説明

スロットマシン

【課題】有利な状態において遊技の興趣を向上させるとともに射幸性が高まりすぎてしまう不都合の発生を防止することができるスロットマシンを提供することである。
【解決手段】ナビストックを有する状態において、ナビ演出を実行するATと、次回ATを制御可能にするまでの潜伏期間とに移行可能なスロットマシンであって、ATに移行されている場合であって操作手順に応じて入賞ライン数が異なるようにリール制御が行なわれるメロン当選時に、より多い入賞ラインに当該メロンを入賞させるための操作手順を報知するためのナビ演出を実行し、獲得したナビストックを消費する間においてすでに移行された潜伏期間に基づき、すでに5回以上連続して比較的短い潜伏期間に移行されており特殊条件が成立しているとき(SA02でNO)には、特殊条件が成立していないときと比べて、決定され得る潜伏期間の期待値である平均ゲーム数が多くなるように決定する(SA03、SA07)。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技用価値を用いて1ゲームに対して賭数を設定することによりゲームが開始可能となるとともに、複数種類の図柄を変動表示させる可変表示装置に表示結果が導出されることにより1ゲームが終了し、該可変表示装置の表示結果として所定の入賞ライン上に導出表示された図柄の組合せに応じて入賞が発生可能とされたスロットマシンであって、
前記可変表示装置に表示結果が導出されるより前に前記入賞を発生させる入賞図柄の組合せの前記入賞ライン上への導出を許容するか否かを決定する事前決定手段と、
前記可変表示装置に表示結果を導出させるための操作を受付ける導出操作受付手段と、
前記事前決定手段の決定結果および前記導出操作受付手段が受付けた操作に応じて、前記可変表示装置に表示結果を導出させる制御を行なう導出制御手段と、
前記入賞を発生させる入賞図柄の組合せのうち遊技用価値の付与を伴う付与入賞図柄の組合せが前記入賞ライン上に導出されたときに、所定量の遊技用価値を遊技者に付与する遊技用価値付与手段と、
報知期間において前記事前決定手段の決定結果に応じて情報を報知する報知手段と、
所定契機の成立により有利条件が設定されたことに基づいて制御される状態であって、当該有利条件に対応する有利終了条件が成立して前記有利条件が設定されていない通常状態となるまで、前記報知期間となる割合が前記通常状態であるときよりも高い有利状態に制御する有利状態制御手段と、
前記有利状態において報知期間が終了した後に再び報知期間となり得るまでの非報知期間を決定する非報知期間決定手段と、を備え、
前記遊技用価値付与手段は、前記付与入賞図柄の組合せのうち特定の付与入賞図柄の組合せについて、該特定の付与入賞図柄の組合せが導出された入賞ラインの数に応じて異なる量の遊技用価値を付与し、
前記導出制御手段は、
前記事前決定手段の決定結果が第1特定結果となった場合に、当該第1特定結果に対応して予め定められた第1手順で前記導出操作受付手段により操作が受付けられたことを条件として、前記特定の付与入賞図柄の組合せを前記可変表示装置に定められた複数の入賞ラインのうち2以上の入賞ラインに導出させ、該第1手順と異なる手順で前記導出操作受付手段により操作が受付けられたことを条件として、前記特定の付与入賞図柄の組合せを前記第1手順で前記導出操作受付手段により操作が受付けられたときよりも少ない数の入賞ラインに導出させ、
前記事前決定手段の決定結果が第2特定結果となった場合に、前記第1手順と異なる手順であって当該第2特定結果に対応して予め定められた第2手順で前記導出操作受付手段により操作が受付けられたことを条件として、前記特定の付与入賞図柄の組合せを前記複数の入賞ラインのうち2以上の入賞ラインに導出させ、該第2手順と異なる手順で前記導出操作受付手段により操作が受付けられたことを条件として、前記特定の付与入賞図柄の組合せを前記第2手順で前記導出操作受付手段により操作が受付けられたときよりも少ない数の入賞ラインに導出させ、
前記報知手段は、前記報知期間において、前記事前決定手段の決定結果が前記第1特定結果となった場合には前記第1手順を特定するための情報を報知し、前記事前決定手段の決定結果が前記第2特定結果となった場合には前記第2手順を特定するための情報を報知し、
前記非報知期間決定手段は、一の報知期間以前の非報知期間が所定期間以下であることを示す特殊条件が成立している場合には、成立していない場合に比べて、当該一の報知期間終了後の非報知期間の期待値が大きくなるように非報知期間を決定することを特徴とする、スロットマシン。
【請求項2】
前記有利状態制御手段は、前記報知期間となり得る期間が特定期間となる一の有利状態に制御させる有利条件が前記所定契機の所定回の成立により設定される場合には、前記所定回よりも多い特定回の成立により設定される場合に比べて、当該一の有利状態に制御されることに起因して付与されることが期待される遊技用価値の総数と賭数の設定に用いられる遊技用価値の総数との差である獲得期待数が少なくなるように前記有利状態を制御するための特定制御を行なうことを特徴とする、請求項1に記載のスロットマシン。
【請求項3】
前記非報知期間決定手段は、前記特殊条件が成立している場合にのみ、前記一の報知期間終了後の非報知期間が前記非報知期間として決定し得る所定範囲内の期間のうち最大期間となり得るように非報知期間を決定することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のスロットマシン。
【請求項4】
前記非報知期間決定手段は、前記特殊条件が成立している場合に、前記一の報知期間終了後の非報知期間が前記有利状態のうち前記一の報知期間に移行されている間において付与されることが期待される遊技用価値の総数と賭数の設定に用いられる遊技用価値の総数との差である獲得期待数以上の遊技用価値を消費する期間となり得るように非報知期間を決定することを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のスロットマシン。
【請求項5】
前記可変表示装置は、前記複数種類の図柄を変動表示させる変動表示領域を複数有し、
前記特定の付与入賞図柄の組合せは、前記入賞ライン上であって前記複数の変動表示領域のうち所定の変動表示領域に所定の図柄が導出されることにより、当該所定の変動表示領域と異なる他の変動表示領域に導出される図柄との組合せに関わらず、前記入賞を発生させる入賞図柄の組合せであり、
前記導出制御手段は、
前記事前決定手段の決定結果が前記第1特定結果となった場合において、前記他の変動表示領域について、前記導出操作受付手段により受付けられた操作が前記第1手順であるか否かで異なる制御を行ない、
前記事前決定手段の決定結果が前記第2特定結果となった場合において、前記他の変動表示領域について、前記導出操作受付手段により受付けられた操作が前記第2手順であるか否かで異なる制御を行なうことを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のスロットマシン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【公開番号】特開2012−10769(P2012−10769A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−147898(P2010−147898)
【出願日】平成22年6月29日(2010.6.29)
【出願人】(000144153)株式会社三共 (5,148)
【Fターム(参考)】