説明

環状ペプチドを含む組成物および使用方法

本発明は一般に、環状ペプチド、および組成物、特に局所用、化粧用および/またはパーソナルケア用組成物におけるそれらの使用、ならびに前記環状ペプチドを含む組成物に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つまたは複数の環状ペプチドおよび1つまたは複数の局所的に許容されるビヒクルを含む局所使用のための組成物。
【請求項2】
前記環状ペプチドがホモデティック環状ペプチドである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記環状ペプチドが1つまたは複数の天然に存在しないアミノ酸を含む、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
前記環状ペプチドが、天然に存在するアミノ酸および天然に存在しないアミノ酸からなる群から選択される4〜30個のアミノ酸を含む、請求項1、2または3に記載の組成物。
【請求項5】
前記環状ペプチドがArg−Gly−Asp配列を含む、請求項1から4の一項に記載の組成物。
【請求項6】
前記環状ペプチドが、式I
シクロ−(Arg−Gly−Asp−Ω) I、
による化合物であって、上式で、
Ωは、
hPro、Ahds、Aos、Nhdg、Acha、Aib、Acpa、Tle、Gly、Ala、β−Ala、Asn、Asp、Asp(OR)、Arg、Cha、Cys、
Gln、Glu、His、Ile、Leu、Lys、Lys(Ac)、Lys(AcNH2)、Lys(AcSH)、Met、Nal、Nle、Orn、Phe、4−Hal−Phe、ホモ−Phe、Phg、Pro、Pya、Ser、Thr、Tia、Tic、Trp、TyrまたはVal
のLおよびD形、ならびにそれらのN−アルキル誘導体からなる群から選択される1つまたは複数のアミノ酸を含むアミノ酸部分配列であり、
上式で、
Rは1〜18個の炭素原子を有するアルキルであり、
Halは、F、Cl、Br、Iであり、
Acは、1〜10個の炭素原子を有するアルカノイル、7〜11個の炭素原子を有するアロイルまたは8〜12個の炭素原子を有するアラルカノイルである化合物、
ならびにそれらの塩および溶媒和物である、請求項1から5の一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記1つまたは複数の環状ペプチドがシクロ−(Arg−Gly−Asp−DPhe−Acha)および/またはその塩または溶媒和物を含む、請求項1から6の一項に記載の組成物。
【請求項8】
局所使用のための組成物であって、
i)請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチド、
ii)1つまたは複数の皮膚忍容性および/または髪忍容性ビヒクル、ならびに
iii)任意選択で、スキンケア、ヘアケアおよび/または炎症抑制作用を有する、好ましくはスキンケアおよび/または炎症抑制作用を有する1つまたは複数のさらなる活性化合物を含む組成物。
【請求項9】
前記1つまたは複数の環状ペプチドが0.00001重量%〜10重量%の量で前記組成物に含まれる、請求項1から8の一項に記載の組成物。
【請求項10】
請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチド、および少なくとも1つのさらなるスキンケア成分および局所施用に適する少なくとも1つの担体を含む組成物。
【請求項11】
さらなるスキンケア成分エクトインを、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、特に0.1〜2重量%の量で含む、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
化粧組成物の製造のための、請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチドの使用。
【請求項13】
分化および細胞増殖に関するケラチン形成欠陥に関連する皮膚疾患の予防および/または治療、特に尋常性座瘡、面皰性座瘡、多形性座瘡、酒さ性座瘡、結節性座瘡、集簇性座瘡、加齢性座瘡、副作用として生じる座瘡、例えば日光性座瘡、医薬関連座瘡または職業性座瘡の治療、ケラチン形成の他の欠陥、特に魚鱗癬、魚鱗癬様状態、ダリエ病、手掌足底角化症、白斑症、白斑症状態、皮膚および粘膜(頬)湿疹(苔癬)の治療、ケラチン形成欠陥に関連し、炎症および/または免疫アレルギー要素を有する他の皮膚疾患、特に皮膚、粘膜、指および足の爪に関するすべての形態の乾癬、乾癬性リウマチならびに皮膚アトピー、例えば湿疹または呼吸アトピー、またはさらに歯肉の肥大の治療に適する組成物の調製のための、請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチドの使用。
【請求項14】
皮膚または髪の一般状態のケア、保護または改善のための、請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチドの使用。
【請求項15】
しわ、細かい線、荒れた皮膚または毛穴の大きな皮膚などの皮膚むらの予防または低減のための、請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチドの使用。
【請求項16】
ヒトの皮膚またはヒトの毛髪の時間誘発および/または光誘発の老化プロセスの予防、特に乾燥皮膚、しわ形成および/もしくは色素欠陥の予防、ならびに/または皮膚に対するUV線の有害作用の低減または予防のための、請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチドの使用。
【請求項17】
請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチド、ならびに1つまたは複数の担体および/または添加剤を含む医薬品。
【請求項18】
i)0.0001〜20重量%のシクロ−(Arg−Gly−Asp−DPhe−Acha)、および/またはその塩、
ii)0.001〜50重量%の1つまたは複数の脂質
を含む組成物。
【請求項19】
i)0.0001〜20重量%のシクロ−(Arg−Gly−Asp−DPhe−Acha)、および/またはその塩、
ii)0.001〜50重量%の1つまたは複数の脂質、ならびに
iii)10〜99.9979重量%の水、ならびに任意選択で
iv)0.001〜20重量%の、エクトイン、ビオチン、タウリン、カフェイン、タウリン、プリンおよび/またはそれらの誘導体からなる群から選択される少なくとも1つのさらなる成分を含む組成物。
【請求項20】
1つまたは複数の脂質が、レシチン、スピンゴミエリン、ジパルミトイルレシチン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ホスファチジルコリン、飽和ホスファチジルコリンおよび不飽和ホスファチジルコリンからなる群、ならびにそれらの混合物および塩から選択される、請求項18または19に記載の組成物。
【請求項21】
i)請求項1から7の一項または複数項に記載の1つまたは複数の環状ペプチド、
ii)1つまたは複数の脂質、
iii)1つまたは複数の生理的に許容される溶媒、ならびに任意選択で、
iv)スキンケア、ヘアケアおよび/または炎症抑制作用を有する1つまたは複数のさらなる活性化合物
を含む組成物。
【請求項22】
局所組成物、化粧組成物、医薬組成物および/または医薬品の製造のための、請求項18、19、20および21の一項または複数項に記載の組成物の使用。
【請求項23】
請求項18、19、20および21の一項または複数項に記載の組成物が、製造において局所組成物、化粧組成物、医薬組成物および/または医薬品の総重量に対して0.0001〜50重量%の量で適用される、請求項22に記載の使用。
【請求項24】
局所組成物、化粧組成物、医薬組成物および/または医薬品の総重量に対して0.0001〜50重量%の請求項18、19、20および21の一項または複数項に記載の組成物を含む、局所組成物、化粧組成物、医薬組成物および/または医薬品。
【請求項25】
請求項1から11の一項または複数項に記載の組成物の製造方法であって、
a)請求項18から21の一項または複数項に記載の組成物を準備することと、
b)1つまたは複数の局所的に許容されるビヒクルを準備することと、ならびに任意選択で、
c)スキンケア、ヘアケアおよび/または炎症抑制作用を有する1つまたは複数のさらなる活性化合物を準備することと、
d)a)およびb)、および任意選択でc)を、任意の順序でブレンド、混合および/またはホモジナイズすることと
を含む方法。
【請求項26】
局所使用のための前記組成物の総重量に対して0.0001〜50重量%の請求項18から21の一項または複数項に記載の環状ペプチド含有組成物を含むことを特徴とする、請求項1から11の一項または複数項に記載の局所使用のための組成物。

【公表番号】特表2011−516516(P2011−516516A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−503382(P2011−503382)
【出願日】平成21年4月8日(2009.4.8)
【国際出願番号】PCT/EP2009/002619
【国際公開番号】WO2009/124754
【国際公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願人】(591032596)メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (1,043)
【氏名又は名称原語表記】Merck Patent Gesellschaft mit beschraenkter Haftung
【住所又は居所原語表記】Frankfurter Str. 250,D−64293 Darmstadt,Federal Republic of Germany
【Fターム(参考)】