説明

新規抗糖尿病化合物

記号が明細書に定義された一般式(I)の新規化合物、その互変異性体、その立体異性体、その薬学的に許容し得る塩、それらを含む医薬組成物、それらの調製法、これらの化合物の医薬中の使用、およびそれらの調製に含まれる中間体が開示される。この化合物は糖尿病および関連する疾患の治療に有用である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般式(I)の新規複素環化合物、その互変異性体、その立体異性体、その薬学的に許容し得る塩、それらを含む医薬組成物、その調製法、医薬におけるこれらの化合物の使用、およびその調製に含まれる中間体に関する。
【化1】

【0002】
一般式(I)の化合物は血糖値を低下し、トリグリセリドレベルおよび/またはコレステロールレベルおよび/または低密度リポタンパク質(LDL)を下げるまたは調節し、高密度リポタンパク質(HDL)血漿レベルを上昇させて、従ってこのような低下(および上昇)が有益である場合、異なった病状と闘う際に有用である。従って、その化合物は肥満、高脂血症、高コレステロール症、高血圧、アテローム性硬化症発症、血管再狭窄、糖尿病および他の多くの関連病状の治療および/または予防に使用し得る。
【0003】
一般式(I)の化合物は、動脈硬化性心臓血管疾患、脳卒中、冠動脈性心疾患、脳血管疾患、末梢血管疾患および関連する疾患等の疾患および病状をもたらすアテローム性硬化症の予防または発症のリスク減少に有用である。一般式(I)のこれらの化合物は、X症候群として漠然と定義される代謝病の治療および/または予防に有用である。X症候群の特徴には初期インスリン耐性とその後のインスリン過剰症、異常高脂質血症および耐糖能障害が含まれる。グルコース不耐性は非インスリン依存性真性糖尿病(NIDDM、2型糖尿病)をもたらすが、それは高血糖症が特徴であり、制御しなければインスリン耐性でもたらされる糖尿病合併症または代謝異常を発症する場合もある。糖尿病は今ではグルコース代謝のみに関連しているとは考えられていないが、解剖学的および生理学的パラメーターに影響し、その大きさは糖尿病状態の病期/期間および重症度によって変化する。本発明の化合物はまた、上記疾患を予防する、進行を停止または遅らせる、または上記疾患の危険性を減少するに有用であると同時に、動脈硬化症、アテローム性硬化症のような心臓血管疾患、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、および腎臓病(糖尿病性腎障害、糸球体腎炎、糸球体硬化症、ネフローゼ症候群、高血圧性腎硬化症、および高血糖症または高インスリン症の結果であり得るミクロアルブミン尿症およびアルブミン尿症等の末期腎臓病を含む)のような結果として得られる2次疾患に有用である。
【背景技術】
【0004】
高脂血症はアテローム性硬化症による心臓血管疾患を引き起こす主な危険因子であると考えられてきた。アテローム性硬化症および他のこのような末梢血管疾患は、世界の多くの人の生活の質に影響している。心臓血管疾患を阻止、またはその発症の危険度を減少するためにその治療は上昇した血漿LDLコレステロール、低密度リポタンパク質および血漿トリグリセリドを下げることを目的としている。アテローム性硬化症および冠状動脈疾患の病因の詳細は、RossおよびGlomoset[New Engl.J.Med.,295,369−377,(1976)]で議論されている。血漿コレステロールは一般に様々な血清リポタンパク質でエステル化されて見出され、血清HDLコレステロールレベルと心臓血管疾患の発生の危険性との逆数の関係が多数の研究により示唆されている。LDLおよびVLDLコレステロールレベルの上昇による冠状動脈疾患の危険度の増加が、多くの研究により示唆されている[Stampferら、N.Engl.J.Med.,325,373−38,(1991)]。他の研究では、アテローム性硬化症の進行に対するHDLの防止効果が示されている。従って、コレステロールレベルの増加を伴う疾患の治療で、HDLは重要な因子になっている[Millerら、Br.Med.J.,282,1741−1744(1981);Picardoら、Arteriosclerosis,6,434−441(1986);Macikinnonら、J.Biol.Chem.,261,2548−2522(1986)]。
【0005】
糖尿病はいくつかの合併症と関連し、多くの人々に影響している。この病気は通常、肥満、高脂血症、高血圧および狭心症等の他の疾患と関連している。不適切な治療が耐糖能障害およびインスリン耐性を悪化させることによって、真正糖尿病に導くことが十分に確立されている。さらに、インスリン耐性と2型糖尿病の患者ではトリグリセリドが上昇し、HDLコレステロール濃度が低下することが多く、従って心臓血管疾患の危険度が高くなる。これらの疾患に対する現在の治療法には、インスリンと共にスルホニル尿素およびビグアナイドが含まれる。このタイプの薬剤療法は、これらの薬剤による血糖症の制御が不十分である結果、軽症の糖尿病を昏睡またはある場合は死にいたる重症の高血糖症に導き得る。糖尿病の治療に最近加えられた薬剤は、インスリン感受性作用を有する薬剤であるチアゾリジエンジオンである。チアゾリジエンジオン様トログリタゾン、ロシグリタゾンおよびピオグリタゾンが単独、または他の抗糖尿病薬と組み合わせて処方される。
【0006】
これらは糖尿病、脂質代謝の治療に有用であるが、腫瘍誘発の可能性が疑われ、肝機能異状を生じ、肝機能不全を発症し得る。さらに、深刻な望ましくない副作用が動物および/またはヒトの研究で生じるが、それらにはいくつかのグリタゾンで人体実験へ進む心臓肥大、血液希釈および肝臓毒性が含まれる。この欠点は特異体質性であると考えられる。現在、インスリン耐性、糖尿病および高脂血症を治療するための安全で有効な薬剤が必要である[Exp.Clin.Endocrinol.Diabetes:109(4),S548−9(2001))。
【0007】
肥満は罹患率と死亡率の増加と関連するまた別の主要な健康問題である。それは過剰の脂肪が体に蓄積する代謝障害である。その病因は明らかでないが、一般的な特徴には消費より多い過剰のカロリー摂取が含まれる。ダイエット、運動、食欲抑制、脂肪吸収の阻害などのような様々な治療法が肥満と闘うために用いられている。しかしながら、肥満が冠動脈心臓病、脳卒中、糖尿病、痛風、骨関節炎、高脂血症および出生率減少などのいくつかの疾患と密接に関連しているので、この異常を処置するより有効な治療法が本質的である。肥満はまた、社会的および心理学的問題を生じる[Nature Reviews:Drug Discovery:1(4),276−86(2002)]。
【0008】
ペルオキシゾーム増殖因子活性化受容体(PPAR)はステロイド/レチノイド/甲状腺ホルモン受容体ファミリーのメンバーである。PPAR∞、PPARγおよびPPARδがPPARのサブタイプとして同定されている。PPAR、その異なった病状における役割が広く公表されている[Endocrine Reviews、20(5),649−688(1999);J.Medical Chemistry,43(4),58−550(2000);Cell,55,932−943(1999);Nature,405,421−424(2000);Trends in Pharmacological Sci.,469−473(2000)]。PPARγの活性化が脂肪細胞の分化の開始と制御[Endocrinolpogy,135,798−800(1994)]およびエネルギー恒常性[Cell,83,803−812(1995);Cell,99,239−242(1999)]に中心的な役割を果たすことが見出されている。PPARγアゴニストは脂肪細胞前駆体の末端分化を刺激し、より分化しより悪性でない状態の特徴である形態学および分子の変化を生じる。脂肪細胞の分化中にいくつかの高特化タンパク質が誘導され、脂質貯蔵と代謝に係っている。PPARγの活性化がCAP遺伝子の発現を導くことが認められているが[Cell Biology,95,14751−14756,(1998)]、PPARγの活性化からグルコース代謝の変化および筋肉中のインスリン耐性の減少への正確なリンクは明らかになっていない。PPARαは脂肪酸のβ−酸化の刺激に関連し[TrendsEndocrine Metabolism,4,291−296(1993)]、血漿循環遊離脂肪酸の減少をもたらす[Current Biol.,5,618−621(1995)]。最近、脂肪細胞前駆体の末端分化におけるPPARγの活性化の役割が、癌の治療に包含されている[Cell,79,1147−1156(1994);Cell,377−389(1996);Molecular Cell,465−470(1998);Carcinogenesis,1949−1953(1998);Proc.Natl.Acad.Sci.,94,237−241(1997);Cancer Research,58,3344−3352(1998)]。PPARγがある細胞では常に発現しているので、PPARγアゴニストは非毒性化学療法をもたらす。PPARアゴニストが、血管壁機能を調節することによって、PPAR受容体を通すと同時に直接心臓血管系にも影響し得るという証明になっている[Med.Res.Rev.,20(5),350−366(2000)]。
【0009】
PPARαアゴニストが肥満の治療に有用であることが見出されている(WO97/36579)。PPARαおよびγ二重アゴニストがX症候群に有用であることが示唆されている(WO97/25042)。PPARγアゴニストおよびHMG−CoA還元酵素阻害剤が相乗作用を示し、アテローム性硬化症および黄色腫の治療の組み合わせに有用であることが示されている(EP0753298)。
【0010】
ごく最近、PPARδが脂質代謝を調節することが報告され、PPARδは脂肪燃焼の広く分布する調節因子として働く。脂肪細胞および骨格筋細胞中のPPARδのインビトロ活性化は、脂肪酸酸化と利用を促進する。高脂質食餌を与えたPPAR欠失マウスがエネルギー脱共役減少を示し、肥満になりがちであることが報告されている(Wang YX)ら、Cell,2003,113(2),159−170)。リガンド活性化PPARδによるアテローム発生炎症の転写抑制も報告され、心臓欠陥病との闘いにおけるPPARδの重要性をさらに示している(LeeCHら、Science 302,453−457,2003)。
【0011】
レプチンは、レプチン受容体に結合した場合、満腹信号を視床下部に送ることに係るタンパク質である。従って、レプチン耐性は食物過剰摂取、エネルギー消費減少、肥満、耐糖能障害および糖尿病をもたらす[Science,269,543−46(1995)]。インスリン感受体が血漿レプチン濃度を低下させることが報告されている[Proc.Natl.Acad.Sci.,93,5793−5796(1996);WO98/02159]。
【0012】
アルコキシフェニルプロパン酸誘導体、アリールオキシプロパン酸誘導体、ベンジルグリシン誘導体等のPPARαおよびγの二重アゴニストであるいくつかの化合物が報告され、様々な開発段階にある。
【0013】
米国特許第20030166697号(日本新薬)は以下の一般式の化合物を開示する:
1−Het−D−E
【化2】

式中、R1は(未)置換アリール、芳香族複素環またはシクロアルキル基を表し;「Het」は置換されていてもよい2価芳香族複素環基であり;Wは−CH−またはNであり;m=1〜10、n=0〜9、p=0〜2であり;Y=OまたはSであり;R3はHまたはアルキルであり;Z=カルボキシ、アルコキシカルボニル等である。
【0014】
WO2000004011は、異常脂質血症、アテローム性硬化症および糖尿病の治療に対する以下の一般式を有する化合物を開示する。
【化3】

式中、X、Y=CH2、O、S、NRa(Ra=H、アルキル、アリール等);R=H、アルキル、シクロアルキル等;R1=H、アルキル、ヒドロキシアルキル、−(CH2t−COORc、ここでt=0〜6およびRcはHまたはアルキル基等を表す;R2およびR3=H、アルキル、シクロアルキル、(C6〜C10)アリール、(C6〜C10)アリール(C1〜C7)アルキル、3〜10員環であり、任意には置換複素環基等;またはR2およびR3は任意に鎖−(CH2)r1(r1=2〜5)等を形成し;R4〜R7=H、アルキル、(未)置換アリール等。
【0015】
しかしながら、疾患を治療するためのこれらの化合物の治療能力はまだ証明されておらず、従って、現行の治療レジメン以上または同等に効力を有し、より副作用が少なく、より低い投与量レジメンを要する新規医薬を開発する必要性が残っている。
【0016】
驚くべきことに、我々は式(I)の新規化合物が低コレステロール、低脂質、低リポタンパク質、抗肥満病および抗高血糖剤に有用であり、それらがさらに体重低下効果および高脂血症、X症候群に分類される疾患およびアテローム性硬化症でもたらされる疾患の治療および/または予防に有益な効果を有することを見出し、それらの調製法を開発した。また驚くべきことに、式(I)の化合物は低コレステロール、低脂血、低リポタンパク質、抗肥満病および抗高血糖剤に有用であり得、副作用が少ないことを見出した。また、その化合物はPPARサブタイプに対して好ましい親和性を示した。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明は、その1つの実施形態において、一般式(I)で表される新規置換複素環化合物、その互変異性体、その立体異性体、その薬学的に許容し得る塩、およびそれらまたはそれらの混合物を含む医薬組成物を提供する。
【0018】
本発明は、他の実施形態において、一般式(I)で表される新規置換複素環化合物、その互変異性体、その立体異性体、その薬学的に許容し得る塩の調製法を提供する。
【0019】
本発明はさらに別な実施形態において、一般式(I)の化合物、その互変異性体、その立体異性体、その薬学的に許容し得る塩、または適当な担体、溶剤、希釈剤およびこのような組成物を調製する際に一般に用いられる他の媒体と組み合わせたそれらの混合物を含む医薬組成物を提供する。
【0020】
従って、本発明は一般式(I)の新規化合物、その互変異性体、その立体異性体、その薬学的に許容し得る塩を提供する;
【化4】

式中、「A」はアリール、ヘテロアリール、複素環、または
【化5】

から選択される、置換されていてもよい単独または融合基を表し;
ここで「Ar」、「Ar1」および「Ar2」は同一でも異なってもよく、独立に任意の置換単独または融合アリール、ヘテロアリールまたは複素環基を表し;
「X」は酸素、硫黄または窒素を表し;
「Y」はCOOR1、CONR12を表し;
Zは結合または−CH2−を表し;
「m」は1〜3の整数であり;
R、R1およびR2は同一でも異なってもよく、独立に水素、任意に直鎖または分枝アルキルまたはアリール基からえらばれる置換基であってもよい。
【0021】
「A」、「Ar1」または「AR2」のいずれか一つが置換されている場合、置換基はヒドロキシ、オキソ、ハロ、チオ、ニトロ、アミノ、シアノ、ホルミルから選択され得る置換基、または任意にアミジノ、ヒドラジノ、アルキル、ハロアルキル、パーハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、パーハロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、ビシクロアルケニル、アルコキシ、アルケノキシ、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルコキシ、ヘテロサイクリック、ヘテロアリール、複素環アルキル、複素アラルキル、ヘテロアリールオキシ、複素アラルコキシ、複素環オキシ、複素環アルコキシ、複素環アルコキシアシル、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、1置換または2置換アミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、カルボン酸およびエステルおよびアミド等のその誘導体、カルボニルアミノ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキル、アルキルチオ、チオアルキル、アリールチオ、アルキルスルホニルアミノ、アルキルスルホニルオキシ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アラルキルオキシカルボニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニルアミノ、アルコキシアミノ、ヒドロキシルアミノ、スルフェニル誘導体、スルホニル誘導体、スルホン酸およびその誘導体から選択される置換基;好ましくは置換基はヒドロキシ、ハロ、オキソから選択され得、任意にはアルキル、1置換または2置換アミノ、アルコキシ、アシル、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルコキシ、複素環、ヘテロアリール、複素環アルキル、複素アラルコキシ、複素環オキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホニルアミノ、アルキリスルホニルオキシ、カルボン酸およびエステルおよびアミド等のその誘導体から選択される置換基であってもよい。
【0022】
「A」、「Ar1」または「Ar2」上の置換基は、上記のように任意の基でさらに置換されてもよい。
【0023】
「Ar」で表される基が置換される場合、置換基をハロゲン、任意には直鎖または分枝アルキル、アルコキシ、チオアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アシル、アリールアミノアルキル、アミノアルキル基から選択されてもよい。
【0024】
好ましい実施形態では、上記のラジカルを以下から選択され得る:
【0025】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「アルキル」基は、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、アミル、t−アミル、n−ペンチル、n−ヘキシル、iso−ヘキシル、ヘプチル、オクチル等から選択される1〜8個の炭素を含む直鎖または分枝ラジカルを表す;
【0026】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「アルケニル」基は1〜12個の炭素を含むラジカル、より好ましくはビニル、アリル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、2−ヘプテニル、3−ヘプテニル、4−ヘプテニル、5−ヘプテニル、6−ヘプテニル等から選択される基であり;「アルケニル」基には直鎖および分枝鎖のジエンまたはトリエンが含まれる;
【0027】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「アルキニル」基は、2〜12個の炭素原子を含む直鎖または分枝ラジカル、より好ましくはチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等から選択される。用語「アルキニル」にはジ−およびトリエンが含まれる。
【0028】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「シクロアルキル」基は、3〜7個の炭素を含むラジカル、より好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等から選択される。
【0029】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「シクロアルケニル」基は好ましくはシクロプロペニル、1−シクロブテニル、2−シクロブテニル、1−シクロペンテニル、2−シクロペンテニル、3−シクロペンテニル、1−シクロヘキセニル、2−シクロヘキセニル、3−シクロヘキセニル、1−シクロヘプテニル、シクロヘプタジエニル、シクロヘプタトリエニル等から選択される。
【0030】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「アルコキシ」基は、酸素原子と直接結合した上記定義のアルキルラジカルを含む基から選択され、より好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシ、iso−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等から選択される。
【0031】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「アルケノキシ」基は、酸素原子と直接結合した上記定義のアルケニルラジカルを含む基から選択され、より好ましくはビニルオキシ、アリルオキシ、ブテノキシ、ペンテノキシ、ヘキセノキシ等から選択される。
【0032】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「シクロアルコキシ」基は、酸素原子と直接結合した上記定義のシクロアルキルラジカルを含む基から選択され、より好ましくはシクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキシ等から選択される。
【0033】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「ハロアルキル」、「パーハロアルキル」等の「ハロ」または「ハロゲン」基は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨード基から選択される。
【0034】
「ハロアルキル」基は、1個以上のハロゲンで適切に置換された、パーハロアルキル等の上記定義のアルキルラジカルから選択され、好ましくはフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、フルオロエチル、ジフルオロエチル、トリフルオロエチル、モノまたはポリハロ置換メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルまたはヘキシル基等のパーフルオロ(C1〜C6)アルキルから選択される。
【0035】
「ハロアルコキシ」基は酸素原子に直接結合した、上記定義の適当なハロアルキルから選択され、より好ましくはフルオロメトキシ、クロロメトキシ、フルオロエトキシ、クロロエトキシ等から選択される基から選択される。
【0036】
「パーハロアルコキシ」基は酸素原子に直接結合した、上記定義の適当なパーハロアルキルラジカルから選択され、より好ましくはトリフルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ等から選択される基である。
【0037】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「アリール」または「芳香族」基は1、2または3個の環を含む適当な芳香族系から選択され、このような環はペンダント様に共に結合されるか、または融合され、より好ましくはそれらの基はフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダン、ビフェニル等から選択される。
【0038】
「アラルキル」基は上記定義のアルキル基に結合した、上記定義の適当なアリール基から選択され、より好ましくはベンジル、フェネチル、ナフチルメチル等から選択される。
【0039】
「アリールオキシ」基は上記定義の適当なアルコキシ基に結合した、上記定義の適当なアリールラジカルから選択され、より好ましくは置換されてもよいフェノキシ、ナフチルオキシ等から選択される。
【0040】
「アラルコキシ」基は酸素原子に結合した、上記定義の適当なアリールアルキル基から選択され、より好ましくは置換されてもよいベンジルオキシ、フェネチルオキシ、ナフチルメチルオキシ、フェニルプロピルオキシ等から選択される。
【0041】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「複素環」または「複素環」基は適当な飽和、部分飽和または飽和芳香族または非芳香族モノ、ビまたはトリサイクリックラジカルから選択され、窒素、硫黄および酸素から選択された1つ以上のヘテロ原子を含み、より好ましくはアジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペリジニル、4−オキソピペリジニル、2−オキソピペラジニル、3−オキソピペラジニル、モルフォリニル、チオモルホリニル、2−オキソモルフォリニル、アゼピニル、ジアゼピニル、オキサピニル、チアゼピニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ジヒドロチオフェン、ジヒドロピラン、ジヒドロフラン、ジヒドロチアゾール、ベンゾピラニル、ベンゾピラノニル、ベンゾジヒドロフラニル、ベンゾジヒドロチエニル、ピラゾロピリミドニル、アザキナゾリノイル、チエノピリミドニル、キナゾロニル、ピリミドニル、ベンゾキサジニル、ベンゾキサジノニル、ベンゾチアジニル、ベンゾチアジノニル、チエノピペリジニル等から選択される。
【0042】
単独または他のラジカルと組み合わせて用いられる「ヘテロアリール」または「芳香族複素環」基は、O、NまたはSから選択された1つ以上のヘテロ原子を含む適当な単独または融合、モノ、ビまたはトリサイクリック芳香族複素環ラジカルから選択され、より好ましくはピリジル、チエニル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリニル、インドリル、アザインドリル、アザインドリニル、ピラゾロピリミジニル、アザキナゾリニル、ピリドフラニル、ピリドチエニル、チエノピリミジル、キノリニル、ピリミジニル、ピラゾリル、キナゾリニル、ピリダジニル、トリアジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、カルバゾリル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル等から選択される。
【0043】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「ヘテロ環アルキル」基は、上記定義の適当なアルキル基で置換した、上記定義の適当なヘテロ環基から選択され、より好ましくは置換されてもよいピロリジンアルキル、ピペリジンアルキル、モルフィリンアルキル、チオモルフィリンアルキル、オキサゾリンアルキル等から選択される。
【0044】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「ヘテロアラルキル」基は、1〜6個の炭素を含む直鎖または分枝飽和炭素鎖に結合した、上記定義の適当なヘテロアリル基から選択され、より好ましくは(2−フリル)メチル、(3−フリル)メチル、(2−チエニル)メチル、(3−チエニル)メチル、(2−ピリジル)メチル、1−メチル−1−(2−ピリミジル)エチル等から選択される。
【0045】
「ヘテロアリールオキシ」、「ヘテロアラルコキシ」、「ヘテロシクロキシ」、「ヘテロシクリルアルコキシ」は酸素原子に結合した、上記定義の適当なヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル基からそれぞれ選択される。
【0046】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アシル」基は、1〜8個の炭素を含むラジカルから選択され、より好ましくは置換されてもよいホルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、iso−ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、ベンゾイル等から選択される。
【0047】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アシルオキシ」基は、酸素原子に直接結合した、上記定義した適当なアシル基から選択され、より好ましくはアセチルオキシ、プロピノイルオキシ、ブタノイルオキシ、iso−ブタノイルオキシ、ベンゾイルオキシ等から選択される。
【0048】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アシルアミノ」基は、アミノラジカルに結合した、上記定義の適当なアシル基から選択され、より好ましくは置換されてもよいCH3CONH、C25CONH、C37CONH、C49CONH、C65CONH等から選択される。
【0049】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「1置換アミノ」基は、先に定義した(C1〜C6)アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリールまたはアリールアルキル基から選択される一つの基で置換されたアミノ基を表し、より好ましくはこの基はメチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、n−ブチルアミン、n−ペンチルアミン等から選択される。
【0050】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「2置換アミノ」基は、上記定義の(C1〜C6)アルキ、置換アルキル、アリール、置換アリールまたはアリールアルキル基から選択される同一または異なってもよい2個のラジカルで置換されたアミノ基を表し、より好ましくはジメチルアミノ、メチルエチルアミノ、ジエチルアミノ、フェニルメチルアミノ等から選択される。
【0051】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アリールアミノ」は、窒素原子由来の遊離原子価結合を有するアミノ基で結合した、上記定義のアリール基を表し、より好ましくはフェニルアミノ、ナフチルアミノ、N−メチルアニリノ等から選択される。
【0052】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アラルキルアミノ」は、窒素原子由来の遊離原子価結合を有するアミノ基で結合した、上記定義のアリールアルキル基を表し、より好ましくはベンジルアミノ、フェネチルアミノ、3−フェニルプロピルアミノ、1−ナフチルメチルアミノ、2−(1−ナフチル)エチルアミノ等から選択される。
【0053】
単独(−C=O−)または上記アルキル、例えば「アルキルカルボニル」等の他のラジカルと組み合わせて使用する「オキソ」または「カルボニル」基は、アシルまたはアルカノイル等の上記アルキルラジカルで置換されたカルボニルラジカル(−C=O−)を表す。
【0054】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「カルボン酸」基は−COOHを表し、エステルおよびアミド等のカルボン酸誘導体を含む。
【0055】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「エステル」基は−COO−基を表し、カルボン酸誘導体を含み、より好ましくはエステル部分は任意に置換されてよいメトキシカルボニル、エトキシカルボニル等のアルコキシカルボニル;任意に置換されてよいフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル等のアリールオキシカルボニル基;任意に置換されてよいベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル、ナフチルメトキシカルボニル等のアラルコキシカルボニル基;任意に置換されてよい、ヘテロアリール基は上記に定義されるヘテロアリールオキシカルボニル、ヘテロアラルコキシカルボニル;上記定義のヘテロ環基は任意に置換されてよいヘテロシクリロキシカルボニルから選択される。
【0056】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アミド」基はアミノカルボニルラジカル(H2N−C=O−)を表し、アミノ基は1−または2置換または未置換であり、より好ましくはそれらの基はメチルアミド、ジメチルアミド、エチルアミド、ジエチルアミド等から選択される。
【0057】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アミノカルボニル」基は、「アミノカルボニル」、「アミノカルボニルアルキル」、「n−アルキルアミノカルボニル」、「N−アリールアミノカルボニル」、「N,N−ジアルキルアミノカルボニル」、「N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル」、「N−アルキル−N−ヒドロキシアミノカルボニル」、および「N−アルキル−N−ヒドロキシアミノカルボニルアルキル」から選択され得、それぞれ任意に置換されている。用語「N−アルキルアミノカルボニル」および「N,N−ジアルキルアミノカルボニル」は上記定義のアミノカルボニルラジカルを表し、それぞれ1個のアルキルラジカルおよび2個のアルキルラジカルで置換されている。アミノカルボニルラジカルに結合した、上記の低量アルキルラジカルを有する「低量アルキルアミノカルボニル」が好ましい。用語「N−アリールアミノカルボニル」および「N−アルキル−N−アリールアミノカルボニル」はそれぞれ1個のアリールラジカル、または1個のアルキルおよび1個のアリールラジカルで置換されたアミノカルボニルラジカルを表す。用語「アミノカルボニルアルキル」にはアミノカルボニルラジカルで置換されたアルキルラジカルが含まれる。
【0058】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「ヒドロキシアルキル」基は、1個以上のヒドロキシラジカルで置換された、上記に定義されたアルキル基から選択され、より好ましくはヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、ヒドロキシヘキシル等から選択される。
【0059】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アミノアルキル」基は、1−または2置換アミノアルキル等の上記定義の、置換されてもよいアルキルラジカルに結合したアミノ(−NH2)部分を表す。単独または他のラジカルとの組み合わせた本明細書で用いる用語「アルキルアミノ」は、1−および2置換基アルキルアミノ等の置換されてもよい、アミノ基に結合した、上記のアルキルラジカルを表す。
【0060】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アルコキシアルキル」基は上記定義のアルキル基に結合した、上記に定義したアルコキシ基を表し、より好ましくはメトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、エトキシエチル等から選択される。
【0061】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アリールオキシアルキル」基はフェノキシメチル、ナフチルオキシメチル等から選択され得る。
【0062】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アラルコキシアルキル」基はC65CH2OCH2、C65CH2OCH2CH2等から選択される。
【0063】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アルキルチオ」基は、硫黄原子由来の遊離原子価結合を有する2価硫黄原子と結合した、上記定義のアルキル基を含む直鎖、分枝または環状1価置換基を表し、より好ましくは任意に置換されてよいメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオ等、またはシクロプロピルチオ、シクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシルチオ等から選択される環状アルキルチオから選択される。
【0064】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「チオアルキル」基は、式−SR’の基に結合した、上記定義のアルキル基を表し、R’は水素、アルキルまたはアリール基、例えば任意に置換されてもよいチオメチル、メチルチオメチル、フェニルチオメチル等を表す。
【0065】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アリールチオ」基は、2価硫黄原子で結合し、硫黄原子由来の遊離原子価結合を有する、上記定義のアリール基から選択され、より好ましくはフェニルチオ、ナフチルチオ等から選択される。
【0066】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アルコキシカルボニルアミノ」基はアミノ基に結合した、上記定義の適当なアルコキシカルボニル基から選択され、より好ましくはメトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ等から選択される。
【0067】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アリールオキシカルボニルアミノ」基は、アミノ基に結合した、上記定義のアリールオキシカルボニル基から選択され、より好ましくはC65OCONH、C65OCONCH3、C65OCONC25、C64(CH3C)CONH、C64(OCH3)OCONH等から選択される。
【0068】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アラルコキシカルボニルアミノ」基は、アミノ基に結合した、上記定義のアラルコキシカルボニル基から選択され、より好ましくはC65CH2OCONH、C65CH2CH2CH2OCONH、C65CH2OCONHCH3、C65CH2OCONC25、C64(CH3)CH2OCONH、C64(OCH3)CH2OCONH等から選択される。
【0069】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アミノカルボニルアミノ」、「アルキルアミノカルボニルアミノ」、「ジアルキルアミノカルボニルアミノ」基はアミノ(NH2)、アルキルアミノ基またはジアルキルアミノ基にそれぞれ結合したカルボニルアミノ(−CONH2)基であり、アルキル基は上記に定義される。
【0070】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アミジノ」基は−C(=NH)−NH2ラジカルを表し、「アルキルアミジノ」基はアミジノ基に結合した、上記定義のアルキルラジカルを表す。
【0071】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「ヒドラジノ」基は、他のラジカルで適当に置換され、アルキルヒドラジノ等の上記の基から選択される式−NHNH−の基を表し、上記定義のアルキル基はヒドラジノ基に結合する。
【0072】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「アルコキシアミノ」基はアミノ基に結合した上記定義の適当なアルコキシ基を表す。
【0073】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「ヒドロキシアミノ」基は−NHOHを表し、上記の選択される適当な基で任意に置換されてよい。
【0074】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「スルフェニル」または「スルフェニル誘導体」は2価の基、−SO−またはRxSOを表し、Rxは上記の基から選択される、任意に置換されたアルキル、アリール、ヘテロアリール基である。
【0075】
単独または他のラジカルと組み合わせて使用する「スルホニル」基または用語「アルキルスルホニル」等を有する「スルホン誘導体」は、2価ラジカル−SO2−またはRX2−を表し、Xは上記定義の通りである。より好ましくは、これらの基は「アルキルスルホニル」から選択され、上記に定義した基から選択される適当なアルキルラジカルはメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル等のスルホニルラジカルに結合し、上記に定義のアリールラジカルはフェニルスルホニル等のスルホニルラジカルに結合する。
【0076】
化学基上の適当な基および置換基をも明細書中の任意の場所に記載の基から選ぶことができる。
特に有用な化合物は以下から選び得る:
メチル−2−メチル5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0077】
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]−ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イル−アミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−[4−(3−メチルー4−オキソ−3,4−ジヒドロキ−ナゾリン−2−イルメトキシ)−ベンジル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−{4−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0078】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾル−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾ−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)−プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(2,3−ジヒド−ロベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0079】
メチル−2−メチル−5−シス[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロー2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−イル]−エトキシ}−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(Z)−メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(E)−メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0080】
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イルアミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−カルバゾル−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0081】
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニルオキサゾリジン−5−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ−[1,4]−チアジン−4−イル]−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ−[1,4]−オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(Z)メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(E)メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0082】
メチル−5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル−エトキシ]−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリンー2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(5−エチルピリジン−2−イル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0083】
メチル−5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−フェニル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}フェニル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
【0084】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル
−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニルオキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス[4−(2−オキソ−3−フェニルオキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)エトキシ]−フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル{2−メチル−5−トランス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0085】
2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(1−ピリジン−2−イルピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イルアミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール)−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0086】
2−メチル−5−シス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェンー2−イル)オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0087】
5−シス[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
(Z)−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0088】
(E)−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[4−(5−tert−ブチルー2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(1−ピリジン−2−イルピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(2−メチル−ピリジン−2−イルアミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0089】
5−トランス−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1、4]オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0090】
2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニル−フェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン]−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
(Z)−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニル−ピリジン−2−イル−メチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン]−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
(E)−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン]−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0091】
5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(5−エチル−ピリジン−2−イル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0092】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0093】
2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}フェニル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
【0094】
2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニルオキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス[4−(2−オキソ−3−フェニルオキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシフェニル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩。
【0095】
本発明の新規化合物を、本節に記載の反応と技術を用いて調製し得る。本反応は使用した試薬と材料に適した適当な溶剤中で行われ、転換を行うに適している。提示される合成工程の性質と順序を、本発明の化合物の生成を最適化する目的で変更し得ることは、当業者が理解し得ることである。
【0096】
【化6】

【0097】
(i)全ての記号が上記に定義される式(II)の化合物の、全ての記号が上記で定義される式(III)の化合物への還元。
(ii)全ての記号が上記に定義される式(III)の化合物を、Rが上記に定義され、YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールである式RC(O)Yの適当なケトエステルと反応させ、YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールであり、他の全ての記号が上記に定義される式(Ia)の化合物を得る。
(iii)YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールであり、他の全ての記号が上記で定義される一般式(Ia)の化合物を加水分解しYがCOOHであり、他の全ての記号が上記で定義される一般式(I)の化合物を得る。
(iv)YがCOOH、またはYがCOOR1(Ia)であり、R1がアルキルまたはアリールを表し、他の全ての記号が上記で定義される式(I)の化合物を、必要あれば適当なアミンと反応させてYがCONR12であり、全ての他の記号が上記で定義される式(I)の別な化合物に変換し得る。この反応は、当業者に公知の方法および技術の適当な変更で行うことができる。使用し得る一般的な技術と方法の一例として、「Comprehensive Organic Transformations」、R.C.Larock(2nd Ed、1999、VCH Publishers Inc.)および「Advanced Organic Chemistry」、J.March(4th Ed.、John Wiley&Sons)を適当に変更して使用し得る。
【0098】
方法A:式(II)のジエステルを式(III)のジオールに還元してもよい。適当な還元剤はLiAlH4、NaBH4、ジボラン、NaBH4/BF3OEt2、LiBH4、DIBAH等の水素化物であってよい。反応を、たとえばLiAH4、NaBH4、ジボラン、NaBH4/BF3OEt2等の使用した還元剤に適した溶剤中で行うことができるが、THF、エーテル等の非プロトン溶剤、またはそれらの組み合わせが好ましい。NaBH4、LiBH4等ではアルコール溶剤単独またはその混合物も使用し得る。反応を0℃〜使用した溶剤の還流温度の範囲で行うことができ、反応時間は1〜24時間の範囲である。
【0099】
方法B:式(III)のジオールを、ルイス酸、例えば三フッ化ホウ素エーテル錯体等の存在で適当なケトエステル(RC(O)COOR1)を反応させることによって、式(Ia)のジオキサンに変換できる。反応を適当な溶剤、例えばアセトニトリルまたはN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)等の極性溶剤、テトラヒドロフラン(THF)またはジエチルエーテル、ジイソプロピル、1,2−ジメトキシエタン等のエーテル溶剤、クロロホルムまたはジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素溶剤、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素溶剤、または上記溶剤から選ばれた適当な溶剤の混合物中で行うことができる。反応を−20℃〜使用した溶剤の還流温度の範囲で行い、反応時間は1〜48時間の範囲である。
【0100】
方法D:例えばNaOH、LiOH、KOH等の適当な塩基を用いて式(Ia)の化合物を式(I)の化合物へ加水分解し得る。反応を適当な溶剤、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等のアルコール、THF、水またはそれらの混合物中で行う。反応を20℃〜溶剤の還流温度の範囲で行い、反応時間は1〜48時間の範囲である。
【0101】
【化7】

【0102】
(i)全ての記号が上記に定義され、Lがハロゲン、メシレート、トシレート、トリフレート等の脱離基を表す一般式(IV)の化合物を、全ての記号が上記に定義され、YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールである一般式(V)の化合物と反応させ、全ての記号が上記に定義され、YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールである一般式(Ia)の化合物を得る。
(ii)YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールであり、全ての記号が上記に定義される一般式(Ia)の化合物を加水分解して、YがCOOHであり、全ての記号が上記に定義される一般式(I)の化合物を得る。
【0103】
方法C:式(IV)の化合物を適当な条件下に式(V)の化合物と反応させて、式(Ia)の化合物が得られる。アセトン、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキサイド、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン、石油エーテル、ヘプタン、ヘキサン、2−ブタノン、キシレン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール等のアルコール、または上記から適当に選んだ混合物等の溶剤の存在で反応を行うことができる。K2CO3、Na2CO3、CsCO3等の炭酸アルカリ、またはNaOH、KOH等の水酸化アルカリ金属等の塩基をこの反応に用いることができる。用いた溶剤がプロトン溶剤でないか、カルボニル基を含まない場合は、NaH,KH等のアルカリ金属水素化物を使用することができる。反応を0℃〜使用した溶剤の還流温度の範囲で行い、反応時間は1〜48時間の範囲である。一般式(V)の中間体を以下のスキームIIIに概略を示す少なくとも1つの反応またはその組み合わせで調製し得る。
【0104】
【化8】

【0105】
(i)式(VI)の化合物を全ての記号が上記に定義され、Pが例えばベンジル、メトキシメチル等の適当な保護基を表す式(VII)の化合物へ還元する。
(ii)式(VII)の化合物を、Rが上記で定義され、YがCOOR1を表し、R1がアルキルまたはアリールである式RC(O)Yの適当なケトエステルと反応させ、Pがベンジル、メトキシメチル等の適当な保護基を表し、YがCOOR1を表し、R1がアルキルまたはアリールであり、他の全ての記号が上記に定義された式(VIII)の化合物を得る。
(iii)式(VIII)の化合物を再保護して、YがCOOR1を表し、R1がアルキルまたはアリールであり、他の全ての記号が上記に定義された式(V)の化合物を得る。
【0106】
方法A:上記方法Aに記載の適当な還元剤を用い、式(VI)の化合物を式(VII)の化合物に還元する。
【0107】
方法B:上記方法Bに記載のものと類似の方法により、式(VII)のジオールを式(VIII)の化合物へ変換する。
【0108】
方法E:式(VIII)の化合物を脱保護して式(V)の化合物を得る。公知の適当な脱保護法、例えばT.W.GreeneおよびP.G.M.Wuts、「Protective Group in Organic Synthesis」、John Wiley&Sons、Inc.1999、3nd Ed.,201−245、およびその中の参考文献にある方法を、使用した保護基に応じて採用し得る。
【0109】
本発明を下記の実施例により詳細に説明するが、これらの実施例は説明の手段としてのみ提示されるものであり、従って本発明の範囲を制限するものではない。
【0110】
上記の一般スキームに記載された少なくとも1つのプロセスを、本発明の化合物を調製するために使用し得る。表に記す1H NMRデータ(下記参照)は、300MHzスペクトロメーター(Bruker AVANCE−300)を用いて記録され、δスケールで報告される。特に断らない限り、NMRに使用した溶剤はCDCl3であり、テトラメチルシランを内部標準として用いた。
【実施例】
【0111】
実施例1
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
アセトニトリル(10mL)中の2−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}プロパン−1,3−ジオール(1g)にピルビン酸メチル(0.94mL)、次いで98%三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(0.65mL)を加え、反応混合物を常温で一定時間攪拌した(tlc)。反応混合物を重炭酸ナトリウム溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出液を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧で蒸発した。溶離液として酢酸エチルと石油エーテルの混合溶剤を用い、粗生成物にシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーを行い、910mgの純粋な生成物を得た。
【化9】

収率:74%
【0112】
実施例2
【0113】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
ステップ1:メチル−5−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
2−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)プロパン−1,3−ジオール(37g)を200mLのアセトニトリルに溶解し、50.3mLのピルビン酸メチルを加えた。この混合物に39.2mLの三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(98%)を攪拌しながら常温で加え、常温で攪拌を3〜6時間続けた。反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥、減圧で蒸発させた。粗生成物を酢酸エチルと石油エーテルの混合液を溶離液として用いてシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーにかけ、18gの純粋な生成物を得た。
【0114】
ステップ2:シスメチル−5−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
メタノール(100mL)中の10%パラジウム−炭素懸濁物(3.4g)に、ステップ1で調製したメチル−5−(4−ベンジルオキシ−ベンジル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(18g)、次いでギ酸アンモニウム(13g)を加え、反応混合物を加熱して2〜5時間還流した。反応混合物を常温に冷却し、触媒を濾別した。濾液を蒸発し、残渣を酢酸エチル中に溶かし水で洗浄した。有機抽出液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で蒸発させて13gの生成物を得た。これを酢酸エチル−石油エーテル混合液から再結晶し、7gの所望の生成物を得た。
【0115】
ステップ3:シス−メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
無水ジエチルホルムアミド(10mL)中のシス−メチル−5−(4−ヒドロキシ−ベンジル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(上記ステップ2で調製;750mg)、2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)エチルメタンスルホネート(790mg)および炭酸カリウム(780mg)の混合物を不活性雰囲気中で80℃で適当な時間攪拌した。反応混合物を常温に冷却し、氷冷水中に注ぎ酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出液を水、食塩水で洗い、硫酸ナトリウム上で乾燥し減圧で蒸発させた。酢酸エチルと石油エーテルの混合液を溶離液として用い、粗生成物をシリカゲルでフラッシュクロマトグラフィーにかけ、971mgの純生成物を得た。
【化10】

収率:76%
【0116】
反応物、反応条件および試薬の量を適当に変えて、実施例1または2に記載の方法と類似の方法で以下の化合物を調製する。
【0117】
実施例3
【0118】
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化11】

収率:21.4%
【0119】
実施例4
【0120】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化12】

収率:62%
【0121】
実施例5
【0122】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化13】

収率:44%
【0123】
実施例6
【0124】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イル−アミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化14】

収率:76%
【0125】
実施例7
【0126】
メチル−2−メチル−5−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−キナゾリン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化15】

収率:56.8%
【0127】
実施例8
【0128】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化16】

収率:97%
【0129】
実施例9
【0130】
メチル−5−シス−[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化17】

収率77%
【0131】
実施例10
【0132】
メチル−5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化18】

収率:55.5%
【0133】
実施例11
【0134】
メチル−5−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化19】

収率:97%
【0135】
実施例12
【0136】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化20】

収率:80%
【0137】
実施例13
【0138】
メチル−2−メチル−5−シス−(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化21】

収率:55.5%
【0139】
実施例14
【0140】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化22】

収率:72.7%
【0141】
実施例15
【0142】
メチル−5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化23】

収率:100%
【0143】
実施例16
【0144】
メチル−5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化24】

収率:100%
【0145】
実施例17
【0146】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化25】

収率:95.1%
【0147】
実施例18
【0148】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化26】

収率66%
【0149】
実施例19
【0150】
メチル−5−シス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化27】

収率79%
【0151】
実施例20
【0152】
メチル−2−メチル−5−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化28】

収率:93%
【0153】
実施例21
【0154】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化29】

収率:75.0%
【0155】
実施例22
【0156】
メチル−5−シス−{4−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化30】

収率:88.2%
【0157】
実施例23
【0158】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化31】

収率:100%
【0159】
実施例24
【0160】
メチル−5−シス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]−オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化32】

収率:60%
【0161】
実施例25
【0162】
メチル−2−メチル−5−シス−(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化33】

収率:47.6%
【0163】
実施例26
【0164】
メチル−5−シス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化34】

収率:100%
【0165】
実施例27
【0166】
(Z)メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−べンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化35】

収率:72.5%
【0167】
実施例28
【0168】
(E)メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノキシ)エトキシ]べジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化36】

収率:66%
【0169】
実施例29
【0170】
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化37】

収率:79%
【0171】
実施例30
【0172】
メチル−5−シス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化38】

収率:50%
【0173】
実施例31
【0174】
メチル−5−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化39】

収率:60%
【0175】
実施例32
【0176】
メチル−5−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化40】

収率:60%
【0177】
実施例33
【0178】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
ステップ1:メチル−5−シス(4−ベンジルオキシ−フェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
2−(4−ベンジルオキシ−フェニル)−プロパン−1,3−ジオール(40g)を200mLのアセトニトリルに溶解し、56.4mLのピルビン酸メチルを加えた。この混合物に39.2mLの三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(98%)を室温で攪拌しながら添加し、攪拌を常温で2時間続けた。反応混合物を重炭酸ナトリウム水溶液中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥、減圧下で蒸発させた。溶離液として石油エーテル中7%酢酸エチルを用い、粗生成物のシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーを行い、初期溶離分画を濃縮して19.3gの純生成物を得た。
【0179】
ステップ2:メチル−5−シス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
メタノール(100mL)中の10%パラジウム炭素の懸濁液にステップ1で調製したメチル−5−シス(4−ベンジルオキシ−フェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(19.3g)、次いでギ酸アンモニウム(14.2g)を加え、反応混合物を加熱還流し、加熱を続けた。反応混合物を常温に冷却し、触媒を濾別した。濾液を蒸発し、残渣を酢酸エチルに溶解し水で洗浄した。有機抽出液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で蒸発させ13.7gの生成物を得た。
【0180】
ステップ3:メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
無水ジメチルホルムアミド中のメチル−5−シス(4−ヒドロキシ−フェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(上記ステップ2で調製;600mg)、4−クロロメチル−5−メチル−2−フェニルオキサゾール(494mg)および炭酸カリウム(657mg)の混合物を不活性雰囲気中、55℃で18時間攪拌した。反応混合物を常温に冷却し、氷冷水中に注ぎ酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出液を、水および食塩水で洗浄、硫酸ナトリウム上で乾燥して減圧下で蒸発させた。粗生成物を溶離液として石油エーテル中の酢酸エチルを用い、粗生成物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーを行って純生成物850mgを得た。
【化41】

収率:84.4%
【0181】
実施例34
【0182】
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
ステップ1:メチル−5−トランス(4−ベンジルオキシ−フェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
実施例33のステップ1で遅れて溶出した分画を蒸発させて24.0gの純生成物を得た。
【0183】
ステップ2:メチル−5−トランス−(4−ヒドロキシ−フェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
10%パラジウム炭素(2.6g)のメタノール(100mL)中の懸濁液に上記ステップ1で調製したメチル−5−トランス(4−ベンジルオキシフェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(26g)、次いでギ酸アンモニウム(19.16g)を添加し、反応混合物を加熱して1時間還流した。反応混合物を常温に冷却し、触媒を濾別した。濾液を蒸発させ、残渣を酢酸エチルに溶解し水で洗浄した。有機抽出液を硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧蒸発させて17.2gの生成物を得た。
【0184】
ステップ3:メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
無水ジメチルホルムアミド(10mL)中のメチル−5−トランス(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(上記ステップ2で調製;1.2g)、4−クロロメチル−5−メチル−2−フェニル−オキサゾール(1.0g)および炭酸カリウム(1.3g)を不活性雰囲気中で55℃で18時間攪拌した。反応混合物を常温に冷却し、氷冷水中に注ぎ酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出液を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥して減圧蒸発させた。粗生成物を酢酸エチルと石油エーテルの混合液から再結晶し、1.3gの純生成物を得た。
【化42】

収率:68.9%
【0185】
反応物、反応条件および試薬量を適当に変えて、実施例33または34に記載の方法と類似の方法で以下の化合物を調製した。
【0186】
実施例35
【0187】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾールー4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化43】

収率:57.7%
【0188】
実施例36
【0189】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化44】

収率:38.3%
【0190】
実施例37
【0191】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化45】

収率:61.4%
【0192】
実施例38
【0193】
メチル−5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化46】

収率:53.2%
【0194】
実施例39
【0195】
メチル−5−シス−{4−[2−(5−エチルピリジン−2−イル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化47】

収率:27.27%
【0196】
実施例40
【0197】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化48】

収率:90%
【0198】
実施例41
【0199】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化49】

収率:42.8%
【0200】
実施例42
【0201】
メチル−5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化50】

収率:≧99%
【0202】
実施例43
【0203】
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化51】

収率:98.3%
【0204】
実施例44
【0205】
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化52】

収率:80.7%
【0206】
実施例45
【0207】
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化53】

収率:87.4%
【0208】
実施例46
【0209】
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化54】

収率:61.2%
【0210】
実施例47
【0211】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化55】

収率:57.5%
【0212】
実施例48
【0213】
メチル−2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}フェニル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化56】

収率:74.5%
【0214】
実施例49
【0215】
メチル−5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾールー4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化57】

収率:95.3%
【0216】
実施例50
【0217】
メチル−5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾールー4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化58】

収率:94.5%
【0218】
実施例51
【0219】
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化59】

収率:86.83%
【0220】
実施例52
【0221】
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化60】

収率:85.33%
【0222】
実施例53
【0223】
メチル−5−シス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化61】

収率:78.8%
【0224】
実施例54
【0225】
メチル−5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化62】

収率:78.5%
【0226】
実施例55
【0227】
メチル−5−シス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル] −2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化63】

収率:61.3%
【0228】
実施例56
【0229】
メチル−5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化64】

収率:59.9%
【0230】
実施例57
【0231】
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化65】

収率:66.1%
【0232】
実施例58
【0233】
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化66】

収率:73.9%
【0234】
実施例59
【0235】
メチル−5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニル−オキシフェニル)−エトキシ]−フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化67】

収率:68.9%
【0236】
実施例60
【0237】
メチル−{2−メチル−5−トランス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−キナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート
【化68】

収率:59.43%
【0238】
実施例61
【0239】
2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(263mg)のメタノール溶液中に水酸化ナトリウム(46.5mg)水溶液を加え、反応混合液を常温で15時間攪拌した。溶剤を蒸発させ、残渣を水に溶解し、1N HClで酸性にし、酢酸エチルで抽出した。有機抽出液を合せ、水、食塩水で洗浄して硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧下で蒸発させた。クロロホルム中2%メタノールを溶離液として用い、粗生成物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーで処理し、160mgの純生成物を得た。
【化69】

収率:63.0%
【0240】
反応物、反応条件および試薬量を適当に変えて、実施例57に記載の方法と類似する方法で以下の化合物を調製した。
【0241】
実施例62
【0242】
2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化70】

収率:58.4%
【0243】
実施例63
【0244】
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化71】

収率:85.0%
【0245】
実施例64
【0246】
2−メチル−5−シス−[4−(1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化72】

収率:65.0%
【0247】
実施例65
【0248】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イルアミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化73】

収率:55.5%
【0249】
実施例66
【0250】
2−メチル−5−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化74】

収率:95%
【0251】
実施例67
【0252】
2−メチル−5−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化75】

収率:57.0%
【0253】
実施例68
【0254】
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化76】

収率:95.0%
【0255】
実施例69
【0256】
5−シス−[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化77】

収率:35.0%
【0257】
実施例70
【0258】
5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化78】

収率:39.0%
【0259】
実施例71
【0260】
5−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化79】

収率:66%
【0261】
実施例72
【0262】
2−メチル−5−シス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化80】

収率:64.0%
【0263】
実施例73
【0264】
5−シス−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化81】

収率:76.0%
【0265】
実施例74
【0266】
2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化82】

収率:64.0%
【0267】
実施例75
【0268】
5−シス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化83】

収率:60.2%
【0269】
実施例76
【0270】
2−メチル−5−シス(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化84】

収率:46%
【0271】
実施例77
【0272】
2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化85】

収率:32%
【0273】
実施例78
【0274】
2−メチル−5−シス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化86】

収率:77%
【0275】
実施例79
【0276】
5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化87】

収率:73.1%
【0277】
実施例80
【0278】
5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化88】

収率:49%
【0279】
実施例81
【0280】
2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化89】

収率:52.1%
【0281】
実施例82
【0282】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化90】

収率:94%
【0283】
実施例83
【0284】
5−シス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化91】

収率:99%
【0285】
実施例84
【0286】
2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化92】

収率:79.9%
【0287】
実施例85
【0288】
5−シス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化93】

収率:20%
【0289】
実施例86
【0290】
(Z)−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化94】

収率:72.4%
【0291】
実施例87
【0292】
(E)−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化95】

収率:56%
【0293】
実施例88
【0294】
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化96】

収率:51.72%
【0295】
実施例89
【0296】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化97】

収率:80.93%
【0297】
実施例90
【0298】
2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化98】

収率:89.2%
【0299】
実施例91
【0300】
2−メチル−5−シス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化99】

収率:70.8%
【0301】
実施例92
【0302】
5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化100】

収率:69.13%
【0303】
実施例93
【0304】
5−シス−{4−[2−(5−エチルピリジン−2−イル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化101】

収率:68.66%
【0305】
実施例94
【0306】
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化102】

収率:90.2%
【0307】
実施例95
【0308】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化103】

収率:94.23%
【0309】
実施例96
【0310】
5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシフェニル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化104】

収率:82.6%
【0311】
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化105】

収率:75.85%
【0312】
実施例98
【0313】
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化106】

収率:86.8%
【0314】
実施例99
【0315】
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化107】

収率:94.9%
【0316】
実施例100
【0317】
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化108】

収率:45.25%
【0318】
実施例101
【0319】
2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トルフルオロメチルフェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化109】

収率:44.41%
【0320】
実施例102
【0321】
2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トルフルオロメチルフェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化110】

収率:89.98%
【0322】
実施例103
【0323】
2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}フェニル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化111】

収率:88.7%
【0324】
実施例104
【0325】
5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化112】

収率:85.5%
【0326】
実施例105
【0327】
5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化113】

収率:80.3%
【0328】
実施例106
【0329】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化114】

収率:84.4%
【0330】
実施例107
【0331】
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化115】

収率:74.74%
【0332】
実施例108
【0333】
5−シス―[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化116】

収率:93.7%
【0334】
実施例109
【0335】
5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化117】

収率:69.4%
【0336】
実施例110
【0337】
5−シス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化118】

収率:63.24%
【0338】
実施例111
【0339】
5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化119】

収率:51.23%
【0340】
2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化120】

収率:66.8%
【0341】
実施例113
【0342】
2−メチル−5−シス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化121】

収率:70.44%
【0343】
実施例114
【0344】
5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシフェニル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化122】

収率:86.6%
【0345】
実施例115
【0346】
2−メチル−5−トランス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化123】

収率:92.04%
【0347】
実施例116
【0348】
5−シス−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化124】

収率:42%
【0349】
実施例117
【0350】
5−シス−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化125】

収率:47%
【0351】
実施例118
【0352】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化126】

収率:32%
【0353】
実施例119
【0354】
5−シス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化127】

収率:72%
【0355】
実施例120
【0356】
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【化128】

収率:32%
【0357】
実施例121
【0358】
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
ステップ1:メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレートの調製
無水ジメチルホルムアミド(10mL)中のメチル−5−トランス(4−ヒドロキシベンジル)−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(上記実施例2のステップ2中のシス異性体の結晶化後、母液から単離;750mg)、2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エチルメタンスルホネート(790mg)および炭酸カリウム(780mg)の混合物を不活性雰囲気中、80℃で一定時間攪拌した。反応混合物を常温に冷却し、氷冷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出液を水、食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥後、減圧で蒸発させた。酢酸エチルと石油エーテルの混合液を溶離液として用い、粗生成物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーにかけ、純生成物971mgを得た。
【0359】
ステップ2:2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸の調製
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート(263mg)のメタノール溶液に水酸化ナトリウム(46.5mg)水溶液をさらに加え、反応混合物を常温で15時間攪拌した。溶剤を蒸発させ、残渣を水に溶解し、1N HClで酸性化し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出液を水および食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、減圧蒸発させた。クロロホルム中2%メタノールを溶離液として用い、粗生成物をシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーを行って160mgの純生成物を得た。
【化129】

収率:52%
【0360】
反応物、反応条件および試薬の量を適当に変えて、実施例121に記載の方法と類似した方法で以下の化合物を調製した。
【0361】
実施例122
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0362】
実施例123
2−メチル−5−トランス−[4−(1−ピリジン−2−イルピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0363】
実施例124
2−メチル−5−トランス−{4−[2−[メチル−ピリジン−2−イルアミノ]−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0364】
実施例126
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0365】
実施例127
5−トランス−[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0366】
実施例128
5−トランス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0367】
実施例129
2−メチル−5−トランス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0368】
実施例130
15−トランス−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0369】
実施例131
2−メチル−5−トランス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0370】
実施例132
5−トランス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0371】
実施例133
2−メチル−5−トランス(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0372】
実施例134
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0373】
実施例135
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0374】
実施例136
2−メチル−5−トランス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0375】
実施例137
5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0376】
実施例138
5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0377】
実施例139
2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0378】
実施例140
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0379】
実施例141
5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0380】
実施例142
2−メチル−5−トランス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0381】
実施例144
5−トランス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0382】
実施例145
5−トランス−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0383】
実施例146
5−トランス−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0384】
実施例147
(Z)−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0385】
実施例149
(E)−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0386】
実施例150
5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0387】
実施例151
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸
【0388】
塩の調製
上記化合物のナトリウムおよびカリウム塩を以下に記載の一般的な方法で調製した。
メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、t−ブタノール等のアルコール溶剤中の新規化合物(1mmol)のカルボン酸誘導体溶液に、アルコール溶剤中のナトリウムまたはカリウムアルコキシド(0.95mmol)溶液を加え、反応混合物を25〜30℃で3時間攪拌した。溶剤を蒸発させ、残渣を乾燥ジエチルエーテルまたはジイソプロピルエーテル中で砕いて対応するカルボン酸の塩を得た。
【0389】
本発明の化合物はトリグリセリド、全コレステロール、LDL、VLDLを減少させ、HDLを増加させ、血糖値を低下させた。これはインビトロおよびインビボ動物実験で示された。
【0390】
(A)化合物のインビトロ効力の説明
hPPARαおよびhPPARγのインビトロ活性をインハウスプロトコールとして測定し、代表的な化合物の結果を、上記に開示した新規クラスの化合物の効力の証明として以下に提示する。
【表1】

【0391】
(B)化合物のインビボ効力の説明
(i)スイスアルビノマウスにおける血清トリグリセリドおよび全コレステロール低下活性
雄スイスアルビノマウス(SAM)をZydus動物舎で飼育した。これらの動物を全て、25±1℃で12時間の明暗サイクルに維持した。これらの動物に標準実験食(NIN、Hyderabad、インド)を随意に与えた。体重20〜30gのSAMを使用した。実験動物倫理委員会(Institutional Animal Ethics Committee)勧告プロトコールを使用している。
【0392】
0.001〜50mg/kg/日の投与量で6日間、試験化合物をスイスアルビノマウスに経口投与した。化合物を0.25%CMC中に懸濁、または化合物が水溶性の場合水に溶解して投与した。対照マウスは媒体(0.25%カルボキシメチルセルロース、投与量10ml/kg)で処置した。
【0393】
血液試料を第0日、および給餌状態で処置第6日に薬剤投与の1時間後に採集した。血液を非ヘパリン化キャピラリー中に採取し、トリグリセリドおよび全コレステロールにつき分析した(Wieland、O.、Methods of Enzymatic Analysis、Bergermeyer、H.O.編集、1963、211−214;Trinder、P.、Ann Cin.Biochem.1969、6:24−27)。血清トリグリセリドと全コレステロールの測定を市販キットを用いて行った(Zydus−Cadia、Pathline、Ahmedabad、India)。
【0394】
計算式
トリグリセリド/全コレステロールの減少パーセントを以下の式により計算した:
【数1】

【0395】
【表2】

【0396】
(ii)シリア(Syrian)ゴールデン種ハムスター中の血清トリグリセリドおよび全コレステロール低下活性
雄および雌シリアゴールデンハムスター種をザイダス動物舎中で飼育した。全ての動物を22±3℃で12時間の明暗サイクルに維持した。Animal Ethics Committee)勧告プロトコールを使用している。8〜12週齢(体重80〜150g)の動物を実験に使用した。順化期間の終わり近くに試験に適していると判定された動物の体重を測定した。通常のNIN給餌(NIN、Hyderabad、India)に6匹の動物を選んだが、平均体重は残りの動物のものと有意の差はなかった。他の動物に14日間、HF−HC(高脂肪高コレステロール)食を与えた。第14日に、通常食群の動物より有意に体重が増えたHF−HC食動物を選んだ。選ばれた動物を、各群の動物の平均体重が他の群より有意に差がないように、選ばれた動物を異なった群に分けた。
【0397】
夕方、経口投与で15日間、各動物にカルボキメトキシメチルセルロースまたはポリエチレングリコール中のZY化合物の1回投与量0.001〜50mg/kgを与えた。第14日に、投与後1時間に非ヘパリン化キャピラリー中に非絶食血液試料を採集し、全コレステロールを測定した(ウィーランド(Wieland、O.)、Methods of Enzymatic Analysis、バーゲルマイヤー(Bergermeyer、H.O.)編集、1963、211−214;トリンダー(Trinder、P.)、Ann Cin.Biochem.1969、6:24−27)。血清トリグリセリドと全コレステロールの測定を市販キット(Pointe Scientific Inc.、USA)を用いて行った。第14日の夜に全ての動物を12〜16時間絶食させた。第15日に、投与後1時間に絶食血液試料を動物から採集し、血清中の高密度リポタンパク質(HDL)および低密度リポタンパク質(LDL)を測定した。次いで動物を二酸化炭素窒息で安楽死させ(および必要あれば頚部脱臼)、心臓、腎臓および肝臓を切除し計量した。
【0398】
計算式:
トリグリセリド/全コレステロールの減少パーセントを以下の式で計算した。
【数2】

【0399】
【表3】

【0400】
本発明の化合物はdb/db、ob/obマウスおよびzuker fa/faラットにおいてインスリン感受性、耐糖能障害を改善し血清血糖値、TG、FFAおよびコレステロールを減少させる。
【0401】
本発明に述べたいずれの化合物でも副作用は観察されなかった。本発明の化合物は、使用した実験動物で優れた血清グルコース、脂質およびコレステロール低下活性を示した。これらの化合物は高脂血症、高コレステロール血症、高インスリン血症、NIDDM等の高血糖症、心臓血管疾患、脳卒中、高血圧および肥満で発症する疾患の試験/予防に有用であるが、それはこれらの疾患が相互にリンクしているからである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(I)の化合物、その互変異性体、その立体異性体およびその薬学的に許容し得る塩:
【化1】

式中、「A」はアリール、ヘテロアリール、複素環アリール基、または以下で表される基から選択される置換されていてもよい単独または融合基であり;
【化2】

式中、「A」、「A1」および「A1」は同一または異なってもよく、独立に置換されてもよい単独または融合アリール、ヘテロアリールまたは複素環を表し;「X」は酸素、硫黄、または窒素を表し;「Y」はCOOR1、CONR11R2を表し;Zは結合または−CH2−を表し;「m」は1〜3の整数であり;R、R1、およびR2は同一または異なってもよく、独立に水素、任意に直鎖または分枝アルキルまたはアリール基から選ばれた置換基を表す。
【請求項2】
アルキル基が好ましくは1〜8炭素原子を含む直鎖または分枝アルキル基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
アリール基が好ましくは単環、2環または3環アリール基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
アリール基がより好ましくはフェニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インダン、ビフェニル基から選択される、請求項1または3に記載の化合物。
【請求項5】
複素環が、N、O、Sから選択される1つ以上のヘテロ原子を含む飽和、部分飽和または不飽和芳香族または非芳香族の1環、2環または3環基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
複素環基がより好ましくはアジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、2−オキソピペリジニル、4−オキソピペリジニル、2−オキソピペラジニル、3−オキソピペラジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、2−オキソモルホリニル、アゼピニル、ジアゼピニル、オキサピニル、チアゼピニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ジヒドロチオフェン、ジヒドロピラン、ジヒドロフラン、ジヒドロチアゾール、ベンゾピラニル、ベンゾピラノニリル、ベンゾジヒドロフラニル、ベンゾジヒドロチエニル、ピラゾロピリミドニル、アザキナゾリニル、チエノピリミドニル、キナゾロニル、ピリミドニル、ベンゾキサジニル、ベンゾキサジノニル、ベンゾチアジニル、ベンゾチアジノニル、またはチエノピペリジニル基から選択される、請求項1または5に記載の化合物。
【請求項7】
ヘテロアリール基が任意に融合したO、NまたはSから選択される1つ以上のヘテロ原子を含む融合した1、2または3環芳香族複素環基から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
複素基がより好ましくはピリジル、チエニル、フリル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、イソキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、テトラゾリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリニル、インドリル、アザインドリル、アザインドリニル、ピラゾロピリミジニル、アザキナゾリニル、ピリドフラニル、ピリドチエニル、チエノピリミジル、キノリニル、ピリミジニル、ピラゾリル、キナゾリニル、ピリダジニル、トリアジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、フタラジニル、ナフチリジニル、プリニル、カルバゾリル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、ベンゾキサゾリル、ベンゾチアゾリル基から選択される、請求項1または7に記載の化合物。
【請求項9】
「A」、「Ar1」または「Ar2」の任意の1つが置換されている場合、置換基がヒドロキシ、オキソ、ハロ、チオ、ニトロ、アミノ、シアノ、ホルミル、または任意にアミジノ、ヒドラジノ、アルキル、ハロアルキル、パーハロアルキル、アルコキシ、ハロアルコキシ、パーハロアルコキシ、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビシクロアルキル、ビシクロアルケニル、アルコキシ、アルケノキシ、シクロアルコキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルコキシ、ヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロアラルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアラルコキシ、ヘテロシクロキシ、ヘテロシクリルアルコキシ、ヘテロシクリルアルコキシアシル、アシル、アシルオキシ、アシルアミノ、1置換または2置換アミノ、アリールアミノ、アラルキルアミノ、カルボン酸およびエステルまたはアミド等のその誘導体、カルボニルアミノ、ヒドロキシアルキル、アミノアルキル、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル、アラルコキシアルキル、アルキルチオ、チオアルキル、アリールチオ、アルキルスルホニルアミノ、アルキルスルホニルオキシ、アルコキシカルボニルアミノ、アリールカルボニルアミノ、アラルキルオキシカルボニルアミノ、アミノカルボニルアミノ、アルキルアミノカルボニルアミノ、アルコキシアミノ、ヒドロキシルアミノ、スルフェニル誘導体、スルホニル誘導体、スルホン酸およびその誘導体から選択され得る、先行請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項10】
「A」、「Ar1」または「Ar2」の任意の1つの置換基がより好ましくはヒドロキシ、ハロ、オキソから選ばれ、または任意にアルキル、1置換または2置換アミノ、アルコキシ、アシル、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルコキシ、複素環、ヘテロアリール、複素環アルキル、複素アラルコキシ、複素環オキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホニルアミノ、アルキルスルホニルオキシ、エステルおよびアミド基等のカルボン酸およびその誘導体から選択される置換基である、先行請求項のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
「Ar」上の置換基がハロゲン、任意には直鎖または分枝アルキル、アルコキシ、チオアルキル、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アシル、アリールアミノアルキル、アミノアルキル基から選択される置換基である、請求項1〜8に記載の化合物。
【請求項12】
好ましくは以下から選択されることを特徴とする任意の先行請求項に記載の化合物:
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イル−アミノ)エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−[4−(3−メチルー4−オキソ−3,4−ジヒドロ−キナゾリン−2−イルメトキシ)−ベンジル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキザゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−{4−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ] −ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ}−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロー2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−イル]−エトキシ}−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニル−フェニル)−ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(Z)−メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニル−ピリジン−2−イル−メチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(E)−メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニル−ピリジン−2−イル−メチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イル−アミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−カルバゾル−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)−プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ)[1,4]チアジン−4−イル]−エトキシ}−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニル−フェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(Z)メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニル−ピリジン−2−イル−メチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
(E)メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニル−ピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−キナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(5−エチル−ピリジン−2−イル)−エトキシ]−フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニル−フェニル)−ピロール−1−イル]−エトキシ}−フェニル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]−フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル
−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−シス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−2−メチル−5−シス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル−5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
メチル{2−メチル−5−トランス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−キナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボキシレート;
2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イル−アミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−キナゾリン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]オキサジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1,4]オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)−プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メトキシスルファニルフェニル)−ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
(Z)−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
(E)−2−メチル−5−シス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(5−tert−ブチルー2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(1−ピリジン−2−イルピロリジン−2−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(メチル−ピリジン−2−イルアミノ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−カルバゾール−9−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イルメトキシ]−ベンジル}[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]チアジン−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(2−フェノチアジン−10−イル−エトキシ)−ベンジル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(4−ヘキシル−3−オキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ベンゾ[1、4]オキサジン−2−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス(4−{2−[5−メチル−2−(5−メチル−チオフェン−2−イル)−オキサゾール−4−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[3−(4−フェノキシ−フェノキシ)プロポキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニル−フェニル)−ピロール−1−イル]−エトキシ}−ベンジル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[6−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[6−(ベンジルオキシ)−ナフタレン−2−イルメチル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン]−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
(Z)−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン]−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
(E)−2−メチル−5−トランス−{4−[2−(フェニルピリジン−2−イルメチレンアミノオキシ)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン]−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−ベンジル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)−エトキシ]−ベンジル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(2−フェノキサジン−10−イル−エトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロキナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−インドール−1−イル−エトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(5−エチルピリジン−2−イル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)エトキシ]フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−フェニルオキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(5−メチル−2−p−トリル−オキサゾール−4−イル)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[4−メチル−2−(4−トリフルオロメチル−フェニル)−チアゾール−5−イルメトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス(4−{2−[2−メチル−5−(4−メチルスルファニルフェニル)ピロール−1−イル]−エトキシ}フェニル)−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−tert−ブチル−5−メチル−オキサゾール−4−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−{4−[2−(4−フェノキシ−フェノキシ)エトキシ]フェニル}−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(2−フルオロ−ベンジルオキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−シス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−[4−(5−tert−ブチル−2−p−トリル−2H−ピラゾール−3−イルメトキシ)−フェニル]−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−シス−[4−(2−オキソ−3−フェニル−オキサゾリジン−5−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
5−トランス−{4−[2−(4−メタンスルホニルオキシ−フェニル)−エトキシ]−フェニル}−2−メチル−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩;
2−メチル−5−トランス−[4−(3−メチル−4−オキソ−3,4−ジヒドロ−キナゾリン−2−イルメトキシ)−フェニル]−[1,3]ジオキサン−2−カルボン酸およびその薬学的に許容し得る塩。
【請求項13】
任意の先行請求項に記載の式(I)の化合物、および薬学的に許容し得る担体、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物。
【請求項14】
高脂血症、高コレステロール血症、高血糖症、肥満、耐糖能障害、レプチン耐性、インスリン抵抗性、糖尿病合併症で発症する疾患の予防または治療法であって、任意の先行請求項1〜12に記載の式(I)の化合物、または該式(I)の化合物を含む適当な医薬組成物の有効な非毒性量を投与することを含む方法。
【請求項15】
任意の先行請求項に記載の方法であって、疾患がインスリン耐性が基本的な病態生理機構である2型糖尿病、耐糖能障害、異常脂質血症、高血圧、肥満、アテローム性硬化症、高脂血症、冠動脈疾患、心臓血管障害および他の疾患である方法。
【請求項16】
任意の先行請求項に記載の病状を治療/緩和する医薬であって、任意の先行請求項1〜12に記載の式(I)の化合物、および薬学的に許容し得る担体、希釈剤または賦形剤を必要とする患者に投与することを特徴とする医薬。
【請求項17】
上記請求項の任意の1つに記載の疾患の治療に適した薬剤として、任意の先行請求項に定義した式(I)の化合物、その医薬組成物およびそれらを含む医薬の使用。
【請求項18】
請求項1〜12の任意の1項に記載の式(I)の化合物の調製法であって:
(i)全ての記号が先に定義された式(II)の化合物を全ての記号が先に定義された式(III)の化合物に還元する工程;
【化3】

(ii)全ての記号が先に定義された式(III)の化合物と、Rが先に定義され、YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールである式RC(O)Yの適当なケトエステルとを反応させ、YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールであり、他の全ての記号が先に定義された式(Ia)の化合物を得る工程;
【化4】

および
(iii)YがCOOR1であり、R1がアルキルまたはアリールであり、他の全ての記号が先に定義された一般式(Ia)の化合物を加水分解して、YがCOOHであり、他の全ての記号が先に定義された一般式(I)の化合物を得る工程を含む方法。
【化5】

【請求項19】
先行の任意の1項に記載の式(I)の化合物の調製法であって:
(i)全ての記号が先に定義され、「L」が好ましくはハロゲン、メシレート、トシレートまたはトリフレートから選択される適切な脱離基を表す一般式(IV)の化合物と、全ての記号が先に定義され、YがCOOR1を表し、R1が任意に置換アルキルまたはアリール基を表す一般式(V)の化合物とを反応させ、全ての記号が先に定義された一般式(Ia)の化合物を得る工程;
【化6】

および
(ii)「Y」がCOOR1であり、R1が任意に置換アルキルまたはアリールであり、全ての他の記号が先に定義された一般式(Ia)の化合物を加水分解して、YがCOOHであり、全ての他の記号が咲きに定義された一般式(II)の化合物を得る工程を有する特徴とする方法。
【化7】

【請求項20】
式(III)の中間体であって:
【化8】

「A」がアリール、ヘテロアリール、複素環基から選ばれた任意に置換された単独または融合基;または
【化9】

から選ばれた基であり;
「A」、「Ar1」および「Ar2」が同一または異なり、独立に任意に置換された単独または融合ヘテロアリールまたは複素環基を表し;「X」が酸素、硫黄または窒素を表し;Zが結合または−CH2−を表し;「m」が1〜3の整数であることを特徴とする中間体。
【請求項21】
請求項20に記載の式(III)の化合物の調製法であって、全ての記号が先に定義される式(II)の化合物を、全ての記号が先に定義される式(III)の化合物に適当な還元剤で還元する工程を有する方法:
【化10】


【公表番号】特表2008−510696(P2008−510696A)
【公表日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−526705(P2007−526705)
【出願日】平成17年6月24日(2005.6.24)
【国際出願番号】PCT/IN2005/000215
【国際公開番号】WO2006/018855
【国際公開日】平成18年2月23日(2006.2.23)
【出願人】(304023824)カディラ ヘルスケア リミティド (12)
【Fターム(参考)】