説明

構造体および構造体を形成する方法

【課題】 サブリソグラフィ・ピッチの構造体とリソグラフィ・ピッチの構造体との相互接続を形成する。
【解決手段】 サブリソグラフィ・ピッチを有する複数の導電線をリソグラフィでパターン形成し、複数の導電線の縦方向から45度より小さい角度の線に沿って切断することができる。代わって、ホモポリマーと混合した共重合体を陥凹エリア内に入れて自己整合し、一定幅領域内にサブリソグラフィ・ピッチを有し、台形領域で隣接線間にリソグラフィ寸法を有する複数の導電線を形成することができる。さらに代わって、サブリソグラフィ・ピッチを有する第1の複数の導電線と、リソグラフィ・ピッチを有する第2の複数の導電線は、同じレベルでまたは異なるレベルで形成することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サブリソグラフィ・ピッチの構造体(sublithographic-pitched structure)とリソグラフィ・ピッチの構造体(lithographic-pitched structure)との相互接続を含む構造体およびこれを製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
サブリソグラフィ・ピッチの構造体、すなわち、サブリソグラフィ・ピッチを有する構造体を形成するために自己集合共重合体(self-assembling copolymer)を使用することができる。自己集合ブロック共重合体は、まず、適切な溶媒系に溶解してブロック共重合体溶液を形成し、次にその溶液が第1の模範的な構造体の表面上に塗布されて、ブロック共重合体層を形成する。ブロック共重合体を溶解し、ブロック共重合体溶液を形成するために使用される溶媒系は、トルエン、酢酸プロピレングリコールメチルエーテル(PGMEA)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、およびアセトンを含むがこれらに限定されない任意の適切な溶媒を含むことができる。
【0003】
半導体構造の寸法は、典型的に、半導体構造の物理的特徴をパターン形成するために使用されるリソグラフィ・ツールの最小プリント可能寸法によって制限される。最小プリント可能寸法は、当技術分野では限界寸法と呼ばれ、使用可能なリソグラフィ・ツールを使用して形成可能な最小プリント可能ピッチを有する最も狭い平行線または最も狭い平行空間の幅として定義される。
【0004】
「リソグラフィ最小寸法」および「サブリソグラフィ寸法」は使用可能なリソグラフィ・ツールのみに関して定義され、通常、半導体技術の世代ごとに変化するが、リソグラフィ最小寸法およびサブリソグラフィ寸法は、半導体製造時に使用可能なリソグラフィ・ツールの最良性能に関して定義すべきであることは言うまでもない。本出願の出願日時点で、リソグラフィ最小寸法は約35nmであり、今後縮小することが期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願第11/424963号
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】Nealey他による「Self-assembling resists for nanolithography」(IEDMTechnical Digest、2005年12月、Digital Object Identifier10.1109/IEDM.2005.1609349)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
半導体構造にサブリソグラフィ・ピッチの構造体を取り入れるには、サブリソグラフィ・ピッチの構造体とリソグラフィ・ピッチの構造体との間の電気的接触が必要である。したがって、このような電気的接触を提供するための構造体が望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態により、第1のピッチを有し、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれた第1の複数の導電線であって、第1の複数の導電線のそれぞれが、第1の垂直面に平行な1対の側壁と第2の垂直面内に位置する端壁とを有し、第1の垂直面と第2の垂直面との角度が45度より小さい第1の複数の導電線と、複数の導電ビアであって、複数の導電ビアのそれぞれが複数の導電線の1つの端部部分に接触し、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれ、第2の垂直面が複数の導電ビアのそれぞれと交差する複数の導電ビアとを含む、第1の構造体が提供される。
【0009】
本発明の他の態様により、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれ、一定幅領域と一定幅領域に隣接する少なくとも1つの可変間隔領域とを有する第1の複数の導電線であって、第1の複数の導電線が、一定幅領域内の一定の第1のピッチと、少なくとも1つの可変間隔領域内の第1の複数の導電線の隣接対間の可変距離とを有し、可変距離が一定幅領域の端部部分からの横方向距離につれて増加する第1の複数の導電線と、第2のピッチを有する複数の導電ビアであって、複数の導電ビアのそれぞれが複数の導電線の1つの端部部分に接触し、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれ、第2のピッチが第1のピッチより大きい複数の導電ビアとを含む、第2の構造体が提供される。
【0010】
本発明のさらに他の態様により、第1のピッチを有し、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれた第1の複数の導電線と、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれ、第2のピッチを有する第2の複数の導電線であって、第2のピッチが第1のピッチより大きく、第2の複数の導電線の少なくとも1つが第1の複数の導電線の少なくとも2つに抵抗可能に接続される第2の複数の導電線とを含む、第3の構造体が提供される。
【0011】
本発明のさらに他の態様により、基板上に第1のピッチを有する第1の複数の導電線を形成することであって、第1の複数の導電線のそれぞれが、第1の垂直面に平行な1対の側壁を有することと、第2の垂直面に沿って側壁を有するフォトレジストを使用して第1の複数の導電線をパターン形成することであって、パターン形成された第1の複数の導電線のそれぞれの端壁が第2の垂直面内に形成され、第1の垂直面と第2の垂直面との角度が45度より小さいことと、パターン形成された第1の複数の導電線の上に誘電体層を形成することと、誘電体層に複数の導電ビアを形成することであって、複数の導電ビアのそれぞれが複数の導電線の1つの端部部分に接触し、第2の垂直面が複数の導電ビアのそれぞれと交差することを含む、構造体を形成する方法が提供される。
【0012】
本発明のさらに他の態様により、一定幅領域と一定幅領域に隣接する少なくとも1つの可変間隔領域とを有する第1の複数の導電線を形成することであって、第1の複数の導電線が、一定幅領域内の一定の第1のピッチと、少なくとも1つの可変間隔領域内の第1の複数の導電線の隣接対間の可変距離とを有し、可変距離が一定幅領域の端部部分からの横方向距離につれて増加することと、複数の導電線上に誘電体層を形成することと、誘電体層内に第2のピッチを有する複数の導電ビアを形成することであって、複数の導電ビアのそれぞれが複数の導電線の1つの端部部分に接触し、第2のピッチが第1のピッチより大きいことを含む、構造体を形成する他の方法が提供される。
【0013】
本発明のさらに他の態様により、少なくとも1つの誘電体層内に第1のピッチを有する第1の複数の導電線を形成することと、少なくとも1つの誘電体層内に第2のピッチを有する第2の複数の導電線を形成することであって、第2のピッチが第1のピッチより大きく、第2の複数の導電線の少なくとも1つが第1の複数の導電線の少なくとも2つに抵抗可能に接続されることを含む、構造体を形成するさらに他の方法が提供される。
【0014】
図面全体を通して、同じ番号ラベルが付いた図は同じ製造段階に対応し、接尾辞「A」が付いた図は上面図であり、接尾辞「B」が付いた図は、同じ番号ラベルおよび接尾辞「A」が付いた対応する図の平面B−B’に沿った垂直断面図である。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図1B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図2A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図2B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図3A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図3B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図4A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図4B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図5A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図5B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図6A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図6B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図7A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図7B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体の一連の図である。
【図8A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図8B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図9A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図9B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図10A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図10B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図11A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【図11B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【図12A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【図12B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【図13A】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【図13B】本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【図14A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図14B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図15A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図15B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図16A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図16B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図17A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図17B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図18A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図18B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図19A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図19B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図20A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図20B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図21A】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図21B】本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体の一連の図である。
【図22A】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体の一連の図である。
【図22B】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体の一連の図である。
【図23A】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体の一連の図である。
【図23B】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体の一連の図である。
【図24A】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体の一連の図である。
【図24B】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体の一連の図である。
【図25A】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図25B】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図26A】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図26B】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図27A】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図27B】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例の一連の図である。
【図28A】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【図28B】本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体に基づく第2の変形例の一連の図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
上記の通り、本発明は、サブリソグラフィ・ピッチの構造体とリソグラフィ・ピッチの構造体との相互接続を含む構造体およびこれを製造する方法に関し、次にこれらについて添付図面を使用して詳細に説明する。同じ構成を有する同様かつ対応する諸要素は同様の参照番号で参照されている。
【0017】
図1Aおよび図1Bを参照すると、本発明の第1の実施形態による第1の模範的な構造体は、基板10と、その上面上に形成された導電材料層20Lと、誘電材料層30Lと、第1のピッチph1を有する複数のポリマー・ブロック線(polymer block line)40とを含む。基板10は、半導体基板、絶縁体基板、導体基板、またはこれらの組み合わせを含むがこれらに限定されない任意のタイプの材料にすることができる。たとえば、基板10は、電界効果トランジスタなどの少なくとも1つの半導体デバイスを含む半導体基板にすることができる。また、基板10は、導電材料層20Lに抵抗可能に接続される少なくとも1つの金属相互接続構造体を埋め込む1つまたは複数の誘電体層も含むことができる。
【0018】
導電材料層20Lは、元素金属、金属合金、導電金属化合物、および電気的にドーピングされた半導体材料などの導電材料を含む。たとえば、導電材料層20Lは、W、Cu、Al、TaN、TiN、WN、金属シリサイド、金属ゲルマニウム、ドープ結晶半導体材料、ドープ多結晶半導体材料、またはこれらの組み合わせを含むことができる。導電材料層20Lの厚さは5nm〜200nmにすることができるが、これより小さい厚さならびに大きい厚さも使用することができる。
【0019】
誘電材料層30Lは、酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、炭素ドープ酸化物、有機ポリマー絶縁体などの誘電材料、HfO、Alなどの誘電酸化金属、またはこれらの組み合わせを含む。導電材料層30Lの厚さは5nm〜200nmにすることができるが、これより小さい厚さならびに大きい厚さも使用することができる。
【0020】
第1のピッチph1を有する複数のポリマー・ブロック線40は当技術分野で既知の方法によって形成される。具体的には、第1のピッチph1を有する複数のポリマー・ブロック線40は、自己集合共重合体層を使用することによって形成される。複数のポリマー・ブロック線のパターンは基板10上の誘電材料層20Lに転写される。パターンの転写後の導電材料層20Lの残りの部分は第1の複数の導電線を構成する。
【0021】
たとえば、誘電材料層30Lの上面上にテンプレート層(図示せず)を付着させる。その内部で誘電材料層30Lの上面が露出される陥凹エリア(recessed area)を含むように、テンプレート層がパターン形成される。テンプレート層の陥凹エリアは、縦方向に2つの平行なエッジを有する。自己集合ブロック共重合体を含むブロック共重合体層(図示せず)が陥凹エリア内に塗布される。2つ以上の不混和性ポリマー・ブロック成分を含むブロック共重合体層はナノメートル規模のパターンに自己組織化することができる。適切な条件下では、2つ以上の不混和性ポリマー・ブロック成分はナノメートル規模で2つ以上の異なる相に分離し、それにより、隔離されたナノサイズの構造単位からなる規則正しいパターンを形成する。自己集合ブロック共重合体によって形成され、隔離されたナノサイズの構造単位からなるこのような規則正しいパターンは、半導体デバイス、光学装置、および磁気装置においてナノ規模の構造単位を形成するために使用することができる。具体的には、このように形成される構造単位の寸法は、典型的に、5〜30nmの範囲内であり、これはサブリソグラフィ(すなわち、リソグラフィ・ツールの解像度未満)である。
【0022】
模範的なブロック共重合体材料については、2006年6月19に出願され、本出願人に譲渡された同時係属米国特許出願第11/424963号に記載されている。本発明の構造単位を形成するために使用することができる自己集合ブロック共重合体の特定の例としては、ポリスチレン−ブロック−ポリメタクリル酸メチル(PS−b−PMMA)、ポリスチレン−ブロック−ポリイソプレン(PS−b−PI)、ポリスチレン−ブロック−ポリブタジエン(PS−b−PBD)、ポリスチレン−ブロック−ポリビニルピリジン(PS−b−PVP)、ポリスチレン−ブロック−ポリエチレンオキシド(PS−b−PEO)、ポリスチレン−ブロック−ポリエチレン(PS−b−PE)、ポリスチレン−b−ポリオルガノシリケート(PS−b−POS)、ポリスチレン−ブロック−ポリフェロセニルジメチルシラン(PS−b−PFS)、ポリエチレンオキシド−ブロック−ポリイソプレン(PEO−b−PI)、ポリエチレンオキシド−ブロック−ポリブタジエン(PEO−b−PBD)、ポリエチレンオキシド−ブロック−ポリメタクリル酸メチル(PEO−b−PMMA)、ポリエチレンオキシド−ブロック−ポリエチルエチレン(PEO−b−PEE)、ポリブタジエン−ブロック−ポリビニルピリジン(PBD−b−PVP)、およびポリイソプレン−ブロック−ポリメタクリル酸メチル(PI−b−PMMA)を含むことができるが、これらに限定されない。
【0023】
ブロック共重合体は高温でアニールされ、第1のポリマー・ブロック成分を含有する複数のポリマー・ブロック線40と第2のポリマー・ブロック成分を含有するマトリックス(図示せず)を形成する。このマトリックスは、ブロック共重合体層のアニールによって形成された構造内の複数のポリマー・ブロック線40の補完物である。ブロック共重合体層内の自己集合ブロック共重合体をアニールして2組のポリマー・ブロックを形成するための模範的なプロセスは、Nealey他による「Self-assemblingresists for nanolithography」(IEDM Technical Digest、2005年12月、Digital Object Identifier 10.1109/IEDM.2005.1609349)に記載されている。このアニールは、たとえば、100℃〜300℃の温度で1時間〜100時間の持続時間の間、実行することができる。第2のポリマー・ブロック成分を含有するマトリックスは、図1Aの構造体を形成するために複数のポリマー・ブロック線40に応じて選択的に除去される。この選択的除去プロセスは、化学的現像液または溶媒、あるいは選択的反応性イオン・エッチング(RIE)プロセス、もしくはこれらの組み合わせによって行うことができる。
【0024】
第1のピッチph1は、サブリソグラフィ・ピッチ、すなわち、平行線パターンの周期的配列に関する限界ピッチより小さいピッチにすることができる。限界ピッチとは、任意の所与の時点で使用可能なリソグラフィ・ツールを使用してプリントできる最小ピッチであり、本出願の出願日時点では限界ピッチは約70nmであるが、この寸法は使用可能なリソグラフィ・ツールの性能が向上するにつれて縮小することが期待されている。好ましくは、第1のピッチph1は8nm〜60nmであり、より好ましくは16nm〜40nmであるが、第1のピッチph1についてこれより小さい寸法ならびに大きい寸法も使用することができる。
【0025】
図2Aおよび図2Bを参照すると、たとえば、エッチング・マスクとして複数のポリマー・ブロック線40を使用する異方性イオン・エッチングにより、複数のポリマー・ブロック線40のサブリソグラフィ・パターン、すなわち、少なくとも1つのサブリソグラフィ寸法を有するパターンが誘電材料層30Lおよび導電材料層20Lのスタックに転写される。誘電材料層30Lの残りの部分は複数の誘電材料部分30を構成する。導電材料層20Lの残りの部分は、第1のピッチph1を有する第1の複数の導電線20を構成する。第1の複数の導電線20、複数の誘電材料部分30、および複数のポリマー・ブロック線40の側壁は垂直に一致し、すなわち、同じ垂直面内に位置する。
【0026】
第1の複数の導電線20のそれぞれは、第1の複数の導電線20の側壁の1つの平面内にある第1の垂直面Pに平行な1対の側壁を有する。第1の複数の導電線20の各対の側壁は、第1の複数の導電線20の縦方向に沿って方向付けられている。縦方向とは、一方からもう一方への寸法がより大きい方向であり、第1のピッチph1に沿った方向である横方向に対して垂直である。複数の誘電材料部分30は第1のピッチph1を有する。第1の複数の導電線20も第1のピッチph1を有する。複数のポリマー・ブロック線40は、第1の複数の導電線20、複数の誘電材料部分30、および基板10に応じて選択的に除去される。
【0027】
図3Aおよび図3Bを参照すると、フォトレジスト層47は、基板10の上面ならびに第1の複数の導電線20および複数の誘電材料部分30の露出面に塗布される。フォトレジスト層47は、複数の誘電材料部分30の上面に覆い被さる垂直側壁を形成するように、リソグラフィでパターン形成される。フォトレジスト層47によって覆われていないエリアでは、複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20のスタックと基板10が露出される。好ましくは、フォトレジスト層47の垂直側壁は、本明細書で第2の垂直面P2と呼ばれる垂直面内にある。第1の垂直面P1と第2の垂直面P2との角度αは45度より小さく、好ましくは30度より小さく、より好ましくは5度〜20度である。
【0028】
図4Aおよび図4Bを参照すると、複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20のスタックの露出部分は、フォトレジスト層47をエッチング・マスクとして使用して、反応性イオン・エッチングなどの異方性エッチングによって除去される。複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20の端壁は、異方性エッチングの直後に第2の垂直面P2と垂直に一致し、第1の垂直面P1に平行である複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20の側壁に対して角度αになる。
【0029】
好ましくは、複数の誘電材料部分30の端壁は、第2の垂直面P2内にあるフォトレジスト層47の側壁および第1の複数の導電線20の端壁に対して、本明細書で横方向陥凹距離(lateral recess distance)lrdと呼ばれる一定の距離だけ横方向に陥凹される。複数の誘電材料部分30の各側壁は第1の複数の導電線20の側壁の平面と一致し、複数の誘電材料部分30の各端壁は、一定の距離、すなわち、横方向陥凹距離lrdだけ第2の垂直面P2からずれている。好ましくは、横方向陥凹距離lrdはサブリソグラフィ寸法であり、2nm〜20nmにすることができるが、これより小さい寸法ならびに大きい寸法も使用することができる。
【0030】
図5Aおよび図5Bを参照すると、フォトレジスト層47は、複数の誘電材料部分30、第1の複数の導電線20、および基板10に応じて選択的に除去される。複数の誘電材料部分30のそれぞれの一方の端壁は下にある導電線20の端壁と垂直に一致し、複数の誘電材料部分30のそれぞれのもう一方の端壁は、横方向陥凹距離lrdだけ下にある導電線20のもう一方の端壁から横方向にずれて、下にある導電線20の上面の一部分を露出している。
【0031】
図6Aおよび図6Bを参照すると、第1の誘電体層50は、複数の誘電材料部分30、第1の複数の導電線20、および基板10の上に形成され、たとえば、化学的機械的平坦化(CMP)または自己平坦化(self-planarization)によって平坦化される。第1の誘電体層50は、酸化シリコン、ドープ・ケイ酸塩ガラス、窒化シリコン、酸窒化シリコン、2.7未満の誘電率を有する自己平坦化低誘電率(ローk)材料、2.7未満の誘電率を有する有機ケイ酸塩ガラス、多孔質誘電材料、またはこれらの組み合わせなどの誘電材料を含む。
【0032】
複数のビアホールは、それぞれのビアホールが1つの導電線20のみを露出するように、第2の垂直面P2に沿って形成される。具体的には、複数のビアホールは、第1の誘電体層50にリソグラフィでパターン形成することにより、第2の垂直面P2に沿って第1の誘電体層50に形成される。複数の誘電材料部分30の側壁および第1の複数の導電線20の上面は複数のビアホール内で露出される。複数のビアホール内に導電材料が充填され、複数の導電ビア60を形成する。複数の導電ビア60のそれぞれは、複数の導電線20の1つの端部部分に接触し、第1の誘電体層50に埋め込まれる。第2の垂直面P2は複数の導電ビア60のそれぞれと交差する。複数の導電ビア60はビア・ピッチvphを有し、これはリソグラフィ・ピッチ、すなわち、リソグラフィ方法によって形成可能な最小ピッチと等しいかまたはそれより大きいピッチである。たとえば、リソグラフィ・ピッチは、70nmと等しいかまたはそれより大きいものにすることができる。好ましくは、複数の導電ビア60のそれぞれの中心軸を接続する平面は第2の垂直面P2と一致するか、または第2の垂直面P2に平行である。複数の導電ビア60のそれぞれは、第1の複数の導電線20の1つの上面および端壁に接触する。
【0033】
図7Aおよび図7Bを参照すると、第2の誘電体層70は第1の誘電体層50の上に形成される。第2の誘電体層70は、第1の誘電体層50として使用可能な材料のいずれかから選択することができる誘電材料を含む。第2の誘電体層70には、リソグラフィ・ピッチを有する複数のライン・トレンチ(line trench)が形成される。複数のトレンチのリソグラフィ・ピッチは本明細書では第2のピッチph2と呼ばれる。
【0034】
複数のライン・トレンチ内には、導電材料の付着および平坦化により、第2の複数の導電線80が形成される。第2の複数の導電線80は、第1の複数の導電線20として使用可能な材料のいずれかを含むことができる。第2の複数の導電線80は第2のピッチph2を有し、これはリソグラフィ・ピッチである。
【0035】
第2の複数の導電線80の縦方向、すなわち、側壁を含む平面内の水平方向は、第2の複数の導電線80の側壁の1つの平面である第3の垂直面P3に平行にすることができる。第2の複数の導電線80のそれぞれは、第1の垂直面P1に垂直で、第3の垂直面P3に平行な1対の側壁を有する。この場合、第3の垂直面P3は第1の垂直面P1と直交する。この場合、第2のピッチph2の方向は第1の垂直面P1の方向に平行である。第2の複数の導電線80のそれぞれの底面は複数の導電ビア60の1つに隣接する。
【0036】
代わって、第1の誘電体層50および第2の誘電体層70は、単一誘電体層として同じ付着ステップで形成することができ、複数の導電ビア60および第2の複数の導電線80は、同じ付着および平坦化プロセスによって一体的に形成することができる。
【0037】
図8Aおよび図8Bを参照すると、第1の模範的な構造体に基づく第1の変形例は、フォトレジスト層47を塗布し、第1の平面P1から角度αである1対の平行垂直側壁を含むようにフォトレジスト層47にリソグラフィでパターン形成することにより、図2Aおよび図2Bの第1の模範的な構造体から導出される。1対の平行垂直側壁は、リソグラフィ寸法だけ分離され、すなわち、35nmより大きい距離にあり、典型的には、100nmより大きい距離にある。フォトレジスト層47の垂直側壁の1つは第2の垂直面P2である。第1の垂直面P1と第2の垂直面P2との角度αは45度より小さく、好ましくは30度より小さく、より好ましくは5度〜20度である。
【0038】
複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20のスタックの露出部分は、フォトレジスト層47をエッチング・マスクとして使用して、反応性イオン・エッチングなどの異方性エッチングによって除去される。複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20の端壁は、異方性エッチングの直後にフォトレジスト層47の垂直側壁と垂直に一致し、複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20の側壁に平行である第1の垂直面P1に対して角度αになる。好ましくは、複数の誘電材料部分30の端壁は、上記と同じように、一定の距離だけ横方向に陥凹される。その後、フォトレジスト層47は、複数の誘電材料部分30、第1の複数の導電線20、および基板10に応じて選択的に除去される。
【0039】
図9Aおよび図9Bを参照すると、第1の誘電体層50は、複数の誘電材料部分30、第1の複数の導電線20、および基板10の上に形成され、たとえば、上記のように化学的機械的平坦化(CMP)または自己平坦化によって平坦化される。複数のビアホールは、複数の導電線20の端壁に沿って形成される。複数の誘電材料部分30の側壁および第1の複数の導電線20の上面は複数のビアホール内で露出される。複数のビアホール内に導電材料が充填され、複数の導電ビア60を形成する。複数の導電ビア60のそれぞれは、複数の導電線20の1つの端部部分に接触し、第1の誘電体層50に埋め込まれる。複数の誘電材料部分30と複数の導電ビア60との空間的位置合わせを例示するために、図9Aでは複数の誘電材料部分30が点線で示されている。複数の導電ビア60は、除去前のフォトレジスト層47の2つの側壁間の距離と同じ距離だけ分離された2列に配置されている(図8Aおよび図8Bを参照)。複数の導電ビア60は各列でビア・ピットvphを有する。
【0040】
図10Aおよび図10Bを参照すると、第2の誘電体層70は上記のように第1の誘電体層50の上に形成される。さらに、第2の複数の導電線80が上記のように形成される。第2の複数の導電線80は、リソグラフィ・ピッチである第2のピッチph2を有する。第1の垂直面P1、第2の垂直面P2、および第3の垂直面P3の向き同士の関係は上記と同じである。
【0041】
図11Aおよび図11Bを参照すると、第1の模範的な構造体に基づく第2の変形例は、フォトレジスト層47を塗布し、第1の平面P1から角度αである1対の平行垂直側壁を含むようにフォトレジスト層47にリソグラフィでパターン形成することにより、図2Aおよび図2Bの第1の模範的な構造体から導出される。1対の平行垂直側壁は、リソグラフィ寸法だけ分離され、すなわち、35nmより大きい距離にあり、典型的には、100nmより大きい距離にある。フォトレジスト層47の垂直側壁の1つは第2の垂直面P2である。第1の垂直面P1と第2の垂直面P2との角度αは45度より小さく、好ましくは30度より小さく、より好ましくは5度〜20度である。
【0042】
複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20のスタックの露出部分は、フォトレジスト層47をエッチング・マスクとして使用して、反応性イオン・エッチングなどの異方性エッチングによって除去される。複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20の端壁は、異方性エッチングの直後にフォトレジスト層47の垂直側壁と垂直に一致し、複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20の側壁に平行である第1の垂直面P1に対して角度αになる。その後、フォトレジスト層47は除去される。
【0043】
図12Aおよび図12Bを参照すると、衝突するイオンの方向が第2の垂直面P2から傾斜するように斜めの反応性イオン・エッチングが実行される。図12Aおよび図12Bでは衝突するイオンの方向が矢印によって概略的に示されている。したがって、第2の垂直面P2上の複数の誘電材料部分30の端壁は衝突するイオンによるエッチングにさらされ、第2の垂直面P2に平行で、フォトレジスト層47の開口部の幅だけ第2の垂直面P2から横方向にずれている平面(本明細書では「ずらし面(offset plane)OP」と呼ばれる)上の複数の誘電材料部分30の端壁は、斜めの反応性イオン・エッチング中、衝突するイオンから保護される。好ましくは、斜めの反応性イオン・エッチングは複数の誘電材料部分30からエッチング残留物を形成し、ずらし面OPと一致する第1の複数の導電線20の端壁は誘電残留物スペーサ32で覆われ、これは複数の誘電材料部分30から流れ出る誘電材料を含む。したがって、複数の誘電材料部分30の端壁およびずらし面OPにおける第1の複数の導電線20の端壁は誘電残留物スペーサ32で覆われる。
【0044】
図13Aおよび図13Bを参照すると、第1の誘電体層50は、上記のように、複数の誘電材料部分30、第1の複数の導電線20、および基板10の上に形成され、平坦化される。複数のビアホールは複数の導電線20の端壁に沿って形成される。複数の導電ビア60は、上記のように第1の誘電体層50に形成される。誘電残留物スペーサ32は、ずらし面OP上に端壁を有する、すなわち、第2の垂直面P2上に端壁がない、第1の複数の導電線20のサブセットの側壁を保護する。したがって、誘電残留物スペーサ32の存在により、複数の導電ビア60と、ずらし面OP上に端壁を有する第1の複数の導電線20のサブセットとの間の不必要な電気的接触は回避される。
【0045】
図14Aおよび図14Bを参照すると、本発明の第2の実施形態による第2の模範的な構造体は、基板10と、その上面上に形成された導電材料層20Lと、誘電材料層30Lと、陥凹エリアを有するテンプレート層130と、テンプレート層130の陥凹エリアを充填するブロック共重合体層140とを含む。陥凹エリアは、一定の幅を有する領域または「一定幅領域(CWR)」と、一定幅領域に隣接し、可変幅を有する少なくとも1つの台形領域とを含む。少なくとも1つの台形領域のそれぞれは、その幅が横方向に変化するフレア領域である。一定幅領域は、図14Aの平面B−B’の方向である縦方向に2つの平行なエッジを有する。少なくとも1つの台形領域は、一定幅領域の一方の端部に隣接した第1の台形領域(「1TZR」)と、一定幅領域のもう一方の端部に隣接した第2の台形領域(「2TZR」)とを含むことができる。基板10、導電材料層20L、および誘電材料層30Lの組成は、第1の実施形態と同じものにすることができる。第2の実施形態では、誘電材料層30Lは任意選択であり、テンプレート層130は、場合によっては誘電材料層30Lがない場合に導電材料層20L上に直接形成することができる。テンプレート層130は、典型的に、窒化シリコン、酸化シリコン、酸窒化シリコン、または半導体製造技術で知られているその他の誘電材料などの誘電材料を含む。
【0046】
2つ以上の不混和性ポリマー・ブロック成分を含むブロック共重合体層140はナノメートル規模のパターンに自己組織化することができる。加えて、ブロック共重合体層140は、ポリマー・ブロック線40同士の間に可変距離を有するサブリソグラフィ・パターンの形成を可能にする、少なくとも1つの「ホモポリマー」を含む。ホモポリマーは、一定ではないピッチを有する形状においてセルフアライメントの範囲を増強するために2つ以上の不混和性ポリマー・ブロック成分に追加することができる化学物質である。たとえば、陥凹部内の台形領域は、一定ではないピッチを有する形状である。ホモポリマーの非制限的な例としては、PS 45KおよびPMMA 46.5Kを含む。
【0047】
図15Aおよび図15Bを参照すると、ブロック共重合体層140は、不混和性ポリマー・ブロック成分の分離および自己集合を誘導する条件にさらされる。たとえば、ブロック共重合体層140を高温でアニールすることができる。このように形成された構造単位の寸法は、典型的に、サブリソグラフィである5〜30nmの範囲内である。
【0048】
適切な条件下で、ブロック共重合体層140は、第1のポリマー・ブロック成分を含有する複数のポリマー・ブロック線140Aと、第2のポリマー・ブロック成分を含有するブロック成分マトリックス140Bに分離する。一定幅領域CWR内の複数のポリマー・ブロック線140Aの一部分は、サブリソグラフィ・ピッチである第1のピッチph1を有する。第1のピッチph1は、上記のように、サブリソグラフィ・ピッチ、すなわち、平行線パターンの周期的配列に関する限界ピッチより小さいピッチにすることができる。好ましくは、第1のピッチph1は8nm〜60nmであり、より好ましくは16nm〜40nmであるが、第1のピッチph1についてこれより小さい寸法ならびに大きい寸法も使用することができる。第1および第2の台形領域(1TZR、2TZR)内の複数のポリマー・ブロック線140Aの一部分のピッチは、複数のポリマー・ブロック線140Aがランダム・パターンを形成するまで、一定幅領域CWRからの距離につれて増加する。
【0049】
図16Aおよび図16Bを参照すると、ブロック成分マトリックス140Bおよびテンプレート層130は、複数のポリマー・ブロック線140Aおよび誘電材料層30Lに応じて選択的に除去される。複数のポリマー・ブロック線140Aは一定幅領域CWR内で第1のピッチph1を有し、第1の可変間隔領域1VSRおよび第2の可変間隔領域2VSR内の第1の複数の導電線の隣接対間で可変距離を有する。第1の可変間隔領域1VSRは、第1の台形領域1TZR(図15Aを参照)の一部分であって、そこで複数のポリマー・ブロック線140Aがポリマー・ブロック線140Aの隣接対間で可変距離を有する平行ではない発散線を形成する。同様に、第2の可変間隔領域2VSRは、第2の台形領域2TZR(図15Aを参照)の一部分であって、そこで複数のポリマー・ブロック線140Aがポリマー・ブロック線140Aの隣接対間で可変距離を有する平行ではない発散線を形成する。第1および第2の可変間隔領域(1VSR、2VSR)では、可変距離は一定幅領域CWRの端部部分からの横方向距離につれて増加する。
【0050】
図17Aおよび図17Bを参照すると、たとえば、エッチング・マスクとして複数のポリマー・ブロック線140Aを使用する異方性イオン・エッチングにより、複数のポリマー・ブロック線140Aのサブリソグラフィ・パターン、すなわち、少なくとも1つのサブリソグラフィ寸法を有するパターンが誘電材料層30Lおよび導電材料層20Lのスタックに転写される。誘電材料層30Lの残りの部分は複数の誘電材料部分30を構成する。導電材料層20Lの残りの部分は、第1のピッチph1を有する第1の複数の導電線20を構成する。第1の複数の導電線20、複数の誘電材料部分30、および複数のポリマー・ブロック線140Aの側壁は垂直に一致する。
【0051】
図18Aおよび図18Bを参照すると、フォトレジスト層147は、複数のポリマー・ブロック線140A、複数の誘電材料部分30、および第1の複数の導電線20の垂直スタックならびに基板10の露出部分に塗布される。フォトレジスト層147は、一定幅領域CWRのすべてならびに第1および第2の可変間隔領域(1VSR、2VSR)のかなりの部分を覆うように、リソグラフィでパターン形成される。好ましくは、第1および第2の可変間隔領域(1VSR、2VSR)のそれぞれの面積の少なくとも50%、好ましくは80%がフォトレジスト層147によって覆われる。フォトレジスト層147のリソグラフィ・パターン形成後、複数のポリマー・ブロック線140Aは、第1および第2の可変間隔領域(1VSR、2VSR)内のフォトレジスト層の各側壁でリソグラフィ・ピッチを有する。複数のポリマー・ブロック線140Aの一部分であって、ランダム・パターンを有し、第1および第2の可変間隔領域(1VSR、2VSR)の外側に位置する部分は、フォトレジスト層147によって覆われたエリアの外側に位置する。
【0052】
図19Aおよび図19Bを参照すると、複数のポリマー・ブロック線140A、複数の誘電材料部分30、および第1の複数の導電線20のスタックの露出部分は、たとえば、エッチング・マスクとしてフォトレジスト層147を使用する異方性エッチングによって除去される。その後、フォトレジスト層147ならびにフォトレジスト層147のエリア内の複数のポリマー・ブロック線140Aの残りの部分は、複数の誘電材料部分30、第1の複数の導電線20、および基板10に応じて選択的に除去される。
【0053】
複数の誘電材料部分30および第1の複数の導電線20の垂直スタックは、一定幅領域CWR、第1の可変間隔領域1VSR、および第2の可変間隔領域2VSRを含む。第1の複数の導電線20は、一定幅領域CWR内で一定の第1のピッチph1を有し、第1の可変間隔領域1VSRおよび第2の可変間隔領域2VSR内の第1の複数の導電線20の隣接対間で可変距離vdを有する。可変距離vdは一定幅領域CWRの端部部分からの横方向距離ldにつれて増加する。
【0054】
図20Aおよび図20Bを参照すると、第1の誘電体層50は、複数の誘電材料部分30、第1の複数の導電線20、および基板10の上に形成され、たとえば、化学的機械的平坦化(CMP)または自己平坦化によって平坦化される。第1の誘電体層50は、本発明の第1の実施形態と同じ材料を含むことができる。
【0055】
複数の導電線20の1つの上面および側壁表面が各ビアホール内で露出されるように、複数のビアホールが第2のピッチph2で形成される。複数のビアホールは、第1の可変間隔領域1VSRおよび第2の可変間隔領域2VSRのそれぞれに、または第1の可変間隔領域1VSRおよび第2の可変間隔領域2VSRの一方のみに形成することができる。複数のビアホール内に導電材料が充填され、複数の導電ビア60を形成し、この複数の導電ビア60は一列に整列し、第2のピッチph2の周期性を有することができる。複数の導電ビア60のそれぞれは、複数の導電線20の1つの端部部分に接触し、第1の誘電体層50に埋め込まれる。第2のピッチph2はリソグラフィ・ピッチ、すなわち、リソグラフィ方法によって形成可能な最小ピッチと等しいかまたはそれより大きいピッチである。たとえば、リソグラフィ・ピッチは、70nmと等しいかまたはそれより大きいものにすることができる。複数の誘電材料部分30と複数の導電ビア60との空間的位置合わせを例示するために、図20Aでは複数の誘電材料部分30が点線で示されている。
【0056】
図21Aおよび図21Bを参照すると、第2の誘電体層70は、第1の実施形態と同じように第1の誘電体層50の上に形成される。第2の誘電体層70には、リソグラフィ・ピッチを有する複数のライン・トレンチが形成される。好ましくは、複数のトレンチのリソグラフィ・ピッチは第2のピッチph2と同じである。複数のライン・トレンチ内には、導電材料の付着および平坦化により、第2の複数の導電線72が形成される。第2の複数の導電線72は、第1の複数の導電線20として使用可能な材料のいずれかを含むことができる。好ましくは、第2の複数の導電線72は第2のピッチph2を有する。
【0057】
第2の複数の導電線72の縦方向、すなわち、側壁を含む平面内の水平方向は、第1の導電線20の縦方向と同じにすることができる。第2の複数の導電線72のそれぞれの底面は複数の導電ビア60の1つに隣接する。
【0058】
代わって、第1の誘電体層50および第2の誘電体層70は、単一誘電体層として同じ付着ステップで形成することができ、複数の導電ビア60および第2の複数の導電線72は、同じ付着および平坦化プロセスによって一体的に形成することができる。
【0059】
図22Aおよび図22Bを参照すると、本発明の第3の実施形態による第3の模範的な構造体は、基板10と、第1のピッチph1を有する第1の複数のライン・トレンチ212を含む誘電体層210とを含む。基板10は第1および第2の実施形態と同じものにすることができる。誘電体層210は、第1および第2の実施形態の第1の誘電体層50として使用可能なものと同じ材料を含むことができる。
【0060】
第1の複数のライン・トレンチ212は、自己集合ブロック共重合体を使用して形成することができる。複数のポリマー・ブロック線のパターンは異方性エッチングによって誘電体層210に転写される。たとえば、誘電体層210の上面上にテンプレート層(図示せず)を付着させる。その内部で誘電体層210の上面が露出される陥凹エリアを含むように、テンプレート層がパターン形成される。テンプレート層の陥凹エリアは、縦方向に2つの平行なエッジを有する。自己集合ブロック共重合体を含むブロック共重合体層(図示せず)が陥凹エリア内に塗布され、第1および第2の実施形態のように自己集合するように誘導される。ブロック共重合体層が、第1のポリマー・ブロック成分を含有する複数のポリマー・ブロック線(図示せず)と第2のポリマー・ブロック成分を含有するポリマー・ブロック・マトリックス(図示せず)の集合に変換されると、複数のポリマー・ブロック線はポリマー・ブロック・マトリックスおよびテンプレート層に応じて選択的に除去される。ポリマー・ブロック・マトリックス内の開口部のパターンは、第1の複数のライン・トレンチ212を形成するように誘電体層210内に変換される。ポリマー・ブロック・マトリックスおよびテンプレート層は、図22Aおよび図22Bの第3の模範的な構造体を提供するために、誘電体層210に応じて選択的に除去される。
【0061】
第1のピッチph1はサブリソグラフィ・ピッチにすることができる。好ましくは、第1のピッチph1は8nm〜60nmであり、より好ましくは16nm〜40nmであるが、第1のピッチph1についてこれより小さい寸法ならびに大きい寸法も使用することができる。
【0062】
図23Aおよび図23Bを参照すると、第2の複数のライン・トレンチ214は、リソグラフィ手段により、第1の複数のライン・トレンチ212の端部部分に形成される。たとえば、そこに開口部を形成するために、フォトレジスト層(図示せず)を塗布し、リソグラフィでパターン形成することができる。フォトレジスト層の開口部のパターンは、第2の複数のライン・トレンチ214を形成するように誘電体層210に転写される。第2の複数のライン・トレンチ214は、リソグラフィ・ピッチである第2のピッチph2を有する。第2の複数のライン・トレンチ214のそれぞれは、第1の複数のライン・トレンチ212の少なくとも1つに横方向に隣接し、接続されている。第2の複数のライン・トレンチ214の少なくとも1つは、第1の複数のライン・トレンチ212の少なくとも2つに横方向に隣接し、接続されている。
【0063】
図24Aおよび図24Bを参照すると、第1の複数のライン・トレンチ212および第2の複数のライン・トレンチ214内に同時に導電材料を付着させる。導電材料は、第1および第2の実施形態の第1の複数の導電線20として使用可能な任意の材料にすることができる。過剰な導電材料は、誘電体層210の上面上から平坦化によって除去される。第1の複数のライン・トレンチ212内の導電材料の残りの部分は第1の複数の導電線222を構成し、第2の複数のライン・トレンチ214内の導電材料の残りの部分は第2の複数の導電線224を構成する。
【0064】
第1の複数の導電線222は誘電体層210に埋め込まれ、第1のピッチph1を有し、第2の複数の導電線224は誘電体層210に埋め込まれ、第2のピッチph2を有する。第2のピッチph2はリソグラフィ・ピッチであり、サブリソグラフィ・ピッチである第1のピッチph1より大きい。第1の複数の導電線222のそれぞれは、一体構造により、すなわち、単一隣接ピースとして形成されるので、第2の複数の導電線224の少なくとも1つに抵抗可能に接続される。第2の複数の導電線224の少なくとも1つは、一体構造により、第1の複数の導電線222の少なくとも2つに抵抗可能に接続される。第1の複数の導電線222および第2の複数の導電線224は同じ導電材料を有する。第1の複数の導電線222および第2の複数の導電線224は、互いに同一平面上にある上面を有する。第1の複数の導電線222の側壁表面および第2の複数の導電線224の側壁表面は互いに平行である。第1の複数の導電線222の側壁表面および第2の複数の導電線224の側壁表面の水平方向は、第1の複数の導電線222および第2の複数の導電線224の側壁表面の縦方向である。
【0065】
図25Aおよび図25Bを参照すると、第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例は、第1の複数のライン・トレンチ212内に第1の導電材料を付着させ、平坦化によって誘電体層210の上面上から第1の導電材料の過剰分を除去することにより、図22Aおよび図22Bの第3の模範的な構造体から導出される。第1の複数のライン・トレンチ212内の第1の導電材料の残りの部分は第1の複数の導電線222を構成する。第1の複数の導電線222は誘電体層210に埋め込まれ、サブリソグラフィ・ピッチである第1のピッチph1を有する。
【0066】
図26Aおよび図26Bを参照すると、第2の複数のライン・トレンチ214は、リソグラフィ手段により、第1の複数の導電線222の端部部分に形成される。たとえば、そこに開口部を形成するために、フォトレジスト層(図示せず)を塗布し、リソグラフィでパターン形成することができる。フォトレジスト層の開口部のパターンは、第2の複数のライン・トレンチ214を形成するように誘電体層210に転写される。第2の複数のライン・トレンチ214は、リソグラフィ・ピッチである第2のピッチph2を有する。第1の複数の導電線222の少なくとも1つの端壁は第2の複数のライン・トレンチ214のそれぞれの内部で露出される。第2の複数のライン・トレンチ214の少なくとも1つは、第1の複数のライン・トレンチ212の少なくとも2つに横方向に隣接し、接続されている。
【0067】
図27Aおよび図27Bを参照すると、第2の複数のライン・トレンチ214内に第2の導電材料を付着させる。第2の導電材料の過剰分は、平坦化により、誘電体層210の上面上から除去される。第2の複数のライン・トレンチ214内の第2の導電材料の残りの部分は第2の複数の導電線224を構成する。第2の複数の導電線224は誘電体層210に埋め込まれ、第2のピッチph2を有する。第2のピッチph2はリソグラフィ・ピッチであり、サブリソグラフィ・ピッチである第1のピッチph1より大きい。第1の複数の導電線222のそれぞれは、直接接触により、第2の複数の導電線224の少なくとも1つに抵抗可能に接続される。第2の複数の導電線224の少なくとも1つは、直接接触により、第1の複数の導電線222の少なくとも2つに抵抗可能に接続される。第1の複数の導電線222および第2の複数の導電線224は同じ導電材料を有する場合もあれば、異なる導電材料を有する場合もある。第1および第2の導電材料のそれぞれは、第1および第2の実施形態の第1の複数の導電線20として使用可能な、いずれかの材料にすることができる。第1の複数の導電線222および第2の複数の導電線224は、互いに同一平面上にある上面を有する。第1の複数の導電線222の側壁表面および第2の複数の導電線224の側壁表面は互いに平行である。第1の複数の導電線222の側壁表面および第2の複数の導電線224の側壁表面の水平方向は、第1の複数の導電線222および第2の複数の導電線224の側壁表面の縦方向である。
【0068】
図28Aおよび図28Bを参照すると、第3の模範的な構造体に基づく第2の変形例は、誘電体層210の上に第1の誘電体層50を形成することにより、図25Aおよび図25Bの第3の模範的な構造体に基づく第1の変形例から導出される。第1の複数の導電線222の少なくとも1つの上面が各ビアホール内で露出されるように、第1の誘電体層50内に、任意選択で誘電体層210の下にある部分に、複数のビアホールが第2のピッチph2で形成される。任意選択で、第1の複数の導電線222の側壁も露出されるように、第1の誘電体層210の下にあるエリアを除去することができる。複数のビアホール内に導電材料が充填され、複数の導電ビア60を形成し、この複数の導電ビア60は一列に整列し、第2のピッチph2の周期性を有することができる。第2のピッチph2はリソグラフィ・ピッチ、すなわち、リソグラフィ方法によって形成可能な最小ピッチと等しいかまたはそれより大きいピッチである。たとえば、リソグラフィ・ピッチは、70nmと等しいかまたはそれより大きいものにすることができる。
【0069】
第2の誘電体層70は、本発明の第1の実施形態と同じように第1の誘電体層50の上に付着させる。第2の複数のライン・トレンチは、リソグラフィ手段により、第2の誘電体層70に形成される。たとえば、そこに開口部を形成するために、フォトレジスト層(図示せず)を塗布し、リソグラフィでパターン形成することができる。フォトレジスト層の開口部のパターンは、第2の複数のライン・トレンチを形成するように第2の誘電体層70に転写される。第2の複数のライン・トレンチは、第2のピッチph2を有する第2の複数の導電線224を形成するように、第2の導電材料が充填され、平坦化される。
【0070】
第1の複数の導電線222のそれぞれは、直接接触により、第2の複数の導電線224の少なくとも1つに抵抗可能に接続される。第2の複数の導電線224の少なくとも1つは、複数の導電ビア60の1つにより、第1の複数の導電線222の少なくとも2つに抵抗可能に接続される。第1および第2の導電材料のそれぞれは、第1および第2の実施形態の第1の複数の導電線20に使用可能な、いずれかの材料にすることができる。第1の複数の導電線222は、距離dだけ第2の複数の導電線224から垂直に分離され、第2の複数の導電線224のそれぞれは、第1の複数の導電線222の少なくとも1つに接触する導電ビア60に接触する。複数の導電ビア60の少なくとも1つは第1の複数の導電線222の少なくとも2つに接触する。第1の複数の導電線222のいくつかは、複数の導電ビア60の1つのみならびに第2の複数の導電線224の1つのみに抵抗可能に接続することができる。複数の導電ビア60の少なくとも1つは、第1の複数の導電線222の少なくとも2つに抵抗可能に接続される。複数の導電ビア60のそれぞれは、第2の複数の導電線224の1つのみに抵抗可能に接続することができる。第1の複数の導電線222の側壁表面および第2の複数の導電線224の側壁表面は互いに平行である。第1の複数の導電線222の側壁表面および第2の複数の導電線224の側壁表面の水平方向は、第1の複数の導電線222および第2の複数の導電線224の側壁表面の縦方向である。
【0071】
特定の諸実施形態に関して本発明を説明してきたが、上記の説明を考慮すると、多数の代替例、変更例、および変形例が当業者にとって自明なものになることは明らかである。したがって、本発明は、本発明の範囲および精神ならびに特許請求の範囲に含まれるすべてのこのような代替例、変更例、および変形例を包含するためのものである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のピッチを有し、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれた第1の複数の導電線であって、前記第1の複数の導電線のそれぞれが、第1の垂直面に平行な1対の側壁と第2の垂直面内に位置する端壁とを有し、前記第1の垂直面と前記第2の垂直面との角度が45度より小さい第1の複数の導電線と、
複数の導電ビアであって、前記複数の導電ビアのそれぞれが前記複数の導電線の1つの端部部分に接触し、前記少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれ、前記第2の垂直面が前記複数の導電ビアのそれぞれと交差する複数の導電ビアと
を含む、構造体。
【請求項2】
第2のピッチを有し、前記少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれた第2の複数の導電線であって、前記第2の複数の導電線のそれぞれの底面が、前記複数の導電ビアの1つに隣接する第2の複数の導電線をさらに含む、請求項1記載の構造体。
【請求項3】
前記第1のピッチがサブリソグラフィ・ピッチであり、前記第2のピッチがリソグラフィ・ピッチである、請求項2記載の構造体。
【請求項4】
前記第1のピッチを有する複数の誘電材料部分であって、前記複数の誘電材料部分の各側壁が前記第1の複数の導電線の側壁の平面と一致し、前記複数の誘電材料部分の各端壁が一定の距離だけ前記第2の垂直面からずれている複数の誘電材料部分をさらに含む、請求項1記載の構造体。
【請求項5】
前記複数の導電ビアのそれぞれが、前記第1の複数の導電線の1つの上面および端壁に接触する、請求項4記載の構造体。
【請求項6】
少なくとも1つの半導体デバイスを含み、前記少なくとも1つの誘電体層の下に位置する半導体基板をさらに含む、請求項1記載の構造体。
【請求項7】
少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれ、一定幅領域と前記一定幅領域に隣接する少なくとも1つの可変間隔領域とを有する第1の複数の導電線であって、前記第1の複数の導電線が、前記一定幅領域内の一定の第1のピッチと、前記少なくとも1つの可変間隔領域内の前記第1の複数の導電線の隣接対間の可変距離とを有し、前記可変距離が前記一定幅領域の端部部分からの横方向距離につれて増加する第1の複数の導電線と、
第2のピッチを有する複数の導電ビアであって、前記複数の導電ビアのそれぞれが前記第1の複数の導電線の1つの端部部分に接触し、前記少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれ、前記第2のピッチが前記第1のピッチより大きい複数の導電ビアと
を含む、構造体。
【請求項8】
第2のピッチを有し、前記少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれた第2の複数の導電線であって、前記第2の複数の導電線のそれぞれの底面が、前記複数の導電ビアの1つに隣接し、前記第2の複数の導電線が前記第2のピッチと同じであるピッチを有する第2の複数の導電線をさらに含む、請求項7記載の構造体。
【請求項9】
前記第1のピッチがサブリソグラフィ・ピッチであり、前記第2のピッチがリソグラフィ・ピッチである、請求項8記載の構造体。
【請求項10】
第1のピッチを有し、少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれた第1の複数の導電線と、
第2のピッチを有し、前記少なくとも1つの誘電体層に埋め込まれた第2の複数の導電線であって、前記第2のピッチが前記第1のピッチより大きく、前記第2の複数の導電線の少なくとも1つが前記第1の複数の導電線の少なくとも2つに抵抗可能に接続される第2の複数の導電線と
を含む、構造体。
【請求項11】
前記第1のピッチがサブリソグラフィ・ピッチであり、前記第2のピッチがリソグラフィ・ピッチである、請求項10記載の構造体。
【請求項12】
前記第1の複数の導電線および前記第2の複数の導電線が互いに同一平面上にある上面を有する、請求項10記載の構造体。
【請求項13】
前記第1の複数の導電線がある距離だけ前記第2の複数の導電線から垂直に分離され、前記第2の複数の導電線のそれぞれが前記第1の複数の導電線の少なくとも1つに接触する導電ビアに接触する、請求項10記載の構造体。
【請求項14】
基板上に第1のピッチを有する第1の複数の導電線を形成することであって、前記第1の複数の導電線のそれぞれが、第1の垂直面に平行な1対の側壁を有することと、
第2の垂直面に沿って側壁を有するフォトレジストを使用して前記第1の複数の導電線をパターン形成することであって、前記パターン形成された第1の複数の導電線のそれぞれの端壁が前記第2の垂直面内に形成され、前記第1の垂直面と前記第2の垂直面との角度が45度より小さいことと、
前記パターン形成された第1の複数の導電線の上に誘電体層を形成することと、
前記誘電体層に複数の導電ビアを形成することであって、前記複数の導電ビアのそれぞれが前記複数の導電線の1つの端部部分に接触し、前記第2の垂直面が前記複数の導電ビアのそれぞれと交差すること
を含む、構造体を形成する方法。
【請求項15】
前記誘電体層に第2のピッチを有する第2の複数の導電線を形成することであって、前記第2の複数の導電線のそれぞれが、前記複数の導電ビアの1つに直接形成されることをさらに含む、請求項14記載の方法。
【請求項16】
自己集合共重合体層を使用して前記第1のピッチを有する複数のポリマー・ブロック線を形成することと、
前記複数のポリマー・ブロック線のパターンを前記基板上の導電材料層に転写することであって、前記転写後の前記導電材料層の残りの部分が前記第1の複数の導電線を構成すること
をさらに含む、請求項14記載の方法。
【請求項17】
前記複数のポリマー・ブロック線の前記形成前に前記導電材料層上に誘電材料層を形成することであって、誘電材料部分を形成するために前記パターンの前記転写中に前記誘電材料層がパターン形成されることと、
前記第2の垂直面に対して前記誘電材料層を横方向に陥凹させること
をさらに含む、請求項16記載の方法。
【請求項18】
前記誘電体層をリソグラフィでパターン形成することにより前記第2の垂直面に沿って前記誘電体層に複数のビアホールを形成することであって、前記誘電材料部分の側壁および前記第1の複数の導電線の上面が前記複数のビアホール内で露出されることをさらに含む、請求項17記載の方法。
【請求項19】
一定幅領域と前記一定幅領域に隣接する少なくとも1つの可変間隔領域とを有する第1の複数の導電線を形成することであって、前記第1の複数の導電線が、前記一定幅領域内の一定の第1のピッチと、前記少なくとも1つの可変間隔領域内の可変ピッチとを有し、前記可変距離が前記一定幅領域の端部部分からの横方向距離につれて増加することと、
前記複数の導電線上に誘電体層を形成することと、
前記誘電体層内に第2のピッチを有する複数の導電ビアを形成することであって、前記複数の導電ビアのそれぞれが前記複数の導電線の1つの端部部分に接触し、前記第2のピッチが前記第1のピッチより大きいこと
を含む、構造体を形成する方法。
【請求項20】
前記誘電体層に前記第2のピッチを有する第2の複数の導電線を形成することであって、前記第2の複数の導電線のそれぞれが、前記複数の導電ビアの1つに直接形成されることをさらに含む、請求項19記載の方法。
【請求項21】
ホモポリマーを含む自己集合共重合体層を使用して前記第1のピッチを有する複数のポリマー・ブロック線を形成することと、
前記複数のポリマー・ブロック線のパターンを前記基板上の導電材料層に転写することであって、前記転写後の前記導電材料層の残りの部分が前記第1の複数の導電線を構成すること
をさらに含む、請求項19記載の方法。
【請求項22】
前記導電材料層上にテンプレート層を形成することと、
前記テンプレート層に陥凹エリアを形成することであって、前記陥凹エリアが、一定幅を有する領域と、前記一定幅領域に隣接し、可変幅を有する台形領域とを含み、前記一定幅領域が前記一定幅を有する前記領域内に形成され、前記少なくとも1つの可変間隔領域が前記台形領域内に形成されること
をさらに含む、請求項21記載の方法。
【請求項23】
少なくとも1つの誘電体層内に第1のピッチを有する第1の複数の導電線を形成することと、
前記少なくとも1つの誘電体層内に第2のピッチを有する第2の複数の導電線を形成することであって、前記第2のピッチが前記第1のピッチより大きく、前記第2の複数の導電線の少なくとも1つが前記第1の複数の導電線の少なくとも2つに抵抗可能に接続されること
を含む、構造体を形成する方法。
【請求項24】
前記第1のピッチがサブリソグラフィ・ピッチであり、前記第2のピッチがリソグラフィ・ピッチである、請求項23記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1つの誘電体層の表面から下向きに伸びる第1の複数のトレンチを形成することであって、前記第1の複数のトレンチが前記第1のピッチを有することと、
前記少なくとも1つの誘電体層の前記表面から下向きに伸びる第2の複数のトレンチを形成することであって、前記第2の複数のトレンチが前記第2のピッチを有すること
をさらに含む、請求項23記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1つの誘電体層内で前記第2のピッチを有する複数の導電ビアを形成することであって、前記複数の導電ビアの少なくとも1つが前記第1の複数の導電線の少なくとも2つに接触することをさらに含む、請求項23記載の方法。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate

【図6A】
image rotate

【図6B】
image rotate

【図7A】
image rotate

【図7B】
image rotate

【図8A】
image rotate

【図8B】
image rotate

【図9A】
image rotate

【図9B】
image rotate

【図10A】
image rotate

【図10B】
image rotate

【図11A】
image rotate

【図11B】
image rotate

【図12A】
image rotate

【図12B】
image rotate

【図13A】
image rotate

【図13B】
image rotate

【図14A】
image rotate

【図14B】
image rotate

【図15A】
image rotate

【図15B】
image rotate

【図16A】
image rotate

【図16B】
image rotate

【図17A】
image rotate

【図17B】
image rotate

【図18A】
image rotate

【図18B】
image rotate

【図19A】
image rotate

【図19B】
image rotate

【図20A】
image rotate

【図20B】
image rotate

【図21A】
image rotate

【図21B】
image rotate

【図22A】
image rotate

【図22B】
image rotate

【図23A】
image rotate

【図23B】
image rotate

【図24A】
image rotate

【図24B】
image rotate

【図25A】
image rotate

【図25B】
image rotate

【図26A】
image rotate

【図26B】
image rotate

【図27A】
image rotate

【図27B】
image rotate

【図28A】
image rotate

【図28B】
image rotate


【公表番号】特表2013−502072(P2013−502072A)
【公表日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−524743(P2012−524743)
【出願日】平成22年8月4日(2010.8.4)
【国際出願番号】PCT/US2010/044326
【国際公開番号】WO2011/019552
【国際公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MACHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】