説明

駐車場案内装置および日当たり状況表示方法

【課題】運転者が、駐車場の日当たり状況を考慮しながら日陰になっている駐車位置を容易に探すことができる「駐車場案内装置および日当たり状況表示方法」を提供する。
【解決手段】表示対象とする駐車場の形状と位置を示す駐車場情報および当該駐車場の周辺の建物の形状と位置を示す施設情報を含んだ地図情報を記憶した地図情報記憶部120と、任意の日時における太陽の位置を太陽位置情報として計算する太陽位置計算部140と、読み出した地図情報と計算した太陽位置情報とに基づいて、任意の日時における駐車場の日陰領域を計算する計算部280と、その計算された日陰領域を表示する誘導経路案内部220とを設け、駐車場の任意の日時における日陰領域情報が運転者に提供されるようにして、運転者が、駐車場の日当たり状況を考慮しながら日陰になっている駐車位置を容易に探すことができるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駐車場案内装置および日当たり状況表示方法に関し、特に、運転者に駐車場の情報案内を行う機能を備えたナビゲーション装置に用いて好適なものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、車載用のナビゲーション装置では、自立航法センサやGPS(Global Positioning System)受信機などを用いて車両の現在位置を検出し、その近傍の地図データを記録媒体から読み出して画面上に表示する。そして、画面上の所定箇所に自車位置を示す自車位置マークを重ね合わせて表示することにより、車両の現在位置が一目で分かるようにしている。
【0003】
また、最近のナビゲーション装置の殆どには経路誘導機能が搭載されている。この経路誘導機能では、地図データを用いて現在地から目的地までを結ぶ最もコストが小さな経路を自動探索し、その探索した経路を誘導経路として地図画面上に他の道路とは色を変えて太く描画する。また、車両が誘導経路上の案内交差点に一定距離内に近づいたときに交差点拡大図を表示して交差点案内を行うことにより、運転者を目的地まで案内するようになっている。利用者は経路誘導機能を用いて誘導経路を設定し、案内に従って走行していくことで、道を知らなくても、目的地に確実に到達することができる。
【0004】
また、上記ナビゲーション装置では、利用者が目的地に到着したときの駐車に困らないように、目的地周辺の駐車場へ案内する機能も提供している。例えば、目的の施設に駐車場が備わっていれば、当該駐車場の入り口へ案内する経路を運転者に提供する。さらに、目的の施設に駐車場が備わっていない場合には、自車両が目的地に近づいたときに、当該目的地付近の駐車場の一覧を提供し、運転者が選択した駐車場へ経路案内する技術も提案されている。この技術によれば、運転者は、ナビゲーション装置の経路案内に従って走行することで、駐車場を探すための時間や労力をかけずに目的地付近の駐車場に到着することができる。
【0005】
さらに、例えば、郊外の大型ショッピングセンター等では、広い駐車場を備えていることが多い。このような広い駐車場では、駐車場内の安全確保のために、一方通行等の交通規制をかけているところもある。運転者としては、自車両から店舗までの往復移動にかかる負担を少しでも軽減するために、可能なかぎり店舗の入り口付近に駐車することを望むと考えられる。しかしながら、運転者は、駐車場内の構成や交通規制をよく知らないと、効率よく店舗に近い場所に駐車することができない場合もある。そこで、自車両が駐車場に到着すると同時に、駐車場内の見取り図と自車両の現在位置とを提供することで、運転者が店舗の入り口に近く、空いている駐車位置を効率よく探すことができるようにした技術も提案されている。
【0006】
ところで、夏場の強い日差しの中に駐車しておくと、車内が異常な高温となることがある。例えば、炎天下では車内温度が60℃に達することもあり、運転ハンドルやその他車内に置いていた物が過熱される。運転者が用事を済ませて車に戻ったときに、当該運転者が運転ハンドルを熱くて握れなかったということはよくあることである。また、使い捨てライターやカセットケース等車内に置いていた物が、熱によって変形を受けたり損傷を受けたりすることもしばしば起きている。さらに、乳幼児を抱えた家族では、高温になった車内は幼児の体調不良を引き起こすため、運転者はなるべく日陰に車を停めることに気を使う。
【0007】
しかしながら、従来のナビゲーション装置は、日照を考慮して駐車位置を案内していなかったため、運転者は、日陰になっている駐車位置を探しながら駐車場内を移動しなければならないという問題があった。さらに、日陰になっている駐車位置に駐車できたとしても、日射の方向は時々刻々と変化するため、運転者が用事を済ませて車に戻った頃には駐車位置が日向になり、当初日陰に駐車したことが無駄になってしまうという問題も発生していた。
【0008】
このことを、図8を用いて説明する。図8は、当初日陰であった駐車位置が、時刻の進行とともに日向になる様子を示している。図8(a)に示す駐車時には、太陽は東側にあり、建物の西側が日陰になっている(網掛け部分)。運転者は、この日陰領域に自車両を駐車している。図8(b)は、運転者が自車両に戻って帰宅する頃の駐車場の様子を示している。図8(b)に示すように、太陽は西側に移動するとともに日陰領域(網掛け部分)も建物の東側に移動し、駐車した場所一帯が日向になってしまっている。このとき、自車両は長い時間日光にさらされることとなり、車内は高温になってしまう。
【0009】
なお、従来、近隣の建物により発生する日影をシミュレーションする技術として、建物における季節毎、時刻毎の日影領域を、建物の外形や高さに基づいて算出し表示する日影表示システムが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開2002−139576号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上述のような問題を解決するために成されたものであり、運転者が、駐車場の日当たり状況を考慮しながら日陰になっている駐車位置を容易に探すことができるようにすることを目的とする。
【0011】
また、本発明は、運転者が、時間経過に伴う駐車場の日当たり状況の変化を踏まえた上で日陰となる駐車位置を容易に探すことができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記した課題を解決するために、本発明では、表示対象とする駐車場の形状と位置を示す駐車場情報および当該駐車場の周辺の建物の形状と位置を示す施設情報を含んだ地図情報と、任意の日時における太陽の位置を示す太陽位置情報とに基づいて、任意の日時における駐車場の日陰領域を計算し、その計算した日陰領域を表示するようにしている。
【0013】
また、本発明の他の態様では、日陰領域を計算する対象の日時は、ユーザによる操作入力部への操作入力を通じて指定されるようにしている。また、本発明の更に別の態様では、対象の日時が複数指定された場合は、当該複数の日時における駐車場の日陰領域をそれぞれ計算し、当該複数の日時毎に計算された日陰領域に共通に含まれる駐車位置を抽出して表示するようにしている。
【発明の効果】
【0014】
上記のように構成した本発明によれば、任意の日時における駐車場の日陰領域を示す情報を運転者に提供することにより、日陰になっている駐車位置をわざわざ探しながら駐車場内を移動しなくても、運転者は、日陰になっている駐車位置を容易に探すことができる。
【0015】
本発明の他の態様によれば、日陰領域を計算する対象の日時を、利用者が操作入力部への操作入力を通じて指定できるようにすることにより、自車両を駐車場に長時間駐車することになったとしても、運転者は、駐車中の時間経過に伴う駐車場の日当たり状況の変化を踏まえた上で日陰となる駐車位置を容易に探すことができる。
【0016】
また、本発明の更に別の態様によれば、日陰領域を計算する対象の日時が操作入力を通じて複数指定された場合、当該指定された複数の日時を通して日陰領域に共通に含まれる駐車位置を示す情報を運転者に提供することにより、自車両を当該駐車場に長時間駐車することになったとしても、時間経過に伴う駐車場の日当たり状況の変化を踏まえた上で日陰となる最適な駐車位置をただちに確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による駐車場案内装置100の構成例を示すブロック図である。本実施形態では、駐車場案内装置100は、運転者に対して駐車場の情報案内を行う機能を備えたナビゲーション装置にて実施されるものである。
【0018】
図1において、駐車場案内装置100は、地図情報記憶部120、太陽位置計算部140、位置特定部160、GPS受信機180(Global Positioning System)、地点検索部200、誘導経路案内部220(本発明の誘導経路生成部に相当)、操作入力部240、ディスプレイ260(本発明の表示部に相当)、計算部280、情報読み出し部300を備えて構成される。駐車場案内装置100は、さらに駐車位置抽出部320を備えることが好ましい。
【0019】
地図情報記憶部120は、道路情報等を含む地図情報を記憶する。本実施形態では、地図情報には、表示対象とする駐車場内の日陰になる領域を計算するために、当該駐車場の形状、位置を示す情報と、当該駐車場周辺の建物の形状、位置を示す情報が、それぞれ駐車場情報および駐車場周辺の建物の施設情報として含まれている。地図情報記憶部120に記憶する情報について、図2を用いて説明する。
【0020】
図2は、運転の目的地となる施設Xおよび施設X内駐車場の形状、位置等を含む情報の一例について示している。なお、地図情報記憶部120は、施設Xの形状、位置等を含む情報を、施設X内駐車場周辺の建物の施設情報として記憶する。図2(a)は、施設Xおよび施設X内駐車場の敷地、位置を示している。図2(a)に示すように、施設Xおよび施設X内駐車場の敷地は、いずれも多角形になっている。施設Xの敷地を示す多角形はその各頂点を座標X1、X2、X3、X4、X5、X6で表し、施設X内駐車場の敷地を示す多角形はその各頂点を座標P1、P2、P3、P4、P5、P6で表している。そして、施設Xの中心座標は、北緯35度12分34秒/東経135度56分18秒、施設X内駐車場の出入口の座標は、北緯35度12分54秒/東経135度56分36秒になっている。
【0021】
図2(b)には、地図情報記憶部120に記憶されている施設Xの施設情報を示している。当該施設情報には、施設名、座標、建物の敷地、高さおよび提携駐車場IDが項目情報として含まれる。施設名には、施設Xの名称を記憶する。座標には、施設Xへの誘導経路を生成する場合に使用される目的地座標として、施設Xの中心点における緯度・経度を表す絶対位置座標を記憶する。建物の敷地には、施設Xの敷地の範囲を示す多角形の頂点座標の列を記憶する。高さには、施設Xの高さを記憶する。提携駐車場IDには、施設Xに付随している駐車場、または、当該施設Xと提携関係にある駐車場を一意に特定するための駐車場IDを記憶する。具体的には、提携駐車場IDは、駐車場の駐車場情報を地図情報記憶部120から読み出すための検索キーである。本実施形態において、施設情報には、施設名「施設X」、座標「北緯35度12分34秒/東経135度56分18秒」、建物の敷地「X1−X2−X3−X4−X5−X6」、高さ「25m」、提携駐車場ID「P0001」を記憶している。
【0022】
図2(c)には、地図情報記憶部120に記憶されている提携駐車場ID(P0001)に対応する駐車場の駐車場情報を示している。駐車場情報には、駐車場ID、駐車場名、座標、駐車場の敷地、駐車場画像、屋根の有無、駐車台数、料金および課金単位が項目情報として含まれる。駐車場IDには、駐車場の駐車場情報を地図情報記憶部120から読み出すときの検索キーを記憶する。駐車場名には、駐車場の名称を記憶する。座標には、駐車場への誘導経路を生成する場合に使用される目的地座標として、駐車場の出入口の緯度・経度を表す絶対位置座標を記憶する。
【0023】
駐車場の敷地には、駐車場の敷地の範囲を示す多角形の頂点座標の列を記憶する。駐車場画像には、駐車場の見取り図を描いた画像ファイルの名称を記憶する。屋根の有無には、駐車場の屋根の有無を記憶する。駐車台数には、駐車場の収容能力として、駐車可能な台数を記憶する。料金と課金単位には、駐車場の利用料金を計算するための情報として駐車料金と当該駐車料金とを課金する時間単位をそれぞれ記憶する。本実施形態において、駐車場情報には、駐車場ID「P0001」、駐車場名「施設X内駐車場」、座標「北緯35度12分54秒/東経135度56分36秒」、駐車場の敷地「P1−P2−P3−P4−P5−P6」、駐車場画像「P0001−Picture.BMP」、屋根の有無「無し」、駐車台数「500台」、料金「100円」、課金単位「1時間」を記憶している。
【0024】
地図情報記憶部120は駐車場周辺の建物の施設情報として、さらに当該駐車場を備える施設以外の建物の施設情報を記憶する。当該施設情報は、表示対象とする駐車場内の日陰になる領域を計算するために、駐車場の周辺の建物の形状や位置等を示すものとして使用される。図3には、施設Xおよび施設X内駐車場周辺の様子、地図情報記憶部120が記憶する施設X内駐車場周辺に建っている建物(施設Xを除く)の施設情報を示している。図3(a)は、施設Xおよび施設X内駐車場を中心として、東側に建物A、北側に建物B、西側に建物Cが建っている様子を示している。なお、建物Aは、中心座標が北緯35度30分30秒/東経135度50分20秒、建物Aの敷地を示す多角形の頂点がA1、A2、A3、A4になっている。図3(b)には、地図情報記憶部120に記憶されている建物Aの施設情報を示している。本実施形態において、建物Aの施設情報には、施設名「建物A」、座標「北緯35度30分30秒/東経135度50分20秒」、建物の敷地「A1−A2−A3−A4」、高さ「10m」、提携駐車場ID「無し」を記憶している。なお、地図情報記憶部120には、建物Aの施設情報と同様に、建物Bおよび建物Cの施設情報が記憶されている。
【0025】
図1に戻り、太陽位置計算部140は、任意の日時における太陽の位置を太陽位置情報として計算する。太陽位置情報は、上述の駐車場情報、駐車場周辺の建物の施設情報とともに、表示対象とする駐車場内の日陰になる領域を計算するために使用されるものである。具体的には、太陽位置情報は、任意の日時における太陽の高度、方位角である。なお、太陽の高度、方位角および日陰領域の計算方法については、従来、国立天文台が公開する「太陽の高度、方位角および影の位置の概略値の求め方」にて提案されている(参考文献:暦象年表2005、国立天文台)。
【0026】
位置特定部160は、GPS受信機180により取得された自車両の絶対経度、緯度を示す情報と地図情報記憶部120に記憶されている道路情報とに基づいて、地図上における自車両の現在位置を特定する。位置特定部160は、所定時間毎に自車両の現在位置を特定し、当該特定した自車両の現在位置情報を誘導経路案内部220に出力する。
【0027】
地点検索部200は、誘導経路案内部220により出力された目的地の検索条件に合致する地点を、地図情報記憶部120に記憶されている駐車場情報や施設情報を参照して検索する。例えば、地点検索部200は、誘導経路案内部220により特定地点の周辺にある駐車場を検索する検索条件が出力された場合、地図情報記憶部120に記憶されている駐車場情報を使用し、当該特定地点の座標(絶対経度、緯度)を中心に一定の距離範囲内に存在する全ての駐車場の駐車場情報を検索して誘導経路案内部220に出力する。
【0028】
誘導経路案内部220は、位置特定部160により出力された自車両の現在位置から、操作入力部240を通じて運転者により指定された目的地までの誘導経路を生成する。そして、誘導経路を生成した後は、誘導経路案内部220は、位置特定部160により随時出力される自車両の現在位置を監視しながら、運転者が誘導経路に沿って運転することができるように交差点での右左折等の情報をディスプレイ260に表示したり、スピーカを介して音声出力することにより誘導経路案内を行う。
【0029】
また、誘導経路案内部220は、自車両が目的地まで一定の距離範囲内に近づいた場合、ディスプレイ260に表示したり、スピーカを介して音声出力することにより当該目的地周辺の駐車場の検索実施を運転者に問い合わせる。そして、操作入力部240を介して駐車場の検索実施が運転者により指示された場合、誘導経路案内部220は、地点検索部200と連携することにより、目的地周辺の駐車場の一覧をディスプレイ260に表示する。さらに、表示された一覧の中から何れかの駐車場が運転者により操作入力部240を操作され選択されると、誘導経路案内部220は、計算部280と連携することにより、選択された駐車場の任意の時刻における日陰領域をディスプレイ260に表示する。なお、ディスプレイ260に表示される駐車場が屋根付きであった場合、誘導経路案内部220は、当該駐車場の日陰領域を計算することを計算部280に対して要求せず、当該駐車場が屋根付きである旨をディスプレイ260に表示する。具体的には、誘導経路案内部220は、駐車場が屋根付きであるか否かについて当該駐車場の駐車場情報に含まれる項目「屋根の有無」の値から判断する。
【0030】
誘導経路案内部220は、ディスプレイ260に表示した目的地周辺の駐車場の一覧から任意の駐車場が運転者により選択された場合、自車両の現在位置から選択された駐車場への誘導経路を生成し、その誘導経路に従った誘導経路案内を行う。さらに、誘導経路案内部220は、位置特定部160により出力される自車両の位置を参照して、当該自車両が目的の駐車場に到着したことを検出した場合、当該駐車場の駐車場情報に含まれる駐車場の見取り図を示す駐車場画像に対して、計算部280により計算された日陰領域の画像を重畳し、さらに駐車場内の自車両の現在位置マークも重ねてディスプレイ260に表示する。
【0031】
情報読み出し部300は、表示対象とする駐車場の形状と位置を示す駐車場情報および当該駐車場の周辺の建物の形状と位置を示す施設情報を含んだ地図情報を地図情報記憶部120から読み出す。本実施形態では、情報読み出し部300は、駐車場情報とともに当該駐車場情報に含まれている座標を中心に、一定の距離範囲内にある周囲の建物(図3の例では、施設X、建物A、建物B、建物C)の施設情報を地図情報記憶部120から読み出す。
【0032】
計算部280は、情報読み出し部300から取得した地図情報と、太陽位置計算部140を使用して取得した太陽位置情報とに基づいて、任意の日時における駐車場の日陰領域を示す情報を生成する。具体的には、計算部280は、情報読出し部300から取得した駐車場情報に含まれる駐車場の形状および位置、施設情報に含まれる駐車場周辺の建物の形状および位置、GPS受信機180から取得した現在時刻、太陽位置計算部140から取得した太陽位置情報に含まれる当該現在時刻における太陽の位置に基づいて、周辺建物が生成する当該駐車場の日陰領域を計算する。
【0033】
また、計算部280は、運転者により操作入力部240への操作入力を通じて、日陰領域を計算する対象の日時が複数指定された場合、当該複数の日時における日陰領域をそれぞれ計算する。
【0034】
駐車位置抽出部320は、計算部280により複数の日時毎に計算された日陰領域に共通に含まれる駐車位置を抽出し、その抽出結果を誘導経路案内部220に出力する。例えば、午後2時から4時までの間、自車両を駐車場に駐車する場合、駐車位置抽出部320は、2時間という駐車時間の経過に伴う駐車場の日当たり状況の変化を、計算部280により計算された午後2時および午後4時における当該駐車場の日陰領域から把握し、両時刻において日陰となる最適な(例えば、施設入口に近い)駐車位置を示す情報を誘導経路案内部220に出力する。
【0035】
誘導経路案内部220は、駐車位置抽出部320により抽出された駐車位置をディスプレイ260に表示する。誘導経路案内部220は、位置特定部160により特定された駐車場内における自車両の現在位置から、駐車位置抽出部320により抽出された駐車位置までの誘導経路を生成し、その生成した誘導経路に基づいて誘導経路案内を行う。
【0036】
次に、本実施形態による駐車場案内装置100の動作について説明する。図4は、本実施形態の駐車場案内装置100における日当たり状況表示方法の全体の流れを示すフローチャートである。図4における日当たり状況表示処理は、例えば、自車両が目的地に近づいた場合、当該目的地付近の駐車場を案内するとともに、当該駐車場の日陰領域に含まれる駐車位置を運転者に案内するときの処理内容を示している。
【0037】
なお、図4に示す処理の前に、運転者は、操作入力部240への操作入力を通じて目的地をあらかじめ誘導経路案内部220に対して設定しておく。もし、設定された目的地に施設情報があれば、誘導経路案内部220は、当該施設情報を地図情報記憶部120から読み出しておく。続いて、誘導経路案内部220は、自車両の現在位置から目的地(施設情報に含まれる座標)までの誘導経路を生成し、その生成した誘導経路に従って誘導経路案内を開始する。その後、図4における日当たり状況表示処理は開始される。
【0038】
まず、誘導経路案内部220は、位置特定部160により特定される自車両の現在位置を監視し、自車両の現在位置と、目的地の周辺の駐車場検索を実施する事を問い合わせる距離(所定距離)の範囲とを比較する(ステップS100)。
【0039】
もし、自車両の現在位置が当該所定距離の範囲内に入っていないと誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS120においてNO)、ステップS100における判断処理を繰り返す。一方、自車両の現在位置が当該所定距離の範囲内に入っていると誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS120においてYES)、誘導経路案内部220は、目的地周辺の駐車場検索の実施の有無を問い合わせる画面をディスプレイ260に表示する(ステップS140)。
【0040】
図5は、目的地周辺の駐車場検索の実施の有無を問い合わせる画面の一例を示す図である。図5では、自車両の現在位置が目的地まで残り1kmであることを示しており、当該目的地付近の駐車場検索の実施の有無について運転者に問い合わせている。
【0041】
もし、運転者が、問い合わせ画面において「いいえ」を選択した場合(ステップS160においてNO)、誘導経路案内部220は、目的地までの誘導経路案内を継続し(ステップS180)、駐車場案内装置100は、図4における処理を終了する。一方、運転者が、問い合わせ画面において「はい」を選択した場合(ステップS160においてYES)、地点検索部200は、目的地周辺の駐車場を検索する(ステップS200)。
【0042】
このステップS200において、誘導経路案内部220は、目的地には施設情報があり当該施設情報を地図情報記憶部120から取得する事が出来ていた場合、当該施設情報に含まれる提携駐車場IDを検索キーにして、提携駐車場の駐車場情報を地図情報記憶部120から取得する。一方、誘導経路案内部220は、目的地の施設情報を取得出来なかった場合、地点検索部200に対して、目的地の座標(絶対経緯度)を指定することで、当該目的地の座標周辺の駐車場の検索を要求する。この要求を受けた地点検索部200は、誘導経路案内部220により出力された目的地の座標を中心に、一定の距離範囲内にある駐車場の駐車場情報を地図情報記憶部120から検索し誘導経路案内部220に出力する。
【0043】
次に、誘導経路案内部220は、提携駐車場IDをキーとして地図情報記憶部120から取得した駐車場情報、または、地点検索部200から出力された駐車場情報のいずれかを目的地付近の駐車場一覧としてディスプレイ260に表示する(ステップS220)。
【0044】
図6は、目的地付近の駐車場の一覧をディスプレイ260に表示した一例を示す図である。図6では、目的地(図中G)付近を表した地図に、駐車場の位置を示すアイコン(図中P)を重ねてディスプレイ260に表示している様子を示している。図中矢印は、操作入力部240への操作入力を通じて運転者により選択されている駐車場を指している。すなわち、運転者は、図6に示す画面において「次」ボタンや「前」ボタンを押下することで、表示されている駐車場を順に選択することが可能である。図6に示す画面上部には、運転者により現在選択されている駐車場の名前や駐車台数、駐車料金が表示されている。運転者は、任意の駐車場を選択して「詳細」ボタンを押下することにより、当該駐車場の日陰領域を見ることができる。
【0045】
次に、誘導経路案内部220は、図6に示す画面において、操作入力部240への操作入力を通じて「詳細」ボタンの押下の有無を判断する(ステップS240)。もし、運転者により「詳細」ボタンが押下されていないと誘導経路案内部220にて判断した場合(ステップS240においてNO)、「決定」ボタンの押下の有無を判断する(ステップS260)。もし、運転者により「決定」ボタンが押下されていないと誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS260においてNO)、処理はステップS240に遷移する。一方、運転者により「決定」ボタンが押下されたと誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS260においてYES)、処理はステップS420に遷移する。
【0046】
ステップS240の判断処理において、操作入力部240への操作入力を通じて「詳細」ボタンが押下されたと誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS240においてYES)、誘導経路案内部220は、現在選択されている駐車場の駐車場情報と、GPS受信機180により計測されている現在日時とを出力し、出力した日時における当該駐車場の日陰領域を計算することを要求する。
【0047】
次に、情報読み出し部300は、誘導経路案内部220が計算部280へ出力した駐車場情報に含まれる座標を中心に、一定の距離の範囲内にある周囲の建物の施設情報を地図情報記憶部120から読み出し計算部280に出力する(ステップS280)。そして、太陽位置計算部140は、誘導経路案内部220から計算部280へ出力した日時における太陽の位置を太陽位置情報として計算し計算部280に出力する(ステップS300)。
【0048】
次に、計算部280は、誘導経路案内部220が指定した日時において、誘導経路案内部220が提供した駐車場の駐車場情報と情報読み出し部300が出力した周囲の建物の施設情報と太陽位置計算部140が出力した太陽位置情報とに基づいて、周囲の建物が生成する駐車場内の日陰領域を計算する(ステップS320)。その後、計算部280は、駐車場の見取り図を示す駐車場画像を地図情報記憶部120から読出し、ステップS320にて計算された日陰領域を当該駐車場画像の上に重ね合わせ誘導経路案内部220に出力する(ステップS340)。
【0049】
次に、誘導経路案内部220は、計算部280が出力した駐車場画像をディスプレイ260に表示する(ステップS360)。図7は、誘導経路案内部220が日陰領域を重ね合わせた駐車場画像をディスプレイ260に表示している様子を示している。図7(a)では、現在時刻における駐車場の日陰領域を示し、図7(b)では、現在時刻から3時間後の日陰領域を示している。現在時刻から3時間後という時刻は、操作入力部240への操作入力を通じて運転者が指定できる。
【0050】
図7の画面上部には、駐車場情報の概要として、名前や駐車台数、駐車料金が表示されている。また、駐車場情報の概要の下には、駐車場から目的地までの徒歩による所要時間と、当該駐車場から目的地への方向を示す矢印とが表示されている。なお、当該所要時間は、誘導経路案内部220が、駐車場情報に含まれる座標と目的地の施設情報に含まれる座標とに基づいて、あらかじめ設定された徒歩での移動速度を使用して計算した時間である。当該駐車場から目的地への方向も、誘導経路案内部220が、駐車場情報に含まれる座標と目的地の施設情報に含まれる座標とに基づいて決定される。
【0051】
また、図7に示すように、駐車場画像には、駐車位置(略四角形状)、駐車場内の進行方向および駐車場の出入口に加えて、日陰領域が網掛けで示されている。また、駐車場画像の右上には、図示した日陰領域が表れる日時が表示される。運転者は、画面下部の「▲」ボタンおよび「▼」ボタンを押下することにより、「▼」ボタンの右側に表示される経過時間を、例えば1時間単位で変更することができる。
【0052】
誘導経路案内部220は、図7(a)に示す画面において、操作入力部240への操作入力を通じて「日時指定」ボタン(「▲」ボタンまたは「▼」ボタン)の押下の有無を判断する(ステップS380)。もし、運転者により「日時指定」ボタンが押下されたと誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS380においてYES)、処理はステップS300に遷移し、指定された日時における駐車場の日陰領域を計算し直す。これにより、図7(b)に示すように、任意の日時における駐車場内の日陰領域を切り替えて見ることができる。一方、運転者により「日時指定」ボタンが押下されていないと誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS380においてNO)、運転者による「決定」ボタンの押下の有無について判断する(ステップS400)。
【0053】
もし、運転者が「決定」ボタンが押下していない(「戻る」ボタンが押下された)と誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS400においてNO)、処理はステップS220に遷移し目的地付近の駐車場の一覧を表示する。一方、運転者が「決定」ボタンが押下したと誘導経路案内部220が判断した場合(ステップS400においてYES)、処理はステップS420に遷移する。
【0054】
最後に、図6に示す駐車場一覧の画面、または、図7に示す画面に表示されている「決定」ボタンが運転者により押下された場合(ステップS260においてYES、または、ステップS400においてYES)、誘導経路案内部220は、決定された駐車場への誘導経路案内を行う(ステップS420)。フローチャート中には図示していないが、その後、自車両が目的の駐車場に到着した場合、処理はステップS300に遷移する。これにより、誘導経路案内部220は、到着した日時における日陰領域を再計算し、当該日陰領域を重ね合わせた駐車場画像に併せて自車両の現在位置をディスプレイ260に表示する。これにより、駐車場案内装置100は、図4における処理を終了する。
【0055】
以上詳しく説明したように、本実施形態によれば、任意の日時における駐車場の日陰領域を示す情報が運転者に提供されることにより、日陰になっている駐車位置をわざわざ探しながら駐車場内を移動しなくても、運転者は、日陰になっている駐車位置を容易に探すことができる。
【0056】
また、本実施形態によれば、日陰領域を計算する対象の日時を、利用者が操作入力部240への操作入力を通じて指定できるようにすることにより、自車両を駐車場に長時間駐車することになったとしても、運転者は、駐車中の時間経過に伴う駐車場の日当たり状況の変化を踏まえた上で日陰となる駐車位置を容易に探すことができる。
【0057】
また、本実施形態によれば、日陰領域を計算する対象の日時が操作入力を通じて複数指定された場合、駐車位置抽出部320の動作により、当該指定された複数の日時を通して日陰領域に共通に含まれる駐車場の駐車位置を示す情報が運転者に提供される。これにより、自車両を当該駐車場に長時間駐車することになったとしても、時間経過に伴う駐車場の日当たり状況の変化を踏まえた上で、長時間の駐車中に常に日陰となる最適な駐車位置をただちに確認することができる。
【0058】
なお、本実施形態では、任意の日時における駐車場の日陰領域を示す情報が運転者に提供される例について説明したが、その提供される情報は駐車場の日向領域を示す情報であってもよい。これにより、例えば、冬場に車内を温めたい場合、日向になっている駐車位置を探しながら駐車場内を移動しなくても、運転者は、日向になっている駐車位置を容易に探すことができる。
【0059】
また、日陰領域を計算する対象として指定された日時が日没後になる場合、駐車場の見取り図に併せて、当該指定された日時が夜であることを画面表示し、日陰領域の表示を止めるか、もしくは、日陰領域を駐車場画像の全面に表示してもよい。これにより、運転者は日没になる時刻を把握することができるため、例えば、日没後の駐車時間が長いときに、あえて日陰領域に含まれる駐車位置を探さない判断をすることができる。
【0060】
また、駐車場案内装置100は、駐車場周辺の天気情報(日照量)を取得する天気情報取得部をさらに備えてもよい。例えば、天気情報取得部は、自車両が利用するVICS(Vehicle Information And Communication System)情報から天気予報を取得する。このとき、計算部280は、天気情報取得部により取得された天気情報に基づいて、現在の時刻における駐車場の日陰領域を計算するか否かについて判断する。例えば、もし、天気情報取得部が、天気情報として駐車場周辺の天気が晴れであることを取得した場合、計算部280は、駐車場の日陰領域を計算する。一方、天気情報取得部が、天気情報として駐車場周辺の天気が晴れを除いた曇り、雨、雪等であることを取得した場合、計算部280は、駐車場の日陰領域を計算することを止め、当該現在の時刻における駐車場周辺の天気が晴れ以外であることを駐車場の見取り図に併せて画面表示し、日陰領域の表示を止めるか、または、日陰領域を駐車場画像の全面に表示する。これにより、運転者は、駐車場周辺の天気が晴れ以外の場合に、あえて日陰領域に含まれる駐車位置を探す必要がなくなる。
【0061】
また、運転者による操作入力部240への操作入力を通じて日陰領域を計算する対象の日時が複数指定された場合、計算部280により計算された複数の日時における駐車場の日陰領域を1画面中に並べて同時に表示してもよい。これにより、運転者は、駐車場の日陰領域の時間経過に伴う変化を容易に確認することができる。
【0062】
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本実施形態による駐車場案内装置の構成例を示す図である。
【図2】施設および施設内駐車場の形状、位置等を含む情報例を示す図である。
【図3】施設内駐車場の周辺建物の施設情報例を示す図である。
【図4】本実施形態の駐車場案内装置における日当たり状況表示方法の全体の流れを示すフローチャートである。
【図5】目的地周辺の駐車場の検索実施をするか否かについての問い合わせ画面例を示す図である。
【図6】目的地付近の駐車場一覧の表示画面例を示す図である。
【図7】日陰領域を重ね合わせた駐車場画像例を示す図である。
【図8】駐車場において自車両の駐車位置と日陰領域との関係例を示す図である。
【符号の説明】
【0064】
100 駐車場案内装置
120 地図情報記憶部
140 太陽位置計算部
160 位置特定部
180 GPS受信機
200 誘導経路案内部
220 地点検索部
240 操作入力部
260 ディスプレイ
280 計算部
300 情報読み出し部
320 駐車位置抽出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示対象とする駐車場の形状と位置を示す駐車場情報および前記駐車場の周辺の建物の形状と位置を示す施設情報を含んだ地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
前記地図情報を地図情報記憶部から読み出す情報読み出し部と、
任意の日時における太陽の位置を太陽位置情報として計算する太陽位置計算部と、
前記情報読み出し部により読み出された地図情報と、前記太陽位置計算部により計算された太陽位置情報とに基づいて、前記任意の日時における前記駐車場の日陰領域を計算する計算部と、
前記計算部により計算された日陰領域を表示する表示部とを備えることを特徴とする駐車場案内装置。
【請求項2】
請求項1に記載の駐車場案内装置において、
前記日陰領域を計算する対象の日時は、ユーザによる操作入力部への操作入力を通じて指定されることを特徴とする駐車場案内装置。
【請求項3】
請求項2に記載の駐車場案内装置において、
駐車位置抽出部を更に備え、
前記ユーザによる操作入力部への操作入力を通じて、前記対象の日時が複数指定された場合、前記計算部は、前記複数の日時における前記駐車場の日陰領域をそれぞれ計算し、
前記駐車位置抽出部は、前記計算部により前記複数の日時毎に計算された日陰領域に共通に含まれる駐車位置を抽出し、
前記表示部は、前記駐車位置抽出部により抽出された前記駐車位置を表示することを特徴とする駐車場案内装置。
【請求項4】
請求項3に記載の駐車場案内装置において、
前記自車両の現在位置を特定する位置特定部と、
前記位置特定部により特定された現在位置から、前記駐車位置抽出部により抽出された前記駐車位置までの誘導経路を生成する誘導経路生成部と、
前記誘導経路生成部により生成された誘導経路に基づいて、誘導経路案内を行う誘導経路案内部とを備えることを特徴とする駐車場案内装置。
【請求項5】
請求項2に記載の駐車場案内装置において、
前記ユーザによる操作入力部への操作入力を通じて、前記対象の日時が複数指定された場合、前記計算部は、前記複数の日時における前記駐車場の日陰領域をそれぞれ計算し、
前記表示部は、前記計算部により計算された前記複数の日時における前記駐車場の日陰領域を、1画面中に並べて同時に表示することを特徴とする駐車場案内装置。
【請求項6】
表示対象とする駐車場の形状と位置を示す駐車場情報および前記駐車場の周辺の建物の形状と位置を示す施設情報を含んだ地図情報を記憶する地図情報記憶部と、
任意の日時における太陽の位置を太陽位置情報として計算する太陽位置計算部と、
前記地図情報を地図情報記憶部から読み出す情報読み出し部と、
前記情報読み出し部により読み出された地図情報と、前記太陽位置計算部により計算された太陽位置情報とに基づいて、前記任意の日時における前記駐車場の日向領域を計算する計算部と、
前記計算部により計算された日向領域を表示する表示部とを備えることを特徴とする駐車場案内装置。
【請求項7】
表示対象とする駐車場の形状と位置を示す駐車場情報および前記駐車場の周辺の建物の形状と位置を示す施設情報を含んだ地図情報を地図情報記憶部から読み出す第1のステップと、
任意の日時における太陽の位置を太陽位置情報として計算する第2のステップと、
前記第1のステップにて読み出された地図情報と、前記第2のステップにて計算された太陽位置情報とに基づいて、前記任意の日時における前記駐車場の日陰領域を計算する第3のステップと、
前記第3のステップにて計算された日陰領域を表示する第4のステップを備えることを特徴とする日当たり状況表示方法。
【請求項8】
表示対象とする駐車場の形状と位置を示す駐車場情報および前記駐車場の周辺の建物の形状と位置を示す施設情報を含んだ地図情報を地図情報記憶部から読み出す第1のステップと、
任意の日時における太陽の位置を太陽位置情報として計算する第2のステップと、
前記第1のステップにて読み出された地図情報と、前記第2のステップにて計算された太陽位置情報とに基づいて、前記任意の日時における前記駐車場の日向領域を計算する第3のステップと、
前記第3のステップにて計算された日向領域を表示する第4のステップを備えることを特徴とする日当たり状況表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−275491(P2008−275491A)
【公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−120505(P2007−120505)
【出願日】平成19年5月1日(2007.5.1)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.VICS
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】