説明

癌治療を目的として肝細胞増殖因子およびc−met活性を調整するキナゾリンモジュレーター

本発明は、HGF/SF活性を調整するのに有用な生物学的性質を有する2,4ジアミノキナゾリンの化合物および組成物に関する。ある実施形態においては、前記の化合物および組成物を使用し、癌あるいはその他の増殖障害性の疾患を治療または予防することができる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の構造式IIを有する化合物または薬学的に許容可能なその塩。
【化1】

(式中、それぞれの出現について独立して、
R1が、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SRD, -S(=O)RD, -S(=O)2RD,-NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;あるいは、いかなる隣接する2個のR1も、それらが結合している炭素原子と共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
R、R、Rの少なくとも1個が-SRであるという条件の下で;R、R、R、R、およびRが、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SR, -S(=O)RD, -S(=O)2RD,-NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;RおよびR、RおよびR、RおよびR、またはRおよびRが、それらが結合している炭素原子と共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
X1、X2、およびX3が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、4から10の環員ならびにO, NおよびSより成る群から選択される0個から3個の付加へテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、必要に応じてさらに、ひとつあるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基で置換されており;
RRが、水素であるか、必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RAが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;
RBが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RCが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RDが、水素、-N(RE)2、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;さらに
REは、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族部分であり;
Rが水素であり;R2が-SRであり;R3が水素であり;R4が水素であり;R5が水素であり;R6が水素であり;RR
【化2】

であり;さらに-NX1X2
【化3】

であるという条件の下に;X3は水素ではない。)
【請求項2】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から6の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項3】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項4】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、芳香族の基であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項5】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルまたは2-イソプロピルフェニルであるであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R2が-SRRであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;さらにRRが必要に応じて置換されたフェニルであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項8】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化4】

であり;さらにRが、それぞれの出現につき独立して、水素、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル基、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、-COOH、C1-6アルキリデン-O(C=O)-アルキル、C1-6アルキリデン-(C=O)-アルコキシ、アミド、アルキルアミド、ジアルキルアミドまたはカルバミン酸ラジカルであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項9】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化5】

であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項10】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキル、アリール-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、シクロ(C3-6)アルキル、アリールまたはヘテロ環であり;ここで、1個あるいはそれ以上の前記の脂肪族、環式、芳香族、ヘテロ芳香族の置換基が必要に応じてさらに、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、ニトロ、フルオロ、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、アミン、C3-6分岐鎖アルキル、C3-6シクロアルキル、トリフルオロキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アリール、ヘテロ環式環、あるいは融合芳香族またはヘテロ環式環で置換されていることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項11】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキルまたはC1-6アルコキシであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項12】
Rが水素であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項13】
Xが、水素、脂肪族または脂環式であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項14】
Xが、水素またはC1-6アルキルであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項15】
Xが水素であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項16】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシル基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から6の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の追加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシル基で必要に応じてさらに置換されており;さらにR2が、-SRRであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項17】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;さらにR2が、-SRRであり;R、R、R5およびR6が、水素であり;さらにRRが、必要に応じて置換されたフェニルであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項18】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、芳香族の基であり;さらにR2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり; RRが、
【化6】

であり;さらにRが、それぞれの出現につき独立して、水素、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル基、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、-COOH、C1-6アルキリデン-O(C=O)-アルキル、C1-6アルキリデン-(C=O)-アルコキシ、アミド、アルキルアミド、ジアルキルアミドまたはカルバミン酸ラジカルであることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項19】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルまたは2-イソプロピルフェニルであり;R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化7】

であることを特徴とする請求項1記載の化合物
【請求項20】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルまたは2-イソプロピルフェニルであり;R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化8】

であり;さらに、Rが水素であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【請求項21】
下記の化合物より成る群から選択されることを特徴とする請求項1記載の化合物。
【化9−1】

【化9−2】

【請求項22】
薬学的に許容可能な担体、および下記構造式Iを有する化合物または薬剤学的に許容可能なその塩を含む医薬組成物。
【化10】

(式中、それぞれの出現について独立して、
R1が、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SRD, -S(=O)RD, -S(=O)2RD, -NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;いかなる2個のR1も、それらが結合している炭素原子と共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
X1、X2、X3およびX4が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、あるいはX3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、独立して、4員から10員の環ならびにO, NおよびSより成る群から選択される0個から3個の付加へテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、必要に応じてさらに、ひとつあるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基で置換されており;
RRが、必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RAが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;
RBが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RCが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RDが、水素、-N(RE)2、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;さらに
REが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族部分である。)
【請求項23】
X1およびX2が独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項24】
X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項25】
X1およびX2が、水素、ヒドロキシエチル、フェニル、シクロアルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4-アルコキシフェニル、4-メトキシフェニル、ベンジル、2-フリルメチル、6-キノリニル、2,4-ジメトキシフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、ナフチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフタ-5-yl[1,2,3,4-tetrahydronaphth-5-yl]、プロペニル、3,4-メチレンジオキシフェニル、アダマント-1-yl、アダマント-2-yl、3,5-ジメチルアダマント-1-yl、1-(アダマント-1-yl)eth-1-ylおよび2-イソプロピルフェニルより成る群から独立して選択され;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5-ニトロインドリン-1-yl、1,3,4-トリヒドロ-6,7-ジメトキシイソキノリン-2-yl、4-(4-ベンジルオキシフェニル)-ピぺラジン-1-yl、チオモルフォリン-4-ylを表わすことを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項26】
X3およびX4が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項27】
X3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項28】
X3 およびX4が、水素、4-フルオロフェニル、2-フルオロフェニル、2-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2,4-ジメチルフェニル、2,4-ジメトキシフェニル、2-トルイル、3-トルイル、4-トルイル、3-クロロフェニル、4-クロロフェニル、4-ブロモフェニル、2-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、4-エトキシフェニル、4-メトキシカルボニル、水素、1-フェニルエチル、2-ヒドロキシフェニル、
【化11】

より成る群から独立して選択され;あるいはまた、X3 およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、N-ピペリジノ、ピロリジン-1-yl、ピペラジン-1-yl、4-メチルピペラジン-1-yl、4-ヒドロキシエチル-ピペラジン-1-yl、
【化12】

より成る群から選択される部分を表わすことを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項29】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキル、アリール-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、シクロ(C3-6)アルキル、アリールまたはヘテロ環であり;ここで、1個あるいはそれ以上の前記の脂肪族、環式、芳香族、ヘテロ芳香族の置換基が、必要に応じて、さらにC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、ニトロ、フルオロ、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、アミン、C3-6分岐鎖アルキル、C3-6シクロアルキル、トリフルオロキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アリール、ヘテロ環式環、あるいは融合芳香族またはヘテロ環式環で置換されていることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項30】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキルまたはC1-6アルコキシであることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項31】
Rが水素であることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項32】
X1およびX2が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;さらに、X3およびX4が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項33】
X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されており;さらに、X3およびX4が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項34】
X1およびX2が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;さらに、X3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項35】
X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されており;さらに、X3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【請求項36】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【化13−1】

【化13−2】

【化13−3】

【請求項37】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されるピペラジン-1-yl含有化合物であることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【化14】

【請求項38】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【化15】

【請求項39】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【化16−1】

【化16−2】

【化16−3】

【化16−4】

【請求項40】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されるピペラジン-1-yl含有化合物であることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【化17−1】

【化17−2】

【化17−3】

【請求項41】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項22記載の医薬組成物。
【化18−1】

【化18−2】

【化18−3】

【化18−4】

【化18−5】

【請求項42】
薬学的に許容可能な担体、および下記構造式IIを有する化合物または薬学的に許容可能なその塩を含む医薬組成物。
【化19】

(式中、それぞれの出現について独立して、
R1が、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SRD, -S(=O)RD, -S(=O)2RD, -NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;いかなる隣接する2個のR1も、それらが結合している炭素原子共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
R、R、Rの少なくとも1個が-SRである条件の下で;R、R、R、R、およびRが、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SR, -S(=O)RD, -S(=O)2RD,-NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり; RおよびR、RおよびR、RおよびR、またはRおよびRが、それらが結合している炭素原子と共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
X1、X2、およびX3が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、4から10の環員ならびにO, NおよびSより成る群から選択される0個から3個の付加へテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、必要に応じてさらに、ひとつあるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基で置換されており;
RRが、水素であるか、必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RAが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;
RBが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RCが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RDが、水素、-N(RE)2、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;さらに
REが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族部分である。)
【請求項43】
請求項42記載の医薬組成物で、Rが水素であり;
R2が-SRであり;R3が水素であり;R4が水素であり;R5が水素であり;R6が水素であり;RR
【化20】

であり;さらに-NX1X2
【化21】

であるという条件の下で;X3が水素ではない。)
【請求項44】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から6の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項45】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。。
【請求項46】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、芳香族の基であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。。
【請求項47】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルあるいは2-イソプロピルフェニルであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。。
【請求項48】
R2が-SRRであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。。
【請求項49】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;さらにRRが必要に応じて置換されたフェニルであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。。
【請求項50】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化22】

であり;さらにRは、それぞれの出現につき独立して、水素、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル基、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、-COOH、C1-6アルキリデン-O(C=O)-アルキル、C1-6アルキリデン-(C=O)-アルコキシ、アミド、アルキルアミド、ジアルキルアミドあるいはカルバミン酸ラジカルであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項51】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRは、
【化23】

であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項52】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキル、アリール-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、シクロ(C3-6)アルキル、アリールまたはヘテロ環であり;ここで、1個あるいはそれ以上の前記の脂肪族、環式、芳香族、ヘテロ芳香族の置換基が、必要に応じて、さらにC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、ニトロ、フルオロ、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、アミン、C3-6分岐鎖アルキル、C3-6シクロアルキル、トリフルオロキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アリール、ヘテロ環式環、あるいは融合芳香族またはヘテロ環式環で置換されていることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。。
【請求項53】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキルまたはC1-6アルコキシであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項54】
Rが水素であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。。
【請求項55】
Xが、水素、脂肪族または脂環式であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項56】
Xが、水素またはC1-6アルキルであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項57】
Xが水素であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項58】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から6の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されており;さらにR2は-SRRであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項59】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;さらにR2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;さらにRRが、必要に応じて置換されたフェニルであることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項60】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、芳香族の基であり;さらにR2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり; RRが、
【化24】

であり;さらにRが、それぞれの出現につき独立して、水素、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル基、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、-COOH、C1-6アルキリデン-O(C=O)-アルキル、C1-6アルキリデン-(C=O)-アルコキシ、アミド、アルキルアミド、ジアルキルアミドまたはカルバミン酸ラジカルであることを特徴とする請求項43記載の医薬組成物。
【請求項61】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルあるいは2-イソプロピルフェニルであり;R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化25】

であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項62】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルまたは2-イソプロピルフェニルであり;R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化26】

であり、さらに、Rが水素であることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【請求項63】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項42記載の医薬組成物。
【化27−1】

【化27−2】

【請求項64】
下記構造式Iを有する化合物または薬学的に許容可能なその塩を含む医薬組成物の治療上効果的な量を、その必要性のある被験体または患者に投与する工程を含む、癌、過形成[hyperplasia]、上皮化生[metaplasia]、異型上皮[dysplasia]またはその他の増殖障害性の疾患を予防または治療する方法。
【化28】

(式中、それぞれの出現について独立して、
R1が、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SRD, -S(=O)RD, -S(=O)2RD, -NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;いかなる2個のR1も、それらが結合している炭素原子と共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
X1、X2、X3およびX4が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、あるいはX3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、独立して、4員から10員の環をならびにO, NおよびSより成る群から選択される0個から3個の付加へテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、必要に応じてさらに、ひとつあるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基で置換されており;
RRが、必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RAが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;
RBが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RCが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RDが、水素、-N(RE)2、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;さらに
REが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族部分である。)
【請求項65】
X1およびX2が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項66】
X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項67】
X1およびX2が、水素、ヒドロキシエチル、フェニル、シクロアルキル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4-アルコキシフェニル、4-メトキシフェニル、ベンジル、2-フリルメチル、6-キノリニル、2,4-ジメトキシフェニル、3,4-ジメトキシフェニル、ナフチル、1,2,3,4-テトラヒドロナフタ-5-yl[1,2,3,4-tetrahydronaphth-5-yl]、プロペニル、3,4-メチレンジオキシフェニル、アダマント-1-yl、アダマント-2-yl、3,5-ジメチルアダマント-1-yl、1-(アダマント-1-yl)eth-1-ylまたは2-イソプロピルフェニルより成る群から、独立して選択され;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5-ニトロインドリン-1-yl、1,3,4-トリヒドロ-6,7-ジメトキシイソキノリン-2-yl、4-(4-ベンジルオキシフェニル)-ピペラジン-1-ylまたはチオモルフォリン-4-ylを表わすことを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項68】
X3およびX4が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項69】
X3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項70】
X3 およびX4が、水素、4-フルオロフェニル、2-フルオロフェニル、2-メトキシフェニル、4-メトキシフェニル、2,4-ジメチルフェニル、2,4-ジメトキシフェニル、2-トルイル、3-トルイル、4-トルイル、3-クロロフェニル、4-クロロフェニル、4-ブロモフェニル、2-フルオロフェニル、4-フルオロフェニル、4-エトキシフェニル、4-メトキシカルボニル、水素、1-フェニルエチル、2-ヒドロキシフェニル、
【化29】

より成る群から独立して選択され;あるいはまた、X3 およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、N-ピペリジノ、ピロリジン-1-yl、ピペラジン-1-yl、4-メチルピペラジン-1-yl、4-ヒドロキシエチル-ピペラジン-1-yl、
【化30】

より成る群から選択される部分を表わすことを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項71】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキル、アリール-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、シクロ(C3-6)アルキル、アリールまたはヘテロ環であり;ここで、1個あるいはそれ以上の前記の脂肪族、環式、芳香族、ヘテロ芳香族の置換基が、必要に応じて、さらにC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、ニトロ、フルオロ、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、アミン、C3-6分岐鎖アルキル、C3-6シクロアルキル、トリフルオロキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アリール、ヘテロ環式環、あるいは融合芳香族またはヘテロ環式環で置換されていることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項72】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキルまたはC1-6アルコキシであることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項73】
Rが水素であることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項74】
X1およびX2が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;さらに、X3およびX4が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項75】
X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されており;さらに、X3およびX4が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項76】
X1およびX2が、独立して、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;さらに、X3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項77】
X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されており;さらに、X3およびX4が、それらが結合している窒素原子と共に、5から7の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項64記載の方法。
【請求項78】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項64記載の方法。
【化31−1】

【化31−2】

【化31−3】

【請求項79】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されるピペラジン-1-yl含有化合物であることを特徴とする請求項64記載の方法。
【化32】

【請求項80】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項64記載の方法。
【化33】

【請求項81】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項64記載の方法。
【化34−1】

【化34−2】

【化34−3】

【化34−4】

【請求項82】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されるピペラジン-1-yl含有化合物であることを特徴とする請求項64記載の方法。
【化35−1】

【化35−2】

【化35−3】

【請求項83】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項64記載の方法。
【化36−1】

【化36−2】

【化36−3】

【化36−4】

【化36−5】

【請求項84】
下記構造式IIを有する化合物または薬学的に許容可能なその塩を含む医薬組成物の治療上効果的な量を、その必要性のある被験体または患者に投与する工程を含む、癌、過形成[hyperplasia]、上皮化生[metaplasia]、異型上皮[dysplasia]またはその他の増殖障害性の疾患を予防または治療する方法。
【化37】

(式中、それぞれの出現について独立して、
R1が、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SRD, -S(=O)RD, -S(=O)2RD, -NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;いかなる隣接する2個のR1も、それらが結合している炭素原子と共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
R、R、Rの少なくとも1個が-SRである条件の下で;R、R、R、R、およびRが、水素、-F, -Cl, -Br, -I, -OH, -SH, -NO2, -CN, -ORR, -SR, -S(=O)RD, -S(=O)2RD,-NRBRC, -C(=O)RA, -C(=O)ORAあるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;RおよびR、RおよびR、RおよびR、またはRおよびRが、それらが結合している炭素原子と共に、融合した5員から9員の脂環式、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族の環を表わし;
X1、X2、およびX3が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、4から10の環員ならびにO, NおよびSより成る群から選択される0個から3個の付加へテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ芳香族またはヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ芳香族またはヘテロ環式基は、必要に応じてさらに、ひとつあるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル基で置換されており;
RRが、水素であるか、必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RAが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;
RBが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RCが、水素、-OH、-SO2RD、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族、またはアシル部分であり;
RDが、水素、-N(RE)2、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、またはヘテロ芳香族部分であり;さらに
REが、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族部分である。)
【請求項85】
請求項84記載の方法で、Rが水素であり;R2が-SRであり;R3が水素であり;R4が水素であり;R5が水素であり;R6が水素であり;RR
【化38】

であり;さらに-NX1X2
【化39】

であるという条件の下で;X3が水素ではない。)
【請求項86】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から6の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されていることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項87】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項88】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、芳香族の基であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項89】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルあるいは2-イソプロピルフェニルであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項90】
R2が-SRRであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項91】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;さらにRRが、必要に応じて置換されたフェニルであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項92】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化40】

であり;さらにRは、それぞれの出現につき独立して、水素、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル基、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、-COOH、C1-6アルキリデン-O(C=O)-アルキル、C1-6アルキリデン-(C=O)-アルコキシ、アミド、アルキルアミド、ジアルキルアミドあるいはカルバミン酸ラジカルであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項93】
R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRは、
【化41】

であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項94】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキル、アリール-C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、シクロ(C3-6)アルキル、アリールまたはヘテロ環であり;ここで、1個あるいはそれ以上の前記の脂肪族、環式、芳香族、ヘテロ芳香族の置換基が、必要に応じて、さらにC1-6アルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルキルアミノ、ジ(C1-6アルキル)アミノ、C1-8アルキルアミノ-C1-8アルキル、ジ(C1-6アルキル)アミノ-C1-8アルキル、ニトロ、フルオロ、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、カルボキシエステル、アミン、C3-6分岐鎖アルキル、C3-6シクロアルキル、トリフルオロキシ、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、アリール、ヘテロ環式環、あるいは融合芳香族またはヘテロ環式環で置換されていることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項95】
Rが、水素、ハロゲン、C1-6アルキルまたはC1-6アルコキシであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項96】
Rが水素であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項97】
Xが、水素、脂肪族または脂環式であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項98】
Xが、水素またはC1-6アルキルであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項99】
Xが水素であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項100】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;あるいはまた、X1およびX2が、それらが結合している窒素原子と共に、5から6の環員ならびにO、NおよびSより成る群から選択される0個から1個の付加のヘテロ原子を含む必要に応じて置換されたヘテロ環式基を表わし;該ヘテロ環式基は、1個あるいはそれ以上の必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基で必要に応じてさらに置換されており;さらにR2は、-SRRである。
【請求項101】
請求項84記載の方法で、式中、X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、ヘテロ脂肪族、ヘテロ環式、芳香族、ヘテロ芳香族またはアシルの基であり;さらにR2が、-SRRであり;R、R、R5およびR6が、水素であり;さらにRRが、必要に応じて置換されたフェニルであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項102】
X1およびX2が、水素であるか、あるいは必要に応じて置換された脂肪族、脂環式、芳香族の基であり;さらにR2が、-SRRであり;R、R、R5およびR6が、水素であり; RRが、
【化42】

であり;さらにRが、それぞれの出現につき独立して、水素、ヒドロキシアルキル、ハロアルキル基、アルコキシアルキル、カルボキシアルキル、-COOH、C1-6アルキリデン-O(C=O)-アルキル、C1-6アルキリデン-(C=O)-アルコキシ、アミド、アルキルアミド、ジアルキルアミドまたはカルバミン酸ラジカルであることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項103】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルあるいは2-イソプロピルフェニルであり;R2が-SRRであり;R、R、R5およびR6が水素であり;RRが、
【化43】

であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項104】
X1およびX2が、水素、シクロペンチル、ベンジル、4-メトキシフェニルあるいは2-イソプロピルフェニルであり;R2が、-SRRであり;R、R、R5およびR6が、水素であり;RRが、
【化44】

であり、さらに、Rが水素であることを特徴とする請求項84記載の方法。
【請求項105】
前記化合物が、下記の化合物群から選択されることを特徴とする請求項84記載の方法。
【化45−1】

【化45−2】

【請求項106】
前記の癌、過形成、上皮化生、異型上皮およびその他の増殖障害性の疾患が、白血病、慢性骨髄性白血病、リンパ性白血病、リンパ腫、慢性骨髄増殖性疾患、固体腫瘍、肉腫、癌腫、繊維肉腫、粘液肉腫、脂肪肉腫、軟骨肉腫、骨肉腫、脊索腫、血管肉腫、内皮肉腫、リンパ管肉腫、リンパ管内皮肉腫、滑膜腫、中皮腫、Ewing腫瘍、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、大腸肉腫、膵臓癌、乳癌、卵巣癌、前立腺癌、扁平上皮癌、基底細胞癌、腺癌、汗腺癌腫、皮脂腺癌腫、乳頭癌、乳頭腺癌、嚢胞腺癌、髄様癌、気管支原性癌、腎細胞癌、肝癌、胆管癌、絨毛癌、精上皮腫、胎児性癌、Wilm腫瘍、子宮頸ガン、精巣腫瘍、肺癌、小細胞癌、膀胱癌腫、上皮癌腫、神経膠腫、星状膠細胞腫、髄芽細胞腫、頭蓋咽頭腫、上衣細胞腫、松果体腫、血管芽細胞腫、聴神経腫、乏突起膠細胞腫、髄膜腫、黒色腫、神経芽細胞腫および網膜芽細胞腫より成る群から選択されることを特徴とする請求項64または84記載の方法。
【請求項107】
前記の癌、過形成、上皮化生、異型上皮、あるいはその他の増殖障害性の疾患が、脳腫瘍、神経膠腫、糖尿病性網膜症および膵臓癌より成る群から選択されることを特徴とする請求項64または84記載の方法。
【請求項108】
前記の癌、過形成、上皮化生、異型上皮、あるいはその他の増殖障害性の疾患が、脳動静脈(AV)奇形、乾癬、良性前立腺肥大症、皮膚の真菌感染症、疣、痣、黒子、母斑、軟線維腫、脂肪腫、血管腫、腫瘍性の血管腫および皮膚の病変より成る群から選択されることを特徴とする請求項64または84記載の方法。

【図4】図4は、HGFまたはEGFにより誘発されたERK、AKT、およびcMetのリン酸化の阻害に関して、本発明のある化合物の相対的特異性を示している*2。
【図5】図5は、EGFRおよびPDGFRのそれとは対照的に、本発明の化合物が選択的にc-Met活性を阻害するということを示している。
【図6】図6は、HGF/SFにより誘発される大動脈環からの血管形成を、本発明のある化合物により阻害した例を示している。
【図7】図7は、本発明の化合物またはビヒクル対照を腹腔内経路で投与した、腫瘍を埋め込んだネズミの生存率を示している。
【図8】図8は、本発明の化合物またはビヒクル対照を経口経路で投与した、腫瘍を埋め込んだネズミの生存率を示している。
【図9】図9は、本発明の化合物が、テモゾロミド(3,4-ジヒドロ-3-メチル-4-オキソイミダゾ[5,1-d]-as-テトラジン-8-カルボキサミド) [temozolomide (3,4-dihydro-3-methyl-4-oxoimidazo[5,1-d]-as-tetrazine-8-carboxamide)]と共に、抗がん化合物である相乗作用の抗がん活性を表わすことを示している。
【図10】図10は、膵臓癌モデルにおける{A}腫瘍重量および{B}腫瘍質量が本発明の化合物により減少した例を示している。
【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2008−505907(P2008−505907A)
【公表日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−520435(P2007−520435)
【出願日】平成17年7月6日(2005.7.6)
【国際出願番号】PCT/US2005/023801
【国際公開番号】WO2006/014420
【国際公開日】平成18年2月9日(2006.2.9)
【出願人】(507007452)アンジオン バイオメディカ コーポレイション (1)
【氏名又は名称原語表記】ANGION BIOMEDICA CORPORATION
【Fターム(参考)】