説明

車載機器、機能設定方法、機能設定プログラム、および記録媒体

【課題】煩雑な操作入力を要することなく、車載機器にて機能の設定をおこなうこと。
【解決手段】外部の情報管理サーバとの間で情報の送受信が可能な車載機器100は、認証部110と、送信部130と、受信部140と、設定情報記憶部150と、機能設定部121とを備える。認証部110は、起動時にユーザを認証する。送信部130は、認証部110による認証結果の情報を情報管理サーバに送信する。受信部140は、認証結果に対応するユーザ設定情報を情報管理サーバから受信する。設定情報記憶部150は、ユーザ設定情報を記憶する。機能設定部121は、ユーザ設定情報に基づいて、ユーザごとに異なる設定が可能な各種機能の設定をおこなう。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両などの移動体に搭載される車載機器、機能設定方法、機能設定プログラム、および記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、車両などの移動体には、ナビゲーション装置や音響装置といった車載機器が搭載されている。このような車載機器では、予め登録されるユーザごとに各種機能の設定をおこなえるものが知られている。具体的には、たとえば、ナビゲーション装置においては、予め登録されるユーザごとに表示形式や誘導形式などの各種設定がおこなわれる。
【0003】
このような機能の設定をおこなう手法としては、車両に搭乗した際に操作パネルからのユーザによる入力に基づくものが一般的である。ところが、ナビゲーション装置などの車載機器は小型なものが要求されるため、キーボードやマウスなどを設けにくく、操作パネルによる操作の使い勝手がよくないといった不具合があった。
【0004】
そこで、ユーザによる操作パネルへの煩雑な入力操作を解消するために、ナビゲーション装置を使用する際の設定情報を外部のサーバにて管理するシステムにおいて、予め自宅などに配置されるPCから、外部のサーバに対してナビゲーション装置の設定をおこない、車両に搭乗した際にナビゲーション装置が当該設定した情報を受信することにより、各種機能の設定をおこなえるようにした技術が提案されている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】特開2003−76657号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術は、前もって自宅などにてPCからサーバに対して設定をおこなうことが必要なため、サーバに対して設定をおこなわずに車両に搭乗した際には、機能の設定をおこなうことができないといった問題が一例として挙げられる。また、特許文献1の技術は、車両に搭乗した際に、前回使用したユーザの機能設定が残っている場合には、今回使用するユーザにとって煩わしさを感じるだけでなく、前回のユーザのプライバシーが守られないといった問題が一例として挙げられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる車載機器は、外部の情報管理サーバとの間で情報の送受信が可能な車載機器であって、起動時にユーザを認証する認証手段と、前記認証手段による認証結果の情報を情報管理サーバに送信する送信手段と、前記認証結果に対応するユーザ設定情報を前記情報管理サーバから受信する受信手段と、前記ユーザ設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記ユーザ設定情報に基づいて、ユーザごとに異なる設定が可能な各種機能の設定をおこなう機能設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、請求項8の発明にかかる機能設定方法は、外部の情報管理サーバとの間で情報の送受信が可能な車載機器であって、起動時にユーザを認証する認証工程と、認証結果の情報を情報管理サーバに送信する送信工程と、前記認証結果に対応するユーザ設定情報を前記情報管理サーバから受信する受信工程と、前記ユーザ設定情報を記憶する設定情報記憶工程と、前記ユーザ設定情報に基づいて、ユーザごとに異なる設定が可能な各種機能の設定をおこなう機能設定工程と、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、請求項9の発明にかかる機能設定プログラムは、請求項8に記載の機能設定方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0010】
また、請求項10の発明にかかる記録媒体は、請求項9に記載の機能設定プログラムをコンピュータに読み取り可能に記録したことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる車載機器、機能設定方法、機能設定プログラム、および記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
(実施の形態)
(車載機器の機能的構成)
この発明の実施の形態にかかる車載機器100の機能的構成について説明する。図1は、本実施の形態にかかる車載機器100の機能的構成の一例を示すブロック図である。この車載機器100は、外部の情報管理サーバとの間で情報の送受信が可能である。
【0013】
図1において、車載機器100は、認証部110と、制御部120と、送信部130と、受信部140と、設定情報記憶部150と、出力部160と、検知部170と、認証情報記憶部180と、期限設定部190とを備えて構成される。また、制御部120は、機能設定部121と、第1消去部122と、判断部123と、第2消去部124と、第3消去部125と、第4消去部126とを備えている。
【0014】
認証部110は、車載機器100の起動時にユーザを認証する。起動時は、アクセサリ電源がオンになったときや、車載機器100の電源ボタンをオンにする入力があったときなどである。認証部110は、制御部120の制御により車載機器100が起動したタイミングでユーザを認証する。認証部110は、ユーザ認証用の情報として、ユーザIDとこれに対応するパスワードとを予め登録しておき、ユーザから入力された情報と、登録されている認証用の情報とを比較することによって認証をおこなう。
【0015】
なお、ユーザIDに対応する情報は、パスワードに限らず、カード、指紋、音声、顔画像などであってもよい。なお、情報管理サーバにて認証がおこなわれる場合には、認証部110は、認証用の情報(たとえば、ユーザIDとパスワード)の入力を受け付けるのみとしてもよい。
【0016】
送信部130は、認証部110による認証結果の情報を情報管理サーバに送信する。認証結果の情報は、情報管理サーバにてユーザが誰であるかを特定できる情報であればよく、具体的には、ユーザIDである。なお、情報管理サーバにて認証がおこなわれる場合には、送信部130は、認証用の情報(たとえば、ユーザIDとパスワード)を認証結果の情報として送信すればよい。
【0017】
受信部140は、認証結果に対応するユーザ設定情報を情報管理サーバから受信する。ユーザ設定情報は、各種機能の設定をおこなうためにユーザごとに設定された情報である。ユーザ設定情報は、情報管理サーバにてユーザIDと対応付けられて予め設定されている。
【0018】
設定情報記憶部150は、受信部140が受信したユーザ設定情報を記憶する。設定情報記憶部150は、具体的には、たとえば、RAMや磁気ディスクなどからなる。
【0019】
制御部120の機能設定部121は、ユーザ設定情報に基づいて、ユーザごとに異なる設定が可能な各種機能の設定をおこなう。各種機能の設定をおこなうことにより、たとえば、ナビゲーション装置においては、ユーザごとに表示形式、探索形式(探索条件)、誘導形式などが切り替わる。また、音響装置においては、ユーザごとに選曲や曲調などが切り替わる。この機能設定部121による設定に基づいて、ディスプレイやスピーカなどの出力部160から各種情報が出力される。
【0020】
また、本実施の形態において、検知部170と、第1消去部122とは、任意の構成要素である。検知部170は、車載機器100の使用終了を検知する。車載機器100の使用終了の状態は、具体的には、車載機器100の電源がオフになった状態、サイドブレーキがかかった状態、ギアがパーキングギアに位置した状態、駐車場にて停車した状態などが挙げられる。第1消去部122は、車載機器100の使用終了が検知された場合に、設定情報記憶部150に記憶されているユーザ設定情報を消去する。
【0021】
また、本実施の形態において、認証情報記憶部180と、判断部123とは、任意の構成要素である。認証情報記憶部180は、認証結果の情報を記憶する。判断部123は、認証部110がユーザ認証を行った際に、認証情報記憶部180に記憶されている前回の認証結果と今回の認証結果とが同一であるか否かを判断する。
【0022】
この場合、送信部130は、判断部123によって前回の認証結果と今回の認証結果とが同一であると判断された場合には、今回の認証結果の情報を送信しない。また、機能設定部121は、設定情報記憶部150に記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報に基づいて、前記各種機能の設定をおこなう。
【0023】
また、本実施の形態において、第2消去部124は、任意の構成要素である。第2消去部124は、前回の認証結果と今回の認証結果とが同一でないと判断された場合に、設定情報記憶部150に記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報を消去する。
【0024】
また、本実施の形態において、期限設定部190と、第3消去部125は、任意の構成要素である。期限設定部190は、設定情報記憶部150に記憶されているユーザ設定情報に対して有効期限を設定する。第3消去部125は、現在日時が有効期限を過ぎている場合に、当該ユーザ設定情報を消去する。有効期限は、時間単位、日単位、週単位、月単位等に設定することができる。
【0025】
また、本実施の形態において、第4消去部126は、任意の構成要素である。第4消去部126は、認証部110によってユーザを認証できなかった場合、または受信部140によってユーザ設定情報を受信できなかった場合に、設定情報記憶部150に記憶されているユーザ設定情報を消去する。この場合、機能設定部121は、各種機能を初期値に設定する。
【0026】
また、本実施の形態において、情報管理サーバで管理されているユーザ設定情報は、車載機器100以外の他の端末から設定可能としてもよい。他の端末は、具体的には、自宅などに設置されるPC端末や、ユーザが所有する携帯電話端末などである。
【0027】
(車載機器の機能設定処理手順)
つぎに、図2を用いて、車載機器100の機能設定処理手順について説明する。図2は、本実施の形態にかかる車載機器100の機能設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【0028】
図2のフローチャートにおいて、車載機器100は、起動するまで待機状態にあり(ステップS201:Noのループ)、起動すると(ステップS201:Yes)、認証部110によるユーザの認証処理をおこなう(ステップS202)。そして、認証が成功したか否かを判断する(ステップS203)。認証が成功した場合(ステップS203:Yes)、送信部130が情報管理サーバへ認証結果を送信する(ステップS204)。
【0029】
このあと、受信部140が情報管理サーバから認証結果に対応するユーザ設定情報を受信し(ステップS205)、設定情報記憶部150が受信したユーザ設定情報を記憶する(ステップS206)。そして、機能設定部121がユーザ設定情報に基づく機能の設定をおこない(ステップS207)、一連の処理を終了する。一方、ステップS203において、認証に失敗した場合(ステップS203:No)、一連の処理を終了する。
【0030】
なお、情報管理サーバにて認証処理をおこなう場合には、上述したステップS202において認証情報の受け付けをおこない、ステップS203の処理をおこなわずに、受け付けた認証情報を認証結果として送信(ステップS204)すればよい。そして、情報管理サーバにて認証が成功した場合に、ユーザ設定情報を受信(ステップS205)すればよい。
【0031】
以上説明したように、本実施の形態にかかる車載機器100は、起動時に認証したユーザのユーザ設定情報を情報管理サーバから受信して、当該ユーザ設定情報に基づいて機能の設定をおこなうようにしたので、煩雑な操作入力を要することなく、車載機器100にて機能の設定をおこなうことができる。
【0032】
また、車載機器100の使用終了が検知された場合に、設定情報記憶部150に記憶されているユーザ設定情報を第1消去部122により消去するようにすれば、今回使用するユーザにとって、前回使用したユーザの機能の設定が残ることによる煩わしさを感じることなく、また、前回使用したユーザのプライバシーを守ることができる。
【0033】
また、判断部123により前回の認証結果と今回の認証結果とが同一であると判断された場合に、今回の認証結果の情報を送信せず、設定情報記憶部150に記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報に基づいて、各種機能の設定をおこなうようにすれば、前回の設定を引き継ぐことができ、機能の設定を迅速におこなうことができる。
【0034】
また、判断部123により前回の認証結果と今回の認証結果とが同一でないと判断された場合に、設定情報記憶部150に記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報を第2消去部124により消去するようにすれば、今回使用するユーザにとって、前回使用したユーザの機能の設定が残ることによる煩わしさを感じることなく、また、前回使用したユーザのプライバシーを守ることができる。
【0035】
また、設定情報記憶部150に記憶されているユーザ設定情報に対して有効期限を期限設定部190に設定し、現在日時が有効期限を過ぎている場合に、当該ユーザ設定情報を第3消去部125により消去するようにすれば、不要な情報を長期間記憶することなく、メモリに対する負荷の低減や、当該ユーザ設定情報に対応するユーザのプライバシーを守ることができる。
【0036】
また、ユーザを認証できなかった場合、またはユーザ設定情報を受信できなかった場合に、設定情報記憶部150に記憶されているユーザ設定情報を第4消去部126により消去するようにすれば、初期設定とすることができ、今回使用するユーザにとって、前回使用したユーザの機能の設定が残ることによる煩わしさを感じることなく、また、前回使用したユーザのプライバシーを守ることができる。また、たとえば、車両の所有者とは無関係の登録されていないユーザが使用する場合には、初期設定として使用することができる。
【0037】
また、情報管理サーバで管理されているユーザ設定情報は、車載機器100以外の他の端末からの設定を可能にすれば、たとえばPC端末からの設定をおこなうことができる。したがって、ユーザにとって時間に余裕があるときに設定をおこなうことができるとともに、PC端末など車載機器100に比べて操作入力等の使い勝手のよい端末から設定をおこなうことができる。
【0038】
また、情報管理サーバにて認証がおこなわれる場合には、認証部110が認証用の情報(たとえば、ユーザIDとパスワード)の入力を受け付け、送信部130が認証用の情報(たとえば、ユーザIDとパスワード)を認証結果の情報として送信するようにすれば、互換性のある車載機器100に対して設定をおこなうことができ、たとえば、他人の車両やレンタカーなどに搭載される車載機器100に対しても、ユーザごとに機能の設定をおこなうことができる。
【実施例】
【0039】
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、情報管理サーバとナビゲーション装置とを備えた情報管理システムについて説明する。なお、以下の説明では、車両に搭載されるナビゲーション装置によって、本発明にかかる車載機器を実施した場合の一例について説明する。
【0040】
(情報管理システムの概要)
まず、図3を用いて、本実施例にかかる情報管理システム300の概要について説明する。図3は、本実施例にかかる情報管理システム300の概要を示す説明図である。
【0041】
図3において、情報管理システム300は、ナビゲーション装置301と、情報管理サーバ302とから構成されている。ナビゲーション装置301と情報管理サーバ302とは、ネットワーク310により接続されている。
【0042】
ナビゲーション装置301は、車両に搭載されており、ユーザを認証し、ユーザから入力されたユーザIDを情報管理サーバ302に送信するとともに、情報管理サーバ302から当該ユーザIDに対応するユーザ設定情報を受信し、当該ユーザ設定情報に基づいて、各種機能の設定をおこなう。
【0043】
情報管理サーバ302は、ユーザIDとユーザ設定情報とを対応付けて格納する。このユーザ設定情報は、ナビゲーション装置301のほかに、PC端末や携帯電話端末などからもナビゲーション装置301に対する各種設定をおこなうことができるようになっている。情報管理サーバ302は、ナビゲーション装置301から受信したユーザIDに対応するユーザ設定情報を抽出し、ナビゲーション装置301に送信する。
【0044】
(ナビゲーション装置のハードウェア構成)
図4を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置301のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施例にかかるナビゲーション装置301のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0045】
図4において、ナビゲーション装置301は、CPU401と、ROM402と、RAM403と、磁気ディスクドライブ404と、磁気ディスク405と、光ディスクドライブ406と、光ディスク407と、音声I/F(インターフェース)408と、マイク409と、スピーカ410と、入力デバイス411と、映像I/F412と、ディスプレイ413と、カメラ414と、通信I/F415と、GPSユニット416と、各種センサ417と、を備えている。また、各構成部401〜417はバス420によってそれぞれ接続されている。
【0046】
CPU401は、ナビゲーション装置301の全体の制御を司る。ROM402やフラッシュROM等の書換え可能な不揮発性メモリは、ブートプログラム、現在位置算出プログラム、経路探索プログラム、経路誘導プログラム、機能設定プログラム、などの各種プログラムを記録している。また、RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。
【0047】
現在位置算出プログラムは、たとえば、後述するGPSユニット416および各種センサ417の出力情報に基づいて、車両の現在位置(ナビゲーション装置301の現在位置)を算出させる。
【0048】
経路探索プログラムは、後述する磁気ディスク405に記録されている地図データなどを利用して、出発地点から目的地点までの最適な経路を探索させる。ここで、最適な経路とは、目的地点までの最短(または最速)経路やユーザが指定した条件に最も合致する経路などである。また、目的地点のみならず、立ち寄り地点や休憩地点までの経路を探索してもよい。探索された誘導経路は、CPU401を介して音声I/F408や映像I/F412へ出力される。
【0049】
経路誘導プログラムは、経路探索プログラムを実行することによって探索された誘導経路情報、現在位置算出プログラムを実行することによって算出された車両の現在位置情報、磁気ディスク405から読み出された地図データに基づいて、リアルタイムな経路誘導情報を生成させる。生成された経路誘導情報は、CPU401を介して音声I/F408や映像I/F412へ出力される。
【0050】
機能設定プログラムは、起動時にユーザを認証し、情報管理サーバ302に対するユーザIDの送信に応じて情報管理サーバ302から受信したユーザ設定情報に基づいて、各種機能の設定および消去をおこなうプログラムである。なお、受信または送信する情報は、通信I/F415から取得または通信I/F415へ出力される。
【0051】
磁気ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがって磁気ディスク405に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク405は、磁気ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク405としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
【0052】
磁気ディスク405またはRAM403は、ユーザごとに登録され、ユーザを認証するためのユーザIDやパスワードの情報を記録する。また、磁気ディスク405やRAM403は、情報管理サーバ302から送信され、通信I/F415を介して取得したユーザ設定情報や、当該ユーザ設定情報の有効期限の情報などを記録する。さらに、磁気ディスク405やRAM403は、前回使用したユーザのユーザIDやパスワードを記録する。
【0053】
光ディスクドライブ406は、CPU401の制御にしたがって光ディスク407に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク407は、光ディスクドライブ406の制御にしたがってデータの読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク407は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱自在な記録媒体として、光ディスク407のほか、MO、メモリカードなどであってもよい。
【0054】
音声I/F408は、マイク409およびスピーカ410に接続される。マイク409は、たとえば、車両のサンバイザー付近に設置され、その数は単数でも複数でもよい。マイク409に受音された音声は、音声I/F408内でA/D変換される。なお、マイク409に入力される音声情報を用いて、ユーザを認証することも可能である。スピーカ410は、音声を出力する。
【0055】
入力デバイス411は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス411は、リモコン、キーボード、マウス、タッチパネルのうち、いずれか一つの形態によって実現されてもよいし、複数の形態によって実現されてもよい。なお、この入力デバイス411を利用して、ユーザからのユーザIDおよびパスワードが入力される。
【0056】
映像I/F412は、ディスプレイ413と接続される。映像I/F412は、具体的には、たとえば、ディスプレイ413全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいて、ディスプレイ413を表示制御する制御ICなどによって構成される。
【0057】
ディスプレイ413には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ413は、たとえば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。ディスプレイ413は、たとえば、車両のダッシュボード付近に設置される。
【0058】
カメラ414は、車両の外部または内部を撮影する。撮影する情報は、動画であってもよいし、静止画であってもよい。なお、カメラ414によって撮影されたユーザの顔画像を認識することにより、ユーザを認証することも可能である。
【0059】
通信I/F415は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーション装置301とCPU401とのインターフェースとして機能する。通信I/F415は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU401とのインターフェースとしても機能する。通信I/F415は、情報管理サーバ302から送信されるユーザ設定情報を取得する。
【0060】
GPSユニット416は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在地点を示す情報を出力する。GPSユニット416の出力情報は、後述する各種センサ417の出力値とともに、CPU401による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
【0061】
各種センサ417は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ417の出力値は、CPU401による車両の現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定などに用いられる。
【0062】
図1に示した車載機器100が備える、認証部110と、制御部120と、送信部130と、受信部140と、設定情報記憶部150と、出力部160と、検知部170と、認証情報記憶部180と、期限設定部190とは、図4に示したナビゲーション装置301におけるROM402やフラッシュROM等の書換え可能な不揮発性メモリ、RAM403、磁気ディスク405、光ディスク407などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU401が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置301における各部を制御することによってその機能を実現する。
【0063】
すなわち、本実施例のナビゲーション装置301は、ナビゲーション装置301における記録媒体としてのROM402やフラッシュROM等の書換え可能な不揮発性メモリに記録されている機能設定プログラムを実行することにより、図1に示した車載機器100が備える機能を、図2に示した機能設定処理手順で実行することができる。
【0064】
(ナビゲーション装置がおこなう機能設定処理の一例)
つぎに、図5を用いて、本実施例にかかるナビゲーション装置301がおこなう機能設定処理の一例について説明する。図5は、本実施例にかかるナビゲーション装置301がおこなう機能設定処理の一例を示すフローチャートである。
【0065】
図5において、ナビゲーション装置301は、たとえばアクセサリ電源がオンになることによって起動するまで待機状態にあり(ステップS501:Noのループ)、起動すると(ステップS501:Yes)、ユーザの認証処理をおこなう(ステップS502)。認証処理は、ユーザから入力されるユーザIDおよびパスワードが予め登録されているものか否かを判断することによっておこなわれる。なお、ユーザからユーザIDおよびパスワードの入力を受け付ける際の表示画面については、図6を用いて後述する。
【0066】
このあと、認証が成功したか否かを判断する(ステップS503)。認証が成功した場合(ステップS503:Yes)、RAM403などに記憶しているユーザ設定情報があるか否かを判断する(ステップS504)。このユーザ設定情報は、前回使用したユーザのユーザ設定情報である。ステップS504において、記憶しているユーザ設定情報があると判断した場合(ステップS504:Yes)、ユーザ設定情報が有効期限内か否かを判断する(ステップS505)。
【0067】
ユーザ設定情報が有効期限内であると判断した場合(ステップS505:Yes)、今回の認証結果(ユーザIDおよびパスワード)が前回の認証結果と同じか否かを判断する(ステップS506)。前回の認証結果と同じではないと判断した場合(ステップS506:No)、記憶しているユーザ設定情報を消去する(ステップS507)。なお、ステップS506からステップS507に移行することによるユーザ設定情報の消去は、図1に示した第2消去部124の機能によっておこなわれる。
【0068】
そして、情報管理サーバ302へ認証結果(ユーザID)を送信する(ステップS508)。なお、情報管理サーバ302へユーザIDおよびパスワードを送信し、情報管理サーバ302にて認証をおこなうことも可能である。このあと、ユーザ設定情報を受信できたか否かを判断する(ステップS509)。
【0069】
ステップS509において、ユーザ設定情報を受信できた場合(ステップS509:Yes)、受信したユーザ設定情報をRAM403などに記憶する(ステップS510)。そして、記憶したユーザ設定情報に基づいて機能の設定をおこなう(ステップS511)。機能の設定は、具体的には、当該ユーザに応じた表示形式や誘導形式等の設定である。なお、ステップS511において、機能の設定がおこなわれた際の表示画面については、図7を用いて後述する。このあと、使用終了となるまで当該機能の設定を保持した待機状態となる(ステップS517:Noのループ)。
【0070】
一方、ステップS504において、記憶しているユーザ設定情報がないと判断した場合(ステップS504:No)、具体的には、前回使用したユーザの設定が消去されている場合、ステップS508に移行する。また、ステップS505において、ユーザ設定情報が有効期限内ではないと判断した場合(ステップS505:No)、つまり、前回の使用から今回の使用までの期間が、上記有効期限を過ぎた場合、ステップS507に移行する。
【0071】
ここで、ステップS505からステップS507に移行することによるユーザ設定情報の消去は、図1に示した第3消去部125の機能によっておこなわれる。なお、ステップS507におけるユーザ設定情報の消去を、ステップS509におけるユーザ設定情報の受信の可否の判断後におこなうこともできる。この場合、ユーザ設定情報を受信できなかったときにユーザ設定情報を消去する。なお、この消去は、図1に示した第4消去部126の機能によっておこなわれる。
【0072】
また、ステップS506において、今回の認証結果が前回の認証結果と同じであると判断した場合(ステップS506:Yes)、前回のユーザ設定情報に基づいて機能の設定をおこない(ステップS512)、ステップS517に移行する。また、ステップS503において、認証に失敗した場合(ステップS503:No)、具体的には、認証IDとパスワードが予め登録されているものではない場合や、ゲストユーザとしてログイン入力がない場合や、ゲストユーザボタン(図6参照)が選択された場合、RAM403などに記憶しているユーザ設定情報があるか否かを判断する(ステップS513)。
【0073】
記憶しているユーザ設定情報があると判断した場合(ステップS513:Yes)、記憶しているユーザ設定情報を消去し(ステップS514)、各種機能を初期値に設定する(ステップS515)。なお、ステップS514におけるユーザ設定情報の消去は、図1に示した第4消去部126の機能によっておこなわれる。そして、ゲストユーザとしてのユーザ設定情報に基づいて機能の設定をおこない(ステップS516)、ステップS517に移行する。また、ステップS509において、ユーザ設定情報を受信できなかった場合(ステップS509:No)、ステップS515に移行する。
【0074】
ステップS517において、使用終了となると(ステップS517:Yes)、具体的には、車載機器100の電源がオフになった状態、目的地周辺にてサイドブレーキがかかった状態、目的地周辺にてギアがパーキングギアに位置した状態、駐車場にて停車した状態などになると、ユーザ設定情報を消去する設定になっているか否かを判断する(ステップS518)。なお、ステップS518の判断は、予めの設定によるものに限らず、使用終了の都度、ディスプレイ413に機能の設定を消去するか否かの通知をおこない、これに対するユーザからの入力によるものとしてもよい。
【0075】
ステップS518において、ユーザ設定情報を消去する設定になっていると判断すると(ステップS518:Yes)、記憶したユーザ設定情報を消去し(ステップS519)、一連の処理を終了する。なお、ステップS519におけるユーザ設定情報の消去は、図1に示した第1消去部122の機能によっておこなわれる。一方、ステップS518において、ユーザ設定情報を消去する設定になっていないと判断した場合(ステップS518:No)、ユーザ設定情報を記憶したままの状態とし、一連の処理を終了する。
【0076】
(ナビゲーション装置の起動時に表示される認証画面の一例)
つぎに、図6を用いて、ナビゲーション装置301の起動時に表示される認証画面の一例について説明する。図6は、ナビゲーション装置301の起動時に表示される認証画面の一例を示す説明図である。
【0077】
図6において、ディスプレイ413には、認証画面600が表示されている。認証画面には、ユーザIDおよびパスワードの入力を促す通知領域601と、ユーザIDおよびパスワードの入力を受け付ける表示領域602と、ユーザIDおよびパスワードを予め登録していないユーザ用のゲストユーザボタン603とが表示されている。
【0078】
ユーザIDおよびパスワードが入力されると認証処理がおこなわれる(図5のステップS502およびステップS503参照)。一方、ゲストユーザボタン603が選択されると、各種機能が初期値に設定され、ゲストユーザとしてのユーザ設定情報に基づく機能の設定がおこなわれる(図5のステップS503、ステップS515、ステップS516参照)。
【0079】
(認証されたユーザに対応する機能設定が完了した際の表示画面の一例)
つぎに、図7を用いて、認証されたユーザに対応する機能設定が完了した際の表示画面の一例について説明する。図7は、認証されたユーザに対応する機能設定が完了した際の表示画面の一例を示す説明図である。
【0080】
図7において、ディスプレイ413に表示される表示画面700には、ユーザに対応して機能設定がおこなわれた旨の通知領域701と、地図画面領域702とが表示されている。この表示画面は、図5に示したステップS511のあと、またはステップS512のあとに表示される画面である。なお、ゲストユーザの場合は、通知領域701には、たとえば「ようこそゲストユーザさん」などの通知がされる。この表示画面700のあと、通常の表示に切り替わり、設定された機能を保持した上、たとえば目的地の設定などがおこなえる。
【0081】
以上説明したように、本実施例にかかるナビゲーション装置301によれば、起動時に認証したユーザのユーザ設定情報を情報管理サーバから受信して、当該ユーザ設定情報に基づいて機能の設定をおこなうようにしたので、煩雑な操作入力を要することなく、ナビゲーション装置301にて機能の設定をおこなうことができる。
【0082】
また、ナビゲーション装置301の使用終了が検知された場合に、記憶されているユーザ設定情報を消去するようにしたので(図5のステップS519参照)、今回使用するユーザにとって、前回使用したユーザの機能の設定が残ることによる煩わしさを感じることなく、また、前回使用したユーザのプライバシーを守ることができる。
【0083】
また、前回の認証結果と今回の認証結果とが同一であると判断された場合に、今回の認証結果の情報を送信せず、記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報に基づいて、各種機能の設定をおこなうようにしたので(図5のステップS512参照)、前回の設定を引き継ぐことができ、機能の設定を迅速におこなうことができる。
【0084】
また、前回の認証結果と今回の認証結果とが同一でないと判断された場合に、記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報を消去するようにしたので(図5のステップS506およびステップS507参照)、今回使用するユーザにとって、前回使用したユーザの機能の設定が残ることによる煩わしさを感じることなく、また、前回使用したユーザのプライバシーを守ることができる。
【0085】
また、記憶されているユーザ設定情報に対して有効期限を設定し、現在日時が有効期限を過ぎている場合に、当該ユーザ設定情報を消去するようにしたので(図5のステップS505およびステップS507参照)、不要な情報を長期間記憶することなく、メモリに対する負荷の低減や、当該ユーザ設定情報に対応するユーザのプライバシーを守ることができる。
【0086】
また、ユーザを認証できなかった場合、またはユーザ設定情報を受信できなかった場合に、設定情報記憶部150に記憶されているユーザ設定情報を第4消去部126により消去するようにしたので(図5のステップS513およびステップS514参照)、初期設定とすることができ、今回使用するユーザにとって、前回使用したユーザの機能の設定が残ることによる煩わしさを感じることなく、また、前回使用したユーザのプライバシーを守ることができる。また、たとえば、車両の所有者とは無関係の登録されていないユーザが使用する場合には、初期設定として使用することができる。
【0087】
また、情報管理サーバで管理されているユーザ設定情報は、ナビゲーション装置301以外の他の端末からの設定を可能にすれば、たとえばPC端末からの設定をおこなうことができる。したがって、ユーザにとって時間に余裕があるときに設定をおこなうことができるとともに、PC端末などナビゲーション装置301に比べて操作入力等の使い勝手のよい端末から設定をおこなうことができる。
【0088】
以上説明したように、本発明の車載機器、機能設定方法、機能設定プログラム、および記録媒体は、煩雑な操作入力を要することなく、車載機器にて機能の設定をおこなうことができる。
【0089】
なお、本実施例で説明した機能設定方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本実施の形態にかかる車載機器の機能的構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態にかかる車載機器の機能設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本実施例にかかる情報管理システムの概要を示す説明図である。
【図4】本実施例にかかるナビゲーション装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図5】本実施例にかかるナビゲーション装置がおこなう機能設定処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】ナビゲーション装置の起動時に表示される認証画面の一例を示す説明図である。
【図7】認証されたユーザに対応する機能設定が完了した際の表示画面の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0091】
100 車載機器
110 認証部
120 制御部
121 機能設定部
122 第1消去部
123 判断部
124 第2消去部
125 第3消去部
126 第4消去部
130 送信部
140 受信部
150 設定情報記憶部
160 出力部
170 検知部
180 認証情報記憶部
190 期限設定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部の情報管理サーバとの間で情報の送受信が可能な車載機器であって、
起動時にユーザを認証する認証手段と、
前記認証手段による認証結果の情報を情報管理サーバに送信する送信手段と、
前記認証結果に対応するユーザ設定情報を前記情報管理サーバから受信する受信手段と、
前記ユーザ設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
前記ユーザ設定情報に基づいて、ユーザごとに異なる設定が可能な各種機能の設定をおこなう機能設定手段と、
を備えることを特徴とする車載機器。
【請求項2】
前記車載機器の使用終了を検知する検知手段と、
前記車載機器の使用終了が検知された場合に、前記設定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ設定情報を消去する第1消去手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車載機器。
【請求項3】
前記認証結果の情報を記憶する認証情報記憶手段と、
前記認証手段がユーザ認証を行った際に、前記認証情報記憶手段に記憶されている前回の認証結果と今回の認証結果とが同一であるか否かを判断する判断手段と、
をさらに備え、
前記送信手段は、前回の認証結果と今回の認証結果とが同一であると判断された場合には、今回の認証結果の情報を送信せず、
前記機能設定手段は、前記設定情報記憶手段に記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報に基づいて、前記各種機能の設定をおこなうことを特徴とする請求項1に記載の車載機器。
【請求項4】
前回の認証結果と今回の認証結果とが同一でないと判断された場合に、前記設定情報記憶手段に記憶されている前回の認証結果に対応するユーザ設定情報を消去する第2消去手段をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の車載機器。
【請求項5】
前記設定情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ設定情報に対して有効期限を設定する期限設定手段と、
現在日時が有効期限を過ぎている場合に、当該ユーザ設定情報を消去する第3消去手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の車載機器。
【請求項6】
前記認証手段によってユーザを認証できなかった場合、または前記受信手段によって前記ユーザ設定情報を受信できなかった場合に、前記設定情報記憶手段に記憶されているユーザ設定情報を消去する第4消去手段をさらに備え、
前記機能設定手段は、各種機能を初期値に設定することを特徴とする請求項1に記載の車載機器。
【請求項7】
前記情報管理サーバで管理されているユーザ設定情報は、前記車載機器以外の他の端末から設定可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の車載機器。
【請求項8】
外部の情報管理サーバとの間で情報の送受信が可能な車載機器であって、
起動時にユーザを認証する認証工程と、
認証結果の情報を情報管理サーバに送信する送信工程と、
前記認証結果に対応するユーザ設定情報を前記情報管理サーバから受信する受信工程と、
前記ユーザ設定情報を記憶する設定情報記憶工程と、
前記ユーザ設定情報に基づいて、ユーザごとに異なる設定が可能な各種機能の設定をおこなう機能設定工程と、
を含むことを特徴とする車載機器の機能設定方法。
【請求項9】
請求項8に記載の機能設定方法をコンピュータに実行させることを特徴とする機能設定プログラム。
【請求項10】
請求項9に記載の機能設定プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−168772(P2009−168772A)
【公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−10228(P2008−10228)
【出願日】平成20年1月21日(2008.1.21)
【出願人】(000005016)パイオニア株式会社 (3,620)
【Fターム(参考)】