説明

画像形成装置

【課題】高寿命かつ安価にベルトの寄り規制を行い、高品質な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間転写ベルト5aを回転させる駆動ローラ40と、従動する加圧ローラ41と、加圧ローラ41の両端部に設けられたコロと、駆動ローラ40の両端部に設けられたコロと、中間転写ベルト5aの内周面の両端部に帯状に設けられたリブとを有し、コロはベルト幅方向に中間転写ベルト5aが寄った場合に、リブと接触する斜面を備え、中間転写ベルト5aの幅方向の寄りを、リブが斜面の少なくとも一方に接触することで規制し、コロの接触面はコロの斜面よりもベルト幅方向において中央側に配置されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電子写真方式を用いたカラー複写機やカラープリンタ等の画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来カラー画像形成装置に用いられている中間転写ベルトの幅方向の寄り規制手段として、特許文献1(特開平11−223971)、特許文献2(特開2003−215943)に示すようなものがある。特許文献1では、リブを中間転写ベルトの内周面両端部に沿って設け、リブガイドを駆動ローラの両端部に回転自在に設けている。
【0003】
特許文献2では、リブを中間転写ベルトの内周面片端部に沿って設け、リブガイド(溝)を中間転写ベルトを張架する複数のローラ(駆動ローラ、従動ローラ)の片端部に設けている。この溝は、ベルトテンションによりベルトの端部がベルト内側に屈曲しないようにリブを落とし込んでガイドする。従動ローラに配置されたリブガイドは、ベルトの寄り規制を行う。駆動ローラに配置されたリブガイドは、ベルト幅方向に所定量移動可能に配置され、リブのベルト幅方向への移動を阻止しないようになっている。
【0004】
リブは、一般的にポリウレタンフォームやウレタンゴムといった弾性体にて形成され、両面テープ等の粘着剤で貼り付けられている。中間転写ベルトは、一般的にPVDF(ポリフッ化ビリニデリン)やポリイミド等の樹脂にて形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−223971
【特許文献2】特開2003−215943
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
通常、駆動ローラの表面には摩擦係数μの大きなゴム層が設けられており、ベルトを安定的に搬送するようになっている。このため、上記特許文献1では、駆動ローラ上ではベルト幅方向への寄り力は大きくなり、リブがリブガイドに規制される力が強くなり、ベルトやリブへの負荷が大きくなり耐久性が低下し、場合によっては破損等してしまうことがある。
【0007】
一方、通常、従動ローラに用いられるようなアルミのシリンダーは表面が滑らかで摩擦係数μが小さいため、従動ローラ上では寄り力が小さくなる。これを解決するため、ベルトやリブに、強度が高く耐久性の高い材料、例えばポリイミドを使用すると、コストが上がってしまう。
【0008】
また、ベルトの寄り規制はリブがリブガイドに突き当たることによって行っているため、寄り力が大きくなっていくとリブがリブガイドに乗り上がってしまう場合がある。。リブがリブガイドに乗りあがると、ベルトが駆動ローラの表面から微小に浮き上がることでベルトの駆動半径が変化してしまい、ベルトの搬送速度が変化してしまう。これにより、ベルトの位置検出が不安定になり、画像書き出し位置の同期がとれなくなり、色ずれが発生してしまう。
【0009】
また、上記特許文献2では、小型のレーザープリンタ等に用いられるような短周長の中間転写ベルトを用いた場合、駆動ローラ上でのベルトのベルト幅方向の移動量Dが大きくなり、駆動ローラと従動ローラの軸間距離をBとした場合のD/B比が大きくなる。このため、ベルト自身の斜め方向への変形量が大きくなっていまい、ベルトが波打って画像に影響を与えてしまう。これを解決するため、中間転写ベルトに剛性の高い材料、例えばポリイミドを使用したり、ベルトがベルト幅方向に移動しないようアクチュエータを用いて駆動ローラのアライメントのフィードバック制御を用いると、コストが上がってしまう。
【0010】
そこで本発明は、リブ及びリブガイドを用いて高寿命かつ安価にベルトの寄り規制を行い、高品質な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために本出願に係る画像形成装置の代表的な構成は、回転可能なエンドレスベルトと、前記エンドレスベルトを支持し、前記エンドレスベルトを回転させる駆動ローラと、前記エンドレスベルトを支持し、前記エンドレスベルトの回転に従動する従動ローラと、前記従動ローラの両端部に前記従動ローラに対して回転自在に設けられた第1のコロと、前記駆動ローラの両端部に前記駆動ローラに対して回転自在に設けられた第2のコロと、前記エンドレスベルトの内周面の両端部に帯状に設けられたリブと、を有し、前記第1のコロは、前記エンドレスベルトの回転方向と直交するベルト幅方向に前記エンドレスベルトが寄った場合に、前記リブと接触する第1の接触面を備え、前記第2のコロは、前記エンドレスベルトの回転方向と直交するベルト幅方向に前記エンドレスベルトが寄った場合に、前記リブと接触する第2の接触面を備え、前記エンドレスベルトの前記幅方向の寄りを、前記リブが前記第1の接触面、前記第2の接触面の少なくとも一方に接触することで規制する画像形成装置において、 前記第1のコロの前記第1の接触面は前記第2のコロの前記第2の接触面よりもベルト幅方向において中央側に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、リブ及びリブガイドを用いて高寿命かつ安価にベルトの寄り規制を行い、高精度な画像形成を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の構成図である。
【図2】中間転写ベルトユニットおよびドラムカートリッジユニットの断面図である。
【図3】中間転写ベルトユニットおよびドラムカートリッジユニットの上視図である。
【図4】中間転写ベルトの寄り防止機構の説明図である。
【図5】中間転写ベルトの寄り防止機構の説明図である。
【図6】中間転写ベルトの寄り力の概念図である。
【図7】中間転写ベルトの乗り上げ量の概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る画像形成装置の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本実施形態に係る電子写真方式の画像形成装置の構成図である。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置Aは、ロータリー(現像器回転)方式の4サイクルフルカラーレーザープリンタである。画像形成装置Aは、感光体ドラム(像担持体)1を回転させ、帯電ローラ2によって感光体ドラム1の表面を均一に帯電し、と露光手段3によって露光を行い、静電潜像を形成する。静電潜像は、現像装置4の現像器4Y、4M、4C、4Bkによりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナーにより、各色のトナー像として現像され、回転可能な中間転写ベルト(エンドレスベルト)5a上に重畳(一次転写)される。
【0015】
一方、積載トレイ19に積載されたシートがピックアップローラ18により分離給送され、搬送ローラ対7dによってベルト5aと2次転写ローラ11のニップ部(二次転写部)に搬送される。二次転写部に搬送されたシートは、2次転写ローラ11によりトナー像を二次転写され、定着器8により複数色のトナー像を定着され、排出ローラ9によって排出トレイ10に排出される。
【0016】
(中間転写ベルトユニットおよび感光体ドラムユニット)
図2は中間転写ベルトユニット21と感光体ドラムユニット20の断面図である。図3は中間転写ベルトユニット21と感光体ドラムユニット20の上視図である。
【0017】
図2に示すように、中間転写ベルトユニット21は、中間転写ベルト5a、1次転写ローラ5j、駆動ローラ40、加圧ローラ(従動ローラ)41、アイドラローラ(支持ローラ)42、を有している。ベルト5aは、ローラ40〜42に張架され、駆動ローラ40によって回転する。1次転写ローラ5jは、ベルト5aを挟んで、感光体ドラム1と対向する位置に設けられ、圧縮バネ47により軸受46を介して所定の力でベルト5aへ圧接され従動回転する。加圧ローラ(テンションローラ)41は、圧縮バネ44によりベルト内面から外面に付勢されることで、ベルト5aに所定の張力を与える。加圧ローラ41は、ベルト5aの回転に従動する。図3に示すように、駆動ローラ40は右側軸受201と左側軸受205により回転自在に保持され、右側軸受部の駆動ギア48を介して装置本体から所定の回転駆動力が伝達される。
【0018】
ベルト5aは、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)或いはポリイミド(PI)などの樹脂フィルムで形成されている。駆動ローラ40は、アルミパイプ等の表面に摩擦係数μの大きなゴム層(表層)等がコーティングされており、回転力を確実にベルト5aに伝達する。加圧ローラ41は、表面を滑らかに処理された金属(アルミパイプ等)で構成され、表面の摩擦係数μが小さく抑えられている。
【0019】
感光体ドラムユニット20は、感光体ドラム1、帯電ローラ2を有している。帯電ローラ2は圧縮バネ26により軸受25を介して感光体ドラム1に圧接されている。図3に示すように、感光体ドラム1は、右側軸受202と左側軸受206により回転自在に保持され、右側端部のカップリング49を介して装置本体から所定の回転駆動力が伝達される。
【0020】
(フルカラー画像の各色トナー画像の位置合わせ)
ベルト5aには、位置検出手段である光センサ70が設けられている。ベルト5aのベルト幅方向(ベルト5aの回転方向と直交する方向)端部の画像形成領域外には、光反射体のマーカー71が貼付されている。光センサ70は、マーカー71へ光を照射し、反射された光を検知することで、ベルト5aの搬送方向(ベルト幅方向と直交する方向)の画像書き出し位置基準位置を検知する。この検知信号に同期して露光手段3による感光体ドラム1への画像データ書き込みタイミングを制御している。これにより、中間転写ベルト上に重ね合わせる各色トナー画像の位置合わせを行う。
【0021】
従って、ベルト5aの搬送速度は画像書き出しタイミングを同期させるために安定していなければならない。搬送速度が不安定になると画像書き出しタイミングを同期できず色ずれ画像が発生してしまうことになる。
【0022】
(中間転写ベルトの寄り防止機構)
次に、中間転写ベルト5aの寄り防止機構について説明する。図4、図5は中間転写ベルト5aの寄り防止機構の説明図である。図4、図5に示すように、中間転写ベルト5aの寄り防止機構は、リブ5r、コロ(第2のコロ)100、コロ(第1のコロ)102を有している。
【0023】
リブ5rは、ベルト5aの内周面の両端部に帯状に設けられている。リブ5rは、ポリウレタンフォームやウレタンゴム等の弾性体で形成されている。リブ5rは、リブ5rの真直性を保つように両面テープ等の粘着剤で貼り付けられている。
【0024】
コロ100は、駆動ローラ40の両端部に駆動ローラ40に対して回転自在に設けられている。コロ100と駆動ローラ40の間にはテフロン(登録商標)のような摩擦係数μの小さい材質でできたスペーサ(不図示)等が設けられている。コロ100は、駆動ローラ40と略同径であり、ベルト幅方向外側の片面に斜面(第2の接触面)100aを有している。
【0025】
コロ102は、加圧ローラ41の両端部に加圧ローラ41に対して回転自在に設けられている。コロ102は、加圧ローラ41と略同径でありベルト幅方向外側の片面に斜面(第1の接触面)102aを有している。コロ102と加圧ローラ41の間にはテフロン(登録商標)のような摩擦係数μの小さい材質でできたスペーサ(不図示)等が設けられている。
【0026】
コロ102は、コロ100よりもベルト幅方向においてベルト5aの中央側に距離Aだけずれて配置されている。ベルト5aにベルト幅方向への寄り力が発生した場合、リブ5rは、まずコロ102の斜面102aに当接する。コロ102がベルト幅方向内側にずれてくるベルト5aに対してベルト幅方向外側に戻す力を加えることで、ベルト5aの寄りが規制される。
【0027】
ここで、駆動ローラ40の表面には摩擦係数μの大きなゴム層が設けられており、駆動ローラ40は駆動ローラであるため、駆動ローラ上ではベルト5aに大きな寄り力を発生させおり、コロ102によるベルトの寄り規制では十分でない場合がある。この場合、補助的にコロ100によるベルトの寄り規制が行われる。すなわち、ベルト5aは、コロ102に突き当たった位置から更にベルト幅方向に距離Aだけ移動し、コロ100に当接する。コロ100に当接したベルト5aに対して、コロ100がベルト幅方向外側に戻す力を加えることでベルトの寄りが規制される。
【0028】
コロ100の斜面100aとコロ102の斜面102aとの距離をA、駆動ローラ40と加圧ローラ41の軸間距離をBとした場合、0.0052≦A/B≦0.0116になるように配置されている。A/Bが0.0052未満では、コロ102で十分にベルトの寄り規制が行われずに、コロ100の寄り規制が始まってしまうため、駆動ローラ上でリブ5rがコロ100に規制される力が強くなり、ベルトやリブ5rへの負荷が大きくなり、破損等の耐久性が低下してしまう。A/Bが0.0116より大きくなると、ベルト自身の斜め方向への変形量が大きくなっていまい、ベルトが波打って波打ち画像が発生してしまう。
【0029】
加圧ローラ41の表面は滑らかなアルミパイプ等で構成され、摩擦係数μが小さいため、コロ102は小さい力で寄り規制を行うことができる。一方、駆動ローラ40の表面には摩擦係数μの大きなゴム層が設けられているので、寄り規制のために大きな力が必要である。しかし、最初に加圧ローラ41に設けられたコロ102により小さな力で寄り規制をしているため、駆動ローラ40に設けられたコロ100による寄り規制は少なくすることができ、ベルト5aやリブ5rへの負荷が小さく、高寿命化が実現できる。
【0030】
コロ100の斜面100aの規制角度αは、コロ102の斜面102aの規制角度τよりも小さく設定されている。これは、規制角度が大きいと、寄り力がコロの斜面に対しほぼ垂直抗力となり、大きな規制力を確保でき、規制角度が小さいと、寄り量が半径方向への乗り上げ量を小さくできるからである。
【0031】
つまりコロ102は、主にベルト5aの寄り力を規制するため、コロ102の規制角度τはコロ100の規制角度αよりも大きく設定している。また、ベルト5aの搬送速度に影響あるリブ5rの乗り上げを抑制する必要のあるコロ100の規制角度αはコロ102の規制角度τよりも小さく設定している。これにより、ベルト5aの搬送速度を安定させ、画像書き出しタイミングの同期がとれなくなることを抑制し、色ずれを抑制し、高品質な画像形成を行うことができる。
【0032】
図6は中間転写ベルトの寄り力の概念図である。図6に示すように、駆動ローラ40からベルト5aへ伝達されるベルト駆動力F(ベルト張力)、駆動ローラ40とベルト5aとの間の摩擦係数μ、ベルト張力Fにより発生する駆動ローラ40に垂直な抗力Tとする。このとき、ベルト5aの寄り力fは、f=μ・Tとなる。従って、寄り力fはローラの傾き、ベルトとローラのμ、ベルト駆動力Fが大きいほど大きくなる。
【0033】
図7には駆動ローラ40の両端部に設けられたコロ100にベルト5aのリブ5rが突き当たった際のベルトの乗り上げ量の概念図である。図7に示すように、コロ100により寄り規制されたリブ5rは寄り方向に距離xだけ移動し、コロ100の規制角度をα、リブ5rの乗り上げ量をyとする。このとき、y=x・tan(α)となる。従って、乗り上げ量yは、規制角度αが小さいほど小さくなる。
【0034】
なお、アイドラローラ42の両端部がリブ5rを規制しないように、リブ5rから十分に離れた位置にアイドラローラ42を設置している。なお、ベルトの寄り規制を行うコロを設けた加圧ローラ41と駆動ローラ40の軸間距離Bは、ベルトの寄り規制を行なわないアイドラローラ42と駆動ローラ40との軸間距離より長くなる。これにより、Bの長さを大きくして、A/Bを小さくすることで、ベルト自身の斜め方向への変形量を小さくし、ベルトが波打って波打ち画像が発生してしまうことを抑制できる。また、本実施形態では、1個の感光体ドラムを有するロータリー方式のカラー画像形成装置に関して説明した。しかし本発明はこれに限定されるものではなく、複数の感光体ドラムを有するタンデム方式のカラー画像形成においても適用することができる。
【符号の説明】
【0035】
A …画像形成装置
1 …感光体ドラム
2 …帯電装置
3 …露光手段
4 …現像装置
4Y …現像器
5a …中間転写ベルト(エンドレスベルト)
5j …1次転写ローラ
5r …リブ
7d …搬送ローラ対
8 …定着器
9 …排出ローラ
10 …排出トレイ
11 …2次転写ローラ
18 …ピックアップローラ
19 …積載トレイ
20 …感光体ドラムユニット
21 …中間転写ベルトユニット
22 …クリーニング用帯電ブラシ
25 …軸受
26 …圧縮バネ
40 …駆動ローラ
41 …加圧ローラ(従動ローラ)
42 …アイドラローラ(支持ローラ)
100、102 …コロ
100a、102a …斜面(接触面)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転可能なエンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトを支持し、前記エンドレスベルトを回転させる駆動ローラと、
前記エンドレスベルトを支持し、前記エンドレスベルトの回転に従動する従動ローラと、
前記従動ローラの両端部に前記従動ローラに対して回転自在に設けられた第1のコロと、
前記駆動ローラの両端部に前記駆動ローラに対して回転自在に設けられた第2のコロと、
前記エンドレスベルトの内周面の両端部に帯状に設けられたリブと、を有し、前記第1のコロは、前記エンドレスベルトの回転方向と直交するベルト幅方向に前記エンドレスベルトが寄った場合に、前記リブと接触する第1の接触面を備え、前記第2のコロは、前記エンドレスベルトの回転方向と直交するベルト幅方向に前記エンドレスベルトが寄った場合に、前記リブと接触する第2の接触面を備え、前記エンドレスベルトの前記幅方向の寄りを、前記リブが前記第1の接触面、前記第2の接触面の少なくとも一方に接触することで規制する画像形成装置において、 前記第1のコロの前記第1の接触面は前記第2のコロの前記第2の接触面よりもベルト幅方向において中央側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記第1のコロの前記第1の接触面の前記ベルト幅方向に対する角度が、前記第2のコロの前記第2の接触面の前記ベルト幅方向に対する角度よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記駆動ローラの表面の摩擦係数が前記従動ローラの表面の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1のコロと前記第2のコロのベルト幅方向の距離をA、前記駆動ローラと前記従動ローラの軸間距離をBとした場合、0.0052≦A/B≦0.0116であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記駆動ローラ及び前記従動ローラ以外で前記エンドレスベルトを支持する支持ローラを有し、
前記駆動ローラと前記従動ローラの軸間距離は、前記支持ローラと前記駆動ローラとの軸間距離より長いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記駆動ローラ及び前記従動ローラ以外で前記エンドレスベルトを支持する支持ローラを有し、前記支持ローラは前記ベルト幅方向の寄りによる移動を妨げないように、前記支持ローラは、前記リブが前記ベルト幅方向に寄った場合でも前記リブと接触しないように前記エンドレスベルトを支持していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−237586(P2011−237586A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−108626(P2010−108626)
【出願日】平成22年5月10日(2010.5.10)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】