説明

農用トラクタ

【課題】 農用トラクタにおいて、機体の前部にエンジン及びラジエータを配置した場合に、ラジエータの冷却性能の低下を防止する。
【解決手段】 機体の前部に備えられたエンジン1の前部にファン12を備えて、エンジン1の下部から前方に向けて右及び左の支持フレーム11を延出する。右及び左の支持フレーム11よりも幅広のラジエータ20を、右及び左の支持フレーム11におけるファン12の前側部分に支持させて、ファン12の回転により外気が前方からラジエータ20に導入されるように構成する。右又は左の支持フレーム22の横外側でラジエータ20の下部から後方の部分に、ラジエータ20を通過した外気が下方に流れるのを止める遮蔽部材29を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農用トラクタおいて、機体の前部に配置されたエンジン及びラジエータの付近の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
農用トラクタでは例えば特許文献1に開示されているように、機体の前部にエンジンを備えて、エンジンの前部にファンを備え、エンジンの下部から前方に向けて右及び左の支持フレームを延出し、ラジエータを右及び左の支持フレームにおけるファンの前側部分に支持させたものが多くある。
これにより、ファンの回転により外気が前方からラジエータに導入されて、ラジエータを通過した外気がエンジンの周囲を通って後方に流れる。
【0003】
【特許文献1】特開平11−170845号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような農用トラクタでは一般に、ラジエータは右及び左の支持フレームよりも幅広となっており、ラジエータの右及び左側部が右及び左の支持フレームから横外側に出ていることが多い。
これにより、ファンの回転により外気が前方からラジエータに導入されて、ラジエータを通過した外気がエンジンの周囲を通って後方に流れるのに加えて、ラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を下方に流れることがあり、外側の風向きによっては、前述のラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を前方に流れ、上方に流れてラジエータの前面に達し、ラジエータに再び導入されることがある。ラジエータを通過した外気の一部は高温であるので、前述のようにラジエータを通過した外気の一部がラジエータに再び導入されると、ラジエータの冷却性能の低下を招くおそれがある。
本発明は農用トラクタにおいて、機体の前部にエンジン及びラジエータを配置した場合に、ラジエータの冷却性能の低下を防止することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、農用トラクタにおいて次のように構成することにある。
機体の前部に備えられたエンジンの前部にファンを備えて、エンジンの下部から前方に向けて右及び左の支持フレームを延出し、右及び左の支持フレームよりも幅広のラジエータを、右及び左の支持フレームにおけるファンの前側部分に支持させて、ファンの回転により外気が前方からラジエータに導入されるように構成する。右又は左の支持フレームの横外側でラジエータの下部から後方の部分に、ラジエータを通過した外気が下方に流れるのを止める遮蔽部材を備える。
【0006】
(作用)
本発明の第1特徴によると、例えば図2,3,4に示すように、ファン12の回転により外気が前方からラジエータ20に導入されて、ラジエータ20を通過した外気がエンジン1の周囲を通って後方に流れる。この場合、ラジエータ20を通過した外気の一部が右又は左の支持フレーム11の横外側を下方に流れようとしても、ラジエータ20を通過した外気の一部が遮蔽部材29によって止められる。これにより、ラジエータ20を通過した外気の一部が右又は左の支持フレーム11の横外側を下方に流れ、右又は左の支持フレーム11の横外側を前方に流れて上方に流れ、ラジエータ20の前面に達してラジエータ20に再び導入されると言う状態が防止される。
【0007】
本発明の第1特徴によると、ラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を下方に流れようとしても、ラジエータを通過した外気の一部を遮蔽部材によって止めることができれば、ラジエータを通過した外気の一部が遮断部材によって後方に案内されるようになることが期待できる。
【0008】
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、農用トラクタにおいて、機体の前部にエンジン及びラジエータを配置した場合に、ラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を下方に流れ、右又は左の支持フレームの横外側を前方に流れて上方に流れ、ラジエータの前面に達してラジエータに再び導入されると言う状態を防止することができる点、及びラジエータを通過した外気の一部が遮断部材によって後方に案内されるようになることが期待できる点により、ラジエータの冷却性能の低下を防止することができるようになった。
【0009】
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の農用トラクタにおいて次のように構成することにある。
右及び左の支持フレームの左右中央から右又は左に、ファンの回転中心を偏位させる。ファンが偏位する側の右又は左の支持フレームの横外側に遮蔽部材を備える。
【0010】
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
農用トラクタでは、各部の配置等の関係により、右及び左の支持フレームの左右中央から右又は左にファンの回転中心が偏位していることがある。
【0011】
この場合に、ラジエータを通過した外気の一部が、ファンが偏位する側の右又は左の支持フレームの横外側から下方に流れようとする傾向があるので、本発明の第2特徴のように、ファンが偏位する側の右又は左の支持フレームの横外側に遮蔽部材を備えることにより、ラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を下方に流れようとしても、ラジエータを通過した外気の一部を遮蔽部材によって有効に止めることができる。
【0012】
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、ラジエータを通過した外気の一部が右又は左の支持フレームの横外側を下方に流れ、右又は左の支持フレームの横外側を前方に流れて上方に流れ、ラジエータの前面に達してラジエータに再び導入されると言う状態を有効に防止することができるようになって、ラジエータの冷却性能の低下を防止することができるようになった。
【0013】
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第1又は第2特徴の農用トラクタにおいて次のように構成することにある。
ラジエータの下側で右及び左の支持フレームの間に、ラジエータを通過した外気が前方に流れるのを止める遮蔽部材を備える。
【0014】
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
エンジンの下部から前方に向けて右及び左の支持フレームを延出し、右及び左の支持フレームよりも幅広のラジエータを、右及び左の支持フレームにおけるファンの前側部分に支持させた場合、ラジエータを通過した外気の一部が右及び左の支持フレームの間を下方に流れることがあり、外側の風向きによっては、ラジエータを通過した外気の一部が右及び左の支持フレームの間を前方に流れ、上方に流れてラジエータの前面に達し、ラジエータに再び導入されることがある。
【0015】
本発明の第3特徴によると、例えば図2,3,4に示すように、ラジエータ20の下側で右及び左の支持フレーム11の間に、ラジエータ20を通過した外気が前方に流れるのを止める遮蔽部材30を備えている。これにより、ラジエータ20を通過した外気の一部が右及び左の支持フレーム11の間を下方に流れ、右及び左の支持フレーム11の間を前方に流れて上方に流れ、ラジエータ20の前面に達してラジエータに再び導入されると言う状態が、遮蔽部材30によって防止される。
【0016】
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第1又は第2特徴と同様に前項[I][II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、ラジエータを通過した外気の一部が右及び左の支持フレームの間を下方に流れ、右及び左の支持フレームの間を前方に流れて上方に流れ、ラジエータの前面に達してラジエータに再び導入されると言う状態を防止することができるようになり、ラジエータの冷却性能の低下を防止することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
図1に、農用トラクタの全体側面が示されており、水冷ディーゼル型式のエンジン1の後部にクラッチハウジング2が連結され、ハウジングフレーム3、静油圧式無段変速装置4、ミッションケース5及びデフケース6が連結されて、機体が構成されており、機体の前部のエンジン1が備えられている。機体の運転部がキャビン7によって覆われており、デフケース6に後輪8が支持されている。エンジン1の下部に右及び左の支持フレーム11が連結され、右及び左の支持フレーム11が前方に向けて延出されており、右及び左の支持フレーム11にローリング自在に支持された前車軸ケース10に前輪9が支持されている。
【0018】
図1及び図2に示すように、エンジン1の前部にファン12が回転中心P1周りに回転自在に支持されており、エンジン1の2段型式の出力プーリー1aとファン12の入力プーリー12aとに亘って、伝動ベルト13が巻回されている。エンジン1の上部にブラケット14が固定されて、キャビン7の空調装置(図示せず)のコンプレッサ15がブラケット14に固定されており、エンジン1の出力プーリー1aとコンプレッサ15の入力プーリー15aとに亘って、伝動ベルト16が巻回されている。これにより、エンジン1の動力によってファン12が回転中心P1周りに回転駆動され、コンプレッサ15が駆動される。
【0019】
図1及び図5に示すように、キャビン7の前壁部に接するように、正面視アーチ状のフレーム17が固定されており、フレーム17の内側に燃料タンク18が備えられている。ブラケット14にステー19が溶接によって固定されて、ブラケット14及びステー19が一体的に構成されており、後方に延出されたステー19がフレーム17にボルトによって連結されている。
【0020】
図2,3,4に示すように、右及び左の支持フレーム11におけるファン12の前側部分の上部にブラケット11aが横外側に向けて固定されて、右及び左の支持フレーム11のブラケット11aにラジエータ20の下部が支持されており(右及び左の支持フレーム11におけるファン12の前側部分にラジエータ20が支持された状態)、ラジエータ20の後面に形成されたシュラウド20aの内側にファン12が配置されている。
【0021】
この場合、図3及び図4に示すように、ラジエータ20が右及び左の支持フレーム11よりも幅広となっており、ラジエータ20の右及び左側部が右及び左の支持フレーム11から横外側に出ている。右及び左の支持フレーム11の左右中央CL(機体の左右中央)に対して、ファン12の回転中心P1(ラジエータ20のシュラウド20aの中心)が右側に偏位している。図2に示すように、右及び左の支持フレーム11におけるラジエータ20の前側部分に、オイルクーラー21、キャビン7の空調装置(図示せず)のコンデンサー22及びバッテリー23が支持されている。
【0022】
図1,2,3に示すように、前部24、右及び左の横壁部25、天井部26を備えて、エンジン1やラジエータ20を覆うボンネット27が構成されている。ボンネット27の前部24に、外気を導入する吸気部24aが備えられており、吸気部24aに防塵網(図示せず)が張られている。ボンネット27の右及び左の横壁部25の前部に、外気を導入する吸気部25aが備えられて、吸気部25aに防塵網(図示せず)が張られており、ボンネット27の右及び左の横壁部25の後部に排気部25bが備えられている。ボンネット27の天井部26は後部の横軸芯P2周りに上方に開閉自在に支持されており、ボンネット27の天井部26の前部分にライト28が備えられている。
【0023】
図2,3,4に示すように、右の支持フレーム11の横外側(ファン12が偏位する側の右又は左の支持フレーム11の横外側)でラジエータ20から後方の部分に、第1遮蔽部材29が備えられている。第1遮蔽部材29は金属製の平板を断面へ字状に折り曲げて構成されて、横板部29a及び縦板部29bを備えており、第1遮蔽部材29の横壁部29aが右の支持フレーム11のブラケット11aに固定されている。
【0024】
これにより、図2,3,4に示すように、第1遮蔽部材29の横壁部29aがラジエータ20の右側部の下側に入り込み、ラジエータ20の右側部の下側から右の支持フレーム11の横外側に沿って後方に延出される状態となる。第1遮蔽部材29の縦壁部29bはラジエータ20の右側部の後面に位置し、ラジエータ20の右側部の後面から右の支持フレーム11の横外側に沿って後方に延出される状態となっており、図1に示すように、第1遮蔽部材29の縦壁部29aの上辺が、ボンネット27の右の横壁部25の下辺の内側に位置している。
【0025】
図2,3,4に示すように、ラジエータ20の下側において、右及び左の支持フレーム11の下部に亘って平板状の横フレーム31が連結されており、ラジエータ20の下側で右及び左の支持フレーム11の間に、平板状の第2遮蔽部材30が備えられている。第2遮蔽部材30はラジエータ20と横フレーム31とに亘って、右及び左の支持フレーム11に亘っており、第2遮蔽部材30はラジエータ20と横フレーム31、右及び左の支持フレーム11の間を塞ぐように配置されている。
【0026】
以上の構造により、図1,2,3,4に示すように、ファン12の回転により外気が、ボンネット27の前部24の吸気部24a、ボンネット27の右及び左の横壁部25の吸気部25aからボンネット27の内部に入りラジエータ20に導入されて、ラジエータ20を通過した外気がエンジン1の周囲とボンネット27の内面との間を通って後方に流れるのであり、ボンネット27の右及び左の横壁部25の排気部25bから横外方に流れたり、エンジン1の周囲から下方に流れたりする。
【0027】
この場合、図2,3,4に示すように、右及び左の支持フレーム11の左右中央CL(機体の左右中央)に対して、ファン12の回転中心P1(ラジエータ20のシュラウド20aの中心)が右側に偏位しており、ラジエータ20を通過した外気の一部が、ファン12の回転中心P1(ラジエータ20のシュラウド20aの中心)が偏位する側の右の支持フレーム11の横外側から下方に流れようとする傾向ある。これにより、ラジエータ20を通過した外気の一部が右の支持フレーム11の横外側を下方に流れようとしても、ラジエータ20を通過した外気の一部が第1遮蔽部材29によって止められて、後方に案内される。従って、ラジエータ20を通過した外気の一部が右の支持フレーム11の横外側を下方に流れ、右の支持フレーム11の横外側を前方に流れて上方に流れ、ラジエータ20の前面に達してラジエータ20に再び導入されると言う状態が防止される。
【0028】
図2,3,4に示すように、右及び左の支持フレーム11の左右中央CL(機体の左右中央)に対して、ファン12の回転中心P1(ラジエータ20のシュラウド20aの中心)が右側に偏位していることにより、ラジエータ20を通過した外気の一部が、ファン12の回転中心P1(ラジエータ20のシュラウド20aの中心)が偏位する側の反対側の左の支持フレーム11の横外側から下方に流れようとする傾向は弱いものとなっている。この場合に、ラジエータ20を通過した外気の一部が左の支持フレーム11の横外側から下方に流れようとしても、この付近にラジエータホース32や他の配管(図示せず)が前後方向に配置されて殆ど塞がれた状態となっているので、ラジエータ20を通過した外気の一部が左の支持フレーム11の横外側を下方に流れ、左の支持フレーム11の横外側を前方に流れて上方に流れ、ラジエータ20の前面に達してラジエータ20に再び導入されると言う状態が防止される。
【0029】
図2,3,4に示すように、ラジエータ20を通過した外気の一部が右及び左の支持フレーム11の間を下方に流れることがあり、ラジエータ20を通過した外気の一部が右及び左の支持フレーム11の間を下方に流れて、右及び左の支持フレーム11の間を前方に流れ、上方に流れてラジエータ20の前面に達し、ラジエータ20に再び導入されることがある。この場合に、ラジエータ20を通過した外気の一部が右及び左の支持フレーム11の間を下方に流れて、右及び左の支持フレーム11の間を前方に流れようとしても、ラジエータ20を通過した外気の一部が第2遮断部材30によって止められて、横フレーム31に沿って後方に案内される。従って、ラジエータ20を通過した外気の一部が右及び左の支持フレーム11の間を下方に流れて、右及び左の支持フレーム11の間を前方に流れ、上方に流れてラジエータ20の前面に達し、ラジエータ20に再び導入されると言う状態が防止される。
【0030】
[発明の実施の別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]において、左の支持フレーム11の横外側に第1遮蔽部材29を備え、右の支持フレーム11の横外側にラジエータホース32や他の配管(図示せず)が前後方向に配置されるように構成してもよい。又、右及び左の支持フレーム11の両方の横外側に第1遮蔽部材29を備えるように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】農用トラクタの全体側面図
【図2】ラジエータ、ファン、第1及び第2遮蔽部材の付近の側面図
【図3】ラジエータ、ファン、第1及び第2遮蔽部材の付近の縦断背面図
【図4】ラジエータ、ファン、第1及び第2遮蔽部材の付近の斜視図
【図5】コンプレッサ、ブラケット及びステー、フレームの付近の斜視図
【符号の説明】
【0032】
1 エンジン
11 右及び左の支持フレーム
12 ファン
20 ラジエータ
29,30 遮蔽部材
CL 右及び左の支持フレームの左右中央

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機体の前部に備えられたエンジンの前部にファンを備えて、前記エンジンの下部から前方に向けて右及び左の支持フレームを延出し、
前記右及び左の支持フレームよりも幅広のラジエータを、前記右及び左の支持フレームにおけるファンの前側部分に支持させて、
前記ファンの回転により外気が前方からラジエータに導入されるように構成すると共に、
前記右又は左の支持フレームの横外側でラジエータの下部から後方の部分に、前記ラジエータを通過した外気が下方に流れるのを止める遮蔽部材を備えてある農用トラクタ。
【請求項2】
前記右及び左の支持フレームの左右中央から右又は左に、前記ファンの回転中心を偏位させると共に、
前記ファンが偏位する側の右又は左の支持フレームの横外側に、前記遮蔽部材を備えてある請求項1に記載の農用トラクタ。
【請求項3】
前記ラジエータの下側で右及び左の支持フレームの間に、前記ラジエータを通過した外気が前方に流れるのを止める遮蔽部材を備えてある請求項1又は2に記載の農用トラクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−117005(P2006−117005A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−304183(P2004−304183)
【出願日】平成16年10月19日(2004.10.19)
【出願人】(000001052)株式会社クボタ (4,415)
【Fターム(参考)】