説明

情報配信システム、情報提示方法、情報配信装置、車載装置

【課題】利用者の満足度が高いドライブコースを提供する
【解決手段】情報センタ2が予めドライブコースを表す投稿情報を、投稿装置群3からデータベース記憶部24に収集しておく。情報センタ2は、車載装置1によって車両の現在位置及びドライブ可能時間が決定された場合に、当該現在位置とドライブ可能時間とに基づいて車両が帰着可能な地点を取得し、当該帰着可能な地点からなるドライブコース同士を統合し、新たなドライブコースを作成する。これにより、車載装置1は、ドライブ可能時間から見て帰着可能な新たなドライブコースを表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライブコースを運転者に提示するための情報配信システム、情報提示方法、情報配信装置、車載装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ドライブコースを提示する技術としては、下記の特許文献1に記載された旅行プランニング装置が知られている。
【0003】
この旅行プランニング装置は、利用者が旅行プランを決定する場合に、利用者の操作によって決定した検索キーに基づいて、複数の旅行先に関する情報を登録したデータベースを検索して、利用者の希望に沿った旅行プランを提示している。また、この旅行プランニング装置は、検索キーを用いたキーワード検索のみならず、旅行先の画像をデータベースに記憶しておき、キーワード検索と共に画像検索を行って旅行プランを検索できるようになっている。
【特許文献1】特開2002−203012号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の技術では、キーワード検索と画像検索との双方によって旅行プランを検索して提示しているが、他の利用者がインターネット上に投稿したお薦めの旅行プラン情報(所謂口コミ情報)から旅行プランを検索した場合には、投稿された旅行プラン情報に含まれる旅行先が多く、投稿された旅行プランが、利用者が希望する時間よりも長い場合には、利用者が希望する時間内に戻って来られない可能性があるため、利用者が満足する旅行プランを提供することができない問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、利用者の満足度が高いドライブコースを提供することができる情報配信システム、情報提示方法、情報配信装置、車載装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明では、予めドライブコースを表す投稿情報を収集しておく。そして、車両の現在位置及びドライブ可能時間が決定された場合に、当該現在位置とドライブ可能時間とに基づいて車両が帰着可能な地点を取得し、当該帰着可能な地点からなるドライブコース同士を統合し、新たなドライブコースを作成する。これにより、本発明は、ドライブ可能時間から見て帰着可能な新たなドライブコースを表示させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ドライブ可能時間から見て帰着可能な新たなドライブコースを表示させるので、実際に利用者がドライブをすることができるような利用者の満足度の高いドライブコースを提示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0009】
本発明は、例えば図1に示すように構成された情報配信システムに適用される。
【0010】
[情報配信システムの構成]
この情報配信システムは、車両に搭載される車載装置1と、当該車載装置1に情報を配信する情報配信装置である情報センタ2とを備える。車載装置1と情報センタ2とは、基地局4及びネットワークNWを介して情報を送受信する。
【0011】
また、情報センタ2は、ネットワークNWを介して、投稿装置群3によって投稿された情報(以下、「投稿情報」と呼ぶ。)を収集する。この投稿装置群3は、車載機3a、パーソナルコンピュータ3b、携帯端末3cなどが挙げられる。
【0012】
このような情報配信システムは、車載装置1に対して利用者が操作を行うことによって、車載装置1から情報センタ2に対してお薦めのドライブコースを取得する送信リクエスト(送信要求)を送信する。これに対して、情報センタ2は、予め投稿装置群3から取得しておいた投稿情報を用いて、お薦めのドライブコースを作成して車載装置1に送信する。
【0013】
車載装置1は、基地局4との間で無線通信を行う通信回路11と、車載装置1の各部の動作を制御する制御部12と、車両の現在位置を検出する現在位置検出回路13と、ハードディスク装置14と、ナビゲーション装置15と、操作インターフェース(操作I/F)16と、ディスプレイ17とを備えている。なお、図1においては、CPU、ROM、RAMなどを備えたコンピュータによるハードウエアで構成されているが、図1においては便宜的に機能ブロック毎に分けて、説明を行っている。
【0014】
通信回路11は、所定の無線通信プロトコルに従って動作し、基地局4との間で無線信号の送受信を行う。通信回路11は、制御部12から出力された制御信号に従って無線信号の送出を行い、受信した無線信号を制御部12に出力する。
【0015】
現在位置検出回路13は、GPSアンテナと接続されており、当該GPSアンテナにより受信したGPS信号を取得する。現在位置検出回路13は、取得したGPS信号を用いて現在位置情報を生成する。この現在位置は、ナビゲーション装置15及び制御部12に出力される。
【0016】
ハードディスク装置14は、各種の情報を記憶する。このハードディスク装置14に記憶される情報としては、制御部12が実行するプログラムデータ、ナビゲーション装置15によって使用される地図情報、利用者のナビゲーション装置15に対する操作履歴、情報センタ2からダウンロードした車両のドライブコース情報などがある。
【0017】
ナビゲーション装置15は、現在位置検出回路13によって生成された現在位置及び目的地情報とを用いて、現在位置から目的地まで車両が走行する経路案内を行う。ナビゲーション装置15は、推奨経路に沿って車両が走行している時に、現在位置及びドライブコースに基づいて、ドライブコースに沿って車両が走行することを通知する経路案内情報を提示する。
【0018】
また、ナビゲーション装置15は、情報センタ2からダウンロードしたお薦めのドライブコースに従って経路案内情報を提示することもできる。この場合、ナビゲーション装置15は、現在位置検出回路13によって検出された現在位置情報と、後述する操作インターフェース16を用いて利用者が設定したドライブ可能時間と、情報センタ2からダウンロードしたドライブコース情報を用いて、ドライブコースに含まれる各スポットへの到着予想時間を算出する。
【0019】
操作インターフェース16は、車両の利用者によって操作される操作ボタン、操作ダイヤルなどからなる。この操作インターフェース16に対する操作は、操作入力信号として制御部12に出力される。
【0020】
ディスプレイ17は、制御部12又はナビゲーション装置15から供給された表示データを用いて、各種情報を表示する。
【0021】
制御部12は、マイクロコンピュータ及び周辺機器からなる。制御部12は、お薦めのドライブコースを取得するための送信リクエストの送信、当該送信リクエストに対するレスポンスの受信、通信回路11により受信されたデータや車載装置1の各部により生成されたデータの解釈、ディスプレイ7に対する結果表示、を含む一連の処理を実行する。
【0022】
このような車載装置1は、利用者がドライブコースをディスプレイ7によって表示させたい場合には、操作インターフェース16に対して操作が行われる。そして、車載装置1は、制御部12により、操作インターフェース16の操作入力信号を検出する。制御部12は、車両の利用者によってドライブ可能時間が入力された場合には、現在位置検出回路13によって生成された現在位置情報及び操作インターフェース16に対する操作によって生成されたドライブ可能時間を含むドライブコースの送信リクエストを生成する。そして、制御部12は、生成した送信リクエストを通信回路11によって送信させる。その後、車載装置1は、通信回路11によってドライブコースを含むレスポンス情報を受信した場合には、当該ドライブコースをディスプレイ17に表示させる。
【0023】
情報センタ2は、ネットワークNWを介して通信を行う通信回路21と、投稿情報を収集するサーバ処理を行うサーバ処理部22と、情報センタ2の各部の動作を制御する制御部23と、データベースを記憶するデータベース記憶部24とを備えている。なお、図1において、情報センタ2は、CPU、ROM、RAMなどを備えたコンピュータによるハードウエアで構成されているが、図1においては便宜的に機能ブロック毎に分けて、説明を行っている。
【0024】
通信回路21は、所定の通信プロトコルに従って動作し、ネットワークNWを介して信号の送受信を行う。通信回路21は、サーバ処理部22から出力された制御信号に従って信号の送出を行い、受信した信号をサーバ処理部22に出力する。
【0025】
サーバ処理部22は、Webサーバとしての処理を行う。このサーバ処理部22は、例えばHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)に従ったリクエストを受信し、当該リクエストに対するレスポンスを送信する。具体的には、投稿装置群3から供給されたHTTPリクエストに応じて、サーバ処理部22は、ドライブコースの投稿情報を閲覧するWebページをレスポンスとして返信する処理を行う。なお、サーバ処理部22が通信を行うためのプロトコルとしては、HTTPとは限らず他のプロトコルであっても良い。
【0026】
また、サーバ処理部22は、ドライブコースを投稿する要求が送信された場合に、当該ドライブコースの投稿情報を受信して、データベース記憶部24に記憶させる。なお、ドライブコースの投稿情報は、所謂口コミ情報やブログ情報と称されるようなCGM(Consumer Generated Media)と呼ばれる情報である。これにより、サーバ処理部22は、ドライブコースを表す投稿情報を収集する。
【0027】
データベース記憶部24は、サーバ処理部22によって受信された投稿情報を記憶する。データベース記憶部24には、多数の投稿情報からなるデータベースが記憶されている。このデータベースには、お薦めのドライブコースに関する投稿情報が登録されている。このお薦めのドライブコースに関する投稿情報には、ドライブコースを構成するスポット(地点)情報、当該スポット情報を連結させて構成される経路情報とが含まれる。スポット情報としては、スポットの位置(緯度・経度)情報、スポットの種別、スポットの名称、口コミ(感想)、スポットの人気度が挙げられる。ここで、スポットの種別は、「公園」、「デパート」などをコード化したものであっても良く、文字列であっても良い。このようなデータベース記憶部24に記憶されたデータベースは、情報センタ2がお薦めのドライブコースであるコンテンツ(ドライブコース情報)を作成するために参照される。
【0028】
制御部23は、車載装置1からの送信リクエストに応じて制御プログラムを実行し、お薦めのドライブコースであるドライブコース情報(コンテンツ)を作成する。また、制御部23は、サーバ処理部22によって収集された投稿情報を解析することによって、スポット情報である位置情報、種別、名称などを抽出する。この抽出された情報は、制御部23によって、データベース記憶部24に記憶されたデータベースに登録される。
【0029】
このように構成された情報センタ2は、サーバ処理部22によって、ドライブコースに含まれるスポット及び経路に関する投稿情報を収集しておく。そして、情報センタ2は、車載装置1からドライブコースの送信リクエストが送信された場合に、制御部23によって、当該送信リクエストに含まれる現在位置とドライブ可能時間とから車両が帰着可能なスポットを取得する。制御部23は、当該帰着可能なスポットからなるドライブコース同士を統合し、新たなドライブコース情報を作成する。
【0030】
制御部23は、通信回路21によって、当該作成したドライブコース情報を、送信リクエストを送信した車載装置1に送信させる。これにより、車載装置1は、情報センタ2から送信されたドライブコース情報を通信回路11により受信し、当該受信したドライブコース情報をディスプレイ17に表示させることができる。また、車載装置1は、受信したドライブコースをナビゲーション装置15における推奨経路に設定する。これにより、ナビゲーション装置15は、情報センタ2が作成したドライブコースの経路案内をすることができる。
【0031】
[情報配信システムの動作]
つぎに、上述したように構成された情報配信システムにより、車載装置1に対してお薦めのドライブコース情報を送信して、利用者に提示する具体的な処理手順について図2乃至図4のフローチャート及び図5及び図6の具体的なドライブコースを参照して説明する。
【0032】
先ず、情報配信システムは、ステップST1において、車載装置1によって帰着時間が入力されたか否かを判定する。このとき、制御部12は、操作インターフェース16に対する利用者の操作に従って、車両がドライブを行って帰着したい時間の入力要求を含む画像をディスプレイ17に表示させる。そして、ディスプレイ17に表示された入力要求に従って操作インターフェース16に対して利用者の操作が行われた場合には、制御部12は、ステップST1において、ドライブを開始してから帰着するまでのドライブ可能時間を認識して、ステップST2に処理を進める。
【0033】
そして、制御部12は、ステップST2において、ドライブ可能時間及び現在位置検出回路13によって取得した現在位置を含むドライブコースの送信リクエストを、通信回路11から送信させる。
【0034】
情報センタ2は、車載装置1から送信された送信リクエストを受信する。情報センタ2の制御部23は、ステップST3において、当該送信リクエストに含まれる車両の現在位置に近いドライブコースを検索する。このとき、制御部23は、車両の現在位置を検索キーとして、データベース記憶部24に記憶されているデータベースに対して検索を行う。
【0035】
例えば図5に示すように、車両の現在位置Aの付近に、ドライブコースAとドライブコースBとが存在する場合に、制御部23は、現在位置AとドライブコースAに含まれるスポットSP(A1)との距離D1と、現在位置AとドライブコースBに含まれるスポットSP(B5)との距離D2とを比較する。この比較の結果、制御部23は、現在位置Aから最短距離に存在するドライブコースが、ドライブコースAであることを認識する。
【0036】
なお、ドライブコースAを表す投稿情報には、当該ドライブコースAを構成するスポットSP(A1)、SP(A2)、SP(A3)、SP(A4)、SP(A5)のそれぞれを示すスポット情報及び当該スポットを連結させて構成される経路情報とが含まれる。この経路情報は、ドライブコースAにおける始点となるスポットSP(A1)、スポットSP同士の順番、ドライブコースAの終点となるスポットSP(A5)を特定する。
【0037】
次のステップST4において、制御部23は、ドライブ可能時間に基づいて帰着可能なスポットSPを取得する。このとき、制御部23は、ドライブ可能時間に応じて定まる帰着可能な距離範囲DTH内に含まれるスポットSPを、帰着可能なスポットSPとする。これにより、制御部23は、ドライブコースAのうち、スポットSP(A1)、SP(A2)、SP(A3)を帰着可能なスポットSPであると判断する。一方、制御部23は、スポットSP(A4)、SP(A5)については、帰着ができないスポットSPであると判断する。なお、この処理の詳細については後述する。
【0038】
次のステップST5において、制御部23は、ステップST4にて取得した帰着可能なスポットSP(A3)から所定の距離範囲L内に存在する全てのスポットSPを取得する。図5に示す場合、ドライブコースAのスポットSP(A3)から所定の距離範囲L内の存在するドライブコースBのスポットSP(B3)が取得される。この所定の距離範囲Lは、同一のスポットである可能性が高い距離範囲であり、例えば数10メートル程度に設定される。
【0039】
この同一のスポットであるとは、例えば、異なるユーザが「東京タワー」という同一のスポットを投稿したが、相互のスポットの位置がずれている場合などに発生する。このように同一のスポットで異なる位置情報として登録される理由は、ユーザが投稿情報を投稿する地点は各ユーザによって自由に決めることができ、データベース記憶部24のデータベースに登録する時点ではドライブコースAとドライブコースBとのスポットとの同一性判断はしないためである。
【0040】
次のステップST6において、制御部23は、ステップST5にてスポットSPの所定の距離範囲L内に2以上のスポットSPが存在するか否かを判定する。図5に示す場合では、ドライブコースAのスポットSP(A3)とドライブコースBのスポットSP(B3)との2つのスポットSPが取得されているので、ステップST7に処理を進める。一方、所定の距離範囲L内に2以上のスポットSPが存在しない場合にはステップST4に処理を戻す。
【0041】
仮にステップST4にて、ドライブコースAのスポットSPから所定の距離範囲L内に異なるドライブコースBのスポットSPが存在しない場合には、ステップST4にて、現在位置Aから最短距離のドライブコースAのうちで現在位置Aから帰着可能なスポットSP(A2)を取得する。そして、スポットSP(A2)に対してステップST5以降の処理を行って、同一のスポットを検索する。
【0042】
ステップST7において、制御部23は、ステップST6にてドライブコースAのスポットSPと所定の距離範囲L内にスポットSPが存在するドライブコースBとを統合する統合処理を行う。ここで、制御部23は、ステップST5で判断したようにドライブコースAのスポットSPから所定の距離範囲L内に存在するドライブコースBのスポットSPを同一のスポットであると見なして、ドライブコースAとドライブコースBとを統合する。また、制御部23は、ドライブコースAのスポットSPとドライブコースBのスポットSPとの距離が所定の距離範囲L内であり、且つスポットSPの種別が同一である場合には、ドライブコースAとドライブコースBとを統合すると判断しても良い。更に、制御部23は、スポットSPの種別を表す文字列が同一である場合に、スポットSPの種別が同一であることを判定しても良い。なお、この統合処理については後述する。
【0043】
次に制御部23は、ステップST8において、ステップST7にて統合するとされた結果に基づいて、新たなドライブコースを作成する。すなわち、図5に示すように、ドライブコースAとドライブコースBとを統合することが判断された場合には、図6に示すように、ドライブコースAを構成していたスポットSP(A1)、SP(A2)、SP(A3)と、ドライブコースBを構成していたスポットSP(B4)、SP(B5)とからなる新たなドライブコースを作成する。なお、ドライブコースAと統合されるドライブコースBに含まれるスポットSP(B4)、SP(B5)は、ステップST4と同様の処理により、現在位置Aから帰着可能なスポットSPであることが判定された後に、新たなドライブコースに含まれるものとする。
【0044】
また、図6の点線で示すように、ドライブコースAのスポットSP(A3)からドライブコースBのスポットSP(B2)、SP(B1)に向かう経路を、新たなドライブコースとしても良い。このようにドライブコースを統合して複数の新たなドライブコースが作成できる場合、制御部23は、各スポット情報に詳細情報として含まれる地点の人気度、新たに作成したドライブコースの総走行距離を含むドライブコースの特徴に基づいて、新たなドライブコースを作成するために用いるドライブコースを選択する。
【0045】
例えば、新たなドライブコースを作成する場合、ドライブコースBのうちで、ドライブコースBのスポットSP(B3)からスポットSP(B2)に分岐するコースと、スポットSP(B3)からスポットSP(B4)に分岐するコースとの2つが考えられる。この場合、制御部23は、それぞれのコースに含まれるスポットSP(B2)及びスポットSP(B1)と、スポットSP(B4)及びスポットSP(B5)との人気度及び総走行距離に基づいて、何れかのコースを選択して新たなドライブコースを作成する。このとき、制御部23は、スポットSPごとの投稿回数等に応じた人気度スコアを加算してコースの人気度を求める。また、制御部23は、スポットSP間の経路情報を加算して総走行距離を求める。
【0046】
次に制御部23は、ステップST9において、ステップST8にて作成した新たなドライブコースを表すドライブコース情報を、送信リクエストの送信元の車載装置1に送信する。このとき、制御部23は、ドライブコースを統合して作成した新たなドライブコースに、当該新たなドライブコースが車両の現在位置及びドライブ可能時間に適したドライブコースであることを示す情報を付加する。そして、この情報は、新たなドライブコースと共に車載装置1に送信される。
【0047】
次に、車載装置1は、ステップST10において、ステップST9にて情報センタ2から送信された送信リクエストに対するレスポンスとして、ドライブコース情報を受信する。そして、車載装置1の制御部12は、受信したドライブコース情報をディスプレイ17に表示させる。また、ステップST9にて付加された現在位置A及びドライブ可能時間に適したドライブコースであることを示す情報も、当該新たなドライブコースと共にディスプレイ17に表示される。これにより、車載装置1の利用者は、お薦めのドライブコースを画面上にて確認することができる。
【0048】
つぎに、ステップST4における制御部23の具体的な処理について、図3を参照して説明する。
【0049】
制御部23は、先ずステップST21において、ドライブコースの最終点のスポットSPを選択する。図5に示す例では、ドライブコースAの最終点のスポットSP(A5)のスポット情報を取得する。
【0050】
次に制御部23は、ステップST22において、ステップST21にて選択したスポットSP(A5)に投稿情報が存在しないか否かを判定する。選択したスポットSP(A5)に投稿情報が存在する場合には、ステップST23に処理を進める。選択したスポットSP(A5)に投稿情報が存在しない場合には処理を終了して、図2におけるステップST5以降の処理に移行する。このようにスポットSP(A5)に投稿情報が存在しない場合には、後述するようにスポットSPの位置、種別によってドライブコースの統合が行えないためである。
【0051】
次に制御部23は、ステップST23において、ステップST21にて選択されたスポットSP(A5)の位置が、現在位置Aから帰着可能な位置であるか否かを判定する。このとき、制御部23は、現在位置AからスポットSP(A5)までの到着予定時間と、スポットSP(A5)から現在位置Aまでの帰着予定時間とを計算して、ドライブ可能時間内に現在位置Aに帰着可能か否かを判定する。このとき、制御部23は、現在位置AからスポットSP(A5)までの間の道路リンクごとの所要時間に基づいて到着予定時間及び帰着予定時間を演算する。そして、ドライブ可能時間内に帰着可能であると判定した場合には処理を終了し、ドライブ可能時間内に帰着可能ではないと判定した場合にはステップST21に処理を戻す。
【0052】
そして、再度のステップST21においては、前回のステップST21にて選択したドライブコースの終点から一つ始点に遡ったスポットSP(A4)に対してステップST22及びステップST23の処理を行う。これにより、制御部23は、ステップST3にて検索したドライブコースAのうちでドライブ可能時間内に帰着可能なスポットSPを求める。
【0053】
このように、制御部23は、図5に示すドライブコースAについて図3の処理を行うことにより、スポットSP(A5)、SP(A4)についてはドライブ可能時間内には帰着できないと判定し、ドライブ可能時間内に帰着可能なスポットSPとしてスポットSP(A3)を選択することができる。
【0054】
つぎに、上述したステップST7における統合処理について、図4を参照して具体的に説明する。
【0055】
先ずステップST31において、制御部23は、図2のステップST4にて検索されたドライブコースAのスポットSP(A3)から統合処理の対象となる新たなスポットSP(B3)を取得する。なお、図5に示した例では、スポットSP(A3)とは別の1つのスポットSP(B3)しか検索されていないが、複数のスポットSPが検索される場合もあることは勿論である。
【0056】
次のステップST32において、制御部23は、ステップST31にて新たなスポットSPが取得できたか否かを判定し、取得できた場合にはステップST33に処理を進める。ここで、既に全てのスポットSPについてステップST34〜ステップST38の処理を行っている場合には、処理対象のスポットSPはないので、処理は終了する。
【0057】
ステップST33において、制御部23は、ステップST31にて取得したスポットSP(B3)が、当該スポットSP(B3)を含むドライブコースBの最終点のスポットSPであるか否かを判定する。スポットSP(B3)はドライブコースBにおける最終点のスポットではないので、ステップST34に処理を進める。一方、スポットSPがドライブコースの最終点であった場合は、ステップST31に処理を戻す。
【0058】
ステップST34において、制御部23は、スポットSP(B3)が、ドライブコースAのスポットSP(A3)と同一のスポットであるか否かを判定する。ここで、制御部23は、スポットSP(A3)のスポット情報と、スポットSP(B3)のスポット情報とから、同一のスポットか否かを判定する。具体的には、スポット情報に含まれる名称又は種別が同一である場合には同一のスポットであると判定する。また、スポット情報に含まれる名称又は種別を表す文字列が、少なくとも一部で同一である場合には同一のスポットであると判定しても良い。なお、同一のスポットであるか否かを、ドライブコースを統合するか否かの条件としているが、例えば最も距離が近いスポットのように、統合するのに適当であると考えられる他の条件も加えても良い。
【0059】
制御部23は、双方のスポットSPが同一のスポットである場合には、当該スポットSP(B3)を含むドライブコースBをドライブコースAと統合すると判断してステップST35に処理を進める。一方、双方のスポットSPが同一ではないと判定した場合にはステップST31に処理を戻す。
【0060】
ステップST35において、制御部23は、統合処理の対象となっているスポットSP(B3)と隣接するスポットSP(B4)を取得する。
【0061】
次のステップST36において、制御部23は、ステップST35にてスポットSPが取得できたか否かを判定する。ここで、統合処理の対象がスポットSP(B3)であるので、制御部23は、ドライブコースBのスポットSP(B4)を取得できる。一方、ステップST35にてスポットSPが取得できなかった場合には、ステップST31に処理を戻す。
【0062】
ステップST37において、制御部23は、ステップST36にて取得したスポットSP(B4)が、ドライブ可能時間内に帰着可能か否かを判定する。制御部23は、ステップST35にて取得されたスポットSP(B4)の位置が、現在位置Aから帰着可能な位置であるか否かを判定する。制御部23は、現在位置AからスポットSP(B4)までの到着予定時間と、スポットSP(B4)から現在位置Aまでの帰着予定時間とを計算して、ドライブ可能時間内に現在位置Aに帰着可能か否かを判定する。このとき、制御部23は、現在位置AからスポットSP(B4)までの間の道路リンクごとの所要時間に基づいて到着予定時間及び帰着予定時間を演算する。そして、ドライブ可能時間内に帰着可能であると判定した場合には、既存のドライブコースAにスポットSP(B4)を追加する。一方、スポットSPがドライブ可能時間内に帰着可能ではないと判定した場合には、ドライブコースAに追加して新たなドライブコースには含められないので、ステップST31に処理を戻す。
【0063】
このようにドライブコースAにドライブコースBのスポットSP(B4)を追加した後、処理はステップST35に戻される。そして、再度のステップST35においては、ドライブコースBにおけるスポットSP(B4)の次のスポットSP(B5)を取得する。そして、ステップST36において、制御部23は、スポットSP(B5)が取得できたことを認識し、ステップST37にて現在位置Aから帰着可能なスポットSPであることが判断される。そして、スポットSP(B5)は、ステップST38において、ドライブコースAに追加され、処理は、再度ステップST35に戻される。そして、再度のステップST35においては、ドライブコースBにおけるスポットSP(B5)の次のスポットSP(B6)を取得する。そして、ステップST36において、制御部23は、スポットSP(B6)が取得できたことを認識し、ステップST37にて現在位置Aから帰着可能ではないスポットSPであることが判断され、処理は、ステップST31に戻される。
【0064】
このように、制御部23は、図5に示すように、ドライブコースAに対して、ドライブコースBのスポットSP(B4)、スポットSP(B5)を追加した新たなドライブコースを作成することができる。したがって、ドライブコースA及びドライブコースBのドライブする時間が、ドライブ可能時間に対して長いものであっても、制御部23は、現在位置Aから見て帰着可能なスポットSPのみからなる新たなドライブコースを作成することができる。
【0065】
なお、上述した説明は、図6の点線で示すように、ドライブコースAのスポットSP(A3)からドライブコースBのスポットSP(B2)、SP(B1)に向かう経路を、新たなドライブコースとしても良い。
【0066】
また、他の具体例を図7に示す。この図7に示す状況は、現在位置Aから最短距離のスポットSPがドライブコースDのスポットSP(D1)であり、ドライブコースDのスポットSP(D2)から所定の距離範囲L内に、ドライブコースAのスポットSP(A4)とドライブコースBのスポットSP(B3)とが存在している。また、スポットSP(D2)から所定の距離範囲L内には存在しないが、実際にはスポットSP(D2)と同じスポットとしてドライブコースCのスポットSP(C2)が投稿されている。
【0067】
このような投稿情報が存在する場合、制御部23は、ドライブコースAのスポットSP(A5)、スポットSP(A1)を現在位置Aからは帰着できないスポットSPとして新たなドライブコースから排除する。また、制御部23は、ドライブコースCのスポットSP(C2)とスポットSP(D2)とが同じスポットであるものの、スポットSP(D2)との距離が長いことから、ドライブコースCをドライブコースDとは統合しない。更に、制御部23は、現在位置Aとの距離が最も近く総走行距離が最も短いドライブコースDと、当該ドライブコースDを除いて、スポットSP(A5)を除いた総走行距離が最も短いドライブコースAを選択する。その結果、制御部23は、ドライブコースDのスポットSP(D2)と、ドライブコースAのスポットSP(A4)、スポットSP(A3)、スポットSP(A2)とからなる新たなドライブコースを作成することができる。
【0068】
また、統合できるドライブコースが複数存在する場合には、総走行距離のみならず、ドライブコースに含まれるスポットSPの人気度が高いドライブコース同士を統合することが望ましい。
【0069】
以上詳細に説明したように、本発明を適用した情報配信システムによれば、予めドライブコースに含まれるスポットSPに関する投稿情報を収集しておき、車両の現在位置A及びドライブ可能時間が決定された場合に、当該現在位置Aとドライブ可能時間とに基づいて車両が帰着可能なスポットSPを取得し、当該帰着可能なスポットSPを含むドライブコース同士を統合し、新たなドライブコースを作成し、作成したドライブコースを表示させることができる。この情報配信システムによれば、ドライブ可能時間内で帰着することができるドライブコースを利用者に提示することができるので、利用者の満足度が高いドライブコースを提供することができる。
【0070】
したがって、この情報配信システムによれば、図5に示したようにドライブコースAとドライブコースBとで投稿されたスポットSPが異なっていても、ドライブコースAとドライブコースBとを統合してドライブ可能時間に帰着できる新たなドライブコースを作成して、利用者に提示することができる。
【0071】
また、この情報配信システムによれば、車両の現在位置から最短距離に存在するドライブコースを検索し、当該ドライブコースと他のドライブコースとを統合して、新たなドライブコースを作成するので、利用者にとって利用しやすいドライブコースを提示して、利用者の満足度を向上させることができる。
【0072】
更に、この情報配信システムによれば、複数のドライブコースに含まれるスポットSP間の距離が所定距離内である場合に、複数のドライブコースを統合して新たなドライブコースを作成するので、同一のスポットである可能性が高いドライブコースを統合することができる。
【0073】
更にまた、この情報配信システムによれば、ドライブコースに含まれるスポットSPの種別が同一である場合に、複数のドライブコースを統合するので、同一のスポットである可能性が高いドライブコースを統合することができる。
【0074】
更にまた、ドライブコースに含まれるスポットSPの種別を表す文字列が同一である場合には、当該ドライブコースに含まれるスポットSPの種別が同一であると判定して、複数のドライブコースを統合するので、同一のスポットである可能性が高いドライブコースを統合することができる。
【0075】
更にまた、この情報配信システムによれば、スポットSPの位置情報を用いて統合するドライブコースのスポットSPを特定し、当該特定されたスポットSP同士を統合することによって複数のドライブコースを統合するので、同一のスポットを経由して複数のドライブコースを統合した新たなドライブコースを作成することができる。
【0076】
更にまた、この情報配信システムによれば、スポットSPの人気度、新たに作成したドライブコースの総走行距離を含むドライブコースの特徴に基づいて、新たなドライブコースを作成するために用いるドライブコースを選択するので、人気度の高いスポットSPからなるドライブコースや、利用者にとって最適な総走行距離のドライブコースを作成して、利用者に提示することができる。これにより、情報配信システムは、利用者に満足度の高いドライブコースを提示することができる。
【0077】
更にまた、この情報配信システムによれば、複数のドライブコースを統合して作成した新たなドライブコースに、当該新たなドライブコースが車両の現在位置及びドライブ可能時間に適したドライブコースであることを示す情報を付加するので、お薦めのドライブコースを走行した場合にドライブ可能時間内に帰着できることを利用者に提示することができ、利用者の満足度を向上させることができる。
【0078】
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明を適用した情報配信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した情報配信システムの動作手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明を適用した情報配信システムにおいて、帰着可能なスポットを取得する処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明を適用した情報配信システムにおいて、複数のドライブコースを統合する処理手順を示すフローチャートである。
【図5】統合処理によって統合されるドライブコースを示す図である。
【図6】統合されたドライブコースを示す図である。
【図7】統合処理によって統合されるドライブコースの他の具体例を示す図である。
【図8】統合されたドライブコースの他の具体例を示す図である。
【符号の説明】
【0080】
1 車載装置
2 情報センタ
3 投稿装置群
4 基地局
7 ディスプレイ
11 通信回路
12 制御部
13 現在位置検出回路
14 ハードディスク装置
15 ナビゲーション装置
16 操作インターフェース
17 ディスプレイ
21 通信回路
22 サーバ処理部
23 制御部
24 データベース記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載された車載装置と、当該車載装置に情報を配信する情報配信装置とを有する情報配信システムにおいて、
前記車載装置は、車両の現在位置を検出する位置検出手段と、車両の運転者によってドライブ可能時間が入力される入力手段と、前記現在位置及びドライブ可能時間を含むドライブコースの送信要求を前記情報配信装置に送信する通信手段とを備え、
前記情報配信装置は、ドライブコースを表す投稿情報を収集する情報収集手段と、前記車載装置からドライブコースの送信要求が送信された場合に、前記現在位置と前記ドライブ可能時間とから車両が帰着可能な地点を取得し、当該帰着可能な地点からなるドライブコース同士を統合し、新たなドライブコースを作成するコンテンツ作成手段と、当該作成したドライブコースを、前記送信要求を送信した車載装置に送信する通信手段とを備え、
前記車載装置は、前記情報配信装置から送信されたドライブコースを前記通信手段により受信した場合に、当該受信したドライブコースを表示させる表示手段を備えること
を特徴とする情報配信システム。
【請求項2】
前記情報収集手段は、前記投稿情報として、前記地点の位置情報を含む地点情報と、当該地点情報を連結させて構成される経路情報とを収集し、
前記コンテンツ作成手段は、前記送信要求に含まれる現在位置から最短距離に存在するドライブコースを検索し、当該ドライブコースと他のドライブコースとを統合して、新たなドライブコースを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
【請求項3】
前記コンテンツ作成手段は、複数のドライブコースに含まれる地点間の距離が所定距離内である場合に、当該複数のドライブコースを統合して新たなドライブコースを作成することを特徴とする請求項2に記載の情報配信システム。
【請求項4】
前記情報収集手段は、前記投稿情報として、前記地点の種別を含む地点情報と、当該地点情報を連結させて構成される経路情報とを収集し、
前記コンテンツ作成手段は、複数のドライブコースに含まれる地点の種別が同一である場合に、当該複数のドライブコースを統合することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
【請求項5】
前記情報収集手段は、前記地点の種別を表す文字列を収集し、
前記コンテンツ作成手段は、前記地点情報に含まれる地点の種別を表す文字列が同一である場合には、当該地点の種別が同一であると判定して、複数のドライブコースを統合することを特徴とする請求項4に記載の情報配信システム。
【請求項6】
前記情報収集手段は、前記投稿情報として、少なくとも前記地点の位置情報を含む地点情報を収集し、
前記コンテンツ作成手段は、地点の位置情報を用いて統合するドライブコースの地点を特定し、当該特定された地点同士を統合することによって複数のドライブコースを統合することを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の情報配信システム。
【請求項7】
前記コンテンツ作成手段は、地点の人気度、新たに作成したドライブコースの総走行距離を含むドライブコースの特徴に基づいて、新たなドライブコースを作成するために用いるドライブコースを選択することを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
【請求項8】
前記コンテンツ作成手段は、複数のドライブコースを統合して作成した新たなドライブコースに、当該新たなドライブコースが車両の現在位置及びドライブ可能時間に適したドライブコースであることを示す情報を付加し、当該作成したドライブコースと共に前記送信要求を送信した車載装置に送信させることを特徴とする請求項1に記載の情報配信システム。
【請求項9】
予めドライブコースを表す投稿情報を収集しておき、
車両の現在位置及びドライブ可能時間が決定された場合に、当該現在位置とドライブ可能時間とに基づいて車両が帰着可能な地点を取得し、
当該帰着可能な地点を含む複数のドライブコース同士を統合し、新たなドライブコースを作成し、
前記作成したドライブコースを表示させること
を特徴とする情報提示方法。
【請求項10】
車両に搭載された車載装置に情報を配信する情報配信装置において、
ドライブコースを表す投稿情報を収集する情報収集手段と、
前記車載装置から、車両の現在位置及び車両の運転者によって入力されたドライブ可能時間を含むドライブコースの送信要求を受信する要求受信手段と、
前記車載装置からドライブコースの送信要求を受信した場合に、前記車載装置の現在位置とドライブ可能時間とから車両が帰着可能な地点を取得し、当該帰着可能な地点を含む複数のドライブコースを統合し、新たなドライブコースを作成するコンテンツ作成手段と、
前記コンテンツ作成手段により作成されたドライブコースを、前記送信要求を送信した車載装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする情報配信装置。
【請求項11】
情報配信装置から配信された情報を運転者に提示する車載装置において、
車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
車両の運転者によってドライブ可能時間が入力される入力手段と、
前記現在位置及びドライブ可能時間を含むドライブコースの送信要求を前記情報配信装置に送信し、運転者に提示する情報を受信する通信手段と、
前記通信手段により受信した情報を表示する表示手段とを備え、
前記表示手段は、前記通信手段により送信した現在位置及び前記ドライブ可能時間に基づいて車両が帰着可能な地点からなるドライブコースを表示することを特徴とする車載装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−38778(P2010−38778A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−203238(P2008−203238)
【出願日】平成20年8月6日(2008.8.6)
【出願人】(000003997)日産自動車株式会社 (16,386)
【Fターム(参考)】