献1】特開2004−5375号公報
【特許文献2】特開2004−128821号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記従来の構成では、わざわざセンサや監視装置に対して履歴情報を取得する必要があるという欠点がある。また、履歴情報を取得するので、時間的に古いものであり、リアルタイムに即時性のある反応情報を見ることができないという課題がある。
【0005】
また、センサが反応して連絡を受けた後、家庭内の家電機器を制御しても、今家の中がどのような状態になっているかを認識・把握することができないという欠点もある。さらに、センサと同様に家電機器も登録し、制御できるようにしておく必要があるという欠点がある。
【0006】
本発明は、画像機器が人体を検知した時に、外部の携帯電話等に報知し、外部の携帯電話等から画像機器の画像情報を見ることができたり、また情報処理サーバ装置に送信・保存された画像情報を見ることができることによって、画像機器を用いた情報端末装置の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにした情報システム、制御方法およびそのプログラムを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、本発明の情報システムは、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存し、前記情報処理サーバ装置から前記送信された情報をインターネットを介して前記外部通信装置に報知し、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0008】
また、本発明の制御方法は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存するステップと、前記情報処理サーバ装置から前記送信された情報をインターネットを介して前記外部通信装置に報知するステップと、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0009】
すなわち、本発明は、画像機器で人体を把握した時に、携帯電話等の外部に連絡をすることができ、外部から情報処理サーバ装置や画像機器を用いて家の内外の様子を把握・確認することができる。従って、人体を検知した時に、リアルタイムに即時性のある反応情報を外部から見ることができ、今家の内外がどのような状態になっているかを認識・把握することができる。
【0010】
また、画像機器はセンサとしても動作するので、センサを別途設置する必要もなく、さらに、外部から画像機器の画像情報を見るので、センサが反応した時に家電機器を制御する必要がなく、画像機器単体のみを登録するだけでいい。
【0011】
さらに、画像機器の情報を直接見るだけでなく、情報処理サーバ装置に送信・保存された画像情報を見ることもできるので、画像機器を用いた情報端末装置の利便性、正確性、信頼性を向上させることができるものである。
【0012】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、画像機器が人体を検知した時に、外部の携帯電話等に報知し、外部の携帯電話等から画像機器の画像情報を見ることができたり、また情報処理サーバ装置に送信・保存された画像情報を見ることができるようにしたものである。従って、画像機器を用いた情報端末装置の利便性、正確性、信頼性を高めることができるようにしたものである。
【発明の効果】
【0013】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、画像機器で人体を把握した時に、情報端末装置や携帯電話等の外部に連絡をすることができ、連絡を受けた情報端末装置や外部の携帯電話等から情報処理サーバ装置や画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができる。従って、人体を検知した時に、リアルタイムに即時性のある反応情報を内部や外部から見ることができ、今家の外や中がどのような状態になっているかを認識・把握することができる。従って、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるという効果を有するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
第1の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信し、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0015】
これによって、本発明は、画像機器で人体を把握した時に、情報端末装置に報知をすることができ、連絡を受けた情報端末装置から画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0016】
第2の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存し、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0017】
これによって、本発明は、画像機器で人体を検知した時に、情報端末装置に報知をすることができ、連絡を受けた情報端末装置から情報処理サーバ装置にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0018】
第3の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信し、前記情報端末装置からインターネットを介して前記外部通信装置に前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0019】
これによって、本発明は、画像機器で人体を検知した時に、携帯電話等の外部通信装置に連絡をすることができ、連絡を受けた外部の携帯電話等から画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0020】
第4の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存し、前記情報処理サーバ装置から前記送信された情報をインターネットを介して前記外部通信装置に報知し、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システムを提供するものである。
【0021】
これによって、本発明は、画像機器で人体を検知した時に、携帯電話等の外部通信装置に連絡をすることができ、連絡を受けた外部の携帯電話等から情報処理サーバ装置にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0022】
第5の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知するステップと、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0023】
これによって、本発明は、画像機器で人体を検知した時に、情報端末装置に報知をすることができ、連絡を受けた情報端末装置から画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0024】
第6の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存するステップと、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知するステップと、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0025】
これによって、本発明は、画像機器で人体を検知した時に、情報端末装置に報知をすることができ、連絡を受けた情報端末装置から情報処理サーバ装置にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0026】
第7の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記情報端末装置からインターネットを介して前記外部通信装置に前記送信された情報を報知するステップと、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0027】
これによって、本発明は、画像機器で人体を把握した時に、携帯電話等の外部通信装置に連絡をすることができ、連絡を受けた外部の携帯電話等から画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0028】
第8の発明は、画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、前記インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存するステップと、前記情報処理サーバ装置から前記送信された情報をインターネットを介して前記外部通信装置に報知するステップと、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法を提供するものである。
【0029】
これによって、本発明は、画像機器で人体を把握した時に、携帯電話等の外部通信装置に連絡をすることができ、連絡を受けた外部の携帯電話等から情報処理サーバ装置にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子を把握・確認することができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0030】
第9の発明は、コンピュータに、画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの情報を情報端末装置や情報処理サーバ装置に送信し、前記情報端末装置や外部通信装置において前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記情報端末装置や前記外部通信装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させるものとして機能させるためのプログラムを提供するものである。
【0031】
そして、プログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させて本発明の情報システムの少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
【0032】
以上のような構成とすることにより、本発明によれば、画像機器で人体を把握した時に、情報端末装置や携帯電話(外部通信装置)等の外部に連絡をすることができ、連絡を受けた情報端末装置や外部の携帯電話等から情報処理サーバ装置や画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家庭の内外の様子を把握・確認することができるものである。従って、人体を検知した時に、リアルタイムに即時性のある反応情報を外部や情報端末装置から見ることができ、今家の中がどのような状態になっているかを認識・把握することができる。従って、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0033】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0034】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報システムのシステム全体を概略的に示す構成説明図を示すものである。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0035】
図1に示す本実施の形態の情報システムは、各家庭100に設置された画像機器としてのカメラ15や、エアコン16、洗濯機17、冷蔵庫18等の家電機器とを無線通信によって接続した情報端末装置1と、情報端末装置1を外部と接続するための回線接続手段4、外部のネットワークである宅外回線網12、携帯電話等の外部通信装置11、情報処理サーバ装置10とから成る。この時の情報端末装置1の通信回線網は情報通信回線網であるデータ通信回線網13から成っている。
【0036】
本情報システムは、各家電機器等と無線通信によって接続されており、各機器からの情報収集を行い、各機器へのデータ送信を行う。これらの収集された情報や入力部によって入力されたデータ等を処理し、データ通信回線網13、回線接続手段4および宅外回線網12を経由して外部にある情報処理サーバ装置10および携帯電話等の外部通信装置11と送受信することができるものである。
【0037】
具体的には、通信機器の送受信は、アナログ電話回線網を用いて回線接続手段であるモデム、スプリッター等を介してISP(インターネットサービスプロバイダ)にダイヤルアップ接続(PPP接続)し、そこから宅外回線網(WEB)を通じてセンターサーバ装置にTCP/IP接続することができるものである。また、別のブロードバンドであるADSL回線網を用いてデータ通信回線網13、回線接続手段4を介して直接に情報処理サーバ装置10にADSL接続することもできるものである。さらに、通信機器の送受信の接続回線網はFTTHのような光ファイバー網でもよい。
【0038】
また、端末機器は給湯器、温水利用システム、ガスメータ、電力メータ、水道メータ等でもよい。
【0039】
このような情報システムにおいて、画像機器(カメラ)15に関する画像情報を収集する情報送受信部と、画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置1と、情報端末装置1との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置10と、外部からインターネットを介して情報処理サーバ装置10に接続可能な外部通信装置11とからなり、画像機器15が人体を検知した時、情報端末装置1に連絡をし、情報端末装置1上でその検知情報を見ることができ、画像機器15に接続することによって画像情報も取得することができる情報システムである。
【0040】
例えば、家人が家に居る間、家の外に設置している画像機器15が人体を検知すると、その検知画像情報を情報端末装置1に送信し、情報端末装置1の画面上に報知画面を表示する。その報知画面を家人が見ると、家の外に不審者が居ることを判断することができ、情報端末装置1に送信された検知画像情報を見ることができる。さらに、情報端末装置1から画像機器15に接続することによってリアルタイムの画像情報を取得することができ、現在の家の外の様子を見ることができる。
【0041】
すなわち、本発明は、画像機器を用いて家の外で人体が検知されたら、その画像情報を情報端末装置に送信し、情報端末装置では画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はその報知画面によって不審者の存在を把握し、その検知画像情報を見ることができ、また画像機器からのリアルタイムな画像情報を見ることができるので、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0042】
このようにすることによって、画像機器で人体を検知した時に、情報端末装置にその異常を報知することができ、連絡を受けた情報端末装置から画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の外の様子をすぐに把握・確認することができるものである。
【0043】
次に本実施の形態の情報端末装置について図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第1の実施の形態で用いる情報端末装置の機能ブロック図を示すものである。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0044】
図2に示す本実施の形態の情報端末装置1は、報知部21、データ通信処理部23、画像表示部24、情報処理部25、情報収集部26、情報送信部27、情報送受信部28とから構成されている。本情報端末装置1は、各家電機器等と無線通信29によって接続されており、各機器からの情報収集を情報収集部26によって行い、各機器へのデータ送信を情報送信部27によって行う。
【0045】
これらの収集された情報等は情報処理部25によって処理し、データ通信処理部23を用いて、ルーター2、回線接続手段4を経由して外部に送受信することができる。この時の通信回線網はADSL等のデータ通信回線網20である。
【0046】
また、このような情報端末装置1において、情報送受信部28を用いて画像機器からの画像情報を受信した後、その画像機器からの異常緊急情報を情報処理部25で処理し、報知部21で報知し画像表示部24でその報知画面を表示することができるので、画像機器で人体を検知した異常状態を早急に家人に知らせ、その異常状態を画像情報を用いて認識・確認することができる。
【0047】
このようにすることによって、画像機器で人体を把握した時に、情報端末装置に連絡をすることができ、情報端末装置から画像機器を用いて家の外の様子を把握・確認することができる。従って、人体を検知した時に、リアルタイムに即時性のある反応情報を家の内部から見ることができ、今家の外がどのような状態になっているかを認識・把握することができる。
【0048】
また、画像機器はセンサとしても動作するので、センサを別途設置する必要もなく、さらに、家の内部から画像機器の画像情報を見るので、情報端末装置には画像機器単体のみを登録するだけでいい。
【0049】
さらに、画像機器が人体を検知した時に、情報端末装置に異常状態を連絡し、その異常検知画像を情報端末装置に送信し、情報端末装置ではその人体検知画像を保存し、異常状態を表すために情報端末装置の画面上に報知画面を表示し、その人体検知画像をいつでも見ることができるようにしたものである。
【0050】
以上のような構成とすることにより、本実施の形態によれば、画像機器を用いて家の外で人体が検知されたら、その画像情報を情報端末装置に送信・保存し、情報端末装置では画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はその報知画面によって不審者の存在を把握し、その検知画像情報を見ることができ、また画像機器からのリアルタイムな画像情報を見ることができるようにしたものである。従って、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0051】
次に、本実施の形態の制御方法について図面を参照しながら説明する。図3は同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
【0052】
まず、画像機器としてカメラ15を玄関の横等に設置し、カメラ15を起動させて情報端末装置1に登録する(ステップS1)。夜に家人が就寝する時等に警戒モードにし、カメラを人体検知モードにして、常にカメラ画像中に人体が存在しているかどうかを判定している(ステップS2)。この時に、このカメラ15が玄関の横の不審人物を検知すると(ステップS3)、その人体を検知した時の画像情報と人体検知の異常情報を情報端末装置1に送信する(ステップS4)。情報端末装置1ではその受信した人体検知の画像情報を保存し、その異常情報をもとに報知を行い、画面上に報知画面を表示する(ステップS5)。
【0053】
それを見たり聞いたりした家人は、情報端末装置の画面上で、その送信された人体検知画像を見ることができる。また、情報端末装置1を画像機器15に接続することによってカメラ画像の取得を要求し(ステップS6)、リアルタイムに画像情報を取得し、表示させることができる(ステップS7)。
【0054】
以上のような手順とすることにより、本発明によれば、画像機器を用いて家の外で人体が検知されたら、その画像情報を情報端末装置に送信・保存し、情報端末装置では画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はその報知画面によって不審者の存在を把握し、その検知画像情報を見ることができ、また画像機器からのリアルタイムな画像情報を見ることができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0055】
この時の報知画面およびカメラ画像取得画面を図4に示す。図4は同実施の形態に係る情報端末装置の画面遷移図を示すものである。
【0056】
画像機器が不審人物を検知すると、その人体を検知した時の画像情報と人体検知の異常情報を情報端末装置に送信し、情報端末装置ではその受信した人体検知の画像情報を保存し、その異常情報をもとに図4上のようにどこのカメラで人体を検知したかが即座にわかるように、報知画面を表示する(401)。また、この画面では今までの履歴情報として過去の人体検知情報も見ることができるようになっている。
【0057】
この人体検知した結果を指でタッチすると、図4下のように人体を検知した時の画像を表示させることができる。さらに、画像の下の矢印部分402をタッチすると、リアルタイムに現在の画像情報を表示させることができる。
【0058】
以上のような情報端末装置の画面遷移とすることにより、本実施の形態によれば、画像機器を用いて家の外で人体が検知されたら、その画像情報を情報端末装置に送信・保存し、情報端末装置では画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はその報知画面によって不審者の存在を把握し、その検知画像情報を見ることができ、また画像機器からのリアルタイムな画像情報を見ることができ、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0059】
(実施の形態2)
実施の形態2の情報システムについて説明する。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0060】
本実施の形態の情報システムは、図1と同様に各家庭100に設置されたカメラ15や、エアコン16、洗濯機17、冷蔵庫18等の家電機器とを無線通信によって接続した情報端末装置1と、情報端末装置1を外部と接続するための回線接続手段4、外部のネットワークである宅外回線網12、携帯電話等の外部の通信装置11、情報処理サーバ装置10とから成る。この時の情報端末装置1の通信回線網は情報通信回線網であるデータ通信回線網13から成っている。
【0061】
本情報システムは、各家電機器等と無線通信によって接続されており、各機器からの情報収集を行い、各機器へのデータ送信を行う。これらの収集された情報や入力部によって入力されたデータ等を処理し、データ通信回線網13、回線接続手段4および宅外回線網12を経由して外部にある情報処理サーバ装置10および携帯電話等の外部通信装置11と送受信することができるものである。
【0062】
このような情報システムにおいて、画像機器15に関する画像情報を収集する情報送受信部と、画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置1と、情報端末装置1との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置10と、外部からインターネットを介して情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置12とからなり、画像機器15が人体を検知した時、情報端末装置1に連絡をし、インターネットを介して情報処理サーバ装置10にその人体検知された時の画像情報を送信・保存し、情報端末装置1上でその検知情報を見ることができ、画像機器15に接続することによって画像情報も取得することができる情報システムである。
【0063】
例えば、家人が家に居る間、家の外に設置している画像機器15が人体を検知すると、その検知画像情報を情報端末装置1に送信し、インターネットを介して情報処理サーバ装置10にその人体が検知された時の画像情報を送信・保存し、情報端末装置1の画面上に報知画面を表示する。その報知画面を家人が見ると、家の外に不審者が居ると判断することができ、情報処理サーバ装置10に送信された検知画像情報を見ることができる。さらに、情報端末装置1から画像機器15に接続することによってリアルタイムの画像情報を取得することができ、現在の家の外の様子を見ることができる。
【0064】
すなわち、本発明は、画像機器15を用いて家の外で人体が検知されたら、その人体検知された時の画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信・保存し、情報端末装置1では画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はその報知画面によって不審者の存在を把握し、その検知画像情報を見ることができ、また画像機器からのリアルタイムな画像情報を見ることができるので、画像機器を用いた情報端末装置1の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0065】
このようにすることによって、画像機器15で人体を検知した時に、情報端末装置1にその異常を報知することができ、連絡を受けた情報端末装置1から画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の外の様子をすぐに把握・確認することができるものである。
【0066】
次に、本実施の形態の制御方法について図面を参照しながら説明する。図5は同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
【0067】
まず、画像機器としてカメラ15を玄関の横等に設置し、カメラ15を起動させて情報端末装置に登録する(ステップS11)。夜に家人が就寝する時等に警戒モードにし、カメラ15を人体検知モードにして、常にカメラ画像中に人体が存在しているかどうかを判定している(ステップS12)。この時に、このカメラ15が玄関の横の不審人物を検知すると(ステップS13)、その人体を検知した時の画像情報と人体検知の異常情報を情報端末装置1に送信する(ステップS14)。その人体検知された時の画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信し(ステップS15)、その画像情報を情報処理サーバ装置10に保存する(ステップS16)。
【0068】
次に、情報端末装置1では、その異常情報をもとに報知を行い、画面上に報知画面を表示する(ステップS17)。それを見たり聞いたりした家人は、情報端末装置1の画面上で、情報処理サーバ装置10に保存された画像情報の取得を要求する(ステップS18)ことによって、情報処理サーバ装置10に保存された人体検知画像を表示させることができる(ステップS19)。また、情報端末装置1を画像機器15に接続することによってカメラ画像の取得を要求し、リアルタイムに画像情報を取得し、表示させることもできる。
【0069】
以上のような構成・手順とすることにより、本実施の形態によれば、画像機器を用いて家の外で人体が検知されたら、その人体検知された時の画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信・保存し、情報端末装置1では画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はその報知画面によって不審者の存在を把握し、その検知画像情報を見ることができ、また画像機器からのリアルタイムな画像情報を見ることができ、画像機器を用いた情報端末装置1の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0070】
(実施の形態3)
実施の形態3の情報システムについて説明する。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0071】
本実施の形態の情報システムは、図1と同様に各家庭100に設置されたカメラ15や、エアコン16、洗濯機17、冷蔵庫18等の家電機器とを無線通信によって接続した情報端末装置1と、情報端末装置1を外部と接続するための回線接続手段4、外部のネットワークである宅外回線網12、携帯電話等の外部の通信装置11、情報処理サーバ装置10とから成る。この時の情報端末装置1の通信回線網は情報通信回線網であるデータ通信回線網13から成っている。
【0072】
本情報システムは、各家電機器等と無線通信によって接続されており、各機器からの情報収集を行い、各機器へのデータ送信を行う。これらの収集された情報や入力部によって入力されたデータ等を処理し、データ通信回線網13、回線接続手段4および宅外回線網12を経由して外部にある情報処理サーバ装置10および携帯電話等の外部通信装置11と送受信することができるものである。
【0073】
このような情報システムにおいて、画像機器15に関する画像情報を収集する情報送受信部と、画像機器15からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置1と、情報端末装置1との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置10と、外部からインターネットを介して情報処理サーバ装置10に接続可能な外部通信装置11とからなり、外部通信装置11から情報処理サーバ装置10へインターネットを介して接続を行い、情報処理サーバ装置10へ接続された外部通信装置11から情報端末装置1に接続されている画像機器15の画像情報を取得することができる情報システムである。
【0074】
例えば、家人が家を留守にしている間、家の外に設置している画像機器15が人体を検知すると、その検知情報を情報端末装置1に送信し、インターネットを介して情報処理サーバ装置10にその人体検知された時の情報を送信し、外部通信装置11としての携帯電話にメール送信を行い画面上に報知画面を表示する。そのメール内容を家人が見ると、家の外に不審者が居ると判断することができ、さらに、携帯電話11から画像機器15に接続することによってリアルタイムの画像情報を取得することができ、現在の家の内外の様子を見ることができる。
【0075】
すなわち、本発明は、画像機器15を用いて家の外で人体が検知されたら、その人体検知された時の情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信し、携帯電話11にメール送信を行い画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はそのメール内容によって不審者の存在を把握し、その検知情報を見ることができ、さらに画像機器15からのリアルタイムな画像情報を見ることができるので、画像機器を用いた情報端末装置1の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0076】
このようにすることによって、画像機器15で人体を検知した時に、携帯電話11にその異常を報知することができ、連絡を受けた携帯電話11から画像機器にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子をすぐに把握・確認することができるものである。
【0077】
次に、本実施の形態の制御方法について図面を参照しながら説明する。図6は同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
【0078】
まず、画像機器15としてカメラを玄関の横等に設置し、カメラ15を起動させて情報端末装置1に登録する。家人が家を留守にする時等に警戒モードにし、カメラを人体検知モードにして、常にカメラ画像中に人体が存在しているかどうかを判定している時に、このカメラが玄関の横の不審人物を検知すると(ステップS21)、その人体を検知した時の異常情報を情報端末装置1に送信する(ステップS22)。次に、その人体検知された時の異常情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10を経由して、登録されている携帯電話11に電子メールを送信する(ステップS23)。携帯電話11では人体を検知したという異常メールが受信され、それを家人は見ることによって、家の内外での異常状態を認識・把握することができる。
【0079】
さらに、これを見た家人は、携帯電話11の画面上で、インターネットを介してカメラにアクセスすることによって、画像情報を要求することができる(ステップS24)。これによって携帯電話11からカメラ画像の取得を要求し、リアルタイムに画像情報を取得し、携帯電話上で画像を表示させることができる(ステップS25)。
【0080】
以上のような構成・手順とすることにより、本発明によれば、画像機器を用いて家の外で人体が検知されたら、その人体検知された時の異常情報をインターネットを介して携帯電話11に電子メール送信し、携帯電話11では画面上にその検知された情報が報知され、家人に知らせる。家人はその電子メールの内容によって不審者の存在を把握し、また画像機器15からのリアルタイムな画像情報を見ることができ、画像機器15を用いた情報端末装置1の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0081】
(実施の形態4)
実施の形態4の情報システムについて説明する。以下に本実施の形態における構成を説明する。
【0082】
本実施の形態の情報システムは、図1と同様に各家庭100に設置されたカメラ15や、エアコン16、洗濯機17、冷蔵庫18等の家電機器とを無線通信によって接続した情報端末装置1と、情報端末装置1を外部と接続するための回線接続手段4、外部のネットワークである宅外回線網12、携帯電話等の外部の通信装置11、情報処理サーバ装置10とから成る。この時の情報端末装置1の通信回線網は情報通信回線網であるデータ通信回線網13から成っている。
【0083】
本情報システムは、各家電機器等と無線通信によって接続されており、各機器からの情報収集を行い、各機器へのデータ送信を行う。これらの収集された情報や入力部によって入力されたデータ等を処理し、データ通信回線網13、回線接続手段4および宅外回線網12を経由して外部にある情報処理サーバ装置10および携帯電話等の外部通信装置11と送受信することができるものである。
【0084】
このような情報システムにおいて、画像機器15に関する画像情報を収集する情報送受信部と、画像機器15からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置1と、情報端末装置1との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置10と、外部からインターネットを介して情報処理サーバ装置10に接続可能な外部通信装置11とからなり、外部通信装置11から情報処理サーバ装置10へインターネットを介して接続を行い、情報処理サーバ装置10へ接続された外部通信装置11から情報端末装置1に接続されている画像機器の画像情報を取得することができる情報システムである。
【0085】
例えば、家人が家を留守にしている間、家の外に設置している画像機器15が人体を検知すると、その検知画像情報を情報端末装置1に送信し、インターネットを介して情報処理サーバ装置10にその人体検知された時の画像情報を送信・保存し、外部通信装置11としての携帯電話にメール送信を行い画面上に報知画面を表示する。そのメール内容を家人が見て、情報処理サーバ装置10に接続し、情報処理サーバ装置10に保存された人体検知された時の画像情報を見ることによって、家の外に不審者が居るがどうかの判断をすることができる。さらに、携帯電話11から画像機器15に接続することによってリアルタイムの画像情報を取得することができ、現在の家の内外の様子を見ることができる。
【0086】
すなわち、本発明は、画像機器15を用いて家の外で人体が検知されたら、その人体検知された時の画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信・保存し、携帯電話11にメール送信を行い画面上にその検知された情報を報知し、家人に知らせる。家人はそのメール内容を見て、情報処理サーバ装置10に接続し、情報処理サーバ装置10に保存された人体検知された時の画像情報を見ることによって、不審者の存在を把握し、さらに画像機器15からのリアルタイムな画像情報を見ることができるので、画像機器15を用いた情報端末装置1の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができるものである。
【0087】
このようにすることによって、画像機器15で人体を検知した時に、情報端末装置1に登録されている携帯電話11にその異常を報知することができ、連絡を受けた携帯電話11から情報処理サーバ装置10に保存されている画像情報を見ることができ、さらに携帯電話11から画像機器15にアクセスすることによって、画像情報を取得し家の内外の様子をリアルタイムに即座に把握・確認することができるものである。
【0088】
次に、本実施の形態の制御方法について図面を参照しながら説明する。図7は同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
【0089】
まず、画像機器としてカメラ15を玄関の横等に設置し、カメラ15を起動させて情報端末装置1に登録する。家人が家を留守にする時等に警戒モードにし、カメラ15を人体検知モードにして、常にカメラ画像中に人体が存在しているかどうかを判定している時に、このカメラが玄関の横の不審人物を検知すると(ステップS31)、その人体を検知した時の異常情報と人体検知画像情報を情報端末装置1に送信する(ステップS32)。
【0090】
次に、その人体検知された時の画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信する(ステップS33)。情報処理サーバ装置10ではこの送信された画像情報を保存し(ステップS34)、その異常情報を電子メールとして、登録されている携帯電話11に送信する(ステップS35)。携帯電話11では人体を検知したという異常状態の電子メールが受信され、それを家人は見ることによって、家の内外での異常状態を認識・把握することができる。さらに、これを見た家人は、携帯電話11の画面上で、インターネットを介して情報処理サーバ装置10にアクセスすることによって、保存された画像情報を要求することができる(ステップS36)。これによって携帯電話11上で画像情報を表示させることができる(ステップS37)。また、図示しないが、携帯電話11からカメラにアクセスすることによって、画像情報を要求することもできる。これによって、リアルタイムに画像情報を取得し、携帯電話11上で画像を表示させることができる。
【0091】
以上のような構成・手順とすることにより、本実施の形態によれば、画像機器15を用いて家の外で人体が検知されたら、その人体検知された時の画像情報をインターネットを介して情報処理サーバ装置10に送信・保存し、携帯電話11に電子メールを送信し、携帯電話11では画面上にその検知された情報が報知され、家人に知らせる。家人はその電子メールの内容によって不審者の存在を把握し、情報処理サーバ装置10に保存された画像情報を見るができ、また画像機器15からのリアルタイムな画像情報も見ることができ、画像機器15を用いた情報端末装置1の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができるものである。
【0092】
なお、今までの実施の形態ではブロードバンドのインターネット回線としてADSLで説明したが、これに限らずあらゆる通信方式であってもよい。
【0093】
また、これらの情報システム、制御方法を情報端末装置の情報処理部で行うためには、情報端末装置内のCPUコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な独自のプログラムが必要である。本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
【産業上の利用可能性】
【0094】
以上のように、本発明にかかる情報システム、制御方法、およびそのプログラムは、画像機器が人体を検知した時に、情報端末装置や外部の携帯電話等に報知し、情報端末装置や外部の携帯電話等から画像機器の画像情報を見ることができるようにしたものであり、また、情報処理サーバ装置に画像情報を送信・保存することによって、情報端末装置や外部の携帯電話等から見ることができるもので、画像機器を用いた情報端末装置の使用の利便性、正確性、信頼性を高めることができ、システムの信頼性を確実に向上させることができ、家庭内全てのネットワークシステムに対しても有用である。
【図面の簡単な説明】
【0095】
【図1】本発明の第1、2、3、4の実施の形態に係る情報システム全体を概略的に示す構成説明図
【図2】同実施の形態で用いる情報端末装置の機能ブロック図
【図3】同実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャート
【図4】同実施の形態に係る情報端末装置の画面遷移図
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るシステムの処理手順を示すフローチャート
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るシステムの処理手順を示す図
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るシステムの処理手順を示す図
【符号の説明】
【0096】
1 情報端末装置
10 情報処理サーバ装置
11 外部通信装置
13 データ通信回線網
15 カメラ(画像機器)
21 報知部
23 データ通信処理部
24 画像表示部
25 情報処理部
28 情報送受信部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて前記画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、
前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信し、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システム。
【請求項2】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、
前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して前記インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存し、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システム。
【請求項3】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、
前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信し、前記情報端末装置から前記インターネットを介して前記外部通信装置に前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システム。
【請求項4】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなり、
前記画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、前記インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存し、前記情報処理サーバ装置から前記送信された情報を前記インターネットを介して前記外部通信装置に報知し、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させることを特徴とする情報システム。
【請求項5】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、
前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知するステップと、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法。
【請求項6】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、
前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存するステップと、前記情報端末装置において前記送信された情報を報知するステップと、前記報知された情報より前記情報端末装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法。
【請求項7】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、
前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの情報を前記情報端末装置に送信するステップと、前記情報端末装置から前記インターネットを介して前記外部通信装置に前記送信された情報を報知するステップと、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法。
【請求項8】
画像機器からの画像情報を収集する情報送受信部と、前記画像機器からの情報に基づいて画像情報を記憶しておく情報処理部とを備えた情報端末装置と、前記情報端末装置との間で情報を送受信する情報処理サーバ装置と、外部からインターネットを介して前記情報処理サーバ装置に接続可能な外部通信装置とからなる情報システムの制御方法において、
前記画像機器が人体を検知するステップと、前記画像機器からの画像情報を前記情報端末装置を経由して、インターネットを介して前記情報処理サーバ装置に送信・保存するステップと、前記情報処理サーバ装置から前記送信された情報をインターネットを介して前記外部通信装置に報知するステップと、前記報知された情報より前記外部通信装置から前記情報処理サーバ装置に保存した画像情報を取得し表示させるステップとを備えてなる制御方法。
【請求項9】
コンピュータに、画像機器が人体を検知した時に、前記画像機器からの情報を情報端末装置や情報処理サーバ装置に送信し、前記情報端末装置や前記外部通信装置において前記送信された情報を報知し、前記報知された情報より前記情報端末装置や前記外部通信装置から前記画像機器の画像情報を取得し表示させるものとして機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−197058(P2006−197058A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−4787(P2005−4787)
【出願日】平成17年1月12日(2005.1.12)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】