グルコキナーゼ仲介疾患を予防および治療するための縮合フェニルアミド複素環化合物
本発明は、式(I):(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩もしくは溶媒和物に関し、式中、環Aは、(4〜12)員のヘテロシクリルであり、環Bは、B(i)およびB(ii)からなる群から選択される縮合ベンゼン環であり、環A、環B、環C、R1、R1a、R2、R3、R4、L2、n、t、wおよびzは、明細書においてと同様に定義される。本発明はまた、式(I)の化合物を含む医薬組成物およびグルコキナーゼの変調により仲介される状態を治療する方法、哺乳動物に有効量の式(I)の化合物を投与することを含む方法に関する。
【化1】
【化1】
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化1】
[式中、
環Aは、(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
環Bは、
【化2】
からなる群から選択される縮合ベンゼン環であり、
ここで、前記式B(i)およびB(ii)のそれぞれで、結合aは、前記環B縮合ベンゼン環を基−L2−R2に結合させており、結合bは、前記環B縮合ベンゼン環を基>C=O−NH−に結合させており、
R1およびR4はそれぞれ独立に、環Cの任意の炭素原子または窒素原子に結合していてよく、
環Cは、場合による二重結合ならびに−O−、−NR5−および−S−からなる群から選択される場合によるヘテロ原子を含有し、
R1、R1aおよびR4はそれぞれ独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルから選択されるか、
R1およびR4は、これらが両方とも環Cの1個の炭素原子に結合している場合、一緒に(3〜10)員のシクロアルキルまたは(4〜10)員のヘテロシクリル環を形成していてもよく、
L2は、>C=O、>C=O−O−、−O−C=O−、−O−C=O−O−、−O−C=O−NR5−、−NR5−(C=O)−、−NR5−(C=O)−O−、−NR5−(C=O)−NR6、−(C=O)−NR5−、−O−、−NR5−、−S(O)j−、−NR5SO2−、−SO2NR5−、−(C=O)NR5SO2−、−SO2NR5(C=O)−または−CR5R6であり、
R2は、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
R5、R6およびR7はそれぞれ独立に、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)p(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)p(4〜10)員のヘテロシクリルから選択され、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、−O−R12、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−(C=O)−NR8R12、−NR8R9、−NR8R12、−NR8OR9、−NR8OR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−O−SO2−R8、−O−SO2−R12、−NR8−S(O)k、−NR12−S(O)k、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR11置換基で置換されていてもよく、
前記R11の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、(CH2)vOH、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−NR8R9および−NR8R12からそれぞれ独立に選択される1から3個のR13置換基で置換されていてもよく、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11およびR12の前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の窒素原子は独立に、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−NR8R9、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルで置換されていてもよく、
R8、R9およびR10はそれぞれ独立に、Hまたは(C1〜C6)アルキルであり、
R12は、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)または−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
p、qおよびvはそれぞれ独立に、0、1、2、3、4または5であり、
w、nおよびjはそれぞれ独立に、0、1または2であり、
kは、1または2であり、
tおよびzはそれぞれ独立に、1、2、3または4であり、
ただし、化合物(I)が式
【化3】
(式中、
環Aは、ピリジン−2−イルまたはチアゾール−2−イルであり、
L2は、−O−であり、
R2は、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルである)
を有する場合、
R2は、−SO2−(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−(C=O)−R12、−(C=O)−NR8R9および−(C=O)−NR8R12からそれぞれ独立に選択されるR11置換基によりさらに置換されている]。
【請求項2】
前記式(I)の化合物が、(II)(III)、(IV)および(V)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化4】
[式中、
環Aは、(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
L1は、−O−、−NR5−、−S−または−CR5R6−であり、
R1、R1aおよびR4はそれぞれ独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルから選択されるか、
R1およびR4は、これらが両方ともL1を含有する環の1個の炭素原子に結合している場合、一緒に(3〜10)員のシクロアルキルまたは(4〜10)員のヘテロシクリル環を形成していてもよく、
L1を含有する環は、場合による二重結合を含有し、
L2は、>C=O、>C=O−O−、−O−C=O−、−O−C=O−O−、−O−C=O−NR5−、−NR5−(C=O)−、−NR5−(C=O)−O−、−NR5−(C=O)−NR6、−(C=O)−NR5−、−O−、−NR5−、−S(O)j−、−NR5SO2−、−SO2NR5−、−(C=O)NR5SO2−、−SO2NR5(C=O)−または−CR5R6であり、
R2は、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
R5、R6およびR7はそれぞれ独立に、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)p(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)p(4〜10)員のヘテロシクリルから選択され、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、−O−R12、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−(C=O)−NR8R12、−NR8R9、−NR8R12、−NR8OR9、−NR8OR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−O−SO2−R8、−O−SO2−R12、−NR8−S(O)k、−NR12−S(O)k、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR11置換基で置換されていてもよく、
前記R11の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、(CH2)vOH、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−(C=O)−NR8R12、−NR8R9および−NR8R12からそれぞれ独立に選択される1から3個のR13置換基で置換されていてもよく、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11およびR12の前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の窒素原子は独立に、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−NR8R9、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルで置換されていてもよく、
R8、R9およびR10はそれぞれ独立に、Hまたは(C1〜C6)アルキルであり、
R12は、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)または−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
p、qおよびvはそれぞれ独立に、0、1、2、3、4または5であり、
mは、0、1、2または3であり、
w、nおよびjはそれぞれ独立に、0、1または2であり、
kは、1または2であり、
tおよびzはそれぞれ独立に、1、2、3または4である]。
【請求項3】
前記式(II)の化合物が、
【化5】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
前記式(III)の化合物が、
【化6】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
前記式(IV)の化合物が、
【化7】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
前記式(V)の化合物が、
【化8】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
前記環Aが、オキサジアゾリル、トリアゾリル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ピリジニルシクロヘキシルおよびナフチリジニルからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
式(I)の化合物が、(VIa)、(VIb)、(VIc)および(VId)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化9】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−S−であり、
ただし、式(VIa)中、
環Aが、ピリジン−2−イルまたはチアゾール−2−イルであり、
L1が、−O−であり、
L2が、−O−であり、
R2が、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルである場合、
R2は、−SO2−(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−(C=O)−R12、−(C=O)−NR8R9または−(C=O)−NR8R12からそれぞれ独立に選択されるR11置換基によりさらに置換されている]。
【請求項9】
式(I)の化合物が、(VIIa)、(VIIb)、(VIIc)および(VIId)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化10】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−S−である]。
【請求項10】
式(I)の化合物が、(VIIIa)、(VIIIb)、(VIIIc)および(VIIId)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化11】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−S−である]。
【請求項11】
式(I)の化合物が、(IXa)、(IXb)、(IXc)および(IXd)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化12】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−CR5R6であり、
L1および−C=O−を含有する環は、場合による二重結合をさらに含有する]。
【請求項12】
L1が、−O−である請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
R3が、H、シアノ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R6、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6または−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
【化13−1】
【化13−2】
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項15】
有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項1】
式(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化1】
[式中、
環Aは、(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
環Bは、
【化2】
からなる群から選択される縮合ベンゼン環であり、
ここで、前記式B(i)およびB(ii)のそれぞれで、結合aは、前記環B縮合ベンゼン環を基−L2−R2に結合させており、結合bは、前記環B縮合ベンゼン環を基>C=O−NH−に結合させており、
R1およびR4はそれぞれ独立に、環Cの任意の炭素原子または窒素原子に結合していてよく、
環Cは、場合による二重結合ならびに−O−、−NR5−および−S−からなる群から選択される場合によるヘテロ原子を含有し、
R1、R1aおよびR4はそれぞれ独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルから選択されるか、
R1およびR4は、これらが両方とも環Cの1個の炭素原子に結合している場合、一緒に(3〜10)員のシクロアルキルまたは(4〜10)員のヘテロシクリル環を形成していてもよく、
L2は、>C=O、>C=O−O−、−O−C=O−、−O−C=O−O−、−O−C=O−NR5−、−NR5−(C=O)−、−NR5−(C=O)−O−、−NR5−(C=O)−NR6、−(C=O)−NR5−、−O−、−NR5−、−S(O)j−、−NR5SO2−、−SO2NR5−、−(C=O)NR5SO2−、−SO2NR5(C=O)−または−CR5R6であり、
R2は、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
R5、R6およびR7はそれぞれ独立に、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)p(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)p(4〜10)員のヘテロシクリルから選択され、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、−O−R12、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−(C=O)−NR8R12、−NR8R9、−NR8R12、−NR8OR9、−NR8OR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−O−SO2−R8、−O−SO2−R12、−NR8−S(O)k、−NR12−S(O)k、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR11置換基で置換されていてもよく、
前記R11の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、(CH2)vOH、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−NR8R9および−NR8R12からそれぞれ独立に選択される1から3個のR13置換基で置換されていてもよく、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11およびR12の前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の窒素原子は独立に、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−NR8R9、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルで置換されていてもよく、
R8、R9およびR10はそれぞれ独立に、Hまたは(C1〜C6)アルキルであり、
R12は、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)または−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
p、qおよびvはそれぞれ独立に、0、1、2、3、4または5であり、
w、nおよびjはそれぞれ独立に、0、1または2であり、
kは、1または2であり、
tおよびzはそれぞれ独立に、1、2、3または4であり、
ただし、化合物(I)が式
【化3】
(式中、
環Aは、ピリジン−2−イルまたはチアゾール−2−イルであり、
L2は、−O−であり、
R2は、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルである)
を有する場合、
R2は、−SO2−(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−(C=O)−R12、−(C=O)−NR8R9および−(C=O)−NR8R12からそれぞれ独立に選択されるR11置換基によりさらに置換されている]。
【請求項2】
前記式(I)の化合物が、(II)(III)、(IV)および(V)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化4】
[式中、
環Aは、(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
L1は、−O−、−NR5−、−S−または−CR5R6−であり、
R1、R1aおよびR4はそれぞれ独立に、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルから選択されるか、
R1およびR4は、これらが両方ともL1を含有する環の1個の炭素原子に結合している場合、一緒に(3〜10)員のシクロアルキルまたは(4〜10)員のヘテロシクリル環を形成していてもよく、
L1を含有する環は、場合による二重結合を含有し、
L2は、>C=O、>C=O−O−、−O−C=O−、−O−C=O−O−、−O−C=O−NR5−、−NR5−(C=O)−、−NR5−(C=O)−O−、−NR5−(C=O)−NR6、−(C=O)−NR5−、−O−、−NR5−、−S(O)j−、−NR5SO2−、−SO2NR5−、−(C=O)NR5SO2−、−SO2NR5(C=O)−または−CR5R6であり、
R2は、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルであり、
R3は、H、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R7、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6、−S(O)kNR5R6、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−O−SO2−R5、−NR5−S(O)k、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)、−(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)q(C=O)(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(C6〜C10)アリール、−(CR5R6)vO(CR5R6)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR5R6)qS(O)j(CR5R6)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
R5、R6およびR7はそれぞれ独立に、H、(C1〜C6)アルキル、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)p(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)p(4〜10)員のヘテロシクリルから選択され、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、ヒドロキシ、−O−R12、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−(C=O)−NR8R12、−NR8R9、−NR8R12、−NR8OR9、−NR8OR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−S(O)j(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−O−SO2−R8、−O−SO2−R12、−NR8−S(O)k、−NR12−S(O)k、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(C6〜C10)アリール、−(CR8R9)vO(CR8R9)q(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(C6〜C10)アリールおよび−(CR8R9)qS(O)j(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルからそれぞれ独立に選択される1から3個のR11置換基で置換されていてもよく、
前記R11の前記(C1〜C6)アルキル、前記(3〜10)員のシクロアルキル、前記(C6〜C10)アリールおよび前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の炭素原子は独立に、ハロ、シアノ、ニトロ、−CF3、−CHF2、−CH2F、トリフルオロメトキシ、アジド、(CH2)vOH、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−R12、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−O−R12、−O−(C=O)−R8、−O−(C=O)−R12、−NR8(C=O)−R10、−(C=O)−NR8R9、−(C=O)−NR8R12、−NR8R9および−NR8R12からそれぞれ独立に選択される1から3個のR13置換基で置換されていてもよく、
前記R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R11およびR12の前記(4〜10)員のヘテロシクリルの任意の窒素原子は独立に、(C1〜C6)アルキル、(C2〜C6)アルケニル、(C2〜C6)アルキニル、−(C=O)−R8、−(C=O)−O−R8、−(C=O)−NR8R9、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)、−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリル、−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(C6〜C10)アリールまたは−(CR8R9)q(C=O)(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルで置換されていてもよく、
R8、R9およびR10はそれぞれ独立に、Hまたは(C1〜C6)アルキルであり、
R12は、−(CR8R9)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR8R9)v(C6〜C10アリール)または−(CR8R9)v(4〜10)員のヘテロシクリルであり、
p、qおよびvはそれぞれ独立に、0、1、2、3、4または5であり、
mは、0、1、2または3であり、
w、nおよびjはそれぞれ独立に、0、1または2であり、
kは、1または2であり、
tおよびzはそれぞれ独立に、1、2、3または4である]。
【請求項3】
前記式(II)の化合物が、
【化5】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
前記式(III)の化合物が、
【化6】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
前記式(IV)の化合物が、
【化7】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項6】
前記式(V)の化合物が、
【化8】
からなる群から選択される請求項2に記載の化合物。
【請求項7】
前記環Aが、オキサジアゾリル、トリアゾリル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、イミダゾリニル、ピラゾリル、ピラゾリニル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ピリジニルシクロヘキシルおよびナフチリジニルからなる群から選択される請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
式(I)の化合物が、(VIa)、(VIb)、(VIc)および(VId)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化9】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−S−であり、
ただし、式(VIa)中、
環Aが、ピリジン−2−イルまたはチアゾール−2−イルであり、
L1が、−O−であり、
L2が、−O−であり、
R2が、(C1〜C6)アルキル、−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキル、−(CR5R6)v(C6〜C10アリール)または−(CR5R6)v(4〜12)員のヘテロシクリルである場合、
R2は、−SO2−(C1〜C6)アルキル、−S(O)jR12、−S(O)kNR8R9、−S(O)kNR8R12、−(C=O)−R12、−(C=O)−NR8R9または−(C=O)−NR8R12からそれぞれ独立に選択されるR11置換基によりさらに置換されている]。
【請求項9】
式(I)の化合物が、(VIIa)、(VIIb)、(VIIc)および(VIId)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化10】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−S−である]。
【請求項10】
式(I)の化合物が、(VIIIa)、(VIIIb)、(VIIIc)および(VIIId)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化11】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−S−である]。
【請求項11】
式(I)の化合物が、(IXa)、(IXb)、(IXc)および(IXd)からなる群から選択される請求項1に記載の化合物
【化12】
[式中、L1は、−O−、−NR5−または−CR5R6であり、
L1および−C=O−を含有する環は、場合による二重結合をさらに含有する]。
【請求項12】
L1が、−O−である請求項2に記載の化合物。
【請求項13】
R3が、H、シアノ、(C1〜C6)アルコキシ、(C1〜C6)アルキル、−(C=O)−R5、−(C=O)−O−R5、−O−(C=O)−R5、−NR5(C=O)−R6、−(C=O)−NR5R6、−NR5R6、−NR5OR6または−(CR5R6)v(3〜10)員のシクロアルキルである請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
【化13−1】
【化13−2】
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項15】
有効量の請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【公表番号】特表2009−534369(P2009−534369A)
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−505990(P2009−505990)
【出願日】平成19年4月11日(2007.4.11)
【国際出願番号】PCT/IB2007/001035
【国際公開番号】WO2007/122482
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月11日(2007.4.11)
【国際出願番号】PCT/IB2007/001035
【国際公開番号】WO2007/122482
【国際公開日】平成19年11月1日(2007.11.1)
【出願人】(397067152)ファイザー・プロダクツ・インク (504)
【Fターム(参考)】
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