説明

車両用情報表示装置

【課題】選択可能なメニュー項目と選択不可となるメニュー項目とをより容易に識別できるようにする。
【解決手段】ナビゲーション用のディスプレイ7に、地図情報が表示されると共に、上部において左右方向に長く伸びるメニュー項目表示部20が設定される。停車中のように全てのメニュー項目が選択可能とされたときは、例えば図5に示すように、表示部20に、20a〜20fの合計6種類のメニュー項目が表示される。例えば走行中であって選択可能なメニュー項目が限定されるときは、表示部20には、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eのみが拡大されて表示される(図7の状態で、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fは表示なし)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用情報表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近の車両では、ナビゲーション装置を搭載したものが多くなっており、このため、地図情報を表示するディスプレイが運転者から目視し易い位置に設けられる。そして、最近では、ナビゲーションに関する各種機能を選択するためのメニュー項目をディスプレイの例えば上部や下部に並べて表示することも行われており、このメニュー項目そのものをタッチ式スイッチとしたものものある。また、各種ナビゲーション機能を選択するためのメニュー項目の多くは、階層構造とされて、あるメニュー項目を選択すると、選択されたメニュー項目に関連した下の階層のメニュー項目が表示され、この下の階層のメニュー項目を選択するとさらにその下位の階層が表示されるということも行われている。
【0003】
また、最近の車両では、搭載する機器類の種類が増加する傾向にあるが、特許文献1には、ナビゲーション、オーディオ、空調装置等の各種機器類を統合制御するものが開示されている。また、特許文献2には、各種情報をまとめて表示する集中ディスプレイを、ステアリングホイールに設けたスイッチによって操作することが提案されている。
【特許文献1】特開2003−241784号公報
【特許文献2】特開2006−96249号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ナビゲーション機能を選択するためのメニュー項目の中には、その選択後に、頻繁な操作を引き続き行わなければならないものや、その後の操作が極めて簡単なものもある。例えば、地図情報の拡大あるいは縮小は、例えば「スケール」というメニュー項目を選択した後に、比較的簡単な操作でもってディスプレイに表示されている地図情報を拡大あるいは縮小することができる。一方、メニュー項目が、例えば目的地設定のための「住所検索」のような場合は、その後の下位の階層となるメニュー項目で「50音入力」という非常に手間の要する操作が必要な場合や、下位の階層となる「お気に入りポイント」や「履歴」といったメニュー項目においては比較的簡単な操作でもって目的地設定することが可能となる。このように、複数のメニュー項目の中には、選択後の操作に手間取るために、車両が例えば走行中等のときには、選択することが好ましくないというものも存在する。このため、所定スペースに表示されるメニュー項目を、所定走行状態に応じて、選択可能なメニュー項目と選択不可となるメニュー項目とを分けることが考えられる。しかしながら、この場合は、選択不可となるメニュー項目をいかに選択しにくい状態するかが重要となる。また、これに関連して、選択可能なメニュー項目をいかに選択し易い状態にするかも重要となる。
【0005】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、選択可能なメニュー項目と選択不可となるメニュー項目とをより容易に識別できるようにした車両用情報表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような第1の解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記複数のメニュー項目のうち選択不可となるメニュー項目の表示を規制すると共に、選択可能なメニュー項目の表示形態を前記スペース内にて変更する表示形態変更手段と、
を備えているようにしてある。上記第1の解決手法によれば、選択不可となるメニュー項目の表示が規制される一方、選択可能なメニュー項目の表示形態が変更されるので、選択可能なメニュー項目の表示形態をより視認し易い状態に変更することにより、選択不可となるメニュー項目と選択可能なメニュー項目とを目視によってより容易に識別することができる。
【0007】
上記第1の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項10に記載のとおりである。すなわち、
前記メニュー項目が複数の階層からなる階層構造とされて、該各階層において前記表示形態変更手段による表示形態の変更が行われる、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、下位の階層まで表示形態変更手段による表示変更が行われるので、下位の階層においても選択可能なメニュー項目と選択不可となるメニュー項目とをより容易に識別することができる。
【0008】
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目の表示を禁止すると共に、前記選択可能なメニュー項目を拡大して表示する、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、選択不可となるメニュー項目は表示されないので、選択不可となるメニュー項目を誤って選択してしまう事態が確実に防止される。また、選択可能なメニュー項目は、拡大して表示されるので、選択可能なメニュー項目をより一層容易かつ明確に識別して選択することができる。
【0009】
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目を縮小して表示すると共に、前記選択可能なメニュー項目の表示を拡大して表示する、ようにしてある(請求項4対応)。この場合、選択不可となるメニュー項目を認識させつつ誤って選択してしまう事態を抑制できる一方、拡大表示される選択可能なメニュー項目をより一層明確かつ容易に識別して選択することができる。
【0010】
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目を前記所定スペースの端部において表示すると共に、前記選択可能なメニュー項目の表示を該所定スペースの中央部において表示する、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、選択可能なメニュー項目と選択不可となるメニュー項目とを表示位置の区分けによって明確に識別することができる。
【0011】
前記表示形態変更手段が、前記メニュー項目以外の他の情報を前記選択不可となるメニュー項目を隠すようにして表示する、ようにしてある(請求項6対応)。この場合、選択不可となるメニュー項目は、他の情報で隠されて表示されないので、選択不可となるメニュー項目を誤って選択してしまう事態が確実に防止される。また、選択不可となるメニュー項目用のスペースを有効に利用して、他の情報を表示することができる。
【0012】
前記他の情報が、該他の情報が隣接するメニュー項目に関連する情報とされている、ようにしてある(請求項7対応)。この場合、選択可能なメニュー項目に関連した情報をより多く表示することができる。
【0013】
前記他の情報が、該他の情報が隣接するメニュー項目に関連する情報とされると共に、該他の情報が車両の走行状態あるいは走行環境に応じて変更される、ようにしてある(請求項8対応)。この場合、請求項7に対応した効果を得つつ、走行状態あるいは走行環境に応じた適切な他の情報を表示することができる。
【0014】
前記他の情報が、広告とされている、ようにしてある(請求項9対応)。この場合、メニュー項目の表示スペースを、広告スペースとして有効利用することができる。
【0015】
前記所定走行状態が、車両の走行時とされている、ようにしてある(請求項10対応)。この場合、走行中のときに表示が規制されるようにして、安全上好ましいものとなる。
【0016】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような第2の解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項11に記載のように、
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記メニュー項目以外の他の情報を、前記選択不可となるメニュー項目を隠すようにして前記所定スペースに表示する表示形態変更手段と、
を備えているようにしてある。
【0017】
上記第2の解決手法によれば、選択不可となるメニュー項目は、他の情報で隠されて表示されないので、選択不可となるメニュー項目を誤って選択してしまう事態が確実に防止される。また、選択不可となるメニュー項目用のスペースを有効に利用して、他の情報を表示することができる。勿論、メニュー項目としては、選択可能なメニュー項目のみしか表示されないので、選択可能なメニュー項目を容易かつ明確に識別することができる。
【0018】
上記第2の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項12に記載のとおりである。すなわち、
前記表示形態変更手段が、前記所定スペースの中央部において前記選択可能なメニュー項目を表示させると共に、該所定スペースの端部において前記他の情報を表示する、ようにしてある(請求項12対応)。この場合、選択可能なメニュー項目を所定スペースの中央部に表示することによって、選択可能なメニュー項目を明確かつ容易に識別することができる。また、他の情報は、所定スペースの端部に表示されるので、他の情報が選択可能なメニュー項目の識別の妨げになるような事態を極力防止する上で好ましいものとなる。
【0019】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような第3の解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項13に記載のように、
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記複数のメニュー項目のうち選択不可となるメニュー項目の表示を禁止すると共に、選択可能なメニュー項目を前記所定スペースの端部以外の部分において表示する表示形態変更手段と、
を備えているようにしてある。上記第3の解決手法によれば、選択不可となるメニュー項目は表示されないので、選択不可となるメニュー項目を誤って選択してしまう事態が確実に防止される。また、選択可能なメニュー項目は、所定スペースの中央部に表示されることになるので、選択可能なメニュー項目をより一層明確かつ容易に識別して選択することができる。
【0020】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような第4の解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項14に記載のように、
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記複数のメニュー項目のうち選択不可となるメニュー項目の表示を前記所定スペースの一端部側に並べて表示すると共に、選択可能なメニュー項目を前記所定スペースの他端部側において並べて表示する表示形態変更手段と、
を備えているようにしてある。上記第4の解決手法によれば、所定スペースの一端部側と他端部側というように、選択不可となるメニュー項目と選択可能なメニュー項目とを表示する領域を分けるようにしてあるので、選択不可となるメニュー項目と選択可能なメニュー項目とを目視によってより容易に識別することができる。
【0021】
上記第4の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項15に記載のとおりである。すなわち、
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目を縮小して表示する、ようにしてある(請求項15対応)。この場合、選択不可となるメニュー項目がどれであるかを確認できるようにしつつ、選択可能なメニュー項目をより一層明確かつ容易に識別してその選択を行うことができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、選択可能なメニュー項目と選択不可となるメニュー項目とをより容易に識別することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1において、1はインストルメントパネル、2はステアリングホイールである。インストルメントパネル1の車幅方向略中央部には、その上部において車幅方向に細長く伸びる横長の集中ディスプレイ3が配設され、集中ディスプレイ3の下方において空調エアの吹き出し口4が配設されている。インストルメントパネル1にはさらに、空調エア吹き出し口4の下方において、オーディオ機器とナビゲーション装置とを兼用したオーディオ・ナビゲーション装置5が配設され、その下方に、空調装置6が配設されている。
【0024】
オーディオ・ナビゲーション装置5は、大きな表示面積を有する中央ディスプレイ7を有し、この中央ディスプレイ7はタッチパネル式とされている。すなわち、中央ディスプレイ7に表示されるスイッチをタッチ操作することによって、オーディオやナビゲーションの各種操作が行われる。また、オーディオ・ナビゲーション装置5は、中央ディスプレイ7に表示されるタッチスイッチ以外に、独立した各種スイッチをも別途有している。空調装置6は、各種スイッチによってその操作状態が変更される。集中ディスプレイ3や中央ディスプレイ7は、既知のように、液晶ディスプレイ等の薄型ディスプレイによって構成されている。
【0025】
ステアリングホイール2には、操作手段としての集中スイッチ10が設けられている。集中スイッチ10は、図2に示すように、スイッチ11〜15の5種類のスイッチからなる。左右に隔置された2つのスイッチ11,12は、例えばプッシュ式とされて、後述するように、集中ディスプレイ3に表示されるカーソルを左右に移動させたり、中央ディスプレイ7に表示されているカーソルを左右に移動させるものである。左右の移動スイッチ11と12との間において、切替・決定スイッチ13が配設されている。この切替・決定スイッチ13は、3方向へ操作されるトグルスイッチとなっており、その操作部の押し上げ操作(上方向揺動操作)と、押し下げ操作(下方向揺動操作)と、押圧操作との3つのスイッチの機能を有するものとなっている。スイッチ14は、上記3つのスイッチ11〜13の下方に位置されて、押圧操作される毎に、集中スイッチ10(11〜13,15)の機能を、集中ディスプレイ3用と中央ディスプレイ7用とに切替えるためのものとなっている。スイッチ15は、スイッチ14の横に配設されて、集中スイッチ10が中央ディスプレイ用に選択されているときに、中央ディスプレイ7の表示内容を、前回表示されていた内容に戻すためのものである。なお、切替・決定スイッチ13は、操作し易いように、その操作部が他のスイッチよりも手前側(後方側)に突出されている(図3参照)。
【0026】
上述のように、集中スイッチ10は、スイッチ14による切替操作によって、集中ディスプレイ3用と中央ディスプレイ7用とに切替えられる。中央ディスプレイ7用に切替えられたときは、スイッチ11、12,13、15が、オーディオ操作用やナビゲーション操作用として機能される。例えば、スイッチ11、12によって、中央ディスプレイ7に表示される各種メニュー選択用カーソルの横移動を行い、スイッチ13の押し上げ操作や押し下げ操作によって、上記カーソルの上下移動を行う。また、中央ディスプレイ7に地図情報が表示されているときは、例えば、スイッチ11、12によって表示されている地図の左右移動を行い、スイッチ13の押し上げ操作、押し下げ操作によって、表示されている地図の上下移動を行う等のことが行われる。なお、集中ディスプレイ3の表示内容は、例えば、空調の温度、空調エアの吹出量と吹出位置、オーディオの操作状況、平均車速等の各種運転情報(DIS)の表示が行われ、また、集中スイッチ10の操作によって温度設定の変更や各種運転情報の表示内容の変更等が行われる。なお、集中スイッチ10による集中ディスプレイ3の表示内容の制御は本発明とは直接関係ないので、これ以上の説明は省略する。
【0027】
図4は、後述する中央ディスプレイ7におけるメニュー項目の表示制御を行うための制御系統例を示すものである。この図4において、Uはマイクロコンピュータを利用して構成されたコントロールユニットで、このコントロールユニットUには、前述したディスプレイ3,7や集中スイッチ10が接続される他、GPSアンテナからなる位置検出部22からの自車両の現在位置信号、および車速センサ23で検出された車速信号が入力される。なお、実施形態では、表示規制を行う所定走行状態が車両の走行中という条件設定となっているために、走行中であるか否かを判定するために車速信号が取り込まれる。
【0028】
次に、図5,図6を参照しつつ、中央ディスプレイ7におけるナビゲーションに関連した表示制御等について説明する。まず、中央ディスプレイ7には、地図情報が表示され、自車両の現在位置および進行方向が、自車両マークVでもって示されている。中央ディスプレイ7には、さらに、地図情報の上方位置において、左右方向に細長く伸びる所定スペースとしてのメニュー項目表示部20が設定されている。このメニュー項目表示部20には、各種ナビゲーション機能を選択するための複数のメニュー項目20a〜20fが表示される。メニュー項目表示部20つまりここに表示されるメニュー項20a〜20fはそれぞれ階層構造とされて、図5ではもっとも上位のメニュー項目が表示されている。実施形態では、メニュー項目20aは、「ジャンル別検索」で、主としてジャンル別でもって目的地設定等を行うときに選択される。メニュー項目20bは、「直接検索」で、主として住所や施設名、電話番号、あらかじめ登録した地点/施設のリスト、以前に行ったことのある地点のリストなどでもって目的地設定等を行うときに選択される。メニュー項目20cは、「スケール」で、地図情報の拡大、縮小を行うときに選択される。メニュー項目20dは、「ルート編集」で、ルートについての各種編集を行うときに選択される。メニュー項目20eは、「ルート案内」で、現在走行しているルート付近やその周辺についての各種案内情報を得たいときに選択される。メニュー項目20fは、「各種設定」で、基地局との情報のやりとりや、お気に入り地点の設定、表示画面の詳細なプロパティ設定、サービスエリアの設定などを行うときに選択される。
【0029】
図6は、図5において、メニュー項目20bとしての「直接検索」を選択したときに、地図情報に重なるようにポップアップ式に表示される下位のメニュー項目の例が示される。実施形態では、下位のメニュー項目として、メニュー項目21aの「50音入力」、メニュー項目21bの「HOME」(自宅で、あらかじめ登録されている)、メニュー項目21cの「お気に入りポイント」(あらかじめ登録されている)、メニュー項目21dの「電話番号入力」、メニュー項目21eの「履歴」(過去に設定された地点)の5種類とされている。
【0030】
メニュー項目の選択は、指先による直接操作(メニュー項目20a〜20f、21a〜21eはタッチ式スイッチによって構成されている)、あるいは集中スイッチ10の操作によって選択可能とされる。集中スイッチ10による選択は、例えば、左右の方向スイッチ11、12によって、メニュー項目選択20a〜20f選択用のカーソル(例えばカーソルは、カーソルの位置するメニュー項目のみが例えばより明るく表示されたりあるいは別色でもって識別表示される)を左右に移動させ、メニュー項目20a〜20fのうちカーソルの位置するメニュー項目についてのみその下位のメニュー項目(例えば21a〜21e)が表示される。そして、下位のメニュー項目21a〜21eの中から、スイッチ13を上あるいは下に操作して、所望のメニュー項目を選択することにより行われる。集中スイッチ10による地図情報の移動操作と、メニュー項目表示部20の操作との切替えは、例えば、別途設けたナビゲーション装置用スイッチによって行うようにしてもよく、あるいはスイッチ13の押圧操作を利用して行うようにしてもよい(例えば、スイッチ13を押圧操作する毎に、集中ディスプレイ3の選択と、中央ディスプレイ7による地図情報の表示選択と、中央ディスプレイ7によるメニュー項目表示部20の選択とが順次切替えられるようにする)。
【0031】
各種メニュー項目20a〜20fおよびその下位の階層となるメニュー項目21a〜21eは、表示の規制を受けないときは、図5,図6のように、全て同じように点灯表示されつつ、すなわち、上位のメニュー項目20a〜20fは、全て同じ表示面積で、選択可能なことを示すべく比較的明るく点灯表示される。同様に、下位のメニュー項目21a〜21eについても、全て同じ表示面積で、選択可能なことを示すべく比較的明るく点灯表示される。なお、後述する説明で、選択不可となるメニュー項目を表示されたままとする場合は、選択不可となるメニュー項目の表示の明るさ(点灯状態)の彩度をゼロとした状態とされる(いわゆるグレーアウト表示)。
【0032】
ここで、車両の走行中は、所定走行状態となって、一部のメニュー項目は選択不可とされる。より具体的には、実施形態では、所定走行状態としての走行中は、図5に示す6種類のメニュー項目20a〜20fのうち、メニュー項目20bと20cと20eの3種類が選択可能なメニュー項目とされ、その他の3種類のメニュー項目20a、20d、20fは選択不可のメニュー項目とされる。
【0033】
走行中において、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fは、その表示が規制され、実施形態では、図7に示すように、選択不可となるメニュー項目の表示が禁止される一方、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eが拡大表示される。すなわち、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eは、それぞれ横方向に拡大されて、メニュー項目表示部20は、全体的に選択可能なメニュー項目20b、20c、20eの表示のみでもって埋め尽くされることになる。このように、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fが表示されないので、この選択不可となるメニュー項目を誤って選択してします事態が確実に防止される。また、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eは拡大表示されるので、運転者はこの選択可能なメニュー項目20b、20c、20eをより容易かつ明確に識別することができる。
【0034】
図8は、走行中に、例えば上位のメニュー項目20bを選択したときに、その下位のメニュー項目の表示例を示すものであり、実施形態では、より簡単な選択操作ですむ「HOME」と「お気に入りポイント」と「履歴」の3種類のメニュー項目のみが選択可能とされ、しかも拡大表示される。
【0035】
図9は、本発明の第2の実施形態を示すもので、走行中に選択不可となるメニュー項目の表示規制を、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fについては縮小表示する一方、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eについては拡大表示するようにしたものである。本実施形態では、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eを容易かつ明確に識別させつつ、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fがどのようなメニュー項目であるかをも認識させることができる。
【0036】
図10は、本発明の第3の実施形態を示すもので、図9の変形例となるものである。すなわち、本実施形態では、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fを縮小表示すると共に、その表示の一部を選択可能なメニュー項目20b、20c、20eでもって隠すようにしてある。このような表示形態によって、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eの容易かつ明確な識別をより一層強調させつつ、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fの一部が隠れて見えないことにより、選択不可となるメニュー項目であることをより強く認識させることができる。
【0037】
図11は、本発明の第4の実施形態を示すものである。本実施形態では、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eについては、その表示面積そのものは表示規制を受けない場合と同じとしつつ、表示位置を、所定スペース20の中央部にまとめて表示するようにしてある。そして、所定スペース20の各端部にはそれぞれ、メニュー項目とは別の他の情報22a、22bを表示するようにしてある。図11の例では、左方側の他の情報22aは、地図情報の方位(北方向)と、現在表示されている地図情報において単位距離となる長さを表示するようにしてある。右方側の他の情報22bは、VICS情報が表示されて、実施形態では、近くにある「A駐車場が満車状態である」という情報が表示される。図11の例では、他の情報22bが、隣接する「ルート案内」のメニュー項目20eに関連した情報とされて、自車両の進行方向のルート案内情報の一環として、駐車場情報が表示される(渋滞情報等とすることもできる)。
【0038】
図12は、本発明の第5の実施形態を示すもので、図11の変形例となる。本実施形態では、左方側の他の情報22aとして、現在地に関する情報が表示され、右方側の他の情報22bとして、目的地に関する情報(目的地と、目的地までの残り距離に関する情報)が表示される。本実施形態では、他の情報22a、22bが、目的地設定されているときに対応したもので、目的地に関連した情報が表示される。
【0039】
図13は、本発明の第6の実施形態を示すもので、図11の変形例となる。本実施形態では、目的地設定されている場合において、左方側の他の情報22aとして、車両の走行状態や走行環境からする注意情報として、燃料としてのガソリンの残量がわずかであるという情報が表示され、右方側の他の情報22bとして、ルート案内に関連した目的地に関する情報(目的地と目的地への予想到達時刻)が表示される。
【0040】
図14は、本発明の第7の実施形態を示すもので、図11の変形例となる。本実施形態では、他の情報がそれぞれ広告とされて、左方側の他の情報22aとして、「ガソリンはABCガソリン」という広告情報が表示され、右方側の他の情報22bとして、「ABCガソリンのお求めはXYガソリンスタンドで」という広告情報が表示される。
【0041】
図15〜図16は、本発明の第8の実施形態を示すものである。本実施形態では、上位のメニュー項目が、図5等に示す場合と若干相違して、図5等に存在したメニュー項目20a、20bの内容が変更されている。すなわち、図15においては、メニュー項目20aが「キイ入力」とされ、メニュー項目20bが「選択肢検索」とされている。「キイ入力」は、操作に手間取るメニュー項目をまとめたもので、例えば、その下位の階層のメニュー項目において、「50音検索」、「電話番号検索」などのようにアルファベットキー入力、数字キー入力などによって、住所、電話番号、施設名称などを入力して、目的地設定等のための検索を行うものである。「選択肢検索」は、頁めくりや画面スクロールが発生しないよう、一画面の中に表示される選択肢の中から、所望する項目を選んでいく操作のみで行うことのできるメニュー項目のみを集めたもので、例えば、その下位の階層のメニュー項目において、図6にある「HOME」、「お気に入りポイント」、「履歴」が設定される他、さらに「周辺の施設」というメニュー項目が追加されている。
【0042】
図15に示すメニュー項目表示部20の表示態様は、表示規制を受けない状態で、各メニュー項目20a〜20fは、その表示面積が互いに等しく、かつ明るさ等も同一に設定される。
【0043】
走行中であって、表示規制を受けるときは、図16に示すように、選択不可となるメニュー項目は、20a、20d、20fの3種類とされる(選択不可となるメニュー項目にハッチングを付してある)。そして、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fは、メニュー項目表示部20の左右端部に配置され、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eは、メニュー項目表示部20の中央部に表示される。このように、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eがメニュー項目表示部20の中央部に一括して表示されるので、その識別を容易かつ明確に行うことができる。また、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fは、メニュー項目表示部20の端部に表示されるので(図15と図16とでは、メニュー項目20dと20eとが移動つまり入れ替わっている)、選択不可となるメニュー項目を誤って選択してしまう事態を生じにくいものとなる。なお、選択不可となるメニュー項目は、表示の明るさ(点灯状態)の彩度をゼロとした状態とされる(グレーアウト表示)。
【0044】
図17は、前述した表示規制を行うか否かのコントロールユニットUによる制御例を示すフローチャートで、以下このフローチャートについて説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。まず、Q1において、車速が読み込まれた後、Q2において、車速が0であるか否かが判別される。このQ2の判別でYESのときは、走行中でなくて停車中であり、表示規制を行う必要のないときであり、このときはQ3において、表示規制を行うことなくメニュー項目表示部20の表示が行われる。上記Q2の判別でNOのときは、走行中であって表示規制を行うときであり、このときはQ4において、前述したような表示規制が行われる。
【0045】
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。ナビゲーションに関するメニュー項目としては、実施形態に示した以外のメニュー項目であってもよく、またメニュー項目の数も適宜変更できる。メニュー項目としては、下位の階層を有しないものであってもよい。図15〜図17の実施形態において、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fを、メニュー項目表示部20の端部に表示すると共に、図9あるいは図10に示すように縮小表示するようにしてもよい(この場合、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eについては、拡大表示するのが好ましい)。所定走行状態としては、走行中に限らず、例えば所定車速(例えば30km/h)以上の高車速時に設定する等、適宜設定できるものである。また、所定走行状態を、複数設定して、各所定走行状態毎に選択不可となるメニュー項目を対応させるようにしてもよい。
【0046】
表示規制を受ける場合の表示として、例えば図5に示すような表示規制されていない状態での表示状態から、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fの表示(記載)のみを削除するようにしてもよい(選択可能なメニュー項目20b、20c、20eの表示態様は図5のと同じ状態のまま)。
【0047】
表示規制を受ける場合の表示として、例えば図5に示すような表示規制されていない状態での表示状態から、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fの表示(記載)の位置において、図11〜図14に示すような他の情報を表示するようにしてもよい(他の情報でもって、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fを隠す)。また、他の情報で選択不可となるメニュー項目の一部のみを隠すようにしてもよい。他の情報としては、隣接する選択可能なメニュー項目に関連した情報とする以外に、選択可能なメニュー項目とは関係のない情報であってもよい。他の情報を、走行状態や走行環境に応じて変更する場合、特に安全運転に関連した情報や、自車両の状況を運転者が強く認識することが要求される情報(例えば燃料残量や、エンジン等の異常情報等)を表示するのが好ましい。
【0048】
表示規制を受ける場合の表示として、例えば図5に示すような表示規制されていない状態での表示状態から、選択不可となるメニュー項目20a、20d、20fの表示(記載)を削除する(表示しない)一方、選択可能なメニュー項目20b、20c、20eの表示をメニュー項目表示部20の中央部に表示させるようにしてもよい(メニュー項目表示部20の端部に、メニュー項目がなんら表示されない領域が形成される)。また、メニュー項目表示部20の一端部側に選択不可となるメニュー項目をまとめて表示する一方、他端部側に選択可能なメニュー項目をまとめて表示するようにしてもい(この場合、選択不可となるメニュー項目を縮小表示するのが好ましい)。メニュー項目表示部20は、縦長にする等、その形状は適宜選択できるものである。
【0049】
メニュー項目の選択は、タッチ式スイッチのみ、あるいは集中スイッチ10のみによって行うようにしてもよい。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明が適用された車両の運転席付近の状態を示す図。
【図2】ステアリングホイールに設けた集中スイッチの一例を示す拡大図。
【図3】図2に示す集中スイッチの要部を示す側面図。
【図4】本発明の制御系統例をブロック図的に示す図。
【図5】ディスプレイのメニュー項目表示部に、表示規制されない状態で複数のメニュー項目が表示された場合の一例を示す図。
【図6】図5の状態から、特定のメニュー項目が選択されたときに表示される下位の階層となるメニュー項目例を示す図。
【図7】図5の状態から、表示規制された場合の表示例を示す図。
【図8】図7の状態から、特定のメニュー項目を選択したときの下位の階層のメニュー項目の表示例を示す図。
【図9】本発明の第2の実施形態を示すもので、図5の状態から表示規制された場合の表示例を示す図。
【図10】本発明の第3の実施形態を示すもので、図5の状態から表示規制された場合の表示例を示す図。
【図11】本発明の第4の実施形態を示すもので、図5の状態から表示規制された場合の表示例を示す図。
【図12】本発明の第5の実施形態を示すもので、図5の状態から表示規制された場合の表示例を示す図。
【図13】本発明の第6の実施形態を示すもので、図5の状態から表示規制された場合の表示例を示す図。
【図14】本発明の第7の実施形態を示すもので、図5の状態から表示規制された場合の表示例を示す図。
【図15】本発明の第8の実施形態を示すもので、表示規制されていないときの表示状態を図5に対応して示す図。
【図16】図15の状態から表示規制されたときの表示状態を示す図。
【図17】本発明による表示規制の制御例を示すフローチャート。
【符号の説明】
【0051】
5:オーディオ/ナビゲーション装置
7:中央ディスプレイ(ナビゲーション用)
10:集中スイッチ(メニュー項目選択用)
20:メニュー項目表示部(所定スペース)
20a〜20f:メニュー項目(上位の階層)
21a〜21e:メニュー項目(下位の階層)
22a、22b:他の情報(の表示部)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記複数のメニュー項目のうち選択不可となるメニュー項目の表示を規制すると共に、選択可能なメニュー項目の表示形態を前記スペース内にて変更する表示形態変更手段と、
を備えていることを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項2】
請求項1において、
前記メニュー項目が複数の階層からなる階層構造とされて、該各階層において前記表示形態変更手段による表示形態の変更が行われる、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項3】
請求項1において、
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目の表示を禁止すると共に、前記選択可能なメニュー項目を拡大して表示する、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項4】
請求項1において、
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目を縮小して表示すると共に、前記選択可能なメニュー項目の表示を拡大して表示する、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項5】
請求項1において、
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目を前記所定スペースの端部において表示すると共に、前記選択可能なメニュー項目の表示を該所定スペースの中央部において表示する、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項6】
請求項1において、
前記表示形態変更手段が、前記メニュー項目以外の他の情報を前記選択不可となるメニュー項目を隠すようにして表示する、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項7】
請求項6において、
前記他の情報が、該他の情報が隣接するメニュー項目に関連する情報とされている、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項8】
請求項6において、
前記他の情報が、該他の情報が隣接するメニュー項目に関連する情報とされると共に、該他の情報が車両の走行状態あるいは走行環境に応じて変更される、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項9】
請求項6において、
前記他の情報が、広告とされている、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項10】
請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、
前記所定走行状態が、車両の走行時とされている、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項11】
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記メニュー項目以外の他の情報を、前記選択不可となるメニュー項目を隠すようにして前記所定スペースに表示する表示形態変更手段と、
を備えていることを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項12】
請求項11において、
前記表示形態変更手段が、前記所定スペースの中央部において前記選択可能なメニュー項目を表示させると共に、該所定スペースの端部において前記他の情報を表示する、ことを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項13】
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記複数のメニュー項目のうち選択不可となるメニュー項目の表示を禁止すると共に、選択可能なメニュー項目を前記所定スペースの端部以外の部分において表示する表示形態変更手段と、
を備えていることを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項14】
ナビゲーションに関する情報が表示されるディスプレイを備えた車両用情報表示装置であって、
車両が所定走行状態であるか否かを判定する走行状態判定手段と、
ナビゲーション機能を選択するために提供される複数のメニュー項目を、前記ディスプレイの所定スペース内に並べて表示させるメニュー項目表示手段と、
前記走行状態判定手段によって前記所定走行状態であると判定されたとき、前記複数のメニュー項目のうち選択不可となるメニュー項目の表示を前記所定スペースの一端部側に並べて表示すると共に、選択可能なメニュー項目を前記所定スペースの他端部側において並べて表示する表示形態変更手段と、
を備えていることを特徴とする車両用情報表示装置。
【請求項15】
請求項14において、
前記表示形態変更手段が、前記選択不可となるメニュー項目を縮小して表示する、ことを特徴とする車両用情報表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2008−40596(P2008−40596A)
【公開日】平成20年2月21日(2008.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−210957(P2006−210957)
【出願日】平成18年8月2日(2006.8.2)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000003137)マツダ株式会社 (6,115)
【Fターム(参考)】