説明

ガンマセクレターゼモジュレーター

本発明は、その多くの実施形態において、γセクレターゼのモジュレーターとしての新規クラスの複素環式化合物、このような化合物を調製する方法、1種以上のこのような化合物を含む薬剤組成物、1種以上のこのような化合物を含む医薬製剤を調製する方法、およびこのような化合物または薬剤組成物を用いて1種以上の中枢神経系関連疾患を治療、予防、阻害または改善する方法を提供する。それらは、アミロイドベータ産生を減らすのに特に有用であり、これは、たとえば、アルツハイマーおよびダウン症候群のようなアミロイドベータによって引き起こされる疾患の処置に有効である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
次式:
【化357】

[式中、
(i)RおよびRは、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルもしくは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクレニル部分は、アリールもしくはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、または
(ii)RおよびRは、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルもしくは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクレニル部分は、アリールもしくはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、または
(iii)RおよびRは、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルもしくは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクレニル部分は、アリールもしくはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、または
(iv)RおよびR14は、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルもしくは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクレニル部分は、アリールもしくはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、または
(v)RおよびR14は、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルもしくは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクレニル部分は、アリールもしくはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、または
(vi)RおよびRは、一緒に結合して、5〜14員のアリール、5〜8員のシクロアルキル、5〜8員のシクロアルケニル、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルもしくは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、(a)前記アリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記シクロアルキル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記シクロアルケニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(e)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(f)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(g)前記アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクレニル部分は、アリールもしくはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、または
(vii)RおよびR14は、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルもしくは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルもしくはヘテロシクレニル部分は、アリールもしくはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、
Wは、−S(O)−、−S(O)−または−C(O)−であり、
Uは、結合、−C(O)−、−O−、−N(R)−または−C(R)(R)−であり、
Xは、−N(R14)−または−C(R)(R)−であり、
式(I)中、破線
【化358】

は、(a)唯一の任意選択の結合が存在し得る(すなわち、Xと隣接する環炭素との間に任意選択の結合があり得るか、または窒素と環炭素との間に任意選択の結合があり得るのいずれか)、および(b)窒素(NR部分の)と環炭素との間に任意選択の結合が存在する場合には、R12は存在しない(すなわち、窒素と結合しているR12部分はない)という条件で任意選択の結合を表し、
(Rが、Rと結合していない場合)は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキルのR基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21置換基で任意に置換されており、
(Rが、R、RまたはR14と結合していない場合)は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15(R16)、−S(O)R15、−S(O)15、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル−のR基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、
(Rが、RまたはR14と結合していない場合)は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−のR基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキルからなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−のR基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21置換基で任意に置換されており、
(Rが、RまたはR14と結合していない場合)は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)R15、−S(O)15、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキルのR基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、
(Rが、R、RまたはRと結合していない場合)は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル−、アルケニル−、アルキニル−、アリール−、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル−、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール−、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル−およびヘテロシクリルアルキル−のR基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21で任意に置換されており、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−のR基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21置換基で任意に置換されており、
は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−のR基は各々、1〜3個の独立に選択されたR21置換基で任意に置換されており、
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリルおよびヘテロシクリルアルキル−のR基は各々、1〜3個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、
10は、結合、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アルキルアリール−、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、
【化359】

【化360】

[式中、Xは、O、N(R14)またはSである]からなる群から独立に選択され、ここで、前記R10部分は各々(結合を除く)、1〜3個の独立に選択されたR21置換基で任意に置換されており、
12は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)R15、−S(O)15、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立に選択され、ここで、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル−のR12基は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、
14(R14が、R、RまたはRと結合してない場合)は、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、−CN、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)R15、−S(O)15、−C(=NOR15)R16および−P(O)(OR15)(OR16)からなる群から独立に選択され、前記アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールおよびヘテロアリールアルキル−のR14基は各々、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、
15、R16およびR17は各々、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、アリールシクロアルキル−、アリールヘテロシクリル−、(R18−アルキル−、(R18−シクロアルキル−、(R18−シクロアルキルアルキル−、(R18−ヘテロシクリル−、(R18−ヘテロシクリルアルキル−、(R18−アリール−、(R18−アリールアルキル−、(R18−ヘテロアリール−および(R18−ヘテロアリールアルキルからなる群から独立に選択され、ここで、nは、1〜5であり、
各R18は、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル−、アリールアルケニル−、アリールアルキニル−、−NO、ハロ、ヘテロアリール、HO−アルキルオキシアルキル−、−CF、−CN、−アルキル−CN、−C(O)R19、−C(O)OH、−C(O)OR19、−C(O)NHR20、−C(O)NH、−C(O)NH−C(O)N(アルキル)、−C(O)N(アルキル)(アリール)、−C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、−SR19、−S(O)20、−S(O)NH、−S(O)NH(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アルキル)、−S(O)NH(アリール)、−S(O)NH、−S(O)NHR19、−S(O)NH(ヘテロシクリル)、−S(O)N(アルキル)、−S(O)N(アルキル)(アリール)、−OCF、−OH、−OR20、−O−ヘテロシクリル、−O−シクロアルキルアルキル、−O−ヘテロシクリルアルキル、−NH、−NHR20、−N(アルキル)、−N(アリールアルキル)、−N(アリールアルキル)−(ヘテロアリールアルキル)、−NHC(O)R20、−NHC(O)NH、−NHC(O)NH(アルキル)、−NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、−N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、−NHS(O)20、−NHS(O)NH(アルキル)、−NHS(O)N(アルキル)(アルキル)、−N(アルキル)S(O)NH(アルキル)および−N(アルキル)S(O)N(アルキル)(アルキル)からなる群から独立に選択されるか、
あるいは、隣接する炭素上の2つのR18部分は、一緒に結合して、
【化361】

を形成する場合もあり、
19は、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル−およびヘテロアリールアルキル−からなる群から独立に選択され、
20は、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリールまたはヘテロアリールアルキル−からなる群から独立に選択され、
各R21は、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル−、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル−、アリール、アリールアルキル−、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル−、ハロ、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−CH(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−R15、−CHN(R15)(R16)、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−S(O)R15、=NOR15、−N、−NOおよび−S(O)15からなる群から独立に選択され、ここで、アルキル、シクロアルケニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アルケニルおよびアルキニルのR21基は各々、1〜5個の独立に選択されたR22基で任意に置換されており(当業者には当然のことながら、あるR21基での任意選択のR22置換は、任意のその他のR21基での任意選択のR22置換と無関係であり、同一のR21基上に2以上の任意選択のR22置換基がある場合には、各任意選択のR22置換基は独立に選択される)、
各R22は、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、−CF、−CN、−OR15、−C(O)R15、−C(O)OR15、−アルキル−C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、−SR15、−S(O)N(R15)(R16)、−S(O)N(R15)(R16)、−C(=NOR15)R16、−P(O)(OR15)(OR16)、−N(R15)(R16)、−アルキル−N(R15)(R16)、−N(R15)C(O)R16、−CH−N(R15)C(O)R16、−N(R15)S(O)R16、−N(R15)S(O)16、−CH−N(R15)S(O)16、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)S(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−CH−N(R15)C(O)N(R16)(R17)、−N(R15)C(O)OR16、−CH−N(R15)C(O)OR16、−N、=NOR15、−NO、−S(O)R15および−S(O)15からなる群から独立に選択される]
で示される化合物またはその製薬上許容される塩、溶媒和物、エステルまたはプロドラッグ。
【請求項2】
およびRが、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルまたは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル部分は、アリールまたはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
およびRが、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルまたは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル部分は、アリールまたはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
およびRが、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルまたは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル部分は、アリールまたはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項5】
およびR14が、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルまたは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル部分は、アリールまたはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
およびR14が、一緒に結合して5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルまたは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル部分は、アリールまたはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
およびRが、一緒に結合して、5〜14員のアリール、5〜8員のシクロアルキル、5〜8員のシクロアルケニル、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルまたは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで(a)前記アリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記シクロアルキル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記シクロアルケニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(e)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(f)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(g)前記アリール、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル部分は、アリールまたはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
およびR14が、一緒に結合して、5〜14員のヘテロアリール、5〜8員のヘテロシクリルまたは5〜8員のヘテロシクレニル部分を形成し、ここで、(a)前記ヘテロアリール部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(b)前記ヘテロシクリル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(c)前記ヘテロシクレニル部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されており、(d)前記ヘテロアリール、ヘテロシクリルまたはヘテロシクレニル部分は、アリールまたはヘテロアリール環と任意に縮合しており、縮合から得られた環部分は、1〜5個の独立に選択されたR21基で任意に置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項9】
Wが−C(O)−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項10】
Xが−N(R14)−である、請求項1に記載の化合物。
【請求項11】
Uが結合である、請求項1に記載の化合物。
【請求項12】
がHである、請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
がアルキルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
がメチルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項15】
10が非置換アリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項16】
10が、
【化362】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
10が、1〜3個の独立に選択されたR21部分で置換されたアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項18】
10が、同一であっても異なっていてもよく、各々、ハロ、アルキル、−CN、−NH、−NH(アルキル)、−N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択される、1〜3個の置換基で置換されたアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項19】
10が、1〜3個の独立に選択されたR21部分で置換されたフェニルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項20】
10
【化363】

であり、R10が、同一であっても異なっていてもよく、各々、ハロ、アルキル、CN、NH、NH(アルキル)、N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項21】
10が、非置換ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項22】
10が、同一であっても異なっていてもよく、各々、ハロ、アルキル、CN、NH、NH(アルキル)、N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択される1〜3個の置換基で置換されたヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項23】
10がアリール−であり、前記アリール−が、同一であっても異なっていてもよく、各々、アルコキシ基である、1〜3個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項24】
10が、
【化364】

であり、R10が、同一であっても異なっていてもよく、各々、アルコキシ基である、1〜3個の置換基で置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項25】
10がアリール−であり、メトキシで置換されている、請求項1に記載の化合物。
【請求項26】
10が、
【化365】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項27】
10が、
【化366】

である、請求項1に記載の化合物。
【請求項28】
が、非置換ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項29】
が、同一であっても異なっていてもよく、各置換基が、ハロ、アルキル、CN、NH、NH(アルキル)、N(アルキル)、ヒドロキシおよびアルコキシ基からなる群から独立に選択される、1〜3個の置換基で置換されている、ヘテロアリールである、請求項1に記載の化合物。
【請求項30】
がイミダゾール−1−イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項31】
が4−メチル−イミダゾール−1−イルである、請求項1に記載の化合物。
【請求項32】
21が、アルキル、アルキル−OH、非置換アリールアルキル−、アリール−部分が1〜3個のハロゲンで置換されているアリールアルキル、非置換アリール−およびアリール−が1〜3個のハロゲンで置換されているアリールからなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項33】
21が、アルキル、アルキル−OH、
【化367】

からなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項34】
、R、RおよびRが、同一であっても異なっていてもよく、各々、Hおよびアルキルからなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項35】
、R、RおよびRが、同一であっても異なっていてもよく、各々、Hおよびメチルからなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項36】
−R10−部分が、
【化368】

【化369】

からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項37】
Wが、−C(O)−であり、
Uが、結合または−C(R)(R)−であり、
Xが、−N(R14)−であり、
21が、アルキル、アルキル−OH、
【化370】

からなる群から独立に選択され、
が、Hまたはアルキルであり、
10が、
【化371】

であり、
が、4−メチル−イミダゾール−1−イルである、請求項2に記載の化合物。
【請求項38】
Wが、−C(O)−であり、
Uが、結合または−C(R)(R)−であり、
Xが、−N(R14)−であり、
21が、アルキル、アルキル−OH、
【化372】

からなる群から独立に選択され、
が、Hまたはアルキルであり、
10が、
【化373】

であり、
が、4−メチル−イミダゾール−1−イルである、請求項5に記載の化合物。
【請求項39】
Wが、−C(O)−であり、
Uが、結合または−C(R)(R)−であり、
Xが、−C(R)(R)−であり、
が、アルキル、アルキル−OH、
【化374】

であり、
が、Hまたはアルキルであり、
10が、
【化375】

であり、
が、4−メチル−イミダゾール−1−イルである、請求項3に記載の化合物。
【請求項40】
Wが、−C(O)−であり、
Uが、−C(R)(R)−であり、
Xが、−N(R14)−であり、
が、アルキル、アルキル−OH、
【化376】

であり、
21が、アルキル、アルキル−OH、
【化377】

からなる群から独立に選択され、
が、Hまたはアルキルであり、
10が、
【化378】

であり、
が、4−メチル−イミダゾール−1−イルである、請求項6に記載の化合物。
【請求項41】
Wが、−C(O)−であり、
Uが、−C(R)(R)−であり、
Xが、−C(R)(R)−であり、
が、アルキル、アルキル−OH、
【化379】

であり、
21が、アルキル、アルキル−OH、
【化380】

からなる群から独立に選択され、
が、Hまたはアルキルであり、
10が、
【化381】

であり、
が、4−メチル−イミダゾール−1−イルである、請求項7に記載の化合物。
【請求項42】
およびRが、一緒に結合して、
【化382】

【化383】

【化384】

からなる群から選択される部分を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項43】
およびR14が、一緒に結合して、
【化385】

からなる群から選択される部分を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項44】
およびR14が、一緒に結合して、
【化386】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項45】
およびRが、一緒に結合して、
【化387】

を形成する、請求項1に記載の化合物。
【請求項46】
【化388】

からなる互変異性体の群から選択される、請求項41に記載の化合物。
【請求項47】
【化389】

からなる群から選択され、
が、H、アルキル、
【化390】

からなる群から独立に選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項48】
が、
【化391】

からなる群から独立に選択される、請求項47に記載の化合物。
【請求項49】
Y1、Y2、Y3、A9〜A14、B1〜B15、C3〜C5、D4、E4、E6〜E9、F7〜F19、F20d〜F20h、F21d〜F21h、F22d〜F22h、F23c〜F23h、F24c〜F24h、F25a〜F25h、F26a〜F26h、F27a〜F27h、F28a〜F28h、F29a〜F29h、F30a〜F30h、F31a〜F31h、F32a〜F32h、F33a〜F33h、J1、J2、K7、K8b〜K8h、K9a〜K9h、K10a〜K10h、K11a〜K11h、K12a〜K12h、K13a〜K13h、K14a〜K14h、K15a〜K15h、K16a〜K16h、K17a〜K17h、K18a〜K18h、K19a〜K19h、K20a〜K20h、K21a〜K21h、K22a〜K22hおよびX1〜X11からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項50】
(R)−A9、(R)−B7、F7〜F13、J1、(S)−A9、(S)−B7、F14〜F19、J2、A10、B8、B15およびD3からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項51】
(R)−A9である、請求項1に記載の化合物。
【請求項52】
(S)−A9である、請求項1に記載の化合物。
【請求項53】
A10である、請求項1に記載の化合物。
【請求項54】
(R)−B7である、請求項1に記載の化合物。
【請求項55】
(S)−B7である、請求項1に記載の化合物。
【請求項56】
B8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項57】
B15である、請求項1に記載の化合物。
【請求項58】
C3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項59】
D3である、請求項1に記載の化合物。
【請求項60】
F7である、請求項1に記載の化合物。
【請求項61】
F8である、請求項1に記載の化合物。
【請求項62】
F9である、請求項1に記載の化合物。
【請求項63】
F10である、請求項1に記載の化合物。
【請求項64】
F11である、請求項1に記載の化合物。
【請求項65】
F12である、請求項1に記載の化合物。
【請求項66】
F13である、請求項1に記載の化合物。
【請求項67】
F14である、請求項1に記載の化合物。
【請求項68】
F15である、請求項1に記載の化合物。
【請求項69】
F16である、請求項1に記載の化合物。
【請求項70】
F17である、請求項1に記載の化合物。
【請求項71】
F18である、請求項1に記載の化合物。
【請求項72】
F19である、請求項1に記載の化合物。
【請求項73】
J1である、請求項1に記載の化合物。
【請求項74】
J2である、請求項1に記載の化合物。
【請求項75】
治療有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物と、製薬上許容される担体とを含む薬剤組成物。
【請求項76】
治療有効量の1種以上の請求項49に記載の化合物と、製薬上許容される担体とを含む薬剤組成物。
【請求項77】
有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物と、有効量の1種以上の他の製薬上活性な成分と、製薬上許容される担体とを含み、前記の他の製薬上活性な成分が、(a)アルツハイマー病の治療に有用な薬物、(b)神経組織中、上または周辺にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を治療するのに有用な薬物および(d)γセクレターゼを阻害するのに有用な薬物からなる群から選択される、薬剤組成物。
【請求項78】
有効量の1種以上の請求項49に記載の化合物と、有効量の1種以上の他の製薬上活性な成分と、製薬上許容される担体とを含み、前記の他の製薬上活性な成分が、(a)アルツハイマー病の治療に有用な薬物、(b)神経組織中、上または周辺にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害するのに有用な薬物、(c)神経変性疾患を治療するのに有用な薬物および(d)γセクレターゼを阻害するのに有用な薬物からなる群から選択される、薬剤組成物。
【請求項79】
前記の他の製薬上活性な成分が、BACE阻害剤、ムスカリンアンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、γセクレターゼ阻害剤、γセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体インバースアゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABAインバースアゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害剤、αセクレターゼ活性の促進剤、PDE−10阻害剤、エクセロン、コグネックス、タウキナーゼ阻害剤、抗Aβワクチン、APPリガンド、インスリンを上方調節する薬剤、コレステロール低下剤、コレステロール吸収阻害剤、フィブラート、LXRアゴニスト、LRP模倣体、ニコチン性受容体アゴニスト、H3受容体アンタゴニスト、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、hsp90阻害剤、m1ムスカリン性受容体アゴニスト、5−HT6受容体アンタゴニスト、mGluR1、mGluR5、陽性アロステリックモジュレーターまたはアゴニスト、mGluR2/3アンタゴニスト、神経炎症を低減し得る抗炎症剤、プロスタグランジンEP2受容体アンタゴニスト、PAI−1阻害剤、およびゲルソリンなどのAβ流出を誘導し得る薬剤からなる群から選択される、請求項77に記載の組成物。
【請求項80】
前記の他の製薬上活性な成分が、BACE阻害剤、ムスカリンアンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、γセクレターゼ阻害剤、γセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症剤、N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体インバースアゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABAインバースアゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害剤、αセクレターゼ活性の促進剤、PDE−10阻害剤、エクセロン、コグネックス、タウキナーゼ阻害剤、抗Aβワクチン、APPリガンド、インスリンを上方調節する薬剤、コレステロール低下剤、コレステロール吸収阻害剤、フィブラート、LXRアゴニスト、LRP模倣体、ニコチン性受容体アゴニスト、H3受容体アンタゴニスト、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、hsp90阻害剤、m1ムスカリン性受容体アゴニスト、5−HT6受容体アンタゴニスト、mGluR1、mGluR5、陽性アロステリックモジュレーターまたはアゴニスト、mGluR2/3アンタゴニスト、神経炎症を低減し得る抗炎症剤、プロスタグランジンEP2受容体アンタゴニスト、PAI−1阻害剤、およびゲルソリンなどのAβ流出を誘導し得る薬剤からなる群から選択される、請求項78に記載の組成物。
【請求項81】
コリンエステラーゼ阻害剤、Aβ抗体阻害剤、γセクレターゼ阻害剤およびβセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される治療有効量の1種以上の化合物をさらに含む、請求項75に記載の組成物。
【請求項82】
前記コリンエステラーゼ阻害薬が、塩酸ドネペジルである、請求項77に記載の組成物。
【請求項83】
治療有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物と、製薬上許容される担体と、有効量の1種以上のBACE阻害剤とを含む薬剤組成物。
【請求項84】
治療有効量の1種以上の請求項49に記載の化合物と、製薬上許容される担体と、有効量の1種以上のBACE阻害剤とを含む薬剤組成物。
【請求項85】
中枢神経系の障害を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項86】
アルツハイマー病を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項87】
アルツハイマー病を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、治療有効量の少なくとも1種の請求項49に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項88】
ダウン症候群を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、治療有効量の少なくとも1種の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項89】
ダウン症候群を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、治療有効量の少なくとも1種の請求項49に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項90】
(1)γセクレターゼを調節する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(2)1種以上の神経変性疾患を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(3)神経組織中、上または周辺にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(4)軽度の認知機能障害を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、
(5)緑内障を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(6)脳アミロイド血管症を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(7)脳卒中を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(8)認知症を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(9)小膠細胞症を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(10)脳炎症を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法、または
(11)嗅覚機能喪失を治療する方法であって、このような治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を投与するステップを含む方法。
【請求項91】
BACE阻害剤、ムスカリンアンタゴニスト、コリンエステラーゼ阻害剤、γセクレターゼ阻害剤、γセクレターゼモジュレーター、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、非ステロイド系抗炎症薬、N−メチル−D−アスパラギン酸受容体アンタゴニスト、抗アミロイド抗体、ビタミンE、ニコチン性アセチルコリン受容体アゴニスト、CB1受容体インバースアゴニストまたはCB1受容体アンタゴニスト、抗生物質、成長ホルモン分泌促進物質、ヒスタミンH3アンタゴニスト、AMPAアゴニスト、PDE4阻害剤、GABAインバースアゴニスト、アミロイド凝集の阻害剤、グリコーゲンシンターゼキナーゼβ阻害剤、αセクレターゼ活性の促進剤、PDE−10阻害剤、エクセロン、コグネックス、タウキナーゼ阻害剤、抗Aβワクチン、APPリガンド、インスリンを上方調節する薬剤、コレステロール低下剤、コレステロール吸収阻害剤、フィブラート、LXRアゴニスト、LRP模倣体、ニコチン性受容体アゴニスト、H3受容体アンタゴニスト、ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、hsp90阻害剤、m1ムスカリン性受容体アゴニスト、5−HT6受容体アンタゴニスト、mGluR1、mGluR5、陽性アロステリックモジュレーターまたはアゴニスト、mGluR2/3アンタゴニスト、神経炎症を低減し得る抗炎症薬、プロスタグランジンEP2受容体アンタゴニスト、PAI−1阻害剤およびゲルソリンなどのAβ流出を誘導し得る薬剤からなる群から選択される有効量の1種以上の他の製薬上活性な成分の使用をさらに含む、請求項87に記載の方法。
【請求項92】
アルツハイマー病を治療する方法であって、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を、有効量の
(1)1種以上のコリンエステラーゼ阻害剤、または
(2)塩酸ドネペジル、または
(3)Aβ抗体阻害剤、γセクレターゼ阻害剤およびβセクレターゼ阻害剤からなる群から選択される1種以上の化合物、または
(4)1種以上のBACE阻害剤、または
(5)エクセロン、または
(6)コグネックス、または
(7)タウキナーゼ阻害剤、または
(8)GSK3β阻害剤、cdk5阻害剤およびERK阻害剤からなる群から選択されるタウキナーゼ阻害剤、または
(9)1種の抗Aβワクチン接種、または
(10)1種以上のAPPリガンド、または
(11)インスリン分解酵素を上方調節する1種以上の薬剤および/またはネプリライシン、または
(12)1種以上のコレステロール低下剤、または
(13)スタチンおよびコレステロール吸収阻害剤からなる群から選択される1種以上のコレステロール低下剤、または
(14)アトルバスタチン、フルバスタチン、ロバスタチン、メバスタチン、ピタバスタチン、プラバスタチン、ロスバスタチン、シンバスタチンおよびエゼチミブからなる群から選択される、1種以上のコレステロール低下剤、または
(15)1種以上のフィブラート、または
(16)クロフィブラート、クロフィブリド、エトフィブラートおよびアルミニウムクロフィブラートからなる群から選択される1種以上のフィブラート、または
(17)1種以上のLXRアゴニスト、または
(18)1種以上のLRP模倣体、または
(19)1種以上の5−HT6受容体アンタゴニスト、または
(20)1種以上のニコチン性受容体アゴニスト、または
(21)1種以上のH3受容体アンタゴニスト、または
(22)1種以上のヒストン脱アセチル化酵素阻害剤、または
(23)1種以上のhsp90阻害剤、または
(24)1種以上のm1ムスカリン性受容体アゴニスト、または
(25)1種以上の5−HT6受容体アンタゴニスト、mGluR1、mGluR5もしくは陽性アロステリックモジュレーターもしくはアゴニスト、または
(26)1種以上のmGluR2/3アンタゴニスト、または
(27)1種以上の神経炎症を低減し得る抗炎症薬、または
(28)1種以上のプロスタグランジンEP2受容体アンタゴニスト、または
(29)1種以上のPAI−1阻害剤、または
(30)1種以上の、Aβ流出を誘導し得る薬剤、または
(31)ゲルソリン
と組み合わせて投与するステップを含む方法。
【請求項93】
ダウン症候群を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を、有効量の1種以上のコリンエステラーゼ阻害剤と組み合わせて投与するステップを含む方法。
【請求項94】
ダウン症候群を治療する方法であって、治療を必要とする患者に、有効量の1種以上の請求項1に記載の化合物を、有効量の塩酸ドネペジルと組み合わせて投与するステップを含む方法。
【請求項95】
単一のパッケージ中、別個の容器中に、組み合わせて使用するための薬剤組成物を含むキットであって、1つの容器が、製薬上許容される担体中の有効量の請求項1に記載の化合物を含み、別の容器が、有効量の別の製薬上活性な成分を含み、請求項1の化合物と他の製薬上活性な成分の合わせた量が、(a)アルツハイマー病を治療するのに、または(b)神経組織中、上または周辺にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害するのに、または(c)神経変性疾患を治療するのに、または(d)γセクレターゼの活性を調節するのに有効である、キット。
【請求項96】
単一のパッケージ中、別個の容器中に、組み合わせて使用するための薬剤組成物を含むキットであって、1つの容器が、製薬上許容される担体中の有効量の請求項48に記載の化合物を含み、別の容器が、有効量の別の製薬上活性な成分を含み、請求項48の化合物と他の製薬上活性な成分の合わせた量が、(a)アルツハイマー病を治療するのに、または(b)神経組織中、上または周辺にアミロイドタンパク質が沈着するのを阻害するのに、または(c)神経変性疾患を治療するのに、または(d)γセクレターゼの活性を調節するのに有効である、キット。

【公表番号】特表2010−535762(P2010−535762A)
【公表日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−519957(P2010−519957)
【出願日】平成20年8月4日(2008.8.4)
【国際出願番号】PCT/US2008/009369
【国際公開番号】WO2009/020580
【国際公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【出願人】(596129215)シェーリング コーポレイション (785)
【氏名又は名称原語表記】Schering Corporation
【Fターム(参考)】