説明

新規オキシム誘導体及び代謝型グルタミン酸受容体のアロステリック調節因子としての利用

本発明は、一般式(I)の新規オキシム誘導体、それらを含む医薬組成物、及び、哺乳動物でのグルタミン酸作動性シグナル伝達及び/又は機能の変化に関連する状態、及び/又はグルタミン酸レベル若しくはシグナル伝達の変化に影響を受ける可能性のある状態を治療する及び/又は予防するためのその使用を提供する。本発明はさらに、グルタミン酸に感受性をもつ神経系受容体の調節因子を含むことで、急性及び慢性の神経学的及び/又は精神医学的障害の治療及び/又は予防に特に好適な、一般式(I)の新規オキシム誘導体を提供する。特定の実施形態では、本発明の新規オキシム誘導体は、代謝型グルタミン酸受容体(mGluR)の調節因子である。本発明はさらに、mGluRの正のアロステリック調節因子、及びより具体的には、mGluR4の正のアロステリック調節因子を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)の化合物、又はその薬学上許容可能な塩、溶媒和物若しくはプロドラッグ
【化1】

{式中、
、R、R、及びRは、それぞれ独立して−L−R基を表し、ここで、
Lは、結合、C−C10アルキレン、C−C10アルケニレン、又はC−C10アルキニレンから選択され、該アルキレン、該アルケニレン又は該アルキニレンは、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、又は−NHから独立して選択される1つ以上の基によって置換されていてもよく、さらに、該アルキレン、該アルケニレン又は該アルキニレンに含まれる1つ以上の−CH−単位は−O−、−NR11−、−CO−、−S−、−SO−、又は−SO−から独立して選択される1つの基によって置き換えられていてもよい、
Rは、水素、C−C10アルキル、ハロゲン、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、−NR1112、−OR11、−SR11、−SOR11、−SO11、−CF、又は−CNから選択され、該置換されていてもよいアリール、該置換されていてもよいヘテロアリール、該置換されていてもよいシクロアルキル、又は該置換されていてもよいヘテロシクロアルキルは、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−O(C−Cアルキル)、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成してもよい]、又は−L−R13から独立して選択される1つ以上の基によって置換されていてもよい、
11及びR12はそれぞれ独立して、水素、置換されていてもよいC−C10アルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、又は−CFから選択され、該置換されていてもよいアルキル、該置換されていてもよいアリール、該置換されていてもよいヘテロアリール、該置換されていてもよいシクロアルキル、又は該置換されていてもよいヘテロシクロアルキルは、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−O(C−Cアルキル)、−NH、−NH(C−Cアルキル)、又は−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成しいてもよい]から独立して選択される1つ以上の基によって置換されていてもよい、
は、結合、C−C10アルキレン、C−C10アルケニレン、又はC−C10アルキニレンから選択され、該アルキレン、該アルケニレン又は該アルキニレンに含まれる1つ若しくは2つの−CH−単位はそれぞれ−O−、−NH−、−N(C−Cアルキル)−、−CO−、−S−、−SO−、又は−SO−から独立して選択される1つの基によって置き換えられていてもよい、
13は、水素、C−Cアルキル、ハロゲン、置換されていてもよいフェニル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、−OH、−O(C−Cアルキル)、−SH、−S(C−Cアルキル)、−CF、又は−CNから選択され、該置換されていてもよいフェニル、該置換されていてもよいヘテロアリール、該置換されていてもよいシクロアルキル、又は該置換されていてもよいヘテロシクロアルキルは、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−O(C−Cアルキル)、−NH、−NH(C−Cアルキル)、又は−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)から独立して選択される1つ以上の基によって置換されていてもよく、該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成していてもよい、
は、水素、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−O(C−Cアルキル)、−COOH、−COO(C−Cアルキル)、−CONH、−CONH(C−Cアルキル)、−CON(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[該−CON(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成していてもよい]、−NH、−NH(C−Cアルキル)、又は−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成していてもよい]から選択され、
Aは、飽和環であっても不飽和環であってもよい、式(II)に対応する二環部分であり:
【化2】

式中、
nは0又は1であり、
からXはそれぞれ独立して、N、N(RX1)、C(RX2)、C(RX2)(RX3)、O、S、S(O)、S(O)、又はC(O)から選択され、
は、N又はN(RX1)であり、
窒素原子を含むXからXはいずれもN−オキシド基を形成していてもよく、
及びXはそれぞれ独立してN、C、又はC(RX2)から選択され、
各RX1はそれぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、−OH、−O(C−Cアルキル)、又は−(C−Cアルキレン)−フェニルから選択され、かつ
各RX2及び各RX3はそれぞれ独立して、水素、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−O(C−Cアルキル)、−COOH、−COO(C−Cアルキル)、−CONH、−CONH(C−Cアルキル)、−CON(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、−NH、−NH(C−Cアルキル)、又は−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)又は該−CON(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC1−C4アルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成していてもよい]から選択される}。
【請求項2】
Lが、結合、C−Cアルキレン、C−Cアルケニレン、又はC−Cアルキニレンであって、該アルキレン、該アルケニレン、又は該アルキニレンに含まれる1つ若しくは2つの−CH−単位がそれぞれ−O−、−NR11−、−CO−、又は−S−から独立して選択される1つの基によって置き換えられていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
Rが、水素、置換されていてもよいアリール、5個若しくは6個の環原子を有し、1個、2個、若しくは3個の環原子がそれぞれ独立してO、S、又はNから選択され、かつ、その他の環原子が炭素原子である置換されていてもよいヘテロアリール、3個〜10個の環原子を有し、1個以上の環原子がそれぞれ独立してO、S、又はNから選択され、かつ、その他の環原子が炭素原子である置換されていてもよいヘテロシクロアルキル、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)、又は−O(C−Cアルキル)から選択され、ここで該置換されていてもよいアリール、該置換されていてもよいヘテロアリール又は該置換されていてもよいヘテロシクロアルキルがC−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−O(C−Cアルキル)、−NH、−NH(C−Cアルキル)、−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成していてもよい]、又は−L−R13からそれぞれ独立して選択される1つ以上の基によって置換されていてもよい、請求項1又は2に記載の化合物。
【請求項4】
及びRがそれぞれ水素であり、R及びRの一方が水素であり、かつ、R及びRの他方が、水素;C−Cアルキル;−(C−Cアルキレン)−O−(C−Cアルキル);−(C−Cアルキニレン)−フェニル;−OH;−O(C−Cアルキル);−O(C−Cアルキレン)−O−(C−Cアルキル);−(C−Cアルキレン)−モルホリニル;−O(C−Cアルキレン)−フェニル;−O(C−Cアルキレン)−イミダゾリル;−O(C−Cアルキレン)−ピロリジニル、−O(C−Cアルキレン)−ピペリジニル;−O(C−Cアルキレン)−モルホリニル;−O(C−Cアルキレン)−オキサゼパニル;−O(C−Cアルキレン)−(2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル);−O(C−Cアルキレン)−ピペラジニレン−(C−Cアルキル);又は−O(C−Cアルキレン)−ジアゼパニレン−(C−Cアルキル)から選択され、ここで該フェニル部分、該イミダゾリル部分、該ピロリジニル部分、該ピペリジニル部分、該モルホリニル部分、該オキサゼパニル部分、該2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル部分、該ピペラジニレン部分、及び該ジアゼパニレン部分がそれぞれ、ハロゲン、−CF、C−Cアルキル、−(C−Cアルキレン)−OH、−(C−Cアルキレン)−O−(C−Cアルキル)、−OH、−O(C−Cアルキル)、−O−(C−Cアルキレン)−O−(C−Cアルキル)、−NH、−NH(C−Cアルキル)、又は−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[ここで該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成していてもよい]から独立して選択される1つ以上の基によって置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
が水素である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
Aが請求項1で定義される式(II)に対応する二環部分であり、該二環部分の第一の環が一般式(I)の化合物の他の部分に結合している芳香族である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項7】
Aが以下の基のうちの1種である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物:
【化3】

ここで、それぞれの基の環炭素原子は、C−Cアルキル、ハロゲン、−CF、−CN、−OH、−O(C−Cアルキル)、−NH、−NH(C−Cアルキル)、又は−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)[該−N(C−Cアルキル)(C−Cアルキル)の2つのC−Cアルキル部分はそれらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成していてもよい]から独立して選択される1つ以上の基によって置換されていてもよく、RX1(もしあれば)はそれぞれ独立して水素、C−Cアルキル、−OH、又は−O(C−Cアルキル)から選択され、さらに、RX4(もしあれば)はそれぞれ独立して水素又はC−Cアルキルから選択され、又は2つのRX4基(もしあれば)はそれぞれ独立してC−Cアルキルであり、かつ、それらが結合する窒素原子と共に互いに結合して環を形成する。
【請求項8】
以下の化合物から選択される請求項1に記載の化合物、又はその薬学上許容可能な塩,溶媒和物、若しくはプロドラッグ:
2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−ブロモ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−ブロモ−2−イソキノリン−3−イル−6−メチル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−ブロモ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−メチル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−フルオロ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6,8−ジフルオロ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
8−クロロ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
4−フルオロ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン−(Z)−オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−トリフルオロメトキシ−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−トリフルオロメチル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(7−フルオロ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(7−メトキシ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(6,7−ジメトキシ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(6−メチル−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(7−クロロ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(5−ブロモ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(5−ヒドロキシ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(5−メトキシ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−フェニルエチニル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−((E)−スチリル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−フェネチル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−エチニル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−(ピリジン−2−イル−エチニル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−(ピリジン−2−イル−エチニル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−(ピリジン−4−イル)エチニル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(4−ジメチルアミノフェニル)エチニル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−(3−メトキシフェニル)エチニル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(3−アミノフェニル)エチニル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(3−ヒドロキシフェニル)エチニル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−(4−メトキシフェニル)エチニル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(2−クロロフェニル)エチニル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(3−ジメチルアミノ−プロパ−1−イニル)−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−シクロプロピル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−(ピロリジン−1−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−(ビニル)−クロメン−4−オン=オキシム、
6−エチル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−シアノ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−ジメチルアミノ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−(モルホリン−4−イル−メチル)−クロメン−4−オン=オキシム、
6−ヒドロキシ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−メトキシ−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−(2−メトキシ−エトキシ)−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミノ]−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−6−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−フェニル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(4−ビフェニル)−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロピルアミノ]−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−{3−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−フェニルエチニル}−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−{3−メチルアミノフェニルエチニル}−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(4−ヒドロキシ−ブタ−1−イニル)−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−[3−(2−メトキシ−エトキシ)−フェニルエチニル]−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−[3−(2−メトキシ−エトキシ)−プロパ−1−イニル]−クロメン−4−オン=オキシム、
7−ブタ−3−エン−1−イニル−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−メトキシ−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−(2−メトキシ−エトキシ)−クロメン−4−オン=オキシム、
7−シアノ−2−イソキノリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−7−[3−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−プロパ−1−イニル]−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(7−ヒドロキシ−イソキノリン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−[2,6]ナフチジリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−[1,6]ナフチジリン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(5,7−ジメチル−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(6−ブロモ−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
6−ブロモ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−メトキシエトキシ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(1−ベンジル−1H−イミダゾ[4,5−c]ピリジン−6−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−チエノ[2,3−c]ピリジン−5−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−イソキノリン−3−イル−3−メチル−クロメン−4−オン=オキシム、
3−{4−[(E)−ヒドロキシイミノ]−4H−クロメン−2−イル}−2H−イソキノリン−1−オン、
2−イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(1−ヒドロキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(1−メチル−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(1−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−c]ピリジン−5−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
6−ヒドロキシ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−チアゾロ[5,4−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−メトキシ−プロピル)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−ジメチルアミノ−プロポキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−モルホリン−4−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2,3−ジヒドロキシ−プロポキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−ピロリジン−1−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−ピペリジン−1−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−ジメチルアミノ−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−ジエチルアミノ−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−ピロロ[1,2−a]ピラジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(2−メチル−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−メチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−メチル−[1,4]ジアゼパン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−((S)−2−ヒドロキシメチルピロリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−((S)−2−メトキシメチルピロリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−((R)−2−メトキシメチルピロリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3−ヒドロキシ−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−ジメチルアミノ−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−シクロペンチルアミノ−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(4−モルホリン−4−イル−ブチル)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−{2−[ビス−(2−メトキシ−エチル)−アミノ]−エトキシ}−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−イミダゾール−1−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−モルホリン−4−イル−プロピル)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−((Z)−3−モルホリン−4−イル−プロペニル))−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3−メトキシ−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−キナゾリン−2−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[(1S,4S)−2−(2−オキサ−5−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−5−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(シス−2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−6−[2−(4−トリフルオロメチル−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
4−(ヒドロキシイミノ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−4H−クロメン−6−カルボン酸(2−モルホリン−4−イル−エチル)−アミド、
6−(2−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−ピロリジン−1−イル−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−[3−(3−ジメチルアミノ−プロポキシ)−フェニルエチニル]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−エチル−ピペラジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−アミノ−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−2−(8aH−ピロロ[1,2−a]ピラジン−3−イル)−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−a]ピラジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−イミダゾール−1−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−a]ピラジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−a]ピラジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4,4−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−イミダゾール−1−イル−エトキシ)2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−フルオロ−フェニル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3,3−ジフルオロ−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(2,6−ジメチル−モルホリン−4−イル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3,3−ジフルオロ−ピロリジン−1−イル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−ピリジン−4−イル−プロポキシ)−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−ピリジン−3−イル−プロポキシ)−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−ピリジン−4−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−6−[2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−エトキシ]−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3−フルオロ−フェニル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
5−メトキシ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(4−クロロ−フェニル)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−6−[2−(3−トリフルオロメチル−フェニル)−エトキシ]−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[(4−フルオロ−ベンジルアミノ)−メチル]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−{(2−(4−フルオロ−フェニル)−エチルアミノ]−メチル}−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−フェネチルオキシ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(ピリジン−4−イルオキシ)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(ピリジン−3−イルオキシ)−エトキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[3−(ピリジン−3−イルオキシ)−プロポキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
N−(4−フルオロ−フェニル)−2−{4−ヒドロキシイミノ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−4H−クロメン−6−イルオキシ}−アセトアミド、
N−(4−フルオロ−フェニル)−2−{4−ヒドロキシイミノ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−4H−クロメン−6−イルオキシ}−N−メチル−アセトアミド、
N−(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−2−{4−ヒドロキシイミノ−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−4H−クロメン−6−イルオキシ}−アセトアミド、
2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−5−トリフルオロメチル−クロメン−4−オン=オキシム、
2−(7−tert−ブチル−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル)−6−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−クロメン−4−オン=オキシム、
7−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−2−チエノ[2,3−c]ピリジン−5−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
5−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
5−(3−モルホリン−4−イル−プロポキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−モルホリン−4−イル−エトキシ)−2−チエノ[2,3−c]ピリジン−5−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−ピリジン−4−イル−プロポキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−フェノキシ−エトキシ)−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[3−(4−フルオロ−フェノキシ)−プロポキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3−フェノキシ−プロポキシ)−2−ピロロ[1,2c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[3−(3−フルオロ−フェノキシ)−プロポキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[3−(3,4−ジフルオロ−フェノキシ)−プロポキシ]−2−ピロロ[1,2−c]ピリミジン−3−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(2−[1,4]オキサゼパン−4−イル−エトキシ)−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン4−オン=オキシム、
6−[2−(4−フルオロ−ピペリジン−1−イル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−[2−(1,1−ジオキソ−1−チオモルホリン−4−イル)−エトキシ]−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(1−ピリミジン−2−イル−ピペリジン−4−イルオキシ)−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム、
6−(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2’]ビピリジニル−4−イルオキシ)−2−チエノ[3,2−c]ピリジン−6−イル−クロメン−4−オン=オキシム。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物及び薬学上許容可能な賦形剤を含んでなる医薬組成物。
【請求項10】
薬剤として使用するための、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又は請求項9に記載の医薬組成物を、そのような治療又は予防を必要とする対象に投与する工程を含む、疾患又は障害を治療又は予防する方法。
【請求項12】
グルタミン酸作動性シグナル伝達及び/又は機能の変化に関連する状態、又はグルタミン酸レベル若しくはシグナル伝達の変化によって影響を受ける可能性のある状態の治療又は予防のために使用する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又は請求項9に記載の医薬組成物。
【請求項13】
グルタミン酸作動性シグナル伝達及び/又は機能の変化に関連する状態、又はグルタミン酸レベル若しくはシグナル伝達の変化によって影響を受ける可能性のある状態を治療する又は予防する方法であって、請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物又は請求項9に記載の医薬組成物を、そのような治療又は予防を必要とする対象に投与する工程を含む方法。
【請求項14】
該グルタミン酸作動性シグナル伝達及び/又は機能の変化に関連する状態、又は該グルタミン酸レベル又はシグナル伝達の変化によって影響を受ける可能性のある状態が、認知症、パーキンソン症候群及び運動障害、多発性硬化症及び脱髄疾患、急性又は慢性痛、不安障害、統合失調症、糖尿病、又は癌から選択される、請求項12に記載の化合物若しくは医薬組成物、又は請求項13に記載の方法。
【請求項15】
該認知症が、アルツハイマー型認知症(DAT);アルツハイマー病;ピック病;血管性認知症;レビ−小体病;アルコール依存症、甲状腺機能低下症、及びビタミンB12の欠如を含む、代謝性、中毒性及び欠乏性疾患による認知症;AlDSによる認知症;クロイツフェルトヤコブ病;又は異形亜急性海綿状脳症から選択される、請求項14に記載の化合物又は医薬組成物又は方法。
【請求項16】
該パーキンソン症候群及び運動障害が、パーキンソン病;多系統萎縮症;進行性核上まひ;大脳皮質基底核変性症;肝レンズ核変性症;ハンチントン病及び片側バリズムを含む舞踏病;アテトーシス;痙性斜頸、職業性運動障害、及びジルドラトゥーレット症候群を含む異緊張症;遅発性又は薬剤誘発ジスキネジア;振戦;又はミオクローヌスから選択される、請求項14に記載の化合物又は医薬組成物又は方法。
【請求項17】
該不安障害が、パニック障害、恐怖症、強迫性障害、ストレス障害、又は全般性不安障害から選択される、請求項14に記載の化合物又は医薬組成物又は方法。
【請求項18】
該医薬組成物又は該化合物を、経口経路;経皮、鼻腔内、点眼、頬側、又は舌下経路を含む局所経路;皮下、皮内、筋内、静脈内、動脈内、心腔内、鞘内、髄腔内、嚢内、被膜下、眼窩内、腹腔内、気管内、表皮下、関節内、くも膜下、胸骨内、脳室内、尿道内、又は頭蓋内経路を含む、注入法又は点滴を用いた非経口経路;吸入又は吸入治療を含む肺経路;胃腸経路;子宮内経路;眼球内経路;皮下経路;硝子体内、又は前房内経路を含む眼科経路;直腸経路;又は膣内経路のいずれか1種により投与する、請求項9、12若しくは14〜17のいずれか1項に記載の医薬組成物、又は請求項10、12若しくは14〜17のいずれか1項に記載の化合物、又は請求項11若しくは13〜17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
該対象がヒトである、請求項11又は13〜18のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
(a)放射性標識した又は蛍光標識した請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物を、該化合物がmGluR4に結合することができる条件下でmGluR4と接触させて、該標識化合物とmGluR4を結合させる工程と、
(b)被検薬が含まれていない場合に、結合した該標識化合物の量に相当するシグナルを検出する工程と、
(c)結合した該標識化合物と被検薬を接触させる工程と、
(d)被検薬が含まれる場合に、結合した該標識化合物の量に相当するシグナルを検出する工程と、及び
(e)工程(d)で検出したシグナルと工程(b)で検出したシグナルを比較して、該被検薬がmGluR4に結合するかどうかを決定する工程を含む、
代謝型グルタミン酸受容体4(mGluR4)に結合する薬剤の同定方法。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−509384(P2013−509384A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535861(P2012−535861)
【出願日】平成22年10月29日(2010.10.29)
【国際出願番号】PCT/EP2010/066537
【国際公開番号】WO2011/051478
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512112208)
【出願人】(512112219)プレストウィック・ケミカル・インコーポレーテッド (1)
【Fターム(参考)】