説明

撮像装置

【課題】撮影者が所望する撮影条件を簡単に設定することが出来る撮像装置を提供する。
【解決手段】操作部により撮影条件の設定が行われ(ステップS5)、設定された撮影条件のデータの消失を防止するための消失防止操作が行われる場合は、所定の押しボタンが長押し操作されて(ステップS8)、当該押しボタンに関連付けられた記憶領域に当該撮影条件のデータが記憶される(ステップS10)。そして、消失防止操作に基づいて記憶された撮影条件のデータにより、撮影条件が変更される場合は、所定の押しボタンが短押し操作された後(ステップS12)、当該押しボタンに関連付けられた記憶領域に撮影条件のデータが記憶されている時(ステップS13)は、その撮影条件のデータに基づいて、撮影条件が変更され(ステップS14)、記憶されていない時は、EEPROM13に予め記憶されている撮影条件の初期データが読み出されて、カメラ100に設定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、撮影条件を記憶する撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラ(Digital still camera)等の撮像装置では、撮影時において、「レンズの絞り値」、「シャッター速度」、「ISO(International Organization for Standardization speed rating)感度」、「ホワイトバランス」、「フラッシュ切換え」、「手ぶれ補正」、「撮影モード」、「撮影シーン」、「画像サイズ」、「画質」等の様々な撮影条件が、撮影者により任意に設定される。
【0003】
このような撮影条件の設定は、撮影者の意図を反映した撮影を行うことが出来る一方、他方では、撮影条件の設定に手間が掛かってシャッターチャンスを逃す恐れがある。かかる問題を解決するための撮像装置は、例えば、後掲の特許文献1〜5に開示されている。
【0004】
詳しくは、特許文献1に記載のデジタルカメラでは、外部記憶媒体に記憶されている複数の画像ファイルに対して、当該画像ファイルに付加されている撮影条件情報を参照する処理が実行され、もっとも使用頻度が高い設定値(撮影条件情報)が抽出される。そして、抽出された設定値が、撮影者が所望する撮影条件としてデジタルカメラに設定される。
【0005】
特許文献2に記載のデジタルカメラでは、サーバに格納されているサムネイル画像が、ネットワークを介して取得される。そして、取得されたサムネイル画像の中に、撮影者が所望するサムネイル画像がある場合、当該サムネイル画像に関する撮影条件が、撮影者が所望する撮影条件としてデジタルカメラに設定される。
【0006】
特許文献3に記載のデジタルカメラでは、記録媒体から読み出した画像と同じ撮影条件を設定する場合、この画像と一緒に読み出した当該画像データに関連するタグ情報に基づいて、撮影条件の設定が行われる。
【0007】
特許文献4に記載の撮像装置では、フレーミング手法や撮影手法に関するガイド情報が予め当該撮像装置に格納されており、撮影時においては、被写体に応じたガイド情報がモニタに表示される。
【0008】
特許文献5に記載のデジタルカメラでは、撮影条件が記録されている着脱自在な2つのメモリカードに対応する2つのシャッターボタンが設けられている。そして、一方のシャッターボタンが操作された際は、当該シャッターボタンに対応するメモリカードから読み出された撮影条件に基づいて撮影が行われ、他方のシャッターボタンが操作された際に、当該シャッターボタンに対応するメモリカードから読み出された撮影条件に基づいて撮影が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2004−193884号公報
【特許文献2】特開2003−319327号公報
【特許文献3】特開2003−153074号公報
【特許文献4】特開2002−281356号公報
【特許文献3】特開2001−160915号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、上述したデジタルカメラや撮像装置では、撮影条件を設定する際に参照する画像データが無い場合は、撮影者が所望する撮影条件を設定出来ないものがあり、また、撮影条件の設定に際して、例えば、デジタルカメラに備えられた画面にセットアップ画面を表示させて、当該セットアップ画面上で所定の操作を行わなければならないものもある。
【0011】
以上の理由から、撮影者が所望する撮影条件を設定するためには、色々と手間が掛かるため、シャッターチャンスを逃す恐れがある。
【0012】
本発明は、上述した問題点に鑑み、撮影者が所望する撮影条件を簡単に設定することが出来る撮像装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る撮像装置は、複数の操作部から構成される操作手段と、被写体の画像を画像データとして取得する撮像手段と、予め設定されている初期の撮影条件のデータを記憶した第1の記憶手段と、各部を制御する制御手段とを備えており、第1の記憶手段に、操作手段の所定の操作部に関連付けられた第1の記憶領域を設けている。そして、制御手段は、操作手段により撮影条件が設定され、かつ、所定の操作部において第1の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた第1の記憶領域に、操作手段により設定された撮影条件のデータを記憶する。また、制御手段は、所定の操作部において第2の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた第1の記憶領域に、撮影条件のデータが記憶されているか否かを検証し、撮影条件のデータが記憶されている場合は、当該データに基づいた撮影条件を設定し、撮影条件のデータが記憶されていない場合は、初期の撮影条件のデータに基づいた撮影条件を設定する。
【0014】
このようにすることで、カメラ等の撮像装置において撮影条件の設定を行う場合、撮影条件を設定するための画像データが無い場合でも、撮影者が所望する撮影条件を設定することが出来る。また、第2の操作による撮影条件の設定に際して、第1の操作により既に設定済みの撮影条件を利用出来るので、例えば、撮像装置に備えられた画面にセットアップ画面を表示させて、当該セットアップ画面上で所定の操作を行うことが不要となり、撮影者が所望する撮影条件をワンタッチで簡単に設定することが出来る。これにより、撮影条件の設定に色々と手間が掛かって、シャッターチャンスを逃してしまうことを抑制することが出来る。
【0015】
本発明では、撮影条件のデータを着脱自在なメモリカード等に記憶させても良い。この場合の本発明に係る撮像装置は、複数の操作部から構成される操作手段と、被写体の画像を画像データとして取得する撮像手段と、予め設定されている初期の撮影条件のデータを記憶した第1の記憶手段と、撮像手段により取得された画像データを記憶するための着脱自在な第2の記憶手段と、各部を制御する制御手段とを備えており、第2の記憶手段に、操作手段の所定の操作部に関連付けられた第2の記憶領域を設けている。そして、制御手段は、操作手段により撮影条件が設定され、かつ、所定の操作部において第1の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた第2の記憶領域に、操作手段により設定された撮影条件のデータを記憶する。また、制御手段は、所定の操作部において第2の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた第2の記憶領域に、撮影条件のデータが記憶されているか否かを検証し、撮影条件のデータが記憶されている場合は、当該データに基づいた撮影条件を設定し、撮影条件のデータが記憶されていない場合は、初期の撮影条件のデータに基づいた撮影条件を設定する。
【0016】
このようにすることで、上述した効果に加えて、撮影者が所望する撮影条件が記憶されたメモリカード等(着脱自在な第2の記憶手段)を、同じ機種や、同じ撮影条件の設定方法を採用している他の撮像装置で使用することにより、使用先の撮像装置において、撮影者が所望する撮影条件を簡単に設定することが出来る。
【0017】
本発明において、第1および第2の操作のうち、一方の操作を行う場合は、所定の操作部を一定時間以上押圧操作し、他方の操作を行う場合は、所定の操作部を一定時間未満押圧操作してもよい。
【0018】
このようにすることで、同一の操作部で異なる2つの操作を行うことが出来るため、撮影者が撮影条件を設定する場合の利便性が向上する。
【0019】
本発明において、撮影条件の概略を示す概略情報を報知する報知手段を更に設け、第1または第2の記憶領域に記憶されている撮影条件のデータに基づいた撮影条件が設定された場合に、報知手段により、概略情報の報知を行ってもよい。
【0020】
このようにすることで、撮影条件の設定を変更した際に、撮影者は、当該撮影条件に対応した最適な撮影環境等の情報を知ることが出来るため、撮影条件の選択間違いによる撮影の失敗を未然に防ぐことが出来る。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、所定の操作部において第1の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた第1の記憶領域に、操作手段により設定された撮影条件のデータが記憶され、所定の操作部において第2の操作が実行され、かつ、当該所定の操作部に関連付けられた第1の記憶領域に、撮影条件のデータが記憶されている場合は、当該データに基づいた撮影条件が撮像装置に設定されるため、撮影者が所望する撮影条件を簡単に設定することが出来る撮像装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】デジタルスチルカメラの構成を示したブロック図である。
【図2】デジタルスチルカメラの正面図である。
【図3】デジタルスチルカメラの背面図である。
【図4】デジタルスチルカメラの左側面図である。
【図5】撮影条件が設定される場合の設定手順等を示すフローチャートである。
【図6】撮影条件の設定画面の一例を示した図である。
【図7】撮影条件の設定画面の一例を示した図である。
【図8】撮影条件の設定画面の一例を示した図である。
【図9】設定された撮影条件の一例を示した図である。
【図10】設定された撮影条件の一例を示した図である。
【図11】設定された撮影条件の一例を示した図である。
【図12】各押しボタンに関連付けられた撮影条件データの記憶領域の一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。尚、以下の図では、同一部分または対応する部分に同一符号を付してある。
【0024】
図1は、デジタルスチルカメラ100の構成を示したブロック図である。図2は、デジタルカメラ100の正面図である。図3は、デジタルカメラ100の背面図である。図4は、図2に示すデジタルカメラ100の左側面図である。デジタルスチルカメラ100は、本発明である撮像装置の一実施形態である。以下においては、デジタルスチルカメラを「カメラ」と略記する。
【0025】
図1のカメラ100において、CPU(Central Processing Unit)11は、カメラ100の各部を制御する。
【0026】
RAM(Random Access Memory)12は、CPU11によって各種制御処理が実行される際に生じる処理情報を一時的に記憶する。このため、CPU11は、制御処理の実行時にRAM12にアクセスして、必要なデータの読み込み、および、書き込みを行う。
【0027】
EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)13は、CPU11により実行される制御プログラムや各種アプリケーションプログラムを予め記憶している。
【0028】
操作部14では、カメラ100の各種操作が行われる。この操作部14は、図2〜図4において図示されているシャッターボタン14aや、図3および図4において図示されている十字キーボタン14b、同じく、図3および図4において図示されている3個の押しボタン14c〜14e等から構成されている。各ボタンは、押圧操作が可能な構造となっており、特に、十字キーボタン14bでは、上端部/下端部/右端部/左端部および中央部のそれぞれにおいて押圧操作が可能な構造となっている。尚、操作部14には、これら以外のボタンも含まれているが、本実施形態においては、当該ボタンの図示および説明を省略する。
【0029】
表示部15は、図3に示す通り、カメラ100の背面に設けられている。この表示部15は、撮影時においては、被写体の画像を表示するファインダとして機能し、再生時においては、撮影した静止画または動画を表示するモニタとして機能する。また、「ISO感度」、「ホワイトバランス」、「フラッシュ切換え」等の撮影条件の設定が行われる場合は、当該設定に係る画面(以下、「設定画面」と記載)が、表示部15に表示される。
【0030】
表示部15は、例えば、ディスプレイであるLCD(Liquid Crystal Display)15a(図3)と、当該LCDを駆動させるLCD駆動回路(図示省略)と、LCDの光源であるバックライト(図示省略)等から構成されている。
【0031】
撮影レンズユニット16は、図2に示す通り、その一部がカメラ100の正面から見える状態で、当該カメラ100に設けられている。この撮影レンズユニット16は、被写体を撮影するためのものであり、例えば、複数枚のレンズから成るレンズ群16a(図2)と、焦点調節を行うレンズ制御回路(図示省略)と、ズーム調節を行うレンズ駆動モータ(図示省略)と、レンズから入ってくる光量を調整する絞り(図示省略)と、当該絞りの開度を調整する絞り駆動回路(図示省略)等から構成されている。
【0032】
CCD(Charge Coupled Device) 17は、撮影レンズユニット16により結像された被写体像を、R(赤)・G(緑)・B(青)の色成分の画像信号に光電変換して、後述の信号処理回路19に出力する。
【0033】
TG(Timing Generator)18は、CCD17の駆動を制御するための駆動制御信号を生成する。例えば、撮影レンズユニット16における露出制御は、CCD17の露出時間(CCD17の電荷蓄積時間)と、絞り(図示省略)との調節により行われる。このため、TG18は、CCD17の露出時間等を制御するための駆動制御信号を生成する。尚、CCD17の露出時間は、シャッタースピードに相当する。
【0034】
信号処理回路19は、CCD17から得られる画像信号に対して所定の信号処理を行う。この信号処理回路19は、例えば、CDS(Correlated Double Sampling)回路と、AGC(Automatic Gain Controller)と、ADC(Analog to Digital Converter)等から構成されている。尚、上述したCDS、AGC、ADCについては、図示を省略する。
【0035】
CDSは、アナログ信号のノイズを除去し、AGCは、アナログ信号のゲインを自動調節する。ADCは、アナログ信号の画像データをデジタル信号の画像データに変換する。変換された画像データは、DSP20へ向けて出力される。
【0036】
DSP(Digital Signal Processor)20は、信号処理回路19から入力された画像データに対して、各種の信号処理を行うともに、表示部15への当該画像の表示や、後述のカードIF(Interface)21へアクセスして画像ファイルの読み書きを行う。
【0037】
このDSP20は、例えば、AF(Auto Focus)回路、AE(Automatic Exposure)/AWB(Auto White Balance)回路、画像処理回路等から構成されるIC(Integrated Circuit)チップである。尚、上述したAF回路、AE/AWB回路、画像処理回路については、図示を省略する。
【0038】
AF回路は、操作部14において、焦点位置を合わせるためのプレ撮影操作が行われた場合、当該プレ撮影で得られたプレ画像に基づいて、焦点位置を検出し、フォーカシングを行う。
【0039】
AE回路は、プレ画像のデータに基づいて、被写体輝度を測定し、測定された測光値に応じて、絞り値、露出時間、後述する発光装置22の発光可否等の露出条件を演算により求める。
【0040】
AWB回路は、撮影時のホワイトバランスを自動調整する。このようにして求められた各種設定値は、CPU11によってRAM12に書き込まれることにより、撮影処理を実行する際の撮影条件として設定される。
【0041】
画像処理回路は、画像データに対して、ガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正等の画質補正処理や、その他種々の画像処理を行う。
【0042】
カードIF21は、図4に示す通り、カメラ100の左側面に設けられている。このカードIF21は、カメラ100によって撮影された画像(静止画や動画)を記憶するためのメモリカードMを着脱可能に収容するインターフェイスである。
【0043】
埃や水分の浸入を防止するため、カードIF21は、通常、カバーC(図4)で閉じられている。カバーCは、例えば、メモリカードMを交換する時に開かれる。メモリカードMは、例えば、SD(Secure Digital)カードや、SDHC(SD High Capacity)カードである(「SD」および「SDHC」は、登録商標)。
【0044】
発光装置22は、図2に示す通り、その一部がカメラ100の正面から見える状態で、当該カメラ100に設けられている。この発光装置22は、撮影時における補助的な光源であり、例えば、被写体からの反射光を測定し、その測定値に応じた光量を自動設定して発光する。発光装置22は、例えば、エレクトロニックフラッシュ(Electronic Flash)である。
【0045】
RTC(Real Time Clock)23は、撮影日時を管理するための時計回路である。つまり、RTC23では、現在時刻が逐次カウントされる。尚、このRTC23は、カメラ100の電源OFF期間であっても、内蔵電池(図示省略)から電源供給を受けて動作するようになっている。
【0046】
タイマー24は、経過時間を計測する回路である。例えば、操作部14にて所定の操作が行われた場合に、当該操作実行時からの経過時間が、タイマー24により計測される。このため、例えば、シャッターボタンを押してから数秒後にシャッターを切る「セルフタイマー機能」の利用時において、タイマー24による経過時間の計測が行われる。
【0047】
以上において、操作部14は、本発明における操作手段の一実施形態を構成し、撮像レンズユニット16は、本発明における撮像手段の一実施形態を構成し、EEPROM13は、本発明における第1の記憶手段の一実施形態を構成する。制御部11は、EEPROM13と共に、本発明における制御手段の一実施形態を構成する。メモリカードMは、本発明における着脱自在な第2の記憶手段を構成する。
【0048】
図5は、以上のような構成のカメラ100において撮影者が所望する撮影条件が設定される場合の設定手順や、各設定手順において実施される処理等を説明するためのフローチャートである。
【0049】
図5のフローチャートにおいて、ステップS1では、カメラ100(図1)の操作部14(図1)において所定の操作が実行されて、カメラ100が起動する。例えば、撮影者によって、図示しない電源ボタンが操作されて、カメラ100の電源がONになる。これにより、カメラ100は、撮影可能な状態(以下、「撮影モード」と記載)となる。
【0050】
ステップS2では、撮影条件の設定を行うための操作が行われる場合(ステップS2:YES)は、ステップS3へ進み、行われない場合(ステップS2:NO)は、ステップS16へ進む。
【0051】
ステップS3では、カメラ100の操作部14において、撮影条件の設定を行うための操作が実行される。この場合、例えば、撮影者によって、十字キーボタン14b(図3)の中央部が長めに(数秒間)押圧される。以下においては、ボタンを長めに押圧する操作を、「長押し操作」と記載する。
【0052】
ステップS4では、ステップS3での操作に基づいて、撮影条件を設定するための設定画面が、表示部15(図1)に表示される。例えば、十字キーボタン14bの中央部が長押し操作されたことに基づいて、CPU11(図1)がEEPROM13(図1)に記憶されているプログラムを実行する。これにより、カメラ100は、「撮影モード」から撮影条件の設定が行われる状態(以下、「撮影条件設定モード」と記載)に移行する。
【0053】
「撮影条件設定モード」に移行した場合、表示部15のLCD15a(図3)には、例えば、図6に示すような撮影条件設定画面W1が表示される。撮影条件設定画面W1において、R1は、撮影条件の設定に係る各種項目が列挙された設定項目欄である。R2は、各種設定項目毎に設定可能な撮影条件が列挙された条件一覧である。Kは、設定項目欄R1から撮影条件の変更を行う設定項目を選択した後、各条件一覧R2から所望する撮影条件を選択するためのカーソルである。
【0054】
また、条件一覧R2において、「<<」は、当該条件一覧R2の枠内に表示されていない撮影条件があり、例えば、十字キーボタン14bの左端部を操作し続けることで、表示されていない撮影条件が表示されることを示している。同じく、条件一覧R2において、「>>」は、当該条件一覧R2の枠内に表示されていない設定内容があり、例えば、十字キーボタン14bの右端部を操作し続けることで、表示されていない撮影条件が表示されることを示している。
【0055】
ステップS5では、ステップS4において表示部15に表示された設定画面を利用した撮影条件の設定が行われる。例えば、LCD15aにおいて、撮影条件設定画面W1の画面上にあるカーソルKが、撮影者による十字キーボタン14bの上端部または下端部の操作に基づいて、図6に示す設定画面W1上の位置から図7に示す設定画面W2上の位置に垂直移動する。これにより、設定項目R1の中から、撮影者が所望する設定項目が選択される。
【0056】
設定項目R1の選択が終わると、例えば、撮影者による十字キーボタン14bの右端部または左端部の操作に基づいて、撮影条件設定画面W1の画面上にあるカーソルKが、図7に示す設定画面W2上の位置から図8に示す設定画面W3上の位置に水平移動する。これにより、条件一覧R2の中から、撮影者が所望する撮影条件が選択される。
【0057】
条件一覧R2において所定の撮影条件の選択が終了すると、例えば、撮影者による十字キーボタン14bの中央部の操作に基づいて、選択された撮影条件が確定される。撮影条件が確定されると、例えば、図8中の設定項目R1「F値」に対応する条件一覧R2中の撮影条件「3.3」に示されるように、確定された撮影条件の背景色が「灰色」になる。そして、当該撮影条件の確定後、カーソルKは、例えば、下段の設定項目R1に自動的に移動する。
【0058】
以上、ステップS5にて説明した操作が、撮影者によって設定項目毎に行われることで、当該撮影者が所望する撮影条件を細かく設定することが出来る。
【0059】
ステップS6では、撮影条件の設定操作を終了させる場合(ステップS6:YES)は、ステップS7へ進み、終了させない場合(ステップS6:NO)は、ステップS6に戻って、撮影条件の設定操作を継続する。
【0060】
ステップS7では、撮影条件の設定操作を終了させ、カメラ100の状態を、「撮影条件設定モード」から、ステップS5で設定された撮影条件を反映させた「撮影モード」に移行させる。
【0061】
ステップS7においては、例えば、撮影者により、十字キーボタン14bの中央部が再び長押し操作されることにより、当該撮影者により設定された撮影条件のデータが、CPU11の制御の下、RAM12に一時的に記憶されて、撮影条件の設定操作が終了する。そして、カメラ100の状態が、RAM12に記憶された撮影条件のデータに基づく「撮影モード」となる。RAM12に記憶された撮影条件のデータは、例えば、図9に示す設定画面W4で設定されたデータである。RAM12に記憶された撮影条件のデータは、本発明における撮影条件のデータの一例である。
【0062】
ここで、撮影条件の変更操作が再度実行されて、撮影条件が変更された場合は、RAM12に記憶されていた変更前の撮影条件のデータは、変更後の撮影条件のデータにより上書きされて、消失する。
【0063】
例えば、変更前の撮影条件のデータが、図9に示す設定画面W4で設定されたデータ(以下、「夜景撮影用データ」と記載)であり、変更後の撮影条件のデータが、図10に示す設定画面W5で設定されたデータ(以下、「スポーツ撮影用データ」と記載)や、図11に示す設定画面W6で設定されたデータ(以下、「水中撮影用データ」と記載)である場合、設定画面W4で設定されたデータは、設定画面W5や設定画面W6で設定されたデータにより上書きされる。
【0064】
また、カメラ100の電源がOFFとなった場合は、RAM12に記憶されていた撮影条件のデータは消失する。このため、再度、カメラ100の電源がONとなった場合は、例えば、CPU11により、EEPROM13に予め記憶されている撮影条件の初期データが読み出されて、カメラ100に設定される。
【0065】
このため、ステップS8では、撮影者により、ステップS5で設定された撮影条件のデータの消失を防止するための操作(以下、「消失防止操作」と記載)が行われた場合(ステップS8:YES)は、ステップS9へ進み、消失防止操作が行われない場合(ステップS8:NO)は、ステップS18へ進む。
【0066】
ステップS8において、消失防止操作が行われる場合(ステップS8:YES)は、例えば、撮影者により、3個の押しボタン14c〜14e(図3)の内のいずれか1個の押しボタンが、一定時間以上(例えば、数秒間)長押し操作される。以上において、押しボタン14c〜14eは、本発明における所定の操作部の一実施形態である。また、ステップS8で行われる操作は、本発明における第1の操作の一例である。
【0067】
ここで、本実施形態においては、例えば、EEPROM13内には、図12に示すように、押しボタン14cに関連付けられた撮影条件データの記憶領域13cと、押しボタン14dに関連付けられた撮影条件データの記憶領域13dと、押しボタン14eに関連付けられた撮影条件データの記憶領域13eと、記憶領域(図示省略)とが、予め設けられている。上述した記憶領域13c〜13eは、本発明における第1の記憶領域の一例である。
【0068】
このため、消失防止操作が行われた場合は、RAM12に記憶されている撮影条件のデータが、長押し操作が行われた押しボタン14c〜14eに関連付けられた記憶領域13c〜13eに記憶される。つまり、例えば、押しボタン14cが長押し操作された場合は、ステップS4で設定された撮影条件のデータが、当該押しボタン14cに関連付けられた記憶領域13cに記憶される。
【0069】
ステップS9では、CPU11により、ステップS5で設定された撮影条件のデータが記憶される記憶領域の検証が行われる。例えば、ステップS8において長押し操作された押しボタンが押しボタン14cである場合、CPU11により、当該押しボタン14cに関連付けられた記憶領域13cに、他の撮影条件のデータが記憶されているか否かが検証される。検証の結果、当該記憶領域に他の撮影条件のデータが記憶されていない場合(ステップS9:YES)は、ステップS10へ進み、他の撮影条件のデータが記憶されている場合(ステップS9:NO)は、ステップS17へ進む。
【0070】
ステップS10では、ステップS5で設定された撮影条件のデータが記憶される記憶領域に、他の撮影条件のデータが記憶されていないこと(ステップS9:YES)に基づいて、当該撮影条件のデータが所定の記憶領域に記憶される。例えば、ステップS8において長押し操作された押しボタンが押しボタン14cである場合、ステップS5で設定された撮影条件のデータが、当該押しボタン14cに関連付けられた記憶領域13cに記憶される。
【0071】
ステップS11では、撮影者により、撮影条件の変更を行うための操作が行われる場合(ステップS11:YES)は、ステップS12へ進み、行われない場合(ステップS11:NO)は、ステップS18へ進む。
【0072】
ステップS12では、変更される撮影条件が、ステップS8での消失防止操作に基づいて、ステップS10で記憶された撮影条件である場合(ステップS12:YES)は、ステップS13へ進み、撮影者によって新たに設定される撮影条件である場合(ステップS12:NO)は、ステップS3の直前に戻る。
【0073】
ステップS12において、ステップS10で記憶された撮影条件のデータに基づいて、撮影条件が変更される場合(ステップS12:YES)は、例えば、撮影者により、3個の押しボタン14c〜14e(図3)の内のいずれか1個の押しボタンが、一定時間未満(例えば、1秒に満たない時間)押圧される。以下においては、ボタンを短めに押圧する操作を、「短押し操作」と記載する。以上において、ステップS12で行われる操作は、本発明における第2の操作の一例である。
【0074】
ステップS13では、CPU11により、ステップS12で短押し操作された押しボタンに関連付けられた記憶領域の検証が行われ、検証の結果、当該記憶領域に撮影条件のデータが記憶されている場合(ステップS13:YES)は、ステップS14へ進み、記憶されていない場合(ステップS13:NO)は、ステップS2の直前に戻る。
【0075】
ステップS14では、ステップS12で短押し操作された押しボタンに関連付けられた記憶領域に記憶されている撮影条件のデータに基づいて、撮影条件が変更される。
【0076】
例えば、カメラ100に設定されている撮影条件が、図9に示す設定画面W4で設定された夜景撮影用のデータに基づく撮影条件であり、押しボタン14cに関連付けられた記憶領域13cに記憶されている撮影条件のデータが、同じく夜景撮影用のデータであり、押しボタン14dに関連付けられた記憶領域13dに記憶されている撮影条件のデータが、図10に示す設定画面W5で設定されたスポーツ撮影用のデータであり、押しボタン14eに関連付けられた記憶領域13eに記憶されている撮影条件のデータが、図11に示す設定画面W6で設定された水中撮影用のデータである場合、ステップS12で短押し操作された押しボタンが、押しボタン14cである場合は、撮影条件は変更されない。
【0077】
しかしながら、短押し操作された押しボタンが、押しボタン14dである場合は、夜景撮影のための撮影条件から、スポーツ撮影のための撮影条件に変更され、短押し操作された押しボタンが、押しボタン14eである場合は、夜景撮影のための撮影条件から、水中撮影のための撮影条件に変更される。
【0078】
ステップS15では、カメラ100の状態が、ステップS14で設定(変更)された撮影条件を反映させた「撮影モード」に移行して、本フローチャートが終了する。
【0079】
ステップS2において「NO」である場合は、ステップS16に進んで、EEPROM13に予め記憶されている撮影条件の初期データに基づく撮影(通常撮影)が行われ、その後、本フローチャートが終了する。
【0080】
ステップS8において「NO」である場合は、ステップS7で反映された変更後の撮影条件に基づく撮影が行われ、その後、本フローチャートが終了する。
【0081】
ステップS9において「NO」である場合は、ステップS17において、例えば、ステップS9で検証された記憶領域に記憶されている他の撮影条件のデータに対して上書き操作を行うか否かの警告表示が、LCD15aに表示され、これにより、上書き操作が行われる場合(ステップS17:YES)は、ステップS10へ移行してデータの上書きが行われ、上書き操作が行われない場合(ステップS17:NO)は、ステップS18へ移行して、ステップS7で反映された変更後の撮影条件に基づく撮影が行われ、その後、本フローチャートが終了する。
【0082】
ステップS11において「NO」である場合は、ステップS7で反映された変更後の撮影条件に基づく撮影が行われ(ステップS18)、その後、本フローチャートが終了する。
【0083】
ステップS13において「NO」である場合は、CPU11により、EEPROM13に予め記憶されている撮影条件の初期データが読み出されて、カメラ100に設定され、その後、ステップS2の直前に戻る。
【0084】
以上述べたように、上記実施形態によれば、撮影条件の設定が行われ(ステップS5)、ステップS5で設定された撮影条件のデータの消失を防止するための消失防止操作が行われる場合は、押しボタン14c〜14eの内のいずれか1個の押しボタンが長押し操作されて(ステップS8:YES)、当該押しボタンに関連付けられた記憶領域13c〜13eに、RAM12に記憶されている撮影条件のデータが記憶される(ステップS10)。そして、消失防止操作に基づいて記憶された撮影条件のデータにより、撮影条件が変更される場合は、押しボタン14c〜14eの内のいずれか1個の押しボタンが短押し操作された後(ステップS12:YES)、短押し操作された押しボタンに関連付けられた記憶領域13c〜13eに撮影条件のデータが記憶されている場合(ステップS13:YES)は、当該撮影条件のデータに基づいて、撮影条件が変更され(ステップS14)、撮影条件のデータが記憶されていない場合(ステップS13:NO)は、EEPROM13に予め記憶されている撮影条件の初期データが読み出されて、カメラ100に設定される。これにより、撮影条件を設定するための画像データが無い場合でも、撮影者が所望する撮影条件を設定することが出来る。また、ステップS12での操作による撮影条件の設定に際して、ステップS8での操作により既に設定済みの撮影条件データをそのまま利用出来るので、以前に撮影したシーンと同じようなシーンを撮影する場合には、LCD15aにセットアップ画面を表示させて、当該セットアップ画面上で所定の操作を行わなくても、そのシーンに対応した押しボタン14c〜14eを短押しするだけで良いため、撮影者が所望する撮影条件をワンタッチで簡単に設定することが出来る。
【0085】
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することが出来る。例えば、上記実施形態では、EEPROM13内に、押しボタン14c〜14eに関連付けられた記憶領域13c〜13eを予め設けたが、これに限られず、メモリカードMがカメラ100に取り付けられた際に、当該メモリカードM内に、押しボタン14c〜14eに関連付けられた記憶領域13c〜13eを設けてもよい。そして、押しボタン14c〜14eの内のいずれか1個の押しボタンが長押し操作された場合に、当該押しボタンに関連付けられたメモリM内の記憶領域13c〜13eに、RAM12に記憶されている撮影条件のデータを記憶してもよい。これにより、同じ機種や、同じ撮影条件の設定方法を採用している他の撮像装置で、撮影条件が記憶されているメモリカードMを使用することにより、使用先の撮像装置において、撮影者が所望する撮影条件を簡単に設定することが出来る。
【0086】
また、上記実施形態では、消失防止操作を行う場合に、押しボタン14c〜14eの内のいずれか1個の押しボタンを長押し操作し、消失防止操作に基づいて記憶された撮影条件のデータにより、撮影条件が変更される場合に、押しボタン14c〜14eの内のいずれか1個の押しボタンを短押し操作したが、これに限られず、消失防止操作を行う場合に短押し操作し、撮影条件を変更する場合に、長押し操作しても良い。いずれにしても、このように、同一の押しボタンで異なる2つの操作を行うことが出来るため、撮影者が撮影条件を設定する場合の利便性が向上する。
【0087】
また、消失防止操作に基づいて記憶された撮影条件のデータにより、撮影条件が変更された場合に、例えば、表示部15のLCD15aに、「夜景撮影用の撮影条件に設定されています」等の変更された撮影条件の概略情報を表示しても良い。これにより、撮影条件の設定を変更した際に、撮影者は、当該撮影条件に対応した最適な撮影環境等の情報を知ることが出来るため、撮影条件の選択間違いによる撮影の失敗を未然に防ぐことが出来る。尚、この概略情報は、例えば、操作部14において所定の操作を行うことで、該当する撮影条件のデータに付加させても良いし、これ以外の他の方法により付加させても良い。
【0088】
また、消失防止操作に基づいて記憶された撮影条件のデータにより、撮影条件が変更された場合に、撮像装置側の設備状態が、当該撮影条件を満たしていない時は、その旨を撮影者に警告するようにしてもよい。例えば、撮影した画像等を表示するための表示部と、撮影操作時の操作音等を出力するためのスピーカとを備えたカメラにおいて、変更後の撮影条件に、外付けの発光装置を用いて強制発光する条件が含まれており、当該撮影条件に基づいて撮影を行うカメラに、外付けの発光装置が接続されていない場合は、表示部に「発光装置が接続されていません」と警告する画像を表示しても良いし、スピーカから「発光装置が接続されていません」と警告する音声を出力してもよい。これにより、撮影者は、カメラの設備状態が変更した撮影条件を満たしていないことを認識することが出来るため、撮影の失敗を未然に防ぐことが出来る。
【0089】
さらに、上記実施形態では、撮像装置として、デジタルスチルカメラを例に挙げたが、これに限られず、デジタルスチルカメラの撮像機能を備えたデジタルビデオカメラなどでも利用することが出来る。
【符号の説明】
【0090】
11 CPU
12 RAM
13 EEPROM
13c〜13e 記憶領域
14 操作部
14c〜14e 押しボタン
15 表示部
15a LCD
16 撮影レンズユニット
100 デジタルスチルカメラ
M メモリカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の操作部から構成される操作手段と、
被写体の画像を画像データとして取得する撮像手段と、
予め設定されている初期の撮影条件のデータを記憶した第1の記憶手段と、
各部を制御する制御手段と、
を備えた撮像装置において、
前記第1の記憶手段に、前記操作手段の所定の操作部に関連付けられた第1の記憶領域を設け、
前記制御手段は、前記操作手段により撮影条件が設定され、かつ、前記所定の操作部において第1の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた前記第1の記憶領域に、前記操作手段により設定された撮影条件のデータを記憶し、
前記制御手段は、前記所定の操作部において第2の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた前記第1の記憶領域に、撮影条件のデータが記憶されているか否かを検証し、
撮影条件のデータが記憶されている場合は、当該データに基づいた撮影条件を設定し、撮影条件のデータが記憶されていない場合は、前記初期の撮影条件のデータに基づいた撮影条件を設定することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
複数の操作部から構成される操作手段と、
被写体の画像を画像データとして取得する撮像手段と、
予め設定されている初期の撮影条件のデータを記憶した第1の記憶手段と、
前記撮像手段により取得された画像データを記憶するための着脱自在な第2の記憶手段と、
各部を制御する制御手段と、
を備えた撮像装置において、
前記第2の記憶手段に、前記操作手段の所定の操作部に関連付けられた第2の記憶領域を設け、
前記制御手段は、前記操作手段により撮影条件が設定され、かつ、前記所定の操作部において第1の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた前記第2の記憶領域に、前記操作手段により設定された撮影条件のデータを記憶し、
前記制御手段は、前記所定の操作部において第2の操作が実行された場合は、当該所定の操作部に関連付けられた前記第2の記憶領域に、撮影条件のデータが記憶されているか否かを検証し、
撮影条件のデータが記憶されている場合は、当該データに基づいた撮影条件を設定し、撮影条件のデータが記憶されていない場合は、前記初期の撮影条件のデータに基づいた撮影条件を設定することを特徴とする撮像装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
前記第1および第2の操作のうち、一方の操作を行う場合は、前記所定の操作部を一定時間以上押圧操作し、他方の操作を行う場合は、前記所定の操作部を一定時間未満押圧操作することを特徴とする撮像装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
前記撮影条件の概略を示す概略情報を報知する報知手段を更に設け、
前記第1または第2の記憶領域に記憶されている撮影条件のデータに基づいた撮影条件が設定された場合に、前記報知手段により、前記概略情報の報知を行うことを特徴とする撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−19061(P2011−19061A)
【公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−162006(P2009−162006)
【出願日】平成21年7月8日(2009.7.8)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】