説明

情報提供装置

【課題】本発明は、車両で用いられる電子機器が動作不良になるまでにどのような運転が可能であるのかを乗員に把握させることができる、情報提供装置の提供を目的とする。
【解決手段】車両の乗員に対して情報提供を行う情報提供装置であって、該装置と異なる他の電子機器30の電池31の残量情報を取得する電池残量情報取得部6と、電池残量情報取得部6によって取得された残量情報に基づいて、電子機器30の電池残量が所定値以下になるまで走行する場合に予測される前記車両の運転情報を前記乗員に対して出力する入出力装置20とを備えることを特徴とする、情報提供装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の乗員に対して情報提供を行う情報提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術として、文字、記号、画像を表示する表示手段と、他の情報処理装置から無線通信によってデータを受信する無線通信手段と、前記無線通信手段によって受信されたデータに基づいて、前記他の情報処理装置の表示画面に表示される内容の全部または一部と同一の内容(例えば、前記他の情報処理装置のバッテリ残量に関する情報)を表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする情報処理装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この情報処理装置は、前記他の情報処理装置の表示画面を見ることができないあるいは困難な場合であっても、その表示内容の確認を容易にできるように図ったものである。
【特許文献1】特開2001−169016号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、車両の運転中にユーザが動作させておきたい電子機器(例えば、音楽プレーヤ)の動作が電池残量の減少により不意に停止すると、不満を抱くユーザは少なくない。したがって、そのような電子機器が動作不良になることを事前に把握することができれば、そのような不満を感じることはない。また、車両に乗っているというユーザが置かれた状況では、動作不良になるまでにどのような運転が可能であるのかを知ることができれば、ユーザにとっての利便性も向上する。
【0004】
この点、上述の従来技術は、バッテリ残量を表示することができるものの、バッテリ残量の現在の状態を示しているにすぎず、動作不良になるまでの車両の運転情報まではユーザに知らせることができない。
【0005】
そこで、本発明は、車両で用いられる電子機器が動作不良になるまでにどのような運転が可能であるのかを乗員に把握させることができる、情報提供装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、第1の発明に係る情報提供装置は、
車両の乗員に対して情報提供を行う情報提供装置であって、
該装置と異なる他の電子機器の電池の残量情報を取得する残量情報取得手段と、
前記残量情報取得手段によって取得された残量情報に基づいて、前記電子機器の電池残量が所定値以下になるまで走行する場合に予測される前記車両の運転情報を前記乗員に対して出力する情報出力手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
第2の発明は、第1の発明に係る情報提供装置であって、
前記電子機器は、音声及び映像の少なくとも一つを出力可能なメディア機器であることを特徴とする。
【0008】
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る情報提供装置であって、
前記運転情報は、走行時間、走行距離、運転経路の少なくとも一つの情報を含むことを特徴とする。
【0009】
第4の発明は、第3の発明に係る情報提供装置であって、
前記運転経路は、他の経路と表示方式が異なることを特徴とする。
【0010】
第5の発明は、第2の発明に係る情報提供装置であって、
前記情報出力手段は、前記残量情報が取得されたメディア機器から他のメディア機器への切り替えを案内する案内情報を出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、車両で用いられる電子機器が動作不良になるまでにどのような運転が可能であるのかを乗員に把握させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。本実施形態の情報提供装置は、車両の乗員に対して情報提供を行うものであって、他の電子機器(例えば、携帯音楽プレーヤや携帯電話などの音楽再生可能機器)の電池の残量情報を取得し、その取得した残量情報に基づいて、その電子機器の電池残量が所定値以下になる前にその電池残量に応じた案内情報を出力するものである。
【実施例1】
【0013】
図1は、本発明に係る情報提供装置の実施形態を示した図である。本実施形態の情報提供装置は、ナビゲーション装置10と入出力装置20とを有している。ナビゲーション装置10は、入出力装置20を介して入力される乗員(ユーザ)の手動操作や音声などによる操作入力情報に基づいて、ユーザが最終的に希望する走行目的を達成可能な経路を案内するものである。また、ナビゲーション装置10は、無線通信(例えば、Bluetooth)又は有線通信(例えば、USB)を介して接続可能な携帯音楽プレーヤ30からそれに内蔵されるバッテリ31の情報を取得することによって、経路案内時に、目的地までの経路上のどの地点まで携帯音楽プレーヤ30を連続再生した場合にバッテリ31がもつのかを演算して、入出力装置20を介してユーザに知らせる機能を有する。
【0014】
入出力装置20は、ユーザの操作を入力情報として取得する入力情報取得手段及びユーザに対して情報を提示する情報出力手段として、表示装置11や音声装置12を備える。入力情報取得手段は、スイッチ操作や表示装置11によるタッチパネル操作やマイク13による音声入力等によって、ユーザからのナビゲーション装置10に対する指示情報を取得する。情報出力手段は、表示装置11による表示やスピーカー14による音声出力等のユーザが認識可能な態様によって、ナビゲーション装置10から提供される情報をユーザに提示する。
【0015】
例えば、入力情報取得手段を介してこれから向かう目的地が設定されると、ナビゲーション装置10は、GPS装置2により特定された現在地点と地図データベース1内の地図情報とに基づいて目的地までの走行経路を探索し、情報出力手段を介して走行経路の探索結果をユーザに提供する。
【0016】
一方、ナビゲーション装置10は、地図データベース1と、GPS装置2と、制御部3とを備える。なお、ナビゲーション装置10は、制御プログラムや制御データを記憶するROM、制御プログラムの処理データを一時的に記憶するRAM、制御プログラムを処理するCPU、外部と情報をやり取りするための入出力インターフェースなどの複数の回路要素によって構成されたものである。また、ナビゲーション装置10は一つの制御ユニットとは限らず、制御が分担されるように複数の制御ユニットであってよい。
【0017】
地図データベース1は、制御部3によって参照され、地図データやPOI(Point of Interest)データなどの地図情報を格納する記憶手段である。その具体例として、フラッシュメモリ、EEPROM,CD,DVD,MO,ハードディスクなどが挙げられる。
【0018】
地図データには、例えば、一般道及び有料道路等の道路種類情報、直線路、カーブ、分岐路、交差点、上り坂及び下り坂等の道路形状情報、トンネル、踏切、橋、建物、駐車場、有料道路の料金所及びETCレーン等の構造物情報などが、それらの各地点(各ノード)の座標データとともに含まれている。また、その地図データには、例えば、カーブの半径、曲率、カント、路面勾配、道路の車線数、車線幅、停止線の位置、右折/左折レーン、標高、法定速度等の法規情報などの各地点に関する詳細な属性情報が含まれていてもよい。
【0019】
一方、POIデータは、各地点(各ノード)に付加価値をつけるための付帯データである。POIデータは、ノード毎に紐付けされたデータであって、その内容を書き換え可能なデータである。各ノードのPOIデータの内容として、例えば、そのノードに関する、名称、住所、電話番号、URL情報、アイコンや画像データなどのスキン情報、音声データなどがある。
【0020】
GPS装置2は、GPS受信機によるGPS衛星からの受信情報に基づいて、自車の位置を2次元若しくは3次元の座標データによって特定する装置である。地図データベース1の地図情報とGPS装置2による座標データとに基づき、自車が地図上のどのような地点に位置しているのかが把握可能となる。
【0021】
制御部3は、地図データベース1及びGPS装置2と連携して、ナビゲーション装置10全体としての動作を制御する。制御部3は、目的地設定部4と、経路探索部5と、電池残量情報取得部6と、案内情報生成部7とを有する。制御部3は、ユーザに対してバッテリ31の電池残量に応じた案内情報を提供するために、案内情報生成部7等の制御結果に基づいて、入出力装置20との間で所定の情報や制御指令の入出力を実行する。
【0022】
目的地設定部4は、入出力装置20を介して入力された乗員が望む目的地を地図データベース1内の地図情報に基づいて設定する。
【0023】
経路探索部5は、目的地設定部4によって設定された目的地に通ずる経路を探索する。経路の探索方法の一例として、ダイクストラ法が挙げられる。経路探索部5によって探索される経路は、GPS装置2によって検出された現在位置情報等に基づき、「マップマッチング」や「リルート機能」によって補正可能である。また、経路探索部5は、地図データベース1内の地図情報に基づいて、探索した経路上に存在する分岐点等のノードを抽出可能である。
【0024】
電池残量情報取得部6は、携帯音楽プレーヤ30と通信をすることによって、携帯音楽プレーヤ30のバッテリ31の現在の残量情報を取得する。残量情報は、例えば、所定の周期で取得されたり、所定のコマンドの送信によって取得されたりする。残量情報として、例えば、バッテリ31の残量度合いを示した残量レベルが取得される。残量レベルは、例えば0,1,2,3の4段階に分かれ、残量レベルが小さくなるにつれてバッテリ31の電池残量が少ないことを示す。この残量レベルは、バッテリ残量通知機能を有するBluetoothの規格値を用いてもよい(音声/ビデオリモート制御プロファイル「AVRCP」で定義され得る)。
【0025】
案内情報生成部7は、乗員に対する案内情報を生成する。案内情報生成部7は、電池残量情報取得部6によって取得された残量レベルに基づいて、バッテリ31の残量が所定値以下になるまでに走行する場合に予測される車両の運転情報を生成する。例えば、運転情報として、携帯音楽プレーヤ30が動作することによってバッテリ31の残量が所定値以下(零も含めてよい)になる時までに走行できる走行可能時間や走行可能距離や走行可能経路などが算出される。
【0026】
案内情報生成部7は、バッテリ31の残量が無くなるまでに走行できる走行限界時間(つまり、バッテリ31の残量が無くなるまでの残量枯渇時間)と残量レベルとの間にはおおよその相関関係があるため、例えば、当該相関関係を予め定めたマップや演算式などに基づいて、電池残量情報取得部6によって取得された現在の残量レベルに対応する走行限界時間を算出する。
【0027】
案内情報生成部7は、例えば、走行限界時間の算出に、携帯音楽プレーヤ30の仕様情報として予め定められた「連続再生最大時間」を用いてよい。案内情報生成部7は、ナビゲーション装置10に接続された携帯音楽プレーヤ30の連続再生最大時間を認識することによって、残量レベルに対する走行限界時間を算出することができる。例えば、連続再生最大時間が12時間であって残量レベルが4段階に分かれているときに、取得された現在の残量レベルが1である場合には、連続再生最大時間と各残量レベルとの相関関係に基づいて、走行限界時間を3時間(=12×1/4)と算出することが可能である。連続再生時間の情報は、入出力装置20やナビゲーション装置10に接続された携帯音楽プレーヤ30から取得され、制御部3が参照可能なメモリ8に記憶されるとよい。
【0028】
また、案内情報生成部7は、例えば、バッテリ31の残量が無くなるまでに走行できる走行限界距離(つまり、残量が枯渇するまでの距離を示す残量枯渇距離)と残量レベルとの相関関係を定めたマップや演算式に基づいて、電池残量情報取得部6によって取得された現在の残量レベルに対応する走行限界距離を算出する。
【0029】
図2は、走行限界距離と残量レベルとの相関関係マップを示した図である。残量レベルが同じであっても車両の走行速度が速ければ走行限界距離は長くなるので、走行限界距離と残量レベルとの間には図2に示されるような相関関係が得られる。したがって、案内情報生成部7は、現在の車速がV1であり残量レベルがLV1である場合には走行限界距離をD1と算出し、現在の車速がV2(>V1)であり残量レベルがLV1である場合には走行限界距離をD3と算出する。なお、車速は、車輪速センサなどによって測定可能である。
【0030】
また、案内情報生成部7は、上述の走行限界時間及び/又は走行限界距離に基づいて、経路探索部5によって探索された探索ルート上の走行限界経路(つまり、残量が枯渇するまでの経路を示す残量枯渇経路)を算出する。すなわち、経路探索部5によって探索された距離探索ルートに沿って現在地点から走行限界時間又は走行限界時間走行した地点(すなわち、残量枯渇地点)までの経路が、走行限界経路に相当する。
【0031】
図3は、制御部3の制御結果に基づく表示装置11の表示画面の表示例を示した図である。現在地点P0を走行する車両の進行方向に経路探索部5によって探索された目的地Gまでの案内ルート(分岐点C1,C2,C3を経由)が表示されている。案内情報生成部7によって算出された走行限界距離が、電池残量情報取得部6によって取得された残量レベルを示す模式的な電池表示とともに、画面左上に表示されている。走行限界距離と共に又はそれに代えて、走行限界時間が表示されてもよい。また、例えば「これから80km先に携帯音楽プレーヤを連続再生した場合、バッテリ残量が無くなりますのでご注意ください」と、文章表示してもよい。これによって、ユーザは、携帯音楽プレーヤ30の動作不良に至るまでの走行距離や走行時間を容易に把握することができる。
【0032】
また、案内情報生成部7によって算出された残量枯渇地点(又はその近傍地点でもよい)が、地図データベース1のノードに関する地図情報に基づいて、画面表示される。現在地点と残量枯渇地点とを結ぶルート(走行限界経路)と他の表示道路との表示方式を変えることによって、視覚的に区別され、ユーザは走行限界経路の把握が容易になるとともに、どの地点でバッテリ31の残量が無くなるのかを容易に把握することができる。例えば、走行限界経路と他の表示道路との表示色や表示模様や表示幅を変えたり、走行限界経路を点滅表示させたりするとよい。図3では、残量枯渇地点が分岐点C1である場合、現在地点P0と分岐点C1との間のルートと分岐点C1と目的地Gとの間のルートとの表示方式が変更されていることを示している。また、残量レベルに応じて走行限界経路の表示色等の表示方式を変更してもよい。これによって、表示されている走行限界経路がどの残量レベルであるのかを一見して把握することができ、視認性が向上する。
【0033】
走行限界距離や走行限界経路等の表示をするタイミングについては、ユーザからの当該表示を指示する表示指示信号を受信した以後でもよいし、自動的に表示させるようにしてもよい。例えば、制御部3は、残量枯渇地点に車両が到達する手前において走行限界経路等の案内情報をユーザに提示するよう入出力装置20に対して指令をする。より具体的な例としては、残量枯渇地点に対して所定距離又は所定時間手前の地点を車両が通過することが検出された時に、当該案内情報の表示を開始するとよい。これによって、携帯音楽プレーヤ30が動作不良になることを事前に把握することが可能となる。また、残量レベルが異なるレベルに切り替わった時(例えば、レベル2からレベル1に切り替わった時)に案内情報の表示をしてもよい。なお、乗員に案内情報を知らせる音声情報の出力タイミングについても、表示タイミングと同様に考えてよい。
【0034】
このように、携帯音楽プレーヤ30が動作不良になるまでに走行限界経路等の運転情報を乗員に把握させることができる。
【実施例2】
【0035】
続いて、図1を利用して実施例2について説明する。実施例2のナビゲーション装置10は、Bluetooth等の無線通信やUSB等の有線通信を介して接続可能な携帯音楽プレーヤ30からそれに内蔵されるバッテリ31の情報を取得することによって、入出力装置20を介して、バッテリ31の残量が無くなる前に他のメディア機器への切り替えをユーザに促す機能を有する。
【0036】
メディア機器とは、上述の携帯音楽プレーヤ30をはじめとする電子機器であって、その他の具体例として、アナログラジオ40、チューナとアンテナを備えた衛星デジタルラジオ50、携帯電話60、CDプレーヤ70、テレビなどが挙げられる。
【0037】
制御部3は、所定値以下の残量レベルが取得された時に、アナログラジオ40等の他のメディア機器への切り替え動作を乗員に促すように表示や音声によって案内する。これによって、バッテリ31の残量がなくなる前に他のメディア機器への切り替えをユーザは行うことができる。
【0038】
図4は、メディア機器の切り替え案内に関する表示例を示した図である。図4(a)は、ユーザにメディア機器の切り替えを促す画面を示した図である。ユーザは図4(a)に表示されるAM/FM等の複数のメディアの中から利用したいメディアを選択することができる。切り替え動作をユーザに促す案内情報を出力するタイミングについては、自動的に出力が開始されたり、ユーザからの手動操作で出力が開始されたりすればよい。図4(b)に示されるように、事前にメディア設定画面によって、メディアの切り替え優先順位や切り替えタイミングなどの画面表示方法を設定するようにしてもよい。自動的に他のメディア機器への切り替えが可能になることによって、常に良い音質のメディアを聴くことができる。
【0039】
このように、携帯音楽プレーヤ30のバッテリ31の残量の減少により動作不能になる前にユーザはメディアを切り替えることが可能となるので、途中で動作が停止することによるユーザの不快感を抑え、運転中に余裕を持って切り替え動作をすることができる。
【0040】
以上、上述の実施例を用いて説明したように、携帯音楽プレーヤ30が動作不良になるまでの運転情報を把握することができるようになるとともに、他のメディア機器への切り替え動作を促して途切れなくメディアからの情報を得ることができるようになる。また、ラジオ40,50やCDプレーヤ70等の車載のメディア機器の電源である車載バッテリに比べ、携帯音楽プレーヤや携帯電話60等の携帯電子機器に内蔵される小型バッテリの容量は小さいため、他のメディア機器への切り替えを促すことによって、携帯電子機器の小型バッテリの容量が知らずに無くなってしまうことを防ぐことができる。
【0041】
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
【0042】
例えば、携帯音楽プレーヤ30から残量レベルを取得する例を示したが、バッテリ31の残容量や残量枯渇時間などの情報をそのまま取得してもよいし、バッテリ31の残容量や残量枯渇時間等を算出するために必要なバッテリ31の電池状態を示す電池状態情報を取得するようにしてもよい。電池状態情報として、例えば、充電率、電池電圧、電池の充放電電流などが挙げられる。制御部3は、これらの電池状態情報に基づいて、バッテリ31の残容量や残量枯渇時間などを算出することができる。
【0043】
また、携帯音楽プレーヤ30を例に挙げたが、車両で用いられる電子機器であれば、いかなる電子機器についても同様に考えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る情報提供装置の実施形態を示した図である。
【図2】走行限界距離と残量レベルとの相関関係マップを示した図である。
【図3】制御部3の制御結果に基づく表示装置11の表示画面の表示例を示した図である。
【図4】メディア機器の切り替え案内に関する表示例を示した図である。
【符号の説明】
【0045】
1 地図データベース
2 GPS装置
3 制御部
4 目的地設定部
5 経路探索部
6 電池残量情報取得部
7 案内情報生成部
8 メモリ
10 ナビゲーション装置
20 入出力装置
30 携帯音楽プレーヤ
31 バッテリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の乗員に対して情報提供を行う情報提供装置であって、
該装置と異なる他の電子機器の電池の残量情報を取得する残量情報取得手段と、
前記残量情報取得手段によって取得された残量情報に基づいて、前記電子機器の電池残量が所定値以下になるまで走行する場合に予測される前記車両の運転情報を前記乗員に対して出力する情報出力手段とを備えることを特徴とする、情報提供装置。
【請求項2】
前記電子機器は、音声及び映像の少なくとも一つを出力可能なメディア機器である、請求項1に記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記運転情報は、走行時間、走行距離、運転経路の少なくとも一つの情報を含む、請求項1又は2に記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記運転経路は、他の経路と表示方式が異なる、請求項3に記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記情報出力手段は、前記残量情報が取得されたメディア機器から他のメディア機器への切り替えを案内する案内情報を出力する、請求項2に記載の情報提供装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−92428(P2009−92428A)
【公開日】平成21年4月30日(2009.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−261196(P2007−261196)
【出願日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】